JP2002085399A - X線ct装置 - Google Patents
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 呼吸性体動を防止するための息止めを、被検
者にとって少しでも楽に長時間行えるようにし、また無
駄な被曝を与えることのないX線CT装置を提供する。 【解決手段】 検査室17の検査台6の天板4上に載せ
られた被検者5に、被検者スイッチ13を握らせ、呼吸
を止めた時点からその被検者スイッチ13を押させるこ
とにより、操作室18に設置された表示部14が点灯
し、操作者は表示部14の点灯を見て被検者5が息を止
めたことがわかり、撮影スタートスイッチ16aをON
状態にするとCT撮影が開始する。CT撮影が終了する
とインタフォンなどで終了を被検者5に通知する。
者にとって少しでも楽に長時間行えるようにし、また無
駄な被曝を与えることのないX線CT装置を提供する。 【解決手段】 検査室17の検査台6の天板4上に載せ
られた被検者5に、被検者スイッチ13を握らせ、呼吸
を止めた時点からその被検者スイッチ13を押させるこ
とにより、操作室18に設置された表示部14が点灯
し、操作者は表示部14の点灯を見て被検者5が息を止
めたことがわかり、撮影スタートスイッチ16aをON
状態にするとCT撮影が開始する。CT撮影が終了する
とインタフォンなどで終了を被検者5に通知する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者の断層像を
得るX線CT装置に係わり、特に、呼吸運動を止めて撮
影するための息止め通知手段に関する。
得るX線CT装置に係わり、特に、呼吸運動を止めて撮
影するための息止め通知手段に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、被検者の体軸を中心に
X線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管か
らX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検
出器で被検者を透過したX線量を検知して、その信号を
コンピュータ処理して画像を構成するものである。
X線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管か
らX線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検
出器で被検者を透過したX線量を検知して、その信号を
コンピュータ処理して画像を構成するものである。
【0003】図6に従来のX線CT装置の構成を示す。
検査台6に設けられた天板4上の被検者5を中心にし
て、被検者5の体軸の周りに、X線管2と検出器3と
が、回転部のリング枠(図示せず)に保持されて、ホス
トCPU10からの指令でガントリ・ベッドコントロー
ラ7の制御によって、回転しながらX線を放射する。そ
の回転速度は、高級機クラスのフルスキャン(360
度)で1秒以下である。このスキャン中に、例えば腹部
スライスであれば、X線条件として120kV、200
mAs程度のX線量が、X線撮影スタートスイッチ16
aを押すことにより、X線制御器12から高電圧発生装
置12aを制御してX線管2から被検者5に照射され
る。
検査台6に設けられた天板4上の被検者5を中心にし
て、被検者5の体軸の周りに、X線管2と検出器3と
が、回転部のリング枠(図示せず)に保持されて、ホス
トCPU10からの指令でガントリ・ベッドコントロー
ラ7の制御によって、回転しながらX線を放射する。そ
の回転速度は、高級機クラスのフルスキャン(360
度)で1秒以下である。このスキャン中に、例えば腹部
スライスであれば、X線条件として120kV、200
mAs程度のX線量が、X線撮影スタートスイッチ16
aを押すことにより、X線制御器12から高電圧発生装
置12aを制御してX線管2から被検者5に照射され
る。
【0004】このX線ビームは、X線管2の射出口のコ
リメータで扇状に絞られ、被検者5に当たり一部は散乱
し、透過したX線が検出器3に入射して画像診断情報と
して処理される。スパイラルスキャンモード(天板4を
一定の速度でガントリー内に移動し、X線管2と検出器
3を連続回転して撮影するもので、ヘリカルスキャンモ
ードともいう)による高速連続撮影は、天板4の移動中
