JP5207129B2 - 画像形成方法および現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に採用される画像形成方法および現像装置に関するものである。
従来、画像形成装置の現像手段として、一成分現像装置が広く用いられている。一成分現像装置の代表的な構成としては、トナー担持体にトナーを供給する供給部材として可撓性を有するスポンジローラを用い、スポンジローラによりトナーをトナー担持体に押付けることにより、トナーを摩擦帯電させつつトナー担持体上にトナーを供給する(図10参照)。また、トナー担持体上に担持するトナー量を規制する規制部材を設け、規制部材によりトナーをトナー担持体に押付けることにより、トナーを摩擦帯電させつつトナー層を均一な薄層とする(図11参照)。このようにして、帯電され、薄層化されたトナーはトナー担持体の表面移動により潜像担持体と対向部まで搬送され現像が行われる。
この一成分現像装置では、供給部材によるトナー供給時と、規制部材による規制時に、トナーをトナー担持体に押付けることによりトナーに強いストレスが与えられ、経時でトナー劣化を引き起こす。具体的には、トナーは樹脂を母体(バインダ)として周りに流動化粒子と呼ばれるシリカ、チタン等の添加剤を付着させているが、ストレスにより添加剤が母体(バインダ)内部へ埋没してしまい流動性が低下する。流動性の低下により、トナーはトナー担持体や規制部材へ付着しやすい状況となる。また、トナー担持体や規制部材には供給部や規制部で発生する摩擦熱が加わることにより、付着したトナーが溶解して剥がれなくなる、所謂、トナー担持体フィルミングや、規制部材へのトナー固着と言われる状態が発生する。このような状況では、経時でトナーの摩擦帯電が阻害され、所定の極性、帯電量が得られず地汚れが発生し易くなると共に、現像効率が低下し、画像品質が低下する。
特に、近年、環境問題から画像形成装置の消費エネルギーを低減させることが望まれており、消費エネルギーのおおきなトナー定着時エネルギーを低減するようトナーの溶解温度を低下させる傾向がある。さらに、定着時の離型性を良くするためにトナーにワックス材料を混合・添加するものが多くなっている。これらのトナーの特性変化も、上記問題を発生させやすい一因となっている。
そこで、トナーを帯電させる際の摩擦による強いストレスを抑制するために、摩擦帯電以外の方法を用いてトナーを帯電させるものが提案されている。例えば、特許文献1では、導電性トナーを用い、電荷付与部材としての導電性塗料が塗布されたトナー容器の内壁に、電圧を印加することによってトナー容器内に収容される導電性トナーに電荷を付与して帯電させた後、トナーをトナー担持体に飛翔させて供給するものが記載されている。
特開平9−300685号公報
しかしながら、特許文献1の電荷付与部材により導電性トナーに電荷を付与して帯電させる装置では、摩擦帯電に比べて十分なトナーの帯電量が得ることは難しく、また、トナーが電荷を保持している時間が短い。このため、現像領域におけるにトナー帯電量は低くなってしまう。よって、現像するためには強い現像電界が必要となり、現像効率としては低くならざるを得ない。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、一成分現像方式において、摩擦帯電以外の方法でトナーを帯電させることでトナー帯電量が低くなったとしても、現像効率の低下を抑制し高品位の画像を得ることができる画像形成方法及び現像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、電圧を印加した電荷付与部材により比較的抵抗の低いトナーに電荷を付与して帯電させた後に、該トナーをトナー担持体により潜像担持体と対向する現像領域まで搬送し、該現像領域で該トナー担持体と該潜像担持体との間に形成される現像電界により現像をおこなう画像形成方法において、上記トナーを、ホッパ部内で撹拌してから、上記トナー担持体と該トナー担持体表面に所定の間隙を持って対向するように配置されたトナー供給部材との間隙に落下させて該トナー担持体表面に押付けることなく接触させ、更なる該トナー担持体での搬送によって上記電荷付与部材との対向領域に搬送して帯電させた後、上記現像領域で上記トナー担持体上のトナー層を機械的に撹乱して上記現像電界による現像を促進させることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成方法において、ポジポジプロセスを採用することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1の画像形成方法において、上記トナーの体積固有抵抗が10[Ω・cm]以上1012[Ω・cm]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成方法において、上記トナー帯電時のトナー層厚nが1層以上3層以下であり、上記電荷付与部材に印加される電圧をVとすると、トナー層厚nと電圧Vとが、500×n[V]≧V≧400[V]の関係を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の何れかの画像形成方法において、上記トナー担持体を上記潜像担持体に対して、線圧0.5〜2.5[gf/mm]で当接することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の画像形成方法において、上記トナーとして光導電性トナーを使用することを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成方法において、上記現像領域及びその近傍の上記トナー担持体に機械的振動を発生させることにより上記トナー層を機械的に撹乱することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の画像形成方法において、上記現像領域及びその近傍の上記トナー担持体上にエアを吹きかけることにより上記トナー層を機械的に撹乱することