JP5208393B2 - 文字入力装置、および、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、文字入力装置、および、プログラムに関し、特に、予測変換入力に好適な文字入力装置、および、プログラムに関する。
携帯電話などの移動体通信端末をはじめとする携帯機器では、通常、パーソナルコンピュータなどで用いられるようなフルサイズキーボードなどの入力装置を備えられないので、文字入力作業が非効率的となることが多い。特に、移動体通信端末では、電子メールの送受信機能などが一般的に備えられているので、文字数の多い入力がおこなわれる場面も多く、より効率的な文字入力が望まれている。
このため、携帯機器でも効率的な文字入力がおこなえるよう、近時では、予測変換による入力が採用されていることが多い。予測変換入力では、入力履歴に基づく学習結果を変換候補の表示に反映させることで、最近に確定された順に変換候補が表示されるので、ユーザが所望する文字列を少ない操作で入力することができる。
このような予測変換入力は、最近に入力された文字列をより上位の変換候補として提示するため、例えば、変換候補を誤って選択してしまうなどの誤入力があった場合、本来は使用頻度の低い文字列が上位の変換候補として提示されてしまうことがある。この結果、誤入力を修正する際に、誤入力した文字列が上位の変換候補として提示される一方、本来入力したい文字列がより下位の変換候補となってしまうことがある。このため、誤入力をしてしまうと修正時の操作量が多くなり、入力効率が低下する場合がある。
こうした不都合を解消するため、入力履歴の学習データを編集可能とすることで、誤入力により追加されてしまった変換候補を削除できる手法なども提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−65532号公報
しかしながら、特許文献1の手法では、誤入力の度にユーザが編集作業をおこなわなければならず煩雑であった。また、ユーザがおこなうため、誤操作などによる不適切な編集(例えば、削除すべきでない変換候補の削除など)をしてしまう可能性がある。この場合、適切な予測変換がおこなえず、以後の入力効率が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、予測変換による文字入力の入力効率を向上させる文字入力装置、および、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる文字入力装置は、
入力履歴に基づく予測変換による文字入力機能を有する文字入力装置において、
前記入力履歴に基づいて登録されている変換候補の表示順序を設定する表示順序設定手段と、
前記表示順序設定手段が設定した表示順序で前記変換候補を表示する変換候補表示手段と、
前記変換候補表示手段が表示した変換候補のうち、選択された変換候補を確定文字列として確定入力するとともに、当該文字列についての入力履歴を更新する確定文字列入力手段と、
前記確定文字列入力手段によって確定入力された確定文字列についての削除を検出する削除検出手段と、
前記削除検出手段によって検出された削除が確定文字列の一部である場合、該確定文字列から削除されなかった文字列と、該削除後に前記確定文字列入力手段によって入力された確定文字列と、から構成される文字列を特定する修正文字列特定手段と、
前記修正文字列特定手段が特定した文字列が、前記削除前の確定文字列が入力された際の変換候補として登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
前記登録判別手段により登録されていないと判別された場合、前記修正文字列特定手段が特定した文字列を、前記削除前の確定文字列の確定前の入力に対応する変換候補として登録する変換候補登録手段と、
前記削除前の確定文字列を示す変換候補に設定された表示順序を変更する表示順序変更手段と
を備えることを特徴とする。
上記文字入力装置において、
前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、最上位以外の表示順序に変更することが望ましい。
上記文字入力装置において、
前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、該変換候補が確定入力される前に設定されていた表示順序に変更することが望ましい。
上記文字入力装置において、
前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、該変換候補が確定入力される前に設定されていた表示順序よりも下位の表示順序に変更してもよい。
上記において、
前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、最下位の表示順序に変更してもよい。
上記文字入力装置において、
前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、該変換候補の除外を示す表示順序に変更してもよい。
上記文字入力装置は移動体通信端末とすることができる。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるプログラムは、
入力履歴に基づく予測変換による文字入力機能を有する文字入力装置を制御するコンピュータに、
前記予測変換により抽出された変換候補の入力履歴に基づいて登録されている該変換候補の表示順序を設定する機能と、
設定された表示順序で前記変換候補を表示する機能と、
表示した変換候補のうち、選択された文字列を確定文字列として確定入力するとともに、当該文字列についての入力履歴を更新する機能と、
確定入力された文字列についての削除を検出する機能と、
検出された削除が確定文字列の一部である場合、該確定文字列から削除されなかった文字列と、該削除後に入力された確定文字列と、から構成される修正文字列を特定する機能と、
特定された修正文字列が、前記削除前の確定文字列が入力された際の変換候補として登録されているか否かを判別する機能と、
登録されていないと判別された場合、前記特定された修正文字列を、前記削除前の確定文字列の確定前の入力に対応する変換候補として登録する機能と、
前記削除前の確定文字列について設定される表示順序を変更する機能と、
を実現させるためのプログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、削除された確定文字列についての表示順序を変更するので、誤入力してしまった場合でも効率的な文字入力をおこなうことができる。
