JP5196307B2 - 現像剤供給装置、現像装置、画像形成装置及び現像剤供給方法 - Google Patents
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Description
図9は、図8に示す現像装置10の現像剤供給ローラ412から現像ローラ22への現像剤の受け渡しの様子を示す模式図である。図9に示すように、現像剤供給ローラ412を1成分現像剤であるトナーTを介して現像ローラ22に擦るような態様で接触させることで、現像剤供給ローラ412が担持するトナーTを摩擦帯電させつつ、現像ローラ22に付着させることにより、トナーTの帯電と現像ローラ22へのトナーTの供給を行っている。
このような現像ローラ22へのトナーTの供給時にトナーTに強いストレスが与えられるので樹脂で形成されたトナーが劣化し易い。具体的にはトナー母体の周りに付着させている流動化粒子と呼ばれるシリカ、チタン等の添加剤のトナー樹脂内部への埋没であり、埋没する事で流動性が低下して現像ローラ22にトナーTが付着しやすくなる。更に摩擦熱も加わることによりトナーTが溶解することがあり、トナーTが溶解すると、所謂、現像ローラ22へのフィルミングと呼ばれる状態が発生する。そして、トナーTが現像ローラ22との摩擦帯電によって帯電する構成では現像ローラ22の表面がトナーTの樹脂で覆われてしまうことでトナーT同士の摩擦帯電と同じ状態となり、トナーTの帯電状態が所定の極性、帯電量が得られない状態となって地汚れが発生し易くなると共に、現像量が低下して画像品質が低下する。
なお、近年、環境問題にも関わり画像形成装置の消費エネルギー低減の観点から、特に定着で消費するエネルギーを低減する為にトナーの溶解温度を低下させている。トナーTの溶解温度が低いと現像ローラ22への供給時の摩擦熱によってトナーTが溶解し易く、現像ローラ22へのフィルミングが発生しやすくなる。また、定着時の定着部材に対するトナーの離型性を良くするために従来の定着部材へのオイル塗布からトナー内にワックス材料を混合・添加する方式が多く行われてきている。このようなワックスもトナーTの溶解時にトナーTが現像ローラ22に付着し易くさせ、フィルミングが発生する原因となる。これらの点も併せて上述した地汚れや画像品質の低下といった問題に対する更なる加速要因となってきている。
特許文献1に記載の現像装置では、現像剤供給部材として、現像ローラに近接するように配置され、導電性を有するワイヤ状部材を備えている。このワイヤ状部材は、現像剤担持体との間の電位差が放電開始電圧以上となり、且つ、ワイヤ状部材から現像ローラへ現像剤の帯電極性と同極性の電流が流れるように電圧が印加されている。特許文献1の現像装置では、放電によってワイヤ状部材近傍のトナーが帯電し、ワイヤ状部材から現像ローラへの電流によって帯電したトナーが現像ローラへ向かい、帯電したトナーが現像ローラ上に供給される。このような構成であれば、現像剤の帯電及び現像ローラへの現像剤の供給に現像剤を擦る必要がなく、図8や図9を用いて説明した従来の現像装置のように、現像剤供給ローラを現像剤を介して現像ローラに擦るような状態で接触させることに起因する問題を防止できる。
また、請求項2の発明は、請求項1の現像剤供給装置において、上記気流放出部と上記現像剤担持体との間に配置され、且つ、上下方向に上記一成分現像剤が通過可能な対向電極を有し、上記電荷放出部材が放出する電荷の極性について、該電荷放出部材の電位と該現像剤担持体の電位と該対向電極の電位とが下記の(1)式を満たすように、該電荷放出部材及び該現像剤担持体と該対向電極との間に電位差を設け、上記現像剤移送部材が該対向電極と該気流放出部との間に該一成分現像剤を移送するように構成したことを特徴とするものである。
電荷放出部材の電位>対向電極の電位>現像剤担持体の電位・・・・・(1)
また、請求項3の発明は、請求項1または2の現像剤供給装置において、上記気流放出部は気流分散化部材としての上下方向に連通する複数の開口を備えた多孔質体で形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の現像剤供給装置において、上記多孔質体の複数の開口の開口径は、上記一成分現像剤の粒径よりも小さいことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の現像剤供給装置において、上記電荷放出部材は、放電可能なワイヤチャージャであることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3または4の現像剤供給装置において、上記電荷放出部材は、放電可能なローラであることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、一成分の現