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成方法において、上記トナーは投影時に円形度が90%以上のトナー形状であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、比較的抵抗の低いトナーを担持して潜像担持体との対向部である現像領域まで搬送するトナー担持体と、該トナー担持体のトナー搬送方向に関して該現像領域よりも上流部で該トナー担持体上のトナー層に電荷を付与する電荷付与部材と、該現像領域で該トナー担持体と該潜像担持体との間に現像電界を形成する現像電界形成手段とを備えた現像装置において、撹拌手段を備え上記トナーを収容するホッパと、該ホッパから落下したトナーをガイドして上記トナー担持体表面に接触させるように該トナー担持体表面と所定の間隙を持って対向するように配置されたトナー供給部材と設け、該トナー供給部材によってトナーを該トナー担持体表面に押付けることなく接触させて該トナー担持体に供給するようにするとともに、上記現像領域で上記トナー担持体上のトナー層を機械的に撹乱するトナー層撹乱手段を設け、該トナー層撹乱手段により該トナー層を撹乱することにより上記現像電界による現像を促進させることを特徴とするものである。
本発明においては、現像領域においてトナー層を機械的手段により撹乱することにより、トナーはトナー担持体表面との付着力が弱い状態となる。このようなトナー担持体表面との付着力が弱いトナーを用いて現像を行うことにより、現像電界に対する感度が上がり、現像効率が向上する。よって、トナーへのストレスを抑制するために、電荷付与部材によりトナーを帯電することによりトナー帯電量が低くなったとしても、現像効率の低下を抑制することができる。
以上、本発明によれば、一成分現像方式において、摩擦帯電以外の方法でトナーを帯電させることでトナー帯電量が低くなったとしても、現像効率の低下を抑制し高品位の画像を得ることができるという優れた効果がある。
以下、本発明を適用した画像形成方法の実施形態について説明する。本発明に係る画像形成方法では、接触または非接触現像の一成分現像方法を用いる。例えば,アルミスリーブを用いた接触現像法、導電性ゴムベルトを用いた接触現像法、また、アルミ素管の表面にカーボンブラック、金属フィラー等を含む導電性樹脂層を形成した現像スリーブを用いる非接触現像法等である。
<第一の実施形態>
第一の実施形態に係る一成分現像方法は、比較的低抵抗のトナーを用い、電荷注入によりトナーを帯電させ、機械的振動を与えて現像領域においてトナー層を撹乱させてトナー担持体とトナーとの付着力を弱め、現像電界による現像を促進させるものである。図1は、第一の実施形態に係る一成分現像方法で用いられる現像装置の概略構成図である。この現像装置2では、潜像担持体である感光体1に対向するよう、トナー担持体として回転可能なトナー担持スリーブ3が配置されている。現像装置2は、トナー12を収容するホッパ部4と、ホッパ部4より斜め下方に配置されトナー担持スリーブ3を収容するスリーブ収容部11とを備えている。
ホッパ部4には、回転軸の周りに羽根をつけたアジテータ5が配設されており、収容されるトナー12を攪拌する。この攪拌により、トナー12は当初凝集状態にあっても解された状態になり、トナー間距離が広がる。これにより、トナー12の流動性が高く動き易い流動化状態となる。ホッパ部4で攪拌された流動化状態となったトナー12は、トナー間付着力が小さいのでホッパ部4から落下して、スリーブ収容部11のトナー担持スリーブ3の近傍に流れ出す。なお、ホッパ部4には、トナーが100〜150[g]存在している。
スリーブ収容部11には、トナーをトナー担持スリーブ3表面に供給するトナー供給手段として板状のトナー供給部材6が設けられている。この板状のトナー供給部材6は、ホッパ部4から流入したトナーをガイドしてトナー担持スリーブ3表面に押付けることなく接触させるよう、トナー担持スリーブ3と所定の間隙を持って対向するよう配置されている。このトナー供給部材6とトナー担持スリーブ3との距離L1は0.5[mm]〜1.5[mm]程度が良い。また、トナー担持スリーブ3の回転方向に関してトナー供給部材6よりも下流で、感光体1と対向する現像領域より上流には、トナー担持スリーブ3表面に対向するよう電荷付与部材(電極)8が配置されており、電源13よりトナーの帯電極性である負の電圧が印加される。このトナー帯電部材8とトナー担持スリーブ3の距離L2は0.1[mm]〜0.3[mm]程度が良い。
ホッパ部4から流入したトナーは、トナー供給部材6によりガイドされ、トナー担持スリーブ3表面に押付けられることなく接触する。このように、トナーはトナー担持スリーブ3へ押付けられることがないため、摩擦帯電は生じず、ほとんど帯電していないほぼ未帯電状態である。ほぼ未帯電状態のトナーは、トナー担持スリーブ3への表面付着力や、トナー粒子同士のファンデルワールス力等によってトナー担持スリーブ3表面に担持される。言い換えれば、従来の現像装置は、トナー供給部材によりトナーをトナー担持スリーブ3に押付けてトナーを摩擦帯電させつつ供給するものや、帯電したトナーを静電的に供給するものであった。このような従来の現像装置では、帯電トナーがトナー担持スリーブ3に静電的拘束力を含めた力で担持されるため、担持量が増加し層厚が厚い状態となる。これに対し、本実施形態の現像装置2では、ほぼ未帯電状態のトナーをトナー担持スリーブ3からの静電的拘束力を含まないの力で担持しているので、従来の現像装置に比べトナー層は薄層となる。
さらに、トナーを流動化状態としているため、トナー担持スリーブ3との接触確率が増加する。また、トナーの対トナー担持体付着力>トナー間付着力の関係になるため、トナー層は厚層とはならず、具体的には1層から多くとも3層の薄層となる。
