JP5196958B2 - X線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を透過したX線をX線検出器を内蔵する撮影部により検出することにより画像情報を得るX線撮影装置に関するものである。
一般に、X線撮影装置はX線発生部から離れた位置にX線検出器を内蔵する撮影部を配置し、X線発生部と撮影部との間に撮影対象である人体等の被写体を配置して撮影している。そして、X線発生部及び被写体に対して、撮影部の位置決めをした後に、X線発生部からX線を曝射することにより撮影を行い、必要な画像を取得している。
近年、画像処理装置の高速化が著しく、二次元の静止画像の取得に加えて、三次元画像や動画像を取得する装置も普及しつつある。
従来では、三次元画像を取得するためには、コンピューテッドトモグラフィ(CT)装置を用いて三次元画像を取得する方法が主流であった。しかし、最近ではイメージインテンシファイア(I.I.)、二次元平面検出器等の二次元センサを用いて二次元画像から演算により三次元画像を取得する方法も利用されている。
また、Cアーム撮影装置を利用した撮影方法においては、ベッド等の被写体支持部に載置された被写体の周囲を、Cアームにより支持されたX線発生部及び撮影部を回転動作させ、被写体のX線投影像を多角的に取得している。
特許文献1においては、ターンテーブル上に載置された被写体を回転させながら、X線発生部からX線を曝射することにより、被写体のX線投影像を多角的に取得するX線撮影装置が開示されている。撮影系と被写体との間に、相対運動が生ずることを利用して多数の二次元のX線投影像を取得し、この得られたX線投影像を基に演算により三次元画像を生成している。
なお、鮮明な画像を取得するためには、撮影部に収納されているX線検出器を可能な限り被写体に近付けることが重要である。また、被写体の広範囲を1つの画像として取得するためには、X線検出器の面積を大きくする必要があり、X線検出器を収納する撮影部の大きさが比較的大きいものとなる。その結果、撮影系と被写体とが相対運動する撮影装置においては、撮影部の一部が被写体と接触又は衝突し、撮影に必要な相対運動の妨げとなったり、被写体を損傷させる等の危害を発生させる虞れがある。
そこで、被写体と撮影部との衝突時の衝撃を緩和すると共に、接触したことを検知すると運動部分の動作を停止させることにより、危害を最低限に抑えるための作動部及び検知手段を有する安全機構を備えたX線撮影装置が知られている。
例えば、特許文献2においては、安全機構の一例である接触検知機構の構成について開示されており、このような装置においては、被写体と撮影部とが接触しない状態で撮影が行われることが想定されている。
一方、X線撮影装置の最も一般的な用途の1つとしては、一般静止画撮影において、被写体である胸部等の人体の各部に対して、二次元の静止画を得る場合がにある。この一般静止画撮影においては、被写体を撮影部に可能な限り接近させ、撮影部の外装部分に被写体の胸や顎等を接触させて撮影を行う。これによりX線検出器の検出領域を最大限に活用でき、解像度が良好な撮影画像を得ることができる。
特許文献3においては、ターンテーブル上に載置された被写体を回転させながら、X線を曝射するX線撮影装置が開示されている。このX線撮影装置においては、被写体の360度全ての方向からのX線投影像を得る第1の撮影モードと、被写体の二次元の静止画を得るための撮影である第2の撮影モードの2通りの撮影モードを備えている。
上述の撮影部に作動部と検知手段を有する安全機構を備えたX線撮影装置においては、被写体と撮影部を接触させ撮影を行う際に、被写体と撮影部との位置決めが困難である問題を有している。
この問題を解決するために、撮影部に対し、作動部と検知手段を含む接触検出器を着脱することが可能な構成にすることにより、位置決めのし易い状態に変更できるX線撮影装置も開示されている。
特開2000−116635号公報 特公平3−561号公報 特開2000−205082号公報
しかしながら接触検知手段を含む接触検出器は、より多くの部分における接触、衝突に対応できるように、撮影部の大部分を覆う大きなサイズとなっている。また、剛性も必要なために重量も重くなり、着脱の作業が大変煩わしいものとなっている。
更に、取り外した接触検出器を、次の使用時まで仮保管しておくためのスペース、棚等が必要となり、広い撮影環境を有していない施設においては、スペースの活用上大きな負担となっている。
また、接触検出器本体は精密機器であり、手荒な扱いをされると故障してしまう虞れがあり、着脱作業及び取り外した接触検出器の取り扱いも注意深く行う必要があり、ユーザへの使用上の負担となっている。更に、外装部分を二重に構成する必要があり、部品点数が増加しコストアップとなる。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、接触や衝突に対する安全機構を備えながらも一般静止画撮影時に被写体と撮影部との位置決めを行い易く、取り扱いの利便性を向上させたX線撮影装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、X線検出器を内蔵する撮影部を備え、被写体を透過したX線を検出して画像データを得るX線撮影装置において、前記撮影部の底部に配置し弾性的に作動する緩衝作動部と、該緩衝作動部の作動を規制するための制動手段とを有し、該制動手段は、前記緩衝作動部の作動が規制されてなく前記撮影部の撮影ができる第1の状態と前記緩衝作動部の作動が規制されており前記撮影部の撮影ができない第2の状態とを選択可能としたことを特徴とする。
