JP5197133B2 - 駆動装置及び用紙搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明はプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に使用される用紙を搬送する用紙搬送装置に関するものである。特に用紙搬送装置における駆動源から入力される駆動力を伝達するための駆動伝達機構を有する駆動装置に関するものである。
複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、装置本体の小型化または低コスト化のために、例えば用紙を搬送するための搬送部を駆動する駆動源としてのモータを1つにする構成をとる場合がある。この構成において1つのモータで複数の駆動対象(被駆動部)を駆動する技術が提案されている。その一例として、モータの回転方向を切り換えて(正逆回転させて)2系統のギア列に駆動力を伝達する構成が知られている。この構成では、駆動ギヤの回転方向を切り換えて、駆動キアと噛み合うギア列を切り換え、1つのモータからの駆動力を2系統のギア列に伝達する。この方式では、駆動ギヤに揺動ギヤを接続させて、モータを正転方向に駆動させた時に第一のギヤ列と噛み合い、モータを逆転方向に駆動させた時に第二のギヤ列と噛み合うようにする。これにより、モータの駆動力を2系統のギヤ列へ切り換え可能とし、2つの駆動対象に駆動力を伝達可能にしている。この構成によりコストダウンと小型化を実現することができる。
例えば、特許文献1では1つのモータを正逆回転させて駆動ギヤを正逆回転させるようにし、駆動ギヤの回転中心を揺動の中心として所定角度揺動可能に指示された揺動ギヤを備える給紙装置を提案している。この装置では、駆動ギヤの回転方向によって、いずれか一方の揺動端において駆動を伝達することができる。つまり、駆動ギヤと揺動ギヤとによって2系統のギヤ列(2つの給紙装置)に駆動を伝達することができ、低コスト化及び小型化を実現している。
特開平7−267404号公報
しかしながら上記従来例では、モータを正回転方向から逆回転方向(又は逆回転から正回転)に駆動する場合、揺動ギヤが一方のギヤ列と噛み合った状態から他方のギヤ列と噛み合う状態までにモータが空回転する分は駆動力が伝達されない。つまり、モータに所定数のパルス信号を与えても、空回転する分のパルス信号の数の分、誤差が生じる可能性がある。特に、位置精度が要求される駆動対象を駆動する場合に、このような誤差が生じると、駆動対象の駆動量を精度よく制御することができない可能性があった。
本発明の目的は、1つの駆動源から複数のギヤ列に駆動力を伝達する構成において、駆動対象を精度良く駆動することを目的としている。
上記目的を達成するための、本発明の駆動装置は、駆動源と、前記駆動源の回転動作に応じて揺動する揺動ギヤと、前記揺動ギヤと結合して第1の駆動対象に駆動力を伝達するための第1ギヤと、前記揺動ギヤと結合して第2の駆動対象に駆動力を伝達するための第2ギヤとを有する駆動力伝達機構を有する駆動装置において、設定された数のパルス信号を出力して前記駆動源を駆動させる駆動部と、前記駆動部から出力されるパルス信号の数を設定し、前記駆動源の回転方向を切り換えることによって、前記揺動ギヤと前記第1ギヤとが結合している状態から前記揺動ギヤと前記第2ギヤとが結合する状態に切り換える際に、設定した前記パルス信号の数を補正する制御部と、前記第2の駆動対象のホームポジションを検知するセンサと、前記第2の駆動対象を駆動して、前記センサによって前記ホームポジションを検知してから、再度、前記センサによって前記ホームポジションを検知するまでに前記駆動部が出力するパルス信号の数を記憶する第1の記憶部と、前記第2の駆動対象を駆動して、前記センサによって前記ホームポジションを検知した後に、一度、前記第1の駆動対象を駆動させてから、再度、前記センサによって前記ホームポジションを検知するまでに前記駆動部が出力するパルス信号の数を記憶する第2の記憶部とを有し、前記制御部は、前記第1の記憶部に記憶されたパルス信号の数と前記第2の記憶部に記憶されたパルス信号の数とを用いて、前記パルス信号の数を補正するための値を算出することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、1つの駆動源から複数のギヤ列に駆動力を伝達する小型かつ低コストな構成においても、駆動対象を精度良く駆動することが可能となる。
