JP5203732B2 - 太陽電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、高アスペクト比の電極が基板上に形成された太陽電池及びその製造方法に関する。
太陽電池は、一般にシリコンなどの半導体基板の受光面に光を受光するためのpn接合が形成され、その上に電力取り出し用の電極が互いに平行になるよう複数形成されている。電極には半導体基板から直接電力を取り出すための櫛歯状のフィンガー電極や該フィンガー電極に接続して電力を取り出すバスバー電極等がある。
太陽電池の製造工程において電極の形成には、製造コスト低減のメリットが大きいスクリーン印刷法を用いるのが一般的である。このスクリーン印刷法での電極形成は、通常、銀粒子(90wt%以上)、ガラスフリット、樹脂、溶剤等を配合した導電性ペーストが使用されている。そして、用意した太陽電池用の基板上に電極パターンを有するように導電性ペーストをスクリーン印刷し、乾燥させた後、700〜900℃で高温熱処理を施すことにより、電極が焼成される。
特に基板から直接電力を取り出すためのフィンガー電極は、光を遮らないよう基板上での占有面積が小さく、且つ低抵抗率を有することが要求され、そのため、ライン幅が細く厚い、すなわち、アスペクト比が高い電極を形成する必要がある。
しかし、スクリーン印刷法では、フィンガー電極の線幅が60μm、電極の線の高さが20μmといった、線幅が広く高さの低い(アスペクト比が低い)電極が形成される。スクリーン印刷法では一般的に、導電性ペースト材料や製版の特性から、電極の線幅に対してその高さは半分が限界とされており、電極の線幅に対する線の高さに限界あるため、より理想的なアスペクト比を実現することは困難である。
そこで特許文献1では、予め金属体である銅ワイヤ(直径50μm)の一部に導電性接着剤を適量付着させ、該導電性接着剤が付着した金属体を基板上の電極形成面に直接接着し、加熱することにより導電性接着剤を固化させて、金属体を基板上に固定してフィンガー電極を形成する方法が提案されている。これにより、当時のスクリーン印刷による技術で得られる電極の線幅よりも大幅に電極の幅を狭くでき、基板上での電極の占有面積を低減できることが記載されている。
また、特許文献2では、金属細線の基板に対する接着強度を向上させて光電変換効率を向上させる高アスペクト比の電極を有する太陽電池を提供するため、細線の周囲を導電性材料で被覆して基板上に該細線を配置し、配置した細線を焼成することにより電極を形成する方法が記載されている。
しかし、特許文献1や特許文献2のように、電極として金属細線を使用しても、電極構造によっては高い特性を得るのに不十分であった。
特開平3−6867号公報 特開2004−134656号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、より簡単な方法で、高いアスペクト比を有する電極を形成し、変換効率が高く低コストな太陽電池を提供し、さらにこのような太陽電池を製造する方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、少なくとも、基板上に複層構造の電極が形成された太陽電池であって、前記電極の第2層目が、銅の細線であることを特徴とする太陽電池を提供する。
また本発明は、少なくとも、基板上に複層構造の電極を形成する工程を有する太陽電池の製造方法であって、
前記電極形成工程において、第2層目の電極として銅の細線を使用することを特徴とする太陽電池の製造方法を提供する。
このように太陽電池において、基板上に形成される電極が複層構造の電極であることにより、1層の電極より電極の高さを確実に高いものとすることができる。さらに、第2層目の電極が銅の細線で形成されていることにより、第2層目の電極をスクリーン印刷で形成する場合よりも確実に第1層目の電極上からはみ出る恐れが少なく第2層目の電極を重ねることができる。そのため、アスペクト比がより高く、基板上での配線の占有面積が少ない電極となり、太陽電池の発電効率を向上させることができる。
また、スクリーン印刷法のみで形成された複層構造の電極であると、スクリーン印刷を複数回繰り返すこととなるが、第2層目の電極を金属細線とすることにより、電極の形成工程を簡略化でき、印刷版の消耗劣化を遅延させることができる。
