JP2000116635A - Ｘ線画像診断装置 - Google Patents
Ｘ線画像診断装置Info
- Publication number
- JP2000116635A JP2000116635A JP10301729A JP30172998A JP2000116635A JP 2000116635 A JP2000116635 A JP 2000116635A JP 10301729 A JP10301729 A JP 10301729A JP 30172998 A JP30172998 A JP 30172998A JP 2000116635 A JP2000116635 A JP 2000116635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- subject
- ray
- rays
- dimensional information
- moving mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002059 diagnostic imaging Methods 0.000 claims description 18
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 abstract description 9
- 238000003745 diagnosis Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 abstract description 3
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 abstract 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 35
- 208000019901 Anxiety disease Diseases 0.000 description 5
- 206010006322 Breath holding Diseases 0.000 description 5
- 230000036506 anxiety Effects 0.000 description 5
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 4
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000004846 x-ray emission Methods 0.000 description 2
- 206010044565 Tremor Diseases 0.000 description 1
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 1
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 1
- 230000029058 respiratory gaseous exchange Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｘ線画像取得前またはＸ線画像取得中に被検
者から操作者へ情報を伝達できるＸ線画像診断装置を提
供する。 【解決手段】 上記課題は、Ｘ線画像取得前またはＸ線
画像取得中の少なくとも一方の被検者４の情報を、被検
者４から操作者へ知らせる音声・映像制御部１２０を備
えたことで達成される。
者から操作者へ情報を伝達できるＸ線画像診断装置を提
供する。 【解決手段】 上記課題は、Ｘ線画像取得前またはＸ線
画像取得中の少なくとも一方の被検者４の情報を、被検
者４から操作者へ知らせる音声・映像制御部１２０を備
えたことで達成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の透過Ｘ線
からＸ線画像を得るＸ線画像診断装置に係り、特に被検
者側を回転移動させながらＸ線画像取得（撮影）する画
像診断装置に関する。
からＸ線画像を得るＸ線画像診断装置に係り、特に被検
者側を回転移動させながらＸ線画像取得（撮影）する画
像診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、画像処理装置の高速化が著しく、
従来からの２次元画像による診断から、３次元画像を用
いた診断が行われるようになってきた。これまでは、コ
ンピューテットトモグラフィー装置（ＣＴ装置）を用い
た３次元診断画像が主に用いられてきたが、最近ではイ
メージインテンシファイア（Ｉ．Ｉ．）を代表とする２
次元センサを用いて２次元画像から３次元画像を演算す
ることが行われている。
従来からの２次元画像による診断から、３次元画像を用
いた診断が行われるようになってきた。これまでは、コ
ンピューテットトモグラフィー装置（ＣＴ装置）を用い
た３次元診断画像が主に用いられてきたが、最近ではイ
メージインテンシファイア（Ｉ．Ｉ．）を代表とする２
次元センサを用いて２次元画像から３次元画像を演算す
ることが行われている。
