JP2004274346A - 携帯電話機およびそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話機の諸機能を利用する際に、利用者が設定した任意のキーワードを入力するだけで目的の機能を実行させることを可能とする、携帯電話機およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、キーワードを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行手段と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定手段と、を備える。
【選択図】 図１
【解決手段】複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、キーワードを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行手段と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定手段と、を備える。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機およびそのプログラムに関し、特に、携帯電話機の諸機能を利用する際に、利用者が設定した任意のキーワードを入力するだけで目的の機能を実行させることを可能とする、携帯電話機およびそのプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、携帯電話機の開発が進み、本来の電話機能のみならず、携帯電話機へのモード設定機能や電話帳などのユーザデータ設定機能、或いは、インターネット接続機能など、付加的な諸機能が搭載されるようになってきており、これら付加機能は膨大かつ複雑なものとなってきている。
【０００３】
これら膨大な機能の中から、利用者の目的とする機能を実行させるためには、通常、何階層にも渡って構成されているメニューを辿って行くことにより、目的の機能が起動できるようになっている。そして、メニュー操作の容易化のために、メニュー番号を入力することでメニュー番号に関連付けられた機能を起動できるようになっているものもある。
【０００４】
また、携帯電話機に予め登録されているキーワードを入力することで、入力したキーワードに関連付けられた機能を表示させるようにしているものもある（例えば、特許文献１参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２０００−２１６８７１号公報（第２−３頁、図１−図６）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のメニュー番号を入力させる方式は、利用者がメニュー番号を知っていることが前提となっており、メニュー番号が分からなければ、目的とする機能を素早く見つけ出すことはできない、という問題点を有している。
【０００７】
また、上述した特許文献１に記載のキーワードを入力させる方式は、メニューキーを操作した後にキーワードを入力するものであり、前述のメニュー番号入力方式と同等の手間を必要としてしまう、という問題点を有している。そして、既に登録済みのキーワードだけが使用可能となっているため、利用者がキーワードを知らない場合には、目的の機能を起動することができない、という問題点を有している。
【０００８】
本発明は上述した事情を改善するために成されたものであり、従って本発明の目的は、携帯電話機の諸機能を利用する際に、利用者が設定した任意のキーワードを入力するだけで目的の機能を実行させることを可能とする、携帯電話機およびそのプログラムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯電話機は、複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、キーワードを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行手段と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
また、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除手段を、更に備えることを特徴とする。
【００１１】
さらに、複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、前記携帯電話機は、無線電波を送受信するアンテナに接続される無線部と、音声を出力する受話器部と、音声を入力する送話器部と、情報表示を行う表示部と、操作の為の各種のキーを有する操作部と、前記各部と接続され前記各部の動作制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作部からキーワードを入力させる入力処理と、前記入力処理によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索処理と、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行処理と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定処理と、を実行することを特徴とする。
【００１２】
また、前記制御部は、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除処理を、更に実行することを特徴とする。
【００１３】
本発明のプログラムは、複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機のコンピュータに、キーワードを入力する入力処理と、前記入力処理によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索処理と、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行処理と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定処理と、を実行させることを特徴とする。
