JP5206614B2 - レーザ照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ照射装置に関する。
従来、レーザ光を利用して物体の侵入を検出するレーザレーダは、回転軸を中心に360°の範囲で回転する回転ミラーにレーザ照射部からレーザ光を照射している。このようなレーザレーダは、レーザ光を回転ミラーで反射することにより、一定の角度範囲に設定された正面側にレーザ光を扇状に照射し、広範囲の検出を図っている。一方、このような従来のレーザレーダの場合、一定の角度範囲すなわち正面側から外れたレーザ光は、背面側に照射され、正面側へ照射することができない。その結果、レーザ光が背面側に照射されている間、正面側に侵入した物体の検出は困難となる。そこで、特許文献1または特許文献2は、回転ミラーによって背面側に照射されたレーザ光を固定された反射ミラーを利用して正面へ照射することが開示されている。
特許文献1または特許文献2に開示されている構成の場合、回転ミラーおよび反射ミラーの角度を正確に設計することにより、背面側へ照射されたレーザ光を正確に正面側の所定位置に照射することは理論的に可能ではある。しかしながら、特許文献1または特許文献2のいずれも、製品として実際に利用する場合、理論通りかつ正確にレーザ光の照射を正面方向の所定位置へ照射する構成ついては言及および示唆されていない。また、レーザレーダに適用されるレーザ照射装置の場合、物体の侵入を検出するために用いられる。そのため、背面側に照射されたレーザ光の一部を単に正面側へ照射可能とするだけでは検出精度を確保するためには不十分であり、背面側に照射されるレーザ光のすべてを正面側に照射する必要がある。さらに、レーザ光を反射させるための反射ユニットは、レーザ照射装置を設置するとき、ユーザの使用地において組み立てられる。この場合、構造の複雑化を招くことなく、反射ユニットを精度よく組み付けることが要求される。
特開平8−29344号公報 特開2008−256463号公報
そこで、本発明の目的は、背面側に照射されるレーザ光を正確かつ高精度に正面側へ照射するとともに、背面側に照射されるレーザ光のすべてを正面側へ照射可能であり、かつ構造が簡単で組み付け精度の高いレーザ照射装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、レーザ照射ユニットとレーザ照射方向反転ユニットとは、レーザ照射方向反転ユニットから突出する突出部とステー部材の接続部との接続、ならびに突出部および接続部の開口部に挿入される固定部材によって位置が決定される。この突出部は、レーザ照射方向反転ユニットの径方向の両端部からそれぞれ突出し、ステー部材の接続部と接続される。そのため、レーザ照射ユニットとレーザ照射方向反転ユニットとは、少なくとも二点において固定される。特に、レーザ照射方向反転ユニットは、一対の第一ユニット部材および第二ユニット部材が同一形状である。そのため、レーザ照射ユニットを支持するステー部材は、レーザ照射方向反転ユニットの径方向の両端部において同一の位置で回転軸方向の両側から突出部に挟み込まれる。その結果、ステー部材がレーザ照射方向反転ユニットに支持される位置が均等となり、レーザ照射方向反転ユニットとレーザ照射ユニットとの位置精度が向上する。レーザ光を照射するレーザ照射装置の場合、レーザ光の照射位置の精度確保は極めて重要である。請求項1記載の発明のようにステー部材とレーザ照射方向反転ユニットとが高い精度で位置決めされることにより、レーザ光の照射位置の精度も高められる。このように、回転ミラーを有するレーザ照射ユニットと反射ミラーを有するレーザ照射方向反転ユニットとは、予め設定された位置関係が正確に確保される。したがって、背面側に照射されるレーザ光を正確かつ高精度に正面側へ照射することができる。
また、請求項1記載の発明では、ステー部材は、ステー本体部がレーザ照射方向反転ユニットの正面側において径方向へ延び、レーザ照射方向反転ユニットの径方向外側に接続部を有している。そのため、回転ミラーによって背面側へ照射されたレーザ光は、ステー部材によって遮られることがない。これにより、回転ミラーによって背面側に向かうレーザ光は、すべてレーザ照射方向反転ユニットへ照射される。このとき、一方の反射ミラーへ照射されたレーザ光は、この一方の反射ミラーによって他方の反射ミラー側へ反射され、さらに他方の反射ミラーによって回転ミラーから照射される方向と反対側すなわち正面側へ反射される。そのため、回転ミラーから照射されたレーザ光は、回転ミラーの回転軸方向へずれた位置から正面側へ照射され、回転ミラーを含むレーザ照射ユニットに遮られることもない。したがって、背面側に照射されるレーザ光のすべてを正面側へ照射することができる。