【０００３】図４にＩ．Ｉ．を用いた従来システムの構
成図を示す。図中、１はＸ線発生器，２はＸ線管球，３
は回転椅子，４は被検者，５はＩ．Ｉ．，６はディスト
リビュータ，７はＴＶカメラ，８は撮影制御部，９は画
像取込部，１０は演算表示部，１１は操作卓である。術
者は操作卓１１から撮影制御部８に撮影の開始を指令す
る。撮影制御部８は回転信号により回転椅子３に座った
被検者４を回転させながら、Ｘ線曝射信号でＸ線発生器
１により制御されるＸ線管球２よりＸ線を曝射する。被
検者４を透過したＸ線はＩ．Ｉ．５で光学像に変換さ
れ、ディストリビュータ６を経由しＴＶカメラ７で撮影
される。撮影制御部８は曝射に同期して画像取込信号を
画像取込部９に送り、画像取込部９は撮影画像をデジタ
ルデータとして取り込む。取り込まれたデジタルデータ
を用いて演算表示部１０が３次元画像を算出し表示す
る。被検者４の３６０度の方向からの画像を得ることに
よって３次元画像を得ることができる。
成図を示す。図中、１はＸ線発生器，２はＸ線管球，３
は回転椅子，４は被検者，５はＩ．Ｉ．，６はディスト
リビュータ，７はＴＶカメラ，８は撮影制御部，９は画
像取込部，１０は演算表示部，１１は操作卓である。術
者は操作卓１１から撮影制御部８に撮影の開始を指令す
る。撮影制御部８は回転信号により回転椅子３に座った
被検者４を回転させながら、Ｘ線曝射信号でＸ線発生器
１により制御されるＸ線管球２よりＸ線を曝射する。被
検者４を透過したＸ線はＩ．Ｉ．５で光学像に変換さ
れ、ディストリビュータ６を経由しＴＶカメラ７で撮影
される。撮影制御部８は曝射に同期して画像取込信号を
画像取込部９に送り、画像取込部９は撮影画像をデジタ
ルデータとして取り込む。取り込まれたデジタルデータ
を用いて演算表示部１０が３次元画像を算出し表示す
る。被検者４の３６０度の方向からの画像を得ることに
よって３次元画像を得ることができる。
【０００４】このようなシステムでは、３６０度の方向
からの連続的もしくは離散的なデジタル画像が必要とな
るために、撮影部位によっては撮影中の息止めが必要と
なり、特に胸部撮影等の呼吸による体動が大きい部位を
撮影する場合では必ず息止めを実施しなければならな
い。
からの連続的もしくは離散的なデジタル画像が必要とな
るために、撮影部位によっては撮影中の息止めが必要と
なり、特に胸部撮影等の呼吸による体動が大きい部位を
撮影する場合では必ず息止めを実施しなければならな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、被
検者は子供から老人までの各年令層による違い、あるい
は被検者ごとに健康状態が異なるなど多種多様の可能性
があり、これらの多様性を考慮したとき確実な息止め可
能時間は６秒程度なので、回転椅子の加速時間を２秒を
差し引いた４秒で３６０度回転させることとなる。この
ように息止めの時間も比較的長いので、検査中に被検者
が不安感を抱き、思わぬ動作や体の震えなどから体動ア
ーチファクトが発生してしまったり、Ｉ．Ｉ．の視野か
ら外れてしまったりして撮影が失敗するおそれがあると
いう問題があった。
検者は子供から老人までの各年令層による違い、あるい
は被検者ごとに健康状態が異なるなど多種多様の可能性
があり、これらの多様性を考慮したとき確実な息止め可
能時間は６秒程度なので、回転椅子の加速時間を２秒を
差し引いた４秒で３６０度回転させることとなる。この
ように息止めの時間も比較的長いので、検査中に被検者
が不安感を抱き、思わぬ動作や体の震えなどから体動ア
ーチファクトが発生してしまったり、Ｉ．Ｉ．の視野か
ら外れてしまったりして撮影が失敗するおそれがあると
いう問題があった。
【０００６】また、撮影前に被検者に息止めをさせる等
の情報（準備情報）は操作者から被検者へ伝達する方法
が主流であるため、被検査側の息止めや心理的な準備が
十分でなく、耐えられずに呼吸を再開してしまって体動
アーチファクトの原因となるおそれがあるという問題が
あった。
の情報（準備情報）は操作者から被検者へ伝達する方法
が主流であるため、被検査側の息止めや心理的な準備が
十分でなく、耐えられずに呼吸を再開してしまって体動
アーチファクトの原因となるおそれがあるという問題が
あった。
【０００７】また、撮影中に被検者の気分が悪くなった
りして、被検者が撮影操作を停止して欲しいと思ったと
きに、被検者の意思を的確に操作者に伝達できる配慮が
なされていないという問題があった。また、被検者に撮
影開始から撮影終了の期間を通知する配慮がなされてい
ないという問題があった。また、被検者が撮影中に頭部
を動かさないようにさせる配慮がなされていないという
問題があった。
りして、被検者が撮影操作を停止して欲しいと思ったと
きに、被検者の意思を的確に操作者に伝達できる配慮が
なされていないという問題があった。また、被検者に撮
影開始から撮影終了の期間を通知する配慮がなされてい
ないという問題があった。また、被検者が撮影中に頭部
を動かさないようにさせる配慮がなされていないという
問題があった。
【０００８】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その目的は、撮影前または撮影中に
