JP5197034B2 - 電源回路、その制御方法、及び撮像装置 - Google Patents

電源回路、その制御方法、及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、デバイスに正負の電圧を供給する電源回路に関する。
従来、デジタルカメラ等に用いられ、負電源を有する電源回路は種々知られている。図12は従来のデジタルカメラに用いられる電源回路として主に電源部および撮像部の構成を示すブロック図である。
図12には、電源部310、撮像部320の他、電源をオンまたはオフにするためのメインスイッチ301、装置全体の制御および各種演算を行うシステム制御部302、およびデジタルカメラを駆動するための主たる電池401が示されている。撮像部320は固体撮像素子やアナログフロントエンド素子などからなる。
電源部310において、論理回路312は、メイン(電源)スイッチ301と、システム制御部302からスイッチングレギュレータコントローラ330への制御信号とを入力とし、論理和演算を行う。スイッチングレギュレータコントローラ330は、スイッチングレギュレータ部404、405、406等を制御する。
スイッチングレギュレータ部404は、電池401から供給される電圧およびスイッチングレギュレータコントローラ330の制御により、出力電圧VCC1OUTを発生させる。スイッチングレギュレータ部405は、同様に正電圧VHを発生させる。スイッチングレギュレータ部406は、同様に負電圧−VLを発生させる。抵抗407、408は負電圧−VLを分圧するための抵抗である。
撮像部320において、アナログフロントエンド&TG部490は、アナログフロントエンド素子からなり、固体撮像素子510へのタイミング信号を生成し、固体撮像素子510からの信号を受け取って相関二重サンプリング、クランプ、A/D変換等を行う。固体撮像素子510は被写体像を光電変換して信号を出力する。コンデンサ511は負電圧−VLに接続される。
また、スイッチングレギュレータコントローラ330には、制御部331、ドライバ部332、ドライバ部333、ドライバ部334、比較器335、放電回路337および論理回路336が設けられている。ドライバ部332は、スイッチングレギュレータ部404を制御および駆動する。ドライバ部333は、スイッチングレギュレータ部405を制御および駆動する。ドライバ部334は、スイッチングレギュレータ部406を制御および駆動する。
上記構成を有するデジタルカメラにおける撮像部320の電源立ち上げおよび立ち下げの動作について説明する。図13は主に電源部310における各部の変化を示すタイミングチャートである。図14および図15は電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。
始めに、電源立ち上げ動作について説明する。時点t1でメインスイッチ301が押されると(S101)、スイッチングレギュレータコントローラ330は、スイッチングレギュレータ部404を駆動するべく、ドライバ部332のスイッチング動作を開始する。これにより、出力電圧VCC1OUTは、所定の電圧に達するまで徐々に上昇する(S102)。
時点t2で出力電圧VCC1OUTが所定の電圧になると、システム制御部302は、CONT_2−3信号をHレベル(HI)に設定する(S103)。すると、スイッチングレギュレータコントローラ330は、スイッチングレギュレータ部405を駆動するべく、ドライバ部333のスイッチング動作を開始する。これにより、正電圧VHは、所定の電圧に達するまで徐々に上昇する(S104)。
時点t3で正電圧VHが所定の電圧に達すると(S105)、システム制御部302は、CH3Cont.IN信号をHレベル(HI)に設定する(S106)。すると、スイッチングレギュレータコントローラ330は、スイッチングレギュレータ部406を駆動するべく、ドライバ部334のスイッチング動作を開始する。これにより、負電圧−VLの電圧は、時点t5で所定の電圧に達するまで徐々に下降し始める(S107)。
次に、電源の立ち下げ動作について説明する。時点t6で電源動作中にメインスイッチ301が押されると(S108)、システム制御部302は、切断シーケンスに入り、CONT_2−3信号をLレベル(LOW)に設定する。すると、スイッチングレギュレータコントローラ330は、スイッチングレギュレータ部406を停止させるべく、ドライバ部334のスイッチング動作を、時点t7のタイミングで停止する(S109)。
これと同時に、制御部331は、CH3_Cont.IN信号をLレベルに変更し(S110)、放電回路337を作動させる(S110)。すると、負電圧−VLは徐々に電圧を上げる。時点t8で抵抗407、408によって分圧された電圧が設定された所定の電圧に達する(S111)と、制御部331は、比較器335および論理回路336を介して放電回路337の動作を停止させる(S112)。
時点t7から所定時間が経過した時点t9になると(S113)、スイッチングレギュレータコントローラ330は、制御部331によりスイッチングレギュレータ部405を停止させるべく、ドライバ部333のスイッチング動作を停止する(S114)。これにより、正電圧VHは徐々に降下する。
時点t9から所定時間が経過した時点t10になると(S115)、システム制御部302は、電源ICのラッチパルスをLレベル(LOW)に変更し、PowerCont.信号もLレベル(LOW)に変更する(S116)。所定時間が経過した時点t11で、システム電源の出力電圧VCC1OUTは0Vとなり、スイッチングレギュレータコントローラ330も停止し、電源切断のシーケンスは終了する。