以下に図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。ここでは一例として電子写真方式のレーザビームプリンタに適用した形態を示すが、本発明は、複写機・ファクシミリなどの画像形成装置にも適用することができる。また、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本実施例では、駆動源としてのモータの駆動量に対して、揺動ギヤが揺動する間にモータが空回転する分の駆動量を補正する制御について述べる。
図1は本実施例の構成が適用される画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタ100の概要を表した図であり、レーザビームプリンタ100に使用される記録材としての用紙の搬送を制御するための装置を示している。
レーザビームプリンタ100は、画像を形成するための画像形成部として感光体ドラム110を備えている。感光体ドラム110の周囲には、スキャナユニット113から照射されてミラー112で折り返されるレーザビームによって露光されて感光体ドラム110に形成される静電撮像を現像するための現像ローラ108が配置される。また、感光体ドラム110を帯電して、その表面の電位を均一にするための帯電ローラ109、感光体ドラム110に現像されたトナー像を用紙に転写するための転写ローラ107が配置される。
用紙は、まず給紙ローラ102によって給紙トレイから給紙され、中間ローラ103を経て、搬送路140に搬送される。次に中間ローラ103によって搬送された用紙は用紙の有無を検知するTOPセンサ105と、用紙の搬送方向に直交する方向の長さ(幅)を検知する紙幅センサ106を通過して感光体ドラム110へ搬送される。TOPセンサ105によって用紙の先端が検知された時点から用紙の長さを計測するためにカウンタ(不図示)の計時を始める。そしてTOPセンサ105で用紙の後端を検知して用紙の長さを測定する。また、紙幅センサ106で用紙の幅の検知を行う。用紙が感光体ドラム110と転写ローラ107の間を通過する際に用紙にトナー像が転写される。次に用紙は定着器119を通過する。定着器119は加熱されたヒータ118、ヒータの温度を検知するサーミスタ117、熱を伝える定着フィルム116と用紙に圧力をかける加圧ローラ115から構成されている。用紙が定着フィルム116と加圧ローラ115の間を通過することで、転写されたトナー像が用紙に定着される。トナー像が定着された用紙は搬送ローラ120を経て、搬送路141に搬送される。用紙の片面に印刷する場合は、排紙ローラ122によって排紙される。また、用紙の両面に印刷する場合は、搬送路141中にある用紙の第2面(印字された面の裏面)に印字するため搬送ローラ120が逆転して用紙が排紙される方向とは逆の方向に搬送される。そして、両面斜送ローラ131によって両面搬送路142に搬送される。両面搬送路142には搬送路の片側が基準になるように動作する横レジスト規制板(後述する図4の412)が具備されている。搬送ローラ133を経て再び搬送路140へ搬送され、感光体ドラム110、転写ローラ107によって第2面にトナー像が転写される。そして、定着器119によってトナー像が定着され、排紙ローラ122によって排紙される。以上が用紙にトナー像を形成する動作の概要である。
なお、本実施例のレーザビームプリンタ100は、用紙搬送装置としての両面ユニット130が着脱可能な構成になっている。また、紙有無検知センサ132は搬送路141に搬送された用紙を検知し、排紙センサ114は定着器119で定着が完了した後の用紙を検知する。これらセンサ114、132の検知結果は、例えば用紙の搬送不良(ジャムともいう)が発生したかどうかの判断に用いられる。