被検者から操作者へ情報を伝達できるＸ線画像診断装置
を提供することにある。また、被検者に撮影開始から撮
影終了の期間を、音声，映像で通知できるＸ線画像診断
装置を提供することにある。また、被検者が撮影中に頭
部を動かさないようにできるＸ線画像診断装置を提供す
ることにある。
されたものであり、その目的は、撮影前または撮影中に
被検者から操作者へ情報を伝達できるＸ線画像診断装置
を提供することにある。また、被検者に撮影開始から撮
影終了の期間を、音声，映像で通知できるＸ線画像診断
装置を提供することにある。また、被検者が撮影中に頭
部を動かさないようにできるＸ線画像診断装置を提供す
ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的は、被検者を乗
せて移動させる被検者移動機構と、前記被検者にＸ線を
曝射するＸ線源と、前記被検者移動機構に乗った被検者
を挟んで対向配置され前記被検者の透過Ｘ線の２次元情
報を検出するＸ線検出器と、このＸ線検出器の透過Ｘ線
の２次元情報から前記被検者の３次元情報を求めるデー
タ処理手段と、操作者によって前記被検者移動機構の移
動、前記Ｘ線源のＸ線発生条件、前記データ処理手段の
Ｘ線画像取得のための条件を設定される操作卓を備えた
Ｘ線画像診断装置において、Ｘ線画像取得前またはＸ線
画像取得中の少なくとも一方の被検者の情報を、前記被
検者から前記操作者へ知らせる通知手段を備えたことを
特徴とするＸ線画像診断装置によって達成される。
せて移動させる被検者移動機構と、前記被検者にＸ線を
曝射するＸ線源と、前記被検者移動機構に乗った被検者
を挟んで対向配置され前記被検者の透過Ｘ線の２次元情
報を検出するＸ線検出器と、このＸ線検出器の透過Ｘ線
の２次元情報から前記被検者の３次元情報を求めるデー
タ処理手段と、操作者によって前記被検者移動機構の移
動、前記Ｘ線源のＸ線発生条件、前記データ処理手段の
Ｘ線画像取得のための条件を設定される操作卓を備えた
Ｘ線画像診断装置において、Ｘ線画像取得前またはＸ線
画像取得中の少なくとも一方の被検者の情報を、前記被
検者から前記操作者へ知らせる通知手段を備えたことを
特徴とするＸ線画像診断装置によって達成される。
【００１０】また、被検者を乗せて移動させる被検者移
動機構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記
被検者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前
記被検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器
と、このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被
検者の３次元情報を求めるデータ処理手段とを備えたＸ
線画像診断装置において、前記被検者移動機構の移動と
連動し、その移動時間と略一致する時間に一連の音声情
報または映像情報の少なくとも一方の情報を被検者に認
識させる手段を備えたことを特徴とするＸ線画像診断装
置によって達成される。
動機構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記
被検者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前
記被検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器
と、このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被
検者の３次元情報を求めるデータ処理手段とを備えたＸ
線画像診断装置において、前記被検者移動機構の移動と
連動し、その移動時間と略一致する時間に一連の音声情
報または映像情報の少なくとも一方の情報を被検者に認
識させる手段を備えたことを特徴とするＸ線画像診断装
置によって達成される。
【００１１】また、被検者を乗せて移動させる被検者移
動機構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記
被検者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前
記被検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器
と、このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被
検者の３次元情報を求めるデータ処理手段とを備えたＸ
線画像診断装置において、前記被検者の頭部が前記被検
者移動機構の移動に際して一定の軌跡を描くように前記
被検者の視線を注視させるマーキング手段を備えたこと
を特徴とするＸ線画像診断装置によって達成される。
動機構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記
被検者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前