【００１４】
また、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除処理を、更に実行させることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００１６】
図１は、本発明の携帯電話機の一実施形態を示すブロック図である。
【００１７】
図１に示す本実施の形態において、携帯電話機１００は、携帯電話として無線電波を送受信するアンテナ１０に接続される無線部２０と、音声を出力する受話器部３０と、音声を入力する送話器部４０と、携帯電話機１００の情報表示を行う表示部５０と、携帯電話機１００を操作する操作部６０と、前記各部と接続され前記各部の動作制御を行う制御部７０と、から構成されている。
【００１８】
制御部７０は、制御部７０の中央処理装置としてのＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）７１と、ＣＰＵ７１の動作を制御するプログラム７６を記憶・格納するメモリ７５と、携帯電話機１００の電話帳などのユーザデータ７８や、本実施形態における機能一覧情報、キーワードなどから成る検索テーブル７９を記憶し、ＣＰＵ７１によって記憶内容を読み書き可能なメモリ７７と、から構成されている。
【００１９】
そして、制御部７０の制御処理動作により、携帯電話機１００は、通常の電話発着信機能に加え、各種のモード設定機能やユーザデータ設定閲覧機能或いはインターネット接続機能などの諸機能が実行されるようになっている。
【００２０】
操作部６０には携帯電話機１００を操作するための各種のキーが配置されており、数字或いはかな文字を入力するためのテンキー６１と、電話をかけるための開始キー６２と、操作をクリアするクリアキー６３と、電源投入などのための電源キー６４と、表示部５０に表示されるカーソルを移動させるカーソルキー６５と、文字入力モードの変更などを入力するための文字キー６６と、操作の決定の旨を入力するための決定キー６７と、入力したキーワードを確定するための確定キー６８と、入力したキーワードを削除するための削除キー６９と、が配置されている。
【００２１】
次に、図２〜図６を参照して、図１に示した本実施形態の動作について詳細に説明する。
【００２２】
図２、図３、図４は、それぞれ本実施形態の動作を説明する第１、第２、第３のフローチャートである。図５は、本実施形態の表示部の表示例を示す図である。図６は、本実施形態の検索テーブルの一例を示す図である。
【００２３】
携帯電話機１００の電源キー６４の押下により、携帯電話機１００の電源が投入され、制御部７０のＣＰＵ７１がメモリ７５のプログラム７６に従って動作を開始し、表示部５０には待ち受け画面が表示される。待ち受け画面の一例を図５（ａ）に示す。なお、以降における説明の容易化のため、表示部５０の画面の最上段を（イ）、２段目を（ロ）、３段目を（ハ）、最下段の４段目を（ニ）と称するものとする（図５（ａ）の（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）として示す。）。
【００２４】
図５（ａ）の待ち受け画面にて操作部６０の任意のキーが押下されると、携帯電話機１００のＣＰＵ７１は、図２に示すフローチャートによる処理を開始する。すなわち、図２の待ち受け画面にて（図２のＳ１）、キー入力が有ったか否かを判定し（Ｓ２）、キー入力がない場合は（ステップＳ２でＮＯ）そのままキー入力を待ち（ステップＳ２に戻る）、キー入力が有った場合は（ステップＳ２でＹＥＳ）次のステップＳ３に進む。
【００２５】
キー入力が有った場合は（ステップＳ２でＹＥＳ）、入力された文字が全て半角数字か否かを判定し（Ｓ３）、入力された文字が図５（ａ）（ロ）に示すように全て半角数字であった場合には（ステップＳ３でＹＥＳ）、通常の電話発信であるとして通常の音声発信の処理を行う（Ｓ４）。
【００２６】
図５（ａ）の待ち受け画面にて、キーワードを入力して、携帯電話機１００の有する諸機能の内の目的とする機能を実行させるためには、先ずキーワードを入力することが必要である。
【００２７】
キーワードを入力するためには、先ず、デフォルトとして「半角数字」に設定されている入力モードを（図５（ａ）（ハ））、文字キー６６を押下することによって、「全角漢字」入力に切り替える（図５（ｂ）（ハ））。この事により、キーワードを入力することが可能となる。
【００２８】
ここで、テンキー６１を操作して、キーワード「ちゃくれき」を入力し（図５（ｂ）（ロ））、例えばカーソルキー６５を下側へ押下すると、かな「ちゃくれき」が漢字「着歴」に変換される（図５（ｃ）（ロ））。次に、確定キー６８が押下されると、入力されたキーワードに対応する機能名を、メモリ７７の検索テーブル７９から探し出す処理が始まる。
【００２９】
すなわち、図２のステップＳ３で、入力された文字が全て半角数字で無いと判定された場合は（ステップＳ３でＮＯ）、次に、確定キー６８が押下されたか否かを判定し（Ｓ５）、確定キー６８が押下されたので無い場合は（ステップＳ５でＮＯ）、ステップＳ３に戻る。確定キー６８が押下された場合は（ステップＳ５でＹＥＳ）、メモリ７７の検索テーブル７９からキーワードに対応する機能名を探し出すキーワード検索の処理を行う（Ｓ６）。
【００３０】
キーワード検索の処理で検索される検索テーブル７９の一例を図６（ａ）に示す。
【００３１】
検索テーブル７９は、キーワードの欄（図６（ａ）７９０１）と、機能名の欄（図６（ａ）７９０２）とから構成されている。そして、１つのキーワード「履歴」に対応する機能名として、「着信履歴」（７９１の行）、「発信履歴」（７９２の行）、「送信履歴」（７９３の行）、「受信履歴」（７９４の行）、の４つの機能が対応しているものとする。なお、検索テーブル７９のキーワードとしては、上述の「履歴」だけが登録されており、その他のキーワードは未だ登録されていないものとする（図６（ａ）の７９５の行以降）。
【００３２】