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段とを有し、該現像剤担持体上の現像剤を潜像担持体上の潜像に供給して潜像を現像する現像装置において、上記現像剤供給手段として、請求項1、2、3、4、5または7の現像剤供給装置を備えることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、潜像担持体上の潜像に現像手段が一成分現像剤を付着させることにより該潜像を現像し、これにより得られたトナー像を最終的に記録材に転移させて画像形成を行う画像形成装置において、上記現像手段として、請求項7の現像装置を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、表面移動する表面に一成分現像剤を担持し、潜像担持体上の潜像に該一成分現像剤を供給して潜像を現像する現像剤担持体に該一成分現像剤を供給する現像剤供給方法において、上記現像剤担持体との間に間隔を有するように、該現像剤担持体の下方に配置された気流放出部材が気流放出部から上方に向かって気流を放出し、上記一成分現像剤を移送する現像剤移送部材が該現像剤担持体と該気流放出部との間に該一成分現像剤を移送し、上記気流放出部を電荷が通過可能に構成し、該気流放出部の下方に配置された電荷放出部材が放出する電荷の極性について、該現像剤担持体よりも該電荷放出部材の方が電位が高くなるように、該現像剤担持体との間に電位差を設けることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項9の現像剤供給方法において、上下方向に上記一成分現像剤が通過可能な対向電極を上記気流放出部と上記現像剤担持体との間に配置し、上記現像剤移送部材が該対向電極と該気流放出部との間に該一成分現像剤を移送し、上記電荷放出部材が放出する電荷の極性について、該電荷放出部材の電位と該現像剤担持体の電位と該対向電極の電位とが下記の(2)式を満たすように、該電荷放出部材及び該現像剤担持体と該対向電極との間に電位差を設けることを特徴とするものである。
電荷放出部材の電位>対向電極の電位>現像剤担持体の電位・・・・・(2)
このとき、現像剤担持体と気流放出部との間で流動化している現像剤の嵩が現像剤担持体に接触しない程度の嵩であれば、現像剤担持体が担持・搬送しない現像剤に現像剤担持体が接触せず、現像剤担持体が担持・搬送しない現像剤にストレスを加えることはない。また、流動化している現像剤の嵩が現像剤担持体に接触する程度の嵩であっても、流動化している現像剤は移動し易いため、現像剤担持体が担持・搬送しない現像剤に擦るように接触しても従来の現像剤担持体が滞留する現像剤に擦るように接触する構成に比べて、現像剤担持体が担持・搬送しない現像剤にストレスを十分に低減することができる。
このように請求項1乃至10の発明であれば、一成分現像剤に対する電荷の付与と、電荷を付与した現像剤の現像剤担持体への供給とを現像剤に対して低ストレスで行うことができるという優れた効果がある。
図2は、実施形態に係るプリンタ100の概略構成図である。
プリンタ100は、イエロー・シアン・マゼンタ・ブラックの4つの画像形成手段を斜めに並べて配置してタンデム画像形成部を構成する。タンデム画像形成部においては、個々の画像像形成手段であるトナー像形成部20Y、20C、20M、20Kが、図中左上から順に配置されている。ここで、各符号の添字Y、C、M、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。また、タンデム画像形成部においては、個々のトナー像形成部20Y,C,M,Kは、潜像担持体としてのドラム状の感光体21Y,C,M,Kのまわりに、帯電装置17Y,C,M,K、現像装置10Y,C,M,K、感光体クリーニング装置18Y,C,M,K等を備えている。
なお、4つのトナー像形成部20Y、C、M、Kは、それぞれ同じ構成、動作をおこなうものとなっている。そこで、以下各符号の添字Y、C、M、Kを省略して現像装置10の説明を行う。
以下、本発明の特徴部を備えた現像剤供給装置を有する現像装置10の一つ目の実施例(以下、実施例1と呼ぶ)について説明する。
図1は、実施例1の現像装置10の概略構成図である。図1(a)は現像ローラ22の回転軸に直交する面における現像装置10の現像ローラ22近傍の断面図であり、図1(b)は図1(a)中の破線αで示す断面における現像装置10が備える現像剤供給装置30の模式図である。
