JP5196415B2 - 平行軸歯車動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物流機器等の用途、特にチェーンコンベアやベルトコンベア、ローラコンベア等のコンベア用途に最適な、種々の取付けが可能で、且つ軽量、コンパクト、高効率の平行軸歯車動力伝達装置に関する。
コンベア等のメインマシンを駆動する場合、モータ等の駆動源から当該メインマシンの駆動軸までの動力伝達装置に、直交変換機構が組込まれることがある(例えば特許文献1参照)。
それは、一般にモータはその軸方向に長いため、例えば、該モータの軸方向を直角方向に変換することによりコンパクトな設置が可能となるというような状況がしばしば発生するためである。
この種の動力伝達装置では、特に、出力軸の軸心から該動力伝達装置の特定の半径方向における最外周部分までの寸法をできるだけ短くする設計が重視される。それは、この寸法を短くすることにより、例えば動力伝達装置の出力軸からコンベアの上面(チェーン上面、ローラ上面、ベルト上面)までの距離を短くすることができ、動力伝達装置を含めたコンベア全体のコンパクト化が図れるようになると共に、複数のアームの連携した動きやコンベアからコンベアへの受け渡しに関する設計等が非常にやり易くなるためである。
前記特許文献1においては、ケーシングの形状をほぼ直方体とし、出力軸の軸心、取付ボルト孔の位置、及び取り付け可能面との関係を工夫することにより出力軸の軸心から歯車箱の特定の外周面までの寸法を特に短く設計する技術が開示されている。
特許第2628983号公報
しかし、直交軸系の減速機構は、平行軸系の減速機構に比して、概してコストが高く、また、動力伝達装置自体の製造も必ずしも容易でないことも多い。特に、特許文献1の技術のように、低騒音で比較的効率の高いハイポイド減速機構等を採用したときは、コスト及び組み付けの容易性等の面において平行軸系よりかなり不利な状況とならざるを得ない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、低コストでありながら、ロボットやコンベア等のメインマシンに設置したときの納まりがよく、且つ低騒音化に対しても容易に対応することのできる平行軸歯車動力伝達装置を提供することをその課題としている。
本発明は、ケーシング内に、入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部を収容した動力伝達装置において、前記減速部が、平行軸の歯車機構で構成されると共に、少なくとも入力軸以外の各平行軸が前記ケーシングに両持ち支持され、且つ、前記ケーシングが、前記出力軸の軸心を中心とする仮想円を描いたときに、この仮想円に少なくとも3面が接し、且つ、この内の2面が残りの面から前記入力軸が存在する側に向かって拡開している構成とされ、さらに前記2面と直交する面に形成されている当該ケーシングの締結用のボルト孔の部分を含め、該2面よりも外側に突出する部分を有さず、前記拡開している2面は、拡開角度が等しく、前記入力軸の軸心と前記出力軸の軸心の双方を含む中央面に対して対称に形成されていることにより、上記課題を解決したものである。
本発明では、コスト面で不利となり易い直交減速機構を採用するのではなく、コストが低く、組み付け作業が特殊でなく、且つ、(必要ならば)ヘリカル系の歯車を使用することによって低騒音化することも容易な平行軸系の減速機構を基本的に採用している。平行軸系の減速機構を採用した場合、必然的にモータ(のモータ軸)は、コンベヤ等のメインマシンの駆動軸と平行に配置されることになるが、本発明では、ケーシングの形状を工夫することにより、当該平行軸歯車動力伝達装置の出力軸の軸心とメインマシンの駆動軸の軸心との距離が長くなるのを極力防止するようにしているため、スペース性の不具合についても問題なくクリアできる(後述)。
本発明によれば、低コストでありながら、ロボットやコンベア等のメインマシンに設置したときの納まりがよく、且つ(必要ならば)低騒音化に対しても容易に対応することができる。
