JP5202020B2 - 文書処理装置および文書処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿画像を読み取って生成した画像データに対して所定の処理を行う文書処理装置および文書処理方法に関する。
近年、様々な電子データや、その電子データのプロセスを共有サーバで管理することが行われるようになってきている。例えば、共有サーバには、文書などの電子データを保管、管理するファイルサーバや、文書に対するプロセス(データ登録、承認フロー、申請フローなど)を扱うワークフロー管理サーバといったものがある。
ここで、特に帳票処理の分野では、スキャンすべき紙に識別子を埋め込み、上記プロセスと関連性を持たせ、「装置が読み取った画像に識別子があったならば、予め設定された所定のプロセス(文書処理)を自動で開始する」といった技術がある(特許文献1参照)。
また、帳票と認識された画像データに所定のプロセスを施すだけでなく、帳票に記入された内容によってさらに特定のプロセスを補助的に施すといった技術もある(特許文献2参照)。
このように、前述した技術によって、予め文書処理装置に登録しておいた帳票のような定型フォーマットを装置が読み取った場合、予め設定された所定のプロセスを読み取られた定型フォーマット紙に対して施すといったことが可能となる。
特開2003−99700号公報 特開平11−110457号公報
しかしながら、上記従来の文書処理装置では、以下に掲げる問題があった。予め装置に登録しておいた定型フォーマット以外の文書に対し、所定のプロセスを施したいという場合がある。これは、定型フォーマット紙に記入すべき内容を定型フォーマット以外の紙に記入してしまった場合などである。例えば、定型フォーマットとして会議の議事録用紙を登録してあったとする。本来ならばこの登録された議事録用紙の定型フォーマット紙を印刷し、ユーザはこの議事録用紙に会議の内容を記入し文書処理装置に読み取らせることで、予め装置に設定されたプロセスを実行させる。定型フォーマット以外の用紙を用いざるを得ないシチュエーションも存在する。たとえば、会議に議事録用紙を持ち込むことを忘れ、議事録記入用の定型フォーマットではない紙に議事録を記入してしまった場合などが挙げられる。また、たとえば、1枚の議事録用紙に議事内容を記入しきれずに別の議事録記入用の定型フォーマットではない用紙に議事録の続きを記入してしまった場合も考えられる。
このような場合、上記従来の文書処理装置では、予め設定されたプロセスを定型フォーマット以外の紙に施すことはできなかった。
そこで、本発明は、内容が記入済みの特定のフォーマット紙と、内容が記入された特定のフォーマット以外の紙との両方に対し、1つの特定のフォーマット紙で所定のプロセスを実行させることができる文書処理装置および文書処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の文書処理装置は、原稿画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、前記読取手段が読み取った原稿画像が特定のフォーマットであるかを決定するための決定手段と、前記読取手段が読み取った第1の原稿画像が特定のフォーマットであることを前記決定手段が決定した場合、前記読取手段が前記第1の原稿画像を読み取って生成した第1の画像データから前記特定のフォーマット上で記入がなされた部分の画像データを抽出して記入内容を記録する第1の処理を施す第1の処理手段と、前記第1の原稿画像に引き続いて第2の原稿画像が前記読取手段によって読み取られ、前記第2の原稿画像が前記決定手段により特定のフォーマットと決定されなかった場合、前記読取手段が前記第2の原稿画像を読み取って生成した第2の画像データから得られる記入内容を前記第1の処理で記録された記入内容に連結して記録する第2の処理を施す第2の処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、内容が記入済みの特定のフォーマット紙と、内容が記入された特定のフォーマット以外の紙との両方に対し、1つの特定のフォーマット紙で所定のプロセスを実行させることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。
本発明の文書処理装置および文書処理方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、文書処理装置の一例として複合機に適用された場合を示す。
[第1の実施形態]
(システム構成)
図1は第1の実施形態における複合機を含む文書処理システムの構成を示す図である。文書処理システムは、LAN40に接続されたファイルサーバ30、ワークフローサーバ31、情報処理装置の一例であるクライアントPC20、21および文書処理装置の一例である複合機10、11から構成される。ファイアウォール50は、LAN40内部と外部通信網であるインターネット60とを接続し、セキュリティ管理などを行う。
ファイルサーバ30は、LAN40で接続された複数のユーザがデータを共有することができるようにデータを蓄積する。ここで、データとは、電子文書、画像ファイルなどのコンピュータ上で扱われる種々の情報を意味する。ファイルサーバ30は、例えば、各装置間での電子文書の送受信処理や電子文書へのアクセス制御などを行う。
電子文書のワークフロー管理サーバ(ワークフローサーバ)31は、複数のユーザ間で行われる承認、署名、回覧、申請といったワークフローを実現するためのサーバである。例えば、ワークフローサーバ31は、ワークフローに関する各種設定、電子文書の作業状態(ステータス)の監視などを行う。
クライアントPC20、21は、ユーザが各種作業、サーバへのアクセス、複合機への印刷指示などを行うためのものである。複合機10、11は、主に画像のスキャンやプリントなどの画像入出力機能を有する。
例えば、本実施形態では、クライアントPC20、21は、定型フォーマットに関する情報を複合機10、11に登録し、印刷指示を行う。さらに、複合機は、登録された情報に則って、スキャンされた画像データに文書処理を適用する。ここで、文書処理の内容によっては、複合機自身がクライアントとなってファイルサーバ30やワークフローサーバ31にアクセスし、データに対して所定の処理を実行していく。
(複合機の外観)
図2は複合機10、11の外観を示す図である。複合機10、11は同一の構成を有し、主にスキャナ部140、プリンタ部120、操作部(操作ユニット)180およびフィニッシャ部150から構成される。このように、複合機10、11は同一の構成を有するので、以後の処理は、複合機10についてだけ示すが、複合機11においても同様である。
スキャナ部140は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで、画像の情報を電気信号に変換する。スキャナ部140は、さらに電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、この輝度信号を画像データとして、後述するコントローラ100(図3参照)に出力する。
スキャナ部140において、原稿は原稿フィーダ160のトレイ161にセットされる。ユーザが操作部180から読み取り開始を指示すると、コントローラ100からスキャナ部140に原稿読み取り指示が与えられる。スキャナ部140は、この指示を受けると、原稿フィーダ160のトレイ161から原稿を1枚ずつフィードし、原稿の読み取り動作を行う。なお、原稿の読み取り方法は、原稿フィーダ160による自動送り方式ではなく、原稿をスキャナ部のガラス面(図示せず)上に載置し、露光部を移動させることで、原稿の走査を行う方法であってもよい。
