JP5206368B2 - 光半導体素子 - Google Patents

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本発明は、ストライプ状のメサ構造体の両側を半導体埋込層で埋め込んだ光半導体素子に関する。
近年、光信号を高速変調して生成することができる光源や、多数の光素子をアレイ状に集積した光半導体素子が求められている。活性層を含むストライプ状のメサ構造体の両脇を、高抵抗または半絶縁性の半導体埋込層で埋め込んだ半絶縁性埋込ヘテロ(SI−BH)構造の光半導体素子は、寄生容量の低減や、アレイ状に集積化された光素子の分離抵抗の確保の点で有利である。
SI−BH構造を持つ光半導体素子は、高温動作時や大電流駆動時に、特性が劣化することが知られている。特性劣化の原因として、メサ構造体から半絶縁性埋込層へ電子や正孔が漏れることによるリーク電流が上げられる。
InP基板を用いたSI−BH構造の光半導体素子のメサ構造体と、半絶縁性埋込層との間に、InPよりもエネルギバンドギャップの大きなInGaPからなるバリア層を配置することにより、リーク電流を抑制することができる。
InP基板を用いたSI−BH構造の光半導体素子において、半絶縁性埋込層にFeドープのInPが一般的に用いられる。メサ構造体内のp型またはn型ドーパントと、半絶縁性埋込層内のFeとが相互拡散すると、半絶縁性埋込層の抵抗率が低下してしまう。この相互拡散を防止するために、メサ構造体と半絶縁性埋込層との間に、AlGaInAsまたはAlInAsからなる拡散防止層を挿入することが有効である。
特開平1−302791号公報 特開平8−255950号公報
InP基板を用い、メサ構造体と半絶縁性埋込層との間に、InGaPからなるバリア層を挿入したSI−BH構造において、Gaの組成比が大きくなると、伝導帯のポテンシャル障壁を高くすることができるが、その反面InPとInGaPとの格子不整合が大きくなる。このため、伝導帯に十分な高さのポテンシャル障壁を確保することが困難である。
拡散防止層として用いるAlGaInAsは、価電子帯にポテンシャル障壁を形成しないため、正孔のリークを防止することができない。
上記課題を解決する光半導体素子は、
第1導電型の表層部を有する半導体基板の上に形成され、一方向に長い平面形状を持ち、活性層と、その上に配置された上部クラッド層とを含み、該上部クラッド層は、前記第1導電型とは反対の第2導電型であるメサ構造体と、
前記メサ構造体の両側の前記半導体基板の上に形成された半導体埋込層と、
前記メサ構造体の側面と、前記半導体埋込層との間に配置され、半導体で形成された障壁層と
を有し、
前記障壁層は、第1の層と第2の層とを含み、前記第1の層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位が、前記上部クラッド層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位、及び前記第2の層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位のいずれよりも高く、前記第2の層の伝導帯下端の電子のエネルギ準位が、前記上部クラッド層の伝導帯下端の電子のエネルギ準位、及び前記第1の層の伝導帯下端の電子のエネルギ準位のいずれよりも高く、前記第1の層が単独で正孔に対するポテンシャル障壁を形成し、前記第2の層が単独で電子に対するポテンシャル障壁を形成する。
第1の層が、正孔に対するポテンシャル障壁を形成し、第2の層が、電子に対するポテンシャル障壁を形成する。このため、電子と正孔とが半導体埋込層へ流入することに起因するリーク電流を抑制することができる。
図1A〜図1Gを参照して、AlGaInAs系活性層を持つ波長1.3μm帯の分布帰還型(DFB)レーザ素子を例にとって、実施例による光半導体素子の製造方法について説明する。
図1Aに示すように、n型InPからなる半導体基板10の表面に、回折格子11を形成する。回折格子11は導波方向(図1Aにおいて横方向)に周期的な凹凸を持ち、ブラッグ波長は1.3μmである。回折格子11を構成する凹凸の高低差は60nmである。回折格子11は、例えば電子ビーム露光を用いたリソグラフィにより形成される。なお、半導体基板10の上に、n型InPからなるバッファ層を形成し、バッファ層の表面に回折格子を形成してもよい。