実施例1の現像剤供給装置30は、現像ローラ22との間に間隔を有するように現像ローラ22の下方に配置され、下方から上方に気流が通過可能な気流放出部を構成する気流分散部材23から上方に向かう気流であるエアF1を放出する気流放出部材24を備える。気流放出部材24の一部である気流放出部を形成する気流分散部材23は下方から上方に向けて電荷が通過可能となっている。また、気流分散部材23の下方には、マイナス極性の電荷を放出する電荷放出部材25が配置されている。また、トナーTを収容する現像剤収容部としてのホッパ14中のトナーTを現像ローラ22と気流分散部材23との間に移送する現像剤移送部材であるアジテータ28がホッパ14内に配置されている。さらに、現像ローラ22よりも電荷放出部材25の方がマイナス極性の電位が高くなるように、現像ローラ22と電荷放出部材25との間に電位差を設けている。なお、現像剤移送部材としてはアジテータ28に限るものではなく、現像剤収容部内の一成分現像剤であるトナーTを気流分散部材23と現像ローラ22との間に移送する構成であればよい。
なお、実施例1の現像装置10では、電荷放出部材25から放出されたマイナス極性の電荷は、図1中の破線の矢印Eで模式的に示すように現像ローラ22に向かって移動する構成であって、電荷放出部材25から放出され、トナーTに衝突しなかった電荷が到達する対向電極は現像ローラ22が兼ねる構成である。
現像装置10の使用初期状態では、ホッパ14内にトナーTは100〜150[g]存在している。この中には回転軸の周りに羽根をつけたアジテータ28が配設され、回転している。これにより現像剤は少量ずつ気流放出部材24と現像ローラ22との間に移送することが可能である。気流放出部材24の上面を構成する気流分散部材23の表面は水平面に対して5〜10[°]程度の傾きを有している。アジテータ28で供給されたトナーTが気流放出部材24のエアF1の放出により気流分散部材23表面に対して垂直方向にトナーTを撹乱し、トナーTを流動化する。このため、気流分散部材23の表面近傍でトナーTへの電荷放出部材25から放出される電荷の授受を促し、傾きを有した気流分散部材23表面に沿ってトナーTが動き易くなるという効果を得られる。なお、エアF1によってトナーTを流動化するとトナーTの嵩は若干上昇するが、エアF1によって流動化しただけの状態(気流放出部材24と現像ローラ22との間の電界の影響を受けない状態)では、現像ローラ22の表面にトナーTが到達しない程度のトナーTの量とエアF1の強さとの関係になっている。
気流放出部材24は内部に電荷放出部材25が配設されており、更に、エアパイプ26を介して接続されたエアポンプ60により、ケーシングの内部にエア流F2が供給される。気流分散部材23はPTFAの樹脂を固めた厚みDPEが0.1[mm]〜0.5[mm]程度のシート部材であり、上下方向に連通する複数の開口を備えた多孔質体である。気流放出部材24を形成するケーシングは、気流分散部材23の開口及びエアパイプ26との接続部以外の箇所は密閉された状態であり、エアパイプ26を介して供給されたエア流F2は気流分散部材23の開口から上方へ向かってエアF1として放出される。
また、電荷放出部材25はジョイント部25aによって気流分散部材23にぶら下がるように気流放出部材24のケーシング内に配置されており、現像ローラ22に電圧を印加することで電荷放出部材25からの放電電荷が電界と気流とによって現像ローラ22方向に向かう。
なお、気流分散部材23の厚みDPEが0.1[mm]〜0.5[mm]程度とすることにより、電荷放出部材25から放出される電荷が気流分散部材23を通過することができるが、気流分散部材23の厚みが厚すぎると、気流分散部材23を通過する電荷の電荷量が不十分となり、トナーTが帯電量不足となるおそれがある。
電荷放出部材25のワイヤと気流放出部材24の出口部の気流分散部材23までの距離は5.5[mm]、ワイヤの周りを囲った気流放出部材24のケーシングは接地されており、その幅Wは15[mm]、高さHは8[mm]である。これらケーシングを含めた寸法は一通りではなく放電の特性を踏まえた上で決定されるもので自由度は十分広いものである。
なお、電荷放出部材としてはワイヤチャージャに限るものではなく、例えば、ローラ状の放電ローラを用いてもよい。
本実施例1の条件では、表面移動により気流放出部材24との対向部を通過した現像ローラ22の表面上の現像剤薄層特性は、付着量が0.3[mg/cm2]で、帯電量が平均で−21.5[μC/g]となっていた。
ここで、気流放出部材24との対向部を通過した現像ローラ22の表面上のトナーTを回収し、現像装置10で使用する前のトナーTと帯電量分布を比較した。帯電量分布を比較したものを図3に示す。図3中の「帯電前」が現像装置10で使用する前のトナーTの帯電量分布を示すグラフであり、「帯電供給後」が現像装置10で気流放出部材24との対向部を通過した現像ローラ22の表面上のトナーTの帯電量分布を示すグラフである。なお、図3に示す帯電量分布は、(株)ホソカワミクロン製 E−Spart Analyzerを使用し、それぞれトナーTの1000〜3000個をサンプリングして得られたデータである。