さらに、第2層目の電極がAg含有の導電性ペーストからなるものよりも、第2層目の電極が銅の細線であったほうが、材料費及び製造コストを大幅に低減することができる。
この場合、前記銅の細線は、該銅の細線の表面にはんだ性材料がメッキされたものであることが好ましく、前記銅の細線として該銅の細線の表面にはんだ性材料がメッキされたものを使用することが好ましい。
このように、第2層目の電極である銅の細線が、その表面にはんだ性材料をメッキしたものであることにより、第1層目の電極に第2層目の電極をつける際のはんだ付けの手間を簡略化することができる。
さらに、前記銅の細線の断面の形状は、円形又は正方形とすることができる、また、前記銅の細線として該銅の細線の断面の形状が円形又は正方形であるものを使用することができる。
このように、第2層目の電極である銅の細線の断面の形状が、円形又は正方形であることにより、第1層目の電極上に第2層目の電極である銅の細線を配置する際、銅の細線の配置面を気にせずに第1層目の電極上に配置できるため、電極の形成工程をより簡略化することができる。
また本発明では、前記電極形成工程において、基板上に第1層目の電極となる電極用ペーストをスクリーン印刷により所望パターンで塗布して第1層目の電極を焼成し、該第1層目の電極上に第2層目の電極となる前記銅の細線を配置して、該銅の細線上から200℃〜300℃のアイロンを押し当てて前記第1層目の電極とはんだ付けし、前記複層構造の電極を形成することができる。
このように、太陽電池の製造方法の電極形成工程において、まず第1層目の電極をスクリーン印刷により形成することで、下地である基板との密着性が良好となり、オーミック電極を形成することができる。続いて第2層目の電極をスクリーン印刷で形成せず、銅の細線を使用して第1層目の電極に重なるように配置し、該銅の細線上から200℃〜300℃のアイロンを押し当てて第1層目の電極とはんだ付けにより接着することで、第1層目の電極を形成するときにスクリーン印刷版の目詰まりによる配線のカスレがあっても、銅の細線により確実に断線のない電極とすることができる。さらに、電極の第1層目と第2層目の両方をスクリーン印刷で形成するより、工程が簡便である。
本発明に従う太陽電池及び太陽電池の製造方法であれば、アスペクト比の向上を狙って複層構造の電極を形成しても、第1層目の線幅から拡大することなく第2層目の電極が形成される。また、電極の形成工程を簡略化でき、コスト削減となる上、アスペクト比が高く、基板上での配線の占有面積が少ない電極とすることができる。これにより、太陽電池の発電効率をさらに向上させることができる。
また、スクリーン印刷により銀含有の電極用ペーストを使用した2層構造の電極では、アスペクト比が小さく、平均して幅が150μmで高さが50μm以下の電極しか得ることができなかったが、本発明による太陽電池の製造方法であれば、第1層目の電極は幅が50μmで高さは10μm以下で十分であるので、スクリーン印刷により第1層目の電極を形成しても印刷工程に無理がない。その上、第2層目の電極として銅の細線を使用することにより容易に50μm以上の高さのフィンガー電極を得ることができる。
その上、本発明の方法であれば、2層とも銀ペーストを焼成して形成した電極を有する太陽電池と比較して基板上のシャドーロスを約1/3にすることができる。すなわち本発明の方法で複層構造の電極を有する太陽電池を製造すれば、電極幅を150μmから50μmにできるため、電極幅を100μm程度狭くすることができる。従って例えば156mm角の正方形の基板に80本の電極を形成した場合は、80(本)×100(μm)=8(mm)の幅が太陽電池基板上の有効面積として広がり、例えば幅が150μmで高さが50μmの電極を有する太陽電池1枚の発電効率が約18%の場合、本発明の太陽電池は、8(mm)/156(mm)×18(%)=0.92(%)も発電効率を向上させることができる。これは非常に大きな効果である。
さらに、本発明の太陽電池は、電極の比抵抗をさらに低くできる。
銀ペーストは、ミクロンオーダーの独立した銀粒子やそれより大きいフレーク状銀とガラスフリットが溶剤の中にあり、焼成時にそれらの銀粒子が融合してはじめて電気の導体となる。それ故、ムクの銀線に較べて比抵抗が1.5倍程度高くなる。銀の比抵抗が1.62μΩ・cmに対して銅は1.72μΩ・cmと6%程度高いが、ムクの銅線にすることの体積効果は大きい。