図1Bに示すように、回折格子11が形成された半導体基板10の上に、ノンドープのInGaAsPからなる厚さ100nmのガイド層12を形成する。ガイド層12の組成は、例えば遷移波長が0.95μmになるように設定される。ガイド層12は回折格子11の凹凸を埋め込み、その表面はほぼ平坦になる。ガイド層12は、有機金属気相エピタキシャル成長(MOVPE)により形成される。なお、後の化合物半導体層の成長にも、MOVPEが適用される。
ガイド層12の上に、多重歪量子井戸構造を有する活性層15を形成する。活性層15は、ノンドープのAlGaInAsからなる圧縮歪量子井戸層と、ノンドープのAlGaInAsからなるバリア層とが交互に積層された構造を有する。積層数は、例えば15周期とする。量子井戸層の厚さは6nmである。バリア層の厚さは10nmであり、その組成は、量子井戸層よりもバンドギャップが大きくなるように設定される。活性層15の発光波長は1.3μmである。
活性層15の上に、p型InPからなる上部クラッド層16を形成する。上部クラッド層16の厚さは、例えば1500nmとする。上部クラッド層16の上に、p型InGaAsからなるコンタクト層17を形成する。コンタクト層17の厚さは、例えば500nmとする。半導体基板10が、下部クラッド層としての役割を有する。
図1Cに、図1Bの一点鎖線1C−1Cにおける断面図を示す。図1Cの一点鎖線1B−1Bにおける断面図が、図1Bに相当する。図1Cにおいては、紙面に垂直な方向が導波方向に相当する。
図1Dに示すように、コンタクト層17の上に、導波方向に延在するメサ用マスクパターン20を形成する。メサ用マスクパターン20には、例えば酸化シリコンが用いられ、その厚さは300nmであり、その幅は2.5μmである。
図1Eに示すように、メサ用マスクパターン20をエッチングマスクとして、コンタクト層17から、少なくとも活性層15の底面までエッチングすることにより、活性層15、上部クラッド層16、及びコンタクト層17を含むメサ構造体23を形成する。実施例においては、ガイド層12及び半導体基板10の表層部までエッチングしている。これらの層のエッチングには、反応性イオンエッチング(RIE)が用いられる。メサ構造体23は、一方向に長いストライプ状の平面形状を有し、その高さは、例えば3000nmである。
図1Fに示すように、メサ用マスクパターン23を選択成長用のマスクとして、メサ構造体23の側面、及びその両側の半導体基板10の上面に、障壁層32を選択成長させる。障壁層32は、ノンドープのIn0.7Ga0.3Pからなる厚さ2.5nmの第1の層30と、その上に選択成長したノンドープのAl0.29Ga0.71As0.5Sb0.5からなる厚さ50nmの第2の層31とを含む。
障壁層32の上にFeドープの半絶縁性InPからなる半絶縁性埋込層33を選択成長させる。半絶縁性埋込層33には、Feに代えて、室温におけるInPの抵抗率を高める不純物、例えばRu等をドープしてもよい。半絶縁性埋込層33の抵抗率は、半導体基板10及び上部クラッド層16のいずれの抵抗率よりも高い。半絶縁性埋込層33の厚さは、その上面がコンタクト層17の上面とほぼ同じ高さになるように調節される。
第1の層30はInPに格子整合しないため、転位等の格子欠陥が発生しない膜厚(臨界膜厚)以下とすることが好ましい。臨界膜厚を与える式として、以下のMatthewsの式が知られている。
ここで、hは臨界膜厚、fは格子不整合度、νはポアッソン比、bは転位のバーガースベクトル、αは界面でのバーガースベクトルと転位線の線の線分とのなす角(cosα=1/2)、λはすべり面と界面との交差線に垂直な界面内での方向とバーガースベクトルとのなす角(cosλ=1/2)、aは基板の格子定数、Δaは格子定数の差である。本実施例においては、上記式から算出された第1の層30の臨界膜厚は約3nmである。第1の層30の厚さが3nm以下であれば、転位はほとんど生じない。
図1Gに示すように、半絶縁性埋込層33を選択成長させた後、メサ用マスクパターン20を除去し、その下のコンタクト層17を露出させる。
