JP5199756B2 - 成形ビームのオフセット偏向量取得方法及び描画装置 - Google Patents

成形ビームのオフセット偏向量取得方法及び描画装置 Download PDF

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Description

本発明は、成形ビームのオフセット偏向量取得方法及び描画装置に係り、例えば、第1と第2のアパーチャで成形される電子ビームにおけるアパーチャ上での成形位置の違いによる位置ずれをオフセットするための振り戻し量を取得する方法及びその装置に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(電子ビーム)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図14は、従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
可変成形型電子線(EB:Electron beam)描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形例えば長方形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される(例えば、特許文献1参照)。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式という。
可変成形型の描画装置では、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421の両方を通過させる位置を変更することで描画すべき図形の種類やサイズが異なるビームの成形をおこなっている。そのため、図形種によって第2のアパーチャ上で形成される位置が異なる。そのため、すべての図形について同じ偏向量で成形後のビームを偏向させて試料上に照射してしまうと成形される位置の違いによるずれ分だけ照射位置もずれてしまう。そのため、各図形の基準位置となる不動点が試料面上で一致するように図形種ごとにオフセット偏向量(振り戻し偏向量)を設定しておく必要がある。
ここで、従来、アパーチャ設計データとノイズフィルタとのコンボリューションにより最適化テンプレートを作り、最適化テンプレートと、ビームをマーク上で走査して得られたビームの2次元強度分布とから計算される相関関数のピーク位置でビーム位置のずれ量を検出し、そのずれ量が無くなる振り戻し電圧で校正する方法が文献に開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、パターンの微細化および高集積化に伴い、かかる手法では十分な精度を得ることが困難であるといった問題があった。そして、アパーチャで成形される図形種ごとの振り戻し偏向量を高精度に求める手法が未だ確立していなかった。
特開平6−124883号公報
上述したように、第1と第2のアパーチャで成形される図形種ごとの振り戻し偏向量を高精度に求める手法が未だ確立していなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点を克服し、第1と第2のアパーチャで成形される異なる図形の振り戻し偏向量を取得する方法およびその装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の成形ビームのオフセット偏向量取得方法は、
描画装置に搭載される第1と第2のアパーチャによって成形可能な第1と第2の図形の参照画像を作成する工程と、
マークの設計データからマークの参照画像を作成する工程と、
マークの参照画像と第1の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション参照画像と、マークの参照画像と第2の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション参照画像とを作成する工程と、
第1と第2のアパーチャを用いて第1と第2の図形に成形された荷電粒子ビームでマーク上を走査して、第1と第2の図形の光学画像を取得する工程と、
第1のコンボリューション参照画像と第1の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション合成画像と、第2のコンボリューション参照画像と前記第2の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション合成画像とを作成する工程と、
第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する工程と、
第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を基に、第1と第2の図形の基準位置が一致するように第2の図形に成形された荷電粒子ビームのオフセット偏向量を演算し、結果を出力する工程と、
を備えたことを特徴とする。
かかる構成では、マークの参照画像と第1の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション参照画像を第1の図形の光学画像にコンボリューションさせる。同様に、マークの参照画像と第2の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション参照画像を第2の図形の光学画像にコンボリューションさせる。このようにして得られた第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を演算することで高精度な位置を得ることができる。その位置の差を用いることで第1の図形に対する第2の図形の高精度なオフセット偏向量が演算される。
また、第1の図形は四角形が用いられ、第2の図形は直角三角形が用いられると好適である。
また、第1と第2のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する工程と、
第1のコンボリューション参照画像の重心位置と第2のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量を演算する工程と、
をさらに備え、
オフセット偏向量を演算する際に、第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置の差についてずれ量分を補正すると好適である。
かかる構成により参照画像自体のずれをオフセットすることができる。
また、第1と第2の図形の光学画像の取得と、第1と第2のコンボリューション合成画像の作成と、第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置の演算と、オフセット偏向量の演算とが、繰り返し行なわれ、
次回の第2の図形の光学画像を取得する際に、第2の図形に成形された荷電粒子ビームを前回演算されたオフセット偏向量で偏向した上で、マーク上を走査すると好適である。