プリンタ部120は、コントローラ100から受け取った画像データを用紙上に形成する画像形成デバイスである。なお、本実施形態では、画像形成方式として、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式が用いられている。また、プリンタ部120には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択可能とする、複数の用紙カセット121、122、123が設けられている。排紙トレイ124には、印字後の用紙が排出される。
(複合機のコントローラ)
図3はコントローラ100を含む複合機のハードウェア構成を示す図である。コントローラ100は、画像入力デバイスであるスキャナ部140や画像出力デバイスであるプリンタ部120に接続されるとともに、LAN40や公衆回線(WAN)42に接続され、画像情報やデバイス情報の入出力を行う。
コントローラ100は、CPU1100、RAM1110、ROM1120、HDD1130、LANC1200、プリンタIF1300およびスキャナIF1400を有する。また、コントローラ100は、操作部IF1500、ローカルIF1210、モデム(MODEM)1220およびカードリーダIF1230を有する。
CPU1100は、システム全体を制御するプロセッサであり、ROM1120に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御する。さらに、CPU1100は、コントローラ(コントローラユニットともいう)100内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。
RAM1110は、CPU1100が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM1120は、ブートROMであり、システムのブートプログラムを格納する。
ハードディスクドライブ(HDD)1130は、主にシステムソフトウェア(bootable)や画像データを格納している。
図4はハードディスクドライブ(HDD)1130に格納されている保持内容を示す図である。HDD1130には、システムソフトウェア1131、画像データ1132、文書処理情報1133、識別子情報1135、定型フォーマット情報1137、文書処理実行部1134、識別子認識部1136および記入状態識別部1138が格納されている。なお、文書処理実行部1134、識別子認識部1136および記入状態識別部1138は、CPU1100が実行するプログラムである。これらのデータやプログラムは、HDD1130に限らず、電源が切れても記憶を保持することができる、別の記憶媒体(図示せず)に格納されてもよい。
LANC1200は、LAN40に接続され、出力用画像データの入出力や機器制御に係る情報の入出力を行う。
また、複合機10は、操作部180の入力操作に従って、ネットワーク上のクライアントPC20や出力用画像データ管理装置(図示せず)から、操作部180による入力操作に応じた出力用画像データを受信し、画像出力を行う。
ローカルIF1210は、USBやセントロニクス等のローカルインタフェースであり、ケーブル41でクライアントPC21や図示しないプリンタと接続され、データの入出力を行う。
モデム(MODEM)1220は、公衆回線42に接続され、データの入出力を行う。カードリーダI/F1230は、ICカード等の認証カードからデータの読み出し可能な外部I/Fである。
プリンタI/F1300は、プリンタ部120と接続され、プリンタ部120のCPUと通信を行う。また、プリンタI/F1300は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナI/F1400は、スキャナ部140と接続され、スキャナ部140のCPUと通信を行う。また、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。操作部I/F1500は、操作ユニット(UI)180とのインターフェース部であり、操作ユニット180に表示される画像データを操作ユニット180に対して出力する。また、操作部I/F1500は、操作ユニット180から本システム使用者が入力した情報を、CPU1100に伝える役割を行う。
(操作部)
図5は操作ユニット180の構成を示す外観図である。操作ユニット180には、液晶操作パネル181、ハードキー群184、スタートキー182およびストップキー183が設けられている。液晶操作パネル181は、液晶にタッチパネルを組み合わせたものであり、システムの操作画面を表示するとともに、表示されているキーが押されると、その情報をコントローラ100に伝える。
スタートキー182は、原稿画像の読み取り動作の開始指示や、その他機能の開始指示に用いられる。スタートキー182には、緑色と赤色の2色のLEDが設けられており、緑色点灯時は開始可能であることを示し、赤色点灯時は開始不可であることを示す。ストップキー183は、稼動中の動作を止める働きを行う。ハードキー群184には、テンキー、クリアキー、リセットキー、ガイドキーおよびユーザーモードキーが設けられている。
(ファイルサーバおよびワークフローサーバ)
図6はファイルサーバ30およびワークフローサーバ31のハードウェア構成を示す図である。ファイルサーバ30およびワークフローサーバ31は、ほぼ同様の構成を有する。ファイルサーバ30およびワークフローサーバ31は、CPU300、RAM301、ROM304、マウス302、記憶装置303、ネットワークI/F305、キーボード306および表示装置307がバス308に接続された構成を有する。
ファイルサーバ30およびワークフローサーバ31は、ネットワークI/F305を介してLAN40などのネットワークに接続され、データ通信を行う。ROM304には、基本入出力部(BIOS)等のプログラムが記録されている。各種データや指令は、使用者が表示装置307に表示される情報を見ながら、使用者によってキーボード306およびマウス302を介して行われる。
ファイルサーバ30では、各種プログラムや文書ファイルなどのデータが記憶装置303に格納される。また、ワークフローサーバ31では、各種プログラムやワークフローに関わるファイルなどのデータが記憶装置303に格納される。
記憶装置303からロードされたプログラムやデータ、あるいはキーボード306およびマウス302から入力されたデータや指令は、RAM301に記憶される。CPU(中央処理装置)300は、バス308に接続されている上記各部を制御すると共に指令に従った処理を行う。
記憶装置303は、例えば、ハードディスク、磁気テープ、半導体メモリなどの不揮発性のデータ格納装置であり、ファイルサーバ30およびワークフローサーバ31の電源が切れた後でも、保持する必要のある各種データを保持する。記憶装置303には、ファイルサーバ30およびワークフローサーバ31が管理するファイルや、データベースとして管理されるべき情報などが格納される。
(定型フォーマットの作成)
図7は本実施形態における定型フォーマット、識別子、およびこれらと関連付けられる文書処理の作成手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはクライアントPC20または21内の記憶媒体に格納され、クライアントPC20または21内のCPUによって実行される。以下、図7のフローチャートは、PC20のCPUが実行するものとして説明するが、PC21のCPUが実行するものとして読み替えても構わない。
まず、クライアントPC20は、ユーザの指示に従って、定型フォーマットを作成する(ステップS1)。定型フォーマットは、たとえば、PC20内にインストールされている文書作成アプリケーションや表計算アプリケーションなどを用いて作成される。クライアントPC20は、その定型フォーマットを複合機で読み取った場合に実行したい処理である第1の文書処理と第2の文書処理の内容を作成する(ステップS2)。