以下、図面を参照して本発明にかかる実施形態を説明する。ここでは、本発明にかかる文字入力装置を移動体通信端末で実現した場合を例に以下説明する。
本発明の実施形態にかかる移動体通信端末100は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などといった移動体通信用の端末装置(電話機)であり、基本機能である音声通話機能の他に、少なくとも、予測変換による文字入力機能を備えているものとする。本実施形態では、かな漢字変換の際に予測変換を適用することで、移動体通信端末100で日本語入力がおこなわれるものとする。本実施形態における予測変換入力は、入力されたかな文字に対応する読みから始まる単語や文節などの文字列(以下、「単語等」とする)を変換候補として表示し、ユーザが変換候補の中から入力したい単語等を選択することで、少ないキー操作で効率的に日本語入力をおこなうものである。
図面を参照して、移動体通信端末100の構成を以下説明する。図1は、本実施形態にかかる移動体通信端末100の構成を示すブロック図である。図示するように、本実施形態にかかる移動体通信端末100は、制御部110、通信制御部120、操作部130、表示部140、音声処理部150、記憶部160、などから構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やRAM(Random Access Memory)などから構成され、移動体通信端末100の各部を制御する。本実施形態では、制御部110がプログラムを実行することで、後述する各処理をおこなうための各機能が実現される。
通信制御部120は、移動体通信端末100の通信動作をおこなうための送受信装置などから構成され、アンテナ121による無線送受信動作を制御することで、移動体通信端末100の通信動作が実現される。
操作部130は、例えば、移動体通信端末100のユーザによって操作されるキーやボタンなどから構成され、操作に応じた入力信号を制御部110に入力する。
表示部140は、例えば、液晶表示装置などから構成され、移動体通信端末100の各機能にかかる画面を表示出力する。
音声処理部150は、例えば、音声コーデックなどから構成され、移動体通信端末100の音声通話機能にかかる音声入出力動作をおこなう。すなわち、通信制御部120によって受信されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してスピーカ151から出力するとともに、マイクロフォン152から入力された音声をデジタル音声信号に変換して通信制御部120に供することで、音声通話が実現される。
記憶部160は、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置などから構成され、移動体通信端末100の動作に必要なデータやプログラムなどを格納する。本実施形態では、プログラム格納部161、辞書データ格納部162、予測変換候補格納部163、入力履歴格納部164、などの記憶領域が用意されており、各記憶領域に所定の情報が格納される。
プログラム格納部161は、制御部110が実行するプログラムを格納する領域である。本実施形態では、少なくとも、移動体通信端末100での予測変換入力をおこなうために必要な処理をおこなうためのプログラムが格納されている。
辞書データ格納部162は、日本語入力に必要となる辞書データや文字を特定するための文字コード表などが格納される。辞書データは、変換候補となる単語等の詳細情報から構成される。すなわち、種々の単語等について、構成する漢字を示すコード、品詞、読み、などを示す情報から構成された辞書データが辞書データ格納部162に格納されているものとする。
予測変換候補格納部163は、予測変換入力の際に変換候補とする単語等を格納する領域である。予測変換候補格納部163では、読みを示すかな文字が、例えば、五十音順に配列されている。この場合において、読みを示しているかな文字は1〜複数の字数(音)によって構成されており、図2に示すように、それぞれの文字数において五十音順となるよう配列されているものとする。つまり、五十音順に配列された先頭文字のそれぞれに続く2文字目以降についても、それぞれ五十音順に配列されていることになる。
このように配列された読みのかな文字毎に、当該読みと前方部分一致もしくは完全一致する文字列(単語等)が、予測変換候補として格納される。例えば、先頭文字が「あ」、2文字目が「り」、3文字目が「ま」となる読みについては、この「ありま」と前方部分一致もしくは完全一致する読みの文字列(例えば、「あります」、「有馬」、「有ります」、「在ります」、「ありました」、など)が、予測変換候補として格納されている。ここで、読みと少なくとも前方部分一致する文字列が変換候補として登録されているので、例えば、変換候補としての文字列「有ります」は、読み「あ」、「あり」、「ありま」、「あります」のいずれにも対応づけられていることになる。
このような予測変換候補として格納されている文字列のそれぞれには、当該文字列を予測変換候補として表示する際の表示順を示す情報が対応づけられている。この表示順は、当該文字列の入力履歴に基づいて設定されるものであり、本実施形態では、例えば、数値によって示されているものとする。この場合において、「1」が最上位の表示順序(最も少ない操作で選択できる位置に表示される順序とする)を示しているものとし、表示順序が下位になるに従ってより大きな数値によって示されるものとする。本実施形態では、ある文字列が予測変換候補として抽出される都度、その文字列を予測変換候補として表示する際の表示順序が設定されるものとするが、少なくとも、今回の抽出時に設定された表示順序と、前回の抽出時に設定された表示順序が予測変換候補格納部163には記録されているものとする。
入力履歴格納部164は、予測変換によって確定入力された文字列の履歴を示す情報を格納する。本実施形態では、入力されたかな文字(未確定文字列)から予測された変換候補が確定入力された場合、最初にその未確定文字列(以下、「変換元」とする)と、確定入力された変換候補(以下、「確定候補」とする)を対応づけた入力履歴が記録される。このような入力履歴情報は、予測変換による確定入力がなされる毎に随時追加されるものとし、所定時間の経過に従い、古い順に順次削除されるものとする。本実施形態では、入力履歴格納部164に格納されている入力履歴情報に基づいて、予測変換候補の表示順が設定される。
ここで、プログラム格納部161に格納されているプログラムを実行することで制御部110によって実現される機能を、図3を参照して説明する。ここでは、予測変換入力の動作をおこなうために実現される機能について説明する。図示するように、制御部110は、予測変換処理部111、表示順序設定部112、確定入力処理部113、入力履歴更新部114、削除検出部115、表示順序変更部116、確定文字列変更部117、変換候補生成部118、などとして機能する。