以下、図面に基づいて本発明に係る平行軸歯車動力伝達装置の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、当該平行軸歯車動力伝達装置の減速機の第1ケーシングブロック(後述)に平行軸系の各歯車が組み込まれる様子を示す正面図、図2は、図1の矢視II−II線に沿う展開断面図、図3は、平行軸歯車動力伝達装置の背面図(図1の紙面裏側から見た外形図)、図4は、出力軸及びモータを省略した平行軸歯車動力伝達装置をモータ取付側から見たときの正面図である。
初めに、主に図2を参照して全体構成を説明する。
この平行軸歯車動力伝達装置20は、モータ22と減速機24とを連結したものである。モータ22は、モータ軸22Aの先端に第1ヘリカルピニオン26を備える。このモータ軸22Aは減速機24の入力軸28を兼用している。
減速機24は、ケーシング30内に減速部Rを収容している。減速部Rは、入力軸28の回転を減速して出力軸32に伝達するもので、第1〜第3の3段の平行軸歯車機構Rd1〜Rd3を備える。第1平行軸歯車機構Rd1は、入力軸28に形成された前記第1ヘリカルピニオン26と、第1中間軸34に組み込まれ前記第1ヘリカルピニオンと噛合する第1ヘリカルギヤ36とで構成される。第2平行軸歯車機構Rd2は、第1中間軸34と一体的に回転する第2ヘリカルピニオン38と、第2中間軸40に組み込まれ該第2ヘリカルピニオン38と噛合する第2ヘリカルギヤ42とで構成される。第3平行軸歯車機構Rd3は、第2中間軸40と一体的に回転する第3ヘリカルピニオン44と、出力軸32に組み込まれ該第3ヘリカルピニオン44と噛合する出力ギヤ(第3ヘリカルギヤ)46とで構成される。出力軸32は、その軸心O1に沿って形成された貫通孔32Aを有するホローシャフトとされている。
入力軸28の回転は、これら第1〜第3平行軸歯車機構Rd1〜Rd3によって3段階に減速され、出力軸32に伝達される。図2から明らかなように、入力軸28(モータ軸22A)及び出力軸32を含め、全てのシャフトは平行である。
ケーシング30は、出力軸32の軸方向(即ち全軸の軸方向)において第1ケーシングブロック30Aと第2ケーシングブロック30Bとの2つから構成されており、図2の右上に部分的に抜き出して示されるように、ボルト孔50に螺入されるボルト52によって互いに連結されている。
図1、図3、図4を合わせて参照して、このケーシング30は、出力軸32の軸心O1を中心とする仮想円VC1を描いた時に、そのうちの3面(第1面P1〜第3面P3)がこの仮想円VC1に接するような形状とされている。即ち、3つの面P1〜P3は、いずれも出力軸32の軸心O1までの距離R1が等しい。又、この3つの面P1〜P3のうち、2つの面(第1面P1及び第2面P2)は、残りの1面(第3面P3)から入力軸28が存在する側に向かって角度θ1、θ2だけ拡開(P1面とP3面及びP2面とP3面は鈍角α1、α2を形成)している構成とされている。なお、この実施形態では、拡開角度θ1=θ2である。即ち、第1面P1と第2面P2は、入力軸28の軸心O2と出力軸32の軸心O1の双方を含む中央面S1に対して対称に形成されている。
図1及び図2から明らかなように、出力ギヤ46の歯先円46Aとケーシング30(の第1ケーシングブロック30A)の内面30A1との間には、符号Δ1で表わされる極めて僅かな隙間しか設けられておらず、第1面P1〜第3面P3で形成される出力ギヤ46周りのケーシング30の大きさが極力小さくなるように設計されている。
より具体的に説明すると、一般に、入力軸28側のギヤ(26、36等)は、取り扱うトルクが小さく、寸法も小さいが、出力軸32側のギヤ(特に出力ギヤ46)は、取り扱うトルクが大きいため、寸法も大きく設計される。よって、定性的には、ケーシング30に対してスペース的に出力軸側よりも入力軸側の方に余裕がある(ケーシングをより小さく設計できる)。しかしながら、本実施形態では、敢えて出力ギヤ46を第1ギヤ36とほぼ同じ大きさに抑えてその歯先円46Aが大型化しないように配慮すると共に、スペース的にはむしろ余裕のある入力軸側に向かってθ1、θ2だけ拡開する構成している。この構成により、第1面P1〜第3面P3は、交線56、58において、互いに鈍角α1、α2(この実施形態ではα1=α2)で交わることになり、単にケーシング30の出力軸32周りの半径方向の寸法を小さくできるだけでなく、メインマシンへの納まりが一層良好になり、コンパクトな取り付けが可能となる(後述)。