さらに、一対の反射ミラーを用いることにより、照射されるレーザ光は回転ミラーの回転軸方向の位置に差が生じる。そのため、例えば回転ミラーで反射して正面側へ照射される光軸上に虫などの異物が付着しても、回転ミラーから背面側へ向いレーザ照射方向反転ユニットによって前方へ照射されるレーザ光は、その異物に遮られることがない。したがって、屋外で用いられる場合でも、高い適用性を得ることができ、レーザ光による物体の検出精度の向上を図ることができる。また、背面側に照射されるレーザ光を正面側へ折り返す場合、レーザ照射ユニットを支持するステー部材はレーザ照射方向反転ユニットの正面側を遮る位置に設ける必要がある。この場合、照射されるレーザ光の回転軸方向の位置に差を生じさせる、すなわち回転軸方向にレーザ光の光路をずらすことにより、上述のようにレーザ照射ユニット、およびこれを支持するステー部材がレーザ照射方向反転ユニットの正面側に位置する場合でも、反射ミラーで折り返されたレーザ光の光路はレーザ照射ユニットおよびステー部材を迂回する。したがって、背面側に照射されるレーザ光のすべてをレーザ照射ユニットなどに遮られることなく正面側へ照射することができる。
さらに、請求項1記載の発明では、レーザ照射方向反転ユニットは、一対の第一ユニット部材および第二ユニット部材から構成されている。この第一ユニット部材と第二ユニット部材とは同一の形状に形成されており、一方を反転させることにより、互いに結合する。ここで、本明細書中では、説明を簡単にするために第一ユニット部材および第二ユニット部材に分けて名称を付しているが、第一ユニット部材と第二ユニット部材とは同一の形状の部品である。このように、第一ユニット部材および第二ユニット部材は同一の形状に形成されているため、第一ユニット部材および第二ユニット部材は例えば一つの型から形成される。その結果、第一ユニット部材および第二ユニット部材の調達は容易になり、加工工数や加工コストの増大が抑制される。また、第一ユニット部材または第二ユニット部材から他方側へ突出する凸部は、他方の凹部に嵌め込まれる。これにより、第一ユニット部材と第二ユニット部材とは、一方を反転させ、互いの凸部と凹部とを嵌合させることにより、一体かつ正確な位置関係で結合される。そして、一対の第一ユニット部材および第二ユニット部材が同一形状であるため、レーザ照射ユニットを支持するステー部材は、レーザ照射方向反転ユニットの径方向の両端部において同一の位置で回転軸方向の両側から突出部に挟み込まれる。これにより、ステー部材がレーザ照射方向反転ユニットに支持される位置が均等となり、レーザ照射方向反転ユニットとレーザ照射ユニットとの位置精度が向上する。その結果、例えば現場などの出先であっても、レーザ照射方向反転ユニットは高い精度で組み付けられる。したがって、簡単な構造で精度の高い組み付けを行うことができる。
請求項2記載の発明では、第一ユニット部材および第二ユニット部材にそれぞれ設けられている凸部および凹部は、周方向に隣接して設けられている。すなわち、第一ユニット部材の場合、第二ユニット部材側に突出する凸部に隣接して、第二ユニット部材から突出する凸部が嵌合する凹部が設けられている。このように凸部と凹部とを隣接して設けることにより、第一ユニット部材と第二ユニット部材とは確実に結合する。特に、同一形状の第一ユニット部材および第二ユニット部材の一方を反転してレーザ照射方向反転ユニットを組み付ける構成の場合、凸部および凹部を各ユニット部材において隣接して配置することにより、設計が容易になるとともに、第一ユニット部材および第二ユニット部材の組み付け時における正確性も向上する。したがって、設計の複雑化を招くことなくレーザ照射方向反転ユニットの精度を高めることができるとともに、その精度を維持することができる。
請求項3記載の発明では、第一ユニット部材または第二ユニット部材の一方を反転させて結合させたとき、各突出部は互いに対向する。そして、第一ユニット部材の突出部と第二ユニット部材の突出部との間には、隙間が形成される。この隙間、すなわち対向する突出部の間には、ステー部材が挿入される。これにより、レーザ照射方向反転ユニットとステー部材とは、突出部にステー部材を挿入することにより位置が決定される。したがって、簡単な構造でレーザ照射方向反転ユニットとステー部材との位置を決定することができる。
本発明の一実施形態によるレーザ照射装置の構成を示す模式図 本発明の一実施形態によるレーザ照射装置を適用した家屋を示す模式図 図1の矢印III方向から見た矢視図 図1において回転ミラーの反射面がレーザ照射方向反転ユニットと対向している状態を示す模式図 本発明の一実施形態によるレーザ照射装置の照射方向反転ユニットを示す概略分解斜視図 図5に示すレーザ照射方向反転ユニットを組み付けた状態を示す概略斜視図 図6に示すレーザ照射方向反転ユニットを背面上方側から見た概略斜視図 図6に示すレーザ照射方向反転ユニットを背面側から見た概略背面図 本発明の一実施形態によるレーザ照射装置におけるレーザ照射方向反転ユニットの要部を示す拡大断面図
以下、本発明の一実施形態によるレーザ照射装置を図面に基づいて説明する。
図2に示すように、レーザ照射装置10は、例えば家屋11の外壁などに設けられている。レーザ照射装置10は、レーザ光を照射し、その反射光によって例えば家屋11の敷地へ侵入する不審な物体を検出する。レーザ照射装置10は、図1および図3に示すようにレーザ照射ユニット12およびレーザ照射方向反転ユニット13を備えている。レーザ照射ユニット12は、レーザ照射部14、固定ミラー15、回転ミラー16、回転ミラー駆動部17およびレーザ受光部18を有している。レーザ照射部14は、通電することによりレーザ光を発生する。固定ミラー15は、レーザ照射ユニット12の図示しないフレームに固定されており、レーザ照射部14から照射されたレーザ光を回転ミラー16へ反射する。回転ミラー16は、楕円形状の反射面19を有している。この反射面19は、中心軸に対し45°傾斜している。