予測変換処理部111は、操作部130の操作によって入力されたかな文字(未確定文字列)に対応した予測変換をおこなう。ここでは、未確定文字列と前方部分一致もしくは完全一致する読みを予測変換候補格納部163から検索し、検索された読みに対応する変換候補を抽出する。予測変換処理部111は、表示部140を制御し、抽出した変換候補を表示部140に表示させる。このとき、予測変換処理部111は、予測変換候補格納部163に記録されている表示順序に従って、変換候補を表示させる。
表示順序設定部112は、入力履歴格納部164の入力履歴に基づいて、確定入力された変換候補の表示順序を設定し、設定した表示順序を予測変換候補格納部163に記録する。
確定入力処理部113は、操作部130の操作に基づいて、表示された変換候補のうちのいずれが選択されたかを判別し、選択された変換候補の文字列を確定入力する。確定入力処理部113は、表示部140を制御し、確定された変換候補を確定文字列として表示部140に表示させる。
入力履歴更新部114は、確定入力処理部113による確定入力に応じて、新たな入力履歴情報を生成し、最新の確定入力履歴として入力履歴格納部164に追加する。
削除検出部115は、操作部130の操作に基づいて、確定入力処理部113によって確定入力された文字列(確定候補)についての削除動作を検出する。
表示順序変更部116は、削除検出部115によって削除が検出された文字列(確定候補)や変換候補生成部118によって新たに生成された変換候補について設定されている表示順序を変更する。
確定文字列変更部117は、削除検出部115によって削除が検出された文字列(確定候補)を、未確定文字列の状態となるよう表示部140に表示させる。
変換候補生成部118は、表示順序変更部116によって検出された削除が、確定候補の一部分である場合、削除されなかった文字列と新たに入力された文字列から構成される文字列を新たな変換候補として生成し、予測変換候補格納部163に登録する。
本実施形態では、制御部110がプログラムを実行することで、図3に示す各機能が実現されるものとするが、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)などのハードウェア構成によってこれらの機能が実現されてもよい。
以上が本実施形態にかかる移動体通信端末100の主要な構成である。なお、上記各構成は、移動体通信端末100によって本発明を実現するために必要な構成であり、その他の構成についての詳細な説明は省略する。すなわち、移動体通信端末100は、上記各構成以外にも、移動体通信端末としての基本的な機能や付加的な機能を実現するための構成を必要に応じて備えているものとする。
このような構成の移動体通信端末100で、予測変換により文字入力をおこなう際の動作を以下に説明する。
(実施形態1)
まず、本発明にかかる処理と対比するため、従来の予測変換文字入力を移動体通信端末100で実行した場合の動作を説明する。従来の予測変換入力とは、最近に確定入力された変換候補ほど、同じ未確定文字列が入力されたときにより上位の表示順序で提示されるものである。この例では、予測変換によって提示された変換候補から、本来入力したい文字列とは異なる文字列の候補を誤って確定入力してしまい、その確定文字列を修正する場合を説明する。
文字入力をおこなうために、ユーザが操作部130を操作して読みとなる文字列(未確定文字列)が入力される。ここでは、入力したい文字列が「ありました」であるものとし、未確定文字列として「ありま」が入力されることとする。この場合の画面表示例を、図10(a)に示す。図示するように、表示部140には、入力された文字列「ありま」が、未確定文字列として入力エリアに表示されるとともに、「ありま」に対応する予測変換候補が変換候補エリアに表示されている。
変換候補エリアには、予測変換候補が、入力履歴に基づいた表示順序で表示されている。図10(a)の例では、最上位から順に、「あります」、「有馬」、「有ります」、「在ります」、「ありました」、の順序が設定されているものとする。
ここで、入力したい文字列が「ありました」なので、本来、ユーザは、変換候補エリアに表示されている「ありました」を選択するよう操作部130を操作しなければならないが、誤って「有ります」を選択してしまったものとする。この場合、図10(b)に示すように、「有ります」が確定文字列として入力エリアに表示されることになる。
この場合、入力履歴格納部164には、図10(d)に示すように、入力された文字列「ありま」が変換元に、確定入力された「有ります」が確定候補に記録される。ここで、本来入力したい文字列が「ありました」なので、ユーザは操作部130を操作して、確定入力された「有ります」を「ありました」に修正する。この場合、確定入力された「有ります」の末尾から、例えば、1文字ずつ削除し、再度、読みとなるかな文字を入力する。ここでは、「ありま」が再度入力されるものとする。
ここで、直前の誤入力により、変換元「ありま」と確定候補「有ります」の組が最新の履歴となるので、読み「ありま」についての変換候補のうち、「有ります」の表示順序が最上位である「1」に設定されることになる。この場合、修正により本来の「ありました」を入力するために「ありま」と入力しているのに、図10(c)に示すように、所望していない「有ります」が最上位の変換候補として変換候補エリアに表示されてしまう。つまり、入力する必要のない文字列が最少の操作で入力できる位置に提示されてしまうので、予測変換による入力効率の向上が阻害されてしてしまうのである。
このような従来の予測変換入力に対する、本発明にかかる予測変換入力の動作を説明する。この動作では、通常の入力であれば、従来の予測変換入力と同様、最近に確定入力された順に上位の表示順序で変換候補を提示するが、誤入力などによって確定文字列の削除があると、次の入力文字に対応する変換候補の表示順序を通常とは異ならせることで、上述した問題の解消を図るものである。
この動作を実現するために、制御部110によって実行される「予測変換入力処理(1)」を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。この処理は、操作部130の操作によって文字入力可能な状態(例えば、文字入力エリアを含む画面が表示部140に表示されたとき、など)となったことを契機に開始されるものとする。ここでも、上記従来例と同様、本来入力したい文字列が「ありました」の場合に、誤って「有ります」を確定入力してしまった場合を例に説明する。
