JP5198533B2 - メントールの苦味抑制剤 - Google Patents

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本発明は、メントール、あるいは、ペパーミントオイル、薄荷油、スペアミントオイルなどのミント系香料に含まれるメントールの苦味抑制剤に関する。更に詳しくは、本発明は、苦味が抑制され、良好な清涼感を有する、メントールを含有するミント系香料組成物に関する。
メントール、あるいは、ペパーミントオイル、薄荷油、スペアミントオイルなどのミント系香料は、ヒトの表皮膜、特に口腔、鼻、喉に冷たい感じ及び/又は爽やかな感じを与える。これらミント系香料は、いわゆる清涼剤として、キャンディー、ガム、菓子、歯磨、化粧品、医薬品等に幅広く用いられている。これらのミント系香料を用いて清涼感を強く出すためには、メントール配合量を多くすることが最も簡便かつ有効であるが、メントールは多量に使用することにより清涼感が増強される反面、メントールに由来する苦味が強くなり使用上の問題点があった。
メントール、あるいは、ミント系香料などに由来する苦味を抑制する方法としては、例えば、ジテルペン骨格を有する甘味配糖体を添加する方法(特許文献1)、ジペプチド系甘味料を配合する方法(特許文献2)、メントールにシス−メンテノールを添加して苦味を抑え清涼感を増強する方法(特許文献3)、ガムベース、甘味料、メントールおよびN−置換p−メンタン−カルボキシアミドからなるチューインガム組成物(特許文献4)、メントールに特定量のアネトールを配合したサッカリン無配合歯磨組成物(特許文献5)、メントールとエタノールを特定の割合で配合した練歯磨(特許文献6)、メントールとα−アミノ酸を含有する口腔用洗浄剤(特許文献7)、ミント系香料にポリゴジアールを添加する香味の改善方法(特許文献8)、メントール等に重曹や食塩を配合した苦味の少ない口腔用組成物(特許文献9)、食用油脂を有効成分として含有することを特徴とするミント系香料の苦味抑制剤(特許文献10)、などが提案されている。
しかしながら、上記の従来提案されている方法ではメントールに由来する苦味を抑制する効果が不十分であったり、添加剤の香味が付与されるなど十分満足できるものではなかった。
特公昭61−6802号公報 特開平2−177870号公報 特公昭48−8819号公報 特開平3−53849号公報 特公昭54−31046号公報 特開昭49−101546号公報 特開昭59−29613号公報 特開平7−145398号公報 特開2002−212041号公報 特開2004−18829号公報
本発明の目的は、メントールを多量に配合した場合でも、苦味がなく良好な清涼感を有し、また添加剤由来の香味が付与されない、メントールの苦味抑制剤を提供することである。
本発明者らは、上記の課題を解決するため鋭意研究を行ってきた結果、微量のグリシド酸エステルを、メントールを含有するミント系香料に添加することにより、清涼感の強さが弱くなるなどの悪影響を及ぼさずに、メントール由来の苦味を効果的に抑制することができることを見いだし、本発明を完成するに至った。
かくして、本発明は、グリシド酸エステルを有効成分とするメントールの苦味抑制剤を提供するものである。
また、本発明は、グリシド酸エステルがフェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチル−β−フェニルグリシド酸エチル、メチル p−トリルグリシド酸エチルおよび2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルから選ばれる1種または2種以上である前記のメントールの苦味抑制剤を提供するものである。
さらにまた、本発明は、前記のメントールの苦味抑制剤を、メントール1質量部に対して3×10−8〜3×10−4質量部添加してなる、メントールを含有するミント系香料組成物を提供するものである。
さらにまた、本発明は、メントールを含有するミント系香料に、グリシド酸エステルを添加することを特徴とする、メントールの苦味抑制方法を提供するものである。
また、さらに、本発明は、グリシド酸エステルがフェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチル−β−フェニルグリシド酸エチル、メチル p−トリルグリシド酸エチルおよび、2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルから選ばれる1種または2種以上である前記のメントールの苦味抑制方法を提供するものである。