本発明に係るX線撮影装置によれば、緩衝作動部の状態の選択、維持を可能としたことにより、装置の一部が回転運動する場合における安全性を確保したまま、被写体を立位状態で撮影部に近接配置する際の位置決めがし易くなる。
また、接触検出器の煩わしい着脱作業が不要となり、接触検知手段の機構部分も外装カバーの内部に収められているため、取り扱いも容易でユーザへの使用上の負担も少ない。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施例1のCT撮影モードにおけるX線撮影装置の構成図を示している。被写体搭載部1には、駆動部2により駆動されるターンテーブル3が回転中心Oを中心として回転自在に配置されており、ターンテーブル3の角度位置及び回転速度を検出する図示しない検出機構が設けられている。ターンテーブル3上には、被写体Sを回転軸Oに略一致する位置に支持固定するための被写体支持具4が設置されている。この被写体支持具4のうち、X線照射領域内に配置される部位はX線透過性の良好な材料により製作されている。
そして、被写体Sの前方にはX線発生部であるX線管5が配置されている。被写体Sの後方に位置する架台6には、周知のシンチレ−タ、光検出素子、電気回路等から成りX線像を検出するX線受像部であるX線検出器7と、接触を検知する接触検知手段8を内蔵した撮影部9とが構設されている。X線管5とX線検出器7は、互いに対向するように配置されて撮影系を構成している。X線管5は図示しない支持機構により支持され、X線照射の向きや高さ等の位置を調整可能に構成されている。また、架台6は撮影部9を少なくとも上下方向に移動可能にする機構を備え、X線管5や被写体Sに対する位置決めに対応している。
X線検出器7には、取得されたX線画像データを格納するためのデータ収集部10が接続され、このデータ収集部10の出力は収納された画像データの演算処理を行う再構成部11を介して演算処理された画像を表示する表示部12に接続されている。表示部12は一般にはコンピュータディスプレイのようなものであるが、それ以外にも他の電光掲示手段、又は音声によるメッセージ伝達手段等に代えても、或いは併用しても同等の効果が得られる。
X線撮影装置には、撮影装置全体を集中制御するシステム制御部13が設けられ、駆動部2、X線管5、X線検出器7、接触検知手段8、データ収集部10、再構成部11、表示部12と電気的に接続されている。またシステム制御部13には、接触検知手段8の設定、撮影モードの選択、各種パラメータの設定や撮影開始等を指令するため入力部14の出力が接続されている。
図2はX線撮影装置における別の撮影形態である一般静止画撮影モードにおける構成図を示している。図1に示すCT撮影モードにおける撮影形態から、被写体支持具4の取り外しを可能とし、又は一時的に退避可能な構成となっている。X線照射範囲から被写体支持具4を取り外した後に、被写体Sを立位状態で撮影部9に近接して配置し、この状態において被写体Sの全身の任意位置での一般静止画撮影が可能となる。X線管5からのX線照射が錐状に拡がって進むために、通常では被写体Sを撮影部9に接触するほど近付けることが好ましい。被写体SがX線検出器7に近いほど、X線検出器7の検出領域を最大限に活用でき、解像度の良好な画像を得ることができる。
図3は撮影部9の内部構成を示す正面から見た断面図であり、図4は上方から見た断面図である。X線検出器7はフレーム21に固定されており、フレーム21は架台6に取り付けられており、X線検出器7の検出面がX線管5に対向するように支持されている。X線検出器7、フレーム21等の内部部材を保護するためにフレーム21の外側を覆うように、緩衝作動部としても弾性的に作動するカバー22が設けられている。そして、フレーム21の外縁のカバー22との間に、ばね等から成る弾性部材23が取り付けられており、通常ではカバー22はこの弾性部材23のみによって支持されている。弾性部材23はカバー22に外部からの力が掛っていないときには、カバー22を可動範囲の略中央の弾性力の総和の釣り合った位置に保持している。
なお、この弾性部材23は圧縮ばねでも引張りばねでもよく、又はゴム等の素材によるものでも支障はない。なお、図3においては、複数個の弾性部材23が設けられているが、単体で大きなサイズとすることもできる。また、フレーム21の上下左右の側面及びフレーム21の前面には、例えばフォトインタラプタ等の光を利用したセンサや、カバー22に接触したときに反応するマイクロスイッチ等の素子から成る接触検知手段8a〜8d及び8eが設けられている。
更に、フレーム21をカバー22に連結する制動手段として、フレーム21には合成樹脂製の連結部25が設けられていると共に、カバー22にはこの連結部25と連結する合成樹脂製の被連結部26が設けられている。連結部25はC字状部分を有し、被連結部26の先端には例えば球状の突起を有しており、連結部25に嵌合して連結するように構成され、連結部25と被連結部26から成る制動手段は対になって設けられている。また、連結部25、被連結部26はカバー22のサイズに応じて複数対を設ける場合が多い。
