JPH07124151A - X線ctスキャナ - Google Patents
X線ctスキャナInfo
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- JPH07124151A JPH07124151A JP5273832A JP27383293A JPH07124151A JP H07124151 A JPH07124151 A JP H07124151A JP 5273832 A JP5273832 A JP 5273832A JP 27383293 A JP27383293 A JP 27383293A JP H07124151 A JPH07124151 A JP H07124151A
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Abstract
とを目的とする。 【構成】 被検体の撮影範囲のスキャノ画像を撮影し、
このスキャノデータに基づいてヘリカルスキャンを行な
う際の撮影開始点、撮影終了点を自動設定する。 【効果】 撮影時間を短縮化できるとともに、不要な被
曝を防止することができる。
Description
リカルスキャンにて撮影するX線CTスキャナに係り、
特に、撮影範囲を自動設定する技術に関する。
中で、X線CTスキャナが多く用いられている。X線C
Tスキャナは、周知のように被検体の撮影領域を挾んで
対向配置されたX線管、X線検出器を回転させながらX
線を曝射し、被検体を透過して得られる検出信号を再構
成して断層画像を作るものである。
今では、肺ガン集団検診への応用が検討されている。こ
の検診は一定時間内に多数の被検者を診断しなければな
らないので、通常はヘリカルスキャン(被検体に対して
螺旋状にスキャンする方法)にて断層像撮影を行なって
いる。
うな従来の撮影方法では被検者毎にオペレータがスキャ
ン計画を立てる必要がある。即ち、被検者はそれぞれ身
長や体格が異なるので、胸部位置やこの大きさが異な
り、被検者毎に撮影位置を決めなければならない。
タが手動にて行なっており、撮影に多くの時間を使うと
いう欠点があった。また、この問題を解決するために、
予め各被検者で適用できる広い範囲をスキャン範囲と決
めて、この範囲で撮影を実行する方法もあるが、この方
法では必要以上のスキャンが行なわれることが多いの
で、被検者に不要な被曝を与えてしまうという問題点が
あり実用的ではない。
るためになされたもので、その目的とするところは、被
検者の撮影範囲を容易かつ迅速に決め、更にこの範囲に
ついてスキャンを行なうことのできるX線CTスキャナ
を提供することにある。
め、本願第1の発明は、被検体の断層画像を撮影するX
線CTスキャナにおいて、前記被検体のスキャノデータ
撮影を行ない、当該スキャノデータに基づいて断層画像
の撮影範囲を自動設定する撮影範囲設定手段を備えたこ
とが特徴である。
像を撮影するX線CTスキャナにおいて、撮影開始位置
近傍及び撮影終了位置近傍の各スキャノデータを基準デ
ータとして予め格納する基準データ格納手段と、前記被
検体のスキャノデータ撮影が行なわれた際に、得られた
スキャノデータと前記基準データとを比較する比較手段
と、前記比較手段にて、前記スキャノデータが撮影開始
位置近傍の基準データと一致した点でスキャンを開始
し、前記撮影終了位置近傍の基準データと一致した点で
スキャンを終了させる制御を行うスキャン制御手段と、
を有することを特徴とする。
カルスキャンを実施する前に撮影範囲のスキャノデータ
撮影を行ないスキャノデータを収集する。スキャノデー
タとは、X線管を回転させずにX線管からX線を曝射
し、更に、寝台を移動させて被写体をスライドさせなが
ら収集される透過データのことである。
ルに基づいて例えば胸部と腹部との境界部、胸部と頸部
との境界部を認識し、胸部撮影する際のスキャン範囲を
決定する。そして、このスキャン範囲内でヘリカルスキ
ャンを実施して断層画像を再構成する。従って、撮影時
間の短縮化を図ることができ、かつ、不要な被曝を防止
することができる。
のプロフィールから体径方向の撮影範囲を求め、このヘ
リカルスキャンにて得られたデータからこの撮影範囲の
画像のみを再構成すれば、より撮影時間を短縮すること
ができる。
点付近、撮影終了点付近でのみ行ないその他の部位は空
送りすることで、より一層被曝量の減少を図ることがで
きる。
