JP2009170144A - シートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置 - Google Patents

シートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置 Download PDF

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雄也 天満
Terumitsu Ozawa
輝充 小澤
Masahiko Onuma
昌彦 尾沼
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Abstract

【課題】スライダをスライド移動させて電動機能を動作させる場合であっても、多くの電動機能を動作させることができるシートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置を提供することである。
【解決手段】開口40aを有するケース状のハウジング40と、このハウジング40の内部の基点位置から所定の方向へスライド移動可能なスライダ50と、このスライダ50を基点位置から所定の方向へスライド移動させたときに動作する主スイッチ71、72、73、74とからなるシートスイッチ装置であって、スライダ50がハウジング40の基点位置にあるときに、ハウジング40の開口40a側からスライダ50を押圧操作することによって動作する補助スイッチ60が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置に関し、詳しくは、スライダをスライド移動させて電動機能を動作させるシートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置に関する。
従来より、例えば、リクライニング機能やシートスライド機能等の各種の電動機能を備えた車両用シートが知られている。この車両用シートのシートクッションのアウター側(ドア側)のシールドには、シートクッションに着座した乗員(以降、単に「乗員」と記す)が操作可能なシートスイッチ装置が組み付けられている。このシートスイッチ装置には、各種の電動機能を動作させるスライダが設けられており、このスライダの操作部となっているノブを乗員が上下前後にスライド移動させることで、このスライド移動に対応する2種の電動機能が個別に動作する構成となっている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平6−48228号公報
上述したシートスイッチ装置では、スライダのスライド移動方向が上下方向と前後方向の2方向であるため、2種の電動機能しか動作させることができなかった。そのため、多くの電動機能を動作させたい場合には、シートスイッチ装置の数を増加させなければいけなかった。しかしながら、シートスイッチ装置の数を増加させると、乗員は、所望する電動機能に対応するシートスイッチ装置と異なるシートスイッチ装置を間違えて操作してしまうことがあり、乗員にとって操作性が悪くなるという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、スライダをスライド移動させて電動機能を動作させる場合であっても、多くの電動機能を動作させることができるシートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、開口を有するケース状のハウジングと、このハウジングの内部の基点位置から所定の方向へスライド移動可能なスライダと、このスライダを基点位置から所定の方向へスライド移動させたときに動作する主スイッチと、からなるシートスイッチ装置であって、スライダがハウジングの基点位置にあるときに、ハウジングの開口側からスライダを押圧操作することによって動作する補助スイッチが設けられていることを特徴とする。
このシートスイッチ装置によれば、スライダをスライド移動させることで動作する主スイッチだけでなく、スライダを押圧することで動作する補助スイッチも備えている。そのため、補助スイッチの動作の有無を検出することで、多くの電動機能を動作させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置であって、複数のプログラムと補助スイッチの動作回数とを記憶可能な記憶部を備えており、記憶した動作回数に応じて、複数のプログラムの中から予め指定のプログラムに切り替えることを特徴とする。
この制御装置によれば、多くのプログラムを記憶している場合であっても、補助スイッチを動作させるだけで、多くのプログラムの中から所望するプログラムのみを動作させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の制御装置であって、記憶した動作回数は、補助スイッチの次の動作が記憶されるまでに所定の時間が経過するとリセットされることを特徴とする。
この制御装置によれば、記憶部が記憶した補助スイッチの動作回数は自動でリセットされるため、新たに、乗員が補助スイッチを動作させるとき、その動作回数を認識し易い。すなわち、乗員は、補助スイッチの動作回数は0を起点に考えることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜7を用いて説明する。図1は、本発明の実施例に係るシートスイッチ装置を適用させた助手席の全体斜視図である。図2は、図1のシートスイッチ装置の分解斜視図である。図3は、図1のA−A線断面図である。図4は、図1のB−B線断面図である。図5は、図1に記載のノブの位置と助手席に設けられた各電動機能を動作させる位置との対応関係を示す図である。
図6は、図3のノブをポジションP1に移動させたときの状態を示している。図7は、図3のノブを押圧操作したときの状態を示している。なお、以下の説明にあたって、上、下、前、後、左、右を記した場合、図2〜7に示した上、下、前、後、左、右の方向、すなわち、シートバックを基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。