そして、撮影部9に対して外部物体の接触や衝突が生ずると、先ずカバー22が弾性部材23の弾性力に抵抗しながら接触方向に移動し、これにより接触や衝突の衝撃を多少なりとも緩和することができる。また、カバー22が移動すると、接触検知手段8a〜8eのうちの少なくとも1つがカバー22の接近、接触を検出し、検出信号をシステム制御部13に送信する。
接触や衝突の状態が解除されると、弾性部材23の弾性力により、カバー22が初期位置に復帰すると共に、接触検知手段8a〜8eの検出信号の送信も停止され、次の撮影の開始に備えることができる。
このように、カバー22の主要機能は防塵、保護等のための外装部材であるが、衝撃を緩和するための緩衝作動部としても機能し、また、接触検知手段8a〜8eのための作動部としても機能し、X線撮影装置の安全性向上に寄与している。
本実施例1においては、弾性を有する合成樹脂により製造された連結部25と、この連結部25と連結する先端が球状の突起を有する被連結部26の例を示したが、別の形態の把持部、受け部を用いることも可能である。例えば、金属ばねや吸盤やマグネット等の吸着力を利用したものでもよい。また、連結部25と被連結部26が、互いにフレーム21側とカバー22側の逆側に設けられていても同様の作用が得られる。
フレーム21に対してカバー22がX線検出器7の検出面に近付く方向に移動すると、フレーム21に設けられた弾性部材23の弾性力による抵抗を受け、最終的に図4の状態から図5の状態にすることができる。即ち、連結部25が被連結部26と連結した状態が保持されるが、この際の弾性部材23の弾性力は連結部25を引き離すことができる引張力よりも小さいことが条件である。フレーム21に対してカバー22を連結するには、カバー22の一部に手を掛けて押し込む力を掛けることできる。また、操作者が連結部25と被連結部26を引き離す向きに引張力を掛けることにより、図4の状態に復帰させることもできる。
上述したように図5の状態においては、カバー22がフレーム21に対する位置が保持された状態となる。また、外部からの操作により図4の状態と図5の状態の選択が可能となる。即ち、図4に示す制動手段により緩衝作動部であるカバー22の作動が規制されていない第1の状態、及び図5に示すカバー22の作動が規制されている第2の状態の2つの状態を任意に選択可能となる。
更に、図5の状態においては、フレーム21の前面に設けた接触検知手段8eが、カバー22の接触、接近を検出した状態を維持している。この状態において、カバー22に対する物体の接触、衝突が生じても検知することはない。しかし、既に接触検知手段8eが検出信号を送信していることにより、システム制御部13はターンテーブル3の回転動作及びX線の照射を停止を継続しており、ターンテーブル3の回転及びX線の照射を許可することはない。
なお、この作用を利用して、一般静止画撮影モードでの撮影の場合には、接触検知手段8eがカバー22の連結を検出している場合のみ撮影を許可するという制御を加えることもできる。これにより、一般静止画撮影モードの際に、何らかのエラーによりターンテーブル3が回転してしまう危険を減ずることができる。
図6は第1の撮影モードであるCT撮影モードの基本撮影工程のフローチャート図を示している。ステップS1において、入力部14により撮影モードとしてCTモードを選択し、各種撮影パラメータの設定等が行われ、X線撮影装置側の準備が整えられると共に、被写体Sは被写体支持具4を用いて被写体搭載部1の所定位置に乗る。ステップS2において、操作者が入力部14から撮影開始指令を入力されたか否かを判断し、撮影開始指令が入力されるとステップS3に進み、撮影開始指令が入力されない場合には撮影開始指令が入力されるまでステップS2を繰り返す。
ステップS3において、駆動部2がターンテーブル3の回転駆動を開始させターンテーブル3を加速する。続いて、ステップS4において、ターンテーブル3が所定の回転速度に達したか否か判断し、所定の回転速度に達したと判断された場合にはステップS5に進む。所定の回転速度に達していないと判断された場合には、所定の回転速度に達するまでステップS4を繰り返す。
ステップS5において、X線管5から被写体Sに向けて所定の照射条件によるX線が照射される。続いて、ステップS6において、X線検出器7によるX線投影像の検出が開始され、X線照射領域内に配置された被写体Sの部位及び被写体支持具4のX線画像デ−タを、ターンテーブル3の所定角度毎に次々と取得する。続いて、ステップS7において、被写体Sの撮影が開始されてからターンテーブル3が360°回転し、1回の撮影における全てのX線投影像の検出が終了したか否かを判断する。終了したと判断した場合にはステップS8に進み、未だ終了していないと判断された場合にはステップS6に進み、X線検出器7によるX線投影像の検出を継続する。ステップS8においては、直ちにX線の照射を停止すると共に、駆動部2がターンテーブル3の回転を減速、停止し、一連の撮影フローを終了する。
一方、ステップS6において、ターンテーブル3の所定角度毎に検出された多数のX線投影像である画像データは、ステップS11において順次にデータ収集部10に送信、格納される。そして、ステップS12において、再構成部11によって画像データの再構成処理が行われる。続いて、ステップS13において、ステップS12において再構成処理された所定の断層画像や三次元画像を表示部12に表示し、操作者は診断、観察等に必要な情報を得ることができる。