なお、この拡開の程度(拡開角度θ1、θ2)は、当該減速機24と組合せ可能な種々の容量のモータのうち最大のモータが収まる大きさ、即ち、モータ22の半径方向の最大外周部が、この第1面P1及び第2面P2の内側に収まる範囲に設定するのが好ましい。なお、図2、図3の符号54は、本平行軸歯車動力伝達装置20を図示せぬメインマシンの固定部材に固定して周り止めするトルクアーム、54Aはトルクアーム54に設けられた取り付け孔である。又、図4の符号22Cはモータ取付用の孔である。
次に、この平行軸歯車動力伝達装置20をメインマシンとしてチェーンコンベア60に組み込むときの構成を説明しながら、本平行軸歯車動力伝達装置20の作用を説明する。
平行軸歯車動力伝達装置20をチェーンコンベア60に組み込むときは、図5の(A)〜(C)に示されるようにして行なう。図5の(A)に示した取り付けでは、先ず、チェーンコンベア60の幅内に納めるため駆動軸62を平行軸歯車動力伝達装置20の出力軸32の貫通孔32Aに貫通させる。
次に、第1面P1がチェーンコンベア60のチェーン上面(コンベア上面)70と平行になるようにその取付角度を調整し、トルクアーム54(図2、図3参照)を利用して平行軸歯車動力伝達装置20をチェーンコンベア60の図示せぬ固定部材に固定して周り止めする。平行軸歯車動力伝達装置20の出力軸32の回転は、その貫通孔32Aに挿入されているチェーンコンベア60の駆動軸62、該駆動軸62に組み込まれたスプロケット(或いはプーリ)64を介してチェーンコンベア60側に伝達される。
ところで、平行軸歯車動力伝達装置20は、その一部がチェーン面70より上方に飛び出さないように取り付けられなければならず、また、終端付近のアール面72の半径方向外側に飛び出さないように取り付けなければならない。それは、チェーン上面70上を搬送される被搬送物74と平行軸歯車動力伝達装置20が互いに干渉したり、ぶつかったりすることがないようにするためである。
本実施形態では、チェーン上面70、或いはアール面72の双方に関して、チェーンコンベア60へのコンパクトな取り付けが可能となる。これは第1面P1と第3面P3、及び第2面P2と第3面P3とがその交線56、58の部分で互いに鈍角α1、α2で交わっているために得られる作用効果である。図6に比較例を示す。例えば、同一の仮想円VC1を有し、且つ第2面(P2)と第3面(P3)とが互いに直角に交わっている減速機(24)と比較してみると、このように第2面(P2)と第3面(P3)とが互いに直角に交わっている減速機(24)の場合は、その交線(56)、(58)と出力軸32の軸心O1との距離L1が、仮想円VC1の半径R1の√2倍の寸法を有してしまう。そのため、該軸心O1は必然的にチェーン上面(70)、あるいはアール面(72)からかなり遠い(L1+Δ2)とならざるを得ない。これに対し、本実施形態に係る平行軸歯車動力伝達装置20は、出力軸32の軸心O1から交線56、58迄の寸法を仮想円VC1の半径R1より若干大きいだけの寸法L2+Δ2に収めることができる。L1>L2は明らかであるから、チェーン上面70、或いはアール面72迄の距離をその分(L1−L2)短縮できる。
図5に戻って、平行軸歯車動力伝達装置20は、第1面P1及び第2面P2が中央面(入力軸28の軸心O2及び出力軸32の軸心O1の双方を含む面)S1に対して対称に形成されているため、図5の(C)に示されるような(第2面P2がチェーン上面70と平行となるような)取り付けに際しても全く同様の作用効果を得ることができる。
更に、図5の(B)に示されるように、第3面P3がチェーン上面70と平行となるように取り付けることにより、平行軸歯車動力伝達装置20をチェーン上面70と直角の方向(図5の真下方向)に最も長くコンベア70と平行な方向(コンベア進行方向:図5の左右方向)に最も短い寸法となるような取り付けも可能である。この場合も、出力軸32の軸心O1とチェーン上面70との距離をL2+Δ2に抑えることができる。結果としてチェーン上面70に対して3つの取り付け態様(図5の(A)〜(C)に対してモータの向きが反対側の取付を含めると計6つの態様)での取り付けが可能である。