また従来、特許文献1には、電源回路と、撮像素子(CCD)、CCD駆動回路の負荷側との間の負電源ラインにスイッチ回路を設けることが示されている。この回路では、撮像素子の電源をOFFにする際、スイッチ回路をOFFにして、電源回路から負荷側の負電源ラインを切り離す。これにより、負荷側の負電圧VLは急速に低下する。負電圧VLが所定電圧値以下になった時点で正電源ラインの正電圧VHを下げる。
特開2006−238202号公報
しかしながら、上記従来の前者の構成では、時点t2から時点t3の負電源−VLに示すように、正電源VHが立ち上がっている最中で、かつ負電源−VLがまだ起動していない期間、次のような問題があった。すなわち、アナログフロントエンド&TG部490内のsub回路491を介して正電圧VHの電圧が負電圧−VLのラインに漏れ出てしまう、いわゆる負電源の浮きが起こる場合があった。このような場合、負電圧を与える必要のある撮像素子等のデバイスの仕様を守ることができなくなり、デバイスに何らかのダメージを与えるおそれがあった。
また、電源立ち下げ時、負電源の残り電荷を放電回路337で放電させるが、0Vまでに十分に放電させることは難しく、所定の電圧を残した状態で放電回路337の動作が停止してしまう。従って、所定時間後に電源が停止する正電源VHとの電源仕様において、デバイスに求められる仕様を守れないおそれがあった。
このように、電源立ち上げ時や立ち下げ時に、正電源VHと負電源−VLに関するデバイスの仕様を守ることができない場合、デバイスに何らかのダメージを与えてしまうおそれがあった。
また、後者の特許文献1では、負電源ラインにスイッチ回路を設けているが、この構成ではスイッチをオンにする際に突入電流が流れてしまうおそれがあった。また、その第2の実施例では放電時間を早くするために放電用の抵抗を付加しているが、これは、回路が動作している間、常時無駄な電流を流すことになり、省電力の観点からも得策とはいえなかった。
このように、従来では、撮像部に正負の電圧を供給する場合、電源投入時に正電源から負電源に電荷が漏れ込んだり、電源切断時に負電源の放電が十分に行われないため、デバイスの仕様を満足させることができない状態になっていた。これにより、デバイスの性能劣化に繋がるおそれがあった。
そこで、本発明は、電源立ち下げ時あるいは電源立ち上げ時に、デバイスへのダメージを抑えることができる電源回路その制御方法、及び撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電源回路は、デバイスに正負の電圧を供給する電源回路であって、前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、前記負電圧生成手段に接続され、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出する放電手段と、前記正電圧生成手段、前記負電圧生成手段および前記放電手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、電源停止時、前記負電圧生成手段の動作を停止させてから前記正電圧生成手段の動作を停止させる場合、前記第1の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出させた後、前記第2の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに残る電荷を放出させることを特徴とする。
本発明の電源回路は、デバイスに正負の電圧を供給する電源回路であって、前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、前記負電圧生成手段に接続され、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられる電荷を放出する放電手段と、前記正電圧生成手段、前記負電圧生成手段および前記放電手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、電源起動時、前記正電圧生成手段の動作を開始させてから前記負電圧生成手段の動作を開始させるまでの期間、前記負電圧のラインが正電位側に変動しないように、前記第2の放電回路を動作させることを特徴とする。
本発明の電源回路の制御方法は、デバイスに正負の電圧を供給する際、前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、前記負電圧生成手段に接続され、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出する放電手段と、を備えた電源回路の制御方法であって、源停止時、前記負電圧生成手段の動作を停止させてから前記正電圧生成手段の動作を停止させる場合、前記第1の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出させるステップと、前記第1の放電回路を動作させた後、前記第2の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに残る電荷を放出させるステップとを有することを特徴とする。