前述したように、太陽電池の受光面電極材料には、一般に銀粒子、ガラスフリット、樹脂、溶剤等を配合した電極用ペーストが用いられ、スクリーン印刷法により形成したものを高温焼成し、電極とする。スクリーン印刷法での電極形成は、通常1層で行われ、線幅が広く薄い(アスペクト比が低い、例幅60μm高さ20μm)電極が形成されている。
また、スクリーン印刷による電極の形成の他に、金属細線を使用した方法もある。
しかし、金属細線をはんだ等により基板に直接接着すると、基板との密着性があまりよくなく、オーム接点が取りづらいという問題があった。
そこで本発明者は、下地の基板との密着性が良好であり、高アスペクト比が狙える電極を形成するには、スクリーン印刷法を同じスクリーン印刷版を使用して複数回繰り返すことにより、複層構造の電極を形成すればよいことに想到し、複層構造の電極の形成を行った。
しかし、実際スクリーン印刷のみで複層構造を有する電極を製造したところ、Agを含有する電極用ペーストの管理(保管の温度、湿度、溶剤の蒸発、焼成の温度と時間など)や印刷条件(スクレバーの圧力や速度による版の変形や消耗)により、線の太さが一定にならず、カスレなどが発生して、特性の安定が得られ難く、その上、第2層目の電極の電極用ペーストを焼成された第1層目の電極上に完全に重ねることは非常に難しかった。さらに、第1層目の電極上に第2層目のペーストが重なっても、第2層目の電極の焼成までの間に、第2層目のペーストが第1層目の電極上を流動し、所望の電極パターンからはみ出してしまうという問題があった。
このような問題を解決すべく、本発明者が更なる鋭意研究を重ねた結果、より簡単な方法で、高いアスペクト比を有する電極を形成し、変換効率が高くて製造コストの低減を実現できる太陽電池を製造するには、第2層目の電極をAg含有の電極用ペーストを使用してスクリーン印刷法により形成するのではなく、銅の細線を使用して複層構造の電極とすればよいことに想到し、本発明を完成させた。
以下、本発明の実施の形態について具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
まず、本発明の太陽電池について図1及び図2を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る太陽電池の電極の複層構造を説明するための図であり、図2は、本発明に係る太陽電池の全体の概略図である。
本発明の太陽電池20は、ガリウムドープp型単結晶シリコン基板W上に、複層構造のフィンガー電極10が形成されたものでる。このフィンガー電極10は、図1のように、第1層目フィンガー電極1が、Ag含有の電極用ペーストでスクリーン印刷法により形成されたものであり、第2層目のフィンガー電極2が、銅の細線を使用したものである。
この第1層目の電極1と第2層目の電極2は、はんだ2aにより接着されている。
また、基板Wは、高濃度拡散層12b及び低濃度拡散層12aからなる二段エミッタが形成されており、エミッタ層上には表面保護膜である窒化膜11が堆積さている。この膜厚は、反射防止膜も兼ねさせるため70nmから100nmが適している。他の反射防止膜として酸化膜、二酸化チタン膜、酸化亜鉛膜、酸化スズ膜等があり、代替が可能である。基板Wの裏面には、裏面電極13がある。
このように太陽電池において、基板上に形成された電極が複層構造の電極であることにより、1層構造の電極より電極の高さを確実に高い。さらに、第2層目の電極が銅の細線で形成されたものであることにより、第2層目の電極がスクリーン印刷で形成されたものよりアスペクト比が高く、基板上での配線の占有面積が少ない電極であるため、このような複層構造の電極を有する太陽電池は従来より発電効率が向上されたものとなる。
また、第2層目の電極がAg含有の電極用ペーストから形成されたものより、第2層目の電極が銅の細線であれば、材料費及び製造コストが大幅に低減されたものとなる。
フィンガー電極10の第2層目の電極として使用されている銅の細線2は、その細線の表面にはんだ性材料2aがメッキされたものであることが好ましい。このように、銅の細線2の表面に予めはんだ性材料2aがメッキされたものであることにより、第1層目の電極1に接着する際にはんだ付けの工程を簡略化できるので、製造コストが低減された太陽電池となる。