まず、本発明のシートスイッチ装置を適用させた車両用シート1の構成と、このシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置の構成を個別に説明する。
はじめに、図1を参照して、車両用シート1の構成を説明する。この車両用シート1は、乗員の着座部となるシートクッション10と、このシートクッション10に対して傾動可能に構成され乗員の背凭れ部となるシートバック20と、このシートバック20の頂部に組み付けられ乗員の後頭部を支える支承部となるヘッドレスト30とから構成されている。なお、車両用シート1の例として、例えば、自動車内に配置される助手席を例に説明することとする。
この車両用シート1には、6種の電動機能a、b、c、d、e、fが備えられている。以下に、これら各電動機能a、b、c、d、e、fを個別に説明する。電動機能aは、シートクッション10に対してシートバック20を傾動させる機能(所謂、リクライニング機能)である。電動機能bは、シートバック20に対してヘッドレスト30を昇降させる機能(所謂、ヘッドレスト昇降機能)である。電動機能cは、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の前後位置を移動させる機能(所謂、ランバーサポート前後機能)である。
電動機能dは、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を移動させる機能(所謂、ランバーサポート昇降機能)である。電動機能eは、シートバック20の上側部を下側部に対して略く字状に前倒しさせる機能(所謂、シートバック中折れ機能)である。電動機能fは、シートバック20の両脇部を内外に向けてそれぞれ寄せる機能(所謂、サイドサポート機能)である。なお、これら各電動機能a、b、c、d、e、fは、図示しない駆動手段(例えば、モータ、シリンダ等)によって動作する構成となっている。また、これら各電動機能a、b、c、d、e、fは、公知の電動機能であるため、その詳細説明は省略することとする。
次に、図2〜4を参照して、上述した車両用シート1のシートクッション10のアウター側(図示しないドア側)のシールド80に組み付けられているシートスイッチ装置を説明する。このシートスイッチ装置は、主として、ハウジング40と、スライダ50とから構成されている。以下に、これら各構成部材40、50を個別に説明していく。
はじめに、ハウジング40から順に説明する。ハウジング40は、開口40aを有するケース状の部材であり、円板状の底板40bと、その周縁に立設された側板40cとから構成されている。底板40bの表面の中心には、開口40a側に向けて補助スイッチ60が設けられている。この補助スイッチ60は、底板40bの表面に組み付けられる基部60aと、後述するスライダ50の押圧部50bによって押圧されると動作状態となる接触部60bとから構成されている。
この動作状態になると、接触部60bは基部60aの内部に入り込む格好となっている(図7参照)。そして、この押圧が解除されると、基部60aの内部に設けられた付勢手段(図示しない)の復元力によって接触部60bは戻される格好となっている。なお、補助スイッチ60は、制御ケーブル60cを介して後述する制御装置(図示しない)に対して電気的に接続されている。これにより、制御装置は、補助スイッチ60が動作したか否かを検出することができる。
図2〜4に戻って、底板40bの表面の中心を基点位置とする半径方向の四方には、上述した補助スイッチ60と同様に構成されている、すなわち、基部71a、72a、73a、74aと接触部71b、72b、73b、74bとから構成されている主スイッチ71、72、73、74が等間隔となるように設けられている。このとき、各基部71a、72a、73a、74aは、台座41を介して底板40bの表面に組み付けられている。この台座41により、各主スイッチ71、72、73、74では、スライダ50をスライド移動させるだけで、その押圧部50bが各接触部71b、72b、73b、74bを押圧する格好となる。そのため、各主スイッチ71、72、73、74を動作させるとき、ハウジング40の開口側からスライダ50の押圧操作が不要となっている。
これに対し、既に説明した補助スイッチ60では、台座41の板厚に相当する距離だけ、スライダ50を押圧操作することでスライダ50の押圧部50bが補助スイッチ60の接触部60bを押圧する格好となる。そのため、補助スイッチ60を動作させるとき、ハウジング40の開口側からスライダ50の押圧操作が必要となっている。なお、各主スイッチ71、72、73、74も、補助スイッチ60と同様に、制御ケーブル71c、72c、73c、74cを介して後述する制御装置(図示しない)に電気的に接続されている。これにより、制御装置は、各主スイッチ71、72、73、74が動作したか否かを個別に検出することができる。
また、底板40bの表面のうち、補助スイッチ60と各主スイッチ71、72、73、74との間には、板ばね62、62、62、62がそれぞれ組み付けられている。このとき、各板ばね62は、その長手方向の中央部がハウジング40の開口40a側に向けて突出するように撓んだ状態でそれぞれ組み付けられている。
次に、スライダ50を説明する。スライダ50は、ハウジング40の内部に収容される略円柱状の部材である。この一方の面には、既に説明した押圧部50bが形成されている。一方、この他方の面には、後述するシールド80の切欠80aを貫通可能な軸50cが形成されている。そして、軸50cの先端には、車両用シート1に着座した乗員が操作可能なノブ52が組み付け可能となっている。
続いて、上述したハウジング40とスライダ50によって構成されているシートスイッチ装置の組み立て方法を説明する。
まず、ハウジング40の内部にスライダ50を配置する。このとき、スライダ50の押圧部50bがハウジング40の底板40bの中心に位置するように、ハウジング40の内部にスライダ50を配置する。
次に、スライダ50の軸50cをシールド80に形成された十字状の切欠80aに貫通させた状態で、ハウジング40の外周面に形成されたフランジ40dをシールド80の内面に形成されたフック80bに嵌め込ませ、ハウジング40をシールド80に対して一体となるように保持させる。このとき、各主スイッチ71、72、73、74は、その配置位置がシートバック20を基準にしたときの上下前後方向となるように設定されている。そして、シールド80の切欠80aから突出したスライダ50の軸50cにノブ52の嵌合溝52aを嵌め込ませ、ノブ52をスライダ50に対して一体となるように保持させ、シートスイッチ装置は完成する。