本発明の電源回路の制御方法は、デバイスに正負の電圧を供給する際、前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、前記負電圧生成手段に接続される、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられる電荷を放出する放電手段と、を備えた電源回路の制御方法であって、源起動時、前記正電圧生成手段の動作を開始させるステップと、前記正電圧生成手段の動作を開始させた後、前記負電圧生成手段の動作を開始させるステップと、前記正電圧生成手段の動作を開始させてから前記負電圧生成手段の動作を開始させるまでの期間、前記負電圧のラインが正電位側に変動しないように、前記第2の放電回路を動作させるステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、電源立ち下げ時あるいは電源立ち上げ時に、デバイスへのダメージを抑えることができる。
本発明の電源回路及びその制御方法の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の電源回路及びその制御方法は撮像装置としてのデジタルカメラに適用される。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。デジタルカメラは、レンズ1、絞り・シャッタ2、固体撮像素子3、アナログフロントエンド&TG部4、信号処理部5、光学系駆動部6、システム制御部7、表示部8、記録媒体9、電源部10およびスイッチ部11を有する。
レンズ1は被写体の光学像を固体撮像素子3に結像させる。絞り・シャッタ2は、シャッタ機能を有し、レンズ1を通った光量を制御するための絞りを兼ねる。固体撮像素子3はレンズ1で結像された被写体光を電気信号として取り込む。
アナログフロントエンド&TG部4は、タイミングパルス発生回路、CDS回路、クランプ回路およびA/D変換回路を有する。タイミングパルス発生回路は、固体撮像素子3や、CDS回路、クランプ回路およびA/D変換回路に必要なパルスを発生する。CDS回路は、固体撮像素子3より出力される電気信号のクロックの除去やノイズの軽減を行うための相関二重サンプリングを行う。クランプ回路は電気信号を所定の基準電圧にクランプする。A/D変換回路はアナログ信号からデジタル信号に変換する。
信号処理部5は、表示や記録などに適した所望の形式となるように、種々の信号処理や変換を行う。光学系駆動部6はレンズ1や絞り・シャッタ2を駆動する。システム制御部7は撮像装置全体の制御および各種演算を行う。
表示部8は、信号処理部5からの信号を受け、LCD等に表示する。記録媒体9は画像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等である。電源部10はデジタルカメラ内の全てのブロックに電源を供給する。スイッチ部(メインスイッチ)11はデジタルカメラの電源をオンあるいはオフにする。
上記構成を有するデジタルカメラの基本動作を示す。図2および図3はデジタルカメラの基本動作手順を示すフローチャートである。デジタルカメラにおいて、メインスイッチ11がオンに操作されると、電源部10は動作を開始し、メイン電源およびコントロール系の電源を供給する(S1)。これにより、システム制御部7は動作を開始する。
システム制御部7は、撮影モードであるか再生モードであるかを判別する(S2)。撮影モードである場合、システム制御部7は撮影シーケンスに入る。
一方、再生モードである場合、システム制御部7は、再生シーケンスに移行し、記録媒体9から画像データを一旦、信号処理部5に取り込み(S19)、表示のための信号処理を行い、LCD等に画像を表示する(S20)。その後、システム制御部7は、メインスイッチ11がオフに操作されるまで画像を表示し、メインスイッチ11がオフに操作されると、画像の表示を中止し、メインの電源をオフにする(S21)。
S2で撮影シーケンスに入った場合、システム制御部7は、光学系駆動部6によりAFレンズのレンズ位置をリセット位置まで駆動し、固体撮像素子3やアナログフロントエンド&TG部4など撮像系の回路の電源をオンにする(S3)。
システム制御部7は、光学系駆動部6からの信号により、絞り・シャッタ2を開放にした後(S4)、測光シーケンスを行う(S5)。測光シーケンスでは、固体撮像素子3を通った信号に対し、アナログフロントエンド&TG部4のCDS回路で相関二重サンプリングが行われる。クランプ回路でOB(オプティカルブラック)部がクランプされる。A/D変換回路でA/D変換が行われる。信号処理部5は、A/D変換された画像データを処理し、システム制御部7に入力する。
システム制御部7は、測光値から露出制御値を演算し、この演算結果を基に、プログラム線図により、絞りやシャッタスピードを決定し、制御する(S6)。
システム制御部7は、表示モードを確認し(S7)、表示ONのモードである場合、LCD等の表示を行う(S8)。この表示を行った後、あるいは表示ONのモードでない場合、システム制御部7は、レリーズスイッチの第1のスイッチがオンに操作されるまで待機する。
第1のスイッチがオンに操作されると(S9)、システム制御部7は、再び測光シーケンスに入って測光および演算を行う(S10)。システム制御部7は、その結果を基に、再度、プログラム線図により、絞りやシャッタスピードを決定し、再度制御する(S11)。