本発明の一態様の描画装置は、
荷電粒子ビームを放出する放出部と、
荷電粒子ビームを第1と第2の図形に成形する第1と第2の成形アパーチャと、
マークを配置するステージと、
第1と第2の図形の参照画像を作成する第1の作成部と、
マークの設計データからマークの参照画像を作成する第2の作成部と、
マークの参照画像と第1の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション参照画像と、マークの参照画像と第2の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション参照画像とを作成する第3の作成部と、
第1と第2の図形に成形された荷電粒子ビームを用いて、マーク上を走査する偏向器と、
マークからの反射電子を検出する検出器と、
検出器の出力値を用いて、第1と第2の図形の光学画像を取得する光学画像取得部と、
第1のコンボリューション参照画像と第1の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション合成画像と、第2のコンボリューション参照画像と第2の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション合成画像とを作成する第4の作成部と、
第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する第1の演算部と、
第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を基に、第1と第2の図形の基準位置が一致するように第2の図形に成形された荷電粒子ビームのオフセット偏向量を演算する第2の演算部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、第1と第2のアパーチャで成形される異なる図形の高精度なオフセット偏向量(振り戻し偏向量)を取得することができる。
以下、各実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム描画装置の一例として、特に、可変成形型の電子ビーム描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。描画装置100は、試料101に所定のパターンを描画する。描画部150は、描画室103と描画室103の上部に配置された電子鏡筒102を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、第1のアパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2のアパーチャ206、対物レンズ207、偏向器208、及び検出器212を有している。そして、描画室103内には、XYステージ105が配置され、XYステージ105上にマーク106が配置される。描画する際には、XYステージ105上に描画対象となる試料が配置される。試料として、例えば、半導体装置が形成されるウェハにパターンを転写する露光用のマスクが含まれる。また、このマスクは、例えば、まだ何もパターンが形成されていないマスクブランクスが含まれる。制御部160は、磁気ディスク装置109、制御計算機110、メモリ111、偏向制御回路140、デジタル・アナログ変換(DAC)アンプ142,144、及び測定アンプ146を有している。制御計算機110内には、図形参照画像作成部112、マーク参照画像作成部114、コンボリューション参照画像作成部116,118、重心位置演算部120、オフセット量演算部122、光学画像取得部124、コンボリューション合成画像作成部126、重心位置演算部128、オフセット偏向量演算部130、及び判定部132が配置されている。図形参照画像作成部112、マーク参照画像作成部114、コンボリューション参照画像作成部116,118、重心位置演算部120、オフセット量演算部122、光学画像取得部124、コンボリューション合成画像作成部126、重心位置演算部128、オフセット偏向量演算部130、及び判定部132といった機能は、ソフトウェアによりCPU等の計算機で実行される構成してもよい。或いは、電気的な回路によるハードウェアにより構成してもよい。或いは、電気的な回路によるハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、かかるハードウェアとファームウェアとの組合せでも構わない。また、ソフトウェアにより、或いはソフトウェアとの組合せにより実施させる場合には、処理を実行する計算機に入力される情報或いは演算処理中及び処理後の各情報はその都度メモリ111に記憶される。磁気ディスク装置109、制御計算機110、メモリ111、偏向制御回路140、及び測定アンプ146は、図示しないバスにより互いに接続されている。偏向制御回路140には、DACアンプ142,144が接続される。図1では、本実施の形態1を説明する上で必要な構成部分以外については記載を省略している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成が含まれても構わない。
試料にパターンを描画する際には、以下のように動作する。電子銃201(放出部)から出た電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形、例えば、正方形或いは長方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、第1のアパーチャ203の開口を通過させることで電子ビーム200をまず矩形例えば長方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像の位置は、偏向器205によって偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させることができる。そして、第2のアパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、偏向器208によって偏向され、移動可能に配置されたXYステージ105上の試料101の所望する位置に照射される。
