JPH0723945A - 医用画像撮影装置 - Google Patents
医用画像撮影装置Info
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- JPH0723945A JPH0723945A JP5167883A JP16788393A JPH0723945A JP H0723945 A JPH0723945 A JP H0723945A JP 5167883 A JP5167883 A JP 5167883A JP 16788393 A JP16788393 A JP 16788393A JP H0723945 A JPH0723945 A JP H0723945A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/54—Control of apparatus or devices for radiation diagnosis
- A61B6/541—Control of apparatus or devices for radiation diagnosis involving acquisition triggered by a physiological signal
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/103—Detecting, measuring or recording devices for testing the shape, pattern, colour, size or movement of the body or parts thereof, for diagnostic purposes
- A61B5/107—Measuring physical dimensions, e.g. size of the entire body or parts thereof
- A61B5/1077—Measuring of profiles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
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- A61B6/032—Transmission computed tomography [CT]
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Abstract
(57)【要約】
【目的】被検者に長時間に亘って息を止めることを強い
ることなく連続した投影データが得られ、或いは後日同
一部位を撮影する場合であっても内臓等の相対位置がず
れることなく正確な読影・診断が可能なX線CT装置を
提供すること。 【構成】被検者Mの呼吸深度を測定する呼吸深度測定手
段11と、呼吸深度測定手段11により測定された呼吸
深度を被検者Mに告知する告知手段20とを備えてい
る。
ることなく連続した投影データが得られ、或いは後日同
一部位を撮影する場合であっても内臓等の相対位置がず
れることなく正確な読影・診断が可能なX線CT装置を
提供すること。 【構成】被検者Mの呼吸深度を測定する呼吸深度測定手
段11と、呼吸深度測定手段11により測定された呼吸
深度を被検者Mに告知する告知手段20とを備えてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用画像撮影装置に係
り、特に被検体の呼吸に同期して撮影を行なうX線コン
ピュータ断層撮影装置(以下、X線CT装置と称す
る。)に関する。
り、特に被検体の呼吸に同期して撮影を行なうX線コン
ピュータ断層撮影装置(以下、X線CT装置と称す
る。)に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置によって被検者の断層像を
得る方法は従来から知られている。図3は、このような
X線CT装置のうち代表的なX線CT装置の従来例を示
す図である。すなわち、1はX線管等からなる撮影装置
を備えたCT撮影用架台を示しており、この架台1の中
央部には被検者Mを導入する開口部2が設けられてい
る。また、3は被検者Mを載置する寝台であり、4は寝
台上に支持され、かつ被検者Mを架台1の開口部2の中
へ導入するためにスライド可能に設けられた天板を示し