さらに、クライアントPC20は、定型フォーマットを識別するための識別子を生成し(ステップS3)、生成した識別子を定型フォーマットに付加する(ステップS4)。
クライアントPC20は、作成した定型フォーマットの情報を複合機10に送信し(ステップS5)、定型フォーマットに付加した識別子の情報を複合機10に送信する(ステップS6)。
さらに、クライアントPC20は、識別子と関連付けされる第1の文書処理の内容を複合機10に送信し(ステップS7)、第2の文書処理の内容を複合機10に送信する(ステップS8)。複合機10は、これらの情報を受信することで、定型フォーマット読取時の処理を実現する。
クライアントPC20は、ユーザからの要求に従って、複合機10,11などで、識別子の付加された定型フォーマット紙(テンプレート)を必要な枚数だけ印刷(プリントアウト)するように、印刷指示を行う(ステップS9)。この後、クライアントPC20は本処理を終了する。
このように、クライアントPCを利用して、各種の情報を作成することができ、利便性が向上する。なお、本実施形態では、定型フォーマット、識別子、文書処理の内容をクライアントPCで作成した場合を示したが、複合機側で作成することが可能な構成である場合、複合機で作成してもよい。
(定型フォーマット・識別子・文書処理)
図8は本実施形態における議事録用紙として使用される定型フォーマットの一例を示す図である。完成した定型フォーマット70は、手書き文字の記入欄、記入すべき内容を明示するための説明文、識別子71などを有する。ここで、識別子が埋め込まれた定型フォーマット紙をテンプレートと呼ぶ。
識別子71は、定型フォーマットの種類を特定するための固有情報であるので、定型フォーマット70上の目立たない位置に配置される。識別子71は、バーコードに限定されず、例えばQRコード(登録商標)のような2次元コードや、定型フォーマットと関連付けられた図形、文字列、数字列など、定型フォーマットを特定して複合機で識別し得るものであれば、どのようなものでもよい。
図9は複合機に格納される識別子情報、その識別子と関連付けられる定型フォーマット情報、第1の文書処理および第2の文書処理の対応を示すテーブルである。このテーブルはHDD1130に格納されている。識別子情報には、識別子情報801、802のような、複合機が定型フォーマットから抽出した識別子情報を特定するために必要なデータが格納される。
各識別子情報には、特定の定型フォーマット情報、第1の文書処理および第2の文書処理が関連付けられている。定型フォーマット情報には、定型フォーマットの画像データや手書き領域を特定するための情報など、格納場所を示す先頭アドレスのポインタ情報が格納される。
ここで、手書き領域を特定するための情報とは、例えば、図9に示す手書き領域A、B、Cのような情報であり、手書き領域の水平方向の座標範囲と垂直方向の座標範囲の情報である。それぞれ水平範囲と垂直範囲を示すものとして、範囲の開始位置と終了位置の座標(開始座標、終了座標)がセットで保持されている。
また、手書き領域の数は、図中、A、B、Cの3個に限定されておらず、識別子情報ごとにいくつあってもよい。複合機が読み取った定型フォーマットに座標を割り当て、この座標情報と比較することで、複合機は手書き領域を特定する。そして、これらの関連付けられた情報を元に、複合機は定型フォーマット紙の読取時の処理を実行する。
(画像読取処理)
図10は複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはコントローラ100内のHDD1130に格納されており、CPU1100によって実行される。
まず、複合機10は、画像の読み取りを行う(ステップS11)。ユーザが複合機に読み取らせたい原稿(1枚あるいは複数枚)をスキャナ部140の原稿フィーダ160のトレイ161にセットし、ユーザが操作ユニット180のスタートキー182を押下することで、複合機は読取動作を実行する。
複合機10は、読み取った原稿に識別子があるか否かを判断する(ステップS12)。識別子の有無の判断は、HDD1130内に記憶されている識別子情報1135を元に、識別子認識部1136によって実行される。
識別子がないと判断された場合、複合機10は、以前に読み取ったページに識別子があったか否かを判断する(ステップS16)。ここで、以前に読み取ったページとは、この読み取り処理が始まってから現在処理中の原稿までのページのことである。従って、最初の1枚目の原稿の場合、ステップS16での判断は、必ず「以前のページに識別子なし」という結果になる。この判断で「以前のページに識別子なし」と判断された場合、複合機10は、現在読取処理中の原稿に対して通常処理を行う(ステップS18)。ここで、通常処理とは、ユーザが操作ユニット180で設定したコピーなどの処理を指す。
一方、ステップS16で「以前のページに識別子あり」と判断された場合、複合機10は、第2の文書処理を実行する(ステップS17)。第2の文書処理は、HDD1130内に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。第2の文書処理は、以前に読み取った識別子のある原稿画像(第1の原稿画像とする)と関係して読み取った識別子の無い原稿の画像(第2の原稿画像とする)を読み取って得られた画像データ(第2の画像データ)に対して行われる。このように、識別子が有ると認識された第1の画像データの読み取りと関係して、読み取られた識別子の無い第2の原稿画像の画像データに対し、第2の処理が施されることになる。そして、複合機10は、S17、S18の処理後、ステップS19の処理に移行する。
一方、ステップS12で識別子があると判断された場合、複合機10は、特定された識別子と関連付けされた定型フォーマットを特定する(ステップS13)。これにより、複合機10は、ステップS11で読み取った原稿が特定の定型フォーマットであることを認識できる。この定型フォーマットは、HDD1130内に記憶されている定型フォーマット情報1137の中から特定される。
複合機10は、読み取った定型フォーマット紙の記入すべき項目が記入済みであるか未記入であるかを判断する(ステップS14)。記入済みか未記入かの判断は、HDD1130内に記憶されている定型フォーマット情報1137を元に、記入状態識別部1138によって実行される。一例として、記入状態識別部1138は、読み取った定型フォーマット紙の画像データと、HDD1130内に記憶されている定型フォーマット情報1137との画像を比較する。この比較結果に差が無い場合、記入状態識別部1138は、「未記入」と判断し、一方、読み取った定型フォーマット紙の方のみに存在する画像がある場合、「記入済み」と判断する。この場合、読み取った定型フォーマットの濃度レベルとHDD1130内に記憶されている定型フォーマット情報1137の濃度レベルとを比較し、ある閾値以上の差があった場合、記入済みと判断することが考えられる。
また、別の一例として、HDD1130内に記憶する定型フォーマット情報1137に、手書きで記入する領域を特定する座標情報を含ませる。そして、読み取った識別子から定型フォーマットを特定した後、その座標情報で示された領域内に画像があるか否かで、記入済みか未記入かを判断する方法を用いてもよい。この場合、特定された手書き領域内の濃度レベルがある閾値以上の場合に記入済みと判断することや、OCRによる文字認識機能を用いて手書き領域内に文字を認識した場合に記入済みと判断することが考えられる。