回転ミラー駆動部17は、例えばモータなどを有しており、回転軸20を中心として回転ミラー16を周方向へ回転駆動する。この回転軸20は、回転ミラー16の中心軸に一致している。これにより、回転ミラー16は、回転軸20を中心として周方向へ360°回転する。レーザ受光部18は、例えばレンズ21およびフォトダイオードなどの受光素子22を有している。外部の物体で反射したレーザ光は、レンズ21で集光され、受光素子22へ入射する。これらレーザ照射ユニット12は、レーザ光を透過するカバー23によって覆われている。
レーザ照射部14から照射されたレーザ光は、固定ミラー15を経由して回転ミラー16の反射面19に到達する。図1に示すように反射面19がカバー23側に面しているとき、反射面19で反射したレーザ光はカバー23を透過して外部へ照射される。一方、外部の物体で反射したレーザ反射光は、カバー23を透過して反射面19に入射する。そして、反射面19で反射したレーザ反射光は、レーザ受光部18において受光される。これに対し、図4に示すように反射面19がレーザ照射方向反転ユニット13側に面しているとき、反射面19で反射したレーザ光は、レーザ照射方向反転ユニット13によって反転された後、カバー23を透過して外部へ照射される。一方、外部の物体で反射したレーザ反射光は、カバー23を透過してレーザ照射方向反転ユニット13に入射する。そして、レーザ照射方向反転ユニット13で反転されたレーザ反射光は、回転ミラー16の反射面19で反射した後、レーザ受光部18において受光される。
本明細書中では、カバー23が設けられ回転ミラー16で反射したレーザ光が直接外部へ照射される側を正面とし、レーザ照射方向反転ユニット13が設けられている側を背面とする。これにより、レーザ照射部14から照射されたレーザ光は、回転ミラー16の回転によって、回転軸20を中心とする全周のうち、一定の角度範囲の正面側と、正面側を除く背面側へ展開される。
レーザ照射方向反転ユニット13は、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32を有している。第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、図5に示すように同一の形状に形成されている。図5に示す場合、第一ユニット部材31は、回転軸20方向すなわち上下が反転されて第二ユニット部材32に重ね合わされる。第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、同一の形状であるため、重ね合わせることにより、図3、図6および図7に示すように一体の半円環形状のレーザ照射方向反転ユニット13を形成する。
第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、それぞれ内周側に反射ミラー33、34を有している。この反射ミラー33、34も、同一の形状である。反射ミラー33、34は、回転軸20に垂直な平面に対して傾斜する略円錐面板状に形成されている。反射ミラー33、34は、いずれも回転軸20に垂直な平面に対し45°傾斜している。これにより、第一ユニット部材31と第二ユニット部材32とを重ね合わせたとき、第一ユニット部材31の反射ミラー33と第二ユニット部材32の反射ミラー34とは90°の角度を形成する。その結果、レーザ照射部14から照射され回転ミラー16の反射面19でレーザ照射方向反転ユニット13側へ反射したレーザ光は、第一ユニット部材31の反射ミラー33において、固定ミラー15から回転ミラー16へのレーザ光の進行方向と平行な方向へ反射し、第二ユニット部材32の反射ミラー34へ入射される。そして、第二ユニット部材32の反射ミラー34で反射したレーザ光は、回転ミラー16から第一ユニット部材31の反射ミラー33へのレーザ光の進行方向と平行であって逆方向すなわち前方側へ照射される。
第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、外周壁にそれぞれ凸部35、36を有している。凸部35、36は、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の周方向へ複数設けられ、一方から他方へ向けて突出している。具体的には、第一ユニット部材31の凸部35は、第一ユニット部材31の外壁において第二ユニット部材32側の対向端部37から第二ユニット部材32側へ突出している。同様に、第二ユニット部材32の凸部36は、第二ユニット部材32の外壁において第一ユニット部材31側の対向端部38から第一ユニット部材31側へ突出している。凸部35、36は、先端が鈎状に形成されている。