ている。また、5は制御卓、6はモニタを示している。
得る方法は従来から知られている。図3は、このような
X線CT装置のうち代表的なX線CT装置の従来例を示
す図である。すなわち、1はX線管等からなる撮影装置
を備えたCT撮影用架台を示しており、この架台1の中
央部には被検者Mを導入する開口部2が設けられてい
る。また、3は被検者Mを載置する寝台であり、4は寝
台上に支持され、かつ被検者Mを架台1の開口部2の中
へ導入するためにスライド可能に設けられた天板を示し
ている。また、5は制御卓、6はモニタを示している。
【0003】このようなX線CT装置では、オペレータ
の制御卓5の操作により天板4をスライドさせ、開口部
2内に被検者Mを導入し、スキャンを行ない、得られた
投影データから画像を再構成し、モニタ6に画像表示を
行なうようにしていた。
の制御卓5の操作により天板4をスライドさせ、開口部
2内に被検者Mを導入し、スキャンを行ない、得られた
投影データから画像を再構成し、モニタ6に画像表示を
行なうようにしていた。
【0004】スキャン方式には天板4を停止させたまま
投影データを収集するシングルスキャン方式と、一回の
動作で多くのスライスの投影データを得るマルチスキャ
ン方式がある。マルチスキャン方式には、被検者Mの体
軸方向に沿って、らせん状に投影データを収集するヘリ
カルスキャンや上述したシングルスキャン方式と天板4
の進行とを交互に短時間に繰り返しながら投影データを
得るラピッドスキャン等がある。マルチスキャン方式で
得られた投影データから三次元画像を再構成することも
可能である。なお、いずれの方式においてもスキャン中
は体動による画像のアーティファクトを防止するために
被検者Mは、オペレータの指示によりスキャンが終了す
るまで息を止める必要があった。
投影データを収集するシングルスキャン方式と、一回の
動作で多くのスライスの投影データを得るマルチスキャ
ン方式がある。マルチスキャン方式には、被検者Mの体
軸方向に沿って、らせん状に投影データを収集するヘリ
カルスキャンや上述したシングルスキャン方式と天板4
の進行とを交互に短時間に繰り返しながら投影データを
得るラピッドスキャン等がある。マルチスキャン方式で
得られた投影データから三次元画像を再構成することも
可能である。なお、いずれの方式においてもスキャン中
は体動による画像のアーティファクトを防止するために
被検者Mは、オペレータの指示によりスキャンが終了す
るまで息を止める必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のX線C
T装置では、次のような問題があった。すなわち、ヘリ
カルスキャンでは、撮影部位が広範囲に亘ると、スキャ
ン開始からスキャン終了まで時間がかかり、被検者Mが
息を止めている時間が長くなる。このとき、予期せずに
被検者Mがスキャン中に息継ぎをしてしまう可能性があ
る。この場合、続けてスキャンを行なおうとして、再度
被検者Mに息を止めるようにオペレータが指示しても、
最初に息を止めたときの息の吸い込み具合、すなわち呼
吸深度と同じ呼吸深度で被検者Mに息を止めてもらうこ
とは困難である。このため、息継ぎの前後で内臓などの
相対位置が変化する可能性があり、投影データの継ぎ合
わせが不可能となることから得られてデータが無意味に
なる虞があった。したがって、連続した投影データを得
るためには最初からスキャンをやり直す必要が生じ、被
検者Mの被曝線量が増大するという危険があった。
T装置では、次のような問題があった。すなわち、ヘリ
カルスキャンでは、撮影部位が広範囲に亘ると、スキャ
ン開始からスキャン終了まで時間がかかり、被検者Mが
息を止めている時間が長くなる。このとき、予期せずに
被検者Mがスキャン中に息継ぎをしてしまう可能性があ
る。この場合、続けてスキャンを行なおうとして、再度
被検者Mに息を止めるようにオペレータが指示しても、
最初に息を止めたときの息の吸い込み具合、すなわち呼
吸深度と同じ呼吸深度で被検者Mに息を止めてもらうこ
とは困難である。このため、息継ぎの前後で内臓などの
相対位置が変化する可能性があり、投影データの継ぎ合
わせが不可能となることから得られてデータが無意味に
なる虞があった。したがって、連続した投影データを得
るためには最初からスキャンをやり直す必要が生じ、被
検者Mの被曝線量が増大するという危険があった。