ここで、図9を例に挙げ、ステップS14の動作を説明する。まず、読み取った定型フォーマット紙の識別子から識別子情報801が特定されたと判断する。定型フォーマット情報が特定され、読み取った定型フォーマット紙に手書き領域A、B、Cの3つが存在することが分かる。ここで読み取った定型フォーマット紙に座標を割り当て、手書き領域の水平範囲、垂直範囲から特定される矩形領域が、読み取った定型フォーマット紙のどの部分に当たるかを特定する。そして、特定された領域に対して記入状態識別部1138を実行させることで、記入状態識別部1138は、記入状態を判断する。
ステップS14で記入済みであると判断された場合、複合機10は、読み込んだ定型フォーマット紙に対して第1の文書処理を実行する(ステップS15)。第1の文書処理は、HDD1130に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。この後、複合機10はステップS19の処理に進む。また、ステップS14で未記入であると判断された場合、複合機10は直接、ステップS19の処理に進む。
複合機10は、現在読み取った原稿に続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かを判断する(ステップS19)。例えば、ユーザが原稿をスキャナ部140の原稿フィーダ160のトレイ161にセットした場合、続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かの判断は、トレイ161上に原稿がまだ載っているか否かによって行われる。
また、ユーザが原稿をスキャナ部140のガラス面上にセットした場合、ユーザが操作ユニット180上の液晶操作パネル181に表示される「読取終了」のボタンをどのタイミングで押したかによって判断することができる。ユーザが「読取終了」のボタンを押すまでに読み取らせた原稿がまだ未処理である場合、ステップS19の判断は、YESとなり、「続けて次の原稿の読取処理が行われる」こととなる。
図11は液晶操作パネル181の表示画面を示す図である。複写機10では、ステップS11の処理で原稿をスキャナ部140のガラス面上にセットし、実行すると、図11の画面が表示される。この画面には、「読取終了」ボタンや「中止」ボタンを含む多数のボタンや、画像読取に関わる情報が表示される。ここで、ユーザは、読み込ませたい原稿をすべて読み込ませてから「読取終了」ボタンを図のように押下する。これにより、複写機10はS11からS12に処理を移行する。
ステップS19で「続けて次の原稿の読取処理が行われる」と判断された場合、ステップS12の処理に戻り、複合機10は、次の原稿を処理対象として処理を続ける。一方、ステップS19で「続けて次の原稿の読取処理が行われない」と判断された場合、複合機10は、読取処理を終了する。
上記読取処理により、複合機10は、項目記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれた場合、第1の文書処理を実行する。また、複合機10は、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、第2の文書処理を実行する。また、複合機10は、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていなかった場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、通常処理を実行する。
図8の議事録用の定型フォーマットを例に挙げると、複合機10は、例えば、第1の文書処理として、読み取った定型フォーマットの各項目欄(日付、記入者、議事録内容)の画像データを抽出し、ファイルサーバ30内の記憶装置の議事録フォーマット保存用フォルダに各々保存する。さらに、複合機10は、ワークフローサーバ31に、読み込んだ定型フォーマットの画像データを渡し、議事録回覧ワークフローを処理させる(キックする)。
複合機10は、第2の文書処理として、読み取った用紙の記述内容を、保持している議事録フォーマットの議事録内容欄にマッピングする(貼り付ける)。さらに、複合機10は、日付・記入者名をユーザによって操作ユニット180から入力してもらい、完成したデータをファイルサーバ30の記憶装置の議事録フォーマット保存用フォルダに保存する。さらに、複合機10は、ワークフローサーバ31に画像データを渡し、議事録回覧ワークフローを処理させる(キックする)。
このように、第1の実施形態の文書処理装置によれば、内容が記入済みの定型フォーマット紙と、内容が記入された定型フォーマット以外の紙との両方に対し、1つの定型フォーマット紙で所定のプロセスを実行させることができる。従って、ユーザの利便性を向上させることができる。たとえば、議事録記入用の定型フォーマット内に議事録の内容を記載しきれずに、定型フォーマット以外の用紙に議事録の続きを記載した場合でも、両方の用紙を読み取らせることで両方の用紙の記入内容を議事録として処理することが可能になる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態の文書処理装置は、前記第1の実施形態と異なる画像読取処理を行う。その他の文書処理装置の構成および動作は、前記第1の実施形態と同様である。
図12は第2の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはコントローラ100内のHDD1130に格納されており、CPU1100によって実行される。前記第1の実施形態と同一のステップ処理ついては、同一のステップ番号を付すことにより、その説明を省略する。
ステップS12で読み取った原稿に識別子が無いと判断された場合、複合機10は、以前のページに識別子があり、かつ未記入であったか否かを判断する(ステップS16A)。この判断で、「以前のページに識別子なし、または識別子はあったが項目記入済み」と判断された場合、複合機10は、ステップS18で、現在読取処理中の原稿に対して通常処理を行う。ここで、通常処理とは、ユーザが操作ユニット180で設定したコピーなどの処理を指す。
一方、ステップS16Aの判断で、「以前のページに識別子あり、かつ以前のページが未記入であった」と判断された場合、複合機10は、第2の文書処理を実行する(ステップS17)。この第2の文書処理は、HDD1130に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。
ステップS17、S18の処理後、複合機10は、現在読み取った原稿に続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かを判断する(ステップS19)。「続けて次の原稿の読取処理が行われる」と判断された場合、複合機10は、ステップS12の処理に戻り、次の原稿を処理対象として処理を続ける。
一方、ステップS19で「続けて次の原稿の読取処理が行われない」と判断された場合、複合機10は本読取処理を終了する。
上記読取処理により、項目記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれた場合、複合機10は、第1の文書処理を実行する。一方、以前の原稿で未記入の定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、第2の文書処理を実行する。また一方、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていなかった場合、または記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、通常処理を実行する。