このようにしてトナー担持スリーブ3に均一な薄層状態で担持されたトナーは、トナー担持スリーブ3の回転により、電荷付与部材(電極)8まで搬送され、トナーはトナー担持スリーブ3と電荷付与部材8との間に挟まれ、電荷注入により帯電する。例えば、電荷付与部材(電極)8に電圧−1000[V]を印加すると、トナー電位で−335V、トナー帯電量として約―9[μC/g]程度得られる。図2に、印加電圧とトナー層電位の関係を示す。なお、図2の関係はトナー粒径に依存してその範囲は移動すると予測される。
電荷付与部材(電極)8により帯電したトナーは、トナー担持スリーブ3の回転により、現像領域へ搬送される。感光体1上には、公知の帯電、露光工程(不図示)により、ネガポジプロセスに対応する静電潜像が形成されている。現像領域では、トナー担持スリーブ3と感光体1との間に現像電界が形成されており、トナー担持スリーブ3上のトナーが感光体1上の静電潜像の画像部に移動する。
また、図3のように、電荷付与部材(電極)8に対向するトナー担持スリーブ3の内側には、高抵抗部材10を配置し、電源14より高抵抗部材10に正の電圧が印加することにより、対向するトナー担持スリーブ3上のトナーに負の電荷を付与してもよい。高抵抗部材は厚み50[μm]〜200[μm]の範囲が適当である。この場合、感光体1にポジポジプロセスに対応する静電潜像が形成して現像を行うと、現像電界を形成するための電圧の極性と、高抵抗部材10に印加する電圧の極性が同じになるため、電源の数を少なくできコストダウンにつながる。
ここで、従来の摩擦帯電によりトナーを帯電させる方法では、トナー帯電量として約−10〜−20[μC/g]に帯電させ、上記現像電界によりトナー担持スリーブ3上のトナーを感光体1上の静電潜像の画像部に移動させている。これに対して、本実施形態の図1に示す現像装置を用いて、摩擦帯電以外の方法でトナーを帯電させるものでは、電荷付与部材(電極)8に電圧−1000[V]を印加しても、トナー帯電量は−10[μC/g]となっており、従来に比べ帯電量が低くなる。また、特許文献1に記載された現像装置では、容器内の塊状のトナーを電荷注入により帯電させるため、さらに帯電量が低くなると考えられる。このようにトナーへのストレスを抑制するために電荷付与部材(電極)8によりトナーを帯電することでトナー帯電量が低くなっても、現像効率の低下を抑制することが望まれる。
本実施形態の現像装置4では、現像効率の低下を抑制するため、現像領域でトナー担持スリーブ3表面の非静電的付着力の影響を低減するよう、現像領域で当接圧を弱めた状態でトナー層を機械的手段により攪拌することでトナーをトナー担持スリーブ3表面から離脱させる。従来の一成分接触現像方式では、トナー層における空気層といわれる、所謂、エアギャップの存在で電界の形成状態が変化するため、当接圧は高めている。また、一旦、感光体1の地肌領域に付着したトナーをトナー担持スリーブ3に戻すために当接圧を作用させて、所謂、スキャベンジ効果を得ようとしている。しかし、当接圧を高めた状態では、トナーに機械的なダメージが与えられて変化し易くなる。また、当接圧を高めた状態では、トナーの動きが拘束されることにより、トナーの動きを阻害してしまう。このようなことより、本実施形態の現像装置4では、現像領域で当接圧を弱めた状態、すなわち、エアギャップを長く取ってトナーが可動な範囲を与えることと、機械的手段によりトナーを撹乱させることで、トナー担持スリーブ3上のトナーはトナー担持スリーブ3表面との付着力が弱い状態となる。このようなトナー担持スリーブ3表面との付着力が弱いトナーを用いて現像を行うことにより、現像効率は向上する。よって、摩擦帯電ではなく、電荷付与部材8によりトナーに電荷を付与することで、摩擦帯電に比べてトナー帯電量が低くなっても、現像効率の低下を抑制することができる。
具体的には、感光体1とトナー担持スリーブ3の当接圧は2[gf/mm]に設定しており、従来の接触現像では当接状態が不安定になる領域に相当するが、現像ギャップはほぼ0が得られている状態である。この当接圧は、0.5[gf/mm]より小さくなると、エアギャップが大きくなり過ぎて現像電界が十分作用しない部分ができ、一部で現像できなくなる。また2.5[gf/mm]より大きくなると、通常の接触現像の条件となり、トナーが動きにくくなる。
また、現像領域の下流部には、トナー担持スリーブ3上のトナーを回収する回収バイアスが印加され、トナー担持スリーブ3と同速、同方向に回転する回収部材としての回収ローラ9が当接している。そして、この回収ローラ9よりもさらに下流のトナーが付着する上記トナー供給部より上流のトナー担持スリーブ3に振動部材7が当接している。振動部材7は、トナー担持スリーブ表面へ当接するものでも良いし、トナー担持スリーブ3を駆動する軸等に当接するものでも良い。この振動部材7は、トナー担持スリーブ3に振動数100〜1000[Hz]の機械的振動を適宜与えることで、トナー担持スリーブ3上のトナーが振動により撹乱され、トナー担持スリーブ3との付着力が低減する。現像領域では、トナー担持スリーブ3と感光体1との間に、潜像と現像バイアスにより電界が形成されているのでトナーは潜像に付着することで顕像化される。ここで、このようなトナー担持スリーブ3表面との付着力が弱いトナーを用いて現像を行うことにより、現像効率は向上する。図4は、上記現像装置2と、従来の現像装置の当接圧で攪拌手段を設けない現像装置の、現像ポテンシャルと付着量の関係を示すグラフである。本実施形態の現像装置2では、現像領域で当接圧を弱め、トナー層を機械的手段により攪拌することで現像効率を向上させることができる。
感光体1上に現像されたトナー像は、その後、転写、定着工程を経て画像が形成される。なお、現像されなかったトナーは、回収ローラ9により回収されて適宜ホッパ部4へ戻される。
また、図5に、本実施形態の現像装置と従来の摩擦帯電によりトナーを帯電させる現像装置の、経時におけるトナーの添加剤埋没ランクを比較した実験結果を示す。本実施形態の現像装置2では、100[k枚(千枚)]を越えても添加剤埋没ランクは4を維持している。これに対して、従来の摩擦帯電によるものでは20[k枚]でランク3になり、40[k枚]ではランク1となった。これより、本実施形態の現像装置2では、トナー担持スリーブ3へのトナーの供給及びトナーの電荷付与を、従来の摩擦帯電を利用せずに電荷注入による電荷付与を行うことで、機械的なストレスを与えること無く、画像形成を行えるため、経時でも劣化することなく、画像品質を維持することができる。