【0006】また、ヘリカルスキャンやラピッドスキャ
ン等のマルチスキャンによって得られた投影データから
三次元の立体像を構成する場合、多くの投影データが必
要となるため、何回かに分けてスキャンをする必要が生
じる。このとき、内臓の相対位置が息継ぎの前後で変化
し、継目の部分で画像が不連続となる虞があるため、ス
キャンのたびごとに被検者Mの息を止めたときの呼吸深
度を一定にしなけらばならない。しかし、被検者Mは常
に呼吸深度が一定となるように息を止めるようにするこ
とはできない。
ン等のマルチスキャンによって得られた投影データから
三次元の立体像を構成する場合、多くの投影データが必
要となるため、何回かに分けてスキャンをする必要が生
じる。このとき、内臓の相対位置が息継ぎの前後で変化
し、継目の部分で画像が不連続となる虞があるため、ス
キャンのたびごとに被検者Mの息を止めたときの呼吸深
度を一定にしなけらばならない。しかし、被検者Mは常
に呼吸深度が一定となるように息を止めるようにするこ
とはできない。
【0007】さらに、同一部位を時間をおいて撮影して
薬品の浸透状況を調べたり、別の日に撮影して患部の治
癒状況を調べたりする場合において、息を止めるタイミ
ングが異なると内臓等の相対位置がずれて医師による正
確な読影・診断ができないといった問題もあった。
薬品の浸透状況を調べたり、別の日に撮影して患部の治
癒状況を調べたりする場合において、息を止めるタイミ
ングが異なると内臓等の相対位置がずれて医師による正
確な読影・診断ができないといった問題もあった。
【0008】なお、上述したX線CT装置に限らず他の
医用診断装置であっても同様な問題があった。そこで本
発明は、広い範囲についてスキャンする場合であって
も、被検者に長時間に亘って息を止めることを強いるこ
となく連続した投影データが得られ、また継目のずれの
ない三次元の立体像を再構成することができ、一定時間
経過後に同一部位を撮影する場合であっても内臓等の相
対位置がずれることなく正確な読影・診断が可能な医用
診断装置を提供することを目的としている。
医用診断装置であっても同様な問題があった。そこで本
発明は、広い範囲についてスキャンする場合であって
も、被検者に長時間に亘って息を止めることを強いるこ
となく連続した投影データが得られ、また継目のずれの
ない三次元の立体像を再構成することができ、一定時間
経過後に同一部位を撮影する場合であっても内臓等の相
対位置がずれることなく正確な読影・診断が可能な医用
診断装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は、被検者の呼吸深度を測定す
る呼吸深度測定手段と、この呼吸深度測定手段により測
定された呼吸深度を被検者に告知する告知手段とを備え
るようにした。
達成するために、本発明は、被検者の呼吸深度を測定す
る呼吸深度測定手段と、この呼吸深度測定手段により測
定された呼吸深度を被検者に告知する告知手段とを備え
るようにした。
【0010】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。被検者の腹部体表の動きから被検者の息の吸い込み
具合、すなわち呼吸深度を測定し、この呼吸深度を被検
者に告知することで、息継ぎをする前後や別の日の測定
であっても被検者が息を止めるタイミングをほぼ一定に
することができるので、内臓の相対位置を一定に維持す
ることができる。したがって、得られた投影データから
継目の部分が連続な立体像が得ることができ、また一定
時間経過後に同一部位を撮影した場合でも内臓等の相対
位置がずれないため、正確な読影・診断が可能となる。
る。被検者の腹部体表の動きから被検者の息の吸い込み
具合、すなわち呼吸深度を測定し、この呼吸深度を被検
者に告知することで、息継ぎをする前後や別の日の測定
であっても被検者が息を止めるタイミングをほぼ一定に
することができるので、内臓の相対位置を一定に維持す
ることができる。したがって、得られた投影データから
継目の部分が連続な立体像が得ることができ、また一定
時間経過後に同一部位を撮影した場合でも内臓等の相対
位置がずれないため、正確な読影・診断が可能となる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る医用診断装置
の一例であるX線CT装置の要部を示す側面図である。