第2の実施形態の文書処理装置によれば、未記入の定型フォーマットを定型フォーマット以外の紙に記入された内容に対して第2の文書処理を行わせるためのテンプレートとして使用することができる。たとえば、議事録記入用の定型フォーマットが手元に無く、定型フォーマット以外の用紙に議事録を記入した場合でも、後に入手した議事録記入用の定型フォーマット(未記入)と共に読み取らせることで定型フォーマットに議事録を記入した場合と同じ処理を実行させることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態の文書処理装置は、前記第1の実施形態と異なる画像読取処理を行う。その他の文書処理装置の構成および動作は、前記第1の実施形態と同様である。
図13は第3の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはコントローラ100内のHDD1130に格納されており、CPU1100によって実行される。前記第1の実施形態と同一のステップ処理ついては、同一のステップ番号を付すことにより、その説明を省略する。
ステップS12で読み取った原稿に識別子が無いと判断された場合、複合機10は、ステップS16で以前のページに識別子があるか否かを判断する。この判断で「以前のページに識別子なし」と判断された場合、複合機10は、現在読取処理中の原稿に対して通常処理を行う(ステップS18)。ここで、通常処理とは、ユーザが操作ユニット180で設定したコピーなどの処理を指す。
また、ステップS16の判断で「以前のページに識別子あり」と判断された場合、複合機10は、以前のページで識別子ありと判断された定型フォーマット紙が記入済みであったか未記入であったかを判断する(ステップS16B)。この判断はステップS14の判断と同じであり、以前のページの定型フォーマット紙の記入欄が1つも記入されていない場合、未記入であると判断される。一方、記入欄が1つでも記入されていれば、読み取った定型フォーマット紙は記入済みであると判断される。この判断は、以前のページで実行されたステップS14の処理結果を参照するだけでもよい。
ステップS16Bで「以前のページの定型フォーマットが未記入であった」と判断された場合、複合機10は、第2の文書処理を実行する(ステップS17)。この処理は、HDD1130内に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。
一方、ステップS16Bで記入済みであると判断された場合、複合機10は、第3の文書処理を実行する(ステップS17A)。この処理は、第2の文書処理と同じく、HDD1130内に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。第3の文書処理(第3の処理に相当)の具体例については、後述する。
なお、本実施形態の場合、クライアントPC側の処理として行われる文書処理内容の作成および送信は、第1および第2の文書処理だけでなく第3の文書処理に関しても行われるものとする。
ステップS17、S17A、S18の処理後、複合機10は、現在読み取った原稿に続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かを判断する(ステップS19)。複合機10は、「続けて次の原稿の読取処理が行われる」と判断された場合、ステップS12の処理に戻り、次の原稿を処理対象として処理を続ける。一方、「続けて次の原稿の読取処理が行われない」と判断された場合、複合機10は、本読取処理を終了する。
上記読取処理により、項目記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれた場合、複合機10は、第1の文書処理を実行する。また、以前の原稿で未記入の定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、第2の文書処理を実行する。また、以前の原稿で記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、第3の文書処理を実行する。また、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていなかった場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、通常処理を実行する。
議事録用の定型フォーマットを例に挙げると、例えば、第1の文書処理として、複合機10は、読み込んだ定型フォーマット紙の各項目欄の内容を抽出し、ファイルサーバ30内の記憶装置内の議事録フォーマット保存用フォルダに各々保存する。さらに、複合機10は、ワークフローサーバ31内に読み込んだ定型フォーマットの画像データを渡し、議事録回覧ワークフローを処理させる(キックする)。
第2の文書処理として、複合機10は、読み込んだ紙の記述内容を保持している議事録フォーマットの議事録内容欄にマッピングする(貼り付ける)。さらに、複合機10は、日付・記入者名をユーザに操作ユニット180上から入力してもらい、完成したデータをファイルサーバ30内の記憶装置内の議事録フォーマット保存用フォルダに保存する。さらに、複合機10は、ワークフローサーバ31内に画像データを渡し、議事録回覧ワークフローを処理させる(キックする)。
第3の文書処理として、複合機10は、読み込んだ紙の記述内容を以前読み込んだ定型フォーマット紙の2ページ目に連結する。複合機10は、連結させたデータをファイルサーバ30内の記憶装置内の議事録フォーマット保存用フォルダに保存する。さらに、複合機10は、ワークフローサーバ31内に連結したデータを渡し、議事録回覧ワークフローを処理させる(キックする)。
第3の実施形態の文書処理装置によれば、文書処理の内容を広げることができる。第1の実施形態での効果と、第2の実施形態での効果の両方を享受することが可能になる。
[第4の実施形態]
前記第1、第2および第3の実施形態においては、文書処理内容は、複合機内のHDDにテーブルとして保持されていた。第4の実施形態の文書処理装置では、文書処理内容は複合機内に保持されず、定型フォーマット紙に付加された識別子から読み取られる。
第4の実施形態における文書処理装置は、前記第1〜第3の実施形態と同様、複合機に適用される。また、前記第1〜第3の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を使用することで、その説明を省略する。具体的に、第4の実施形態における複合機の全体構成およびコントローラの構成は、前記第1の実施形態と同じであるが、HDD1130に格納されている情報は異なる。
図14は第4の実施形態におけるHDD1130に格納されている情報を示す図である。第4の実施形態では、HDD1130には、文書処理情報1133や識別子情報1135が格納されておらず、識別子情報復号化部1139が新たに加えられている。識別子情報復号化部1139は、定型フォーマットに付与(付加)された識別子をデコードし、読み取り中の原稿がどの定型フォーマットであるかを判別する。さらに、識別子情報復号化部1139は、読み取った原稿に対する文書処理情報も識別子から取得する。この識別子としては、QRコード(登録商標)のようにデータを圧縮して埋め込めるものなど、複合機10で識別し得るものならばどのようなものでもよい。
(定型フォーマットの作成)
図15は定型フォーマットおよび識別子の作成処理手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはクライアントPC20または21内の記憶媒体に格納され、クライアントPC20または21内のCPUによって実行される。以下、PC20が図15のフローチャートを実行するものとして説明するが、PC21が図15のフローチャートを実行するものとして読み替えても構わない。