次に、図1の現像装置に採用されるトナー担持スリーブ3について説明する。図1では、感光体1としてアルミ素管をベースとした剛体のドラム状の感光体1を用いているので、トナー担持スリーブ3は、弾性を有するゴム材料を用いる。硬度は10〜70°(JIS−A)の範囲が良好である。
また、トナー担持スリーブ3は、ゴム材料からなるベース層に表面コート層を施したものである。ベース層のゴム材料としては、シリコン、ブタジエン、NBR、ヒドリン、EPDM等を挙げることができる。また、トナー担持スリーブ3の硬度を更に下げるために、ゴム、金属薄板を使用した無端状ベルト等も使用可能である。
表面コート層の材料は、シリコン、アクリル、ポリウレタン等の樹脂、ゴムを含有する材料を挙げることができる。また別の材料としては、フッ素を含有する材料を挙げることができる。フッ素を含んだいわゆるテフロン(登録商標)系材料は表面エネルギーが低く、離型性が優れるため、経時におけるトナーフィルミングが極めて発生しにくい。また、表面コート層の材料に用いることができる一般的な樹脂材料として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニールエーテル(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン重合体(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)等を挙げることができる。これに導電性を得るために適宜カ−ボンブラック等の導電性材料を含有させることが多い。更に均一にトナー担持体にコートできるように、他の樹脂を混ぜ合わせることもある。
電気抵抗は、表面コート層を含めてバルクの体積抵抗率を設定するもので、10〜10[Ω・cm]に設定できるようにベース層の抵抗と調整を行う。本実施形態で使用するベース層の体積抵抗率は10〜10[Ω・cm]なので、表面層の体積抵抗率は少し高めに設定することがある。
トナー担持スリーブ3の直径は10〜30[mm]が好適である。本実施形態では直径16[mm]のものを用いた。また、トナー担持スリーブ3の表面は適宜あらして粗さRz(十点平均粗さ)を1〜4[μm]とした。この表面粗さRzの範囲は、トナー10の体積平均粒径に対して13〜80%となり、トナー担持スリーブ3の表面に埋没することなくトナー12が搬送される範囲である。
また、本実施形態で用いるトナーは、高画質画像を実現するために、体積平均粒径が4〜8[μm]であることが有利である。本トナーの重量平均粒径は3〜8[μm]であり、さらに好ましくは5〜7[μm]である。重量平均粒径3[μm]未満では長期間の使用でのトナー飛散による機内の汚れ、低湿環境下での画像濃度低下、感光体クリーニング不良等という問題が生じやすく、人体への影響も懸念される。また重量平均粒径が8[μm]を超える場合では100[μm]以下の微小スポットの解像度が充分でなく非画像部への飛び散りも多く画像品位が劣る傾向となる。
トナーの詳細を以下に示す。樹脂としては、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレンメタクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコン樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、ポリオール樹脂等がある。ビニル樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体:スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体:ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等がある。
ポリエステル樹脂としては以下のA群に示したような2価のアルコールと、B群に示したような二塩基酸塩からなるものであり、さらにC群に示したような3価以上のアルコールあるいはカルボン酸を第三成分として加えてもよい。A群:エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4ブテンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等。
B群:マレイン酸、フマール酸、メサコニン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、リノレイン酸、またはこれらの酸無水物または低級アルコールのエステル等。
C群:グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の3価以上のアルコール、トリメリト酸、ピロメリト酸等の3価以上のカルボン酸等。ポリオール樹脂としては、エポキシ樹脂と2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物、もしくはそのグリシジルエーテルとエポキシ基と反応する活性水素を分子中に1個有する化合物と、エポキシ樹脂と反応する活性水素を分子中に2個以上有する化合物を反応してなるものなどがある。
また、顔料としては以下のものが用いられる。黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられる。黄色顔料としては、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキが挙げられる。また、橙色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGKが挙げられる。赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bが挙げられる。