また、図2はX線CT装置に組み込まれた呼吸深度表示
部を示す正面図である。図1においては、図3と同一機
能部分に同一符号が付されている。
の一例であるX線CT装置の要部を示す側面図である。
また、図2はX線CT装置に組み込まれた呼吸深度表示
部を示す正面図である。図1においては、図3と同一機
能部分に同一符号が付されている。
【0012】X線CT装置は、天板4に設けられ被検者
Mの体表までの距離を検知するセンサ10と、このセン
サ10からの信号から呼吸深度を測定し、後述する表示
部20へ信号を送る呼吸深度測定部11と、架台1の開
口部2の一方の上面に設けられ呼吸深度測定部11の出
力信号に基づいて呼吸深度を表示する表示部20とを備
えている。
Mの体表までの距離を検知するセンサ10と、このセン
サ10からの信号から呼吸深度を測定し、後述する表示
部20へ信号を送る呼吸深度測定部11と、架台1の開
口部2の一方の上面に設けられ呼吸深度測定部11の出
力信号に基づいて呼吸深度を表示する表示部20とを備
えている。
【0013】呼吸深度測定部11はセンサ10からの信
号の処理する処理回路12と、センサ10からの出力値
に応じて表示部20のLEDを順次点灯させるLED駆
動回路13とから構成されている。
号の処理する処理回路12と、センサ10からの出力値
に応じて表示部20のLEDを順次点灯させるLED駆
動回路13とから構成されている。
【0014】表示部20は図2(a)に示すように、直
線状に並べられ呼吸深度に対応して後述するように点灯
する5つのLED21a〜21eから成っており、これ
らLED21a〜21eはLED駆動回路13によって
制御されている。なお、LED21a,21b,21
d,21eは緑色で、LED21cは赤色である。
線状に並べられ呼吸深度に対応して後述するように点灯
する5つのLED21a〜21eから成っており、これ
らLED21a〜21eはLED駆動回路13によって
制御されている。なお、LED21a,21b,21
d,21eは緑色で、LED21cは赤色である。
【0015】次にこのように構成された本実施例に係る
X線CT装置の動作を説明する。図1に示すように、架
台1内に導入された天板4に載置された被検者Mは、ス
キャン開始場所において深呼吸をする。このとき、セン
サ10によって被検者Mの腹部体表までの距離が測定さ
れる。深呼吸を繰り返すことによってセンサ10は被検
者Mの腹部体表までの距離の最大値と最小値とが計測さ
れる。処理回路12において、この最大値と最小値の間
が5等分される。ここで、最小値をとったときが息を最
も吸い込んだときとされ、最大値をとったときが息を最
も吐いたときとされる。そして、最大値のときはLED
21a〜21eは全て消えており、最大値から1/5ま
での間ではLED21aのみが点灯し、最大値から1/
5と2/5の間ではLED21a及び21bが点灯す
る、というように順次点灯するLEDが増えてゆく。そ
して、最小値のとき、すなわち息を最も吸ったときには
LED21a〜21eが全て点灯するようにLED駆動
回路13が制御される。したがって、息を吐ききった時
はLED21a〜21eは全部消え、息を吸っていくに
したがって、LED21aから順次点灯し、息を最大に
吸い込んだ時点でLED21a〜21eが全て点灯す
る。そして、息を吐いてゆくにしたがってLED21e
から順次消灯してゆく。
X線CT装置の動作を説明する。図1に示すように、架
台1内に導入された天板4に載置された被検者Mは、ス
キャン開始場所において深呼吸をする。このとき、セン
サ10によって被検者Mの腹部体表までの距離が測定さ
れる。深呼吸を繰り返すことによってセンサ10は被検
者Mの腹部体表までの距離の最大値と最小値とが計測さ
れる。処理回路12において、この最大値と最小値の間
が5等分される。ここで、最小値をとったときが息を最
も吸い込んだときとされ、最大値をとったときが息を最
も吐いたときとされる。そして、最大値のときはLED
21a〜21eは全て消えており、最大値から1/5ま
での間ではLED21aのみが点灯し、最大値から1/
5と2/5の間ではLED21a及び21bが点灯す
る、というように順次点灯するLEDが増えてゆく。そ
して、最小値のとき、すなわち息を最も吸ったときには
LED21a〜21eが全て点灯するようにLED駆動