処理が開始され、読みを示すかな文字(未確定文字列)が操作部130の操作によって入力されると(ステップS101:Yes)、予測変換処理部111は、予測変換候補格納部163にアクセスし、入力された読みに対応する変換候補を特定する(ステップS102)。ここでは、未確定文字列として「ありま」が入力されたものとする。
予測変換処理部111は、変換候補を特定すると、その表示順序を特定する。ここでは、入力履歴格納部164に格納されている入力履歴に基づいて表示順が設定されているものとし、上記従来例と同様、最上位から順に、「あります」、「有馬」、「有ります」、「在ります」、「ありました」、の順序とする。予測変換処理部111は、特定した表示順序で変換候補を表示部140に表示する(ステップS103)。この場合、表示部140には、図5(a)に示すように、未確定文字列「ありま」が入力エリアに表示され、その変換候補である「あります」、「有馬」、「有ります」、「在ります」、「ありました」が変換候補エリアに表示されている。
ここで、ユーザが操作部130を操作し、変換候補のいずれかを選択して確定入力動作をおこなうと(ステップS104:Yes)、確定入力処理部113によって確定入力処理がおこなわれる(ステップS105)。ここでは、誤って「有ります」が選択され、確定入力されるものとする。この場合、図5(b)に示すように、確定入力された「有ります」が入力エリアに表示される。
確定入力がされると、確定入力処理部113は、そのときに入力された未確定文字列(すなわち、「ありま」)と、確定入力された変換候補(すなわち、「有ります」)を、表示順序設定部112と入力履歴更新部114に通知する。
確定入力処理部113からの通知に応じて、表示順序設定部112は、予測変換候補格納部163にアクセスし、「変換候補」に登録されている文字列のうち、確定入力された「有ります」と同一のものすべてについての表示順序を設定する(ステップS106)。ここでは、現時点で「最新」の表示順序を示している数値を「前回」の表示順序とし、新たに最上位を示す「1」を、最新の表示順序として記録する。
一方、入力履歴更新部114は、通知された未確定文字列を変換元、確定入力された変換候補を確定候補とする入力履歴情報を生成し、入力履歴格納部164に格納する(ステップS107)。つまり、図5(d)に示すような入力履歴情報が入力履歴格納部164に格納される。この入力履歴格納部164には、新たに作成された入力履歴が順次最後尾に追加されるものとする。よって、現時点では、変換元「ありま」と確定候補「有ります」の入力履歴が最新となる。
ここで、本来入力したい文字列が「有ります」なのであれば、修正する必要がない。この場合、ここで入力作業を終了するのであれば、所定の終了指示が入力され(ステップS108:Yes)、処理は終了する。また、さらに入力を続けるのであれば、終了指示をせず(ステップS108:No)、また、確定入力した文字列の削除もおこなわれない(ステップS109:No)。この場合は、さらなる未確定文字列の入力がおこなわれ(ステップS101:Yes)、新たに入力された未確定文字列に対応する予測変換が予測変換処理部111によっておこなわれる(ステップS102〜ステップS107)。
しかし、本例では、本来入力したい文字列が「ありました」なので、ユーザは操作部130を操作して修正をおこなうことになる。この場合、ユーザは、操作部130を構成するキーなどから、文字列を削除するためのキー(以下、「削除キー」とする)を操作して、確定入力された「有ります」を削除する。この場合、削除キーの操作に応じて、文字列「有ります」が、その末尾から1文字ずつ削除されるものとする。
このような、操作部130の削除キーの入力信号は制御部110に入力される。この場合、削除検出部115により、確定文字列の削除が検出される。つまり、ステップS105での確定入力動作の後、文字入力の終了指示がなされずに(ステップS108:No)、削除動作がおこなわれたことを検出した場合(ステップS109:Yes)、削除検出部115は、直前に入力された確定文字列の削除がおこなわれたことを検出する。
ここでは、確定入力された「有ります」のすべてが削除され、改めて「ありました」を入力するために、ユーザが「ありま」と再入力する(図5(c))。このように、直前に確定入力された文字列の削除があると、削除検出部115は、最新の入力履歴に対応する予測変換には、表示順序の変更が必要であることを表示順序変更部116に通知する。
表示順序変更部116は、削除検出部115からの通知に応じて入力履歴格納部164にアクセスし、最新の入力履歴を取得する。つまり、変換元「ありま」、確定候補「有ります」を取得する。入力履歴を取得すると、表示順序変更部116は、予測変換候補格納部163にアクセスし、取得した最新の確定候補「有ります」を示す変換候補に対応づけられている表示順序を変更する(ステップS110)。ここでは、現時点で「最新」の表示順序として記録されている数値(すなわち、「1」)を削除し、「前回」の表示順序として記録されている数値n(n>1)を「最新」の表示順序に設定する。
つまり、修正のために入力された未確定文字列が、直前の誤入力での未確定文字列と同一の場合、最新の確定入力である「有ります」の表示順序が最上位の「1」に設定されているところ、最上位より下位である前回の表示順序に変更される。
このようにして表示順序が変更されると、ステップS101に戻り、改めて入力される未確定文字列に対応する予測変換処理がおこなわれることになる。ここでは、「ありました」に修正するので、未確定文字列「ありま」が再度入力され、この「ありま」に対応する予測変換が予測変換処理部111によっておこなわれることになる。ここで、ステップS110において、「有ります」についての表示順序が前回のものに変更されているので、直前に「有ります」が確定入力されていても、修正入力において「ありま」と入力したときには、「有ります」が最上位の変換候補として提示されなくなる。つまり、従来の予測変換では、「ありま」に対応する変換候補として、先に誤入力した「有ります」が最上位に表示されるところ(図10(c)参照)、本実施形態では、図5(c)に示すように、「有ります」が最上位に表示されなくなる。
ここで、例示した文字列「有ります」の場合、読みが「あ」、「あり」、「ありま」、「あります」のいずれにも変換候補「有ります」が予測変換候補格納部163に登録されているので、ステップS110での表示順序の変更においては、そのすべての表示順序を前回のものに変更することになる。これにより、例えば、「有ります」を「有った」に修正するような場合であっても、先頭の読み「あ」を入力した段階で提示される変換候補においても、誤入力した「有りました」が最上位とならない。
