JP2010237988A - 文字列処理装置、文字列処理方法、および文字列処理プログラム - Google Patents

文字列処理装置、文字列処理方法、および文字列処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より少ない操作で文字列を入力することを可能とする文字列処理装置などを提供する。
【解決手段】本発明に係る文字列処理装置100は、ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する漢字変換手段113と、変換された第2の文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の出力動作を行うアプリケーション動作部110とを備えた処理装置本体101を有し、処理装置本体の所在位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段112と、文字列を変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報121を、位置情報に対応して予め記憶している記憶手段103とを有する。漢字変換手段113は、辞書情報に基づいて位置情報に対応する変換候補を提示し、確定入力された文字列をアプリケーションソフトに入力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報端末機器への文字列の入力に関し、特に入力されたかな文字列から漢字文字列への変換に関する。
携帯電話端末やノートブック型パーソナルコンピュータなどのような情報端末機器では、たとえば電子メールクライアントやウェブブラウザなどのようなアプリケーションソフトを利用する際、ユーザがかな文字列をまず入力して、それを漢字文字列に変換する操作を行うことによって漢字文字列を当該アプリケーションソフトに入力することはもはや不可欠である。
そのようなかな文字列から漢字文字列への変換に際しては、あらかじめキー入力パターンと文字列を関連付けておき、キー入力パターンを所望の文字列に変換する技術が知られている。例えば、漢字文字列を入力する場合に、その文字列の読みをひらがなでキー入力し、その読みに一致する漢字文字列に変換する方法は既に広く利用されている。
読みに一致する漢字文字列が複数ある場合は、変換する漢字文字列の候補を提示してユーザに目的の漢字文字列を選択させるが、その際に示される候補の優先順序を使用頻度などの指標により決定し、ユーザによる選択にかかる操作の手間を短くする工夫も既に利用されている。
特に入力キーの数が少なく限られている携帯電話端末では、この操作をできるだけ少ない操作で行えるようにする必要がある。そこで、漢字文字列の先頭部分の読みを一部入力しただけで漢字文字列の変換候補を示すことにより、キー入力の回数を減らす工夫も既に多く利用されている。
このことに関連する先行技術文献として、次の各々の特許文献がある。特許文献1には、省入力変換において複数の変換候補を合体して、より効率的な漢字文字列の入力を可能とするという技術が記載されている。特許文献2には、電子メールの送信相手のアドレスに応じて異なる変換候補を表示するという技術が記載されている。特許文献3には、ユーザが当該情報端末機器を利用する時間帯に応じて異なる変換候補を表示するという技術が記載されている。
特開2000−123006号公報 特開2004−310302号公報 特開2007−323247号公報
多くの場合、漢字文字列の変換手段は、漢字文字列の入力をより少ない操作で可能とするため、ユーザが一度確定させた漢字文字列を学習して、次回から該漢字文字列をより高い順位で変換候補として表示する機能を備えている。しかし、そのような学習機能は従来、ユーザが当該情報端末機器を利用する場面を考慮しないで漢字文字列を学習していた。
たとえば、ユーザが会社オフィス付近にいる場合と自宅付近にいる場合とでは、該ユーザが漢字文字列として入力しようとする単語の語彙や語調などが異なったものとなる。また、たとえば当該情報端末機器でメールクライアントを利用する場合と、ウェブブラウザで特定のウェブページを閲覧・利用する場合など、アプリケーションソフトの種類などによってもそのような違いはある。
即ち、ユーザの現在地、およびその場所でユーザが使用するアプリケーションソフトの種類は、言い換えればユーザが当該情報端末機器を使用する「場面」を表すものである。当然、場面が異なれば、ユーザが使用する単語の語彙や語調などが異なったものとなる。それにもかかわらず、従来技術ではそのような場面の違いは全く考慮されていなかった。
そのため、たとえば「会社オフィス付近でメールクライアントを利用して」入力した文字列が、「自宅付近で交通経路検索のウェブページを閲覧・利用する」場合に表示される変換候補に影響して、所望の文字列とは異なる変換候補が示されることが多くなるので、そのような場合にユーザは文字列の入力に手間がかかってしまうこととなる。
前述の特許文献3の技術は、ユーザが当該情報端末機器を利用する時間帯に応じて異なる変換候補を表示するというものではあるが、前述のようなユーザの地理的位置や、当該ユーザが使用中のアプリケーションソフトの違いに応じて異なる変換候補を表示するものではない。また、たとえばユーザによっては休日や勤務時間帯が不定である場合などがあるので、時間帯の違いが厳密に場面の違いを表すとは言い切れない。特許文献1および2に記載された技術もまた、地理的位置やアプリケーションソフトの違いに応じて異なる変換候補を表示するというものではない。