システム制御部7は、固体撮像素子3からアナログフロントエンド&TG部4を通った信号を基に、信号処理部5で高周波成分を取り出し、被写体までの距離の演算を行う(S12)。その後、システム制御部7は、レンズを駆動し、合焦したか否かを判断する(S13)。合焦していないと判断された場合、システム制御部7は、S12で再びレンズを駆動し、測距を行う。合焦後、システム制御部7は、レリーズスイッチの第2のスイッチがオンに操作されるまで待機し、第2のスイッチがオンに操作されると(S14)、静止画の露光を行う(S15)。露光が終了すると、固体撮像素子3からアナログフロントエンド&TG部4を通った画像データに対し、信号処理部5で所望の信号処理が行われ、システム制御部7の制御により半導体メモリ等の記録媒体9に、処理された画像データが記録される。
システム制御部7は、第2のスイッチが押され続けているか否かを判別する(ステップS16)。第2のスイッチが押され続けていた場合、システム制御部7は、LCD等に画像を表示し(S17)、第2のスイッチがオフに操作されるまで表示し続ける。そして、第2のスイッチがオフに操作されると、システム制御部7は、表示を止めて撮影を終了する。なお、S16で第2のスイッチが押され続けずに始めからオフであった場合、システム制御部7は表示を行わずに撮影を終了する。
この後、システム制御部7は、メインスイッチ11がオフに操作されたか否かを判別する(S18)。メインスイッチ11がオフに操作されていない場合、システム制御部7は、S3に戻り、レリーズスイッチの第1のスイッチが押されるまでのシーケンスを再度行い、レリーズスイッチの第1のスイッチがオンに操作されるまで待機する。一方、S18でメインスイッチ11がオフに操作された場合、システム制御部7は、光学部品を所定の位置に戻し、メインの電源を切る。
つぎに、電源部10および撮像部20の構成について説明する。図4は電源部10および撮像部20の構成を示す図である。図4には、電源部10、撮像部20の他、電源をオンまたはオフにするメインスイッチ11、装置全体の制御および各種演算を行うシステム制御部7、外部放電回路111、およびデジタルカメラを駆動するための主たる電源である電池101が示されている。なお、図4の電源部10には、デジタルカメラに必要な電圧を生成する電源部の一部分だけが示されている。また、撮像部20内のアナログフロントエンド&TG部4においても、同様に主要な部分のみが示されている。
電源部10において、論理回路102は、メインスイッチ11またはシステム制御部7からの制御信号のどちらかがHレベル(HI)である場合、Hレベル(HI)を出力する。スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータ部104、105、106等を制御する。
スイッチングレギュレータ部104は、電池101から供給される電圧およびスイッチングレギュレータコントローラ103の制御により出力電圧VCC1OUTを発生させる。スイッチングレギュレータ部105は、電池101から供給される電圧およびスイッチングレギュレータコントローラ103の制御により撮像部20へ供給する正電圧VHを発生させる。スイッチングレギュレータ部106は、電池101から供給される電圧およびスイッチングレギュレータコントローラ103の制御により撮像部20へ供給する負電圧−VLを発生させる。抵抗107、108は負電圧−VLを分圧するための抵抗である。
撮像部20において、アナログフロントエンド&TG部4には、SUB回路109が設けられている。コンデンサ110は、負電圧−VLのラインに接続される比較的静電容量の多いコンデンサである。
スイッチングレギュレータコントローラ103には、制御部131、ドライバ部132、133、134、比較器135、内部放電回路137および論理回路部136が設けられている。ドライバ部132はスイッチングレギュレータ部104を制御および駆動する。ドライバ部133はスイッチングレギュレータ部105を制御および駆動する。ドライバ部134はスイッチングレギュレータ部106を制御および駆動する。比較器135は、基準電圧と、抵抗107、108により分圧された負電圧−VLとを比較する。内部放電回路137(第1の放電回路)は、スイッチングレギュレータコントローラ103の内部にある負電圧−VLを放電させる。論理回路部136は、制御部131からの信号と比較器135からの信号を入力とし、論理演算を行う。
また、外部放電回路111(第2の放電回路)は、負電圧−VLのライン106aに接続されており、電界効果トランジスタ151、スイッチ152および抵抗153、154からなる。
上記構成を有する電源部10における電源の起動および停止動作について説明する。図5は主に電源部10の各部の変化を示すタイミングチャートである。図6および図7は電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。
まず、電源の立ち上げ動作について説明する。時点t1でメインスイッチ11が押されると(S31)、論理回路102の出力がHレベル(HI)となる。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子にHI信号が入力され、スイッチングレギュレータコントローラ103は動作を開始する。そして、各ブロックには、電池101から作られた電圧が供給される。
スイッチングレギュレータコントローラ103は、ドライバ部132を介してスイッチングレギュレータ部104を駆動し、出力電圧VCC1OUTを所定の電圧まで徐々に上昇させる(S32)。出力電圧VCC1OUTが所定の電圧に達すると、システム制御部7は動作を開始し、論理回路102に出力されるラッチパルスをHレベル(HI)にする。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子は、メインスイッチ11が離されても、Hレベル(HI)を保持し続けることが可能となる。