さらにまた、本発明は、メントールを含有するミント系香料に、前記の苦味抑制剤を、メントール1質量部に対し3×10−8〜3×10−4質量部添加することを特徴とするメントールの苦味抑制方法を提供するものである。
本発明によれば、メントール、あるいは、ペパーミントオイル、薄荷油、スペアミントオイルなどのメントールを含有するミント系香料の清涼感に悪影響を及ぼさずにメントール由来の苦味を効果的に抑制することができるミント系香料の苦味抑制剤を提供することができる。また、本発明の苦味抑制剤を配合したミント系香料組成物を提供することができる。
メントールには8種類の異性体が存在するが、本発明におけるメントールとは清涼な香味を有するl型のメントールを指す。なお、l型メントールにはdl−メントール中に含まれているl型のメントールも含まれる。本発明におけるミント系香料とは、清涼感を付与することができる香料成分であり、メントールそのものの他、ペパーミントオイル、薄荷油、スペアミントオイルなどのメントールを含有する天然精油、あるいは、これらを分画して得られるメントールを含むもの、もしくは、それらの2種以上の混合物を包含する。メントールの含有量はペパーミントオイルでは約40%〜45%、薄荷油では約70%〜80%、脱脳薄荷油では約35%〜40%、スペアミントオイルでは約0.2%程度である。ミント系香料は、飲食品、香粧品等に清涼感、冷涼感を与えることができるが、特にチューインガム、キャンディー、歯磨き、マウスウォッシュなどでは、清涼感を強く出すために、ミント系香料中のメントール含量を多めに配合し、さらにそのミント系香料自体を多めに配合することが求められる場合が多い。その際、最終製品中のメントールの含有量が0.1%未満程度であれば、それほど苦味は感じられないが、0.3%〜3%程度の多量に配合した場合には、独特の苦味が感じられてしまうため、多量の配合が困難であるという欠点を有しており、その改善方法が求められていた。
一方、グリシド酸エステルは、香料化合物としては従来から用いられており、フルーツ系の香気を付与または変調する物質として知られている。これらの香料としての使用量は、例えば、フェニルグリシド酸エチルであれば、最終製品である飲食品等に対し、4.6〜20ppm程度とされている(合成香料 印藤元一 化学工業日報社,p.685(1996.3.6))。
本発明は、グリシド酸エステルを有効成分とする上記のメントールを含有するミント系香料の苦味抑制剤である。
本発明で使用することのできるグリシド酸エステルは、特に限定はないが、例えば、前記、香料として、一般的に用ることのできる、フェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチル−β−フェニルグリシド酸エチル、メチル p−トリルグリシド酸エチルおよび2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルなどのフェニルグリシド酸エステルを例示することができる。これらは単独または2種以上併用して使用することができる。これらのうち、特に、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルがメントールの苦味を効果的に抑制でき好適である。
本発明では、これらのグリシド酸エステルを香料として通常使用するよりも低い濃度でメントールを含有するミント系香料に添加することで、メントールの苦味を抑制することができる。メントール1質量部に対する、グリシド酸エステルの添加量は、メントールの質量を基準として、グリシド酸エステルを0.03ppm〜300ppm(3×10−8〜3×10−4質量部)、好ましくは0.3ppm〜100ppm(3×10−7〜1×10−4質量部)、より好ましくは3ppm〜30ppm(3×10−6〜3×10−5質量部)とすることができる。グリシド酸エステルの配合割合が0.03ppm未満ではメントールの苦味を抑制する効果を発揮することができず、また、300ppmを超える範囲では、フルーツ系の香気が感じられるようになり、メントールの清涼感が抑えられてしまい好ましくない。
本発明は、メントールを含有するミント系香料に上述したグリシド酸エステルを配合してミント系香料組成物とすることができる。
本発明のミント系香料組成物には、メントール以外に、他のクーリング剤、例えば、イソプレゴール、メントン、イソメントン、プレゴン、イソプレゴン、カンファー、1,8−シネオール、メンチルラクテート、モノメンチルスクシネート及びそのアルカリ土類金属塩、メンチル 3−ヒドロキシブチレート、N−エチル−p−メンタン−3−カルボキサミド、2−イソプロピル−N,2,3−トリメチルブチルアミド、N−(3−メトキシプロピル)−p−メンタン−カルボキサミド、N−(2−エトキシエチル)−p−メンタン−カルボキサミド、メントングリセロールケタール、(−)−メントキシプロパン−1,2−ジオール、p−メンタン−3,8−ジオール、およびこれらの任意の混合物などを配合することもできる。