図2は、実施の形態1における第1のアパーチャ像が成形される図形種によって第2のアパーチャ上の異なる位置に照射された状態の一例を示す概念図である。図2において、第2のアパーチャ206には、90度の2つの角と135度の4つの角で構成される6角形の135度の2つの角の間の辺と長方形の1辺とが共有する形の開口部50が形成されている。第1のアパーチャ像と開口部50との共通領域が成形された電子ビーム200の第2のアパーチャ像となる。例えば、正方形或いは長方形の第1のアパーチャ像20と開口部50の長方形部分の4隅のうちの1つとが重なるように偏向器205で電子ビーム200を偏向することで、正方形或いは長方形といった90度の角度だけで構成される四角形の成形ビーム10が得られる。例えば、正方形或いは長方形の第1のアパーチャ像22が開口部50の6角形部分の135度の角から右斜め上方へと向かって90度の角につながる辺を跨ぐ位置に偏向器205で電子ビーム200を偏向させることで、三角形、特に、右下が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム12が得られる。例えば、正方形或いは長方形の第1のアパーチャ像24が開口部50の6角形部分の135度の角から右斜め下方へと向かって90度の角につながる辺を跨ぐ位置に偏向器205で電子ビーム200を偏向させることで、三角形、特に、右上が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム14が得られる。例えば、正方形或いは長方形の第1のアパーチャ像26が開口部50の6角形部分の135度の角から左斜め下方へと向かって90度の角につながる辺を跨ぐ位置に偏向器205で電子ビーム200を偏向させることで、三角形、特に、左上が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム16が得られる。例えば、正方形或いは長方形の第1のアパーチャ像28が開口部50の6角形部分の135度の角から左斜め上方へと向かって90度の角につながる辺を跨ぐ位置に偏向器205で電子ビーム200を偏向させることで、三角形、特に、左下が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム18が得られる。
四角形の成形ビーム10のサイズを変更する場合には、第1のアパーチャ像20を上下左右(±x,±y方向)に偏向位置をずらせばよい。その際、重ねられた開口部50の長方形部分の4隅のうちの1つの角の位置は成形ビーム10のサイズによって位置が変わらない不動点(基準位置)Pとなる。右下が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム12のサイズを変更する場合には、第1のアパーチャ像22を上下(±y方向)に偏向位置をずらせばよい。その際、第1のアパーチャ像22の左辺と開口部50の跨る辺との交点位置は、成形ビーム12のサイズによって位置が変わらない不動点(基準位置)Pとなる。右上が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム14のサイズを変更する場合には、第1のアパーチャ像24を上下(±y方向)に偏向位置をずらせばよい。その際、第1のアパーチャ像24の左辺と開口部50の跨る辺との交点位置は、成形ビーム14のサイズによって位置が変わらない不動点(基準位置)Pとなる。左上が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム16のサイズを変更する場合には、第1のアパーチャ像26を上下(±y方向)に偏向位置をずらせばよい。その際、第1のアパーチャ像26の左辺と開口部50の跨る辺との交点位置は、成形ビーム16のサイズによって位置が変わらない不動点(基準位置)Pとなる。左下が直角となる直角二等辺三角形の成形ビーム18のサイズを変更する場合には、第1のアパーチャ像28を上下(±y方向)に偏向位置をずらせばよい。その際、第1のアパーチャ像28の左辺と開口部50の跨る辺との交点位置は、成形ビーム18のサイズによって位置が変わらない不動点(基準位置)Pとなる。
以上のように、成形ビーム10については不動点Pが、四角形の基準位置となる。成形ビーム12については不動点Pが、右下が直角となる直角二等辺三角形の基準位置となる。成形ビーム14については不動点Pが、右上が直角となる直角二等辺三角形の基準位置となる。成形ビーム16については不動点Pが、左上が直角となる直角二等辺三角形の基準位置となる。成形ビーム18については不動点Pが、左下が直角となる直角二等辺三角形の基準位置となる。これらの成形ビームを試料上に照射する際には、かかる基準位置が所望する試料上の座標に照射されるように偏向器208で偏向する。ここで、図2で示すように、図形種によって第2のアパーチャ206上で形成される位置が異なる。そのため、すべての図形について同じ偏向量で成形後のビームを偏向させて試料上に照射しても各図形の成形される位置の違いによるずれ分だけ照射位置もずれてしまう。そのため、各図形の基準位置となる不動点が試料面上で一致するように図形種ごとにオフセット偏向量(振り戻し偏向量)を設定しておく必要がある。
図3は、実施の形態1における各図形の不動点が一致した状態の一例を示す概念図である。図3に示すように、不動点P〜Pが一致するように偏向器208で第2のアパーチャ像(成形ビーム12〜18)を偏向する際に基準とする1つの図形(成形ビーム10)の不動点Pに対して不動点P〜Pが一致するようにそれぞれ補正するためのオフセット偏向量(振り戻し偏向量)を設定しておく必要がある。そこで、実施の形態1では、以下、かかるオフセット偏向量の取得方法について説明する。
図4は、実施の形態1における成形ビームのオフセット偏向量取得方法の要部工程を示すフローチャート図である。図4において、実施の形態1における成形ビームのオフセット偏向量取得方法は、図形の参照画像作成工程(S102)、マークの参照画像作成工程(S104)、コンボリューション参照画像作成工程(S106)、再コンボリューション参照画像作成工程(S108)、重心位置演算工程(S110)、オフセット量演算工程(S112)、光学画像取得工程(S202)、コンボリューション合成画像作成工程(S204)、重心位置演算工程(S206)、オフセット偏向量演算工程(S208)、及び判定工程(S210)といった各工程を実施する。
ステップ(S)102において、図形の参照画像作成工程として、図形参照画像作成部112は、成形ビーム10で示す四角形(第1の図形)と成形ビーム12で示す右下が直角となる直角二等辺三角形(第2の図形)と成形ビーム14で示す右上が直角となる直角二等辺三角形(第3の図形)と成形ビーム16で示す左上が直角となる直角二等辺三角形(第4の図形)と成形ビーム18で示す左下が直角となる直角二等辺三角形(第5の図形)の参照画像を作成する。各参照画像は、第1のアパーチャ203と第2のアパーチャ206で成形される理想的な図形の設計データに基づいて作成される。これら設計データは、磁気ディスク装置109に格納しておけばよい。そして、図形参照画像作成部112が各図形の参照画像を作成する際に磁気ディスク装置109から読み出せばよい。
図5は、実施の形態1における各図形の参照画像の一例を示す図である。図5(a)には、成形ビーム10で示す四角形の参照画像の一例が示されている。図5(b)には、成形ビーム16で示す左上が直角となる直角二等辺三角形の参照画像の一例が示されている。図5(c)には、成形ビーム18で示す左下が直角となる直角二等辺三角形の参照画像の一例が示されている。図5(d)には、成形ビーム14で示す右上が直角となる直角二等辺三角形の参照画像の一例が示されている。図5(e)には、成形ビーム12で示す右下が直角となる直角二等辺三角形の参照画像の一例が示されている。図5(a)〜図5(e)において、白い部分が図形の形状を示している。