記被検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器
と、このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被
検者の３次元情報を求めるデータ処理手段とを備えたＸ
線画像診断装置において、前記被検者の頭部が前記被検
者移動機構の移動に際して一定の軌跡を描くように前記
被検者の視線を注視させるマーキング手段を備えたこと
を特徴とするＸ線画像診断装置によって達成される。
【００１２】また、被検者を動かして撮影を行うＸ線画
像診断装置において、被検者から操作者に準備が整った
ことを知らせる機構を有することを特徴とするＸ線画像
診断装置によって達成される。また、被検者を動かして
撮影を行うＸ線画像診断装置において、被検者から操作
者に停止を要求する機構を有することを特徴とするＸ線
画像診断装置によって達成される。
像診断装置において、被検者から操作者に準備が整った
ことを知らせる機構を有することを特徴とするＸ線画像
診断装置によって達成される。また、被検者を動かして
撮影を行うＸ線画像診断装置において、被検者から操作
者に停止を要求する機構を有することを特徴とするＸ線
画像診断装置によって達成される。
【００１３】また、被検者を回転して撮影を行うＸ線画
像診断装置において、回転と連動し回転撮影時間と略一
致する時間に一連の音声を被検者に聞かせる音響機構を
有することを特徴とするＸ線画像診断装置によって達成
される。また、被検者を回転して撮影を行うＸ線画像診
断装置において、回転と連動し回転撮影時間と略一致す
る時間に一連の映像を被検者に見せる映像表示機構を有
することを特徴とするＸ線画像診断装置によって達成さ
れる。
像診断装置において、回転と連動し回転撮影時間と略一
致する時間に一連の音声を被検者に聞かせる音響機構を
有することを特徴とするＸ線画像診断装置によって達成
される。また、被検者を回転して撮影を行うＸ線画像診
断装置において、回転と連動し回転撮影時間と略一致す
る時間に一連の映像を被検者に見せる映像表示機構を有
することを特徴とするＸ線画像診断装置によって達成さ
れる。
【００１４】また、被検者を回転して撮影を行うＸ線画
像診断装置において、回転中の被検者に注視させる被検
者と共に回転する注視対象を保持する機構を有すること
を特徴とするＸ線画像診断装置によって達成される。
像診断装置において、回転中の被検者に注視させる被検
者と共に回転する注視対象を保持する機構を有すること
を特徴とするＸ線画像診断装置によって達成される。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て以下説明する。図１に本発明を用いたシステムの一例
を示す、図中１は、Ｘ線発生器，２はＸ線管球，３は回
転椅子，４は被検者，５はＩ．Ｉ．，６はディストリビ
ュータ，７はＴＶカメラ，８は撮影制御部，９は画像取
込部，１０は演算表示部，１１は操作卓である。術者は
操作卓１１から撮影制御部８に撮影の開始を指令する。
撮影制御部８は回転信号により回転椅子３に座った被検
者４を回転させながら、Ｘ線曝射信号でＸ線発生器１に
より制御されるＸ線管球２よりＸ線を曝射する。被検者
４を透過したＸ線はＩ．Ｉ．５で光学像に変換され、デ
ィストリビュータ６を経由しＴＶカメラ７で撮影され
る。撮影制御部８は曝射に同期して画像取込信号を画像
取込部９に送り、画像取込部９は撮影画像をデジタルデ
ータとして取り込む。取り込まれたデジタルデータを用
いて演算表示部１０が３次元画像を算出し表示する。被
検者４の３６０度の方向からの画像を得ることによって
３次元画像を得ることができる。
て以下説明する。図１に本発明を用いたシステムの一例
を示す、図中１は、Ｘ線発生器，２はＸ線管球，３は回
転椅子，４は被検者，５はＩ．Ｉ．，６はディストリビ
ュータ，７はＴＶカメラ，８は撮影制御部，９は画像取
込部，１０は演算表示部，１１は操作卓である。術者は
操作卓１１から撮影制御部８に撮影の開始を指令する。
撮影制御部８は回転信号により回転椅子３に座った被検
者４を回転させながら、Ｘ線曝射信号でＸ線発生器１に
より制御されるＸ線管球２よりＸ線を曝射する。被検者
４を透過したＸ線はＩ．Ｉ．５で光学像に変換され、デ
ィストリビュータ６を経由しＴＶカメラ７で撮影され
る。撮影制御部８は曝射に同期して画像取込信号を画像
取込部９に送り、画像取込部９は撮影画像をデジタルデ
ータとして取り込む。取り込まれたデジタルデータを用
いて演算表示部１０が３次元画像を算出し表示する。被
検者４の３６０度の方向からの画像を得ることによって
３次元画像を得ることができる。
【００１６】本実施例では回転椅子３の背もたれの上に
アーム１２が取り付けられ、アーム１２が握り棒１３を
保持している。被検者４は検査中握り棒１３を持ってい
ることで胸部撮影に適した体位を取ることが容易とな
る。握り棒１３には二つのスイッチ１１０と１１１が取
り付けられている。被検者４は息止めや心理的な準備が
整ったら右手側のスイッチ１１０を押して操作卓１１に
向けて準備完了信号を発する。操作卓１１は準備完了信