このように組み立てると、ノブ52を上下前後の四方にスライド移動させることによって、スライダ50の押圧部50bを4枚の板ばね62に沿って上下前後の四方に移動させることができる。そして、この移動に伴って、各主スイッチ71、72、73、74を個別に動作させることができる。また、スライダ50の押圧部50bがハウジング40の底板40bの表面の中心に位置しているとき、ハウジング40の開口側からノブ52を押圧操作することで補助スイッチ60を動作させることができる。
なお、説明の便宜上、図5に示すように、スライダ50の軸50cがシールド80の切欠80aの中央に位置しているときのノブ52の位置をポジションP0と記す。このポジションP0では、スライダ50の押圧部50bは補助スイッチ60と向かい合う位置となっている。
これと同様に、スライダ50の軸50cがシールド80の切欠80aの上部に位置しているときのノブ52の位置をポジションP1と記す。このポジションP1では、スライダ50の押圧部50bは補助スイッチ60の上側に配置された主スイッチ71を動作させた状態となっている。また、これと同様に、スライダ50の軸50cがシールド80の切欠80aの下部に位置しているときのノブ52の位置をポジションP2と記す。このポジションP2では、スライダ50の押圧部50bは補助スイッチ60の下側に配置された主スイッチ72を動作させた状態となっている。
また、これと同様に、スライダ50の軸50cがシールド80の切欠80aの前部に位置しているときのノブ52の位置をポジションP3と記す。このポジションP3では、スライダ50の押圧部50bは補助スイッチ60の前側に配置された主スイッチ73を動作させた状態となっている。また、これと同様に、スライダ50の軸50cがシールド80の切欠80aの後部に位置しているときのノブ52の位置をポジションP4と記す。このポジションP4では、スライダ50の押圧部50bは補助スイッチ60の後側に配置された主スイッチ74を動作させた状態となっている。
続いて、制御装置の構成を説明する。制御装置は、車両のインストルメントパネル(図示しない)の内部に配置されており、主として、演算部と記憶部とから構成されている。また、制御装置は、既に説明した6種の電動機能a、b、c、d、e、f、補助スイッチ60および各主スイッチ71、72、73、74と電気的に接続されている。また、制御装置は、その記憶部に補助スイッチ60の動作回数を記憶させることができる。
そして、制御装置の演算部は、例えば、補助スイッチ60の動作回数が0回と記憶されているときに、主スイッチ71が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20に対してヘッドレスト30を上昇させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20に対してヘッドレスト30を上昇させることができる。
これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が0回と記憶されているときに、主スイッチ72が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20に対してヘッドレスト30を下降させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20に対してヘッドレスト30を下降させることができる。
また、これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が0回と記憶されているときに、主スイッチ73が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートクッション10に対してシートバック20を前側に傾動させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートクッション10に対してシートバック20を前側に傾動させることができる。
また、これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が0回と記憶されているときに、主スイッチ74が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートクッション10に対してシートバック20を後側に傾動させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートクッション10に対してシートバック20を後側に傾動させることができる。
また、制御装置の演算部は、例えば、補助スイッチ60の動作回数が1回と記憶されているときに、主スイッチ71が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を上側へ移動させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を上側へ移動させることができる。
これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が1回と記憶されているときに、主スイッチ72が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を下側へ移動させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を下側へ移動させることができる。
また、これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が1回と記憶されているときに、主スイッチ73が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を前側へ移動させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を前側へ移動させることができる。