S104において、マークの参照画像作成工程として、マーク参照画像作成部114は、マーク106の設計データからマーク106の参照画像を作成する。
図6は、実施の形態1におけるマークが配置されたステージの上面図の一例を示す図である。図6において、XYステージ105上には、描画される試料が配置される領域108の外側に複数のマーク106が配置されている。マーク106は、例えば、シリコン(Si)部材(基板)上にSiとは反射率の異なる材料で形成される。マーク106は、正方形或いは長方形に形成されると好適である。マーク106の材料として、例えば、タングステン(W)等が好適である。マーク106のサイズは、成形ビームより大きくても小さくてもよいし、或いは、成形ビームと同程度の寸法でも構わない。
図7は、実施の形態1におけるマークの参照画像の一例を示す図である。マーク106の参照画像は、マーク106の理想的な形状の設計データに基づいて作成される。ここでは、正方形のマークとしている。この設計データは、磁気ディスク装置109に格納しておけばよい。そして、マーク参照画像作成部114がマークの参照画像を作成する際に磁気ディスク装置109から読み出せばよい。
S106において、コンボリューション参照画像作成工程として、コンボリューション参照画像作成部116は、マークの参照画像と成形ビーム10で示す四角形の参照画像とのコンボリューション(畳み込み積分)演算により得られる成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像(第1のコンボリューション参照画像)を作成する。同様に、コンボリューション参照画像作成部116は、マークの参照画像と成形ビーム12で示す三角形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像(第2のコンボリューション参照画像)を作成する。同様に、コンボリューション参照画像作成部116は、マークの参照画像と成形ビーム14で示す三角形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション参照画像(第3のコンボリューション参照画像)を作成する。同様に、コンボリューション参照画像作成部116は、マークの参照画像と成形ビーム16で示す三角形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション参照画像(第4のコンボリューション参照画像)を作成する。同様に、コンボリューション参照画像作成部116は、マークの参照画像と成形ビーム18で示す三角形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション参照画像(第5のコンボリューション参照画像)を作成する。
図8は、実施の形態1における各図形のコンボリューション参照画像の一例を示す図である。図8(a)には、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の一例が示されている。図8(b)には、成形ビーム16で示す左上が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション参照画像の一例が示されている。図8(c)には、成形ビーム18で示す左下が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション参照画像の一例が示されている。図8(d)には、成形ビーム14で示す右上が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション参照画像の一例が示されている。図8(e)には、成形ビーム12で示す右下が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション参照画像の一例が示されている。図8(a)〜図8(e)において、より白い部分が図形の一致度が高いことを示している。以上のようにして、後述する光学画像の位置を特定するためのテンプレート画像を作成する。
S108において、再コンボリューション参照画像作成工程として、コンボリューション参照画像作成部118は、同じコンボリューション参照画像同士のコンボリューション演算により得られる再コンボリューション参照画像を作成する。例えば、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像同士をコンボリューションする。同様に、成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像同士をコンボリューションする。同様に、成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション参照画像同士をコンボリューションする。同様に、成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション参照画像同士をコンボリューションする。同様に、成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション参照画像同士をコンボリューションする。
S110において、重心位置演算工程として、重心位置演算部120は、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する。これらのコンボリューション参照画像の重心位置は、前工程で作成された再コンボリューション参照画像を用いて演算する。各コンボリューション参照画像の重心位置は、各再コンボリューション参照画像の強度分布の最大値を示す位置が該当する。そこで、得られた各再コンボリューション参照画像の画素値(階調値)分布の最大値を演算する。最大値は、各コンボリューション参照画像の画素値の最大値でもよい。さらに、高精度に求める場合には、以下のようにして求めると好適である。
図9は、実施の形態1における最大値を演算方法の一例を示す図である。図9において、それぞれの再コンボリューション参照画像の画素値(階調値)の最大値を示す位置を仮の重心位置とする。そして、再コンボリューション参照画像毎に、仮の重心位置を通るようにx方向の強度分布について多項式f(x)で、y方向の強度分布について多項式f(y)でそれぞれ近似(フィッティング)する。よって、仮の重心位置が2つの多項式が示す曲線の交点となる。しかしながら、2つの近似線における強度分布の最大値(ピーク値)は、交点とは限らない。よって、各近似線のピーク値から強度分布の最大値を算出する。例えば、2つのピーク位置の中間位置の値を強度分布の最大値52とする。但しこれに限るものではなく、2つの近似線に基づいてその他の手法で強度分布の最大値52を演算しても構わない。以上のようにして得られた最大値の位置が各コンボリューション参照画像の重心位置となる。