図２のステップＳ６におけるキーワード検索の処理においては、検索テーブル７９のキーワード７９０１の欄に、ステップＳ５で確定されたキーワードが記載されているか否かを判定し（Ｓ７）、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されて無ければ（ステップＳ７でＮＯ）、図３に示すフローチャートによる処理を行い（図２の「Ａ」から図３の「Ａ」に進む）、該当キーワードが検索テーブル７９内で見つかれば（ステップＳ７でＹＥＳ）、図４に示すフローチャートによる処理を行う（図２の「Ｂ」から図４の「Ｂ」に進む）。
【００３３】
図２のステップＳ７において、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されて無いと判定した場合（ステップＳ７でＮＯ）、図３に示すフローチャートによる処理に進み、表示部５０に以下のメッセージを表示し、該当キーワードを検索テーブル７９に新規に登録するか否かを利用者に選択させる（図３のＳ８）。すなわち、表示部５０に、「該当キーワードがありません。キーワードを登録しますか？」のメッセージを表示し（図５（ｄ）（ロ））、登録するか否かを選択させる「はい」「いいえ」をも表示する（図５（ｄ）（ニ））。そして、前記「はい」が選択されたか否かを判定する（Ｓ９）。
【００３４】
利用者がカーソルキー６５などの操作により、図５（ｄ）（ニ）の内の「はい」を選択した場合には（ステップＳ９でＹＥＳ）、表示部５０に携帯電話機１００の有する諸機能の一覧を表示し、かつ、「キーワードに関連付ける機能を選択してください」の旨を示す文字も表示する（Ｓ１０）。すなわち、表示部５０に、「キーワード登録」の文字を表示する（図５（ｅ）（イ））と共に、携帯電話機１００が有する諸機能の一覧をも表示する（図５（ｅ）（ロ））。同時に、「キーワードに関連付ける機能を選択してください」の旨を示す「選択」の文字も表示する（図５（ｅ）（ニ））。
【００３５】
その後、利用者はカーソルキー６５の操作により、諸機能の一覧の中から利用者所望の機能を１つ選択する。選択した後に決定キー６７を押下する。すなわち、ステップＳ１０の表示の後、カーソルキー６５の操作かを判定し（Ｓ１１）、カーソルキー６５の操作であれば（ステップＳ１１でＹＥＳ）、表示部５０のカーソル移動を行い（Ｓ１２）、ステップＳ１１に戻る。カーソルキー６５の操作でなければ（ステップＳ１１でＮＯ）、決定キー６７の押下であるか否かを判定する（Ｓ１３）。決定キー６７の押下でなければ（ステップＳ１３でＮＯ）、ステップＳ１１に戻る。
【００３６】
決定キー６７が押下された場合は（ステップＳ１３でＹＥＳ）、図２のステップＳ５で確定されたキーワードが、図３のステップＳ１３で決定された機能に関連付けられたものとなるので、該当キーワードを検索テーブル７９に新規に登録するため、検索テーブル７９の更新処理を行う（Ｓ１４）。すなわち、ステップＳ１３で決定された機能は、図５（ｅ）（ロ）の最下段に示すように「着信履歴」となっているので、ステップＳ５で確定されたキーワード「着歴」と「着信履歴」機能とを対応付けるべく、検索テーブル７９を更新する。更新された検索テーブル７９を図６（ｂ）に示す。図６（ｂ）においては、検索テーブル７９の７９５の行に、新たなキーワードとして「着歴」が登録され、キーワード「着歴」に対応する機能名として「着信履歴」が登録されている。
【００３７】
ステップＳ１４による検索テーブル７９の更新処理の後、表示部５０に「検索キーワードを更新しました」の文字を表示し（Ｓ１５、（図５（ｆ）（ロ）））、待ち受け画面へ戻る（Ｓ１６）。ステップＳ１６は、図２のステップＳ１の待ち受け画面へと進む処理である。
【００３８】
上述のステップＳ９で「はい」が選択されたので無いと判定した場合は（ステップＳ９でＮＯ）、「いいえ」が選択されたか否かを判定し（Ｓ１７）、「いいえ」が選択された場合は（ステップＳ１７でＹＥＳ）、ステップＳ１６へ進み、「いいえ」が選択されない場合は（ステップＳ１７でＮＯ）、ステップＳ９へ戻る。
【００３９】
次に、図２のステップＳ７において、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されていた場合の処理につき、図４に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降の説明において、該当キーワードは「履歴」であったものとして説明を継続する。
【００４０】
図２のステップＳ７において、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されていると判定した場合（ステップＳ７でＹＥＳ）、図４に示すフローチャートによる処理に進み、表示部５０に該当キーワードに対応する該当機能名を表示し、何れの機能を実行させたいのかを利用者に選択させる（図４のＳ１８）。すなわち、該当キーワードが「履歴」であるため、検索テーブル７９（図６（ａ））を検索した結果、キーワード「履歴」に対応する機能名が４つ（「着信履歴」「発信履歴」「送信履歴」「受信履歴」）検索されるので、これを表示部５０に表示し（図５（ｇ）（ロ））、何れの機能を実行させたいのかを選択させるため「選択」の文字をも表示する（図５（ｇ）（ニ））。
【００４１】
利用者はカーソルキー６５の操作により、表示部５０に表示された機能の中から利用者所望の機能を１つ選択する。選択した後に決定キー６７を押下する。すなわち、ステップＳ１８の表示の後、カーソルキー６５の操作かを判定し（Ｓ１９）、カーソルキー６５の操作であれば（ステップＳ１９でＹＥＳ）、表示部５０のカーソル移動を行い（Ｓ２０）、ステップＳ１９に戻る。カーソルキー６５の操作でなければ（ステップＳ１９でＮＯ）、決定キー６７の押下であるか否かを判定する（Ｓ２１）。
【００４２】
決定キー６７が押下された場合は（ステップＳ２１でＹＥＳ）、該当キーワードによって実行させたい機能名が決定されたこととなるので、該当機能を実行させる（Ｓ２２）。すなわち、ステップＳ２１で決定された機能は、図５（ｇ）（ロ）の最上段に示すように「着信履歴」となっているので、「着信履歴」を表示部５０に表示させるなどの該当機能を実行させる。