図2は図1に示した各部の動作を制御するための制御系の構成を示すブロック図である。図2において、プリンタコントローラ201はホストコンピュータ等の外部装置から送信される画像情報をビットデータに展開してエンジン制御部202に送信する。また、プリンタコントローラ201は、プリンタ内部の状態情報を通信によって読み取りって表示する機能も有する。そして、エンジン制御部は、プリンタコントローラ201からの指示及び送信されるデータに従って上述したプリンタの各部を動作する制御をする。またプリンタの各部の状態情報をプリンタコントローラ201に報知する。なお、プリンタコントローラ201、エンジン制御部202は、夫々マイクロコンピュータ及びプログラムやデータを格納するためのROM、RAMを内蔵している。また、エンジン制御部202とプリンタコントローラ201とはシリアル通信によって情報を送受信する。
用紙搬送制御部203は、用紙を給紙するための給紙ローラ102、用紙を搬送するための中間ローラ103の回転、停止をエンジン制御部202の指示に従って実行させる。高圧制御部204は、帯電ローラ109、現像ローラ108、転写ローラ107の夫々へ出力する高電圧(高圧ともいう)の出力値をエンジン制御部202の指示に基づき実行する。光学系制御部205はスキャナモ−タの駆動/停止、レーザビームの点滅動作をエンジン制御部202の指示にしたがって実行する。
センサ入力部206は紙有無検知センサ132、TOPセンサ105、紙幅センサ106、排紙センサ114で検知した結果の情報をエンジン制御部202に伝達する。定着器温度制御部207は、定着器の温度をエンジン制御部202が指定した温度に調節する。両面ユニット制御部208は、エンジン制御部202の指示に従い、両面ユニット130における用紙の搬送動作などの制御を実行する。
次に図3及び図4を用いて本実施例における駆動力伝達機構を用紙搬送装置としての両面ユニットに適用した場合の例を説明する。
図3は用紙搬送装置としての両面ユニット130を側面から見たときのギヤ列の概略図である。ギヤ301は駆動源である両面モータ(後述の図4の401)の軸に接合されている。この両面モータが図におけるDa1の方向に回転するとギヤ302はDa2の方向、ギヤ303はDa3の方向に回転する。そして、ギヤ302とギヤ303とが一体となって揺動する揺動ギヤ306はDg1の方向に回転して第1ギヤとしてのギヤ304と噛み合い、ギヤ304はDa4の方向に回転する。この回転動作によって両面モータからの駆動力が両面斜送ローラ(後述の図4の131)に伝達される。反対に両面モータがDb1の方向に回転するとギヤ302はDb2の方向、ギヤ303はDb3の方向に回転し、揺動ギヤ306はDg2の方向に回転して第2ギヤとしてのギヤ305と噛み合い、ギヤ305はDb4の方向に回転する。この回転動作によって両面モータからの駆動力が良くレジスト規制板を移動する部材(後述の図4の409)に伝達される。以上が両面ユニット130における両面モータの回転動作とギヤ列の回転動作の概要である。
図4は両面ユニット130を真上(図3における矢印Aの方向)から見たときの概略図である。両面モータ401がDa1の方向に駆動されると図3で説明したように揺動ギヤ306はギヤ304と噛み合う。そして、両面モータ401の駆動がギヤ402、駆動ベルト403、ギヤ404、用紙を搬送する搬送部としての両面斜送ローラ131へと順次伝達される。また、両面斜送ローラ131により、両面ユニット130に搬送されてきた用紙は横レジスト規制上板410と横レジスト規制下板411からなる横レジスト規制板412に用紙の搬送方向の右端側をつきあてながらDpの方向に用紙を搬送する。両面モータ401がDb1の方向に駆動されると揺動ギヤ306はギヤ305と噛み合い、両面モータ401の駆動がギヤ407から横レジスト位置調整円盤409へと伝達される。用紙を規制する規制部材としての横レジスト規制板412は、横レジスト位置調整円盤409の回転動作に応じて、軸406により搬送方向(Dpの方向)に対して垂直方向にのみ移動する。横レジスト規制板412はバネ413によりDtの方向に引っ張られるため、横レジスト規制下板411の突き当て部411aは、横レジスト位置調整円盤409に接合されている横レジスト位置調整板414に突き当たって停止する。横レジスト位置調整円盤409の縁には1箇所切り込み部409aがあり、ホームポジションセンサ408によって切り込み部409aが検出される位置が横レジスト位置調整円盤409のホームポジションになる。両面ユニット制御部208は、横レジスト規制板412の位置を調整するために、ホームポジションを検出してから両面モータ401の駆動パルス数を制御する。ホームポジションを検知してからの駆動パルス数を可変に設定して、突き当て部411aと横レジスト位置調整板414との突き当たる位置を制御する。なお、本実施例では横レジスト位置調整円盤409は図のDr方向のみに回転する構成としている。また、本実施例における両面モータ401とは上記のとおりパルス信号を与えて駆動させることができるパルスモータ(ステップモータとも言う)である。