する。図2は本発明に係るヘリカルスキャンが実施可能
なX線CTスキャナの外観図である。図示のように、こ
のX線CTスキャナはガントリ1内に、X線を曝射する
X線管2と、このX線管とは相対峙して配置され透過X
線を検出するX線検出器(図には示されていない)とを
有しており、図中矢印3方向に回転しながらX線を曝射
してドーム内に侵入される被検体に対してスキャンを実
行する。
され、スキャン時には所定の速度でガントリ1のドーム
内に送り出される。つまり、スキャン軌道は符号7の如
く螺旋状となり、ヘリカルスキャンの軌道が得られる。
すブロック図である。図示のように、このX線CTスキ
ャナはX線管2に管電圧を出力するX線制御部9と、X
線管2,天板5及びX線検出器8の動作を制御する機構
制御部11とを有しており、これらの制御部9,11は
システム制御部16の制御下で動作する。
出するものであり、この検出信号はデータ収集部10に
出力される。メモリ12は、データ収集部10にて収集
された検出データを一旦記憶しこの記憶内容を中央制御
部14及び自動設定演算部13とに出力する。
の制御中枢として動作するものであり、記憶装置15,
システム制御部16及び画像再構成処理部18と接続さ
れている。
び記憶装置15に格納された胸部のプロフィールデータ
よりスキャノ撮影の終了及びヘリカルスキャン範囲の解
除、設定を行ないシステム制御部16に出力する。
当該X線CTスキャナを制御する際のタイミング信号を
出力する。記憶装置15は、後述するように被検体6の
胸部のプロフィールデータを格納するとともに、スキャ
ンデータ、画像データ等をも格納する。
ンによって収集されたデータに基づいて被検体6の断層
像を再構成するものであり、この画像は表示・操作部1
7にて画面表示される。
チャートを基に説明する。まず、天板5上に被検体6を
載置し(ステップST1)、スキャノ像を撮影する(ス
テップST2)。これは、X線管2及びX線検出器8を
回転させずに連続してX線を曝射しながら被検体6を移
動させながら透過データを収集することで行なわれる。
そして、この操作はシステム制御部16の指令により機
構制御部11の制御下で動作する。
することにより、撮影領域を決める(ステップST
3)。図4は被検体6の撮影領域21を示す説明図であ
り、スキャノ像の撮影は例えば撮影領域21全体を含む
領域S2の範囲で行なわれる。その結果、図4A,B,
Cの部位での体径方向のプロフィールがそれぞれ図5に
示す(a),(b),(c)に示す如くの特性として得
られれば、頸部と胸部との境界が(A)、胸部と腹部と
の境界が(C)となり、胸部中心では(B)となること
がわかる。つまり、図5(A),(C)に示す如くのプ
ロフィールデータを図1に示す記憶装置15に基準デー
タとして格納し、このプロフィールとスキャノ像から得
られるプロフィールとの一致を見ればスキャン範囲(図
4のS1)を容易に特定することができる。なお、この
際スキャン範囲S1は、撮影ミスやスキャン時の助走部
を確保するため、撮影領域21よりもやや広い範囲とさ
れる。
テップST3)が終了し、スキャノ撮影が自動停止され
ると(ステップST4)、収集されたスキャノデータと
記憶装置に格納された基準データとが比較され、ヘリカ
ルスキャンを実施する範囲が自動設定される(ステップ
ST5)。
吸って止めて下さい」等の指示を装置から出し、これと
同期してヘリカルスキャンを実施する(ステップST
7)。そして、ヘリカルスキャンによって収集されたデ
ータを基に断層画像が再構成され、画面表示されるので
ある。
撮影領域近傍のスキャノデータを収集し、これに基づい
てヘリカルスキャンを実施する際のスキャン範囲を自動
設定している。従って、短時間で正確なスキャン位置を
決めることができ、撮影の高速化を図ることが可能とな
り、スキャノ撮影は上記スキャン範囲の設定のみ行なえ
ば良いため、X線条件は可能な限り下げることができ、
被曝量も少ないので、被検者に不必要な被曝を与えるこ
とはなくなる。
ーチャートである。この例は被検体6の頸部と胸部との
境界部付近、及び胸部と腹部との境界部付近のみのスキ
ャノ撮影を行なうものである。
ップST11)、第1のスキャノ撮影を行なう(ステッ
プST12)。つまり、図4に示した「A」近傍のスキ
ャノ撮影を行なう。その後、胸部中央付近ではスキャノ
撮影を行なわず空送りする(ステップST13)。そし
て、「C」の近傍で第2のスキャノ撮影を行ない、胸部