図3に示すように、ワイヤに印加する電圧により帯電量分布のピーク値がマイナス帯電が強まる方向にシフトしており、さらに、図3中のβでしめす領域の分布が増加し、全体としてマイナス帯電が強まったことが確認できる。これより、ほとんど未帯電だったものが放電による電荷付与を受け、トナーTが現像ローラ22に供給されたときにはマイナス側の帯電量分布が増加している効果が得られることが確認された。
なお、実施例1では、電荷放出部材25と現像ローラ22との間の電界の強度によって現像ローラ22へのトナーTの供給量が決まるが、必要に応じて、現像ローラ22上に供給されたトナーTの層厚を規制する規制部材を設けても良い。なお、実施例1の現像装置10では、流動化したトナーTに対して放電による電荷の付与が行われているため、現像ローラ22上に供給されたトナーTは従来の現像装置に比べて帯電量が安定しているため、規制部材における摩擦帯電による二次帯電は不要である。このため、規制部材によってトナーTの層厚を規制する構成であっても、規制部材で摩擦帯電を行う従来の現像装置に比べて、規制部材におけるトナーTへのストレスを軽減することができる。
現像ローラ22の表層コート材料は、シリコン、アクリル、ポリウレタン等の樹脂、ゴムを含有する材料を挙げることができる。また別の材料としては、フッ素を含有する材料を挙げることができる。フッ素を含んだいわゆるテフロン(登録商標)系材料は表面エネルギーが低く、離型性が優れるため、経時における現像剤フィルミングが発生しにくい。また、上記表層コート材料に用いることができる一般的な樹脂材料として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンパーフルオロアルキルビニールエーテル(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン重合体(FEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)、クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体(ECTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)等を挙げることができる。これに導電性を得るために適宜カ−ボンブラック等の導電性材料を含有させることが多い。更にトナーTTが均一に現像ローラ22に付着するように、他の樹脂を混ぜ合わせることもある。電気抵抗に関してはコート層を含めてバルクの体積抵抗率を設定するもので、103〜108[Ω・cm]に設定できるようにベース層の抵抗と調整を行う。本実施形態で使用する現像ローラ22のベース層の体積抵抗率は103〜105[Ω・cm]なので、表層の体積抵抗率は少し高めに設定することがある。
樹脂としては、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレンメタクリレート樹脂、ポリウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、スチレンブタジエン樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコン樹脂、ブチラール樹脂、テルペン樹脂、ポリオール樹脂等がある。ビニル樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単重合体:スチレン−p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロロメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系共重合体:ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル等がある。
A群:エチレングリコール、トリエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4ブテンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロピレン(2,0)−2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等。
B群:マレイン酸、フマール酸、メサコニン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、リノレイン酸、またはこれらの酸無水物または低級アルコールのエステル等。
C群:グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の3価以上のアルコール、トリメリト酸、ピロメリト酸等の3価以上のカルボン酸等。ポリオール樹脂としては、エポキシ樹脂と2価フェノールのアルキレンオキサイド付加物、もしくはそのグリシジルエーテルとエポキシ基と反応する活性水素を分子中に1個有する化合物と、エポキシ樹脂と反応する活性水素を分子中に2個以上有する化合物を反応してなるものなどがある。
黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられる。
黄色顔料としては、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ニッケルンイエロー、ネーブルスイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキが挙げられる。
また、橙色顔料としては、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダンスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダンスレンブリリアントオレンジGKが挙げられる。
赤色顔料としては、ベンガラ、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bが挙げられる。
紫色顔料としては、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキが挙げられる。
青色顔料としては、コバルトブルー、アルカリブルー、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブルーBCが挙げられる。
緑色顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ等がある。
現像剤の樹脂としては、結晶性ポリエステルを用いても良い。結晶性を有し、分子量分布がシャープでかつその低分子量分の絶対量を可能な限り多くした脂肪族系ポリエステルである。この樹脂はガラス転移温度(Tg)において結晶転移を起こすと同時に、固体状態から急激に溶融粘度が低下し、紙への定着機能を発現する。この結晶性ポリエステル樹脂の使用により、樹脂のTgや分子量を下げ過ぎるこ現像剤く低温定着化を達成することができる。そのため、Tg低下に伴なう保存性の低下はない。また、低分子量化に伴なう高すぎる光沢や耐オフセット性の悪化もない。したがってこの結晶性ポリエステル樹脂の導入は、現像剤の低温定着性の向上に非常に有効である。
なお、現像剤粒子の円形度はフロー式粒子像分析装置FPIA−1000(東亜医用電子株式会社製)により平均円形度として計測した。
上記無機微粉体としてはSi、Ti、Al、Mg、Ca、Sr、Ba、In、Ga、Ni、Mn、W、Fe、Co、Zn、Cr、Mo、Cu、Ag、V、Zr等の酸化物や複合酸化物が挙げられる。これらのうち二酸化珪素(シリカ)、二酸化チタン(チタニア)、アルミナの微粒子が好適に用いられる。さらに、疎水化処理剤等により表面改質処理することが有効である。疎水化処理剤の代表例としては以下のものが挙げられる。
ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルジクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、クロルメチルトリクロルシラン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキサトリルジシラザン等。
また、少なくとも樹脂、顔料からなる粉体の表面に電荷制御剤を付着または固着させ、粉体表面形状を小さな周期と大きな周期を持つようにしても良い。その平均粒径は10〜200[nm]の小さい粒径のものが最適である。10[nm]より小さい粒径の場合には流動性に効果のある凹凸表面を作り出すことが難しく、200[nm]より大きい粒径の場合には粉体形状がラフになり、現像剤形状の問題が生じる。
なお、図4に示す添加剤埋没ランクの各ランクの評価基準は以下のとおりである。
ランク1:全ての外添剤が埋没して表面に残存していない状態。
ランク2:ほとんどの外添剤がトナーに埋没して表面に残存していない状態。
ランク3:ほとんどの外添剤がトナーに埋没しているが、トナー表面には残存している状態。
ランク4:一部の外添剤が埋没した状態。
ランク5:外添剤が埋没していない状態。
次に、本発明の特徴部を備えた現像剤供給装置を有する現像装置10の二つ目の実施例(以下、実施例2と呼ぶ)について説明する。なお、実施例1と共通する構成については説明を省略する。
図5は、実施例2の現像装置10の概略構成図である。図5(a)は現像ローラ22の回転軸に直交する面における現像装置10の現像ローラ22近傍の断面図であり、図5(b)は図5(a)中の破線αで示す断面における現像装置10が備える現像剤供給装置30の模式図である。