本発明の目的は、ユーザが利用する場面(即ち地理的位置やアプリケーションソフトの違い)に応じて最適な変換候補を示すことにより、ユーザがより少ない操作でアプリケーションソフトに対して文字列を入力することを可能とする文字列処理装置、文字列処理方法、および文字列処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る文字列処理装置は、ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段と、変換された文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の出力動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置であって、処理装置本体の所在位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、第1の文字列を第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報を、位置情報に対応して記憶している記憶手段とを有し、変換手段が、第1の文字列の入力に対して辞書情報に基づいて位置情報に対応する変換候補を提示し、これに基づいてユーザからなされた確定入力を受け付け、確定入力された変換候補を第2の文字列としてアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する機能を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る文字列処理方法は、ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段と、変換された第2の文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置にあって、第1の文字列を第2の文字列に変換してアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する文字列処理方法であって、処理装置本体の所在位置に関する位置情報を位置情報取得手段が取得し、位置情報に対応して予め記憶された、第1の文字列を第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報を変換手段が記憶手段から読み出し、文字列の入力に対して変換手段が辞書情報に基づいて位置情報に対応する変換候補を提示し、変換候補に基づいてユーザからなされた確定入力を変換手段が受け付け、確定入力された変換候補を第2の文字列として変換手段がアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る文字列処理プログラムは、ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段と、変換された第2の文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置にあって、第1の文字列を第2の文字列に変換してアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する文字列処理プログラムであって、コンピュータに、処理装置本体の所在位置に関する位置情報を取得する手順と、位置情報に対応して予め記憶された、第1の文字列を第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報を読み出す手順と、文字列の入力に対して辞書情報に基づいて位置情報に対応する変換候補を提示する手順と、変換候補に基づいてユーザからなされた確定入力を受け付ける手順と、確定入力された変換候補を第2の文字列としてアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する手順とを実行させることを特徴とする。
本発明は、上述したように位置情報に対応して漢字変換候補の優先順序を提示するように構成したので、ユーザが利用する場面に応じて最適な変換候補を示すことができる。これによって、ユーザがより少ない操作でアプリケーションソフトに対して文字列を入力することが可能であるという、従来にない優れた特徴を持つ文字列処理装置、文字列処理方法、および文字列処理プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る文字列処理装置の構成を示す説明図である。 図1で示した漢字変換手段が実行する漢字文字列の入力動作を示すフローチャートである。 図2で示した漢字文字列の入力動作で実行される、位置情報およびアプリケーション情報に対応する漢字変換の例について示す説明図である。図3(a)は、文字列の入力を行う前の状態を示し、図3(b)は、その文字列の入力が行われた後の状態を示す。 