また、本発明のミント系香料組成物には、さらに、清涼感に影響を及ぼさない範囲で、例えば、天然香料、合成香料、抗酸化剤などを適宜配合することができる。
本発明のメントールを含有するミント系香料は、適当な乳化剤、賦形剤などの粉末化基材の存在下に乳化し、この乳化混合物を、乾燥・粉末化し、苦味の抑制されたメントールを含有するミント系香料粉末とすることもできる。かかる粉末化基材としては通常粉末化の際に使用されているものを用いることができ、例えば、砂糖、乳糖、ブドウ糖、水飴、還元水飴等の糖類;糖アルコール類;デキストリン等の各種デンプン分解物およびデンプン誘導体、デンプン、ゼラチン、アラビアガム等の天然ガム類、水溶性ヘミセルロース、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸ジグリセリド、脂肪酸トリグリセリド、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、レシチン、キラヤ抽出物などの乳化剤などを挙げることができ、これらを適宜組み合わせて使用することができる。
本発明のメントールを含有するミント系香料粉末の製造法の好ましい一実施態様を示せば、以下の通りである。まず水に前記した如き粉末化基材を溶解させ、それに前記した如きメントールを含有するミント系香料および本発明の苦味抑制剤を添加し、ホモミキサー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー等を用いて混合処理を行い、得られる乳化物を真空乾燥、噴霧乾燥、凍結乾燥等の乾燥手段で乾燥することにより、メントールの苦味が抑制され、清涼感のあるメントールを含有するミント系香料粉末を得ることができる。
かくして得られる本発明のメントールを含有するミント系香料組成物およびメントールを含有するミント系香料粉末は、例えば、チューインガム、キャンディー、錠菓、菓子、ゼリーなどの菓子類;飲料、粉末飲料などの飲料類;口中清涼剤、洗口剤、歯磨剤などの口腔用組成物;医薬品類などに利用することができる。これら飲食品類、口腔用組成物、医薬品類などに配合される本発明のメントールを含有するミント系香料組成物およびメントールを含有するミント系香料粉末の使用量は、賦香品の種類、形態などにより異なるが、一般的には、賦香品100質量部に対して約0.01〜3質量部、好ましくは約0.04〜2質量部の範囲内で使用することができる。
以下、実施例、比較例および参考例をあげて本発明の好ましい態様をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1
50℃に加温溶解したl−メントールに、フェニルグリシド酸エチルのエタノール希釈液を表1に示した濃度となるように添加し、比較品1〜3および本発明品1〜7を得た。
Figure 0005198533
実施例2(メントール粉末香料の調製)
軟水1300gに化工デンプン300gおよびデキストリン400gを溶解した後、比較品1〜3および本発明品1〜7をそれぞれ300gずつ添加し、ホモミキサーにて乳化粒子経0.5μm〜2μm程度に乳化を行い、O/Wエマルジョンを得た。このエマルジョンをモービルマイナー型スプレードライヤー(ニロジャパン社製)を使用して、熱風入り口温度150℃、排風温度80℃、アトマイザー回転数20000rpmにて噴霧乾燥を行い、メントールを30%およびフェニルグリシド酸エチルを表1に示す濃度含有する粉末香料をそれぞれ980gずつ得た。
実施例3(チューインガムへの賦香試験および官能評価:清涼感、苦味の評価)
下記に示すチューインガム基材に、本発明品または比較品の粉末香料をそれぞれ添加し、高せん断型ミキサーを用いて常法により約50℃で混合し、冷却後ロールにかけて圧展成型し、1枚3gのチューインガム(メントール0.6%含有)を調製した。
チューインガム基材組成
原料 配合量(質量部)
チューインガムベース 24部
砂糖 54
ブドウ糖 8
コーンシロップ(Bx85) 11.4
グリセリン 0.6
本発明品または比較品の粉末香料 2
このチューインガムについて10名の専門パネリストにより官能評価した。10人の平均的な官能評価結果を表2に示す。
官能評価は、それぞれのミントチューインガムについて、よく訓練された10名のパネリストにて、チューインガムの咀嚼中における清涼感及び苦味を下記基準により採点し、また、官能評価を記した。10名のパネリストの採点の平均点および平均的な官能評価結果を表2に示す。