ここで、これらのコンボリューション参照画像を後述する光学画像の重心位置を求める際のテンプレートとして用いる場合には、各コンボリューション参照画像の重心位置が一致している必要がある。しかし、実際に得られたコンボリューション参照画像の重心位置が一致しているとは限らない。なぜなら、各コンボリューション参照画像の重心位置は1ピクセル程度の誤差を持つからである。そこで、例えば、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置を基準位置として、その他の各三角形のコンボリューション参照画像の重心位置をオフセットすると好適である。そのために、以下のようにオフセット量を求める。
S112において、オフセット量演算工程として、オフセット量演算部122は、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置を基準位置として、その他の各三角形のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量(オフセット量)を演算する。すなわち、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置と成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量を演算する。同様に、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置と成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量を演算する。同様に、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置と成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量を演算する。同様に、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像の重心位置と成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量を演算する。
図10は、実施の形態1におけるオフセット量の一例を示す図である。図10では、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像30の重心位置G1と成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像32の重心位置G2との間にΔだけのずれが生じている場合を示している。よって、成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像32をテンプレートとして使用する場合には、かかるオフセット量Δだけ考慮すれば、参照画像自体のずれをオフセットすることができる。
以上のようにして、テンプレートとして用いる図形種ごとのコンボリューション参照画像を得ることができる。次に、第1のアパーチャ203と第2のアパーチャ206で実際に成形された電子ビーム200を用いた光学画像を取得する。
S202において、光学画像取得工程として、光学画像取得部124は、第1のアパーチャ203と第2のアパーチャ206を用いて、各図形に成形された電子ビーム200でマーク106上を走査して、各図形の光学画像を取得する。具体的には、以下のようにして光学画像を取得する。まず、電子銃201から出た電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形、例えば、正方形の穴を持つ第1のアパーチャ203全体を照明する。ここで、第1のアパーチャ203の開口を通過させることで電子ビーム200をまず矩形例えば正方形に成形する。そして、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像20の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像20の位置は、偏向器205によって四角形を成形する位置に偏向制御され、第2のアパーチャ206を通過した電子ビームは成形ビーム10で示す四角形に成形される。そして、この成形ビーム10は対物レンズ207によりマーク106に焦点を合わせ、偏向器208によってマーク106上を捜査する。その際にマーク106や周囲から反射された反射電子54を検出器212で検出する。検出されたデータは測定アンプ146によってアナログ信号からデジタル信号に変換されると共に増幅されて制御計算機110に出力される。光学画像取得部124は、測定アンプ146を介したかかる検出器212の出力値を用いて、成形ビーム10で示す四角形の光学画像を取得する。
同様に、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像22の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像22の位置は、偏向器205によって右下を直角とする三角形を成形する位置に偏向制御され、第2のアパーチャ206を通過した電子ビームは成形ビーム12で示す三角形に成形される。そして、この成形ビーム12は対物レンズ207によりマーク106に焦点を合わせ、偏向器208によってマーク106上を捜査する。その際にマーク106や周囲から反射された反射電子54を検出器212で検出する。検出されたデータは測定アンプ146によってアナログ信号からデジタル信号に変換されると共に増幅されて制御計算機110に出力される。光学画像取得部124は、測定アンプ146を介したかかる検出器212の出力値を用いて、成形ビーム12で示す三角形の光学画像を取得する。
同様に、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像24の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像24の位置は、偏向器205によって右上を直角とする三角形を成形する位置に偏向制御され、第2のアパーチャ206を通過した電子ビームは成形ビーム14で示す三角形に成形される。そして、この成形ビーム14は対物レンズ207によりマーク106に焦点を合わせ、偏向器208によってマーク106上を捜査する。その際にマーク106や周囲から反射された反射電子54を検出器212で検出する。検出されたデータは測定アンプ146によってアナログ信号からデジタル信号に変換されると共に増幅されて制御計算機110に出力される。光学画像取得部124は、測定アンプ146を介したかかる検出器212の出力値を用いて、成形ビーム14で示す三角形の光学画像を取得する。