本発明の第2の実施形態に係る文字列処理装置の構成を示す説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係る文字列処理装置100は、ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段(漢字変換手段113)と、変換された文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の出力動作を行うアプリケーション動作部110とを備えた処理装置本体(MPU101)を有する文字列処理装置であり、処理装置本体の所在位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段112と、第1の文字列を第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報(辞書121)を、位置情報に対応して予め記憶している記憶手段(不揮発性記憶装置103)とを有する。そして変換手段(漢字変換手段113)は、第1の文字列の入力に対して辞書情報に基づいて位置情報に対応する変換候補を提示し、これに基づいてユーザからなされた確定入力を受け付け、確定入力された変換候補を第2の文字列としてアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する機能を持つ。
ここで変換手段(漢字変換手段113)は、確定入力された変換候補に基づいて記憶手段(不揮発性記憶装置103)に記憶された優先順序を更新する機能を備える。
さらに文字列処理装置100は、アプリケーション動作部で動作中のアプリケーションソフトの種類に関するアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段111を備え、変換候補の優先順序が位置情報およびアプリケーション情報に対応して記憶手段(不揮発性記憶装置103)に記憶されている。
そして位置情報取得手段112は、GPS(Global Positioning System)を利用して位置情報を取得する。
以上の構成を備えることにより、文字列処理装置100はユーザが該文字列処理装置を利用する場面と関連付けて変換優先順序の表示および記憶を行うことが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る文字列処理装置100の構成を示す説明図である。文字列処理装置100は、典型的には携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistant)、ノートブック型パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどのような、プロセッサを有する持ち運び可能な情報端末機器である。
文字列処理装置100は、コンピュータプログラムを実行する主体であるMPU(Micro Processing Unit)101と、MPU101が各プログラムおよび一時記憶データを記憶する揮発性記憶装置であるRAM(Random Access Memory)102と、各プログラムおよびデータを非実行時に収容するハードディスクやフラッシュメモリなどのような不揮発性記憶装置103とを備える。
文字列処理装置100はまた、ユーザが文字入力などの操作を行う操作キー104と、MPU101による処理結果が表示されるディスプレイ105と、GPS(Global Positioning System)用人工衛星150から発信される信号を受信するGPSアンテナ106も備える。文字列処理装置100は、これら以外にも多数の装置で構成されているが、本明細書では本発明を説明するために必要な装置についてのみ説明する。
MPU101は、後述するアプリケーション動作部110、アプリケーション情報取得手段111、位置情報取得手段112、漢字変換手段113といった、各々対応するコンピュータプログラムを不揮発性記憶装置103からRAM102に読み込んで実行する制御部を有する。また不揮発性記憶装置103には、後述するマップ120および辞書121があらかじめ記憶されている。
アプリケーション動作部110は、たとえばメールクライアントやウェブブラウザなどのような、ユーザが文字入力の操作を行う対象となるアプリケーションソフトウェアを動作させる制御部である。ユーザは、操作キー104を利用してアプリケーション動作部110を操作し、その操作結果はディスプレイ105に表示される。
アプリケーション情報取得手段111は、現在アプリケーション動作部110で動作しているアプリケーションソフトウェアについての情報を取得し、後述の漢字変換手段113に渡す。ここでいう「アプリケーションソフトウェアについての情報」(以後アプリケーション情報という)とは、たとえばアプリケーションソフトウェアの名称や、あるいはアプリケーションソフトウェアがウェブブラウザである場合に現在そこで表示中のウェブサイトの名称などといった情報である。
位置情報取得手段112は、GPSアンテナ106によって受信した人工衛星150からの信号と、不揮発性記憶装置103に記憶されたマップ120とから、文字列処理装置100の現在位置を特定する。特定された現在位置についての情報(以後位置情報という)は、後述の漢字変換手段113に渡される。
漢字変換手段113は、辞書121を参照して、ユーザが操作キー104によって入力したかな文字列に対して漢字変換候補をディスプレイ105上に提示し、ユーザにその中から希望する漢字文字列を選択させ、漢字文字列の確定入力とする。この操作によって、入力されたかな文字列を漢字文字列に変換してアプリケーション動作部110に入力する。辞書121には、後述のように、漢字変換候補の優先順序が地理的位置情報およびアプリケーション情報と関連づけて記録されている。