図1Hに示すように、コンタクト層17及び半絶縁性埋込層33の上に、上部電極35を形成し、半導体基板36の背面に下部電極36を形成する。上部電極35は、AuZn層とAu層とを積層することにより形成される。下部電極36は、AuGe層とAu層とを積層することにより形成される。電極形成後、半導体基板10をへき開し、一方の端面を無反射コーティングし、他方の端面を高反射コーティングすることによりDFBレーザ素子が得られる。
図2Aに、InPに格子整合するAlGa1−xAs0.5Sb0.5のAl組成比とエネルギバンドギャップとの関係を示す。Al組成比xが0.29のときにAlGaAsSbのエネルギバンドギャップがInPのエネルギバンドギャップと同じ1.35eVになる。
図2Bに、InPに格子整合するAlGa1−xAs0.5Sb0.5のAl組成比と、InPの伝導帯下端の電子のエネルギ準位を基準とした伝導帯オフセットとの関係を示す。InPのエネルギバンドギャップに等しくなるようにAl組成比を選択したAlGaAsSbの伝導帯オフセットは0.58eVである。
図3Aに、InPからなる上部クラッド層16、InGaPからなる第1の層30、AlGaAsSbからなる第2の層31、及びInPからなる半絶縁性埋込層33を含む積層体のエネルギバンド構造を示す。
第1の層30の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位Ev1が、上部クラッド層16の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位Ev0、及び前記第2の層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位Ev2のいずれよりも高い。第2の層31の伝導帯下端の電子のエネルギ準位Ec2が、上部クラッド層16の伝導帯下端の電子のエネルギ準位Ec0、及び第1の層30の伝導帯下端の電子のエネルギ準位Ec1のいずれよりも高い。
上部クラッド層16の伝導帯下端のエネルギ準位を基準とした第1の層30の伝導帯オフセットEc1−Ec0は、上部クラッド層16内の電子に対するポテンシャル障壁として十分な大きさではない。この積層構造では、第2の層31が、上部クラッド層16内の電子に対するポテンシャル障壁として作用する。このため、上部クラッド層16から半絶縁性埋込層33への電子の流入を抑制することができる。
上部クラッド層16の価電子帯上端の正孔のエネルギを基準とした第2の層31の価電子帯オフセットEv2−Ev0は−0.58eVである。本明細書において、「価電子帯オフセット」は、正孔のエネルギが高くなる向きを正と定義する。このため、第2の層31は、上部クラッド層16内の正孔に対してポテンシャル障壁を形成しない。
第1の層30の価電子帯オフセットEv1−Ev0は正であり、第2の層31の価電子帯オフセットよりも大きい。なお、価電子帯オフセットの大小関係は、絶対値ではなく、符号を考慮して判断している。第1の層30は、上部クラッド層16内の正孔に対してポテンシャル障壁を形成する。このため、上部クラッド層16から半絶縁性埋込層33への正孔の流入を抑制することができる。
図3Bに、参考として、上部クラッド層16と半絶縁性埋込層33との間に、AlInAs層またはAlGaInAs層を挿入した場合のエネルギバンド構造を示す。InPの伝導帯下端の電子のエネルギ準位を基準としたAlInAsまたはAlGaInAsの伝導帯オフセットΔEc3は正であるため、AlInAs層及びAlGaInAs層は電子に対してポテンシャル障壁として作用する。ところが、InPの価電子帯上端の正孔のエネルギ準位を基準としたAlGaInAsの価電子帯オフセットΔEv3は負である。このため、AlInAs層及びAlGaInAs層は、上部クラッド層内の正孔に対してポテンシャル障壁として作用しない。
図3Cに、参考として、上部クラッド層16と半絶縁性埋込層33との間に、InGaP層を挿入した場合のエネルギバンド構造を示す。InPの伝導帯下端の電子のエネルギ準位を基準としたInGaPの伝導帯オフセットΔEc4は正である。ただし、電子に対する十分なポテンシャル障壁を形成するためには、Ga組成比を大きくしなければならない。InGaPのGa組成比を大きくすると、InPとの格子不整合が大きくなるため、臨界膜厚が薄くなってしまう。このため、ポテンシャル障壁層として十分な厚さを確保することが困難である。