さらに、銅の細線2の断面の形状は、円形又は正方形とすることができる。
本発明では、銅の細線の断面形状は特に限定されないが、円形又は正方形であることにより、第1層目の電極上に安定して接着されたものとなる。
次に、上記に説明した本発明の太陽電池を製造する方法について以下説明する。
図3及び図4は本発明に係る複層構造の電極を有する太陽電池の製造方法を説明する図である。
まず、ガリウムドープp型単結晶シリコン基板Wを用意する。このシリコン単結晶基板はチョクラルスキー(CZ)法およびフロートゾーン(FZ)法のいずれの方法によって作製されていても構わない。基板の比抵抗は例えば0.1〜20Ω・cmが好ましく、特に0.5〜2.0Ω・cmであることが高い性能の太陽電池を作る上で好適である。
次に、用意した基板1を水酸化ナトリウム水溶液に浸し、ダメージ層をエッチングで取り除く。この基板のダメージ除去は、水酸化カリウム等強アルカリ水溶液を用いても構わない。また、フッ硝酸等の酸水溶液でも同様の目的を達成することが可能である。
ダメージエッチングを行った基板Wにランダムテクスチャを形成する。
太陽電池は通常、表面に凹凸形状を形成するのが好ましい。その理由は,可視光域の反射率を低減させるために、できる限り2回以上の反射を受光面で行わせる必要があるためである。これら一つ一つの山のサイズは1〜20μm程度でよい。代表的な表面凹凸構造としてはV溝,U溝が挙げられる。これらは,研削機を利用して,形成可能である。また、ランダムな凹凸構造を作るには、水酸化ナトリウムにイソプロピルアルコールを加えた水溶液に浸してウェットエッチングしたり、他には、酸エッチングやリアクティブ・イオン・エッチング等を用いることが可能である。なお、図では両面に形成したテクスチャ構造は微細なため省略している。
次に、高濃度拡散層12b及び低濃度拡散層12aからなる二段エミッタを形成する。高濃度拡散層は拡散用リンペーストを用いて、スクリーン印刷機によって印刷して、ベークする。低濃度拡散層は、五酸化二リンおよび珪素アルコキシドを含有したスピン塗布用の拡散剤をスピン塗布して、拡散熱処理を施すことによって形成することができる。このような製造方法によれば、オーミックコンタクトを得ながら、電極以外の受光面の表面再結合及びエミッタ内の再結合を抑制することにより、光電変換効率を向上させることができる。
次に、プラズマエッチャーを用い、接合分離を行う。このプロセスではプラズマやラジカルが受光面や裏面に侵入しないよう、サンプルをスタックし、その状態で、端面を数ミクロン削る。
引き続き、表面に形成されたリンガラスをフッ酸でエッチングした後、ダイレクトプラズマCVD装置を用い、エミッタ層上に表面保護膜である窒化膜11を堆積する。この膜厚は、反射防止膜も兼ねさせるため70nmから100nmが適している。他の反射防止膜として酸化膜、二酸化チタン膜、酸化亜鉛膜、酸化スズ膜等があり、代替が可能である。また、形成法も上記以外にリモートプラズマCVD法、コーティング法、真空蒸着法等があるが、経済的な観点から、上記、窒化膜をプラズマCVD法によって形成するのが好適である。
さらに、上記反射防止膜上にトータルの反射率が最も小さくなるような条件、例えば二フッ化マグネシウム膜といった屈折率が1から2の間の膜を形成すれば,反射率がさらに低減し、生成電流密度は高くなる。
次に、スクリーン印刷装置を用い、裏面に例えばアルミニウムからなるペーストを塗布し、乾燥させる。この裏面のアルミニウムペーストの塗布は、スクリーン印刷法に限られず他の方法で塗布されてもよい。
続いて、表面側のフィンガー電極10の第1層目1の電極用ペーストを基板Wに印刷し(図4の上図参照)、乾燥させる。
この第1層目1の印刷は、所望の櫛形の電極パターンの開口部を有する印刷版を有するスクリーン印刷装置にAg含有の電極用ペーストを用いることで為される。このとき、第2層目に銅の細線を載せることを見越して、図5のように印刷された第1層目の電極用ペーストの中央に谷ができるようにしてもよい。このように第1層目の電極1に谷を形成しておくことで、断面形状が円形の銅の細線を使用した場合は、第1層目1との接着性をより良好なものとすることができ、複層構造の接合部分の剥離を抑制できる。