また、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、外周壁にそれぞれ凹部41、42を有している。この凹部41、42も、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の周方向へ複数設けられている。具体的には、第一ユニット部材31の凹部41は、第一ユニット部材31の外壁において第二ユニット部材32側の対向端部37から第二ユニット部材32と反対側へ延びている。同様に、第二ユニット部材32の凹部42は、第二ユニット部材32の外壁において第一ユニット部材31側の対向端部38から第一ユニット部材31と反対側へ延びている。第一ユニット部材31の凹部41は、先端すなわち対向端部37と反対側において第二ユニット部材32の鈎状の凸部36と噛み合う。同様に、第二ユニット部材32の凹部42は、先端すなわち対向端部38と反対側において第一ユニット部材31の凸部35と噛み合う。本明細書中では、説明の簡単のために、便宜的に第一ユニット部材31および第二ユニット部材32を使い分けているが、同一形状の第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、凸部35、36および凹部41、42の形状および設置位置も同一である。すなわち、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、同一形状の部品である。
凸部35、36および凹部41、42は、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32にそれぞれ周方向へ隣接して設けられている。すなわち、第一ユニット部材31の場合、凸部35に隣り合って凹部41が設けられており、第二ユニット部材32の場合、凸部36に隣り合って凹部42が設けられている。これにより、第一ユニット部材31の凸部35は、第二ユニット部材32の凸部36に隣り合って設けられている凹部42に嵌め込まれる。同様に第二ユニット部材32の凸部36は、第一ユニット部材31の凸部35に隣り合って設けられている凹部41に嵌め込まれる。
図5に示すように、第一ユニット部材31または第二ユニット部材32の一方(図5の場合、第一ユニット部材31)を反転させ、他方(図5の場合、第二ユニット部材32)に重ねることにより、第一ユニット部材31の凸部35は第二ユニット部材32の凹部42に、第二ユニット部材32の凸部36は第一ユニット部材31の凹部41にそれぞれ嵌め込まれる。これにより、第一ユニット部材31と第二ユニット部材32とは、図7に示すように互いに凸部35と凹部42および凸部36と凹部41とが噛み合い、図6および図8に示すように一体に結合される。
第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は、いずれも突出部45を有している。突出部45は、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の径方向において両端部、すなわち半円環状の第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の両端部に設けられている。突出部45は、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32から径方向へ外側に突出している。突出部45は、いずれも中央付近に回転軸20方向へ突出部45を貫く開口部46を有している。
繰り返すように、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は同一形状に形成されているため、第一ユニット部材31と第二ユニット部材32とを一体に結合したとき、第一ユニット部材31の突出部45と第二ユニット部材32の突出部45とは互いに対向する。また、第一ユニット部材31の突出部45に設けられている開口部46と第二ユニット部材32の突出部45に設けられている開口部46とは、同一の軸線上で対向する。ここで、突出部45は、第一ユニット部材31の対向端部37または第二ユニット部材32の対向端部38よりも他端側に設けられている。そのため、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32が一体に結合されたとき、図8に示すように第一ユニット部材31の突出部45と第二ユニット部材32の突出部45との間には隙間が形成される。
レーザ照射装置10は、図1、図3および図4に示すようにステー部材50を備えている。ステー部材50は、図3に示すようにユニット支持部51、ステー本体部52および接続部53を有している。ユニット支持部51は、レーザ照射ユニット12を支持する。すなわち、レーザ照射ユニット12は、ユニット支持部51に載置される。ステー本体部52は、レーザ照射方向反転ユニット13の正面側においてユニット支持部51から径方向外側へ延びている。このステー本体部52は、レーザ照射方向反転ユニット13の径方向の両端部を越えて、この両端部よりも径方向外側まで延びている。すなわち、ステー本体部52の径方向の各端部は、レーザ照射方向反転ユニット13の径方向の各端部よりも外側に位置している。接続部53は、このステー本体部52の両端部からそれぞれ背面側へ延びている。すなわち、接続部53は、レーザ照射方向反転ユニット13の外周側において正面側から背面側へ延びている。接続部53は、図9に示すように中央付近に接続部53を回転軸20の軸方向へ貫く開口部54を有している。