号を受けて図示しない表示手段で被検者の準備が整った
旨を操作者に知らせ、操作者は適当と判断したら回転撮
影を開始する。また、被検者４は回転検査中に遠心力で
落ちそうになる等の異常事態が生じた場合は左手側のス
イッチ１１１を押して操作卓１１に向けて停止要求信号
を発する。操作卓１１は停止要求信号を受けて図示しな
い表示手段と警報音出力手段で被検者から停止要求が出
ている旨を操作者に知らせ、操作者は停止すべきと判断
したら回転撮影を中断する。
アーム１２が取り付けられ、アーム１２が握り棒１３を
保持している。被検者４は検査中握り棒１３を持ってい
ることで胸部撮影に適した体位を取ることが容易とな
る。握り棒１３には二つのスイッチ１１０と１１１が取
り付けられている。被検者４は息止めや心理的な準備が
整ったら右手側のスイッチ１１０を押して操作卓１１に
向けて準備完了信号を発する。操作卓１１は準備完了信
号を受けて図示しない表示手段で被検者の準備が整った
旨を操作者に知らせ、操作者は適当と判断したら回転撮
影を開始する。また、被検者４は回転検査中に遠心力で
落ちそうになる等の異常事態が生じた場合は左手側のス
イッチ１１１を押して操作卓１１に向けて停止要求信号
を発する。操作卓１１は停止要求信号を受けて図示しな
い表示手段と警報音出力手段で被検者から停止要求が出
ている旨を操作者に知らせ、操作者は停止すべきと判断
したら回転撮影を中断する。
【００１７】更に、本実施例では、回転椅子の近くにス
ピーカ１３０が、アーム１２の先に液晶ディスプレイ１
４０が取り付けられ、音声・映像制御部１２０からの音
響信号、映像信号を受けて音声の出力、映像の表示を行
う。音声・映像制御部１２０には映像制御部８からの回
転信号が入力され、図２，図３に示すような回転と連動
した音声出力，映像表示を行う。なお、あらかじめ被検
者４は、検査中は目の前に取り付けられた液晶ディスプ
レイ１４０を注視しているように告げられている。
ピーカ１３０が、アーム１２の先に液晶ディスプレイ１
４０が取り付けられ、音声・映像制御部１２０からの音
響信号、映像信号を受けて音声の出力、映像の表示を行
う。音声・映像制御部１２０には映像制御部８からの回
転信号が入力され、図２，図３に示すような回転と連動
した音声出力，映像表示を行う。なお、あらかじめ被検
者４は、検査中は目の前に取り付けられた液晶ディスプ
レイ１４０を注視しているように告げられている。
【００１８】図２は音声・映像制御部１２０が行う回転
と連動した音声出力を説明する流れ図である。図２に示
すように回転信号がＯＮになると、全部で回転撮影時間
とほぼ同じ長さになる『ドレミファソラシド』の上昇音
階の電子音を出力する。次いで、回転信号がＯＦＦにな
ると『検査は終わりました』の声を出力してから次の回
転信号ＯＮを待つ。
と連動した音声出力を説明する流れ図である。図２に示
すように回転信号がＯＮになると、全部で回転撮影時間
とほぼ同じ長さになる『ドレミファソラシド』の上昇音
階の電子音を出力する。次いで、回転信号がＯＦＦにな
ると『検査は終わりました』の声を出力してから次の回
転信号ＯＮを待つ。
【００１９】図３は音声・映像制御部１２０が行う回転
と連動した映像表示を説明する流れ図である。図３に示
すように、回転信号がＯＮになる前は、準備が整ったら
息止めをして右手のスイッチを押すことや、回転検査中
に滑り落ちそうになったら左手のスイッチを押すことと
いった簡単な検査の注意を説明する静止画像を表示して
おく。回転信号がＯＮになると、一回転で回転撮影時間
とほぼ同じ長さになる地球が回転する動画像を表示す
る。次いで、回転信号がＯＦＦになると検査終了を示す
静止画像を５秒間表示してから、再び検査の注意を説明
する静止画像を表示してから次の回転信号ＯＮを待つ。
と連動した映像表示を説明する流れ図である。図３に示
すように、回転信号がＯＮになる前は、準備が整ったら
息止めをして右手のスイッチを押すことや、回転検査中
に滑り落ちそうになったら左手のスイッチを押すことと
いった簡単な検査の注意を説明する静止画像を表示して
おく。回転信号がＯＮになると、一回転で回転撮影時間
とほぼ同じ長さになる地球が回転する動画像を表示す
る。次いで、回転信号がＯＦＦになると検査終了を示す
静止画像を５秒間表示してから、再び検査の注意を説明
する静止画像を表示してから次の回転信号ＯＮを待つ。
【００２０】本発明は上記実施例に限定されることなく
各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えばアー
ム１２に液晶ディスプレイ１４０の代わりに回転撮影時
間とほぼ同じ長さで針が一回転する時計を付けて、回転
信号と連動した駆動信号で回転させ、回転撮影が終わっ
たら針をリセットする機構によっても本発明は達成され
る。
各種の変形が可能なことは言うまでもない。例えばアー
ム１２に液晶ディスプレイ１４０の代わりに回転撮影時
間とほぼ同じ長さで針が一回転する時計を付けて、回転
信号と連動した駆動信号で回転させ、回転撮影が終わっ
たら針をリセットする機構によっても本発明は達成され
る。
【００２１】本実施形態により、被検者から操作者に息
止めや心理的な準備が整ったことを知らせられるので、