同様に、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像26の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像26の位置は、偏向器205によって左上を直角とする三角形を成形する位置に偏向制御され、第2のアパーチャ206を通過した電子ビームは成形ビーム16で示す三角形に成形される。そして、この成形ビーム16は対物レンズ207によりマーク106に焦点を合わせ、偏向器208によってマーク106上を捜査する。その際にマーク106や周囲から反射された反射電子54を検出器212で検出する。検出されたデータは測定アンプ146によってアナログ信号からデジタル信号に変換されると共に増幅されて制御計算機110に出力される。光学画像取得部124は、測定アンプ146を介したかかる検出器212の出力値を用いて、成形ビーム16で示す三角形の光学画像を取得する。
同様に、第1のアパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像28の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2のアパーチャ206上に投影される。第2のアパーチャ206上での第1のアパーチャ像28の位置は、偏向器205によって左下を直角とする三角形を成形する位置に偏向制御され、第2のアパーチャ206を通過した電子ビームは成形ビーム18で示す三角形に成形される。そして、この成形ビーム18は対物レンズ207によりマーク106に焦点を合わせ、偏向器208によってマーク106上を捜査する。その際にマーク106や周囲から反射された反射電子54を検出器212で検出する。検出されたデータは測定アンプ146によってアナログ信号からデジタル信号に変換されると共に増幅されて制御計算機110に出力される。光学画像取得部124は、測定アンプ146を介したかかる検出器212の出力値を用いて、成形ビーム18で示す三角形の光学画像を取得する。
ここで、上述した各図形を成形する際には、上述した対応する参照画像とサイズを合わせておくことは言うまでもない。
図11は、実施の形態1における各図形の光学画像の一例を示す図である。図11(a)には、成形ビーム10で示す四角形の光学画像の一例が示されている。図11(b)には、成形ビーム16で示す左上が直角となる直角二等辺三角形の光学画像の一例が示されている。図11(c)には、成形ビーム18で示す左下が直角となる直角二等辺三角形の光学画像の一例が示されている。図11(d)には、成形ビーム14で示す右上が直角となる直角二等辺三角形の光学画像の一例が示されている。図11(e)には、成形ビーム12で示す右下が直角となる直角二等辺三角形の光学画像の一例が示されている。
S204において、コンボリューション合成画像作成工程として、コンボリューション合成画像作成部126は、図形種ごとにコンボリューション参照画像の各画素値と光学画像の各画素値とを畳み込み積分(コンボリューション)する。そして、得られた値から合成画像(コンボリューション合成画像)を作成する。具体的には、以下のように作成する。コンボリューション合成画像作成部126は、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション参照画像と成形ビーム10で示す四角形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像(第1のコンボリューション合成画像)を作成する。同様に、成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション参照画像と成形ビーム12で示す三角形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション合成画像(第2のコンボリューション合成画像)を作成する。同様に、成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション参照画像と成形ビーム14で示す三角形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション合成画像(第3のコンボリューション合成画像)を作成する。同様に、成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション参照画像と成形ビーム16で示す三角形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション合成画像(第4のコンボリューション合成画像)を作成する。同様に、成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション参照画像と成形ビーム18で示す三角形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション合成画像(第5のコンボリューション合成画像)を作成する。
図12は、実施の形態1における各図形のコンボリューション合成画像の一例を示す図である。図12(a)には、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の一例が示されている。図12(b)には、成形ビーム16で示す左上が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション合成画像の一例が示されている。図12(c)には、成形ビーム18で示す左下が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション合成画像の一例が示されている。図12(d)には、成形ビーム14で示す右上が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション合成画像の一例が示されている。図12(e)には、成形ビーム12で示す右下が直角となる直角二等辺三角形のコンボリューション合成画像の一例が示されている。
S206において、重心位置演算工程として、重心位置演算部128は、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する。同様に、成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する。これらのコンボリューション合成画像の重心位置は、各コンボリューション合成画像の強度分布の最大値を示す位置が該当する。そこで、得られた各コンボリューション合成画像の画素値(階調値)分布の最大値を演算する。最大値は、各コンボリューション合成画像の画素値の最大値でもよい。さらに、高精度に求める場合には、図9で説明した手法と同様に重心位置を求めればよい。すなわち、それぞれのコンボリューション合成画像の画素値(階調値)の最大値を示す位置を仮の重心位置とする。そして、コンボリューション合成画像毎に、仮の重心位置を通るようにx方向の強度分布について多項式f(x)で、y方向の強度分布について多項式f(y)でそれぞれ近似(フィッティング)する。よって、仮の重心位置が2つの多項式が示す曲線の交点となる。しかしながら、2つの近似線における強度分布の最大値(ピーク値)は、交点とは限らない。よって、各近似線のピーク値から強度分布の最大値を算出する。例えば、2つのピーク位置の中間位置の値を強度分布の最大値52とする。但しこれに限るものではなく、2つの近似線に基づいてその他の手法で強度分布の最大値を演算しても構わない。以上のようにして得られた最大値の位置が各コンボリューション合成画像の重心位置となる。この重心位置が各図形において参照画像と光学画像がもっとも一致している位置となる。