以上のような動作が、文字入力の終了が指示されるまで繰り返し行われるので、予測変換候補を誤って選択してしまっても、予測変換の長所を活かした効率的な文字入力をおこなうことができる。
本実施形態によれば、より最近に確定入力された変換候補がより上位の表示順序で提示される予測変換入力において、誤入力によって確定した文字列を削除して修正する場合、誤入力で確定された文字列の変換候補については、その確定入力より前に設定されていた表示順序で表示するので最上位とならない。つまり、最初に未確定文字列を入力したとき(誤入力による確定入力前)の変換候補表示と同じ表示順序で変換候補を表示するので、誤入力前の状態からやり直すことができる。よって、確定入力させる可能性のない変換候補を最上位に提示してしまうことがないので、効率的な文字入力をおこなうことができる。
なお、誤って確定入力した変換候補を最上位に提示しなければよいので、対象となる変換候補についての表示順序を変更する際には、最上位以外の表示順序に変更すればよく、上述した例のような、確定入力前に設定されていた表示順序への変更に限られるものではない。
つまり、対象となる変換候補が再度選択される可能性が低いので、確定入力される前に設定されていた表示順序(前回の表示順序)よりも下位の表示順序に変更してもよい。この場合、例えば、前回の表示順序として設定されている数値と閾値とを比較し、前回の設定値も比較的上位の表示順序を示しているのであれば、より下位の表示順序に変更し、前回の設定値は比較的下位の表示順序を示しているのであれば、前回の表示順序に変更するように動作してもよい。
または、対象となる変換候補が、修正入力時には最下位に提示されるよう表示順序を変更してもよい。この場合、例えば、同じ未確定文字列(読み)に対応づけられている他の変換候補に設定されている表示順序で最下位のものを特定し、この表示順序と同一、あるいは、この表示順序より下位の表示順序に変更すればよい。
あるいは、対象となる変換候補を除外して表示しないようにしてもよい。この場合、表示除外であることを示す表示順序に変更すればよい。例えば、通常の表示順序を示す数値の範囲外の数値など(例えば、「0」や「null」など)に変更し、このような表示順序が設定されている変換候補は表示しないように動作すればよい。
(実施形態2)
上記実施形態1で示した予測変換入力動作においては、確定入力した変換候補を削除した場合に、当該変換候補の表示順序を変更することで、入力効率の向上を図った。この場合において、確定入力した変換候補の削除時に、当該変換候補を未確定文字列に戻すことで、より柔軟で効率的な修正入力をおこなうことができる。
以下、このような削除時の動作を含めた予測変換入力の動作を実施形態2として説明する。なお、確定入力された変換候補の削除に関する動作以外の動作は、基本的に実施形態1の予測変換入力処理(1)の動作に準じるものとする。
本実施形態にかかる動作を実現するために制御部110が実行する「予測変換入力処理(2)」を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。本実施形態でも、上記実施形態1と同様、「ありました」と入力すべきところ、予測変換候補から誤って「有ります」を選択し、これを修正する場合を例に説明する。
よって、「有ります」を確定入力してしまうまでの動作は、実施形態1の予測変換入力処理(1)と同様である。つまり、予測変換入力処理(1)のステップS101〜ステップS107の動作によって、入力された未確定文字列に対応する予測変換がおこなわれ、提示した変換候補のうちから選択されたものが、図7(a)に示すように確定入力され、その読みと確定された変換候補とが入力履歴として記録される(ステップS201)。ここでは、未確定文字列「ありま」に対応する変換候補「有ります」が確定入力され、最新の入力履歴として、図7(d)に示すような、変換元「ありま」、確定候補「有ります」が記録されたことになる。
そして、予測変換入力処理(1)と同様に、文字入力の終了指示がなされず(ステップS202:No)、また、さらなる未確定文字列の入力もされない状態で(ステップS203:No)、ユーザが操作部130の削除キーを操作すると、削除検出部115が確定文字列の削除動作を検出する(ステップS204:Yes)。ここでは、削除キーの操作毎に1文字ずつ削除されるものとする。
このような削除動作を検出すると、削除検出部115は、その旨を確定文字列変更部117に通知する。削除検出部115からの通知に応じて、確定文字列変更部117は、入力履歴格納部164にアクセスし、最新の入力履歴を取得する(ステップS205)。ここでは、変換元「ありま」、確定候補「有ります」が最新の入力履歴となる。確定文字列変更部117は、取得した入力履歴で確定候補として記録されている文字列(すなわち、「有ります」)の文字数を計数する(ステップS206)。本例では、確定した変換候補が「有ります」なので、計数された文字数は4文字となる。
ここで、確定入力直後に削除動作がおこなわれるので、確定入力された変換候補「有ります」を自動的に削除する動作をおこなう。よって、対象となる「有ります」の文字数分削除すれば「有ります」を削除することができる。よって、確定文字列変更部117は、現在のカーソル位置以前に表示されている文字列を、ステップS206で計数した文字数分削除する(ステップS207)。これにより、確定した変換候補が複数の文字から構成される文字列であっても、ユーザによる1回の削除キー操作で削除される(図7(b))。
このようにして、確定入力された変換候補を削除すると、確定文字列変更部117は、取得した入力履歴で変換元として記録されている文字列(すなわち、「ありま」)を、図7(c)に示すように、未確定文字列として表示部140の入力エリアに表示する(ステップS208)。つまり、誤入力前の未確定文字列が自動的に表示される。
このとき、確定文字列変更部117は、取得した入力履歴で確定候補として記録されている文字列(すなわち、「有ります」)は、その表示順序が変更されるべきものであることを表示順序変更部116に通知する。
表示順序変更部116は、通知された変換候補(すなわち、「有ります」)の表示順序を変更する(ステップS209)。ここでは、上記実施形態1と同様の処理により表示順序が変更される。すなわち、最上位以外の表示順序となるよう変更するものであり、確定入力前に設定されていた前回の表示順序もしくはそれより下位の表示順序に変更したり、最下位の表示順序に変更したり、表示除外となるような表示順序に変更したりする。