また、これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が1回と記憶されているときに、主スイッチ74が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を後側へ移動させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を後側へ移動させることができる。
また、制御装置の演算部は、例えば、補助スイッチ60の動作回数が2回と記憶されているときに、主スイッチ71が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の両脇部を内側に向けてそれぞれ寄せるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の両脇部を内側に向けてそれぞれ寄せることができる。
これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が2回と記憶されているときに、主スイッチ72が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の両脇部を外側に向けてそれぞれ寄せるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の両脇部を外側に向けてそれぞれ寄せることができる。
また、これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が2回と記憶されているときに、主スイッチ73が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の上側部を下側部に対して略く字状に前倒しさせるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の上側部を下側部に対して略く字状に前倒しさせることができる。
また、これと同様に、制御装置の演算部は、補助スイッチ60の動作回数が2回と記憶されているときに、主スイッチ74が動作状態になると、記憶部に記憶のプログラムのうち、シートバック20の上側部が下側部に対して略く字状に前倒しの状態を解除させるプログラムが動作するように構成されている。これにより、シートバック20の上側部が下側部に対して略く字状に前倒しの状態を解除させることができる。
なお、記憶部に記憶された補助スイッチ60の動作回数は、補助スイッチ60の次の入力が記憶されるまでに5秒経過すると、その記憶した動作回数は0回に戻されるように設定されている。また、記憶部に記憶された補助スイッチ60の動作回数は、乗員が認識できるように、車両内の表示手段(例えば、ナビゲーションシステムの表示モニタ)に表示可能となっている。
このとき、補助スイッチ60の動作回数ではなく、この動作回数に応じた電動機能の名称を表示手段に表示させてもよい。その場合、例えば、補助スイッチ60の動作回数が0回の場合、表示手段にはリクライニング機能、ヘッドレスト昇降機能が表示される。これと同様に、補助スイッチ60の動作回数が1回の場合、表示手段にはランバーサポート昇降機能、ランバーサポート前後機能が表示される。また、これと同様に、補助スイッチ60の動作回数が2回の場合、表示手段にはシートバック中折れ機能、サイドサポート機能が表示される。なお、これら表示手段に表示された補助スイッチ60の動作回数や動作回数に応じた電動機能の名称は、補助スイッチ60の次の入力が記憶されるまでに5秒経過すると、非表示、あるいは通常の表示画面に戻す構成としてもよい。
最後に、上述した構成から成るシートスイッチ装置の使用方法を説明する。この使用説明をするにあたって、ノブ52がポジションP0にある状態から説明を開始する。
まず、シートバック20に対してヘッドレスト30を上昇させたい場合を説明する。この場合、単に、ノブ52をポジションP0からポジションP1へスライド移動させればよい。すると、既に説明したように、スライダ50の押圧部50bによって主スイッチ71が動作するため、制御装置の記憶部に記憶のプログラムによってヘッドレスト昇降機能が動作する。
なお、ノブ52をポジションP0からポジションP1へスライド移動させるとき、スライダ50の押圧部50bは、撓んだ状態で組み付けられた板ばね62を乗り越える格好となっている。これにより、ノブ52の操作に節度感を付与することができる(図6参照)。そして、所望する位置までヘッドレスト30を上昇させると、ノブ52をポジションP1からポジションP0へ戻せばよい。
また、シートバック20に対してヘッドレスト30を下降させたい場合、シートクッション10に対してシートバック20を前側に傾動させたい場合、若しくは、シートクッション10に対してシートバック20を後側に傾動させたい場合には、上述したシートバック20に対してヘッドレスト30を上昇させたい場合と同様に、ノブ52をポジションP0からポジションP2、ポジションP3、若しくは、ポジションP4へスライド移動させればよい。
次に、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を上側へ移動させたい場合を説明する。この場合、まず、ノブ52の押圧操作を1回行う(図7参照)。なお、ノブ52の押圧操作は、板ばね62の撓みに抗して行われるため、ノブ52の押圧を解除すると、板ばね62の復元力によってノブ52の押圧も戻される格好となっている。
この押圧操作の後、ノブ52をポジションP0からポジションP1へスライド移動させればよい。すると、既に説明したように、スライダ50の押圧部50bによって補助スイッチ60が動作した後に主スイッチ71が動作するため、制御装置の記憶部に記憶のプログラムによってランバーサポート昇降機能が動作する。そして、所望する位置まで支持板の高さ位置を上側へ移動させると、ノブ52をポジションP1からポジションP0へ戻せばよい。