フィンガー電極の第1層目の形成に使用される電極用ペーストは、フィンガー電極を1層で形成する場合と同じように、管理することができる。
次に、裏面電極13とフィンガー電極の第1層目1を同時に所定の熱プロファイルで焼成する。
続いて焼成された第1層目の電極1の上に第2層目の電極となる銅の細線2を配置する(図4の下図参照)。配置する位置は、図4の下図のように、複数本の銅の細線2を第1層目の電極1に重なるように、銅の細線2の一方の先端を位置Aに合わせる。そして第1層目の電極1と第2層目の電極2の接着は、銅の細線2上から200℃〜300℃のアイロンを押し当ててはんだ付けする。
はんだは、銅の細線2の配置の際、第1層目の電極1と銅の細線2の間にはんだ線をかませてもよいが、より正確に第1層目の電極1上に第2層目の電極2を接着させるには、銅の細線2の表面にはんだ性材料2aがメッキされたものを使用することが好ましい。これによりはんだ付けの手間を簡略化することができる。はんだ性材料2aとしては、例えば、スズ(Sn)や銀(Ag)等が挙げられる。
銅の細線2は、電極用ペーストと同じ抵抗値を持つ断面積のもので、特にその断面形状としては円形又は正方形であるものを使用することができる。これにより第1層目の電極1上に銅の細線2を配置する際、銅の細線の配置面を気にせずに第1層目の電極上に配置できるため、電極の形成工程をより簡略化することができる。
次に、第1層目1にはんだ付けされた複数本の銅の細線2を図4の下図のように位置Bで切断する。これにより図2のような太陽電池20を製造することができる。
このように、表面のフィンガー電極の第1層目1を電極用ペーストを使用したスクリーン印刷により形成することで、下地である基板Wとの密着性が良好となり、オーミック電極を形成することができる。特に、基板Wにランダムテクスチャが形成されている場合には、直接金属細線をはんだ付けするより電極用ペーストで第1層目を形成した方が基板Wとより密着する。
また、表面のフィンガー電極の第2層目2を、第1層目と同じようにスクリーン印刷で形成するのではなく、銅の細線2を使用して形成することで、第1層目の電極1にスクリーン印刷版のメッシュの目詰まりによる配線のカスレがあっても、第2層目の銅の細線により確実に断線のない電極とすることができる。
さらに、電極の第1層目と第2層目の両方をAg含有の電極用ペーストを使用したスクリーン印刷で形成するより、本発明であれば工程が簡便であり製造コストを約10分の1に低減することができる。また2層構造のフィンガー電極において2層ともAg含有の電極用ペーストを使用するより、2層目ははんだ性材料でメッキした銅の細線を使用したほうが材料費を約10分の1に低減できる。
また、2層目を銅の細線とすることにより、第1層目の電極上に重ねるとこが簡単であり、さらに、第2層目の電極が所望のフィンガー電極パターンからはみ出る恐れも少ない。それ故、上記に説明した本発明の太陽電池製造方法は、フィンガー電極を複層構造としてその第2層目に銅の細線を使用することで、簡単な方法で高いアスペクト比を有する電極を形成することができ、且つ低コストで変換効率の高い太陽電池を提供することができる。
さらに、銀含有の電極用ペーストで形成した2層構造の電極では、アスペクト比が小さく、平均して幅が150μmで高さが50μm以下の電極しか得ることができなかったが、本発明による太陽電池の製造方法であれば、第1層目の電極は幅が50μmで高さは10μm以下で十分であるので、スクリーン印刷により第1層目の電極を形成しても印刷工程に無理がない。その上、第2層目の電極として銅の細線を使用することにより容易に50μm以上の高さを有する電極を得ることができる。
その上、本発明の方法であれば、2層とも銀ペーストで形成された電極を有する太陽電池と比較して、基板上のシャドーロスを約1/3にすることができる。すなわち本発明の方法で複層構造の電極を有する太陽電池を製造すれば、電極幅を150μmから50μmにできるため、電極幅を100μm程度狭くすることができる。従って例えば156mm角の正方形の基板に80本の電極を形成した場合は、80(本)×100(μm)=8(mm)の幅が太陽電池基板上の有効面積として広がり、例えば幅が150μmで高さが50μmの電極を有する太陽電池1枚の発電効率が約18%の場合、本発明の太陽電池は、8(mm)/156(mm)×18(%)=0.92(%)も発電効率を向上させることができる。これは非常に大きな効果である。