また、ステップS1において、撮影モードとしてCTモードの選択が行われると、ステップS2に進むと同時にステップS21にも進み、接触検知手段8a〜8eからの信号の受け入れを開始し、接触を検知したか否かを判断する。接触を検知した場合にはステップS22に進み、接触を検知しない場合にはステップS23に進む。そして、ステップS23においては、上述したステップS1〜S8までの撮影フローが終了するまで、ステップS21を繰り返すことにより接触したか否かの監視を続け、撮影フローが終了すると監視を中止する。
もしステップS21において、被写体S或いは被写体支持具4の一部による接触や衝突を検出した場合は、ステップS22に進み接触や衝突による検出信号をシステム制御部13に送信する。続いて、ステップS24において、システム制御部13は緊急停止をする判断を行い、X線管5へX線照射停止命令、駆動部2に回転駆動停止命令を送信する。ステップS25において、X線照射の停止及びターンテーブル3の回転を直ちに停止し終了する。また、ターンテーブル3が停止中の場合には停止状態を維持し、またX線照射が停止中の場合においては停止状態を維持する。
接触検知手段8a〜8e及びステップS21〜S25までのフローによる安全機構を設けたことにより、物体が回転運動を行うCT撮影モードにおける被写体S或いは被写体支持具4の接触や衝突により損傷等の被害を減ずることができる。これにより、安全なX線撮影装置の運用が実現することができる。
上述の説明においては、静止しているX線管5及び撮影部9から成る撮影系を用いて、ターンテーブル3上の被写体Sを回転運動させて撮影するCT撮影の形態について説明した。しかし、CT撮影は撮影系と被写体Sとの相対運動が行われることによっても同様に成立するため、撮影系を回転させてもよい。つまり、被写体S側が静止状態であって、X線管5と撮影部9の双方を支持する例えばCアームに代表される支持体を回転運動させてもよい。この場合には、被写体Sを固定するターンテーブル3は不要で、駆動部2はX線管5と撮影部9を共に支えている支持体に接続されていて回転動力を伝達させる。実際に、Cアーム型の撮影装置を利用したCT撮影も一般的であり、本実施例はその場合においても適用可能である。
一般静止画撮影モードの動作フローは、図6に示すCT撮影モードの動作フローとは異なり、ステップS1に相当する撮影モードの選択、各種撮影パラメータの設定等が行われた後に、X線照射、画像取得、X線照射の停止で終了する。
本実施例1においては、一般静止画撮影モードで被写体Sを立位状態で撮影部9に近接配置する際に、フレーム21に対してカバー22がX線検出器7の検出面に近付く方向に位置を変えて固定することができる。これは、既に説明したように、被写体SがX線検出器7に近いほど、解像度の良好な画像を得ることができるという点において有利である。
本実施例1の変形例として、フレーム21に対してカバー22は別の方向に位置を変えて固定する構成としてもよい。図7はこの変形例を示し、撮影部9を側方から見た状態の断面図であり、上下方向が被写体Sの体軸方向と一致している。
図4に示す撮影部9の断面図と異なることは、連結部31と被連結部32の形状である。また、カバー22に設けられた連結部31は鉤状部31aを有しており、フレーム21に設けられた被連結部32はリング状の凹部32aを有している。図8に示すように、連結部31の鉤状部31aの先端部分が、被連結部32の凹部32aと連結するようになっている。
カバー22をフレーム21に対して押し込んだだけでは、被連結部32と連結部31は連結せず、カバー22を押し込んだ後に、カバー22を被写体Sの体軸方向下向きに押し下げることにより連結する。そして、一旦連結がなされると弾性部材23の弾性力によって自然に初期位置に戻ることはない。操作者が連結させた時と逆の順序で、カバー22を上方から力を掛けることにより、弾性部材23の作用によりカバー22を初期位置に戻すことができる。
一般静止画撮影モードで、被写体Sの胸部を撮影部9に近接させた被写体Sの肺野全体の画像を得たい場合には、肩部まで検出領域に収めなくてはならず、撮影部9のカバー22の一部が被写体Sの顎と干渉してしまう虞れがある。
このために、撮影部9の構造としては、X線検出器7とカバー22との距離がより接近している方が好ましい。従って、フレーム21に対してカバー22の位置を変えて固定するときに、連結部31と被連結部32を用いて、被写体Sの体軸方向下向きに移動させて固定することによる利点が生ずる。
このような構成にすることにより、一般静止画撮影で胸部を撮影する場合には、X線検出器7とカバー22との距離がより接近しているため、被写体Sの顎とカバー22との干渉を低減することができる。これにより、肩部まで検出領域に収められて、被写体Sの肺野全体の画像が得易くなる。
CT撮影モードで撮影する場合に、カバー22をX線検出器7に近付ける向きに物体の接触、衝突した際に、カバー22の押し込まれる量が大きい場合には、図4に示す構成の装置では、連結部25と被連結部26が連結してしまう。外部物体との接触、衝突したときの検出は可能ではあるが、その後に初期状態に復帰させるためには、操作者が手動でカバー22を元の位置に戻す手間が必要である。
しかし、図7に示す撮影部9によれば、2つの方向の力が一致した順序でカバー22に掛からない限り、連結部31と被連結部32が連結することはなく、カバー22を元の位置に戻すために、操作者の手間を要する場合が圧倒的に少なくなる。