実施例2の現像剤供給装置30は、実施例1と同様に現像ローラ22との間に間隔を有するように現像ローラ22の下方に配置され、下方から上方に気流が通過可能な気流放出部を構成する気流分散部材23から上方に向かう気流であるエアF1を放出する気流放出部材24を備える。気流放出部材24の一部である気流放出部を形成する気流分散部材23は下方から上方に向けて電荷が通過可能となっている。また、気流分散部材23の下方には、マイナス極性の電荷を放出する電荷放出部材25が配置されている。
そして、実施例1と相異する構成として、気流分散部材23と現像ローラ22との間に電荷放出部材25から放出された電荷が到達する対向電極としてのメッシュ電極29を備える。メッシュ電極29は一成分現像剤であるトナーTが通過可能なメッシュ状の金属板である。さらに、実施例1のアジテータ28の代わりにトナーTを収容する現像剤収容部としてのトナーホッパ43中のトナーTをメッシュ電極29と気流分散部材23との間に移送する現像剤移送部材である粉体ポンプ40を備える。さらに、現像ローラ22、電荷放出部材25、及びメッシュ電極29のマイナス極性方向の電位が以下の式を満たすように各部材の間に電位差を設けている。
電荷放出部材25の電位 > メッシュ電極29の電位 > 現像ローラ22の電位
なお、現像剤移送部材としては粉体ポンプ40に限るものではなく、現像剤収容部内の一成分現像剤であるトナーTを気流分散部材23とメッシュ電極29との間に移送する構成であればよい。
なお、実施例2の現像装置10では、電荷放出部材25から放出されたマイナス極性の電荷は、図5中の破線の矢印Eで模式的に示すようにメッシュ電極29に向かって移動する構成であって、電荷放出部材25から放出され、トナーTに衝突しなかった電荷のほとんどは対向電極であるメッシュ電極29に流れ込む構成である。
上述したように、気流放出部材24の気流分散部材23と現像ローラ22との間に現像剤が通過する事が可能なメッシュ電極29を配設しており、トナーTへの電荷付与と現像ローラ22へのトナーTの供給とを機能分離したものである。詳しくは、電荷放出部材25からメッシュ電極29へ向けてマイナス極性の電荷を放出することにより、電荷放出部材25とメッシュ電極29との間でトナーTへの電荷付与を行い、メッシュ電極29と現像ローラ22との電位差によって現像ローラ22へのトナーTの供給を行う。
実施例1の構成では現像ローラ22と気流分散部材23との間で、トナーTへの電荷付与と、現像ローラ22へのトナーTの供給との工程が同時に行われるため、電荷量と付着量の同時制御が困難であった。一方、本実施例2では、電荷放出部材25とメッシュ電極29との電位差、及び、メッシュ電極29と現像ローラ22との電位差をそれぞれ調節することにより、トナーTへの電荷付与と現像ローラ22へのトナーTの供給とをそれぞれ独立に制御する事が可能である。このため、より均一な画像を経時でも維持する事が可能となる。
粉体ポンプ40は、主としてステータ42とロータ41からなる。この粉体ポンプ40は従来公知の通称「モーノポンプ」と称されるもので、雌ねじ型ステータ42内に挿入された雄ねじ型ロータ41を、不図示の駆動装置の駆動軸に連結したコネクティングロッドを介し偏心センタを中心に回転させる。これにより、ステータ42の横断面長円形孔(回転偏心空間)内をその長手方向軸方向に移動回転する横断面円形のロータ41によるポンピング作用によって、被移送物たるトナーTをステータ42内に吸い込み、ステータ42を通して吐出させ、その前後で圧縮空気を不図示の空気供給装置により供給することでトナーTを拡散状態で流動させ、トナーTの搬送を実現する。トナーホッパ43中のトナーは粉体ポンプ40によって気流放出部材24と現像ローラ22の間の帯電・供給領域に搬送され、供給される。
そして、気流放出部材24の表面を構成する気流分散部材23の表面からメッシュ電極29との間に存在し、マイナス極性に帯電したトナーTは、電荷放出部材25とメッシュ電極29との電位差によってメッシュ電極29に向かって移動する。
図6に示すように、印加電圧が増加するとワイヤチャージャに流れる電流に対するメッシュ電極29に流入する電流の比率が増加しており、放電時の振り分け比率が増加してメッシュ電極29に流れる電流量が増加したものと考えられる。
図7は、気流分散部材23に帯電防止処理をしない場合(a)と帯電防止処理をした場合(b)とを比較したものである。図7に示すように、放電によりチャージアップが発生しても特に帯電防止処理を行ったものでは表面電位が時間と共に低減しており、チャージアップによる電荷の移動抑制は発生していない。これにより長時間電荷を放出しても現像剤の帯電機能が安定して得られることが分かった。