S208において、オフセット偏向量演算工程として、オフセット偏向量演算部130は、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置とその他の図形のコンボリューション合成画像の重心位置とを基に、各図形の不動点(基準位置)が一致するように成形ビーム10で示す四角形の不動点にその他の図形に成形された電子ビームを偏向させる際の偏向量(オフセット偏向量)を演算する。具体的には、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置と成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置とを基に、成形ビーム10で示す四角形の不動点と成形ビーム12で示す三角形の不動点が一致するようにと成形ビーム12で示す三角形に成形された電子ビーム200のオフセット偏向量を演算する。同様に、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置と成形ビーム14で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置とを基に、成形ビーム10で示す四角形の不動点と成形ビーム14で示す三角形の不動点が一致するようにと成形ビーム14で示す三角形に成形された電子ビーム200のオフセット偏向量を演算する。同様に、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置と成形ビーム16で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置とを基に、成形ビーム10で示す四角形の不動点と成形ビーム16で示す三角形の不動点が一致するようにと成形ビーム16で示す三角形に成形された電子ビーム200のオフセット偏向量を演算する。同様に、成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置と成形ビーム18で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置とを基に、成形ビーム10で示す四角形の不動点と成形ビーム18で示す三角形の不動点が一致するようにと成形ビーム18で示す三角形に成形された電子ビーム200のオフセット偏向量を演算する。
図13は、実施の形態1におけるオフセット偏向量の演算手法を説明するための概念図である。図13では、例えば、基準となる成形ビーム10で示す四角形のコンボリューション合成画像の重心位置G1と成形ビーム12で示す三角形のコンボリューション合成画像の重心位置G2とが得られた場合を示している。重心位置Gがわかれば、その参照画像となる四角形40の寸法はわかっているので、四角形40の不動点Pの位置が演算できる。同様に、重心位置Gがわかれば、その参照画像となる三角形42の寸法はわかっているので、三角形42の不動点Pの位置が演算できる。その結果、不動点Pの位置を基準となる不動点Pの位置まで偏向するためのオフセット偏向量を求めることができる。オフセット偏向量は、x方向とy方向についてそれぞれ求めればよい。
ここで、各図形のオフセット偏向量を演算する際に、参照画像自体のずれを補正するために、既にオフセット量演算工程(S112)において求めたオフセット量Δ分を増減させることで補正する。これにより、より高精度な各図形のオフセット偏向量を求めることができる。そして、結果となる得られた各図形のオフセット偏向量は出力される。まずは、メモリ111に格納される。さらに高精度なオフセット偏向量を得るには以下のように繰り返し演算等を行なうとなお望ましい。
S210において、判定工程として、判定部132は、図形種ごとに、前回得られたオフセット偏向量Ln−1と今回得られたオフセット偏向量Lnとの差の絶対値が閾値ΔLより小さいかどうかを判定する。閾値ΔLは、図形種ごとに異なってもよいし、共通の値を用いても構わない。そして、差の絶対値が閾値ΔLより小さくない場合には、光学画像取得工程(S202)とコンボリューション合成画像作成工程(S204)と重心位置演算工程(S206)とオフセット偏向量演算工程(S208)と判定工程(S210)とが差の絶対値が閾値ΔLより小さくなるまで繰り返される。繰り返す際に、今回の光学画像取得工程(S202)において該当する図形の光学画像を取得する際に偏向器208で前回演算されたオフセット偏向量Ln−1で偏向した上で、マーク106上を走査するとよい。これにより、オフセット偏向量を一定の値に収束させていくことができる。一定値にならないまでも差の絶対値が許容される閾値ΔLより小さくなった時点で得られたオフセット偏向量Lnの繰り返し演算を終了させればよい。すなわち、差の絶対値が閾値ΔLより小さくなった時点で結果となる得られたオフセット偏向量Lnを出力する。まずは、メモリ111に格納される。そして、偏向制御回路140に設定される。
以上のように構成することで、第1のアパーチャ203と第2のアパーチャ206で成形される異なる各図形の高精度なオフセット偏向量(振り戻し偏向量)を取得することができる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。上述した例は、基準図形の不動点にその他の図形の不動点を合わせたが、任意の点にすべての図形の不動点を合わせるようにオフセット偏向量(振り戻し偏向量)を求めてもよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての成形ビームのオフセット偏向量取得方法及び描画装置は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における第1のアパーチャ像が成形される図形種によって第2のアパーチャ上の異なる位置に照射された状態の一例を示す概念図である。 実施の形態1における各図形の不動点が一致した状態の一例を示す概念図である。 実施の形態1における成形ビームのオフセット偏向量取得方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1における各図形の参照画像の一例を示す図である。 実施の形態1におけるマークが配置されたステージの上面図の一例を示す図である。 実施の形態1におけるマークの参照画像の一例を示す図である。 実施の形態1における各図形のコンボリューション参照画像の一例を示す図である。 実施の形態1における最大値を演算方法の一例を示す図である。 実施の形態1におけるオフセット量の一例を示す図である。 実施の形態1における各図形の光学画像の一例を示す図である。 実施の形態1における各図形のコンボリューション合成画像の一例を示す図である。 実施の形態1におけるオフセット偏向量の演算手法を説明するための概念図である。 従来の可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