図5、図8に示す何れの撮影部9も、カバー22がフレーム21に固定され、接触検知手段8a〜8eの何れかが作動を検出している状態である。これにより、緩衝作動部であるカバー22が固定されていることをシステム制御部13が認識できる。
従って、このようにカバー22による衝撃緩和機能及び接触検知手段8による安全機構が作動していない状態において、ターンテーブル3の回転動作やCT撮影を禁止する制御が可能であり、安全な装置の運用に非常に有用である。
上述した本実施例1においては、カバー22を固定する際に、操作者がカバー22を手動で直接操作したが、レバー、リンク等の機構を介してカバー22の操作を行ってもよい。また、電気モータ、油圧等のアクチュエータにより操作することもできる。
図9は実施例2における撮影部9の内部構成を示す正面から見た断面図を示し、実施例1と同一の部材には同一の符号を付している。X線検出器7はフレーム41に固定されており、X線検出器7、フレーム41の外側を覆うようにカバー42が設けられている。フレーム41とカバー42は弾性部材43により弾性的に支持され、弾性部材43はカバー42に外部からの力が掛かっていないときには、カバー42を左右の自由なストロークで、弾性力の総和が釣り合った位置に保持している。フレーム41の周囲には、カバー22との接触を検知するための接触検知手段8f、8gが固定されている。カバー42の内側にはガイド44a、44bが設けられ、フレーム41にはローラ45a〜45dが設けられ、ガイド44aと44bはローラ45a、45bと45c、45dにより挟持されている。これにより、カバー42は矢印方向に自由度を持ちながらフレーム41に支持される。
本実施例2におけるカバー42は、図9に示す矢印方向への衝撃緩和機能における緩衝作動部として作用する。弾性部材43としては、実施例1と同様に圧縮ばねでも引張りばねでもよく、又はゴム等の素材によるものでもよい。
カバー42の一部が接近或いは接触した場合には、接触検知手段8f、8gにより検出し、検出信号をシステム制御部13に送信する。この接触検知手段8f、8gとしては、実施例1と同様に例えばフォトインタラプタ等の光を利用したセンサや、接触したときに反応するマイクロスイッチ等の素子が利用できる。
撮影部9に対して外部物体の接触や衝突が生ずると、先ずカバー42が弾性部材43の弾性力に抵抗しながら移動する。カバー42に対して外部から矢印方向右向き、或いは左向きに力が掛かった場合には、ガイド44a、44bとローラ45a〜45dにより案内されながら、カバー42は力の向きに移動する。カバー42が右へ移動したときは接触検知手段8fが検出を行い、カバー42が右へ移動したときは接触検知手段8gが検出を行う。
撮影部9においては、2つの接触検知手段8f、8gが設けられているが、1つの作動検出手段のみでカバー42の左右両方の向きへの移動を検出できるような素子を用いることも可能である。外部からの力が解放された際には、弾性部材43の作用によりカバー42は弾性部材43の弾性力のみで釣り合う初期位置に復帰すると共に、接触検知手段8f、8gの検出信号の送信も停止され、次の撮影に備えることができる。
本実施例2においては、カバー42の全体が緩衝作動部となっているが、カバー42のうち最も接触、衝突の発生し易い右側面部、左側面部の一部分のみが可動部となって、それぞれが独立して矢印方向に移動可能な構成にしてもよい。ただし、本実施例2におけるカバー42の全部分が緩衝作動部となっている撮影部9では、右側面部、左側面部のみの接触、衝突のみでなく、カバー42の前面、上面、底面へ物体が接触した場合においても、緩衝効果が得られる。つまり、摩擦によってカバー42が同調して矢印方向左右の向きに移動させられることによって緩衝効果が得られ、かつ接触の検知が可能であり、危害を低減する効果がある。
実施例1に対して本実施例2においては、カバー42が矢印方向の両向き、即ち左右の向きに作動したときのみ検知が行われる。これは撮影部9とターンテーブル3との相対運動を考えた際に、ターンテーブル3の回転方向の接線方向と矢印方向が一致するため、発生し得る接触、衝突の方向と一致することから決定されている。他の方向からの接触、衝突は、ターンテーブル3が回転運動することによっては生じないために、矢印方向のみに限定している。これにより、他の方向についてのカバー42の接触検知手段を設ける必要がなくなり、撮影部9のサイズを小型で軽量とすることができ、X線検出器7とカバー42との距離を近付け易くなる。
また、例えば撮影時にターンテーブル3が回転する向きが単一であるような装置の場合等において、矢印方向の片側の方向のみに接触、衝突が生じないことが確実であれば、接触検知手段を単数のみとすることができる。これにより、更に装置を簡素化でき、より低コストで製造することができることになる。
なお、本実施例2においては、ローラ45a〜45dとそれに挟持されるガイド44a、44bで構成される案内手段としたが、例えば軸と直動軸受等の別の案内手段を利用してもよい。また、例えばターンテーブル3の回転方向と一致する円弧状の軌道を形成するガイドであって、回転軸Oに略一致した中心を有する円周上の回転方向に緩衝作動部が移動可能になっている構成でも同様の効果が得られる。