【００４３】
ステップＳ２２の該当機能の実行が完了すると、該当機能実行の終了処理を行い（Ｓ２３）、プログラム７６のメインルーチンに復帰する。
【００４４】
なお、本実施形態においては、メモリ７７の検索テーブル７９に登録されている、キーワードと機能名の対応関係を解除して、検索テーブル７９の内容を更新することも可能である。その際の利用者の操作は、図４のステップＳ１８で表示部５０に表示された機能名の中から、カーソルキー６５の操作によって、解除を希望する機能名を選択した後、削除キー６９を押下すればよい。すなわち、ステップＳ１８で図５（ｇ）（ロ）に示した該当機能名が表示部５０に表示された後、利用者はカーソルキー６５の操作により、解除を希望する機能を１つ選択し（図５（ｇ）（ロ）の最上段の「着信履歴」を選択したものとする）、その後に削除キー６９を押下する。この事により、キーワード「履歴」に関連付けられていた「着信履歴」機能との対応関係が解除され、検索テーブル７９からも両者の対応関係が削除される。
【００４５】
図４のフローチャートにより、再度説明を行うと、ステップＳ２１で決定キー６７が押下されたのでは無いと判定した場合は（ステップＳ２１でＮＯ）、次に、削除キー６９が押下されたか否かを判定し（Ｓ２４）、削除キー６９が押下されたのでなければ（ステップＳ２４でＮＯ）、ステップＳ１９に戻る。
【００４６】
削除キー６９が押下された場合は（ステップＳ２４でＹＥＳ）、該当キーワード（「履歴」）に対応する機能名（「着信履歴」）を検索テーブル７９から削除するため、（図４の「Ｃ」から図３の「Ｃ」に進むことにより）図３のステップＳ１４に進み、検索テーブル７９の更新処理を行う。この時、図６（ａ）においては７９１の行（「履歴」と「着信履歴」との対応関係）が削除される。そして、ステップＳ１５において、表示部５０に「検索キーワードを更新しました」の文字を表示し（図５（ｆ））、待ち受け画面へ戻る（Ｓ１６）。
【００４７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯電話機およびそのプログラムは、利用者が入力する任意のキーワードに基づいて利用者が目的とする機能を検索できるので、携帯電話機の有する諸機能の中から目的とする機能を速やかに実行させる事が可能となり、携帯電話機の快適な操作が行えるようになる、という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の携帯電話機の一実施形態を示すブロック図である。
【図２】本実施形態の動作を説明する第１のフローチャートである。
【図３】本実施形態の動作を説明する第２のフローチャートである。
【図４】本実施形態の動作を説明する第３のフローチャートである。
【図５】本実施形態の表示部の表示例を示す図である。
【図６】本実施形態の検索テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
１０ アンテナ
２０ 無線部
３０ 受話器部
４０ 送話器部
５０ 表示部
６０ 操作部
６１ テンキー
６２ 開始キー
６３ クリアキー
６４ 電源キー
６５ カーソルキー
６６ 文字キー
６７ 決定キー
６８ 確定キー
６９ 削除キー
７０ 制御部
７１ ＣＰＵ
７５ メモリ
７６ プログラム
７７ メモリ
７８ ユーザデータ
７９ 検索テーブル
１００ 携帯電話機
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機およびそのプログラムに関し、特に、携帯電話機の諸機能を利用する際に、利用者が設定した任意のキーワードを入力するだけで目的の機能を実行させることを可能とする、携帯電話機およびそのプログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、携帯電話機の開発が進み、本来の電話機能のみならず、携帯電話機へのモード設定機能や電話帳などのユーザデータ設定機能、或いは、インターネット接続機能など、付加的な諸機能が搭載されるようになってきており、これら付加機能は膨大かつ複雑なものとなってきている。
【０００３】
これら膨大な機能の中から、利用者の目的とする機能を実行させるためには、通常、何階層にも渡って構成されているメニューを辿って行くことにより、目的の機能が起動できるようになっている。そして、メニュー操作の容易化のために、メニュー番号を入力することでメニュー番号に関連付けられた機能を起動できるようになっているものもある。
【０００４】
また、携帯電話機に予め登録されているキーワードを入力することで、入力したキーワードに関連付けられた機能を表示させるようにしているものもある（例えば、特許文献１参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２０００−２１６８７１号公報（第２−３頁、図１−図６）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のメニュー番号を入力させる方式は、利用者がメニュー番号を知っていることが前提となっており、メニュー番号が分からなければ、目的とする機能を素早く見つけ出すことはできない、という問題点を有している。
【０００７】
また、上述した特許文献１に記載のキーワードを入力させる方式は、メニューキーを操作した後にキーワードを入力するものであり、前述のメニュー番号入力方式と同等の手間を必要としてしまう、という問題点を有している。そして、既に登録済みのキーワードだけが使用可能となっているため、利用者がキーワードを知らない場合には、目的の機能を起動することができない、という問題点を有している。
【０００８】
本発明は上述した事情を改善するために成されたものであり、従って本発明の目的は、携帯電話機の諸機能を利用する際に、利用者が設定した任意のキーワードを入力するだけで目的の機能を実行させることを可能とする、携帯電話機およびそのプログラムを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明の携帯電話機は、複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、キーワードを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行手段と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定手段と、を備えることを特徴とする。