に撮影を行なうため広い範囲を短時間で撮影できるの
で、CTの主流として普及している。
リメータで扇状に絞られ、被検者5に当たり一部は散乱
し、透過したX線が検出器3に入射して画像診断情報と
して処理される。スパイラルスキャンモード(天板4を
一定の速度でガントリー内に移動し、X線管2と検出器
3を連続回転して撮影するもので、ヘリカルスキャンモ
ードともいう)による高速連続撮影は、天板4の移動中
に撮影を行なうため広い範囲を短時間で撮影できるの
で、CTの主流として普及している。
【0005】検出器3からの出力信号は、データ収集部
8(DAS)の増幅器、サンプルホールド、マルチプレ
クサ、A/D変換器、インターフェースなどの回路を経
由してメモリに記憶される。システム制御の中枢である
ホストCPU10は、マイクロプロセッサ、メモリ、磁
気ディスクなどの周辺機器を備え、このホストCPU1
0と再構成装置9と画像表示装置11とスキャン制御部
(図示せず)などにより、データ処理が行われ、再構成
装置9の高速演算処理により画像が再構成されて、画像
データは磁気ディスク(図示せず)にファイルされると
同時に、画像表示装置11でアナログ信号としてモニタ
に表示される。
8(DAS)の増幅器、サンプルホールド、マルチプレ
クサ、A/D変換器、インターフェースなどの回路を経
由してメモリに記憶される。システム制御の中枢である
ホストCPU10は、マイクロプロセッサ、メモリ、磁
気ディスクなどの周辺機器を備え、このホストCPU1
0と再構成装置9と画像表示装置11とスキャン制御部
(図示せず)などにより、データ処理が行われ、再構成
装置9の高速演算処理により画像が再構成されて、画像
データは磁気ディスク(図示せず)にファイルされると
同時に、画像表示装置11でアナログ信号としてモニタ
に表示される。
【0006】最近、さらに画像再構成処理速度を従来の
10倍以上に高速化できるようになり、スキャン中に並
行してリアルタイムで画像を毎秒数コマの速度で、動画
のように表示できる機能を有したCT透視法が実用化さ
れ、従来のX線透視のようにリアルタイムで連続的に観
察できる。
10倍以上に高速化できるようになり、スキャン中に並
行してリアルタイムで画像を毎秒数コマの速度で、動画
のように表示できる機能を有したCT透視法が実用化さ
れ、従来のX線透視のようにリアルタイムで連続的に観
察できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のX線CT装置は
以上のように構成されているが、撮影中に体動(検査中
に体が動いてしまうこと)があると、そのCT画像にア
ーティファクトを発生する。また、経過観察などのため
に診断する場合は、同じ部位の同じ内臓の位置関係で撮
像する必要があり、体動があると正確な診断ができなく
なる。さらに、穿刺等の手技を行う場合、針先の位置を
CT画像で確認する時も、体動があると正確な穿刺が困
難になる。これらCT撮影時に問題となる体動の原因
は、大きく三つに分けられる。一つの原因は、被検者5
自身が検査中に随意的、あるいは不随意的に動いてしま
うことにより発生する。この体動は被検者5に動かない
ように事前に指示したり、ベルト等でベッドに固定した
り、鎮静剤等を投与することで防止することができる。
以上のように構成されているが、撮影中に体動(検査中
に体が動いてしまうこと)があると、そのCT画像にア
ーティファクトを発生する。また、経過観察などのため
に診断する場合は、同じ部位の同じ内臓の位置関係で撮
像する必要があり、体動があると正確な診断ができなく
なる。さらに、穿刺等の手技を行う場合、針先の位置を
CT画像で確認する時も、体動があると正確な穿刺が困
難になる。これらCT撮影時に問題となる体動の原因
は、大きく三つに分けられる。一つの原因は、被検者5
自身が検査中に随意的、あるいは不随意的に動いてしま
うことにより発生する。この体動は被検者5に動かない
ように事前に指示したり、ベルト等でベッドに固定した
り、鎮静剤等を投与することで防止することができる。
【0008】二つ目の原因として、内臓の蠕動運動等に
よる臓器の動きがあげられる。これは、事前に絶食を指
示したり、鎮痙剤を投与することで抑制できる。三つ目
の原因として呼吸性の体動があげられる。これは文字通
り呼吸による胸郭の変化により発生する。呼吸では胸部
が体動となることはもちろんのこと、呼吸により横隔膜