図10は図9のBの部位に設けた制動手段の構成図を示しており、図10(a)は図9と一致する方向から見た部分断面図を示している。また、図10(b)と(c)は側方から見た部分断面図であり、(b)と(c)は異なる状態をそれぞれ示している。
フレーム41にはレバー軸51が設けられており、このレバー軸51には制御手段の有効と無効を切換えるための操作レバー52が取り付けられている。操作レバー52はレバー軸51の軸中心を支点にして回動し、操作レバー52の力点であるハンドル部52aは、カバー42の外側に露出していて外部から手動操作できるようになっている。また、操作レバー52には突起部52bが設けられており、一方でカバー42の内側には、操作レバーの突起部52bと嵌合する幅に構成された溝53が設けられている。
なお、操作レバー52に隣接する位置のフレーム41には、操作レバー52によりカバー42の作動が規制された状態か否かを検知する例えばフォトインタラプタを用いた状態検知手段54が設けられている。本実施例においては、操作レバー52に設けられたチョッパ52cが光路を開閉することにより、操作レバー52の回動位置を検出可能に構成する例を示しているが、フォトインタラプタ以外にもメカニカルなスイッチ等の別な種類の素子を用いてもよい。
状態検知手段54は撮影部9への接触、衝突を検出する接触検知手段8f、8gと同様に、システム制御部13に電気的に接続されている。操作レバー52の位置情報から得られる制動手段により、カバー42の作動が規制されていない第1の状態であるか、或いは制動手段によりカバー42の作動が規制されている第2の状態であるかの状態検知をしてシステム制御部13に送信する。
図10(b)の状態においては、操作レバー52のハンドル部52aが下側に倒されており、溝53に突起部52bが嵌合している。この際には、カバー42の矢印方向への移動が制約され、左右に力を掛けられた場合でもカバー42が作動しない固定のための第2の状態となる。一方、図10(c)の状態においては、操作レバー52のハンドル部52aが上側に倒され、突起部52bは溝53と嵌合していないため、カバー42が図9に示す矢印方向に作動可能な第1の状態となる。
この制動手段により、カバー42の作動が規制されていない第1の状態と、カバー42の作動が規制されている第2の状態とに状態選択が可能となる。制動手段が作用しカバー42の作動が規制されている第2の状態であれば、一般静止画撮影を行う場合において、撮影部9と被写体Sを接触させたとしても、被写体Sの位置決めが困難となることはない。
図11は本実施例2の基本撮影工程のフローチャート図を示しており、実施例1のフローチャート用と異なる部分についてのみを説明する。
ステップS1の後に、ステップS1’において、駆動部2がターンテーブル3の回転動作を開始する前に、カバー42が固定されている状態であるか否かを確認する。カバー42の作動が規制されていない第1の状態であると判断されるとステップS2へ進む。
ステップS1’において、カバー42の作動が規制されている第2の状態であると判断された場合は、その状態ではカバー42への外部物体の接触、衝突を検出することができないため、駆動部2の駆動制限を行い駆動を許可しない。そして、ステップS1”に進み、システム制御部13から表示部12に操作者に向けて、操作レバー52の操作喚起を促すメッセージを表示しステップS1’に戻る。操作者により操作レバー52の操作が行われ、カバー42について作動が規制されていない第1の状態に変移すれば、ステップS2に進むことができる。
このような制御を行うことにより、カバー42による衝撃緩和機能や、接触検知手段8f、8gによる安全機構が働いていないカバー42が規制されている第2の状態であった場合において、駆動部2の動作を禁止することができる。これにより、被写体S等が撮影部9に接触して危害を発生する危険性を低減することが可能である。また、操作者に向けてのメッセージを表示部12に表示することにより、ターンテーブル3が回転禁止状態になっていることを操作者が把握して、速やかにその状態を脱して第1の状態に移行して撮影を再開させられる助力として有効である。
上述の構成では、操作レバー52は手動により操作するものとして説明したが、電気モータや油圧等のアクチュエータを接続して、システム制御部13からの指示で制動手段を切換えることが可能である。その場合には、ステップS1”において、システム制御部13から表示部12に操作者に向けて、レバー操作の切換えのメッセージを表示する代りに、システム制御部13からアクチュエータに指示信号を送信する。これにより、自動で操作レバー52の操作を行う装置を構成することも可能となり、速やかに撮影を再開することができる。
図12は本実施例2における第2の変形例を示しており、撮影系を上方から見た構成図を示している。撮影部9には、カバー固定検知手段のセンサ61〜63が設けられ、これらのセンサ61〜63の出力はシステム制御部13に接続されている。
センサ61はカバー42の固定を検知し、カバー42の作動が規制されていない第1の状態であればオフの信号を、カバー42の作動が規制されている第2の状態であればオンの信号をシステム制御部13に送信する。
センサ62はカバー42の作動を検出し、カバー42が矢印方向右向きに移動したことを検出し、上述の実施例の接触検知手段8fに相当する。センサ62は通常はオフの状態であり、カバー42が矢印方向右向きに移動し、センサ62に接近したときのみオンの信号をシステム制御部13に送信する。カバー42が矢印方向左向きに移動したときはオフの状態のままである。