まず、クライアントPC20は、ユーザの指示に従って、定型フォーマットを作成する(ステップS21)。また、クライアントPC20は、その定型フォーマットを複合機で読み取った場合に実行したい処理である第1の文書処理と第2の文書処理の内容を作成する(ステップS22)。
さらに、クライアントPC20は、定型フォーマットを識別するための識別子を生成する(ステップS23)。この作成される識別子には、この識別子が記載された原稿がどの定型フォーマットに該当するのかを示す情報や、さらにステップS22で作成された文書処理の内容を示す情報が圧縮されて埋め込まれる。クライアントPC20は、生成した識別子を定型フォーマットに付加する(ステップS24)。
クライアントPC20は、作成した定型フォーマットの情報を複合機10に送信し(ステップS25)、定型フォーマットに付加した識別子の情報を複合機10に送信する(ステップS26)。複合機10は、これら情報を受信することで、定型フォーマットの読取時の処理を実現することができる。
クライアントPC20は、ユーザからの要求に応じて、複合機10、11などで定型フォーマットを必要な枚数だけプリントアウトするように、印刷指示を行う(ステップS27)。この後、クライアントPC20は本処理を終了する。
このように、クライアントPCを利用して各種の情報を作成することができ、利便性が向上する。なお、本実施形態では、定型フォーマットの情報は識別子に埋め込まれないが、識別子に埋め込むことのできる情報量が多量であり、定型フォーマットの情報も埋め込むことが可能である場合、そのような構成としてもよい。この場合、定型フォーマット情報は複合機10に送信しないで済むので、ステップS25の処理は省略される。また、本実施形態では、定型フォーマット、識別子、文書処理の内容をクライアントPCで作成したが、複合機側で作成することが可能な構成である場合、複合機で作成してもよい。
(画像読取処理)
図16は複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはコントローラ100内のHDD1130に格納されており、CPU1100によって実行される。
まず、複合機10は、画像の読み取りを行う(ステップS31)。画像の読み取りは、ユーザが複合機に読み取らせたい原稿をスキャナ部140の原稿フィーダ160のトレイ161にセットすること、もしくはスキャナ部140のガラス面上にセットすることで行われる。原稿をセットした後、ユーザが操作ユニット180のスタートキー182を押下することで、複合機は読取動作を実行する。
複合機10は、読み取った原稿に識別子があるか否かを判断する(ステップS32)。識別子の有無の判断は、HDD1130内に記憶されている識別子情報1135を元に、識別子認識部1136によって実行される。
識別子がないと判断された場合、複合機10は、以前に読み取ったページに識別子があったか否かを判断する(ステップS37)。ここで、以前に読み取ったページとは、この読み取り処理が始まってから現在処理中の原稿までのページのことである。従って、最初の1枚目の原稿の場合、ステップS37での判断は、必ず「以前のページに識別子なし」という結果になる。この判断で「以前のページに識別子なし」と判断された場合、複合機10は、現在読取処理中の原稿に対して通常処理を行う(ステップS39)。ここで、通常処理とは、ユーザが操作ユニット180で設定したコピーなどの処理を指す。
一方、ステップS37で「以前のページに識別子あり」と判断された場合、複合機10は、第2の文書処理を実行する(ステップS38)。第2の文書処理は、以前のページの識別子からデコードされた文書処理情報を元に、文書処理実行部1134によって実行される。第2の文書処理は、以前に読み取った識別子のある原稿画像(第1の原稿画像とする)と関係して読み取った識別子の無い原稿の画像(第2の原稿画像とする)を読み取って得られた画像データ(第2の画像データとする)に対して行われる。複合機10は、S38、S39の処理後、ステップS40の処理に移行する。
一方、ステップS32で識別子があると判断された場合、複合機10は、特定された識別子と関連付けされた定型フォーマットを特定する(ステップS33)。これにより、複合機10は、ステップS11で読み取った原稿が特定の定型フォーマットであることが認識できる。定型フォーマットを特定するために、複合機10は、識別子を復号化し識別子内に埋め込まれた情報を抽出する。この抽出は、HDD1130内の識別子情報復号化部1139によって実行される。
複合機10は、さらに、識別子から第1の文書処理の内容や第2の文書処理の内容といった定型フォーマットと関連付けされた文書処理情報を抽出する(ステップS34)。この文書処理情報の抽出に関しても、同じくHDD1130内の識別子情報復号化部1139によって実行される。
複合機10は、読み取った定型フォーマット紙の記入すべき項目が記入済みであるか未記入であるかを判断する(ステップS35)。記入済みか未記入かの判断は、HDD1130内に記憶されている定型フォーマット情報1137を元に、記入状態識別部1138によって実行される。記入状態識別部1138の一例としては、前記第1の実施形態のステップS14の処理内容と同様のものが考えられる。ここで、識別子に定型フォーマット情報が埋め込んである場合、定型フォーマット情報1137を保持せず、識別子から定型フォーマット情報を抽出する構成としてもよい。
ステップS35で記入済みであると判断された場合、複合機10は、読み込んだ定型フォーマット紙に対して第1の文書処理を実行する(ステップS36)。第1の文書処理は、HDD1130に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。この後、複合機10はステップS40の処理に進む。また、ステップS35で未記入であると判断された場合、複合機10は直接、ステップS40の処理に進む。
複合機10は、現在読み取った原稿に続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かを判断する(ステップS40)。例えば、ユーザが原稿をスキャナ部140の原稿フィーダ160のトレイ161にセットした場合、続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かの判断は、トレイ161上に原稿がまだ載っているか否かによって行われる。
また、ユーザが原稿をスキャナ部140のガラス面上にセットした場合、ユーザが操作ユニット180の液晶操作パネル181に表示される「読取終了」のボタンをどのタイミングで押したかによって判断することができる。ユーザが「読取終了」のボタンを押すまでに読み取らせた原稿がまだ未処理である場合、ステップS40の判断は、YESとなり、「続けて次の原稿の読取処理が行われる」こととなる。
一方、ステップS40で「続けて次の原稿の読取処理が行われる」と判断された場合、ステップS32の処理に戻り、次の原稿を処理対象として処理を続ける。また一方、ステップS40で「続けて次の原稿の読取処理が行われない」と判断された場合、複合機10は、本読取処理を終了する。
上記読取処理により、項目記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれた場合、複合機10は、識別子をデコードし、第1の文書処理を実行する。また、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、以前の原稿の識別子のデコード情報から第2の文書処理を実行する。また、複合機10は、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていなかった場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、通常処理を実行する。