被検者のペースで準備ができ検査開始時の不安感も軽減
するので、思わぬ動作等による撮影の失敗を防ぐことが
できる。
止めや心理的な準備が整ったことを知らせられるので、
被検者のペースで準備ができ検査開始時の不安感も軽減
するので、思わぬ動作等による撮影の失敗を防ぐことが
できる。
【００２２】また、回転撮影中に被検者から操作者に停
止を要求できるので、被検者が遠心力で振り落とされそ
うになる場合などに対する安全性が向上するとと共に、
検査中の被検者の不安が軽減するので、思わぬ動作等に
よる撮影の失敗を防ぐことができる。
止を要求できるので、被検者が遠心力で振り落とされそ
うになる場合などに対する安全性が向上するとと共に、
検査中の被検者の不安が軽減するので、思わぬ動作等に
よる撮影の失敗を防ぐことができる。
【００２３】また、回転と連動して回転撮影時間と略一
致する時間に一般に良く知られた一連の音声、例えば
『ドレミファソラシド』の上昇音階の電子音のような音
声を被検者に聞かせられるので、被験者は回転撮影時間
の長さと、今どこまで済んだかが推定でき、検査中の被
検者の不安感が軽減するので、思わぬ動作等による撮影
の失敗を防ぐことができる。
致する時間に一般に良く知られた一連の音声、例えば
『ドレミファソラシド』の上昇音階の電子音のような音
声を被検者に聞かせられるので、被験者は回転撮影時間
の長さと、今どこまで済んだかが推定でき、検査中の被
検者の不安感が軽減するので、思わぬ動作等による撮影
の失敗を防ぐことができる。
【００２４】また、回転と連動して回転撮影時間と略一
致する時間に一般に良く知られた一連の映像、例えば地
球が回転する動画像を被検者に見せられるので、被験者
は回転撮影時間の長さと、今どこまで済んだかが推定で
き、検査中の被検者の不安感が軽減するので、思わぬ動
作等による撮影の失敗を防ぐことができる。
致する時間に一般に良く知られた一連の映像、例えば地
球が回転する動画像を被検者に見せられるので、被験者
は回転撮影時間の長さと、今どこまで済んだかが推定で
き、検査中の被検者の不安感が軽減するので、思わぬ動
作等による撮影の失敗を防ぐことができる。
【００２５】また、回転椅子に取り付けたアームのよう
な保持機構で液晶ディスプレイのような注視対象を保持
できるので、回転中の被検者に被検者と共に回転する注
視対象（マーキング部）を注視させることができ、検査
中の被検者の不快感が軽減でき、思わぬ動作等による撮
影の失敗を防ぐことができる。
な保持機構で液晶ディスプレイのような注視対象を保持
できるので、回転中の被検者に被検者と共に回転する注
視対象（マーキング部）を注視させることができ、検査
中の被検者の不快感が軽減でき、思わぬ動作等による撮
影の失敗を防ぐことができる。
【００２６】
【発明の効果】本発明は、撮影前または撮影中に被検者
から操作者へ情報を伝達できるＸ線画像診断装置を提供
するという効果を奏する。また、被検者に撮影開始から
撮影終了の期間を、音声，映像で通知できるＸ線画像診
断装置を提供するという効果を奏する。また、被検者が
撮影中に頭部を動かさないようにできるＸ線画像診断装
置を提供するという効果を奏する。
から操作者へ情報を伝達できるＸ線画像診断装置を提供
するという効果を奏する。また、被検者に撮影開始から
撮影終了の期間を、音声，映像で通知できるＸ線画像診
断装置を提供するという効果を奏する。また、被検者が
撮影中に頭部を動かさないようにできるＸ線画像診断装
置を提供するという効果を奏する。
【図１】本発明を用いたシステムの一例を示す図。
【図２】音声・映像制御部が回転と連動した音声出力す
る手順を示す流れ図。
る手順を示す流れ図。
【図３】音声・映像制御部が回転と連動した映像表示す
る手順を示す流れ図。
る手順を示す流れ図。
【図４】Ｉ．Ｉ．を用いた従来システムの構成図。
１２０ 音声・映像制御部
Claims (3)
- 【請求項１】 被検者を乗せて移動させる被検者移動機
構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記被検
者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前記被
検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器と、
このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被検者
の３次元情報を求めるデータ処理手段と、操作者によっ
て前記被検者移動機構の移動、前記Ｘ線源のＸ線発生条
件、前記データ処理手段のＸ線画像取得のための条件を
設定される操作卓を備えたＸ線画像診断装置において、
Ｘ線画像取得前またはＸ線画像取得中の少なくとも一方
の被検者の情報を、前記被検者から前記操作者へ知らせ
る通知手段を備えたことを特徴とするＸ線画像診断装
置。 - 【請求項２】 被検者を乗せて移動させる被検者移動機
構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記被検
者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前記被