更に、センサ63はカバー42の作動を検出し、カバー42が矢印方向左向きに移動したことを検出し、上述の実施例の接触検知手段8gに相当する。センサ62は通常はオフの状態であり、カバー42が矢印方向左向きに移動し、センサ63に接近したときのみオンの信号をシステム制御部13に送信する。カバー42が矢印方向右向きに移動したときはオフの状態のままである。
システム制御部13はセンサ61〜63からの信号を受信し、ターンテーブル3の回転動作に際して駆動部2の制御をするときに、それぞれのセンサ61〜63の状態に応じた制御を行う。それぞれの場合におけるターンテーブル3の回転動作に関する制御内容は表1に示す通りである。
表1
センサの状態 制御内容
センサ61 センサ62 センサ63
状態ア オフ オフ オフ 回転動作許可
状態イ オフ オフ オン CWのみ回転許可、CCW停止
状態ウ オフ オン オフ CCWのみ回転許可、CW停止
状態エ オフ オン オン (起こりえない)
状態オ オン オフ オフ 回転動作不可、停止制御
状態カ オン オフ オン (起こりえない)
状態キ オン オン オフ (起こりえない)
状態ク オン オン オン (起こりえない)
表1による状態アのとき、ターンテーブル3の回転動作を許可し、入力部14から回転動作開始の指示がされると、駆動部2へ駆動開始の制御信号を送信する。なお、回転の方向は問わず許可する。
状態イのとき、即ち状態アからセンサ63がオンに変ったとき、これはカバー42が矢印方向左向きに作動している場合であって、カバー42の右側面に外部物体が接触、衝突している可能性がある。従って、この場合にはカバー42の右側面に接触している物体との接触を増長する向き、即ちターンテーブル3のCCWへの回転を停止するよう制御する。
ターンテーブル3がCCWに回転動作中であれば、回転停止信号を駆動部2に送信し、又はターンテーブル3が停止している状態であった場合で、CCWに回転動作を開始するような指示があった場合は、回転を許可しない制御を行う。逆に、CWへ回転動作を開始するようにとの指示は、カバー42の右側面に接触している物体との接触を解除する段階において有用であるため、回転動作を許可し、指示通り駆動部2に回転動作開始の制御信号を送信する。
状態ウのとき、即ち状態アからセンサ62がオンに変わったとき、これはカバー42が矢印方向右向きに作動している場合であって、カバー42の左側面に外部物体が接触している可能性がある。従って、この場合には、カバー42の左側面に接触している物体との接触を増長する向き、即ちターンテーブル3のCWへの回転を停止するよう制御する。ターンテーブル3がCWに回転動作中であれば、回転停止信号を駆動部2に送信し、又はターンテーブル3が停止している状態であった場合で、CWへ回転動作を開始するように指示があった場合は、回転を許可しない制御を行う。逆に、CCWへ回転動作を開始するようにとの指示は、カバー42の左側面に接触している物体との接触を解除する段階において有用であるため、回転動作を許可し、指示通り駆動部2へ回転動作開始の制御信号を送信する。
状態オのとき、接触検知作動部であるカバー42の作動が規制されている第2の状態であるため、外部物体の接触、衝突が起きても検出できないので、ターンテーブル3の何れの向きへの回転動作も許可をしない。また、ターンテーブル3が回転動作中であれば、何れの向きへの回転動作も停止するよう駆動部2に制御信号を送信する。
状態エ、カ、キ、クについて、本実施例のX線撮影装置については、機構の制限により、起こり得ない状態である。
このような制御を行うことにより、撮影部9に被写体S等の物体が接触や衝突して危害が発生する虞れがある場合に、ターンテーブル3の回転動作を停止する。これにより、危害の度合いを低減するだけでなく、停止した後に接触、衝突後の状態を解除し易くすることが可能になる。接触を解除するために、回転動作開始の指示を出す際に、誤って接触を増長する向きに回転動作を開始してしまう虞れがなくなり、より安全性の増したX線撮影装置を構成可能となる。
実施例1のCT撮影モードにおけるX線撮影装置の構成図である。 一般静止画撮影モードにおけるX線撮影装置の構成図である。 正面から見た撮影部の断面図である。 カバーをフレームにより支持した状態の撮影部の上方から見た断面図である。 カバーをフレームに連結した状態の撮影部の上方から見た断面図である。 CT撮影モードの基本撮影工程のフローチャート図である。 カバーをフレームにより支持した状態の撮影部の側方から見た断面図である。 カバーをフレームに連結した状態の側方から見た断面図である。 実施例2の撮影部の正面から見た断面図である。 制動手段の構成図である。 CT撮影モードの基本撮影工程のフローチャート図である。 変形例におけるX線撮影装置の構成図である。
符号の説明
1 被写体搭載部
2 駆動部
3 ターンテーブル
4 被写体支持具
5 X線管
6 架台
7 X線検出器
8、8a〜8g 接触検知手段
9 撮影部
10 データ収集部
11 再構成部
12 表示部
13 システム制御部
14 入力部
21、41 フレーム
22、42 カバー
23、43 弾性部材
25、31 連結部
26、32 被連結部
44a、44b ガイド
45a〜45d ローラ
51 レバー軸
52 操作レバー