また、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を下側へ移動させたい場合、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を前側へ移動させたい場合、若しくは、シートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を後側へ移動させたい場合には、上述したシートバック20の下側部の内部に配設された支持板の高さ位置を上側へ移動させたい場合と同様に、ノブ52の押圧操作を1回行った後にノブ52をポジションP0からポジションP2、ポジションP3、若しくは、ポジションP4へスライド移動させればよい。
次に、シートバック20の両脇部を内側に向けてそれぞれ寄せたい場合を説明する。この場合、まず、ノブ52の押圧操作を2回行う。このとき、既に説明したように、2回目の押圧操作は、1回目の押圧操作から5秒以内に行わなければいけない。この2回の押圧操作の後、ノブ52をポジションP0からポジションP1へスライド移動させればよい。すると、既に説明したように、スライダ50の押圧部50bによって補助スイッチ60が2回動作した後に主スイッチ71が動作するため、制御装置の記憶部に記憶のプログラムによってサイドサポート機能が動作する。そして、所望する位置までシートバック20の両脇部を内側に寄せると、ノブ52をポジションP1からポジションP0へ戻せばよい。
また、シートバック20の両脇部を外側に向けてそれぞれ寄せたい場合、シートバック20の上側部を下側部に対して略く字状に前倒しさせたい場合、若しくは、シートバック20の上側部が下側部に対して略く字状に前倒しの状態を解除させたい場合には、上述したシートバック20の両脇部を内側に向けてそれぞれ寄せたい場合と同様に、ノブ52の押圧操作を2回行った後にノブ52をポジションP0からポジションP2、ポジションP3、若しくは、ポジションP4へスライド移動させればよい。
本発明の実施例に係る車両用シートのシートスイッチ装置、およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置は上述したように構成されている。
このシートスイッチ装置によれば、スライダ50をスライド移動させることで動作する主スイッチ71、72、73、74だけでなく、スライダ50を押圧することで動作する補助スイッチ60も備えている。そのため、補助スイッチ60の動作の有無を検出することで、多くの電動機能を動作させることができる。
この制御装置によれば、多くのプログラムを記憶している場合であっても、補助スイッチ60を動作させるだけで、多くのプログラムの中から所望するプログラムのみを動作させることができる。また、この制御装置によれば、記憶部が記憶した補助スイッチ60の動作回数は自動でリセットされるため、新たに、乗員が補助スイッチ60を動作させるとき、その動作回数を認識し易い。すなわち、乗員は、補助スイッチ60の動作回数は0を起点に考えることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、車両用シート1が自動車内に配置された助手席である場合を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、例えば、運転席、後部座席等であっても構わない。
また、上述した実施例においては、ノブ52によりシートバック20の各部位を操作するようにしたが、これと共にノブ52に対してシートクッション10の延在する方向に沿って新たにノブを設けてシートクッション10の各部位を調整するようにしても良い。このようにすれば、車両用シート1を模擬した形状としたノブとして、シートクッション10、シートバック20の各々の部位を乗員は感覚的に操作することができ、シート操作性を向上することができる。
図1は、本発明の実施例に係るシートスイッチ装置を適用させた助手席の全体斜視図である。 図2は、図1のシートスイッチ装置の分解斜視図である。 図3は、図1のA−A線断面図である。 図4は、図1のB−B線断面図である。 図5は、図1に記載のノブの位置と助手席に設けられた各電動機能のポジション位置との対応関係を示す図である。 図6は、図3のノブをポジションP1に移動させたときの状態を示している。 図7は、図3のノブを押圧操作したときの状態を示している。
符号の説明
40 ハウジング
40a 開口
50 スライダ
60 補助スイッチ
71 主スイッチ
72 主スイッチ
73 主スイッチ
74 主スイッチ


Claims (3)

  1. 開口を有するケース状のハウジングと、このハウジングの内部の基点位置から所定の方向へスライド移動可能なスライダと、このスライダを基点位置から所定の方向へスライド移動させたときに動作する主スイッチと、からなるシートスイッチ装置であって、
    スライダがハウジングの基点位置にあるときに、ハウジングの開口側からスライダを押圧操作することによって動作する補助スイッチが設けられていることを特徴とするシートスイッチ装置。
  2. 請求項1に記載のシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置であって、
    複数のプログラムと補助スイッチの動作回数とを記憶可能な記憶部を備えており、
    記憶した動作回数に応じて、複数のプログラムの中から予め指定のプログラムに切り替えることを特徴とするシートスイッチ装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置であって、
    記憶した動作回数は、補助スイッチの次の動作が記憶されるまでに所定の時間が経過するとリセットされることを特徴とする制御装置。





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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022025286A1 (ja) * 2020-07-31 2022-02-03 テイ・エス テック株式会社 乗り物用シート

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WO2022025286A1 (ja) * 2020-07-31 2022-02-03 テイ・エス テック株式会社 乗り物用シート

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