紫色顔料としては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキが挙げられる。青色顔料としては、コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBCが挙げられる。緑色顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等がある。これらは1種または2種以上を使用することができる。特にカラートナーにおいては、良好な顔料の均一分散が必須となり、顔料を直接大量の樹脂中に投入するのではなく、一度高濃度に顔料を分散させたマスターバッチを作製し、それを希釈する形で投入する方式が用いられている。この場合、一般的には、分散性を助けるために溶剤が使用されていたが、環境等の問題があり、本実施形態では水を使用して分散させた。水を使用する場合、マスターバッチ中の残水分が問題にならないように、温度コントロールが重要になる。
また、本実施形態のトナーには電荷制御剤をトナー粒子内部に配合(内添)している。電荷制御剤によって、現像システムに応じた最適の電荷量コントロールが可能となり、特に本発明では、粒度分布と電荷量とのバランスを更に安定したものとすることが可能である。トナーを正電荷性に制御するものとして、ニグロシンおよび四級アンモニウム塩、トリフェニルメタン系染料、イミダゾール金属錯体や塩類を、単独あるいは2種類以上組み合わせて用いることができる。また、トナーを負電荷性に制御するものとしてサリチル酸金属錯体や塩類、有機ホウ素塩類、カリックスアレン系化合物等が用いられる。
また、本発明におけるトナーには定着時のオフセット防止のために離型剤を内添することが可能である。離型剤としては、キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックスなどの天然ワックス、モンタンワックスおよびその誘導体、パラフィンワックスおよびその誘導体、ポリオレフィンワックスおよびその誘導体、サゾールワックス、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、アルキルリン酸エステル等がある。これら離型剤の融点は65〜90℃であることが好ましい。この範囲より低い場合には、トナーの保存時のブロッキングが発生しやすくなり、この範囲より高い場合には定着ローラ温度が低い領域でオフセットが発生しやすくなる場合がある。
離型剤等の分散性を向上させるなどの目的の為に、添加剤を加えても良い。添加剤としては、スチレンアクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレンメタクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、ポリオール樹脂等があり、それぞれの樹脂を2種以上混合した物でも良い。樹脂は、結晶性ポリエステルを用いても良い。結晶性を有し、分子量分布がシャープでかつその低分子量分の絶対量を可能な限り多くした脂肪族系ポリエステルである。この樹脂はガラス転移温度(Tg)において結晶転移を起こすと同時に、固体状態から急激に溶融粘度が低下し、紙への定着機能を発現する。この結晶性ポリエステル樹脂の使用により、樹脂のTgや分子量を下げ過ぎることなく低温定着化を達成することができる。そのため、Tg低下に伴う保存性の低下はない。また、低分子量化に伴う高すぎる光沢や耐オフセット性の悪化もない。したがってこの結晶性ポリエステル樹脂の導入は、トナーの低温定着性の向上に非常に有効である。
なお、トナー粒子の円形度はフロー式粒子像分析装置FPIA−1000(東亜医用電子株式会社製)により平均円形度として計測した。
また、前述したように本実施形態のトナーは流動性向上剤として無機微粉体をトナー表面に付着または固着させる。この無機微粉体の平均粒径は10〜200[nm]が適している。10[nm]より小さい粒径の場合には流動性に効果のある凹凸表面を作り出すことが難しく、200[nm]より大きい粒径の場合には粉体形状がラフになり、トナー形状の問題が生じる。本発明の無機微粉体としてはSi、Ti、Al、Mg、Ca、Sr、Ba、In、Ga、Ni、Mn、W、Fe、Co、Zn、Cr、Mo、Cu、Ag、V、Zr等の酸化物や複合酸化物が挙げられる。これらのうち二酸化珪素(シリカ)、二酸化チタン(チタニア)、アルミナの微粒子が好適に用いられる。さらに、疎水化処理剤等により表面改質処理することが有効である。疎水化処理剤の代表例としては以下のものが挙げられる。ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。
無機微粉体はトナーに対して0.1〜2重量%使用されるのが好ましい。0.1重量%未満では、トナー凝集を改善する効果が乏しくなり、2重量%を超える場合は、細線間のトナー飛び散り、機内の汚染、感光体の傷や摩耗等の問題が生じやすい傾向がある。また、少なくとも樹脂、顔料からなる粉体の表面に電荷制御剤を付着または固着させ、粉体表面形状を小さな周期と大きな周期を持つようにしても良い。その平均粒径は10〜200[nm]の小さい粒径のものが最適である。10[nm]より小さい粒径の場合には流動性に効果のある凹凸表面を作り出すことが難しく、200[nm]より大きい粒径の場合には粉体形状がラフになり、トナー形状の問題が生じる。また、本実施形態のトナーには、実質的な悪影響を与えない範囲内で更に他の添加剤、例えばテフロン粉末、ステアリン酸亜鉛粉末、ポリフッ化ビニリデン粉末の如き滑剤粉末;あるいは酸化セリウム粉末、炭化珪素粉末、チタン酸ストロンチウム粉末などの研磨剤を現像性向上剤として少量用いることもできる。また、本評価法は混練り工程や粉砕工程を用いないで作製するスプレードライ法などで作製したトナー、カプセルトナーにも使用できる。
トナーの抵抗調整は導電性材料の含有、分散による行う。材料はカーボン系ではアセチルブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、炭素繊維、黒鉛等を上げる事ができる。また金属系では酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、Cu、Ni等の金属粉末がある。これを適宜トナーバインダ樹脂に分散する事で抵抗調整が可能である。