システム制御部7は、時点t2でラッチパルスをHレベル(HI)にすると同時に、CONT_2−3信号をHレベル(HI)にする(S33)。CONT_2−3信号がHレベル(HI)になると同時に、ドライバ部133へのCH2Cont.IN信号もHレベル(HI)になり、外部放電回路111は放電動作をしない状態になる(S34)。また、これと同時に、スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータ部105を駆動するべく、ドライバ部133を介してスイッチング動作を開始し、正電圧VHを所定の電圧まで徐々に上昇させる(S35)。
時点t3で正電圧VHが所定の電圧に達すると(S36)、スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータ部106を駆動するべく、ドライバ部134を介してスイッチング動作を開始する(S37)。これにより、負電圧−VLの電圧は時点t5で所定の電圧になるまで徐々に下降し始める(S38)。負電圧−VLの電圧が所定の電圧に達したところで、電源の起動シーケンス(電源立ち上げ動作)は終了する。
つぎに、電源の立ち下げ動作について説明する。時点t6で電源動作中に再びメインスイッチ11が押されると(S39)、システム制御部7は、切断シーケンスに入り、時点t7のタイミングでCONT_2−3信号をLレベル(LOW)にする。これと同時に、スイッチングレギュレータコントローラ103は、ドライバ部134へのCH3ContIN信号をLレベル(LOW)にし(S40)、スイッチングレギュレータ部106を停止させるべく、ドライバ部134のスイッチング動作を停止する。
また、これと同時に、内部放電回路137は放電動作を開始する(S41)。内部放電回路137が、設定された放電電流値でコンデンサ110等に残っている電荷を放出すると、負電圧−VLのライン106aの電圧は徐々に上がり始める。時点t8で負電圧−VLの電圧が所定の電圧に達すると(S42)、比較器135の一方に入力する抵抗107、108で設定される電圧が比較器135の他方に入力する基準電圧より大きくなり、内部放電回路137は放電の動作を停止する(S43)。このように、抵抗107、108の設定値によって内部放電回路137から外部放電回路111への切り替えタイミングを調整することができる。
このとき、内部放電回路137が動作を停止する際の負電圧−VLの電圧は、グランド電位にまで達していない。これは、スイッチングレギュレータコントローラ103の内部の基準電源、比較器135、内部放電回路137の動作用電源、ICのプロセスなどの関係により、内部放電回路137では、確実にグランド電位まで負電源を放電させることは難しいからである。
時点t8で内部放電回路137が動作を停止すると同時に、外部放電回路111が放電動作を開始する(S44)。時点t7から外部放電回路111内部の電界効果トランジスタ151のゲート端子に入力されるCONT_2−3信号は、Lレベル(LOW)になっている。しかし、ソース端子が負電圧−VLのライン106aに接続されているので、電界効果トランジスタ151はON状態となる。従って、外部放電回路111は放電動作の停止状態にある。
時点t8のタイミングで、電界効果トランジスタ151のソース端子に接続されている負電圧−VLが電界効果トランジスタ151のオフスレッショルド電圧に達するので、電界効果トランジスタ151はOFFとなる。抵抗153が電池101にプルアップされているので、スイッチ152はON状態となり、外部放電回路111は放電を開始する。このとき、内部放電回路137と外部放電回路111とが同時にONになることが起こらないように、抵抗107、108は設定されている。
このように、方式の異なる放電回路が同時に動作することなく、負電圧−VLを確実にグランド電位まで放電させることが可能となる。これにより、固体撮像素子3に供給される電圧の仕様として、数式(1)に示す関係を確実に満たすことが可能となる。
(正電圧VH)+(負電圧−VL)≧0[V] …… (1)
よって、正電圧のラインの電圧と負電圧のラインの電圧との加算値を値0以上にする必要のある、固体撮像素子などのデバイスへのダメージを抑えることができる。
また、時点t7から所定時間が経過した時点t9になると(S45)、スイッチングレギュレータコントローラ103は、制御部131によりスイッチングレギュレータ部105を停止させるべく、ドライバ部133のスイッチング動作を停止する(S46)。これにより、正電圧VHは徐々に降下する。時点t9から所定時間が経過した時点t10になると(S47)、システム制御部7は、論理回路102へのラッチパルスをLレベル(LOW)に設定する。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子もLOWになる(S48)。所定時間が経過した時点t11で、システム電源の出力電圧VCC1OUTは0Vとなる。また、スイッチングレギュレータコントローラ103も停止し、電源切断のシーケンスは終了する。