表示順序変更部116は、表示順序を変更すると、その旨を確定文字列変更部117に通知する。表示順序変更部116からの通知に応じて、確定文字列変更部117は、ステップS205で取得した最新入力履歴で変換元として記録されている文字列(すなわち、「ありま」)を予測変換処理部111に通知する。すなわち、現在表示部140に表示されている未確定文字列「ありま」が予測変換処理部111に通知される。この後、予測変換処理部111によって、通知された未確定文字列「ありま」に対応する予測変換動作がおこなわれる(ステップS201)。この場合、誤入力で確定入力された変換候補「有ります」についての表示順序が最上位以外に変更されているので、上記実施形態1と同様に、誤入力を修正する時にも、高い入力効率で文字入力をおこなうことができる。
このような動作が、文字入力の終了指示があるまで繰り返しおこなわれるので(ステップS202:No)、誤入力してしまった場合でも、修正対象となる文字列が、1回の操作で自動的に削除され、かつ、確定入力前の未確定文字列に自動的に戻るので、削除時の入力効率が向上する。このとき、実施形態1と同様に、誤入力で確定した変換候補の表示順序が最上位とならないので、修正後の修正入力も効率的におこなうことができる。
(実施形態3)
上記実施形態1および実施形態2の例では、すでに登録されている変換候補の中での表示順序を変更することで、誤入力時でも効率的な入力を図ったが、ユーザが入力したい文字列が、予測変換候補として登録されていない文字列であった場合に、修正入力時に新たな予測変換候補を登録することができれば、より効率的な文字入力を図ることができる。以下、このような修正時の動作を含めた予測変換入力の動作を実施形態3として説明する。なお、予測変換の基本的な動作は、実施形態1の予測変換入力処理(1)の動作に準じるものとする。
本実施形態にかかる動作を実現するために制御部110が実行する「予測変換入力処理(3)」を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、本来入力したい文字列が「有りません」であるところ、誤入力により「有ります」を確定入力してしまい、これを「有りません」に修正する場合を例に説明する。なお、文字列「有ります」は、未確定文字列(読み)「ありま」に対応する変換候補として予測変換候補格納部163に格納されているが、文字列「有りません」は、「ありま」に対応する変換候補として予測変換候補格納部163に格納されていないものとする。
よって、「有ります」を確定入力してしまうまでの動作は、実施形態1の予測変換入力処理(1)と同様である。つまり、予測変換入力処理(1)のステップS101〜ステップS107の動作によって、入力された未確定文字列に対応する予測変換がおこなわれ、提示した変換候補のうちから選択されたものが、図9(a)に示すように確定入力され、その読みと確定された変換候補とが入力履歴として記録される(ステップS301)。ここでは、未確定文字列「ありま」に対応する変換候補「有ります」が確定入力され、最新の入力履歴として、変換元「ありま」、確定候補「有ります」が記録されたことになる。
そして、予測変換入力処理(1)と同様に、文字入力の終了指示がなされず(ステップS302:No)、また、さらなる未確定文字列の入力もされない状態で(ステップS303:No)、ユーザが操作部130の削除キーを操作すると、削除検出部115が確定文字列の削除動作を検出する(ステップS304:Yes)。ここでは、削除キーの操作毎に1文字ずつ削除されるものとする。
このような削除動作を検出すると、削除検出部115は、その旨を確定文字列変更部117に通知する。削除検出部115からの通知に応じて、確定文字列変更部117は、入力履歴格納部164にアクセスし、最新の入力履歴を取得する(ステップS305)。ここでは、変換元「ありま」、確定候補「有ります」が最新の入力履歴となる。確定文字列変更部117は、取得した入力履歴で確定候補として記録されている文字列(すなわち、「有ります」)の文字数mを計数する(ステップS306)。本例では、確定した変換候補が「有ります」なので、計数された文字数mは4文字となる。
ここで、削除検出部115は、操作部130の削除キー操作に基づいて、削除操作回数nが、ステップS306で計数した確定候補の文字数m未満であるか否かを判別する(ステップS307)。つまり、直前に確定入力した変換候補「有ります」の一部のみを削除したのか否かを判別する。ここで、削除操作回数nが文字数m以上の場合(ステップS307:No)、確定入力された変換候補のすべてが削除されたことになるので、例えば、実施形態2の予測変換入力処理(2)におけるステップS208、ステップS209(図6)動作により、「有ります」を確定入力したときの未確定文字列に戻すなどの処理をおこなう(ステップS315)。この場合は、戻された未確定文字列(すなわち、「ありま」)に基づく予測変換が予測変換処理部111によっておこなわれる(ステップS301)。
一方、本例では、本来「有りません」と入力したかったので、誤入力した「有ります」の末尾「す」を削除して、「せん」に修正することになる。この場合は、「す」の1文字だけを削除するので、削除回数nは1となり、文字数m未満となる(ステップS307:Yes)。
このように、確定入力された変換候補の一部が削除されたと判別した場合、削除検出部115は、削除回数nを入力履歴更新部114に通知する。
この場合、「有ります」の末尾「す」が削除されたので、図9(b)に示すように、入力エリアには「有りま」が表示される。この状態で、ユーザは、文字入力用の操作部130を操作し、「せん」と入力して無変換確定操作をおこなうことになる。つまり、「せん」という未確定文字列が入力された後(ステップS308:Yes)、確定入力動作がおこなわれる(ステップS309:Yes)。
このような操作内容は、操作部130からの入力信号に基づいて確定入力処理部113が判別し、操作に応じた表示がなされる。つまり、図9(c)に示すように、修正された「有りません」という文字列が表示部140の入力エリアに表示される。
このように、修正のための確定入力がなされると、確定入力処理部113は、確定入力された文字列(すなわち、「せん」)を入力履歴更新部114に通知する。
上述したように、入力履歴更新部114には、削除回数nにより、確定入力された変換候補の一部が削除されたことが削除検出部115から通知されている。この場合、入力履歴更新部114は、入力履歴格納部164にアクセスし、現時点での最新履歴に記録されている確定候補の文字列(すなわち、「有ります」)を取得する。
続いて、入力履歴更新部114は、取得した文字列「有ります」の末尾から、削除検出部115から通知された削除回数であるn文字分削除することで、未削除部分の文字列「有りま」を特定する。これに、入力履歴更新部114から通知された確定文字列「せん」をつなげることで、修正後の文字列「有りません」を特定する(ステップS310)。