検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器と、
このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被検者
の３次元情報を求めるデータ処理手段とを備えたＸ線画
像診断装置において、前記被検者移動機構の移動と連動
し、その移動時間と略一致する時間に一連の音声情報ま
たは映像情報の少なくとも一方の情報を被検者に認識さ
せる手段を備えたことを特徴とするＸ線画像診断装置。 - 【請求項３】 被検者を乗せて移動させる被検者移動機
構と、前記被検者にＸ線を曝射するＸ線源と、前記被検
者移動機構に乗った被検者を挟んで対向配置され前記被
検者の透過Ｘ線の２次元情報を検出するＸ線検出器と、
このＸ線検出器の透過Ｘ線の２次元情報から前記被検者
の３次元情報を求めるデータ処理手段とを備えたＸ線画
像診断装置において、前記被検者の頭部が前記被検者移
動機構の移動に際して一定の軌跡を描くように前記被検
者の視線を注視させるマーキング手段を備えたことを特
徴とするＸ線画像診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10301729A JP2000116635A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | Ｘ線画像診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10301729A JP2000116635A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | Ｘ線画像診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000116635A true JP2000116635A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17900464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10301729A Pending JP2000116635A (ja) | 1998-10-09 | 1998-10-09 | Ｘ線画像診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000116635A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006075236A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Canon Inc | Ｘ線撮影装置 |
| JP2006255098A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Canon Inc | 放射線撮影装置及び撮影台 |
| US7581883B2 (en) | 2007-11-01 | 2009-09-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiographic apparatus |
| US8019045B2 (en) | 2008-08-08 | 2011-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | X-ray imaging apparatus |
| JP2016106964A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | マンモ断層撮像システム |
| EP3684258A4 (en) * | 2017-09-21 | 2021-06-16 | Asto CT, Inc. | PATIENT POSITIONING DEVICE |
| CN116898473A (zh) * | 2023-08-04 | 2023-10-20 | 中国人民解放军总医院第七医学中心 | 一种新生儿及婴幼儿立位腹部x线片检查辅助固定装置 |
-
1998
- 1998-10-09 JP JP10301729A patent/JP2000116635A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006075236A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Canon Inc | Ｘ線撮影装置 |
| JP4508789B2 (ja) * | 2004-09-07 | 2010-07-21 | キヤノン株式会社 | Ｘ線撮影装置 |
| JP2006255098A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Canon Inc | 放射線撮影装置及び撮影台 |
| JP4667089B2 (ja) * | 2005-03-16 | 2011-04-06 | キヤノン株式会社 | 放射線撮影装置及び撮影台 |