漢字変換手段113は、位置情報取得手段112によって取得された位置情報およびアプリケーション情報取得手段111によって取得されたアプリケーション情報に対応する漢字変換優先順序を辞書121から読み取り、その順序にしたがって漢字変換候補をディスプレイ105上に提示する。
漢字変換手段113はユーザから入力される指示により変換する漢字を確定すると同時に、確定した漢字文字列が最も高い優先順を持つように、辞書121の漢字変換優先順序を現在の位置情報およびアプリケーション情報と関連づけて更新する。
図2は、図1で示した漢字変換手段113が実行する漢字文字列の入力動作を示すフローチャートである。アプリケーション動作部110でアプリケーションソフトウェアが起動されると、漢字変換手段113はアプリケーション情報取得手段111および位置情報取得手段112に、各々位置情報とアプリケーション情報とを照会し(ステップS201)、得られたこれらの位置情報およびアプリケーション情報に対応する漢字変換優先順序が辞書121に存在するか否かを判断する(ステップS202)。この後、ユーザからの操作キー104によるかな文字列の入力を受け付ける(ステップS203)。
ステップS202で対応する漢字変換優先順序が存在すれば、その漢字変換優先順序に基づいて漢字変換候補をディスプレイ105上に提示し(ステップS204)、存在しなければ辞書121に予め記憶されたデフォルトの漢字変換候補をディスプレイ105上に提示する(ステップS205)。そして、提示された漢字変換候補に対する選択を受け付け、変換後の漢字文字列を確定させる(ステップS206)。
確定された漢字文字列はアプリケーション動作部110に入力される(ステップS207)と同時に、この確定した漢字文字列が最も高い優先順を持つように、辞書121の漢字変換優先順序を現在の位置情報およびアプリケーション情報と関連づけて更新する(ステップS208)。以後、ステップS203に戻り、アプリケーション動作部110の動作が終了するまでこの動作を繰り返す。
図2では、アプリケーションソフトウェアが起動されるたびにステップS201〜202に示した位置情報とアプリケーション情報とを照会する動作を行うという例を示したが、この照会の動作を起動中のアプリケーションソフトウェアが漢字文字列の入力を受け付ける状態となるたびに行うようにしてもよい。
図3は、図2で示した漢字文字列の入力動作で実行される、位置情報およびアプリケーション情報に対応する漢字変換の例について示す説明図である。図3は、辞書121に記憶された、かな文字列「しん」に対して提示される漢字変換優先順序について示す説明図である。図3(a)は、次に述べる文字列の入力を行う前の状態を示し、図3(b)は、その文字列の入力が行われた後の状態を示す。
位置情報「会社オフィス付近」、アプリケーション情報「メールクライアント」に対応する漢字変換優先順序301では、かな文字列「しん」に対して1番目に「新製品」、2番目に「新ABC株式会社」、3番目に「進捗」という漢字文字列が記録されている。
これに対して、位置情報「JR新橋駅付近」、アプリケーション情報「ウェブブラウザ:交通経路検索」(ウェブブラウザで交通経路検索のウェブページを閲覧・利用している状態)である場合、これに対応する漢字変換優先順序302では、かな文字列「しん」に対して1番目に「新橋」、2番目に「新宿」、3番目に「新横浜」という漢字文字列が記録されている。
アプリケーション情報取得手段111は、現在動作しているアプリケーションソフトウェアがウェブブラウザである場合、当該ウェブブラウザで現在表示中のウェブサイトの名称を、取得するアプリケーション情報に含める。同じウェブブラウザが動作している状態でも、表示中のウェブサイトが異なれば、ユーザは異なる場面にいるとした方が適切であるからである。
ここでユーザは、会社オフィス付近でメールクライアントを起動して、入力したかな文字列「しん」に対して提示される漢字変換優先順序301に対して、2番目の候補として提示された「新ABC株式会社」を選択して入力した。
すると、これに対応して図2のステップS208に示した動作で更新された辞書121の位置情報「会社オフィス付近」、アプリケーション情報「メールクライアント」に対応して記憶された漢字変換優先順序301は、かな文字列「しん」に対して1番目に「新ABC株式会社」、2番目に「新製品」、3番目に「進捗」という漢字文字列が優先して変換候補として提示されるよう、図3(b)に示すように更新される。
これと同様に、ユーザがJR新橋駅付近でウェブブラウザを起動して交通経路検索のウェブページを開いて新橋駅からの経路を調べたようとした場合、入力したかな文字列「しん」に対しては、位置情報「JR新橋駅付近」、アプリケーション情報「ウェブブラウザ:交通経路検索」に対応する漢字変換優先順序302が示され、1番目に「新橋」という変換候補が示される。前述の、会社オフィス付近でメールクライアントを起動して、入力したかな文字列「しん」に対して「新ABC株式会社」を入力した操作は、ここには全く影響を与えていない。
従来技術で、漢字変換優先順序がユーザが該文字列処理装置を利用する場面と関連付けずに表示および記憶される場合には、たとえばユーザがメールクライアントを起動して「しん」に対して「新ABC株式会社」という漢字文字列を確定入力した後、次に交通経路検索で「新橋」と入力したい場合に「しん」に対して「新ABC株式会社」が優先的に変換候補として提示されるため、入力したい目的の漢字文字列に変換するのに余計な操作の手間を要する場合があった。