も移動するため腹部の内臓の位置関係も呼吸に伴い変化
し体動となる。これを抑制するには、CT撮影中に被検
者5に息を止めてもらうしかない。この際、少しでも楽
に長時間息止めできるように酸素を投与することもあ
る。従来、呼吸性体動を防止するために、操作者は検査
開始時に息を止めるように被検者5に指示し、それに合
わせて被検者5は息を止める。息止めの指示の方法は、
操作者がインタホンを通じて行ったり、コンピュータ音
声が自動的に流れたり、聴力障害のある人のために光に
よる指示などで行なっている。
よる臓器の動きがあげられる。これは、事前に絶食を指
示したり、鎮痙剤を投与することで抑制できる。三つ目
の原因として呼吸性の体動があげられる。これは文字通
り呼吸による胸郭の変化により発生する。呼吸では胸部
が体動となることはもちろんのこと、呼吸により横隔膜
も移動するため腹部の内臓の位置関係も呼吸に伴い変化
し体動となる。これを抑制するには、CT撮影中に被検
者5に息を止めてもらうしかない。この際、少しでも楽
に長時間息止めできるように酸素を投与することもあ
る。従来、呼吸性体動を防止するために、操作者は検査
開始時に息を止めるように被検者5に指示し、それに合
わせて被検者5は息を止める。息止めの指示の方法は、
操作者がインタホンを通じて行ったり、コンピュータ音
声が自動的に流れたり、聴力障害のある人のために光に
よる指示などで行なっている。
【0009】しかし、これらの方法では操作者から指示
を受けて息を止めるため、被検者5は自分のタイミング
で息止めを開始できず、十分な時間で息を止めておけな
いという問題がある。また、息止め途中に我慢が出来な
くなり、息をしてしまった場合も、操作者にはすぐに判
らないため、体動のあるCT撮影を行ってしまい、無駄
な被曝を与えることになるという問題がある。
を受けて息を止めるため、被検者5は自分のタイミング
で息止めを開始できず、十分な時間で息を止めておけな
いという問題がある。また、息止め途中に我慢が出来な
くなり、息をしてしまった場合も、操作者にはすぐに判
らないため、体動のあるCT撮影を行ってしまい、無駄
な被曝を与えることになるという問題がある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、呼吸性体動を防止するための息止め
を、被検者にとって少しでも楽に長時間行えるように
し、また無駄な被曝を与えることのないX線CT装置を
提供することを目的とする。
たものであって、呼吸性体動を防止するための息止め
を、被検者にとって少しでも楽に長時間行えるように
し、また無駄な被曝を与えることのないX線CT装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のX線CT装置は、被検者の体軸を中心にX
線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管から
X線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出
器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコン
ピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置におい
て、被検者に持たせる被検者スイッチと、被検者が呼吸
運動を止めている間、前記被検者スイッチを押すことで
息を止めていることが判る表示部とを設けて、被検者が
息を止めている時にX線曝射ができるようにしたもので
ある。
め、本発明のX線CT装置は、被検者の体軸を中心にX
線管とX線検出器が円周方向に回転しながらX線管から
X線を放射し、それと対向した円形配置の複数個の検出
器で被検者を透過したX線量を検知し、その信号をコン
ピュータ処理して画像を再構成するX線CT装置におい
て、被検者に持たせる被検者スイッチと、被検者が呼吸
運動を止めている間、前記被検者スイッチを押すことで
息を止めていることが判る表示部とを設けて、被検者が
息を止めている時にX線曝射ができるようにしたもので
ある。
【0012】本発明のX線CT装置は上記のように構成
されており、被検者に被検者スイッチを持たせ、呼吸を
止めた時点からその被検者スイッチを押してもらい、被
検者スイッチが押されたことが操作室の表示部に表示さ