次に、トナーの抵抗測定について説明する。図9は、トナーの抵抗測定方法の説明図である。図9に示すように、トナーの抵抗測定は、トナーを真鍮の電極30,31で挟み込んで電圧をかけたときの電流値から抵抗を求め厚み、面積から粉体としての体積固有抵抗を求めるものである。このとき、下部電極30に測定する粉体を乗せる。そしてタッピングするように振動を与えてなるべく充填率を上げるようにする。そして上部電極31を置き、上より500[g]の錘(不図示)を乗せて上下電極30,31に100[V]の電圧を印加し、その時に流れる電流を電流計で測定する。本実施形態で使用したトナーはポリエステルのバインダ樹脂にカーボンブラックを約30部添加して分散させて作製したものである。なお、粒径は体積平均粒径6[μm]である。実験室の22.5℃65%環境での測定値は1×10[Ω・cm]であった。抵抗を変え測定を行った結果、一部粒径は25[μm]のものも含むが10[Ω・cm]以下の、所謂、低抵抗領域では電荷注入は行われたが、吸引して電荷量を測定したところ、粒子単独で電荷を保持できていなかった。また1012[Ω・cm]より高抵抗領域では電荷注入ができなかった。この結果より本測定を使用したときに使用可能なトナー粉体の体積固有抵抗Rの範囲は10≦R≦1012[Ω・cm]と考えられる。
次に、電荷付与部材(電極)8によるトナー帯電時のトナー層厚nと、電荷付与部材(電極)8に印加される電圧をVとの関係を説明する。上述の電圧が印加された電荷付与部材(電極)8をトナー層に接触させて電荷注入により電荷を付与する。トナーが電荷付与部材(電極)8に接触する回路中にある時は、電荷が充電された状態であるが、トナーが電荷付与部材(電極)8から離脱した時、高抵抗領域に存在する電荷が残ると考えられる。よって、トナー全体の体積固有抵抗が低過ぎるとトナーを離脱させて電荷量を測定した場合にはほとんど残留していない。このため、上述のように、トナー層状態で体積固有抵抗が10〜1012[Ω・cm]としている。
この回路中の電荷注入時のメカニズムは、導電材料間に誘電材料が挟まれてコンデンサを形成しているモデルとして考えることができる。
まず、コンデンサモデルについて説明する。
面積Sの平行板コンデンサの両極板の間に厚さd1、d2、・・・・、dn、誘電率ε1、ε2、・・・・、εnの誘電体板でみたされているときの静電容量を求めると、両極板に面密度±σの真電荷を与える。極板導体面のところで電束密度はD=σであるが、電荷のない境界では電束密度の法線成分は不変であるから電束密度はどこでもDである。各誘電体内の電界をE1,E2,・・・、Enとすると、σ=D=ε1E1=ε2E2=・・・・=εnEn。ゆえに、E1=σ/ε1、E2=σ/ε2、・・・・、En=σ/εnとなるため、電位差V=E1d1+E2d2+・・・・+Endn=σ(d1/ε1+d2/ε2+・・・・+dn/εn)となる。よって容量は式1で与えられる。
Figure 0005207129
このモデルで、誘電体板を、比誘電率ε、厚みdの同一なトナであり、n層状態と仮定すると、式2が与えられる。
Figure 0005207129
すなわち、式2ではεtが大きい程、容量が大きくなる。またn・dが小さい(薄い)程、容量が大きくなる。これが、ある時間で充電されたとするとQ=CVより電荷を得ることができる。よって、トナー層数nが小さく、薄い程トナーの静電容量は増加し、多くの電荷量が保持できる。
しかしながら、トナー層数が少ないと電極間距離が小さくなるためリーク等の問題が発生し易くなる。そこで、本発明者は、トナー粒径がA:4[μm]の場合とB:10[μm]の場合について式1の範囲が妥当か実験にて確認した。
Aの場合、1層ではトナー層厚は4[μm]であり、3層では12[μm]となる。それぞれに、電圧を500[V]、1500[V]を印加すると、電界はいずれも125[V/μm]となる。このように電界を一定にすることで、注入される電荷量が一定になり、トナーの電荷量を制御できる。
Bの場合、1層ではトナー層厚は10[μm]であり、3層では30[μm]となる。それぞれに、電圧を500[V]、1500[V]を印加すると、電界はいずれも50[V/μm]となる。このように、Bの場合は、Aの場合と比較して0.4倍の電荷量になる。よって、トナー層は粒径が小さく薄い方が与えられる電荷量が増加する。このような範囲で適宜、印加電圧を変化させる事で形成する電界を変化させて電荷注入量を調整し帯電工程を終了する。ここで、1層で500[V]を越えると、Bのトナー粒径10[μm]でも強い電界が形成されるので、リークする可能性が高まり結果的には注入量が著しく低下する虞がある。また印加電圧が400[V]より小さいと、Bのトナー粒径10[μm]のトナー3層では、電界が13.3[V/μm]より下回り、電荷量はかなり低くなり実用上使用できなくなる
そこで、電荷注入時のトナー層が1層以上3層以下であり、上記電荷付与部材に印加される電圧をVとすると、トナー層厚nと電圧Vとが、500×n[V]≧V≧400[V]の関係を満たすようにする。図6は、トナー層厚nと電圧Vとが、500×n[V]≧V≧400[V]の関係を満たす範囲を示すグラフである。これにより、適量の電荷をトナーに注入して、適当なトナー帯電量を得ることができる。
<第二の実施形態>
第二の実施形態に係る一成分現像方法は、光導電性のトナーを用い、トナーに光を照射して低抵抗化した後に電荷注入によりトナーを帯電させる。そして、現像領域においてエアを吹きかけてトナー層を撹乱してトナー担持体とトナーとの付着力を弱め、現像電界による現像を促進させる。図7は、第二の実施形態に係る一成分現像方法で用いられる現像装置の概略構成図である。図7に基づき、第一の実施形態と異なる構成、動作を説明する。