第1の実施形態の電源回路によれば、電源立ち下げ時、負電源(負電圧−VL)の放電をグラウンド電位まで十分かつ迅速に行うことができる。この結果、電源停止(立ち下げ)時における固体撮像素子の仕様に合わせることができ、固体撮像素子へのダメージを抑えることができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態のデジタルカメラの構成および基本動作は、前記第1の実施形態と同じであるので、その説明を省略する。図8は第2の実施形態における電源部10および撮像部20の構成を示す図である。前記第1の実施形態と同一の構成要素については同一の符号が付されており、それらの説明を省略する。第2の実施形態では、外部放電回路111には、システム制御部7からのCONT_2−3信号と負電圧−VLを制御する信号とを入力とする論理回路155が設けられている。
上記構成を有する電源部10における電源の起動および停止の動作について説明する。図9は主に電源部10における各部の変化を示すタイミングチャートである。図10および図11は電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。なお、前記第1の実施形態と同一のステップ処理については同一のステップ番号が付されている。
まず、電源の立ち上げ動作について説明する。時点t1でメインスイッチ11が押されると(S31)、論理回路102の出力がHレベル(HI)となる。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子にHI信号が入力され、スイッチングレギュレータコントローラ103は動作を開始する。そして、各ブロックには、電池101から作られた電圧が供給される。
スイッチングレギュレータコントローラ103は、ドライバ部132を介してスイッチングレギュレータ部104を駆動し、出力電圧VCC1OUTを所定の電圧まで徐々に上昇させる(S32)。出力電圧VCC1OUTが所定の電圧に達すると、システム制御部7は動作を開始し、論理回路102に出力されるラッチパルスをHレベル(HI)にする。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子は、メインスイッチ11が離されても、Hレベル(HI)を保持し続けることが可能となる。
システム制御部7は、時点t2でラッチパルスをHレベル(HI)にすると同時に、CONT_2−3信号をHレベル(HI)にする(S33)。CONT_2−3信号がHレベル(HI)になると同時に、ドライバ部133へのCH2Cont.IN信号もHレベル(HI)になるので、論理回路155はLレベル(LOW)を出力し、電界効果トランジスタ151はOFFとなる。また、抵抗153が電池101にプルアップされているため、スイッチ152はONとなり、外部放電回路111は放電動作を行う状態になる(S34A)。また、これと同時に、スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータ部105を駆動するべく、ドライバ部133を介してスイッチング動作を開始し、正電圧VHを所定の電圧まで徐々に上昇させる(S35)。
このとき、正電圧VHのライン105aがある電位を超えると、そのままでは正電圧VHのライン105aの電位がSUB回路109およびアナログフロントエンド&TG部4を介して負電圧−VLのライン106aに漏れ出てしまう。しかしながら、本実施形態では、時点t2から外部放電回路111が放電動作を行っているので、正電圧VHの影響により負電圧−VLのライン106aがプラスの電位になってしまう(正電位側に変動する)現象、いわゆる負電源の浮きを抑えることができる。
時点t3で正電圧VHが所定の電圧に達すると(S36)、スイッチングレギュレータコントローラ103内の制御部131は、CH3Cont.IN信号をHレベル(HI)にする(S37)。これにより、論理回路155はHレベル(HI)を出力し、電界効果トランジスタ151はONとなる。従って、スイッチ152への信号はLレベル(LOW)となり、外部放電回路111は放電動作OFFの状態になる(S37A)。
また同時に、スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータ部106を駆動するべく、ドライバ部134を介してスイッチング動作を開始する。これにより、負電圧−VLの電圧は時点t5で所定の電圧になるまで徐々に下降し始める(S38)。負電圧−VLの電圧が所定の電圧に達したところで、電源の起動シーケンス(電源立ち上げ動作)は終了する。
つぎに、電源の立ち下げ動作について説明する。時点t6で電源動作中に再びメインスイッチ11が押されると(S39)、システム制御部7は、切断シーケンスに入り、時点t7のタイミングでCONT_2−3信号をLレベル(LOW)にする。これと同時に、スイッチングレギュレータコントローラ103は、スイッチングレギュレータ部106へのCH3Cont.IN信号をLレベルにし(S40)、スイッチングレギュレータ部106を停止させるべく、ドライバ部134のスイッチング動作を停止する。
また、これと同時に、内部放電回路137は放電動作を開始する(S41)。内部放電回路137が、設定された放電電流値でコンデンサ110等に残っている電荷を放出すると、負電圧−VLの電圧は徐々に上がり始める。
このときの外部放電回路111の状態について説明する。時点t7において、CH3Cont.IN信号がLレベル(LOW)になると、論理回路155の出力はLレベル(LOW)になる。このとき、電界効果トランジスタ151のソース端子は負電圧−VLのライン106aに接続されているので、電界効果トランジスタ151をONにさせるだけの十分なゲート・ソース間の電位が確保されている。このため、スイッチ152はOFF状態のままであり、外部放電回路111は放電の動作を停止したままである。