第4の実施形態の文書処理装置によれば、内容が記入済みの定型フォーマット紙と、内容が記入された定型フォーマット以外の紙との両方に対し、1つの定型フォーマット紙で所定のプロセスを実行させることができる。従って、ユーザの利便性を向上せさることができる。しかも、識別子から文書処理の情報を抽出するので、文書処理内容を複合機内に保持しないで済む。
[第5の実施形態]
第5の実施形態の文書処理装置は、前記第4の実施形態と異なる画像読取処理を行う。その他の文書処理装置の構成および動作は、前記第4の実施形態と同様である。
図17は第5の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはコントローラ100内のHDD1130に格納されており、CPU1100によって実行される。前記第4の実施形態と同一のステップ処理ついては、同一のステップ番号を付すことにより、その説明を省略する。
ステップS32で読み取った原稿に識別子が無いと判断された場合、複合機10は、以前のページに識別子があり、かつ未記入であったか否かを判断する(ステップS37A)。この判断で、「以前のページに識別子なし、または識別子はあったが項目記入済み」と判断された場合、複合機10は、ステップS39で、現在読取処理中の原稿に対して通常処理を行う。ここで、通常処理とは、ユーザが操作ユニット180で設定したコピーなどの処理を指す。
一方、ステップS37Aの判断で、「以前のページに識別子あり」と判断された場合、複合機10は、第2の文書処理を実行する(ステップS38)。この第2の文書処理は、HDD1130に記憶されている文書処理情報1133を元に、文書処理実行部1134によって実行される。
ステップS38、S39の処理後、複合機10は、現在読み取った原稿に続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かを判断する(ステップS40)。「続けて次の原稿の読取処理が行われる」と判断された場合、複合機10は、ステップS32の処理に戻り、次の原稿を処理対象として処理を続ける。
一方、ステップS40で「続けて次の原稿の読取処理が行われない」と判断された場合、複合機10は本読取処理を終了する。
上記読取処理により、項目記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれた場合、複合機10は、識別子をデコードし、第1の文書処理を実行する。一方、以前の原稿で未記入の定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、以前の原稿の識別子のデコード情報から第2の文書処理を実行する。また一方、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていなかった場合、または記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、通常処理を実行する。
第5の実施形態の文書処理装置によれば、登録された未記入の画像データを印刷し、この印刷物を、定型フォーマット以外の紙に記入された内容に対して第2の文書処理を行わせるためのテンプレートとして使用することができる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態の文書処理装置は、前記第4の実施形態と異なる画像読取処理を行う。その他の文書処理装置の構成および動作は、前記第4の実施形態と同様である。
図18は第6の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。この処理プログラムはコントローラ100内のHDD1130に格納されており、CPU1100によって実行される。前記第4の実施形態と同一のステップ処理ついては、同一のステップ番号を付すことにより、その説明を省略する。
ステップS32で読み取った原稿に識別子が無いと判断された場合、複合機10は、ステップS37で以前のページに識別子があるか否かを判断する。この判断で「以前のページに識別子なし」と判断された場合、複合機10は、現在読取処理中の原稿に対して通常処理を行う(ステップS39)。ここで、通常処理とは、ユーザが操作ユニット180で設定したコピーなどの処理を指す。
また、ステップS37の判断で「以前のページに識別子あり」と判断された場合、複合機10は、以前のページで識別子ありと判断された定型フォーマットが記入済みであったか未記入であったかを判断する(ステップS37B)。この判断はステップS35の判断と同じであり、以前のページの定型フォーマットの記入欄が1つも記入されていない場合、未記入であると判断される。一方、記入欄が1つでも記入されていれば、読み取った定型フォーマット紙は記入済みであると判断される。この判断は、以前のページで実行されたステップS35の処理結果を参照するだけでもよい。
ステップS37Bで「以前のページの定型フォーマットが未記入であった」と判断された場合、複合機10は、第2の文書処理を実行する(ステップS38)。この処理は、識別子から抽出した文書処理情報を元に、文書処理実行部1134によって実行される。
一方、ステップS37Bで記入済みであると判断された場合、複合機10は、第3の文書処理を実行する(ステップS38A)。この処理は、第2の文書処理と同じく、識別子から抽出した文書処理情報を元に、文書処理実行部1134によって実行される。
なお、本実施形態の場合、クライアントPC側の処理として行われる文書処理内容の作成は、第1および第2の文書処理だけでなく第3の文書処理に関しても行われるものとする。そして、これら全ての処理が識別子に情報として埋め込まれる。
ステップS38、S38A、S39の処理後、複合機10は、現在読み取った原稿に続けて次の原稿の読取処理が行われるか否かを判断する(ステップS40)。複合機10は、「続けて次の原稿の読取処理が行われる」と判断された場合、ステップS32の処理に戻り、次の原稿を処理対象として処理を続ける。一方、「続けて次の原稿の読取処理が行われない」と判断された場合、複合機10は、本読取処理を終了する。
上記読取処理により、項目記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれた場合、複合機10は、識別子をデコードし、第1の文書処理を実行する。また、以前の原稿で未記入の定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、以前の原稿の識別子のデコード情報から第2の文書処理を実行する。また、以前の原稿で記入済みの定型フォーマット紙が読み込まれていた場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、以前の原稿の識別子のデコード情報から第3の文書処理を実行する。また、以前の原稿で定型フォーマット紙が読み込まれていなかった場合、定型フォーマット以外の紙が読み込まれると、複合機10は、通常処理を実行する。
第6の実施形態の文書処理装置によれば、文書処理の内容を広げることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、識別子の無いページの読み取り以前のページに識別子があるか否かに応じて、文書処理の内容が分かれていたが、識別子の無いページの読み取り後のページに識別子があるか否かに応じて、文書処理の内容を分けるようにしてもよい。但し、この場合、先に読み込まれた識別子の無いページに対する文書処理は、待たされることになる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードおよび該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