図5は、図3及び図4に示す各部を制御する制御系の構成を示すブロック図である。両面ユニットの両面モータ401、揺動ギヤ306、横レジスト規制板412、両面斜送ローラ131、及びホームポジションセンサ408の詳細に関しては、上述した図3及び図4を用いて説明しているので省略する。
両面モータ駆動部501は、両面モータ401を正転駆動、逆転駆動、停止の動作を制御する。両面モータ回転方向記憶部502は、両面モータを駆動した際の回転方向(正転あるいは逆転の状態)を記憶する。横レジストホームポジションセンサ検知部503はホームポジションセンサ408が横レジスト位置調整円盤409の縁の切り込み部409aを検出して、横レジスト規制板412のホームポジションを検出する。両面モータ駆動パルス数カウント部504は、両面モータ401を1パルス駆動するごとにインクリメントされるカウンタである。両面モータ駆動パルス数制御部505は、両面モータ駆動部501に対して正転駆動、逆転駆動、停止の動作の指示を行い、両面モータ駆動パルス数カウント部504に対して、カウント値のモニタ、及びカウンタ値のクリアを行う。さらに、両面モータ回転方向記憶部502に記憶される情報をモニタし、横レジストホームポジションセンサ検知部503の監視を行う。ここで、両面モータ駆動パルス数制御部505とは、例えばマイクロコンピュータなどのコントローラである。また、両面モータ駆動部501は両面モータ駆動パルス数制御部505から与えられたパルス数に応じて両面モータ401に駆動を指示する駆動回路である。
次に本実施例の処理について図6のフローチャートを用いて説明する。図6は、用紙の両面に印刷する場合の横レジスト規制板412を動作させる際に、揺動ギヤ306が揺動する際にモータが空回転する分、補正をして調整する動作を示している。
プリンタコントローラ201からエンジン制御部202に対して両面印刷が指示されると、図1で説明したように用紙の両面に印刷するための動作が開始する(ステップ601)。
用紙の1面目にトナー像が形成されて定着器119によってトナー像が定着された後に用紙が反転されて両面ユニット130に送り込まれる。両面モータ401は両面印刷の指示に応答して逆転駆動(図3のDb1の方向への回転動作)を開始する(ステップ602)。両面モータ401の逆転駆動によって横レジスト位置調整円盤409が回転されて、ホームポジションセンサ408によってホームポジションが検知される(ステップ603)。ホームポジションの検知に応じて両面モータ駆動パルス数カウント部504の値をクリアする(ステップ604)。ここまでの処理は横レジスト規制板412をホームポジションに移動させる動作を意味する。ここで、両面モータ回転方向記憶部502には、揺動ギヤ306が逆転駆動されている状態(揺動ギヤ306がギヤ305と噛み合っている状態)であることが記憶される。
その後、両面ユニット130に搬送される紙サイズに応じたパルス数が両面モータ駆動パルス数制御部505から両面モータ駆動部501を介して両面モータ401に与えられて紙サイズに応じて横レジスト規制板が移動される。なお、搬送される紙サイズは、例えば、印刷動作開始前に予め設定されている紙サイズである。紙サイズに応じたパルス数分の駆動が完了したら(ステップ605)、両面モータ401の駆動を停止する(ステップ606)。
本実施例では、用紙サイズと横レジスト規制板412の位置との対応関係を、用紙サイズ毎にホームポジションからの両面モータパルス数で設定している。レター紙の場合のパルス数をNltr、A4紙の場合のパルス数をNa4、EXECUTIVE紙の場合のパルス数をNexe、A5紙の場合のパルス数をNa5とすると、Nltr<Na4<Nexe<Na5の関係になっている。