時点t8で負電圧−VLの電圧が所定の電圧に達すると(S42)、比較器135の一方に入力する抵抗107、108で設定される電圧が比較器135の他方に入力する基準電圧より大きくなり、内部放電回路137は放電の動作を停止する(S43)。
このとき、内部放電回路137が動作を停止する際の負電圧−VLの電圧は、グランド電位にまで達していない。これは、スイッチングレギュレータコントローラ103の内部の基準電源、比較器135、内部放電回路137の動作用電源、ICのプロセスなどの関係により、内部放電回路137では、確実にグランド電位まで負電源を放電させることは難しいからである。
時点t8で内部放電回路137が動作を停止すると同時に、外部放電回路111が放電動作を開始する(S44)。時点t8のタイミングでは、電界効果トランジスタ151のゲート端子には、前述したようにLレベル(LOW)の信号がきている。その場合、電界効果トランジスタ151のソース端子に接続されている負電圧−VLが電界効果トランジスタ151のオフスレッショルド電圧に達するので、電界効果トランジスタ151はOFFとなる。また、抵抗153が電池101にプルアップされているので、スイッチ152はON状態となり、外部放電回路111は放電を開始する。このとき、内部放電回路137と外部放電回路111とが同時にONになることが起こらないように、抵抗107、108の抵抗値は設定されている。
このように、方式の異なる放電回路が同時に動作することなく、負電圧−VLのラインを確実にグランド電位まで放電させることが可能となる。これにより、固体撮像素子3に供給される電圧の仕様として、前述した数式(1)に示す関係を確実に満たすことが可能となる。よって、固体撮像素子へのダメージを抑えることができる。
また、時点t7から所定時間が経過した時点t9になると(S45)、スイッチングレギュレータコントローラ103は、制御部131によりスイッチングレギュレータ部105を停止させるべく、ドライバ部133のスイッチング動作を停止する(S46)。これにより、正電圧VHは徐々に降下する。このとき、CH2Cont.IN信号がLレベル(LOW)になるので、論理回路155の出力はHレベル(HI)となり、電界効果トランジスタ151はONになる。従って、スイッチ152はOFFとなり、外部放電回路111は放電動作を停止する(S46A)。
時点t9から所定時間が経過した時点t10になると(S47)、システム制御部7は、論理回路102へのラッチパルスをLレベル(LOW)に設定する。これにより、スイッチングレギュレータコントローラ103のCont端子もLレベル(LOW)になる(S48)。所定時間が経過した時点t11で、システム電源の出力電圧VCC1OUTは0Vとなる。また、スイッチングレギュレータコントローラ103も停止し、電源切断のシーケンスは終了する。
第2の実施形態の電源回路によれば、電源立ち下げ時、負電源の放電をグラウンド電位まで十分かつ迅速に行うことができることに加え、電源立ち上げ時、負電源−VLの電圧がプラス電位側に変動する、いわゆる負電源の浮きを抑制することができる。この結果、電源立ち上げ時および立ち下げ時における固体撮像素子の仕様に合わせることができ、固体撮像素子へのダメージを抑えることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記各実施形態では、デバイスとして、デジタルカメラ内の固体撮像素子が用いられた場合を示したが、これに限られないことは勿論である。
第1の実施形態におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。 デジタルカメラの基本動作手順を示すフローチャートである。 図2につづくデジタルカメラの基本動作手順を示すフローチャートである。 電源部10および撮像部20の構成を示す図である。 主に電源部10の各部の変化を示すタイミングチャートである。 電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。 図6につづく電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態における電源部10および撮像部20の構成を示す図である。 主に電源部10における各部の変化を示すタイミングチャートである。 電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。 図10につづく電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。 従来のデジタルカメラに用いられる電源回路として主に電源部および撮像部の構成を示すブロック図である。 主に電源部310における各部の変化を示すタイミングチャートである。 電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。 図14につづく電源の起動および停止動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3 撮像素子
7 システム制御部
10 電源部
105、106 スイッチングレギュレータ部
106a 負電圧のライン
107、108 抵抗
110 コンデンサ
111 外部放電回路
137 内部放電回路
151 電界効果トランジスタ
152 スイッチ
155 論理回路

Claims (10)

  1. デバイスに正負の電圧を供給する電源回路であって、