上述のように対向する第一ユニット部材31の突出部45と第二ユニット部材32の突出部45との間には隙間が形成されている。ステー部材50の接続部53は、それぞれこの突出部45の間に形成される隙間へ挿入される。これにより、接続部53は、第一ユニット部材31の突出部45と第二ユニット部材32の突出部45との間に挟み込まれる。
レーザ照射装置10は、固定部材56を備えている。固定部材56は、例えば図9に示すようにピン形状に形成されている。固定部材56は、第一ユニット部材31の突出部45の開口部46、第二ユニット部材32の突出部45の開口部46、および接続部53の開口部54をいずれも貫いている。第一ユニット部材31の突出部45の開口部46、第二ユニット部材32の突出部45の開口部46、および接続部53の開口部54を同一の軸線上に位置させた状態で固定部材56を開口部46および開口部54に挿入することにより、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32と接続部53とは相対的な移動が規制される。その結果、レーザ照射方向反転ユニット13とステー部材50とは、相対的な位置が決定される。これにより、ステー部材50に載置されているレーザ照射ユニット12とレーザ照射方向反転ユニット13とは、互いの位置が決められた状態で固定される。
なお、固定部材56は、例えばピン状のボルトで形成し、頭部57と反対側の端部にナット58を取り付ける構成としてもよい。また、図9に示すように、突出部45の他方と対向する面側、および接続部53の突出部45と対向する面側に、それぞれ段差を形成し、突出部45と接続部53とが噛み合う構成としてもよい。このように、接続部53の段差と突出部45の段差とが噛み合うことにより、レーザ照射方向反転ユニット13とステー部材50とは、固定部材56で位置を合わせて固定することができるだけでなく、段差の噛み合いによってより精密に位置を合わせることができる。
次に、上記の構成によるレーザ照射装置10のレーザ光の照射について説明する。
図1および図4に示すように、レーザ照射部14から照射されたレーザ光は、固定ミラー15で反射した後、回転ミラー16へ入射する。本実施形態の場合、レーザ照射部14は、正面側へレーザ光を照射する。固定ミラー15は、レーザ照射部14から正面側へ照射されたレーザ光を、入射方向と垂直すなわち図1の上方から下方へ反射する。固定ミラー15から回転ミラー16へ入射したレーザ光は、回転ミラー16の反射面19で反射する。
回転ミラー16は、回転ミラー駆動部17によって回転軸20を中心に回転する。そのため、回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光は、回転軸20を中心とする全周、すなわち図3に示すように0°から360°の照射範囲に展開される。図3では、レーザ照射装置10の平面視において、径方向の一方の端部側を0°(360°)とし、正面の中心を90°、径方向の他方の端部側を180°、背面の中心を270°としている。また、本実施形態の場合、レーザ照射方向反転ユニット13は、平面視において完全な半円形ではなく、径方向の両端部が背面側へ後退した円弧環形状に形成されている。すなわち、レーザ照射方向反転ユニット13は、回転軸20を中心として、185°から355°(−5°)の範囲に設けられている。そのため、回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光の光軸が−5°から185°の範囲にあるとき、回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光は、図1に示すようにそのまま正面側、すなわち−5°から185°の角度範囲へ展開され、外部へ照射される。
一方、回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光の光軸が185°から355°(−5°)の範囲にあるとき、回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光は、外部へ直接照射されることなく、レーザ照射方向反転ユニット13へ入射する。回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光は、図4に示すようにまずレーザ照射部14側すなわち本実施形態の場合の第一ユニット部材31の反射ミラー33に入射する。回転ミラー16の反射面19は、回転軸20に垂直な平面に対し45°傾斜している。そのため、回転ミラー16の反射面19で反射したレーザ光は、レーザ照射部14から固定ミラー15へのレーザ光の入射方向と平行に回転ミラー16から反射ミラー33へ入射する。
反射ミラー33へ入射したレーザ光は、反射ミラー33で反射し、レーザ照射部14と反対側すなわち本実施形態の場合の第二ユニット部材32の反射ミラー34に入射する。反射ミラー33は、回転軸20に垂直な平面に対し45°傾斜している。そのため、反射ミラー33で反射したレーザ光は、固定ミラー15から回転ミラー16へのレーザ光の入射方向と平行すなわち回転軸20と平行に反射ミラー33から反射ミラー34へ入射する。