実施例においては、InGaPからなる第1の層30が電子に対してポテンシャル障壁として機能しなくてもよいため、Ga組成を少なくして、InPとの格子不整合が小さい条件で第1の層30を形成することができる。
図3Aに示したように、第2の層31の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位Ev2は、上部クラッド層16の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位Ev0よりも低い。このため、上部クラッド層16に第2の層31を直接接触させると、上部クラッド層16内の正孔が第2の層31内に流入してしまう。第2の層31内への正孔の流入を防止するために、上部クラッド層16と第2の層31との間に、第1の層30を配置することが好ましい。
図4A〜図4Cに、電圧電流特性のシミュレーションを行った積層構造の断面図を示す。図4Aに示した試料は、n型InP層とp型InP層との間に、厚さ1000nmのノンドープInP層が配置されたpin接合構造を有する。図4Bに示した試料においては、n型InP層とi型InP層との間、及びp型InP層とi型InP層との間に、厚さ10nmのノンドープIn0.7Ga0.3P層が配置されている。図4Cに示した試料においては、n型InP層とIn0.7Ga0.3P層との間、及びp型InP層とIn0.7Ga0.3P層との間に、さらに、厚さ50nmのノンドープAl0.29Ga0.71As0.5Sb0.5層が配置されている。
図4Dに、図4A〜図4Cに示した試料の電流電圧特性のシミュレーション結果を示す。横軸は順方向電圧を単位「V」で表し、縦軸は電流を単位「mA」で表す。図4Dの曲線4A、4B、及び4Cが、それぞれ図4A、図4B、及び図4Cの試料の電流電圧特性を示す。図4Bに示した構造では、電流抑制の顕著な効果は見られないが、図4Cに示した構造にすることにより、顕著な電流抑制効果が得られていることが分かる。
図4Cに示したノンドープInGaP層及びノンドープAlGaAsSb層が、それぞれ図1Hに示した第1の層30及び第2の層31に相当する。障壁層32を、第1の層30と第2の層31との2層で構成することにより、リーク電流抑制効果が高まることが確認された。
上記実施例では、AlGaAsSbからなる第2の層31を、InPからなる上部クラッド層16のエネルギバンドギャップと等しいエネルギバンドギャップを持つ組成比とした。第2の層31の組成比を、InPと格子整合する条件下で、InPのエネルギバンドギャップ以上のバンドギャップとなる組成比としてもよい。図2Aに示したように、Alの組成比が0.29以上であれば、AlGaAsSbのエネルギバンドギャップがInPのエネルギバンドギャップ以上になる。Alの組成比を1としてもよい。この場合、第2の層31は、Gaを含まないAlAsSbで形成される。
図2Bに示したように、第2の層31のAlの組成比を大きくすると、InPの伝導帯下端の電子のエネルギ準位を基準とした第2の層31の伝導帯オフセットが大きくなる。例えば第2の層31をAlAsSbで形成した場合の伝導帯オフセットは1.59eVになる。このように、Al組成比を大きくすることにより、電子に対するポテンシャル障壁をより高くし、リーク電流抑制効果を高めることができる。
第2の層31をInPに格子整合させなくてもよい。格子不整合度が小さければ、ポテンシャル障壁層として十分な厚さのAlGaAsSb層を、転位を生じさせることなく成長させることができる。
上記実施例では、第1の層30にInGaPを用いたが、InP内の正孔に対してポテンシャル障壁を形成する他の半導体材料、例えばInAlPを用いてもよい。また、第2の層31にAlInAsまたはAlGaInAsを用いてもよい。AlInAs及びAlGaInAsは、図3Bに示したように、InP内の電子に対して、ポテンシャル障壁を形成する。