符号の説明
10,12,14,16,18 成形ビーム
20,22,24,26,28 第1のアパーチャ像
30,32 コンボリューション参照画像
40 四角形
42 三角形
50 開口部
52 最大値
54 反射電子
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
106 マーク
108 領域
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
111 メモリ
112 図形参照画像作成部
114 マーク参照画像作成部
116,118 コンボリューション参照画像作成部
120,128 重心位置演算部
122 オフセット量演算部
124 光学画像取得部
126 コンボリューション合成画像作成部
130 オフセット偏向量演算部
132 判定部
140 偏向制御回路
142,144 DACアンプ
146 測定アンプ
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1のアパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206,420 第2のアパーチャ
207 対物レンズ
208 偏向器
212 検出器
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 描画装置に搭載される第1と第2のアパーチャによって成形可能な第1と第2の図形の参照画像を作成する工程と、
    マークの設計データから前記マークの参照画像を作成する工程と、
    前記マークの参照画像と前記第1の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション参照画像と、前記マークの参照画像と前記第2の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション参照画像とを作成する工程と、
    前記第1と第2のアパーチャを用いて前記第1と第2の図形に成形された荷電粒子ビームで前記マーク上を走査して、前記第1と第2の図形の光学画像を取得する工程と、
    前記第1のコンボリューション参照画像と前記第1の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション合成画像と、前記第2のコンボリューション参照画像と前記第2の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション合成画像とを作成する工程と、
    前記第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する工程と、
    前記第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を基に、前記第1と第2の図形の基準位置が一致するように前記第2の図形に成形された荷電粒子ビームのオフセット偏向量を演算し、結果を出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする成形ビームのオフセット偏向量取得方法。
  2. 前記第1の図形は四角形が用いられ、前記第2の図形は直角三角形が用いられることを特徴とする請求項1記載の成形ビームのオフセット偏向量取得方法。
  3. 前記第1と第2のコンボリューション参照画像の重心位置を演算する工程と、
    前記第1のコンボリューション参照画像の重心位置と前記第2のコンボリューション参照画像の重心位置とのずれ量を演算する工程と、
    をさらに備え、
    前記オフセット偏向量を演算する際に、前記第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置の差について前記ずれ量分を補正することを特徴とする請求項1又は2記載の成形ビームのオフセット偏向量取得方法。
  4. 前記第1と第2の図形の光学画像の取得と、前記第1と第2のコンボリューション合成画像の作成と、前記第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置の演算と、前記オフセット偏向量の演算とが、繰り返し行なわれ、
    次回の前記第2の図形の光学画像を取得する際に、前記第2の図形に成形された荷電粒子ビームを前回演算された偏向量で偏向した上で、前記マーク上を走査することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の成形ビームのオフセット偏向量取得方法。
  5. 荷電粒子ビームを放出する放出部と、
    前記荷電粒子ビームを第1と第2の図形に成形する第1と第2の成形アパーチャと、
    マークを配置するステージと、
    前記第1と第2の図形の参照画像を作成する第1の作成部と、
    前記マークの設計データから前記マークの参照画像を作成する第2の作成部と、
    前記マークの参照画像と前記第1の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション参照画像と、前記マークの参照画像と前記第2の図形の参照画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション参照画像とを作成する第3の作成部と、
    前記第1と第2の図形に成形された荷電粒子ビームを用いて、前記マーク上を走査する偏向器と、
    前記マークからの反射電子を検出する検出器と、
    前記検出器の出力値を用いて、前記第1と第2の図形の光学画像を取得する光学画像取得部と、
    前記第1のコンボリューション参照画像と前記第1の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第1のコンボリューション合成画像と、前記第2のコンボリューション参照画像と前記第2の図形の光学画像とのコンボリューション演算により得られる第2のコンボリューション合成画像とを作成する第4の作成部と、
    前記第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を演算する第1の演算部と、
    前記第1と第2のコンボリューション合成画像の重心位置を基に、前記第1と第2の図形の基準位置が一致するように前記第2の図形に成形された荷電粒子ビームのオフセット偏向量を演算する第2の演算部と、
    を備えたことを特徴とする描画装置。
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