反射ミラー34へ入射したレーザ光は、反射ミラー34で正面側へ反射する。反射ミラー34は、回転軸20に垂直な平面に対し45°傾斜し、反射ミラー33との間に90°の角度を形成している。そのため、反射ミラー33から反射ミラー34へ入射されたレーザ光は、回転ミラー16から反射ミラー33への入射方向と平行かつ反対方向へ反射ミラー34で反射される。これにより、反射ミラー34へ入射したレーザ光は、正面側へ照射される。
上記のように、回転ミラー16の回転によってレーザ照射部14から照射されたレーザ光のうち背面側すなわちレーザ照射方向反転ユニット13側へ反射したレーザ光は、レーザ照射方向反転ユニット13によって、回転ミラー16から反射ミラー33への入射方向と平行かつ反対へ反射される。すなわち、レーザ光は、レーザ照射方向反転ユニット13によって折り返されて、正面側の外部へ照射される。このように、レーザ光は、レーザ照射方向反転ユニット13の反射ミラー33および反射ミラー34によって反射する。そのため、回転ミラー16から反射ミラー33へ入射するレーザ光の経路と、反射ミラー34から正面側へ向かうレーザ光の経路とは、回転軸20の軸方向においてずれが生じる。すなわち、回転軸20を天地方向へ向けてレーザ照射装置10を設置したとき、回転ミラー16からレーザ照射方向反転ユニット13へ入射するレーザ光の経路と、レーザ照射方向反転ユニット13から正面側へ照射されるレーザ光の経路とは、上下にずれが生じる。
回転ミラー16が正面側に面しているとき、図1に示すように回転ミラー16で反射したレーザ光は、回転軸20方向の位置がずれることなく外部へ照射される。このレーザ光の経路は、第一レーザ経路61とする。一方、回転ミラー16が背面側に面しているとき、図4に示すようにレーザ光は、回転ミラー16およびレーザ照射方向反転ユニット13で反射することにより、回転軸20方向の位置がずれて外部へ照射される。このレーザ光の経路は、第二レーザ経路62とする。これにより、例えば昆虫や埃などの異物がカバー23に付着して第一レーザ経路61がこれらの異物で遮られるときでも、第一レーザ経路61と回転軸20方向の位置がずれている第二レーザ経路62はこれらの異物に遮られない。その結果、少なくとも第二レーザ経路62を経由するレーザ光は、正面側の外部へ照射される。カバー23の第二レーザ経路62上に異物が付着した場合も、同様にレーザ光は第一レーザ経路61から外部へ照射される。
また、上述のように背面側のレーザ照射方向反転ユニット13へ入射するレーザ光は、回転軸20方向にずれて正面側へ照射される。そのため、レーザ照射方向反転ユニット13の正面側にステー部材50のユニット支持部51およびステー本体部52が配置されている場合でも、回転ミラー16から外部へ直接照射されるレーザ光およびレーザ照射方向反転ユニット13で反転されるレーザ光は、いずれもステー部材50に遮られることなく正面側の外部へ照射される。
外部へ照射されたレーザ光は、例えば侵入者など、外部の物体で反射し、レーザ反射光として再びレーザ照射装置10へ入射する。回転ミラー16が正面側に面しているときレーザ照射装置10へ入射したレーザ反射光は、回転ミラー16の反射面19で反射する。レーザ反射光は、回転ミラー16の反射面19において、固定ミラー15から回転ミラー16へ入射するレーザ光と平行かつ反対方向へ反射し、レーザ受光部18へ入射する。一方、回転ミラー16が背面側に面しているときレーザ照射装置10へ入射したレーザ反射光は、レーザ光の照射時と反対にレーザ照射方向反転ユニット13および回転ミラー16で反射し、レーザ受光部18へ入射する。
以上説明した一実施形態では、レーザ照射ユニット12とレーザ照射方向反転ユニット13とは、レーザ照射方向反転ユニット13を構成する第一ユニット部材31および第二ユニット部材32から突出する突出部45とステー部材50の接続部53との接続、ならびに突出部45の開口部46および接続部53の開口部54に挿入される固定部材56によって位置が決定される。この突出部45は、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の径方向の両端部からそれぞれ突出し、ステー部材50の接続部53と接続される。そのため、レーザ照射ユニット12とレーザ照射方向反転ユニット13とは、少なくとも二点において固定される。特に、レーザ照射方向反転ユニット13は、一対の第一ユニット部材31および第二ユニット部材32が同一形状である。そのため、レーザ照射ユニット12を支持するステー部材50は、レーザ照射方向反転ユニット13の径方向の両端部において同一の位置で回転軸20方向において上下から突出部45に挟み込まれる。その結果、ステー部材50がレーザ照射方向反転ユニット13に支持される位置は均等となり、レーザ照射方向反転ユニット13とレーザ照射ユニット12との位置精度が向上する。レーザ照射装置10の場合、レーザ光の照射位置の精度確保は極めて重要である。本実施形態のようにステー部材50とレーザ照射方向反転ユニット13とが高い精度で位置決めされることにより、レーザ光の照射位置の精度も高められる。このように、回転ミラー16を有するレーザ照射ユニット12と反射ミラー33、34を有するレーザ照射方向反転ユニット13とは、位置関係が正確に確保される。したがって、背面側に照射されるレーザ光を正確かつ高精度に正面側へ照射することができる。