また、上記実施例では、AlGaInAs系活性層を持つ波長1.3μm帯のDFBレーザ素子について説明したが、他の発振波長や他の材料系の光半導体素子にも、上記実施例の構成を適用可能である。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
(1A)〜(1D)は、実施例による光半導体素子の製造途中段階における断面図(その1)である。 (1E)〜(1G)は、実施例による光半導体素子の製造途中段階における断面図(その2)であり、(1H)は、実施例による光半導体素子の断面図である。 (2A)は、InPに格子整合する条件下で、AlGaAsSbのAl組成比とエネルギバンドギャップとの関係を示すグラフであり、(2B)は、InPの伝導帯下端の電子のエネルギ準位を基準としたときの伝導帯オフセットと、Al組成比との関係を示すグラフである。 (3A)は、InP、InGaP、AlGaAsSb、InPの積層体のエネルギバンド構造を示す線図であり、(3B)は、InP、AlGaInAs、InPの積層体のエネルギバンド構造を示す線図であり、(3C)は、InP、InGaP、InPの積層体のエネルギバンド構造を示す線図である。 (4A)〜(4C)は、試料の断面図であり、(4D)は、試料の電流電圧特性を示すグラフである。
符号の説明
10 半導体基板
11 回折格子
12 ガイド層
15 活性層
16 上部クラッド層
17 コンタクト層
20 メサ用マスクパターン
23 メサ構造体
30 第1の層
31 第2の層
32 障壁層
35 上部電極
36 下部電極

Claims (5)

  1. 第1導電型の表層部を有する半導体基板の上に形成され、一方向に長い平面形状を持ち、活性層と、その上に配置された上部クラッド層とを含み、該上部クラッド層は、前記第1導電型とは反対の第2導電型であるメサ構造体と、
    前記メサ構造体の両側の前記半導体基板の上に形成された半導体埋込層と、
    前記メサ構造体の側面と、前記半導体埋込層との間に配置され、半導体で形成された障壁層と
    を有し、
    前記障壁層は、第1の層と第2の層とを含み、前記第1の層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位が、前記上部クラッド層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位、及び前記第2の層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位のいずれよりも高く、前記第2の層の伝導帯下端の電子のエネルギ準位が、前記上部クラッド層の伝導帯下端の電子のエネルギ準位、及び前記第1の層の伝導帯下端の電子のエネルギ準位のいずれよりも高く、前記第1の層が単独で正孔に対するポテンシャル障壁を形成し、前記第2の層が単独で電子に対するポテンシャル障壁を形成する光半導体素子。
  2. 前記第1の層が、前記第2の層と前記メサ構造体との間に配置され、該第2の層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位が、前記上部クラッド層の価電子帯上端の正孔のエネルギ準位よりも低い請求項1に記載の光半導体素子。
  3. 前記第1の層は、前記上部クラッド層に格子整合しておらず、該第1の層の厚さは臨界膜厚以下であり、前記第2の層は、前記上部クラッド層に格子整合している請求項1または2に記載の光半導体素子。
  4. 前記半導体基板の表層部、前記上部クラッド層、及び前記半導体埋込層がInPで形成されており、前記第の層が、InGaPを含み、前記第2の層が、AlAsSbまたはAlGaAsSbを含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光半導体素子。
  5. 前記半導体基板の表層部、前記上部クラッド層、及び前記半導体埋込層がInPで形成されており、前記第の層が、InGaPを含み、前記第2の層が、AlInAsまたはAlGaInAsを含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光半導体素子。
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