回路13が制御される。したがって、息を吐ききった時
はLED21a〜21eは全部消え、息を吸っていくに
したがって、LED21aから順次点灯し、息を最大に
吸い込んだ時点でLED21a〜21eが全て点灯す
る。そして、息を吐いてゆくにしたがってLED21e
から順次消灯してゆく。
【0016】次に、被検者Mは中間深度に対応する赤色
のLED21cが点灯したときに息を止め、これを検知
して自動的にスキャンを開始する。そして、何らかの原
因でスキャン中に被検者Mは息苦しくなった時点で息継
ぎをした場合、呼吸に伴う体表の動きをセンサ10が検
知し、スキャンは自動停止する。被検者Mは適当な時間
経過後に深呼吸を始め、再び赤色のLED21cが点灯
したときに息を止め、スキャンが再開される。
のLED21cが点灯したときに息を止め、これを検知
して自動的にスキャンを開始する。そして、何らかの原
因でスキャン中に被検者Mは息苦しくなった時点で息継
ぎをした場合、呼吸に伴う体表の動きをセンサ10が検
知し、スキャンは自動停止する。被検者Mは適当な時間
経過後に深呼吸を始め、再び赤色のLED21cが点灯
したときに息を止め、スキャンが再開される。
【0017】このようにして被検者Mが表示部20を見
ながら息を止める度にスキャンを行ない、所定の範囲の
撮影が終了するまで繰り返される。息を止めるタイミン
グがほぼ同一なので内臓の相対位置はほぼ一定となり、
得られた投影データは連続したデータとなるとともに、
三次元像に処理した場合でも継目がずれるようなことは
ない。
ながら息を止める度にスキャンを行ない、所定の範囲の
撮影が終了するまで繰り返される。息を止めるタイミン
グがほぼ同一なので内臓の相対位置はほぼ一定となり、
得られた投影データは連続したデータとなるとともに、
三次元像に処理した場合でも継目がずれるようなことは
ない。
【0018】一方、同一部位の隔日撮影を行なう場合は
次のようにして撮影を行なう。すなわち、被検者Mは上
述と同様に深呼吸をして表示部20の赤色のLED21
cが点灯したときに、息を止め、これを確認した後、オ
ペレータは所定の部位においてスキャンを行なう。この
場合のスキャンは一枚の断層像を得るだけなので短時間
で終わる。後日、同一部位において被検者Mは同様にし
て赤色のLED21cが点灯したときに、息を止め、こ
れを確認した後、オペレータは同一の部位においてスキ
ャンを行なう。
次のようにして撮影を行なう。すなわち、被検者Mは上
述と同様に深呼吸をして表示部20の赤色のLED21
cが点灯したときに、息を止め、これを確認した後、オ
ペレータは所定の部位においてスキャンを行なう。この
場合のスキャンは一枚の断層像を得るだけなので短時間
で終わる。後日、同一部位において被検者Mは同様にし
て赤色のLED21cが点灯したときに、息を止め、こ
れを確認した後、オペレータは同一の部位においてスキ
ャンを行なう。
【0019】このようにして得られた断層像は、呼吸を
止めるタイミング、すなわち呼吸深度をほぼ一定にする
ことができるので被検者Mの内臓の相対位置はほぼ一定
となる。したがって、前日に撮影した断層像との比較が
容易になり、内臓等の治癒の状態が把握しやすくなる。
止めるタイミング、すなわち呼吸深度をほぼ一定にする
ことができるので被検者Mの内臓の相対位置はほぼ一定
となる。したがって、前日に撮影した断層像との比較が
容易になり、内臓等の治癒の状態が把握しやすくなる。
【0020】以上説明したように、本実施例に係るX線
CT装置を用いれば、ヘリカルスキャンやラピッドスキ
ャンを行なう際に、被検者Mに無理に長時間息を止めて
もらう必要がなく、連続した投影データが得られ、また
継目のずれが少ない三次元像を再構成できる。また、同
一部位を時間をおいて撮影して薬品の浸透状況を調べた
り、別の日に撮影して患部の治癒状況を調べたりする場
合においても、内臓等の相対位置がずれることなく正確
な読影・診断ができる。
CT装置を用いれば、ヘリカルスキャンやラピッドスキ
ャンを行なう際に、被検者Mに無理に長時間息を止めて
もらう必要がなく、連続した投影データが得られ、また
継目のずれが少ない三次元像を再構成できる。また、同
一部位を時間をおいて撮影して薬品の浸透状況を調べた
り、別の日に撮影して患部の治癒状況を調べたりする場
合においても、内臓等の相対位置がずれることなく正確
な読影・診断ができる。