れるため、操作者は被検者が息を止めたことがわかり、
その時点からCT撮影を開始する。そのため、被検者は
自分のタイミング(事前に呼吸を整えたり、大きく息を
吸ったり)で息止めを開始できるため、長時間の安定し
た息止めが可能となる。また、息止め途中に我慢が出来
なくなり呼吸してしまった場合、被検者スイッチを放す
ことで、操作者に息止めを中断したことが容易に判り、
検査を中断する事ができ、無駄な被曝をなくすことがで
きる。
されており、被検者に被検者スイッチを持たせ、呼吸を
止めた時点からその被検者スイッチを押してもらい、被
検者スイッチが押されたことが操作室の表示部に表示さ
れるため、操作者は被検者が息を止めたことがわかり、
その時点からCT撮影を開始する。そのため、被検者は
自分のタイミング(事前に呼吸を整えたり、大きく息を
吸ったり)で息止めを開始できるため、長時間の安定し
た息止めが可能となる。また、息止め途中に我慢が出来
なくなり呼吸してしまった場合、被検者スイッチを放す
ことで、操作者に息止めを中断したことが容易に判り、
検査を中断する事ができ、無駄な被曝をなくすことがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のX線CT装置の一実施例
を図1を参照しながら説明する。図1は本発明のX線C
T装置の構成図を示す。本X線CT装置は、ガントリ1
内に設けられたX線管2とそれに高電圧を印加する高電
圧発生装置12aとそれを制御するX線制御器12とか
らなるX線発生手段と、被検者5を載せる天板4とその
天板4をガントリ1内に移動させる検査台6とガントリ
1内のX線管2、検出器3を取付けた回転円板(図示せ
ず)を制御するガントリ・ベッドコントローラ7とから
なる機械系制御手段と、X線管2から放射されたX線ビ
ームが被検者5を透過して検出される検出器3とその検
出器3からの信号を取込むデータ収集部8とからなるデ
ータ検出手段と、データ収集部8に取入れられたデータ
からX線断層画像を再構成する再構成装置9と再構成さ
れた画像を表示する画像表示装置11からなる画像処理手
段と、装置全体の制御処理の中枢をなすホストCPU1
0と、被検者5に持たせる被検者スイッチ13と、被検
者5が呼吸運動を止めている間被検者スイッチ13を押
すことで息を止めていることが判る表示部14と、被検
者が息を止めている時に撮影スタートスイッチ16aに
よってX線曝射ができるようにした論理回路15とから
構成されている。
を図1を参照しながら説明する。図1は本発明のX線C
T装置の構成図を示す。本X線CT装置は、ガントリ1
内に設けられたX線管2とそれに高電圧を印加する高電
圧発生装置12aとそれを制御するX線制御器12とか
らなるX線発生手段と、被検者5を載せる天板4とその
天板4をガントリ1内に移動させる検査台6とガントリ
1内のX線管2、検出器3を取付けた回転円板(図示せ
ず)を制御するガントリ・ベッドコントローラ7とから
なる機械系制御手段と、X線管2から放射されたX線ビ
ームが被検者5を透過して検出される検出器3とその検
出器3からの信号を取込むデータ収集部8とからなるデ
ータ検出手段と、データ収集部8に取入れられたデータ
からX線断層画像を再構成する再構成装置9と再構成さ
れた画像を表示する画像表示装置11からなる画像処理手
段と、装置全体の制御処理の中枢をなすホストCPU1
0と、被検者5に持たせる被検者スイッチ13と、被検
者5が呼吸運動を止めている間被検者スイッチ13を押
すことで息を止めていることが判る表示部14と、被検
者が息を止めている時に撮影スタートスイッチ16aに
よってX線曝射ができるようにした論理回路15とから
構成されている。
【0014】本X線CT装置の従来のX線CT装置と異
なる所は、被検者5に持たせる被検者スイッチ13と、
被検者5が呼吸運動を止めている間被検者スイッチ13
を押すことで息を止めていることが判る表示部14と、
被検者5が息を止めている時に撮影スタートスイッチ1
6aによってX線曝射ができるようにした論理回路15
とからなる息止め通知手段を備えていることである。
なる所は、被検者5に持たせる被検者スイッチ13と、
被検者5が呼吸運動を止めている間被検者スイッチ13
を押すことで息を止めていることが判る表示部14と、
被検者5が息を止めている時に撮影スタートスイッチ1
6aによってX線曝射ができるようにした論理回路15