しかも、これらの取り付けは、いずれも平行軸歯車動力伝達装置20自体がチェーンコンベア60の駆動軸62自体にぶら下がるような態様で行なわれるため、チェーンコンベア60のコンベア幅(図5の紙面と直交する方向の寸法)から平行軸歯車動力伝達装置20が突出することがないため、平行軸歯車動力伝達装置20を取り付けてもチェーンコンベア60に対して余分に幅が増大することはない。
更に、出力ギヤ46の周りが3つの面(第1面P1〜第3面P3)で囲まれていることから、該第1面P1〜第3面P3が交わる2つの交線56、58の近傍に若干のスペースSP1、SP2を確保することができ、ここに、該交線56、58と平行に第1、第2ケーシングブロック30A、30Bを連結するための「相応の大きさ」の前記ボルト52を計2本配置することができている。このボルト52には、トルクアーム54を介して第1、第2ケーシングブロック30A、30Bを互いに出力軸周りで回転させようとするトルクに対する剪断応力がかかる。しかし、相応の大きさのボルト52を2本配置できることから、十分な強度を確保することができる。
また、平行軸系のヘリカルピニオンとヘリカルギヤの組み合わせで減速部Rが構成されているため、低コストであり、組み付けが容易であって、且つ低騒音である。
図7、図8に、本発明の他の実施形態の一例を示す。
この実施形態は、基本的な構成は先の実施形態と同一である。異なるところは、第2平行軸歯車機構Pd102で得られる減速比を先の実施形態よりも若干小さくし、減速機124全体での減速比を小さくするとともに、モータ122として先の実施形態のモータ22よりも大型かつ強力なものを連結するようにした点である。しかし、それ以外の多くの部材(第2ケーシングブロック130B(特にそのモータ取付用の孔122C)、第2ヘリカルピニオン138、第2ヘリカルギヤ142、及びモータ122以外の部材)は先の実施形態と同一であり、且つ、この場合もモータ122の半径方向の最大外周部が第1面P101及び第2面P102の内側に収められているため、(先の実施形態に係るモータ22よりも大きなモータ122を採用していながら)例えば先の実施形態と同一のチェーンコンベア(図示略)に対しても、全く同様な取付位置で同様に取り付けることが可能である。その他の構成については、先の実施形態と同様であるため、図中で下2桁が同一または類似する部分に同一の符号付すに止め、重複説明を省略する。
次に、図9に本発明の更に他の実施形態の一例を示す。
この実施形態における平行軸歯車動力伝達装置220は、出力軸232の軸心O201を中心とする仮想円VC201に対して4面(第1面P201〜第4面P204)が接しており、且つ、この内の2面(第1面P201及び第2面P202)が残りの2面(第3面P203及び第4面P204)から入力軸228が存在する側に向かってθ201、θ202だけ拡開している構成とされている(θ201=θ202)。この拡開している2面(第1面P201及び第2面P202)は、入力軸228の軸心O202及び出力軸232の軸心O201の双方を含む面S201に対して対称に形成されている。この実施形態によれば、図示せぬコンベア面等に対して8つの態様(面P201、P202、P203、P204がそれぞれコンベア上面に対して平行に配置される4つの態様及びそれらの4態様とはモータの方向が異なる4態様)での取り付けが可能である。また、出力軸232の軸心O201からコンベア上面(図示略)までの距離を、たとえ同一の出力ギヤが搭載されている場合であっても(仮想円VC201の大きさが同一であっても)仮想円から突出する部分が少なくなる分、更に短縮することが可能である。その他の構成は、基本的に先の実施形態と同様であるため、図中で同一または類似する部分に下2桁が同一の符号付すに止め、重複説明を省略する。
なお、上記実施形態は、いずれも出力軸の周りのケーシングを3面又は4面の「平面」で形成していたが、本発明では、要は、第1面と第2面が平面で拡開していれば足り、例えば、上記実施形態の第3面、第4面相当部分が出力軸と同じ(または略同心)の円筒形状に形成されていても構わない。
低コストでありながら、ロボットやコンベア等のメインマシンに設置したときの納まりがよく、且つ低騒音化に対しても容易に対応することのできる動力伝達装置を得ることができる。