【0021】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。すなわち、体表の動きを検知するセン
サとして非接触センサを用いているが、圧迫筒をセンサ
の代用としてもよい。また、告知の方法として、図2
(b)に示すようにモニタ30を使用して呼吸深度をグ
ラフ化し、被検者Mに所定位置で止めるように指示して
もよく、音声も使って被検者Mに息を止めるタイミング
を知らせるようにしてもよい。さらに、上述した例では
X線CT装置に適用しているが、他の医用診断装置にも
適用できる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
るものではない。すなわち、体表の動きを検知するセン
サとして非接触センサを用いているが、圧迫筒をセンサ
の代用としてもよい。また、告知の方法として、図2
(b)に示すようにモニタ30を使用して呼吸深度をグ
ラフ化し、被検者Mに所定位置で止めるように指示して
もよく、音声も使って被検者Mに息を止めるタイミング
を知らせるようにしてもよい。さらに、上述した例では
X線CT装置に適用しているが、他の医用診断装置にも
適用できる。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、息継ぎの前後におい
て、被検者が息を止めるタイミングをほぼ一定にするこ
とができるので、広い範囲についてスキャンする場合で
あっても、被検者に長時間に亘って息を止めることを強
いることなく連続した投影データが得られ、また継目の
ずれのない三次元の立体像を再構成することができる。
また、一定時間経過後に同一部位を撮影する場合であっ
ても内臓等の相対位置がずれることなく正確な読影・診
断が可能である。
て、被検者が息を止めるタイミングをほぼ一定にするこ
とができるので、広い範囲についてスキャンする場合で
あっても、被検者に長時間に亘って息を止めることを強
いることなく連続した投影データが得られ、また継目の
ずれのない三次元の立体像を再構成することができる。
また、一定時間経過後に同一部位を撮影する場合であっ
ても内臓等の相対位置がずれることなく正確な読影・診
断が可能である。
【図1】本発明の一実施例に係るX線CT装置を示す概
要図。
要図。
【図2】同X線CT装置に組み込まれた表示部を示す図
であって、(a)はLED表示を示す図で、(b)はモ
ニタ画面を使用した変形例を示す図。
であって、(a)はLED表示を示す図で、(b)はモ
ニタ画面を使用した変形例を示す図。
【図3】X線CT装置の従来例を示す概略図。
1…X線管 2…開口部 3…寝台 4…天板 5…制御卓 6…モニタ 10…センサ 11…呼吸深度測
定部 12…処理回路 13…LED駆動
回路 20…表示部 21a〜21e…
LED 30…モニタ
定部 12…処理回路 13…LED駆動
回路 20…表示部 21a〜21e…
LED 30…モニタ
Claims (1)
- 【請求項1】被検者の呼吸深度を測定する呼吸深度測定
手段と、この呼吸深度測定手段により測定された呼吸深
度を被検者に告知する告知手段とを備えてなることを特
徴とする医用画像撮影装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP5167883A JPH0723945A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 医用画像撮影装置 |
US08/269,024 US5482042A (en) | 1993-07-07 | 1994-06-30 | Medical imaging apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
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JP5167883A JPH0723945A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | 医用画像撮影装置 |
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ID=15857850
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