とからなる息止め通知手段を備えていることである。
【0015】図2に息止め通知手段の回路構成図を、図
3に論理回路15の被検者スイッチ13と撮影スタート
スイッチ16aおよび撮影停止スイッチ16bとの論理
積(AND回路)によるX線曝射の真理値表を示す。被
検者スイッチ13は、天板4上に載せられた被検者5が
保持し、呼吸運動を止めている時に押すもので、押して
いる間はON状態になり、離すとOFF状態になる。そ
の信号は操作室18の操作者が見ることのできる位置に
設けられた表示部14と論理回路15に送られ、表示部
14を点灯し、論理回路15を動作させる。
3に論理回路15の被検者スイッチ13と撮影スタート
スイッチ16aおよび撮影停止スイッチ16bとの論理
積(AND回路)によるX線曝射の真理値表を示す。被
検者スイッチ13は、天板4上に載せられた被検者5が
保持し、呼吸運動を止めている時に押すもので、押して
いる間はON状態になり、離すとOFF状態になる。そ
の信号は操作室18の操作者が見ることのできる位置に
設けられた表示部14と論理回路15に送られ、表示部
14を点灯し、論理回路15を動作させる。
【0016】表示部14は、被検者5が握っている被検
者スイッチ13に接続され、操作する人が監視できる操
作室18内の所定の場所に、被検者5が呼吸運動を止め
被検者スイッチ13を押している間、ランプ等で背面か
ら照明され「息止め」と表示されたパネル、もしくは、
制御卓のモニタ上に「息止め」とカラー表示するもので
ある。また、連続音(音声)を発生させるようにしても
良い。
者スイッチ13に接続され、操作する人が監視できる操
作室18内の所定の場所に、被検者5が呼吸運動を止め
被検者スイッチ13を押している間、ランプ等で背面か
ら照明され「息止め」と表示されたパネル、もしくは、
制御卓のモニタ上に「息止め」とカラー表示するもので
ある。また、連続音(音声)を発生させるようにしても
良い。
【0017】論理回路15は、その入力回路が、天板4
上の被検者5が握っている被検者スイッチ13と、操作
室18に設けられた制御卓上の撮影スタートスイッチ1
6aおよび撮影停止スイッチ16bにホストCPU10
を介して接続され、被検者スイッチ13からの信号と撮
影スタートスイッチ16aおよび撮影停止スイッチ16
bからの信号の論理積(AND回路)で、その出力がX
線制御器12に入力される。撮影スタートスイッチ16
aおよび撮影停止スイッチ16bは、制御卓上に設けら
れ、ホストCPU10でガントリ・ベッドコントローラ
7からの確認信号を得て、論理回路15に接続され、撮
影スタートスイッチ16aを押すと論理回路15にON
信号を送り、撮影停止スイッチ16bを押すと論理回路
15にOFF信号を送る。
上の被検者5が握っている被検者スイッチ13と、操作
室18に設けられた制御卓上の撮影スタートスイッチ1
6aおよび撮影停止スイッチ16bにホストCPU10
を介して接続され、被検者スイッチ13からの信号と撮
影スタートスイッチ16aおよび撮影停止スイッチ16
bからの信号の論理積(AND回路)で、その出力がX
線制御器12に入力される。撮影スタートスイッチ16
aおよび撮影停止スイッチ16bは、制御卓上に設けら
れ、ホストCPU10でガントリ・ベッドコントローラ
7からの確認信号を得て、論理回路15に接続され、撮
影スタートスイッチ16aを押すと論理回路15にON
信号を送り、撮影停止スイッチ16bを押すと論理回路
15にOFF信号を送る。
【0018】論理回路15によって、被検者5が呼吸運
動を止めて被検者スイッチ13をONし、操作者が表示
部14の点灯を確認し撮影スタートスイッチ16aをO
Nすると、X線が曝射される。また、被検者5が呼吸運
動を止めて被検者スイッチ13をONしても、操作者が
撮影スタートスイッチ16aをONしない限り、X線曝
射は行なわれない。また、被検者5が呼吸運動をして被
検者スイッチ13をOFFしている状態で、操作者が撮
影スタートスイッチ16aをONしてもX線曝射は行な
われない。また、両者のスイッチ13、16aがOFF
であれば、当然X線曝射は行なわれない。
動を止めて被検者スイッチ13をONし、操作者が表示
部14の点灯を確認し撮影スタートスイッチ16aをO
Nすると、X線が曝射される。また、被検者5が呼吸運
動を止めて被検者スイッチ13をONしても、操作者が
撮影スタートスイッチ16aをONしない限り、X線曝