清涼感の強さの採点基準:
非常に良い(強い):2点
わずかに抑えられると同時に弱いフルーティーな香味を感じる:1点
大幅に押さえられ、かつ、フルーティーな香味が強く感じられる:0点

苦味の強さの採点基準:
非常に強い(メントールと同じ):−2点
強い :−1.5点
弱い :−1点
非常に弱い :−0.5点
ほとんど感じない:0点
Figure 0005198533
表2に示したとおり、メントールに対しフェニルグリシド酸エチルを3×10−2ppm(3×10−8質量部)〜3×10ppm(3×10−4質量部)添加した範囲では、メントールの苦味が抑制され、かつ、フェニルグリシド酸エチル由来のフルーティーな香気もほとんど感じられずに有効に苦味を抑制することができた。また、フェニルグリシド酸エチルのメントールに対する添加濃度は3×10−2ppmではわずかに苦味が抑制される程度であるが、添加濃度の増加と共に苦味の抑制効果が高まり、かつ、メントールの清涼感の強さに影響を及ぼさないことが確認された。しかしながら、3×10ppmの添加では大幅に苦味は抑制されるが、フェニルグリシド酸エチル特有のフルーティーな香気が感じられ、やや清涼感が抑えられてきた。またさらに添加量を増やし、1×10ppmの添加では大幅に苦味は抑制されるが、フェニルグリシド酸エチル特有のフルーティーな香気が強く感じられ、清涼感が抑えられてしまった。
以上の結果より、メントール1質量部に対してフェニルグリシド酸エチルの添加量が3×10−2ppm(3×10−8質量部)〜3×10ppm(3×10−4質量部)の範囲であれば、フェニルグリシド酸エチル特有の香気の影響を与えることなく、メントール特有の苦味を抑制できることが判明した。
実施例4
50℃に加温溶解したl−メントールに、表3に示すフェニルグリシド酸エステル(フェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチル−β−フェニルグリシド酸エチル、メチル p−トリルグリシド酸エチル、2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル)のエタノール希釈液をそれぞれのフェニルグリシド酸エステルとしてそれぞれ10ppmとなるように添加し、本発明品8〜12を得た。
Figure 0005198533
実施例5
無添加のメントール(比較品1)、本発明品4、8〜12を使用して、実施例2と同じ方法で粉末香料を調整し、さらに、実施例3と同じ方法でチューインガムを調整し、同じ方法で官能評価を行った。結果を表4に示す。
Figure 0005198533
表4に示したとおり、いずれのグリシド酸エステルを添加したメントールを賦香したチューインガムも、メントールの苦味が抑制され、清涼感の強さに影響せず、かつ、グリシド酸エステル由来のフルーティーな香気もほとんど感じられずに有効に苦味を抑制することができた。これらのなかでも特に、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルがメントールの苦味を効果的に抑制できるとともに、清涼感が力強く明確に感じられ好適であった。

Claims (5)

  1. グリシド酸エステルを有効成分とするメントールの苦味抑制剤。
  2. グリシド酸エステルがフェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチル−β−フェニルグリシド酸エチル、メチル p−トリルグリシド酸エチルおよび2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルから選ばれる1種または2種以上である請求項1に記載のメントールの苦味抑制剤。
  3. メントールを含有するミント系香料に、グリシド酸エステルを添加することを特徴とする、メントールの苦味抑制方法。
  4. グリシド酸エステルがフェニルグリシド酸メチル、フェニルグリシド酸エチル、3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチル、p−メチル−β−フェニルグリシド酸エチル、メチル p−トリルグリシド酸エチルおよび、2−エチル−3−メチル−3−フェニルグリシド酸エチルから選ばれる1種または2種以上である請求項4に記載のメントールの苦味抑制方法。
  5. メントールを含有するミント系香料に、請求項1または2のいずれかに記載の苦味抑制剤を、メントール1質量部に対し3×10−8〜3×10−4質量部添加することを特徴とするメントールの苦味抑制方法。
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