【００１０】
また、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除手段を、更に備えることを特徴とする。
【００１１】
さらに、複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、前記携帯電話機は、無線電波を送受信するアンテナに接続される無線部と、音声を出力する受話器部と、音声を入力する送話器部と、情報表示を行う表示部と、操作の為の各種のキーを有する操作部と、前記各部と接続され前記各部の動作制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作部からキーワードを入力させる入力処理と、前記入力処理によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索処理と、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行処理と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定処理と、を実行することを特徴とする。
【００１２】
また、前記制御部は、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除処理を、更に実行することを特徴とする。
【００１３】
本発明のプログラムは、複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機のコンピュータに、キーワードを入力する入力処理と、前記入力処理によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索処理と、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行処理と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定処理と、を実行させることを特徴とする。
【００１４】
また、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除処理を、更に実行させることを特徴とする。
【００１５】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００１６】
図１は、本発明の携帯電話機の一実施形態を示すブロック図である。
【００１７】
図１に示す本実施の形態において、携帯電話機１００は、携帯電話として無線電波を送受信するアンテナ１０に接続される無線部２０と、音声を出力する受話器部３０と、音声を入力する送話器部４０と、携帯電話機１００の情報表示を行う表示部５０と、携帯電話機１００を操作する操作部６０と、前記各部と接続され前記各部の動作制御を行う制御部７０と、から構成されている。
【００１８】
制御部７０は、制御部７０の中央処理装置としてのＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）７１と、ＣＰＵ７１の動作を制御するプログラム７６を記憶・格納するメモリ７５と、携帯電話機１００の電話帳などのユーザデータ７８や、本実施形態における機能一覧情報、キーワードなどから成る検索テーブル７９を記憶し、ＣＰＵ７１によって記憶内容を読み書き可能なメモリ７７と、から構成されている。
【００１９】
そして、制御部７０の制御処理動作により、携帯電話機１００は、通常の電話発着信機能に加え、各種のモード設定機能やユーザデータ設定閲覧機能或いはインターネット接続機能などの諸機能が実行されるようになっている。
【００２０】
操作部６０には携帯電話機１００を操作するための各種のキーが配置されており、数字或いはかな文字を入力するためのテンキー６１と、電話をかけるための開始キー６２と、操作をクリアするクリアキー６３と、電源投入などのための電源キー６４と、表示部５０に表示されるカーソルを移動させるカーソルキー６５と、文字入力モードの変更などを入力するための文字キー６６と、操作の決定の旨を入力するための決定キー６７と、入力したキーワードを確定するための確定キー６８と、入力したキーワードを削除するための削除キー６９と、が配置されている。
【００２１】
次に、図２〜図６を参照して、図１に示した本実施形態の動作について詳細に説明する。
【００２２】
図２、図３、図４は、それぞれ本実施形態の動作を説明する第１、第２、第３のフローチャートである。図５は、本実施形態の表示部の表示例を示す図である。図６は、本実施形態の検索テーブルの一例を示す図である。
【００２３】
携帯電話機１００の電源キー６４の押下により、携帯電話機１００の電源が投入され、制御部７０のＣＰＵ７１がメモリ７５のプログラム７６に従って動作を開始し、表示部５０には待ち受け画面が表示される。待ち受け画面の一例を図５（ａ）に示す。なお、以降における説明の容易化のため、表示部５０の画面の最上段を（イ）、２段目を（ロ）、３段目を（ハ）、最下段の４段目を（ニ）と称するものとする（図５（ａ）の（イ）、（ロ）、（ハ）、（ニ）として示す。）。
【００２４】
図５（ａ）の待ち受け画面にて操作部６０の任意のキーが押下されると、携帯電話機１００のＣＰＵ７１は、図２に示すフローチャートによる処理を開始する。すなわち、図２の待ち受け画面にて（図２のＳ１）、キー入力が有ったか否かを判定し（Ｓ２）、キー入力がない場合は（ステップＳ２でＮＯ）そのままキー入力を待ち（ステップＳ２に戻る）、キー入力が有った場合は（ステップＳ２でＹＥＳ）次のステップＳ３に進む。
【００２５】