このようにして修正後の文字列を特定すると、入力履歴更新部114は、この文字列を確定候補とした入力履歴を追加することで、入力履歴格納部164の入力履歴情報を更新する(ステップS311)。ここでは、図9(d)に示すように、直前の入力履歴(すなわち、変換元「ありま」、確定候補「有ります」)から、変換元をコピーし、ステップS310で特定した修正文字列を確定候補とした入力履歴を追加する。
このようにして入力履歴を更新すると、入力履歴更新部114は、その旨を削除検出部115に通知する。削除検出部115は、入力履歴更新部114からの通知に応じて、今回の削除操作で修正入力された文字列についての変換候補生成を変換候補生成部118に指示する。
変換候補生成部118は、削除検出部115からの指示に応じて、まず、入力履歴格納部164にアクセスし、最新の入力履歴(すなわち、変換元「ありま」、確定候補「有りません」)を取得する。次に変換候補生成部118は、予測変換候補格納部163にアクセスし、この入力履歴に対応する読み(未確定文字列)と変換候補が登録されているか否かを判別する(ステップS312)。
本例では、「有りません」が確定候補として登録されていないので(ステップS312:Yes)、変換候補生成部118は、最新の入力履歴に基づく新たな変換候補を生成して予測変換候補格納部163に登録する(ステップS313)。つまり、最新入力履歴の変換元「ありま」を含んだ読みに対応する変換候補として、最新入力履歴の確定候補「有りません」を登録する。
このようにして新たな変換候補を登録すると、変換候補生成部118は、表示順序の変更を表示順序変更部116に指示する。なお、最新の入力履歴に対応した変換候補がすでに登録されている場合であっても(ステップS312:No)、変換候補生成部118は、表示順序の変更を表示順序変更部116に指示する。
表示順序変更部116は、変換候補生成部118からの指示に応じて、入力履歴に基づいた表示順序の変更をおこなう(ステップS314)。この場合、表示順序変更部116は、入力履歴格納部164にアクセスし、最新の入力履歴の確定候補(すなわち、「有りません」)に対応する変換候補についての表示順序を最上位に変更する。また、最新から1つ前の入力履歴の確定候補(すなわち、「有ります」)に対応する変換候補についての表示順序を、上記各実施形態と同様の処理によって変更する。すなわち、最上位以外の表示順序となるよう変更するものであり、確定入力前に設定されていた前回の表示順序もしくはそれより下位の表示順序に変更したり、最下位の表示順序に変更したり、表示除外となるような表示順序に変更したりする。
このようにして表示順序を変更した後は、さらなる未確定文字列に基づく予測変換や確定入力がおこなわれ、この過程で確定入力された変換候補の削除が検出された場合、上記処理により、修正後の文字列が変換候補として未登録であれば自動的に登録される。このような動作が文字入力の終了指示がなされるまで繰り返し実行される。
本実施形態にかかる処理によれば、誤って確定した変換候補を修正するためにその一部が削除されると、誤入力した変換候補の表示順序が最上位以外に変更されるとともに、修正後の文字列を自動的に予測変換の変換候補に登録することができるので、さらなる入力効率の向上を図ることができる。
以上説明したように、本発明にかかる上記各実施形態によれば、予測変換入力において誤入力してしまった場合でも入力効率を低下させずに効率的な文字入力を実現することができる。
上記各実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
上記各実施形態では、予測変換候補として登録されている文字列のそれぞれに、最新の表示順序と前回の表示順序を数値によって記録するものとしたが、誤入力された文字列の表示順序を最上位以外に変更することができるのであれば、表示順序の記録方法は例示のものに限られない。
また、上記各実施形態では説明を省略したが、辞書データ格納部162に格納されている文法上の言語情報を参照しながら予測変換の変換候補を抽出してもよい。つまり、上記各実施形態では、未確定文字列に対応する変換候補を予測して提示する部分を中心に説明したが、一般的な予測変換でおこなわれているような、確定文字列に続く入力についての変換候補予測を併せておこなってもよい。この場合、辞書データ格納部162に格納されている文法上の言語情報と入力履歴とに基づいて、文字列を確定した後に続くと予測される変換候補を提示する。このような場合の予測変換候補についても、入力履歴に基づいて表示順序の設定・変更をおこなってもよい。
また、上記各実施形態で示した、入力文字列や変換候補は一例であり、予測変換によって入力可能な文字列や言語であれば、対象となる文字列や言語は任意である。
なお、上記各実施形態では、本発明にかかる文字入力装置を実現する装置として、移動体通信端末を例示したが、これに限られず、予測変換による文字入力機能を有する種々の装置に本発明を適用することができる。例えば、予測変換による文字入力機能を有するPDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)やパーソナルコンピュータなどといった任意の装置に本発明を適用してもよい。
また、上記各実施形態では、本発明を実現するための機能を予め備えている移動体通信端末100(文字入力装置)を例示したが、このような機能を備えていない文字入力装置にプログラムを適用することで、本発明にかかる文字入力装置として機能させることができる。この場合、上述した制御部110によって実行されるプログラムを既存の文字入力装置に適用し、適用したプログラムを当該文字入力装置のコンピュータ(CPUなど)が実行することで、本発明にかかる文字入力装置として機能することができる。すなわち、このようなプログラムを適用することにより、本発明を実現するための専用装置に限らず、種々の装置で本発明を実現させることができる。例えば、汎用のコンピュータ装置などによって本発明を実現することもできる。
このようなプログラムの適用方法は任意であり、例えば、インターネットなどの通信媒体を介して提供することで任意の装置に適用することが可能である他、所定の記録媒体(例えば、CD−ROM、DVD、メモリカード、など)にプログラムを格納して配布して適用することもできる。