本発明の実施形態の一例に係る動力伝達装置の減速機の第1ケーシングブロックに各歯車が組み込まれた状態を示す正面図 図1の矢視II−II線に沿う展開断面図 上記動力伝達装置の背面図 同正面図 上記動力伝達装置の取り付け態様のバリエーションを示す模式図 第1面と第2面が拡開していない動力伝達装置の取り付け態様の例を示す比較図 本発明の他の実施形態の一例を示す図2相当の展開断面図 同じく図4相当の正面図 本発明の更に他の実施形態の一例を示す略示正面図
符号の説明
20…平行軸歯車動力伝達装置
22…モータ
24…減速機
28…入力軸
30…ケーシング
30A…第1ケーシングブロック
30B…第2ケーシングブロック
32…出力軸
32A…貫通孔
56、58…交線
60…チェーンコンベア
R…減速部
Rd1〜Rd3…第1〜第3平行軸歯車機構
VC1…仮想円
P1〜P3…第1面〜第3面
θ1、θ2…拡開角度
S1…中央面

Claims (6)

  1. ケーシング内に、入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部を収容した動力伝達装置において、
    前記減速部が、平行軸の歯車機構で構成されると共に、少なくとも入力軸以外の各平行軸が前記ケーシングに両持ち支持され、且つ、
    前記ケーシングが、前記出力軸の軸心を中心とする仮想円を描いたときに、この仮想円に少なくとも3面が接し、且つ、この内の2面が残りの面から前記入力軸が存在する側に向かって拡開している構成とされ、さらに前記2面と直交する面に形成されている当該ケーシングの締結用のボルト孔の部分を含め、該2面よりも外側に突出する部分を有さず、
    前記拡開している2面は、拡開角度が等しく、前記入力軸の軸心と前記出力軸の軸心の双方を含む中央面に対して対称に形成されていることを特徴とする平行軸歯車動力伝達装置。
  2. ケーシング内に、入力軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部を収容した動力伝達装置において、
    前記減速部が、平行軸の歯車機構で構成されると共に、少なくとも入力軸以外の各平行軸が前記ケーシングに両持ち支持され、且つ、
    前記ケーシングが、前記出力軸の軸心を中心とする仮想円を描いたときに、この仮想円に少なくとも2面が接し、且つ、この2面が前記入力軸が存在する側に向かって拡開している構成とされ、さらに前記2面と直交する面に形成されている当該ケーシングの締結用のボルト孔の部分を含め、該2面よりも外側に突出する部分を有さず、
    前記拡開している2面は、拡開角度が等しく、前記入力軸の軸心と前記出力軸の軸心の双方を含む中央面に対して対称に形成されていることを特徴とする平行軸歯車動力伝達装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記入力軸、出力軸および平行軸は、前記2面の拡開幅が広がる方向に、出力軸、平行軸、入力軸の順で配置されていることを特徴とする平行軸歯車動力伝達装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記平行軸として、第1平行軸および第2平行軸を有し、
    前記第1平行軸の軸心が、前記入力軸の軸心及び出力軸の軸心の双方を含む面の一方側に配置され、前記第2平行軸の軸心が、前記入力軸の軸心及び出力軸の軸心の双方を含む面の他方側に配置されていることを特徴とする平行軸歯車動力伝達装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記ケーシングが、前記出力軸の軸方向において2以上のケーシングブロックからなり、且つ、前記3面の交わる2つの交線の近傍に該交線と平行に前記ケーシングブロックを連結するボルトが配置されていることを特徴とする平行軸歯車動力伝達装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、更に、
    前記入力軸に駆動力を与えるモータを前記ケーシングと連結すると共に、
    該モータの半径方向の最大外周部を、前記2面の内側に収めたことを特徴とする平行軸歯車動力伝達装置。
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