キー入力が有った場合は（ステップＳ２でＹＥＳ）、入力された文字が全て半角数字か否かを判定し（Ｓ３）、入力された文字が図５（ａ）（ロ）に示すように全て半角数字であった場合には（ステップＳ３でＹＥＳ）、通常の電話発信であるとして通常の音声発信の処理を行う（Ｓ４）。
【００２６】
図５（ａ）の待ち受け画面にて、キーワードを入力して、携帯電話機１００の有する諸機能の内の目的とする機能を実行させるためには、先ずキーワードを入力することが必要である。
【００２７】
キーワードを入力するためには、先ず、デフォルトとして「半角数字」に設定されている入力モードを（図５（ａ）（ハ））、文字キー６６を押下することによって、「全角漢字」入力に切り替える（図５（ｂ）（ハ））。この事により、キーワードを入力することが可能となる。
【００２８】
ここで、テンキー６１を操作して、キーワード「ちゃくれき」を入力し（図５（ｂ）（ロ））、例えばカーソルキー６５を下側へ押下すると、かな「ちゃくれき」が漢字「着歴」に変換される（図５（ｃ）（ロ））。次に、確定キー６８が押下されると、入力されたキーワードに対応する機能名を、メモリ７７の検索テーブル７９から探し出す処理が始まる。
【００２９】
すなわち、図２のステップＳ３で、入力された文字が全て半角数字で無いと判定された場合は（ステップＳ３でＮＯ）、次に、確定キー６８が押下されたか否かを判定し（Ｓ５）、確定キー６８が押下されたので無い場合は（ステップＳ５でＮＯ）、ステップＳ３に戻る。確定キー６８が押下された場合は（ステップＳ５でＹＥＳ）、メモリ７７の検索テーブル７９からキーワードに対応する機能名を探し出すキーワード検索の処理を行う（Ｓ６）。
【００３０】
キーワード検索の処理で検索される検索テーブル７９の一例を図６（ａ）に示す。
【００３１】
検索テーブル７９は、キーワードの欄（図６（ａ）７９０１）と、機能名の欄（図６（ａ）７９０２）とから構成されている。そして、１つのキーワード「履歴」に対応する機能名として、「着信履歴」（７９１の行）、「発信履歴」（７９２の行）、「送信履歴」（７９３の行）、「受信履歴」（７９４の行）、の４つの機能が対応しているものとする。なお、検索テーブル７９のキーワードとしては、上述の「履歴」だけが登録されており、その他のキーワードは未だ登録されていないものとする（図６（ａ）の７９５の行以降）。
【００３２】
図２のステップＳ６におけるキーワード検索の処理においては、検索テーブル７９のキーワード７９０１の欄に、ステップＳ５で確定されたキーワードが記載されているか否かを判定し（Ｓ７）、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されて無ければ（ステップＳ７でＮＯ）、図３に示すフローチャートによる処理を行い（図２の「Ａ」から図３の「Ａ」に進む）、該当キーワードが検索テーブル７９内で見つかれば（ステップＳ７でＹＥＳ）、図４に示すフローチャートによる処理を行う（図２の「Ｂ」から図４の「Ｂ」に進む）。
【００３３】
図２のステップＳ７において、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されて無いと判定した場合（ステップＳ７でＮＯ）、図３に示すフローチャートによる処理に進み、表示部５０に以下のメッセージを表示し、該当キーワードを検索テーブル７９に新規に登録するか否かを利用者に選択させる（図３のＳ８）。すなわち、表示部５０に、「該当キーワードがありません。キーワードを登録しますか？」のメッセージを表示し（図５（ｄ）（ロ））、登録するか否かを選択させる「はい」「いいえ」をも表示する（図５（ｄ）（ニ））。そして、前記「はい」が選択されたか否かを判定する（Ｓ９）。
【００３４】
利用者がカーソルキー６５などの操作により、図５（ｄ）（ニ）の内の「はい」を選択した場合には（ステップＳ９でＹＥＳ）、表示部５０に携帯電話機１００の有する諸機能の一覧を表示し、かつ、「キーワードに関連付ける機能を選択してください」の旨を示す文字も表示する（Ｓ１０）。すなわち、表示部５０に、「キーワード登録」の文字を表示する（図５（ｅ）（イ））と共に、携帯電話機１００が有する諸機能の一覧をも表示する（図５（ｅ）（ロ））。同時に、「キーワードに関連付ける機能を選択してください」の旨を示す「選択」の文字も表示する（図５（ｅ）（ニ））。
【００３５】
その後、利用者はカーソルキー６５の操作により、諸機能の一覧の中から利用者所望の機能を１つ選択する。選択した後に決定キー６７を押下する。すなわち、ステップＳ１０の表示の後、カーソルキー６５の操作かを判定し（Ｓ１１）、カーソルキー６５の操作であれば（ステップＳ１１でＹＥＳ）、表示部５０のカーソル移動を行い（Ｓ１２）、ステップＳ１１に戻る。カーソルキー６５の操作でなければ（ステップＳ１１でＮＯ）、決定キー６７の押下であるか否かを判定する（Ｓ１３）。決定キー６７の押下でなければ（ステップＳ１３でＮＯ）、ステップＳ１１に戻る。
【００３６】
決定キー６７が押下された場合は（ステップＳ１３でＹＥＳ）、図２のステップＳ５で確定されたキーワードが、図３のステップＳ１３で決定された機能に関連付けられたものとなるので、該当キーワードを検索テーブル７９に新規に登録するため、検索テーブル７９の更新処理を行う（Ｓ１４）。すなわち、ステップＳ１３で決定された機能は、図５（ｅ）（ロ）の最下段に示すように「着信履歴」となっているので、ステップＳ５で確定されたキーワード「着歴」と「着信履歴」機能とを対応付けるべく、検索テーブル７９を更新する。更新された検索テーブル７９を図６（ｂ）に示す。図６（ｂ）においては、検索テーブル７９の７９５の行に、新たなキーワードとして「着歴」が登録され、キーワード「着歴」に対応する機能名として「着信履歴」が登録されている。
【００３７】
ステップＳ１４による検索テーブル７９の更新処理の後、表示部５０に「検索キーワードを更新しました」の文字を表示し（Ｓ１５、（図５（ｆ）（ロ）））、待ち受け画面へ戻る（Ｓ１６）。ステップＳ１６は、図２のステップＳ１の待ち受け画面へと進む処理である。
【００３８】
上述のステップＳ９で「はい」が選択されたので無いと判定した場合は（ステップＳ９でＮＯ）、「いいえ」が選択されたか否かを判定し（Ｓ１７）、「いいえ」が選択された場合は（ステップＳ１７でＹＥＳ）、ステップＳ１６へ進み、「いいえ」が選択されない場合は（ステップＳ１７でＮＯ）、ステップＳ９へ戻る。