また、一実施形態では、ステー部材50は、ステー本体部52がレーザ照射方向反転ユニット13の正面側において径方向へ延び、レーザ照射方向反転ユニット13の径方向外側に接続部53を有している。そのため、回転ミラー16によって背面側へ照射されたレーザ光は、ステー部材50によって遮られることがない。これにより、回転ミラー16によって背面側に向かうレーザ光は、すべてレーザ照射方向反転ユニット13の反射ミラー33へ照射される。このとき、第一ユニット部材31の反射ミラー33へ照射されたレーザ光は、この第一ユニット部材31の反射ミラー33によって第二ユニット部材32の反射ミラー34側へ反射され、さらに第二ユニット部材32の反射ミラー34によって正面側へ反射される。そのため、回転ミラー16から背面側へ照射されたレーザ光は、回転ミラー16の回転軸20方向へずれた位置から正面側へ照射され、回転ミラー16を含むレーザ照射ユニット12に遮られることもない。したがって、背面側に照射されるレーザ光のすべてを正面側へ照射することができる。
さらに、本実施形態では、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32に設けられている一対の反射ミラー33、34を用いることにより、照射されるレーザ光は回転軸20方向の位置に差が生じる。そのため、例えば回転ミラー16で反射して正面側へ照射される第一レーザ経路61上に昆虫などの異物が付着しても、回転ミラー16から背面側へ向いレーザ照射方向反転ユニット13によって前方へ照射される第二レーザ経路62のレーザ光は、その異物に遮られることがない。したがって、屋外で用いられる場合でも、高い適用性を得ることができ、レーザ光による物体の検出精度の向上を図ることができる。また、背面側に照射されるレーザ光を正面側へ折り返す場合、レーザ照射ユニット12を支持するステー部材50はレーザ照射方向反転ユニット13の正面側を遮る位置に設けられる。この場合、照射されるレーザ光の回転軸20方向の位置に差を生じさせる、すなわち回転軸20方向へレーザ光の光路をずらすことにより、レーザ照射ユニット12およびこれを支持するステー部材50がレーザ照射方向反転ユニット13の正面側に位置する場合でも、反射ミラー33、34で折り返されたレーザ光の光路は、レーザ照射ユニット12およびステー部材50を迂回する。したがって、背面側に照射されるレーザ光のすべてをレーザ照射ユニットなどに遮られることなく正面側へ照射することができる。
さらに、本実施形態の場合、レーザ照射方向反転ユニット13は、一対の第一ユニット部材31および第二ユニット部材32から構成されている。この第一ユニット部材31と第二ユニット部材32とは同一の形状に形成されており、回転軸20方向で一方を反転させることにより、互いが一体に結合する。このように、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は同一の形状に形成されているため、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32は例えば一つの型から形成される。その結果、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の調達は容易になり、加工工数や加工コストが低減される。また、第一ユニット部材31から突出する凸部35は第二ユニット部材32の凹部42に嵌め込まれ、第二ユニット部材32から突出する凸部36は第一ユニット部材31の凹部41に嵌め込まれる。これにより、第一ユニット部材31と第二ユニット部材32とは、一方を反転させ、凸部35、36と凹部41、42とを互いに嵌合させることにより、一体かつ正確な位置関係で結合される。そして、一対の第一ユニット部材31および第二ユニット部材32が同一形状であるため、レーザ照射ユニット12を支持するステー部材50は、レーザ照射方向反転ユニット13の径方向の両端部において同一の位置で回転軸20方向の上下から突出部45に挟み込まれる。これにより、ステー部材50がレーザ照射方向反転ユニット13に支持される位置が均等となり、レーザ照射方向反転ユニット13とレーザ照射ユニット12との位置精度が向上する。その結果、例えば現場などの出先であっても、レーザ照射方向反転ユニット13は高い精度で組み付けられる。したがって、簡単な構造で精度の高い組み付けを行うことができる。
本実施形態の場合、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32にそれぞれ設けられている凸部35、36および凹部41、42は、周方向に隣接して設けられている。すなわち、第一ユニット部材31の場合、第二ユニット部材32側に突出する凸部35に隣接して、第二ユニット部材32から突出する凸部36が嵌合する凹部41が設けられている。また、第二ユニット部材32の場合、第一ユニット部材31側に突出する凸部36に隣接して、第一ユニット部材31から突出する凸部35が嵌合する凹部42が設けられている。このように凸部35、36と凹部41、42とを隣接して設けることにより、第一ユニット部材31と第二ユニット部材32とは確実に結合する。特に、同一形状の第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の一方を反転してレーザ照射方向反転ユニット13を組み付ける場合、凸部35および凹部41を第一ユニット部材31および第二ユニット部材32において隣接して配置することにより、設計が容易になるとともに、第一ユニット部材31および第二ユニット部材32の組み付け時における正確性も向上する。したがって、設計の複雑化を招くことなく、レーザ照射方向反転ユニット13の精度を高めることができるとともに、その精度を維持することができる。