本実施例では、上記に示すように、ユーザが該文字列処理装置を利用する場面と関連付けて漢字変換優先順序の表示および記憶が行われるので、目的以外の漢字文字列が変換候補として提示されることが少なくなるため、少ない手間で目的の漢字文字列に変換することが可能となる。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本発明に係る文字列処理方法は、ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する漢字変換手段と、変換された第2の文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置にあって、第1の文字列を第2の文字列に変換してアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する文字列処理方法であって、処理装置本体の所在位置に関する位置情報を位置情報取得手段が取得し(図2:ステップS201)、位置情報に対応して予め記憶された、第1の文字列を第2の文字列に変換する際にユーザに提示する漢字変換候補の優先順序を含む辞書情報を変換手段が記憶手段から読み出し(図2:ステップS202〜204)、第1の文字列の入力に対して、変換手段が辞書情報に基づいて位置情報に対応する変換候補を提示し、変換候補に対するユーザからの確定入力を変換手段が受け付け、(図2:ステップS206)、確定入力された変換候補を文字列として変換手段がアプリケーション動作部で動作するアプリケーションソフトに入力する(図2:ステップS207)。
さらに、ユーザからの確定入力の後、確定入力に基づいて変換手段が記憶手段に記憶された優先順序を更新する(図2:ステップS208)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータである文字列処理装置100に実行させるようにしてもよい。
この構成および動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施の形態では、変換辞書において、変換の優先順序が、地理的位置情報およびアプリケーション情報と関連づけて記録されており、ユーザが該文字列処理装置を利用する場面に応じた適切な順番で変換優先順序が提示されるように構成されているので、少ない手間で目的の文字列に変換することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る文字列処理装置400は、第1の実施形態に係る文字列処理装置100で位置情報取得手段112がGPS(Global Positioning System)を利用して位置情報を取得していたのを、地上局との通信を行う通信手段(通信モジュール407)によって基地局460から位置情報を取得するようにした。
この構成によっても、第1の実施形態と同じ効果を得ることが可能となる。さらに、文字列処理装置400が通信機能を既に備えた端末であれば、特に新規のハードウェアを追加しなくても本発明を実施可能である。
以下、これをより詳細に説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る文字列処理装置400の構成を示す説明図である。文字列処理装置400は、概ね第1の実施形態に係る文字列処理装置100と同一の構成を有するが、GPSアンテナ106を備えず、そのかわりに最寄りの基地局460と無線通信によって接続して公衆無線データ網との通信を行う通信モジュール407を備えている。そして位置情報取得手段112は、基地局460から位置情報を取得して漢字変換手段113に渡す機能を備えている。
この点以外は、文字列処理装置400の構成は第1の実施形態に係る文字列処理装置100と同一である。そして動作も、図2のステップS201で位置情報取得手段112が位置情報を取得する方法が変更されるだけで、その点以外は図2に示した動作と同一である。それによって得られる効果もまた、第1の実施形態と同一である。
文字列処理装置400が携帯電話端末である場合、もしくはWiMAX(登録商標)などのような無線通信機能を備えたPDAやパーソナルコンピュータである場合には、通信モジュール407として利用可能な通信機能は既に備えているので、GPSアンテナなどのような新規のハードウェアを特に追加しなくてもこの構成を実現することが可能である。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
アプリケーションソフトが動作可能であり、該アプリケーションソフトに漢字文字列の入力を行う情報端末機器、典型的には携帯電話端末、PDA、ノートブック型パーソナルコンピュータ、スマートフォンなどのような機器に対して幅広く適用することができる。
100、400 文字列処理装置
101 MPU
102 RAM
103 不揮発性記憶装置
104 操作キー
105 ディスプレイ
106 GPSアンテナ
110 アプリケーション動作部
111 アプリケーション情報取得手段
112 位置情報取得手段
113 漢字変換手段
120 マップ
121 辞書
150 人工衛星
407 通信モジュール
460 基地局

Claims (8)