射は行なわれない。また、被検者5が呼吸運動をして被
検者スイッチ13をOFFしている状態で、操作者が撮
影スタートスイッチ16aをONしてもX線曝射は行な
われない。また、両者のスイッチ13、16aがOFF
であれば、当然X線曝射は行なわれない。
【0019】図4に、呼吸運動、被検者スイッチ13、
X線曝射の時間経過の状態を示す。Aの時点で、被検者
5は呼吸を止めると同時に被検者スイッチ13を押し、
表示部14が点灯する。操作者は、表示部14の点灯を
確認して、速やかにCT撮像を開始する。Bの時点で、
CT撮像が終わると操作者は、被検者5に検査の終了を
告げ、被検者5は、Cの時点から呼吸を再開する。呼吸
再開の指示は、操作者がインタホンを通じて行ったり、
コンピュータ音声が自動的に流れたり、聴力障害のある
人のために光による指示などでおこなう。
X線曝射の時間経過の状態を示す。Aの時点で、被検者
5は呼吸を止めると同時に被検者スイッチ13を押し、
表示部14が点灯する。操作者は、表示部14の点灯を
確認して、速やかにCT撮像を開始する。Bの時点で、
CT撮像が終わると操作者は、被検者5に検査の終了を
告げ、被検者5は、Cの時点から呼吸を再開する。呼吸
再開の指示は、操作者がインタホンを通じて行ったり、
コンピュータ音声が自動的に流れたり、聴力障害のある
人のために光による指示などでおこなう。
【0020】図5に、被検者5が息止めを中断してしま
ったときの状態を示す。Dの時点で被検者5は呼吸を再
開してしまい、被検者スイッチ13を放す。表示部14
の表示が消えたことから呼吸が再開されたことが操作者
にわかり、同時にX線曝射は中断し、CT撮影は中断す
ることになる。
ったときの状態を示す。Dの時点で被検者5は呼吸を再
開してしまい、被検者スイッチ13を放す。表示部14
の表示が消えたことから呼吸が再開されたことが操作者
にわかり、同時にX線曝射は中断し、CT撮影は中断す
ることになる。
【0021】実施例では図2の構成で被検者5が被検者
スイッチ13を離せば自動的にCT曝射が中断されるよ
うにしたが、論理回路15を取り除き、操作者が表示部
14を見て、点灯していない時には、操作者が手動で撮
影停止スイッチ16bを押して、OFFするようにして
も良い。この場合、被検者スイッチ13は表示部14に
のみ接続され、操作者が表示部の目視確認によって撮影
停止スイッチ16bを押すことになる。
スイッチ13を離せば自動的にCT曝射が中断されるよ
うにしたが、論理回路15を取り除き、操作者が表示部
14を見て、点灯していない時には、操作者が手動で撮
影停止スイッチ16bを押して、OFFするようにして
も良い。この場合、被検者スイッチ13は表示部14に
のみ接続され、操作者が表示部の目視確認によって撮影
停止スイッチ16bを押すことになる。
【0022】
【発明の効果】本発明のX線CT装置は上記のように構
成されており、検査室の天板上に載せられた被検者が、
被検者スイッチを握って呼吸を止めた時点からその被検
者スイッチを押すと、操作室に設置された表示部が点灯
し、操作者は表示部の点灯を見て被検者が息を止めたこ
とがわかり、撮影スタートスイッチをON状態にすると
CT撮影が開始する。そのため、被検者は、事前に呼吸
を整えたり大きく息を吸ったりして、自分のタイミング
で息止めを開始できるため、長時間の安定した息止めを
することができる。また、息止め途中に我慢が出来なく
なり呼吸してしまった場合、被検者スイッチを放すこと
で、表示部が消灯し、操作者に息止めを中断したことが
容易に判り、検査を中断する事ができ、無駄な被曝をな
くすことができる。
成されており、検査室の天板上に載せられた被検者が、
被検者スイッチを握って呼吸を止めた時点からその被検
者スイッチを押すと、操作室に設置された表示部が点灯
し、操作者は表示部の点灯を見て被検者が息を止めたこ
とがわかり、撮影スタートスイッチをON状態にすると
CT撮影が開始する。そのため、被検者は、事前に呼吸
を整えたり大きく息を吸ったりして、自分のタイミング
で息止めを開始できるため、長時間の安定した息止めを
することができる。また、息止め途中に我慢が出来なく
なり呼吸してしまった場合、被検者スイッチを放すこと
で、表示部が消灯し、操作者に息止めを中断したことが
容易に判り、検査を中断する事ができ、無駄な被曝をな
くすことができる。
【図1】 本発明のX線CT装置の一実施例を示す図で
ある。
ある。