【００３９】
次に、図２のステップＳ７において、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されていた場合の処理につき、図４に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以降の説明において、該当キーワードは「履歴」であったものとして説明を継続する。
【００４０】
図２のステップＳ７において、該当キーワードが検索テーブル７９に登録されていると判定した場合（ステップＳ７でＹＥＳ）、図４に示すフローチャートによる処理に進み、表示部５０に該当キーワードに対応する該当機能名を表示し、何れの機能を実行させたいのかを利用者に選択させる（図４のＳ１８）。すなわち、該当キーワードが「履歴」であるため、検索テーブル７９（図６（ａ））を検索した結果、キーワード「履歴」に対応する機能名が４つ（「着信履歴」「発信履歴」「送信履歴」「受信履歴」）検索されるので、これを表示部５０に表示し（図５（ｇ）（ロ））、何れの機能を実行させたいのかを選択させるため「選択」の文字をも表示する（図５（ｇ）（ニ））。
【００４１】
利用者はカーソルキー６５の操作により、表示部５０に表示された機能の中から利用者所望の機能を１つ選択する。選択した後に決定キー６７を押下する。すなわち、ステップＳ１８の表示の後、カーソルキー６５の操作かを判定し（Ｓ１９）、カーソルキー６５の操作であれば（ステップＳ１９でＹＥＳ）、表示部５０のカーソル移動を行い（Ｓ２０）、ステップＳ１９に戻る。カーソルキー６５の操作でなければ（ステップＳ１９でＮＯ）、決定キー６７の押下であるか否かを判定する（Ｓ２１）。
【００４２】
決定キー６７が押下された場合は（ステップＳ２１でＹＥＳ）、該当キーワードによって実行させたい機能名が決定されたこととなるので、該当機能を実行させる（Ｓ２２）。すなわち、ステップＳ２１で決定された機能は、図５（ｇ）（ロ）の最上段に示すように「着信履歴」となっているので、「着信履歴」を表示部５０に表示させるなどの該当機能を実行させる。
【００４３】
ステップＳ２２の該当機能の実行が完了すると、該当機能実行の終了処理を行い（Ｓ２３）、プログラム７６のメインルーチンに復帰する。
【００４４】
なお、本実施形態においては、メモリ７７の検索テーブル７９に登録されている、キーワードと機能名の対応関係を解除して、検索テーブル７９の内容を更新することも可能である。その際の利用者の操作は、図４のステップＳ１８で表示部５０に表示された機能名の中から、カーソルキー６５の操作によって、解除を希望する機能名を選択した後、削除キー６９を押下すればよい。すなわち、ステップＳ１８で図５（ｇ）（ロ）に示した該当機能名が表示部５０に表示された後、利用者はカーソルキー６５の操作により、解除を希望する機能を１つ選択し（図５（ｇ）（ロ）の最上段の「着信履歴」を選択したものとする）、その後に削除キー６９を押下する。この事により、キーワード「履歴」に関連付けられていた「着信履歴」機能との対応関係が解除され、検索テーブル７９からも両者の対応関係が削除される。
【００４５】
図４のフローチャートにより、再度説明を行うと、ステップＳ２１で決定キー６７が押下されたのでは無いと判定した場合は（ステップＳ２１でＮＯ）、次に、削除キー６９が押下されたか否かを判定し（Ｓ２４）、削除キー６９が押下されたのでなければ（ステップＳ２４でＮＯ）、ステップＳ１９に戻る。
【００４６】
削除キー６９が押下された場合は（ステップＳ２４でＹＥＳ）、該当キーワード（「履歴」）に対応する機能名（「着信履歴」）を検索テーブル７９から削除するため、（図４の「Ｃ」から図３の「Ｃ」に進むことにより）図３のステップＳ１４に進み、検索テーブル７９の更新処理を行う。この時、図６（ａ）においては７９１の行（「履歴」と「着信履歴」との対応関係）が削除される。そして、ステップＳ１５において、表示部５０に「検索キーワードを更新しました」の文字を表示し（図５（ｆ））、待ち受け画面へ戻る（Ｓ１６）。
【００４７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の携帯電話機およびそのプログラムは、利用者が入力する任意のキーワードに基づいて利用者が目的とする機能を検索できるので、携帯電話機の有する諸機能の中から目的とする機能を速やかに実行させる事が可能となり、携帯電話機の快適な操作が行えるようになる、という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の携帯電話機の一実施形態を示すブロック図である。
【図２】本実施形態の動作を説明する第１のフローチャートである。
【図３】本実施形態の動作を説明する第２のフローチャートである。
【図４】本実施形態の動作を説明する第３のフローチャートである。
【図５】本実施形態の表示部の表示例を示す図である。
【図６】本実施形態の検索テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
１０ アンテナ
２０ 無線部
３０ 受話器部
４０ 送話器部
５０ 表示部
６０ 操作部
６１ テンキー
６２ 開始キー
６３ クリアキー
６４ 電源キー
６５ カーソルキー
６６ 文字キー
６７ 決定キー
６８ 確定キー
６９ 削除キー
７０ 制御部
７１ ＣＰＵ
７５ メモリ
７６ プログラム
７７ メモリ
７８ ユーザデータ
７９ 検索テーブル
１００ 携帯電話機
Claims (6)
- 複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、キーワードを入力する入力手段と、前記入力手段によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索手段と、前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行手段と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定手段と、を備えることを特徴とする携帯電話機。