第1の実施形態における複合機を含む文書処理システムの構成を示す図である。 複合機10、11の外観を示す図である。 コントローラ100を含む複合機のハードウェア構成を示す図である。 ハードディスクドライブ(HDD)1130に格納されている保持内容を示す図である。 操作ユニット180の構成を示す外観図である。 ファイルサーバ30およびワークフローサーバ31の構成を示す図である。 定型フォーマット、識別子、およびこれらと関連付けられる文書処理の作成手順を示すフローチャートである。 議事録用紙として使用される定型フォーマットの一例を示す図である。 複合機に格納される識別子情報、その識別子と関連付けられる定型フォーマット情報、第1の文書処理および第2の文書処理の対応を示すテーブルである。 複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。 液晶操作パネル181の表示画面を示す図である。 第2の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態におけるHDD1130に格納されている情報を示す図である。 定型フォーマットおよび識別子の作成処理手順を示すフローチャートである。 複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。 第5の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。 第6の実施形態における複合機の画像読取手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10、11 複合機
20、21 クライアントPC
70 定型フォーマット
71 識別子
100 コントローラ
1130 ハードディスクドライブ(HDD)

Claims (9)

  1. 原稿画像を読み取って画像データを生成する読取手段と、
    前記読取手段が読み取った原稿画像が特定のフォーマットであるかを決定するための決定手段と、
    前記読取手段が読み取った第1の原稿画像が特定のフォーマットであることを前記決定手段が決定した場合、前記読取手段が前記第1の原稿画像を読み取って生成した第1の画像データから前記特定のフォーマット上で記入がなされた部分の画像データを抽出して記入内容を記録する第1の処理を施す第1の処理手段と、
    前記第1の原稿画像に引き続いて第2の原稿画像が前記読取手段によって読み取られ、前記第2の原稿画像が前記決定手段により特定のフォーマットと決定されなかった場合、前記読取手段が前記第2の原稿画像を読み取って生成した第2の画像データから得られる記入内容を前記第1の処理で記録された記入内容に連結して記録する第2の処理を施す第2の処理手段と、を備えることを特徴とする文書処理装置。
  2. 更に、前記読取手段が読み取った第1の原稿画像が特定のフォーマットであることを前記決定手段が決定した場合に、前記第1の原稿画像が特定のフォーマットに記入がなされたものであるか否かを識別するための識別手段を備え、
    前記識別手段が前記第1の原稿画像は前記特定のフォーマットに記入がなされたものでないことを識別した場合、前記第1の処理手段は前記第1の画像データに対して前記第1の処理を施さないことを特徴とする、請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記画像データから抽出した識別子に基づいて前記読取手段が読み取った原稿画像が特定のフォーマットであるか否かを決定することを特徴とする、請求項1または2に記載の文書処理装置。
  4. 前記文書処理装置は外部の情報処理装置と通信可能であり、
    更に、前記情報処理装置によって作成された前記識別子を示す情報と、前記識別子に対応した特定のフォーマットに関する情報と、前記第1の処理および前記第2の処理を示す情報とを、前記情報処理装置から受信する受信手段と、
    前記情報処理装置から送信された前記情報を記憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の文書処理装置。
  5. 前記識別子には前記第1の処理、及び前記第2の処理を示す情報が関連付けられており、前記決定手段は前記画像データから抽出した識別子から前記第1の処理、及び前記第2の処理を示す情報を読み出すことを特徴とする、請求項3に記載の文書処理装置。
  6. 前記文書処理装置は、外部のサーバ装置と通信可能であり、
    前記第1の処理には、前記第1の画像データから前記特定のフォーマット上で記入がなされた部分の画像データを抽出して前記サーバ装置へ送信する処理が含まれ、前記第2の処理には、前記第2の画像データを前記サーバ装置へ送信する処理が含まれることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の文書処理装置。
  7. 前記第1の原稿画像に引き続いて第2の原稿画像が前記読取手段によって読み取られ、前記第2の原稿画像が前記決定手段により特定のフォーマットと決定されず、かつ前記第1の処理において前記第1の画像データに前記特定のフォーマット上で記入がなされた部分の画像データがなかった場合、前記読取手段が前記第2の原稿画像を読み取って生成した第2の画像データから得られる記入内容を前記特定のフォーマットの所定欄に貼り付けて記録する第3の処理を施す第3の処理をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の文書処理装置。
  8. 文書処理装置における文書処理方法であって、
    原稿画像を読み取って画像データを生成する読取工程と、
    前記読取工程で読み取った原稿画像が特定のフォーマットであるかを決定するための決定工程と、
    前記読取工程で読み取った第1の原稿画像が特定のフォーマットであることを前記決定工程で決定した場合、前記読取工程で前記第1の原稿画像を読み取って生成した第1の画像データから前記特定のフォーマット上で記入がなされた部分の画像データを抽出して記入内容を記録する第1の処理を施す第1の処理工程と、
    前記第1の原稿画像に引き続いて第2の原稿画像が前記読取工程で読み取られ、前記第2の原稿画像が前記決定工程で特定のフォーマットと決定されなかった場合、前記読取工程で前記第2の原稿画像を読み取って生成した第2の画像データから得られる記入内容を前記第1の処理で記録された記入内容に連結して記録する第2の処理を施す第2の処理工程と、を備えることを特徴とする文書処理方法。
  9. 文書処理方法を文書処理装置に実行させるための制御プログラムであって、
    前記文書処理方法は、
    原稿画像を読み取って画像データを生成する読取工程と、
    前記読取工程で読み取った原稿画像が特定のフォーマットであるかを決定するための決定工程と、
    前記読取工程で読み取った第1の原稿画像が特定のフォーマットであることを前記決定工程で決定した場合、前記読取工程で前記第1の原稿画像を読み取って生成した第1の画像データから前記特定のフォーマット上で記入がなされた部分の画像データを抽出して記入内容を記録する第1の処理を施す第1の処理工程と、
    前記第1の原稿画像に引き続いて第2の原稿画像が前記読取工程で読み取られ、前記第2の原稿画像が前記決定工程で特定のフォーマットと決定されなかった場合、前記読取工程で前記第2の原稿画像を読み取って生成した第2の画像データから得られる記入内容を前記第1の処理で記録された記入内容に連結して記録する第2の処理を施す第2の処理工程と、を備えることを特徴とする制御プログラム。
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