【図2】 本発明のX線CT装置の息止め通知手段の信
号処理回路を示す図である。
号処理回路を示す図である。
【図3】 本発明のX線CT装置の被検者スイッチと撮
影スタートスイッチ、撮影停止スイッチによるX線曝射
の論理動作を示す図である。
影スタートスイッチ、撮影停止スイッチによるX線曝射
の論理動作を示す図である。
【図4】 本発明のX線CT装置の被検者スイッチと呼
吸とX線曝射の関係を示す図である。
吸とX線曝射の関係を示す図である。
【図5】 本発明のX線CT装置の被検者スイッチと呼
吸とX線曝射の他の関係を示す図である。
吸とX線曝射の他の関係を示す図である。
【図6】 従来のX線CT装置を示す図である。
1…ガントリ 2…X線管 3…検出器 4…天板 5…被検者 6…検査台 7…ガントリ・ベッドコントローラ 8…データ収集部 9…再構成装置 10…ホストCPU 11…画像表示装置 12…X線制御器 12a…高電圧発生装置 13…被検者スイッチ 14…表示部 15…論理回路 16a…撮影スタートスイッチ 16b…撮影停止スイッチ 17…検査室 18…操作室
Claims (1)
- 【請求項1】被検者の体軸を中心にX線管とX線検出器
が円周方向に回転しながらX線管からX線を放射し、そ
れと対向した円形配置の複数個の検出器で被検者を透過
したX線量を検知し、その信号をコンピュータ処理して
画像を再構成するX線CT装置において、被検者に持た
せる被検者スイッチと、被検者が呼吸運動を止めている
間、前記被検者スイッチを押すことで息を止めているこ
とが判る表示部とを設けて、被検者が息を止めている時
にX線曝射ができるようにしたことを特徴とするX線C
T装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000282442A JP2002085399A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000282442A JP2002085399A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | X線ct装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002085399A true JP2002085399A (ja) | 2002-03-26 |
Family
ID=18766961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000282442A Pending JP2002085399A (ja) | 2000-09-18 | 2000-09-18 | X線ct装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002085399A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007044417A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Toshiba Corp | 医用診断装置 |
JP2014198276A (ja) * | 2014-07-30 | 2014-10-23 | キヤノン株式会社 | 放射線撮影装置およびその撮影方法 |
JP5902332B1 (ja) * | 2015-02-24 | 2016-04-13 | 安西メディカル株式会社 | 呼吸同期システム |
-
2000
- 2000-09-18 JP JP2000282442A patent/JP2002085399A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007044417A (ja) * | 2005-08-12 | 2007-02-22 | Toshiba Corp | 医用診断装置 |
JP2014198276A (ja) * | 2014-07-30 | 2014-10-23 | キヤノン株式会社 | 放射線撮影装置およびその撮影方法 |
JP5902332B1 (ja) * | 2015-02-24 | 2016-04-13 | 安西メディカル株式会社 | 呼吸同期システム |
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