    前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、
    前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、
    前記負電圧生成手段に接続され、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出する放電手段と、
    前記正電圧生成手段、前記負電圧生成手段および前記放電手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、電源停止時、前記負電圧生成手段の動作を停止させてから前記正電圧生成手段の動作を停止させる場合、前記第1の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出させた後、前記第2の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに残る電荷を放出させることを特徴とする電源回路。
  2. デバイスに正負の電圧を供給する電源回路であって、
    前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、
    前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、
    前記負電圧生成手段に接続され、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられる電荷を放出する放電手段と、
    前記正電圧生成手段、前記負電圧生成手段および前記放電手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、電源起動時、前記正電圧生成手段の動作を開始させてから前記負電圧生成手段の動作を開始させるまでの期間、前記負電圧のラインが正電位側に変動しないように、前記第2の放電回路を動作させることを特徴とする電源回路。
  3. 前記制御手段は、電源停止時、前記第1の放電回路前記第2の放電回路を同時に動作させないことを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  4. 前記負電圧のラインの電圧と基準電圧とを比較する比較手段を備え、
    前記制御手段は、電源停止時、前記負電圧のラインの電圧が前記基準電圧に達するまで前記第1の放電回路を動作させた後に、前記第2の放電回路を動作させることを特徴とする請求項3記載の電源回路。
  5. 前記制御手段は、電源停止時、前記正電圧生成手段の正電圧のラインの電圧と前記負電圧のラインの電圧との加算値が値0以上になるように、前記第1の放電回路および前記第2の放電回路を動作させることを特徴とする請求項1記載の電源回路。
  6. 前記第1の放電回路の動作を停止させるタイミングは、前記負電圧のラインの電圧を抵抗によって分圧して前記比較手段に入力する際、前記抵抗の値に応じて設定されることを特徴とする請求項4記載の電源回路。
  7. 前記デバイスは撮像装置に用いられる固体撮像素子であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電源回路。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電源回路と、
    前記デバイスと、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. デバイスに正負の電圧を供給する際、前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、前記負電圧生成手段に接続され、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出する放電手段と、を備えた電源回路の制御方法であって、
    源停止時、前記負電圧生成手段の動作を停止させてから前記正電圧生成手段の動作を停止させる場合、
    前記第1の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに蓄えられた電荷を放出させるステップと、
    前記第1の放電回路を動作させた後、前記第2の放電回路を動作させ、前記負電圧のラインに残る電荷を放出させるステップと
    を有することを特徴とする電源回路の制御方法。
  10. デバイスに正負の電圧を供給する際、前記デバイスに供給される正の電圧を生成する正電圧生成手段と、前記デバイスに供給される負の電圧を生成する負電圧生成手段と、前記負電圧生成手段に接続される、集積回路の内部に設けられた第1の放電回路および前記集積回路の外部に設けられた第2の放電回路を有し、前記負電圧生成手段の負電圧のラインに蓄えられる電荷を放出する放電手段と、を備えた電源回路の制御方法であって、
    源起動時、
    前記正電圧生成手段の動作を開始させるステップと、
    前記正電圧生成手段の動作を開始させた後、前記負電圧生成手段の動作を開始させるステップと、
    前記正電圧生成手段の動作を開始させてから前記負電圧生成手段の動作を開始させるまでの期間、前記負電圧のラインが正電位側に変動しないように、前記第2の放電回路を動作させるステップと
    を有することを特徴とする電源回路の制御方法。
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