図8に示すように、従来の一成分方式の現像装置10では、現像剤担持体である現像ローラ22に現像剤を供給するのに現像剤供給部材として可とう性を有する発泡性材料である所謂、スポンジローラからなる供給ローラ412を備える。そして、図9に示すように供給ローラ412を一成分現像剤であるトナーTを介して現像ローラ22に擦るような態様で接触させることで、担持するトナーTを摩擦帯電させつつ、現像ローラ22にトナーT付着させることで現像ローラ22へのトナーTの供給を行っている。このときの供給ローラ412と現像ローラ22との間での摩擦による一次帯電は補助的な帯電であり、供給ローラ412によるトナーTの供給は過剰供給であって、供給ローラ412によって現像ローラ22上に供給されたトナーTは、帯電状態、付着状態ともに不均一な状態である。このため、規制ブレード413による均し(トナーTの層厚の均一化)と、規制ブレード413とトナーTとの摩擦による電荷付与を行う二帯電が必要となる。
図10は、図8に示す現像装置10の現像ローラ22上のトナーTの層厚を規制部材である規制ブレード413によって規制する様子を示す模式図である。図10に示すように、従来の現像装置10では、現像前に現像剤薄層を整えるために規制ブレード413をトナーTを介して現像ローラ22へ当接させて圧接する様態で、ある層厚に均すことを行い、現像ローラ22が潜像担持体と対向して現像が行われる。
このような供給時(図9)と薄層形成時(図10)とに現像剤に強いストレスが与えられるので樹脂で形成された現像剤を使用するプロセスでは現像剤が劣化し易い。具体的には現像剤母体の周りに付着させている流動化粒子と呼ばれるシリカ、チタン等の添加剤の現像剤樹脂内部への埋没であり、埋没することで流動性が低下して現像剤担持体、規制部材に付着し易くなる。更に摩擦熱も加わる事で溶解してしまう事で所謂、現像剤担持体へのフィルミング、規制部材への現像剤固着と言われる状態が発生する。現像剤担持体と摩擦帯電するシステムでは表層が現像剤樹脂で覆われてしまうことで現像剤同士の摩擦帯電と同じような状態となり、所定の極性、帯電量が得られず地汚れが発生し易くなると共に現像量が低下して画像品質が低下する。また、環境問題にも関わり画像形成装置の消費エネルギーの低減の観点から、特に定着で消費するエネルギーを低減する為に現像剤の溶解温度を低下させている。更に定着時の離型性を良くするために従来の定着部材へのオイル塗布から現像剤内にワックス材料を混合・添加する方式が多く行われてきている。ワックスも現像器の部材に付着し易くフィルミングが発生する原因となる。これらの点も併せて上記問題に対する更なる加速要因となってきている。
また、特開平11−038726号公報に記載の現像装置は、規制部材で現像剤担持体上に薄層形成された現像剤の上方から放電により電荷を付与するもので、予め規制部材で現像剤に機械的ストレスが付与されており、トナー及び現像剤担持体寿命は従来並になると予測される。
また、特許文献1に記載の現像装置は、放電部材によって現像剤に電荷を付与し、放電部材と現像剤担持体との間の電界によって現像剤担持体に現像剤を供給するものであるため、現像剤の帯電及び供給の工程自体では現像剤のストレスを軽減することができるが、現像剤担持体に担持されない現像剤の溜まり部に滞留する現像剤に表面移動する現像剤担持体を擦るように接触するため、現像剤にストレスが付与される。また、現像剤担持体上の現像剤は規制部材によって規制されて薄層化されるため、薄層形成時のストレスは従来並であり、現像剤の劣化を十分に防止することができない。
また、特に実施例2を用いて説明した現像剤供給装置30を備える現像装置10では、メッシュ電極29によって電荷放出部材25から放出された電荷が現像ローラ22に流れ込むことを防止することができるため、電荷が現像ローラ22に流れ込むことに起因する現像ローラ22の表面電位の変動を防止することができる。そして、メッシュ電極29と現像ローラ22との電位差によって、トナーTを現像ローラ22に供給することによって、マイナス帯電のトナーTが現像ローラ22表面に付着すると、トナーTの粒子はマイナス電荷をそれぞれ持っているため、ある付着量になると、付着したトナーT層の表面の電位とメッシュ電極29との電位差が小さくなり、それ以上は現像ローラ22側にトナーTが行かない状態となる。これにより、現像ローラ22表面上に均一なトナー層を形成することができ、現像ローラ22上の現像剤を摺擦する機械的な均し部材による現像剤の規制が不要となり、従来の現像装置に比べて薄層形成時の現像剤へのストレスを軽減することができる。
また、本発明に係る現像方法は、接触または非接触現像方式に使用する一成分現像方法を用いる。接触または非接触現像方式は色々な公知のものが使用される。例えば、アルミスリーブを用いた接触現像法、導電性ゴムベルトを用いた接触現像法、アルミ素管の表面にカーボンブラック、金属フィラー等を含む導電性樹脂層を形成した現像スリーブを用いる非接触現像法等がある。
ローラ上の放電部材を用いることにより、現像ローラ22との最近接距離を狭まることができるので放電量を必要最小限に設定することができ消費電力を低減することが可能となる。
3 排紙ローラ
4 定着装置
5 二次転写ローラ
6 レジストローラ