なお、図4において、パルス数=Nltrの場合に面409bの位置になり、パルス数=Na4の場合に面409cの位置になり、パルス数=Nexeの場合に面409dの位置になり、パルス数=Na5の場合に面409eの位置になる。ここで、横レジスト位置調整円盤409は図4に示すとおり409b、409c、409d、409eの面を持ち、夫々の面が横レジスト規制下板411と当接して横レジスト規制板412の位置が規制される。
ステップ602からステップ606の動作により横レジスト規制板412の位置が確定したら、両面搬送路142で用紙を搬送するために両面モータ401の正転駆動を開始する(ステップ607)。その後、確定した横レジスト規制板の位置の対応と違う紙サイズで両面印刷が実行された場合には、横レジスト規制板412の位置の再調整が必要になる(ステップ608)。
次のステップ609ではホームポジションの検知が必要かどうかを判断している。本実施例の構成では、上述したように横レジスト位置調整円盤409は一方向(図4のDrの方向)にのみ駆動する構成になっている。そのため、横レジスト規制板412はホームポジション→レター紙幅位置→A4紙幅位置→EXECUTIVE紙位置→A5紙位置(→ホームポジション→レター紙幅位置・・・)の順で移動を繰り返す。つまり、大きい紙幅サイズの位置から小さい紙幅サイズの位置への移動の場合は、ホームポジションを検出することなく移動することができる。ステップ609では、紙サイズの変更があった場合に、既に確定された位置に対応する紙サイズが、変更後の紙サイズよりも大きい場合には、ホームポジションの検知が不要であると判断する。逆に、既に確定された位置に対応する紙サイズが変更後の紙サイズよりも小さい場合には、ホームポジションの検知が必要であると判断する。
ステップ609において、ホームポジションの検知が必要と判断された場合はステップ602の処理に戻る。また、ホームポジションの検知が不要であると判断された場合は、両面モータ回転方向記憶部502に記憶されている情報が正転を示していれば、揺動ギヤ306が両面斜送ローラ131を駆動するためのギヤ304に噛んでいる状態と判断する(ステップ610)。そして、両面モータ駆動パルス数カウント部504の値から揺動ギヤ306の位置が正転駆動から逆転駆動に切り替わる際にモータが空回転する分のパルス数を補正する(ステップ611)。そして、補正を行ったパルス数分、両面モータ401を駆動して横レジスト規制板412を移動させる(ステップ612)。
なお、ステップ606で両面モータ401が停止した時点で次の両面印字のための用紙が搬送されない場合は本制御を終了する。
ここで本実施例において、正転駆動から逆転駆動に切り替わる際にパルス数を補正する必要がある理由を説明する。
モータの回転方向を正転駆動から逆転駆動に切り換える際にはギヤ303が一旦ギヤ304から離れて移動しギヤ305に結合する。このギヤ304から離れてギア305に結合するまでの間でモータは回転動作を継続する。そのため、ギヤ304がギヤ304と結合している状態で、横レジスト規制板412を移動させるためのパルス数を指示してもギヤ303がギヤ305に移動している間にモータが回転する分は、横レジスト規制板の移動量が少なくなってしまう。従って、ギヤ303がギヤ304から離れてギヤ305に結合するまでにモータ空回転する分のパルス数を補正(加算)する必要がある。
次に、パルス数の設定値について一例をあげて説明する。例えば、ステップ605におけるパルス数が30パルスとする。そして、ステップ608において紙サイズが違う両面プリントの場合に変更された紙サイズに基づくパルス数が50パルスとする。ここで夫々のパルス数(30、50)は、ホームポジションの位置からのパルス数を意味する。そして、ギヤ303がギヤ303から離れてギヤ305に結合するまでに両面モータ401が空回転する分のパルス数が5パルスであるとする。この場合、ステップ611におけるモータのパルス数の補正処理は次のようになる。50パルス−30パルス+5パルス=25パルス。この25パルスは、ギヤ303とギヤ303とからなる揺動ギヤ306が揺動(移動)している間の両面モータ401の空回転分のパルス分(5パルス)を考慮したパルス数である。
このように処理すれば、横レジスト規制板の位置は揺動ギヤ306が揺動する間のモータの空回転分が考慮されて、適正な位置へ移動される。