図7の現像装置20では、トナー担持体は可撓性を有する無端移動するトナー担持ベルト21で構成され、二つのローラ22,23に張架されて、図中反時計方向に表面移動する。このようなトナー担持ベルト21の鉛直方向のほぼ半分までの表面が、トナーを収容するホッパ部24内のトナーに接触するように配置されている。この接触により、トナーはほぼ未帯電状態であるが非静電的付着力によってトナー担持ベルト21表面に付着する。また、図7中右側のローラ22は表面に凹凸を有するものであり、このローラ22近傍のトナー担持ベルト21は凹凸により伸ばされて表面積が大きくなった状態で表面にトナーが付着する。そして、トナー担持ベルト21の表面移動により、ローラ22による張架部を離れると、表面積が元に戻った状態となり、実質的に付着量が増加する。これにより、トナー担持ベルト21への供給量を多めに制御することが可能となる。
トナー担持ベルト21としては、上述のように可撓性を有するもので、ゴム材料の表層に樹脂がコーティングされているものが用いられる。ゴムはJIS Aで20°〜30°相当のシリコン、ブタジエン等のゴム材料が最適である。本実施例では厚みが1.5[mm]、JIS Aで25°のシリコンゴムを使用している。表層にはシリコン系樹脂を厚み20[μm]でコーティングした。
また、本実施形態で使用するトナーは、母体の樹脂に酸化亜鉛ZnOを20部添加したもので、光導電性を有するものであり、光照射により低抵抗化する。なお、酸化亜鉛の添加量は使用するプロセス等に依存して適宜変更可能なもので合わせるように決めればよい。
トナー担持ベルト21の表面移動方向に関してローラ22より下流で、感光体1と対向する現像領域より上流には、トナー担持ベルト21表面に対向するよう電荷付与部材(電極)8が配置されており、電源13よりトナーの帯電極性である負の電圧が印加される。また、電荷付与部材(電極)8の直前のトナー担持ベルト21表面のトナー層に光を照射する光照射手段(不図示)を設ける。
トナー担持ベルト21上のトナー層は、光照射手段により可視光を照射され低抵抗化する。低抵抗化した状態で、電圧を印加された電荷付与部材(電極)8により電荷を付与されることによりトナー層に電荷注入される。なお、このような光導電性トナーを用いることにより、現像に用いられなかった残トナーを光照射により低抵抗化し、残トナーの再使用時に容易に除電することができる。また光照射手段による光照射量に応じて抵抗を調整できるので、高湿環境時に光照射量を少なく、また低湿時に光照射量を多くすることで、電荷注入時に電荷量を調整し、画像形成プロセスを最適化する事が可能となる。
さらに、本実施形態の現像装置20では、現像領域及び現像領域近傍のトナー担持ベルト21上の帯電したトナー層にエアを吹き付けるエア吹き付け手段25を設ける。エア吹き付け手段25としては、図8に示すような形状のエアノズル26をエアポンプ(不図示)に接続したものを用いる。本実施形態では、エア吹き付け量は、0.5[l/min]程度である。エアポンプ(不図示)の作動により、現像領域及び現像領域近傍のトナー担持ベルト21上の帯電したトナー層に吹き付けられると、エアによりトナー層がトナー担持ベルト21から離脱し易く、トナー担持ベルト21との付着力が低減され、トナー層が撹乱される。離脱したトナーはクラウド化し感光体1とトナー担持ベルト21の間に形成された現像電界の強さに応じて現像され、顕像化される。現像領域では、トナー担持ベルト21と感光体1との間に、潜像と現像バイアスにより電界が形成されているのでトナーは潜像に付着することで顕像化される。ここで、このようなトナー担持ベルト21表面との付着力が弱いトナーを用いて現像を行うことにより、現像効率は向上する。なお、現像装置20には、エア抜きの為のフィルタ(不図示)を設ける。
以上、上記第一の実施形態及び第二の実施形態おいては、本発明を実施するための最良の形態について説明した。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすとは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
以上、本実施形態の画像形成方法によれば、比較的抵抗の低いトナーに電圧を印加した電荷付与部材8により電荷を付与して帯電させた後に、トナー担持体3,21により感光体1と対向する現像領域まで搬送し、現像領域で現像電界により現像をおこなう。ここで、現像領域のトナー担持体3,21のトナー層を機械的手段により撹乱することにより、トナーはトナー担持体表面との付着力が弱い状態となる。このようなトナー担持体表面との付着力が弱いトナーを用いて現像を行うことにより、現像効率は向上する。よって、トナーへのストレスを抑制するために、電荷付与部材によりトナーを帯電することでトナー帯電量が低くなっても、現像効率の低下を抑制することができる。
また、ポジポジプロセスを採用することにより、現像電界を形成するための電圧の極性と、帯電させるために印加する電圧の極性が同じになるため、電源の数を少なくできコストダウンにつながる。
また、使用するトナーの体積固有抵抗を10[Ω・cm]以上1012[Ω・cm]以下とする。これより低抵抗では、電荷付与部材により電荷注入は行われたが、粒子単独で電荷を保持できていなかった。また、これより高抵抗では電荷注入に時間を要してしまい、帯電立ち上がりが悪くなる。そこで、トナーの体積固有抵抗を上記範囲にすることにより、帯電立ち上がり性と電荷保持性とを共に良好にする。これにより、画像形成速度の対応領域が広げることができる。
また、電荷付与部材8による電荷付与時のトナー層厚をnが1層以上3層以下であり、電荷付与部材8に印加される電圧をVとすると、トナー層厚nと電圧Vとが、500×n[V]≧V≧400[V]の関係を満たすようにする。印加電圧Vがこれより低いと、トナー帯電量はかなり低くなり実用上使用できなくなる。また、印加電圧Vがこれより高いと、強い電界が形成されるので、リークする可能性が高まり結果的には注入量が著しく低下する虞がある。