| US7581883B2 (en) | 2007-11-01 | 2009-09-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Radiographic apparatus |
| US8019045B2 (en) | 2008-08-08 | 2011-09-13 | Canon Kabushiki Kaisha | X-ray imaging apparatus |
| JP2016106964A (ja) * | 2014-12-09 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | マンモ断層撮像システム |
| US10653377B2 (en) | 2014-12-09 | 2020-05-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Breast computed tomography system comprising a gripper |
| EP3684258A4 (en) * | 2017-09-21 | 2021-06-16 | Asto CT, Inc. | PATIENT POSITIONING DEVICE |
| US11529109B2 (en) | 2017-09-21 | 2022-12-20 | Leo Cancer Care, Inc. | Patient positioning apparatus |
| CN116898473A (zh) * | 2023-08-04 | 2023-10-20 | 中国人民解放军总医院第七医学中心 | 一种新生儿及婴幼儿立位腹部x线片检查辅助固定装置 |
| CN116898473B (zh) * | 2023-08-04 | 2024-04-05 | 中国人民解放军总医院第七医学中心 | 一种新生儿及婴幼儿立位腹部x线片检查辅助固定装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN111374675B (zh) | 用于在医学成像会话中检测患者状态的系统和方法 | |
| JP5373285B2 (ja) | 呼吸と医療手順を同期させるための患者に視覚的指示を与える技術 | |
| JPH0723945A (ja) | 医用画像撮影装置 | |
| JP2005521507A (ja) | Ｃｔ統合呼吸モニタ | |
| JPH10258049A (ja) | 医用診断装置の寝台制御装置 | |
| JP7143692B2 (ja) | 体動検出装置及び放射線撮影システム | |
| JP5400358B2 (ja) | 放射線断層撮影装置 | |
| WO2017017985A1 (ja) | 撮影用コンソール及び放射線画像撮影システム | |
| JP7077993B2 (ja) | 呼吸指示装置、放射線撮影システム、呼吸補助器具及び動態画像撮影方法 | |
| JP7416299B2 (ja) | 放射線撮影システム | |
| JP2000116635A (ja) | Ｘ線画像診断装置 | |
| US7702064B2 (en) | Method for providing 3D x-ray image data record and an x-ray imaging system with a measuring facility for detecting the breathing phase of a patient | |
| US20080056440A1 (en) | Method and device for supporting an image-aided medical procedure | |
| JP2008237369A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
| KR100280198B1 (ko) | Ct촬영이가능한x선촬영장치및방법 | |
| JP2011056167A (ja) | 放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影方法 | |
| JP2000262513A (ja) | Ｘ線コンピュータ断層撮影装置 | |
| JPH06233752A (ja) | ディジタルｘ線撮影装置 | |
| JP4266422B2 (ja) | 放射線断層撮影方法および装置 | |
| JP3740429B2 (ja) | 放射線撮影装置、放射線撮影方法、放射線画像用システム、プログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体 | |
| JPS61100233A (ja) | Ｘ線ｃｔスキヤナ | |
| CN114222530A (zh) | 医用摄影系统及医用摄影处理装置 | |
| JP2009189635A (ja) | Ｘ線ｃｔ装置 | |
| JP2002085399A (ja) | Ｘ線ｃｔ装置 | |
| JPH10191A (ja) | 回転立体撮影装置 |