52a ハンドル部
52b 突起部
52c チョッパ
53 溝
54 状態検知手段
61〜63 センサ

Claims (15)

  1. X線検出器を内蔵する撮影部を備え、被写体を透過したX線を検出して画像データを得るX線撮影装置において、前記撮影部の底部に配置し弾性的に作動する緩衝作動部と、該緩衝作動部の作動を規制するための制動手段とを有し、該制動手段は、前記緩衝作動部の作動が規制されてなく前記撮影部の撮影ができる第1の状態と前記緩衝作動部の作動が規制されており前記撮影部の撮影ができない第2の状態とを選択可能としたことを特徴とするX線撮影装置。
  2. X線検出器を内蔵する撮影部を備え、被写体を透過したX線を検出して画像データを得るX線撮影装置において、
    前記撮影部の外縁に配置し弾性的に作動する緩衝作動部と、
    前記緩衝作動部の作動が規制されていない第1の状態と前記緩衝作動部の作動が規制されている第2の状態とを選択可能に規制するための制動手段と、を有し、
    前記緩衝作動部の作動を検出する検出手段の出力に基づいて前記撮影部に外部の物体が接触したことを検知する接触検知手段を構成したことを特徴とするX線撮影装置。
  3. 前記X線検出器の検出面に対向した側に被写体を搭載する被写体搭載部を備え、前記撮影部又は前記被写体搭載部の何れか一方を回転するための駆動部を有し、前記接触検知手段により前記撮影部に外部の物体が接触したことを検知すると、前記駆動部の駆動を禁止する駆動制限手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. X線検出器を内蔵する撮影部を備え、被写体を透過したX線を検出して画像データを得るX線撮影装置において、
    前記撮影部の外縁に配置し弾性的に作動する緩衝作動部と、
    前記緩衝作動部の作動が規制されていない第1の状態と前記緩衝作動部の作動が規制されている第2の状態とを選択可能に規制するための制動手段と、を有し、
    前記撮影部に被写体を接触させず、駆動部により前記撮影部と被写体とを相対運動させながら撮影を行う第1の撮影モードと、前記撮影部と被写体とを静止させたまま撮影を行う第2の撮影モードとの少なくとも2通りの撮影モードを備え、前記第2の撮影モードでは、前記制動手段は前記第2の状態を選択することを特徴とするX線撮影装置。
  5. X線検出器を内蔵する撮影部を備え、被写体を透過したX線を検出して画像データを得るX線撮影装置において、
    前記撮影部の外縁に配置し弾性的に作動する緩衝作動部と、
    前記緩衝作動部の作動が規制されていない第1の状態と前記緩衝作動部の作動が規制されている第2の状態とを選択可能に規制するための制動手段と、を有し、
    前記緩衝作動部が前記第1の状態であるか前記第2の状態であるかを検知する状態検知手段を設けたことを特徴とするX線撮影装置。
  6. 前記X線検出器の検出面に対向した側に被写体を搭載する被写体搭載部と、前記撮影部又は前記被写体搭載部の何れか一方を回転するための駆動部と、を更に有し、
    前記状態検知手段は前記緩衝作動部が前記第2の状態であることを検知したとき、前記駆動部の駆動を禁止する駆動制限手段を設けたことを特徴とする請求項に記載のX線撮影装置。
  7. 前記緩衝作動部が前記第2の状態である場合に、前記接触検知手段が接触を検知する位置で前記緩衝作動部を固定することを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  8. 前記緩衝作動部が前記第2の状態である場合に、前記緩衝作動部を前記X線検出器に近付く方向に移動した位置で固定することを特徴とする請求項7に記載のX線撮影装置。
  9. 前記緩衝作動部が前記第2の状態である場合に、前記緩衝作動部を撮影時の被写体の体軸方向下向きに移動した位置で固定することを特徴とする請求項7に記載のX線撮影装置。
  10. 前記緩衝作動部は少なくとも2つの方向に変移させた位置で固定することを特徴とする請求項7に記載のX線撮影装置。
  11. 前記接触検知手段は複数の向きの接触を検知するよう構成し、それぞれの向きの接触に対して、前記駆動制限手段は前記駆動部の駆動制限について異なる制限をすることを特徴とする請求項3に記載のX線撮影装置。
  12. 前記緩衝作動部の作動の方向は前記撮影部又は前記被写体搭載部の何れかによる回転の方向と略一致する方向であることを特徴とする請求項3に記載のX線撮影装置。
  13. 前記緩衝作動部の作動の方向は前記撮影部又は前記被写体搭載部の何れかによる回転方向の接線方向と略一致する方向であることを特徴とする請求項3に記載のX線撮影装置。
  14. 前記緩衝作動部が前記第2の状態である場合に、前記第1の撮影モードが選択すると、
    前記第1の状態へ移行させるための操作を促すメッセージを表示する表示手段を有することを特徴とする請求項4に記載のX線撮影装置。
  15. 前記緩衝作動部の制動手段の有効と無効を切換えるためのアクチュエータを備え、前記緩衝作動部が前記第2の状態において前記第1の撮影モードが選択されると、前記アクチュエータにより前記緩衝作動部の制動手段を無効に切換える制御手段を有することを特徴とする請求項4に記載のX線撮影装置。
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