7 給紙コロ
8 給紙カセット
9 光書込ユニット
10 現像装置
11 一次転写装置
12 中間転写体クリーニング装置
17 帯電装置
18 感光体クリーニング装置
20 トナー像形成部
21 感光体
22 現像ローラ
23 気流分散部材
24 気流放出部材
25 電荷放出部材
26 エアパイプ
27 回収ローラ
28 アジテータ
29 メッシュ電極
30 現像剤供給装置
40 粉体ポンプ
41 ロータ
42 ステータ
43 トナーホッパ
100 プリンタ
412 供給ローラ
413 規制ブレード
Claims (10)
- 表面移動する表面に一成分現像剤を担持し、潜像担持体上の潜像に該一成分現像剤を供給して潜像を現像する現像剤担持体に該一成分現像剤を供給する現像剤供給装置において、
上記現像剤担持体との間に間隔を有するように該現像剤担持体の下方に配置され、気流放出部から上方に向かって気流を放出する気流放出部材と、
該気流放出部の下方に配置された電荷放出部材と、上記現像剤担持体と該気流放出部との間に上記一成分現像剤を移送する現像剤移送部材とを有し、
上記気流放出部は電荷が通過可能であり、上記電荷放出部材が放出する電荷の極性について、上記現像剤担持体よりも該電荷放出部材の方が電位が高くなるように、該現像剤担持体と該電荷放出部材との間に電位差を設けたことを特徴とする現像剤供給装置。 - 請求項1の現像剤供給装置において、
上記気流放出部と上記現像剤担持体との間に配置され、且つ、上下方向に上記一成分現像剤が通過可能な対向電極を有し、
上記電荷放出部材が放出する電荷の極性について、該電荷放出部材の電位と該現像剤担持体の電位と該対向電極の電位とが下記の(1)式を満たすように、該電荷放出部材及び該現像剤担持体と該対向電極との間に電位差を設け、
上記現像剤移送部材が該対向電極と該気流放出部との間に該一成分現像剤を移送するように構成したことを特徴とする現像剤供給装置。
電荷放出部材の電位 > 対向電極の電位 > 現像剤担持体の電位 ・・・・・(1) - 請求項1または2の現像剤供給装置において、
上記気流放出部は気流分散化部材としての上下方向に連通する複数の開口を備えた多孔質体で形成されていることを特徴とする現像剤供給装置。 - 請求項3の現像剤供給装置において、
上記多孔質体の複数の開口の開口径は、上記一成分現像剤の粒径よりも小さいことを特徴とする現像剤供給装置。 - 請求項1、2、3または4の現像剤供給装置において、
上記電荷放出部材は、放電可能なワイヤチャージャであることを特徴とする現像剤供給装置。 - 請求項1、2、3または4の現像剤供給装置において、
上記電荷放出部材は、放電可能なローラであることを特徴とする現像剤供給装置。 - 一成分の現像剤を担持する現像剤担持体と、該現像剤担持体に現像剤を供給する現像剤供給手段とを有し、該現像剤担持体上の現像剤を潜像担持体上の潜像に供給して潜像を現像する現像装置において、
上記現像剤供給手段として、請求項1、2、3、4、5または6の現像剤供給装置を備えることを特徴とする現像装置。 - 潜像担持体上の潜像に現像手段が一成分現像剤を付着させることにより該潜像を現像し、これにより得られたトナー像を最終的に記録材に転移させて画像形成を行う画像形成装置において、
上記現像手段として、請求項7の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。 - 表面移動する表面に一成分現像剤を担持し、潜像担持体上の潜像に該一成分現像剤を供給して潜像を現像する現像剤担持体に該一成分現像剤を供給する現像剤供給方法において、
上記現像剤担持体との間に間隔を有するように、該現像剤担持体の下方に配置された気流放出部材が気流放出部から上方に向かって気流を放出し、
上記一成分現像剤を移送する現像剤移送部材が該現像剤担持体と該気流放出部との間に該一成分現像剤を移送し、
上記気流放出部を電荷が通過可能に構成し、
該気流放出部の下方に配置された電荷放出部材が放出する電荷の極性について、該現像剤担持体よりも該電荷放出部材の方が電位が高くなるように、該現像剤担持体との間に電位差を設けることを特徴とする現像剤供給方法。 - 請求項9の現像剤供給方法において、
上下方向に上記一成分現像剤が通過可能な対向電極を上記気流放出部と上記現像剤担持体との間に配置し、
上記現像剤移送部材が該対向電極と該気流放出部との間に該一成分現像剤を移送し、
上記電荷放出部材が放出する電荷の極性について、該電荷放出部材の電位と該現像剤担持体の電位と該対向電極の電位とが下記の(2)式を満たすように、該電荷放出部材及び該現像剤担持体と該対向電極との間に電位差を設けることを特徴とする現像剤供給方法。
電荷放出部材の電位 > 対向電極の電位 > 現像剤担持体の電位 ・・・・・(2)
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