と腹部との境界部のスキャノデータを得る(ステップ1
4)。
ャン撮影位置の自動設定(ステップST15)、ヘリカ
ルスキャンの実施(ステップ16)を行なって断層画像
を得る。
部分のスキャノ撮影を行なわないので、更に撮影時間を
短縮することができると共に、被曝量を減少させること
ができる。
域S1の様に被検体6の体軸方向の撮影範囲を決める方
法について述べたが、これに限らず体径方向についても
撮影範囲を決めることができる。図7は体径方向の撮影
範囲を決める際の説明図であり、領域S4がスキャンを
実施する範囲、領域S3が必要とする撮影範囲である。
そして、スキャノ撮影によって、例えば図8に示す如く
のスキャノデータが収集されると領域S3はヘリカルス
キャン範囲での最大値をとることにより容易に求めら
れ、図1に示す画像再構成処理部18にてこの領域S3
についてのみ再構成を行なうよう制御すれば、再構成時
間を短縮化することができ、時間の短縮化を図ることが
できるようになる。
被検体の撮影領域をヘリカルスキャンにて撮影する際
に、予めスキャノ像を撮影しこのスキャノデータを用い
て撮影領域を決定している。従って、被検者の身長、体
格の違いによらず容易かつ迅速に撮影領域を決定するこ
とができるので撮影時間を著しく短縮化することができ
る。
ないので不必要な被曝を与えることはない。これは、多
数の被検者を診断する肺ガン検診等に極めて有用であ
る。
みのスキャノ撮影を行なうようにすれば、更に被曝量の
低減化を図ることができるという効果が得られる。
を示すブロック図である。
る。
である。
説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 被検体の断層画像を撮影するX線CTス
キャナにおいて、前記被検体のスキャノデータ撮影を行
ない、当該スキャノデータに基づいて断層画像の撮影範
囲を自動設定する撮影範囲設定手段を備えたことを特徴
とするX線CTスキャナ。 - 【請求項2】 前記撮影範囲は被検体の体軸方向の範囲
であることを特徴とする請求項1記載のX線CTスキャ
ナ。 - 【請求項3】 前記撮影範囲は被検体の体径方向の範囲
であることを特徴とする請求項1記載のX線CTスキャ
ナ。 - 【請求項4】 前記スキャノ画像は、前記被検体の断層
画像撮影開始位置近傍及び撮影終了位置近傍についての
み撮影することを特徴とする請求項1記載のX線CTス
キャナ。 - 【請求項5】 被検体の断層画像を撮影するX線CTス
キャナにおいて、 撮影開始位置近傍及び撮影終了位置近傍の各スキャノデ
ータを基準データとして予め格納する基準データ格納手
段と、 前記被検体のスキャノデータ撮影が行なわれた際に得ら
れたスキャノデータと前記基準データとを比較する比較
手段と、 前記比較手段にて、前記スキャノデータが撮影開始位置
近傍の基準データと一致した点でスキャンを開始し、前
記撮影終了位置近傍の基準データと一致した点でスキャ
ンを終了させる制御を行うスキャン制御手段と、 を有することを特徴とするX線CTスキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27383293A JP3434545B2 (ja) | 1993-11-01 | 1993-11-01 | X線ctスキャナ |
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Publications (2)
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JP3434545B2 JP3434545B2 (ja) | 2003-08-11 |
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ID=17533175
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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-
1993
- 1993-11-01 JP JP27383293A patent/JP3434545B2/ja not_active Expired - Lifetime
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