  1. ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段と、変換された前記文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の出力動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置であって、
    前記処理装置本体の所在位置に関する位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記第1の文字列を第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報を、前記位置情報に対応して記憶している記憶手段とを有し、
    前記変換手段が、前記第1の文字列の入力に対して前記辞書情報に基づいて前記位置情報に対応する前記変換候補を提示し、これに基づいて前記ユーザからなされた確定入力を受け付け、前記確定入力された変換候補を前記第2の文字列として前記アプリケーション動作部で動作する前記アプリケーションソフトに入力する機能を有することを特徴とする文字列処理装置。
  2. 前記変換手段が、前記確定入力された変換候補に基づいて前記記憶手段に記憶された前記優先順序を更新する機能を備えることを特徴とする、請求項1に記載の文字列処理装置。
  3. 前記アプリケーション動作部で動作中の前記アプリケーションソフトの種類に関するアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段を備え、
    前記変換候補の優先順序が前記位置情報および前記アプリケーション情報に対応して前記記憶手段に記憶されていることを特徴とする、請求項1および2に記載の文字列処理装置。
  4. 前記位置情報取得手段が、GPS(Global Positioning System)を利用して前記位置情報を取得する機能を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の文字列処理装置。
  5. 地上局との通信を行う通信手段を備え、
    前記位置情報取得手段が、前記地上局から前記位置情報を取得する機能を備えることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の文字列処理装置。
  6. ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段と、変換された前記第2の文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置にあって、前記第1の文字列を前記第2の文字列に変換して前記アプリケーション動作部で動作する前記アプリケーションソフトに入力する文字列処理方法であって、
    前記処理装置本体の所在位置に関する位置情報を位置情報取得手段が取得し、
    前記位置情報に対応して予め記憶された、前記第1の文字列を前記第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報を前記変換手段が記憶手段から読み出し、
    前記文字列の入力に対して前記変換手段が前記辞書情報に基づいて前記位置情報に対応する前記変換候補を提示し、
    前記変換候補に基づいて前記ユーザからなされた確定入力を前記変換手段が受け付け、
    前記確定入力された変換候補を前記第2の文字列として前記変換手段が前記アプリケーション動作部で動作する前記アプリケーションソフトに入力することを特徴とする文字列処理方法。
  7. 前記ユーザからの確定入力の後、前記確定入力に基づいて前記変換手段が前記記憶手段に記憶された前記優先順序を更新することを特徴とする、請求項6に記載の文字列処理方法。
  8. ユーザからの入力を受け付けた第1の文字列を第2の文字列に変換する変換手段と、変換された前記第2の文字列の入力を受けてアプリケーションソフトに従って所定の動作を行うアプリケーション動作部とを備えた処理装置本体を有する文字列処理装置にあって、前記第1の文字列を前記第2の文字列に変換して前記アプリケーション動作部で動作する前記アプリケーションソフトに入力する文字列処理プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記処理装置本体の所在位置に関する位置情報を取得する手順と、
    前記位置情報に対応して予め記憶された、前記第1の文字列を前記第2の文字列に変換する際にユーザに提示する変換候補の優先順序を含む辞書情報を読み出す手順と、
    前記文字列の入力に対して前記辞書情報に基づいて前記位置情報に対応する前記変換候補を提示する手順と、
    前記変換候補に基づいて前記ユーザからなされた確定入力を受け付ける手順と、
    前記確定入力された変換候補を前記第2の文字列として前記アプリケーション動作部で動作する前記アプリケーションソフトに入力する手順と
    を実行させることを特徴とする文字列処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012133754A (ja) * 2010-11-30 2012-07-12 Canon Marketing Japan Inc 文字列変換装置、文字列変換方法、プログラムおよび記録媒体

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