また本発明の太陽電池は、電極の比抵抗をさらに低くできる。
銀ペーストは、ミクロンオーダーの独立した銀粒子やそれより大きいフレーク状銀とガラスフリットが溶剤の中にあり、焼成時にそれらの銀粒子が融合してはじめて電気の導体となる。それ故、ムクの銀線に較べて比抵抗が1.5倍程度高くなる。銀の比抵抗が1.62μΩ・cmに対して銅は1.72μΩ・cmと6%程度高いが、ムクの銅線にすることの体積効果は大きい。
尚、上記のように製造された太陽電池のフィンガー電極にさらにこのフィンガー電極に接続して電力を取り出すバスバー電極(不図示)を形成することができる。そして、バスバー電極の形成された太陽電池をモジュール化するためにさらにインターコネクター(不図示)を複数の太陽電池のバスバー電極上にはんだ付けすることもできる。
また、本発明の実施形態として、基板の受光面側(表面)に複層構造のフィンガー電極を形成する方法を説明したが、裏面の電極に本発明の複層構造電極の形成の方法を適用することも可能である。
以下に本発明の実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例)
<太陽電池用基板の作製>
図3に示したような方法で、太陽電池を作製する。まず、一辺が約156mmの角ウェーハで、厚さ300μm、比抵抗0.5Ω・cm、方位{100}のCZ法で育成されたホウ素ドープp型アズカットシリコン単結晶基板を用意し、濃水酸化カリウム水溶液によるエッチングを行ってダメージ層を除去した。その後、水酸化カリウム/2−プロパノール混合溶液中に浸漬して、シリコン単結晶基板の表面にテクスチャ形成を行い、その後塩酸/過酸化水素混合溶液を用いて洗浄した。
次に、このp型シリコン単結晶基板をオキシ塩化リン雰囲気中、850℃の条件で熱処理し、厚さ0.4μmのエミッタ層を形成した。エミッタ層形成後、フッ酸水溶液中に浸漬し拡散で形成されたリンガラスを除去した。
その後、反射防止膜として、リモートプラズマCVD法を用いて窒化シリコン膜を形成した。
<電極の形成>
このようにして得られた太陽電池用基板Wに電極を形成する。まず、基板Wの受光面とは反対側の面(裏面)全体に、スクリーン印刷法を用いてアルミニウムペーストを塗布して乾燥させた。
次に、図4の上図のような直線状の電極パターンで電極用ペーストをスクリーン印刷により塗布し、乾燥させた。第1層目の電極用ペーストは、銀粒子、ガラスフリット、樹脂、溶剤を配合したものを使用した。
その後所望の熱プロファイルにより基板Wに熱処理を施した。これにより、厚さ20μmのアルミニウム製の裏面電極が焼成され、それと同時に線幅が約50μm、各線の間隔が約2.5mmのパターンで約15μmの高さを有するフィンガー電極の第1層目が焼成された。
次に、第2層目の電極となる銅の細線2を約80〜100本用意した。
この銅の細線2は、細線自体にはんだ性を持たせるため、その表面にスズ(Sn)の薄膜が被膜してあるもので、この銅の細線の断面形状は円形であり、その直径は約50μm程度である。
そして、スクリーン印刷法により焼成された第1層目の電極1上に銅の細線を重ねて配置し、該銅の細線上から約250℃のアイロンを押し当てて第1層目の電極とはんだ付けし、第2層目の電極が固定された。続いて、銅の細線2を位置Bで切断し、太陽電池が製造された。
<製造された太陽電池の特性>
このように製造された太陽電池の変換効率等を測定した。その測定結果を下記の表1に示す。表1の通り、実施例によって製造された2層構造のフィンガー電極のアスペクト比(高さ/幅)は65/50となった。すなわち、幅が50μmのフィンガー電極の第1層目上に直径約50μmの銅線をはんだ付けすれば、第2層目のフィンガー電極は第1層目の電極からはみ出ることがなく、2層構造のフィンガー電極は第1層目でスクリーン印刷により焼成した幅を保つことができる。そのため、単位面積あたりのフィンガー電極の占有面積は約2%とすることができ、その変換効率は、約17.2%であった。従って電極によるシャドーロスを低減できることが分かる。
(比較例)