以上、本実施例によれば、1つのモータで揺動ギヤを用いて2つのギヤと選択的に結合させて駆動を切り換える安価な構成において、駆動対象の位置精度を向上することが可能になる。具体的には、両面ユニットの横レジスト規制板を移動する際に両面モータに付与するパルス数を適正な値に補正することによって、横レジスト規制板の位置を精度良く適正な位置に移動することができる。
なお、本実施例では、複数の駆動対象のうちの第1の駆動対象として両面斜送ローラ、第2の駆動対象として横レジスト規制板に適用する例を示した。しかし、複数の駆動対象のうち少なくとも1つに位置精度が必要な駆動対象を選択するな構成であれば、本実施例の構成を適用可能である。
実施例1では、駆動源である両面モータの駆動量を揺動ギヤが揺動する間のモータの空回転分を考慮して補正することにより、駆動対象である横レジスト規制板を適正な位置に移動することについて述べた。
本実施例では、揺動ギヤが揺動している間の両面モータの空回転分の補正量を測定する点が実施例1とは異なっている。本実施例で使用する画像形成装置の構成、画像形成装置の構成を制御する制御ブロックの構成、両面ユニットについての構成については実施例1に示されているので説明は省略する。
本実施例について図7を用いて説明する。図7における両面ユニットの構成、及び制御ブロックの501〜505については、実施例1の図6の説明に示されているので説明は省略する。
両面モータ逆転駆動パルス数カウント部701は、両面モータが反転方向(図3のDb1方向)に1パルス駆動するごとにインクリメントされるカウンタである。第1の記憶部としての両面モータ逆転駆動パルス数記憶部1(702)は、両面モータを反転方向に駆動し、ホームポジションを検出してから再度ホームポジションを検出するまでに要した両面モータ逆転駆動パルス数カウント値を記憶する。第2の記憶部としての両面モータ逆転駆動パルス数記憶部2(703)は、両面モータを反転方向に駆動し、ホームポジションを検出してから再度ホームポジションを検出する前に、一度両面モータを正転駆動してから逆転駆動させて再度ホームポジションを検出するまでに要した両面モータ逆転駆動パルス数カウント値を記憶する。なお、上記のカウント動作は両面モータ逆転駆動パルス数カウント部504によって実行される。
本発明の実施例の処理について図8を用いて説明する。図8は揺動ギヤ306が空回転した分に対応するパルス数を測定する動作に関するフローチャートである。
両面モータの反転駆動を開始し(ステップ801)、ホームポジションを検知したら(ステップ802)、両面モータ逆転駆動パルス数カウンタの値をクリアする(ステップ803)。その後、再度ホームポジションを検知したら(ステップ804)、両面モータ逆転駆動パルス数カウンタの値を両面モータ逆転駆動パルス数記憶部1に記憶する(ステップ805)。そして、両面モータ逆転駆動パルス数カウンタをクリア(ステップ806)し、正転駆動するための待ち時間が経過したら(ステップ807)、両面モータを正転駆動に切り替え(ステップ808)、さらに、正転駆動時間が経過したら両面モータを逆転駆動に戻す。
正転駆動待ち時間は、再度ホームポジションを検知する前ならば特に制限はない。そして、正転駆動時間は、揺動ギヤ306が空回転した分に要する時間(予想時間)+正転駆動する時間である。つまり、確実に一旦正転駆動動作を行わせるように正転駆動時間が設定される。
その後、再度ホームポジションを検知したら(ステップ811)両面モータ逆転駆動パルス数カウンタの値を両面モータ逆転駆動パルス数記憶部2に記憶する(ステップ812)。ここで、両面モータ逆転駆動パルス数記憶部1に記憶された値は「横レジスト位置調整円盤409が1周するのに要するパルス数」であるといえる。また、両面モータ逆転駆動パルス数記憶部2に記憶された値は「(横レジスト位置調整円盤409が1周するのに要するパルス数)」と「揺動ギヤ306が空回転した分のパルス数」の合計であるといえる。なお、「揺動ギヤが空回転した分のパルス数」とは揺動ギヤ306が、ギヤ304(図3)からギヤ305(図3)に移動するのに要するパルス数である。
この2つのパルス数から、揺動ギヤ306の空回転した分のパルス数は、「(両面モータ逆転駆動パルス数記憶部2に記憶された値)−(両面モータ逆転駆動パルス数記憶部1に記憶された値)」により算出される(ステップ813)。