さらに、本実施形態では、第一ユニット部材31または第二ユニット部材32の一方を反転させて結合させたとき、各突出部45は互いに対向する。そして、第一ユニット部材31の突出部45と第二ユニット部材32の突出部45との間には、隙間が形成される。この隙間、すなわち対向する突出部45の間には、ステー部材50の接続部53が挿入される。これにより、レーザ照射方向反転ユニット13とステー部材50とは、一対の突出部45の間にステー部材50を挿入することにより位置が決定される。したがって、簡単な構造でレーザ照射方向反転ユニット13とステー部材50との位置を高い精度で決定することができる。
以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
例えば、レーザ照射方向反転ユニット13は、半円弧環状に形成する例について説明した。しかし、少なくとも反射ミラー33、34が設けられる内周側が円弧状であればよく、外周側の形状は任意に設定することができる。
図面中、10はレーザ照射装置、13はレーザ照射方向反転ユニット、14はレーザ照射部、16は回転ミラー、18はレーザ受光部、20は回転軸、31は第一ユニット部材、32は第二ユニット部材、33、34は反射ミラー、35、36は凸部、37、38は対向端部、41、42は凹部、45は突出部、46は開口部、50はステー部材、51はユニット支持部、52はステー本体部、53は接続部、54は開口部、56は固定部材を示す。

Claims (3)

  1. レーザ光を照射するレーザ照射部と、
    前記レーザ照射部から照射され、対象物で反射したレーザ光を受光するレーザ受光部と、
    回転軸を中心に回転するとともに、前記回転軸に対して傾斜して設けられ、前記回転軸を中心とする周方向の全周である照射範囲のうち一定の角度範囲を正面側、および前記照射範囲のうち前記正面側を除く残りの角度範囲を背面側として前記レーザ照射部から照射されたレーザ光を展開する回転ミラーと、
    前記回転軸を中心とする前記回転ミラーの径方向外側において前記背面側を包囲して設けられている半円環形状のレーザ照射方向反転ユニットと、
    前記レーザ照射方向反転ユニットの径方向の両端部において外周壁から外側へ突出する突出部と、
    前記レーザ照射部、前記レーザ受光部および前記回転ミラーからなるレーザ照射ユニットを支持するユニット支持部、前記レーザ照射方向反転ユニットの正面側において前記ユニット支持部から径方向へ前記レーザ照射方向反転ユニットの径方向の両端部を越えるまで延びるステー本体部、および前記ステー本体部の径方向の両端部からそれぞれ前記レーザ照射方向反転ユニットの外周側において背面側へ延び前記突出部に接続される接続部を有し、前記レーザ照射ユニットと前記レーザ照射方向反転ユニットとを組み付けるステー部材と、
    前記突出部および前記接続部にそれぞれ対応して形成されている開口部に挿入されるピン形状の固定部材と、を備え、
    前記レーザ照射方向反転ユニットは、いずれか一方を前記回転軸方向で反転させて他方へ重ねることにより互いに一体に結合される同一形状の一対の第一ユニット部材および第二ユニット部材を有し、
    前記第一ユニット部材および前記第二ユニット部材は、
    ぞれぞれ前記回転ミラーに面する内周側に前記回転軸に垂直な平面に対して傾斜する略半円錐面板状の反射ミラーと、
    前記第一ユニット部材および前記第二ユニットの外周壁において、結合する他方と対向する対向端部から他方側へ突出する凸部と、
    前記第一ユニット部材および前記第二ユニット部材の外周壁において、前記対向端部から結合する他方と反対側へ延び前記凸部が嵌め込まれる凹部と、を有し、
    前記レーザ照射方向反転ユニットは、前記レーザ照射部から前記背面側に展開されたレーザ光を前記第一ユニット部材または前記第二ユニット部材のうち一方の反射ミラーから他方の反射ミラーへ反射し、前記他方の反射ミラーから前記一方の反射ミラーへの入射方向と逆方向へレーザ光を反射することを特徴とするレーザ照射装置。
  2. 前記凸部および前記凹部は、前記第一ユニット部材および前記第二ユニット部材の周方向へ隣接して設けられていることを特徴とする請求項1記載のレーザ照射装置。
  3. 前記突出部は、前記第一ユニット部材および前記第二ユニット部材にそれぞれ設けられ、前記第一ユニット部材と前記第二ユニット部材とを結合したとき互いに対向し、互いに対向する前記突出部の間に前記ステー部材が挿入されていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザ照射装置。
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