<太陽電池用基板の作製>
シリコン単結晶基板の用意から、窒化シリコン膜の形成までは、実施例と同様の方法で基板Wを作製した。
<電極の形成>
このようにして得られた太陽電池用基板Wに電極を形成する。まず、基板Wの受光面とは反対側の面(裏面)全体に、スクリーン印刷法を用いてアルミニウムペーストを塗布して乾燥させた。
次に、実施例と同様の電極パターンで電極用ペーストをスクリーン印刷により塗布し、乾燥させた。第1層目の電極用ペーストは、銀粒子、ガラスフリット、樹脂、溶剤を配合したものを使用した。
その後所望の熱プロファイルにより基板Wに熱処理を施した。これにより、厚さ20μmのアルミニウム製の裏面電極が焼成され、それと同時に線幅が約50μm、各線の間隔が約1.8±0.2mmのパターンで約20μmの高さを有するフィンガー電極の第1層目が焼成された。
次に、第1層目の電極上に第2層目の電極をスクリーン印刷により形成した。
このとき使用した第2層目の電極用ペーストは、第1層目の電極用ペーストと同じもの使用した。
この後、基板Wを乾燥させ、所望の熱プロファイルにより基板Wに熱処理を施した。これにより、フィンガー電極の第2層目が焼成された。
<製造された太陽電池の特性>
このように製造された太陽電池の変換効率等を測定した。その測定結果を下記の表1に示す。表1の通り、比較例によって製造された2層構造のフィンガー電極の変換効率は、約16.5%であった。また、アスペクト比(高さ/幅)は50/150となった。すなわち、2層とも電極用ペーストで形成すると、第1層目のフィンガー電極を幅50μmで形成することができるが、第2層目の電極用ペーストを印刷する際、印刷のズレや、ペーストの流動により第1層目の電極からペーストがだいぶはみ出してしまうことが分かる。さらに、単位面積あたりのフィンガー電極の占有面積は約6%であった。
Figure 0005203732
実施例、比較例の結果より、本発明のように、第1層目の電極上に第2層目の電極として銅の細線を使用することで、複層構造の電極を所望パターンからはみ出すことなく形成することができるため、高いアスペクト比、低抵抗率の電極をより簡単な方法で得られ、変換効率の高い太陽電池を製造できることが分かる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、如何なるものであっても本発明の技術範囲に包含される。
本発明に係る太陽電池の電極部分の拡大図である。 本発明に係る太陽電池の実施形態を説明する図である。 本発明に係る太陽電池を形成する方法を説明する図である。 本発明に係る太陽電池の複層構造の電極を形成する方法を説明する図である。 本発明に係る太陽電池の電極部分の拡大図である。
符号の説明
1…第1層目のフィンガー電極、 2…第2層目のフィンガー電極、
2a…はんだ性材料、 10…複層構造のフィンガー電極、
11…パッシベーション膜兼反射防止膜、
12a…低濃度拡散層、 12b…高濃度拡散層、 13…裏面電極、
20…太陽電池、 A、B…位置、 W…(太陽電池用の)基板。

Claims (1)

  1. 少なくとも、基板上に複層構造のフィンガー電極を形成する工程を有する太陽電池の製造方法であって、
    前記フィンガー電極形成工程において、第2層目のフィンガー電極として銅の細線を使用し、
    前記銅の細線として該銅の細線の表面にはんだ性材料がメッキされたものを使用し、
    前記銅の細線として該銅の細線の断面の形状が円形又は正方形であるものを使用し、
    前記フィンガー電極形成工程において、基板上に第1層目のフィンガー電極となるフィンガー電極用ペーストをスクリーン印刷により所望パターンで塗布して第1層目のフィンガー電極を焼成し、該第1層目のフィンガー電極上に第2層目のフィンガー電極となる前記銅の細線を配置して、該銅の細線上から200℃〜300℃のアイロンを押し当てて前記第1層目のフィンガー電極とはんだ付けし、前記複層構造のフィンガー電極を形成し、
    前記第1層目のフィンガー電極用ペーストを印刷する際、前記第1層目のフィンガー電極用ペーストの中央に谷ができるようにすることを特徴とする太陽電池の製造方法。

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