また、トナー担持体3,21を感光体1に対して、線圧0.5〜2.5[gf/mm]で当接する。ここで、当接圧が高い状態では、機械的手段によりトナー層を撹乱しようとしても、トナーの動きが拘束されてトナーの動きを阻害してしまう。よって、上記範囲のように当接圧を弱め、トナーが可動な範囲を与えることで、機械的手段によりトナーを撹乱してトナーとトナー担持スリーブ3表面との付着力を効率よく弱い状態とすることができ、現像効率をさらに向上させることができる。
また、上記トナーとして光導電性トナーを使用することにより、光量を調整してトナーへの電荷注入効率をコントロールできるので、環境、経時においても、安定した現像を行える。
また、現像領域及びその近傍のトナー担持体3に振動部材7により機械的振動を発生させることにより、容易にトナー層を撹乱できる。
また、現像領域及びその近傍のトナー担持体21にエアを吹きかけることにより、容易にトナー層を撹乱することができる。
また、トナーは投影時に円形度が90%以上のトナー形状であるものを用いることにより、トナーの添加剤の被覆率が向上するので流動性が得られ易くなり、均一な層厚分布でトナー担持体3,21上に担持させることができる。
第一の実施形態に係る現像装置の概略構成図。 第一の実施形態における印加電圧とトナー層電位の関係を示すグラフ。 第一の実施形態に係る変形例の現像装置の概略構成図。 第一の実施形態における現像ポテンシャルと付着量の関係を示すグラフ。 第一の実施形態における経時のトナーの添加剤埋没ランクを示すグラフ。 トナー層厚nと電荷付与部材への印加電圧Vとの適正範囲を示すグラフ。 第二の実施形態に係る現像装置の概略構成図。 第二の実施形態に用いるエア吹き付け手段の概略構成図。 トナーの抵抗測定方法の説明図。 従来の一成分現像装置におけるトナー供給部の説明図。 従来の一成分現像装置におけるトナー層規制部の説明図。
符号の説明
1 感光体
2 現像装置
3 トナー担持スリーブ
4 ホッパ部
5 アジテータ
6 トナー供給部材
7 振動部材
8 電荷付与部材(電極)
9 回収ローラ
10 高抵抗体
11 スリーブ収容部
12 トナー
13 電源
14 電源
20 現像装置
21 トナー担持ベルト
22、23 ローラ
24 ホッパ部
25 エア吹き付け手段
26 エアノズル
27 絶縁層
28 現像バイアス印加電極
30 下部電極
31 上部電極
40 トナー担持体
41 供給ローラ
42 規制ブレード

Claims (10)

  1. 電圧を印加した電荷付与部材により比較的抵抗の低いトナーに電荷を付与して帯電させた後に、該トナーをトナー担持体により潜像担持体と対向する現像領域まで搬送し、該現像領域で該トナー担持体と該潜像担持体との間に形成される現像電界により現像をおこなう画像形成方法において、
    上記トナーを、ホッパ部内で撹拌してから、上記トナー担持体と該トナー担持体表面に所定の間隙を持って対向するように配置されたトナー供給部材との間隙に落下させて該トナー担持体表面に押付けることなく接触させ、更なる該トナー担持体での搬送よって上記電荷付与部材との対向領域に搬送して帯電させた後、上記現像領域で上記トナー担持体上のトナー層を機械的に撹乱して上記現像電界による現像を促進させることを特徴とする画像形成方法。
  2. 請求項1の画像形成方法において、ポジポジプロセスを採用することを特徴とする画像形成方法。
  3. 請求項1の画像形成方法において、上記トナーの体積固有抵抗が10[Ω・cm]以上1012[Ω・cm]以下であることを特徴とする画像形成方法。
  4. 請求項3の画像形成方法において、上記トナー帯電時のトナー層厚nが1層以上3層以下であり、上記電荷付与部材に印加される電圧をVとすると、トナー層厚nと電圧Vとが、500×n[V]≧V≧400[V]の関係を満たすことを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項1、2、3または4の何れかの画像形成方法において、上記トナー担持体を上記潜像担持体に対して、線圧0.5〜2.5[gf/mm]で当接することを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項1、2、3、4または5の画像形成方法において、上記トナーとして光導電性トナーを使用することを特徴とする画像形成方法。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成方法において、上記現像領域及びその近傍の上記トナー担持体に機械的振動を発生させることにより上記トナー層を機械的に撹乱することを特徴とする画像形成方法。
  8. 請求項1、2、3、4、5または6の画像形成方法において、上記現像領域及びその近傍の上記トナー担持体上にエアを吹きかけることにより上記トナー層を機械的に撹乱することを特徴とする画像形成方法。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の画像形成方法において、上記トナーは投影時に円形度が90%以上のトナー形状であることを特徴とする画像形成方法。
  10. 比較的抵抗の低いトナーを担持して潜像担持体との対向部である現像領域まで搬送するトナー担持体と、該トナー担持体のトナー搬送方向に関して該現像領域よりも上流部で該トナー担持体上のトナー層に電荷を付与する電荷付与部材と、該現像領域で該トナー担持体と該潜像担持体との間に現像電界を形成する現像電界形成手段とを備えた現像装置において、
    撹拌手段を備え上記トナーを収容するホッパと、該ホッパから落下したトナーをガイドして上記トナー担持体表面に接触させるように該トナー担持体表面と所定の間隙を持って対向するように配置されたトナー供給部材と設け、該トナー供給部材によってトナーを該トナー担持体表面に押付けることなく接触させて該トナー担持体に供給するようにするとともに、
    上記現像領域で上記トナー担持体上のトナー層を機械的に撹乱するトナー層撹乱手段を設け、該トナー層撹乱手段により該トナー層を撹乱することにより上記現像電界による現像を促進させることを特徴とする現像装置。
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