本発明の実施形態にかかる移動体通信端末の構成を示すブロック図である。 図1に示す予測変換候補格納部に格納される情報の例を示す図である。 図1に示す制御部によって実現される機能構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態1にかかる「予測変換入力処理(1)」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態1にかかる動作を説明するための図であり、(a)は未確定文字列が入力されたときの表示例を示し、(b)は予測変換によって提示された変換候補を誤入力したときの確定文字列の表示例を示し、(c)は修正のために未確定文字列を再入力したときの変換候補の表示例を示し、(d)はこの動作で作成された入力履歴情報の例を示す。 本発明の実施形態2にかかる「予測変換入力処理(2)」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2にかかる動作を説明するための図であり、(a)は確定文字列が入力されたときの表示例を示し、(b)は削除操作に応じて確定文字列を自動削除したときの表示例を示し、(c)は未確定文字列を自動表示したときの表示例を示し、(d)はこの動作で作成された入力履歴情報の例を示す。 本発明の実施形態3にかかる「予測変換入力処理(3)」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態3にかかる動作を説明するための図であり、(a)は確定文字列が入力されたときの表示例を示し、(b)は確定文字列の一部が削除されたときの表示例を示し、(c)は修正文字列が入力されたときの表示例を示し、(d)はこの動作で作成された入力履歴情報の例を示す。 従来の予測変換入力動作を説明するための図であり、(a)は未確定文字列が入力されたときの表示例を示し、(b)は予測変換によって提示された変換候補を誤入力したときの確定文字列の表示例を示し、(c)は修正のために未確定文字列を再入力したときの変換候補の表示例を示し、(d)はこの動作で作成された入力履歴情報の例を示す。
符号の説明
100…移動体通信端末、110…制御部、111…予測変換処理部、112…表示順序設定部、113…確定入力処理部、114…入力履歴更新部、115…削除検出部、116…表示順序変更部、117…確定文字列変更部、118…変換候補生成部、120…通信制御部、121…アンテナ、130…操作部、140…表示部、150…音声処理部、151…スピーカ、152…マイクロフォン、160…記憶部、161…プログラム格納部、162…辞書データ格納部、163…予測変換候補格納部、164…入力履歴格納部

Claims (8)

  1. 入力履歴に基づく予測変換による文字入力機能を有する文字入力装置において、
    前記入力履歴に基づいて登録されている変換候補の表示順序を設定する表示順序設定手段と、
    前記表示順序設定手段が設定した表示順序で前記変換候補を表示する変換候補表示手段と、
    前記変換候補表示手段が表示した変換候補のうち、選択された変換候補を確定文字列として確定入力するとともに、当該文字列についての入力履歴を更新する確定文字列入力手段と、
    前記確定文字列入力手段によって確定入力された確定文字列についての削除を検出する削除検出手段と、
    前記削除検出手段によって検出された削除が確定文字列の一部である場合、該確定文字列から削除されなかった文字列と、該削除後に前記確定文字列入力手段によって入力された確定文字列と、から構成される文字列を特定する修正文字列特定手段と、
    前記修正文字列特定手段が特定した文字列が、前記削除前の確定文字列が入力された際の変換候補として登録されているか否かを判別する登録判別手段と、
    前記登録判別手段により登録されていないと判別された場合、前記修正文字列特定手段が特定した文字列を、前記削除前の確定文字列の確定前の入力に対応する変換候補として登録する変換候補登録手段と、
    前記削除前の確定文字列を示す変換候補に設定された表示順序を変更する表示順序変更手段と
    を備えることを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、最上位以外の表示順序に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、該変換候補が確定入力される前に設定されていた表示順序に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  4. 前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、該変換候補が確定入力される前に設定されていた表示順序よりも下位の表示順序に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  5. 前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、最下位の表示順序に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  6. 前記表示順序変更手段は、前記削除が検出された確定文字列を示す変換候補の表示順序を、該変換候補の除外を示す表示順序に変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  7. 前記文字入力装置は移動体通信端末である、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の文字入力装置。
  8. 入力履歴に基づく予測変換による文字入力機能を有する文字入力装置を制御するコンピュータに、
    前記予測変換により抽出された変換候補の入力履歴に基づいて登録されている該変換候補の表示順序を設定する機能と、
    設定された表示順序で前記変換候補を表示する機能と、
    表示した変換候補のうち、選択された文字列を確定文字列として確定入力するとともに、当該文字列についての入力履歴を更新する機能と、
    確定入力された文字列についての削除を検出する機能と、
    検出された削除が確定文字列の一部である場合、該確定文字列から削除されなかった文字列と、該削除後に入力された確定文字列と、から構成される修正文字列を特定する機能と、
    特定された修正文字列が、前記削除前の確定文字列が入力された際の変換候補として登録されているか否かを判別する機能と、
    登録されていないと判別された場合、前記特定された修正文字列を、前記削除前の確定文字列の確定前の入力に対応する変換候補として登録する機能と、
    前記削除前の確定文字列について設定される表示順序を変更する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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