以上が本実施例の動作によって、揺動ギヤ306の空回転した分のパルス数(駆動量)を測定することができ、揺動ギヤ306等のギヤ列や両面モータ401の個体ばらつきによる誤差も含めて補正することが可能になる。
なお、本実施例も実施例1と同様、複数の駆動対象のうち第1の駆動対象として両面斜送ローラ、第2の駆動対象として横レジスト規制板に適用する例を示した。しかし、複数の駆動対象のうち少なくとも1つに位置精度が必要な駆動対象を選択するな構成であれば、本実施例の構成を適用可能である。
図1は本発明の一実施例におけるプリンタの概要を表した図である。 図2は図1に示す各部を制御する制御系の構成を示すブロック図である。 図3は両面ユニットを側面から見たときの揺動ギヤ及び出力ギヤについての概略図である。 図4は両面ユニットを真上から見たときの概略図である。 図5は実施例1における図3、図4に示す各部を制御する制御系のブロック図である。 図6は両面プリントにおける横レジスト板の位置を調整する制御についてのフローチャートである。 図7は実施例2における図3、図4に示す各部を制御する制御系のブロック図である。 図8では揺動ギヤの空走分を測定する制御についてのフローチャートである。
符号の説明
102 搬送ローラ
103 中間ローラ
104 搬送ローラ
105 TOPセンサ
106 紙幅センサ
107 転写ローラ
108 現像ローラ
109 帯電ローラ
110 感光体ドラム
111 トナーカートリッジ
112 ミラー
113 レーザ
114 排紙センサ
115 加圧ローラ
116 フィルム
117 サーミスタ
118 ヒータ
119 定着器
120 排紙ローラ
130 両面ユニット
131 両面斜送ローラ
132 再給紙センサ
301、304、306 ギヤ
306 揺動ギヤ
401 両面モータ
408 ホームポジションセンサ
409 横レジスト位置調整円盤
412 横レジスト規制板

Claims (3)

  1. 駆動源と、前記駆動源の回転動作に応じて揺動する揺動ギヤと、前記揺動ギヤと結合して第1の駆動対象に駆動力を伝達するための第1ギヤと、前記揺動ギヤと結合して第2の駆動対象に駆動力を伝達するための第2ギヤとを有する駆動力伝達機構を有する駆動装置において、
    設定された数のパルス信号を出力して前記駆動源を駆動させる駆動部と、
    前記駆動部から出力されるパルス信号の数を設定し、前記駆動源の回転方向を切り換えることによって、前記揺動ギヤと前記第1ギヤとが結合している状態から前記揺動ギヤと前記第2ギヤとが結合する状態に切り換える際に、設定した前記パルス信号の数を補正する制御部と、
    前記第2の駆動対象のホームポジションを検知するセンサと、
    前記第2の駆動対象を駆動して、前記センサによって前記ホームポジションを検知してから、再度、前記センサによって前記ホームポジションを検知するまでに前記駆動部が出力するパルス信号の数を記憶する第1の記憶部と、
    前記第2の駆動対象を駆動して、前記センサによって前記ホームポジションを検知した後に、一度、前記第1の駆動対象を駆動させてから、再度、前記センサによって前記ホームポジションを検知するまでに前記駆動部が出力するパルス信号の数を記憶する第2の記憶部とを有し、
    前記制御部は、前記第1の記憶部に記憶されたパルス信号の数と前記第2の記憶部に記憶されたパルス信号の数とを用いて、前記パルス信号の数を補正するための値を算出することを特徴とする駆動装置。
  2. 前記駆動源が回転動作される方向を示す情報を記憶する記憶部、を有し、
    前記記憶部に記憶される前記駆動源が回転動作される方向を示す情報に基づいて、前記パルス信号の数を補正することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動装置を有する用紙搬送装置であって、
    用紙を搬送するための搬送部と、
    用紙の搬送方向の位置を規制する規制部材と、を有し、
    前記第1の駆動対象が前記搬送部であり、前記第2の駆動対象が前記規制部材であることを特徴とする用紙搬送装置。
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