- 前記検索手段による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除手段を、更に備えることを特徴とする請求項１に記載の携帯電話機。
- 複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機において、前記携帯電話機は、無線電波を送受信するアンテナに接続される無線部と、音声を出力する受話器部と、音声を入力する送話器部と、情報表示を行う表示部と、操作の為の各種のキーを有する操作部と、前記各部と接続され前記各部の動作制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記操作部からキーワードを入力させる入力処理と、前記入力処理によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索処理と、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行処理と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定処理と、を実行することを特徴とする携帯電話機。
- 前記制御部は、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除処理を、更に実行することを特徴とする請求項３に記載の携帯電話機。
- 複数の機能を有しかつそれぞれに所定の機能名が割り当てられている携帯電話機のコンピュータに、キーワードを入力する入力処理と、前記入力処理によって入力されたキーワードに対応する機能名を検索する検索処理と、前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名に対応する機能を実行する機能実行処理と、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在しない場合に前記入力されたキーワードに関連付けた機能名を設定させる機能名設定処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
- 前記検索処理による検索の結果、前記入力されたキーワードに関連付けられた機能名が存在した場合に該機能名と前記入力されたキーワードとの関連付けを解除する機能名解除処理を、更に実行させることを特徴とする請求項５に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003061681A JP2004274346A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 携帯電話機およびそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003061681A JP2004274346A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 携帯電話機およびそのプログラム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004274346A true JP2004274346A (ja) | 2004-09-30 |
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ID=33123839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2003061681A Pending JP2004274346A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 携帯電話機およびそのプログラム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004274346A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2432236A (en) * | 2005-11-09 | 2007-05-16 | Samsung Electronics Co Ltd | Associating a text input string with an application in a mobile communication device |
| US7433705B2 (en) | 2005-01-31 | 2008-10-07 | Nec Corporation | Information terminal and recording medium for recording program of a computer to operate as the information terminal |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003061681A patent/JP2004274346A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7433705B2 (en) | 2005-01-31 | 2008-10-07 | Nec Corporation | Information terminal and recording medium for recording program of a computer to operate as the information terminal |
| GB2432236A (en) * | 2005-11-09 | 2007-05-16 | Samsung Electronics Co Ltd | Associating a text input string with an application in a mobile communication device |
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