JP5196173B2 - 溶接加工装置 - Google Patents

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本発明は、複数の板状のブランク材を互いに溶接する溶接加工装置に関する。
本願出願人は、特許文献1に示されるよう加工装置において、さらに改良するために、 位置決めステーション及び溶接ステーションを備え、前記位置決めステーションにおいてテーブル上に複数のブランク材を位置決め固定し、前記複数のブランク材が位置決め固定された前記テーブルを前記溶接ステーションに移動し、同溶接ステーションにおいて複数のブランク材のレーザ溶接を行う溶接加工装置を開発中である。これは、溶接ステーションで溶接作業を行っているときに、同時に位置決めステーションで別のテーブル上に別の複数のブランク材を位置決め固定する作業を行うことにより、レーザ溶接装置の稼働率を上げること、つまり溶接加工のサイクル時間の短縮を図っているものである。
また、板状のブランク材を互いに突き合せ、その突き合せ部をレーザ溶接により接合する場合、レーザ溶接装置に対して正確な位置において、しかもブランク材同士を正確に突き合せて固定する必要がある。
したがって、例えば上述のような溶接加工装置においては、テーブル上にブランク材を正確に位置決め固定すること、及びテーブルが移動するときに溶接ヘッドを含む他の装置と干渉しないように、またはレーザ溶接を行うときに溶接ヘッドがシンプルな移動で溶接を実行できるようにテーブル上にブランク材以外の障害物を極力なくすことが要求される。
特開平8−290282号公報
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、その目的は、テーブル上にブランク材を正確に位置決め固定することができ、またテーブル上にブランク材以外の障害物を極力なくすことができる溶接加工装置を提供することにある。
本発明の請求項1の溶接加工装置は、第1ブランク材と第2ブランク材とを突き合せ、前記両ブランク材を同突き合せ部で互いに溶接する溶接加工装置であって、複数のテーブルを備えていると共に、位置決めステーション及び溶接ステーションを備え、前記位置決めステーションにおいて前記テーブル上に第1ブランク材と第2ブランク材とを突き合せて位置決め固定し、前記第1及び第2ブランク材が位置決め固定された前記テーブルを前記溶接ステーションに移動し、同溶接ステーションにおいて溶接装置により前記第1及び第2ブランク材の突き合せ部のレーザ溶接を行い、前記テーブルは、同テーブル上に突出して前記第1ブランク材の突き合せ縁に当接する使用位置と、同テーブル上から下降した格納位置とに移動可能な位置決め用ストッパと、前記第1ブランク材の突き合せ縁が前記使用位置にあるストッパに当接するように同第1ブランク材を押圧する第1押圧部材と、前記テーブルに設けられ、前記位置決め用ストッパに当接された前記第1ブランク材の下面を吸着する第1マグネットクランプと、前記第1ブランク材が前記第1マグネットクランプに吸着され、かつ前記位置決め用ストッパが前記格納位置に移動された状態において、前記第2ブランク材の突き合せ縁が前記第1ブランク材の突き合せ縁に当接するように前記第2ブランク材を押圧する第2押圧部材と、前記テーブルに設けられ、前記第1ブランク材に当接された前記第2ブランク材の下面を吸着する第2マグネットクランプとをそれぞれ備え、前記位置決めステーションには、該位置決めステーションに位置する前記テーブルの第1,2押圧部材に係合して同押圧部材を駆動するアクチュエータを備えたことを特徴とする。
請求項2の溶接加工装置は、請求項1において、前記溶接装置が、前記テーブル上の前記突き合せ部に沿って移動し、該溶接部にレーザを照射するレーザヘッドを備えたことを特徴とする。
請求項3の溶接加工装置は、請求項1において、前記第1及び第2マグネットクランプのうちの少なくともいずれか一方のマグネットクランプは、複数のマグネットクランプを備えていることを特徴とする。
請求項4の溶接加工装置は、請求項1において、前記テーブルが、前記第1及び第2ブランク材に替えて、前記第1ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第3ブランク材と、前記第2ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第4ブランク材とを互いに突き合せ、前記両ブランク材を同突き合せ部で互いに溶接するために用いられることを特徴とする。
請求項5の溶接加工装置は、請求項4において、前記テーブルにおける前記第1及び第2マグネットクランプのうちの少なくともいずれか一方のマグネットクランプにより第3及び第4ブランク材の少なくとも一部が吸着され、前記テーブルは、前記第3及び第4ブランク材のうちの少なくともいずれか一方のブランク材のみを吸着可能な第3,4ブランク材用のマグネットクランプを備えたことを特徴とする。
請求項6の溶接加工装置において、前記第3ブランク材の突き合せ縁は、前記位置決め用ストッパ及び前記テーブルに設けられた別の位置決め用ストッパのうちの少なくともいずれか一方の位置決め用ストッパに当接することを特徴とする。
請求項7の溶接加工装置は、請求項6において、前記第3ブランク材の突き合せ縁が前記位置決め用ストッパ及び前記別の位置決め用ストッパのうちの少なくともいずれか一方の位置決め用ストッパに当接するように、同第3ブランク材が、前記第1押圧部材及び前記テーブルに設けられた別の押圧部材のうちの少なくともいずれか一方の押圧部材により押圧されることを特徴とする。
請求項8の溶接加工装置は、請求項6において、前記第4ブランク材の突き合せ縁が前記第3ブランク材の突き合せ縁に当接するように、同第4ブランク材が、前記第2押圧部材及び前記テーブルに設けられた別の押圧部材のうちの少なくともいずれか一方の押圧部材により押圧されることを特徴とする。
本発明の請求項1の加工装置において、前記位置決めステーションにおいて、前記位置決め用ストッパを前記使用位置に移動し、前記第1ブランク材の突き合わせ縁が同位置決め用ストッパに当接するように、前記第1押圧部材により同第1ブランク材を押圧し、その状態で同第1ブランク材を前記第1マグネットクランプにより吸着する。次いで、前記位置決め用ストッパを前記格納位置に後退させ、さらに前記第2ブランク材の突き合わせ縁が前記第1ブランク材の当接するように、前記第2押圧部材により同第2ブランク材を押圧し、その状態で同第2ブランク材を前記第2マグネットクランプにより吸着する。このようにして、第1及び第2ブランク材が前記テーブルに位置決めされかつ固定される。
したがって、前記第1及び第2ブランク材がその突き合わせ縁を基準に前記テーブルに位置決めかつ固定されるので、両ブランク材の溶接を施す突き合せ縁を前記テーブルに対して正確に位置決めすることができる。また、加工ステーションに移動したときに、ストッパが格納位置に移動されているので、テーブル上にストッパが突出することがなく、かつ両ブランク材がそれぞれ前記第1及び第2マグネットクランプにより前記テーブルに固定されるので、前記位置決め用ストッパまたはクランプが溶接の妨げになることを防止できる。
請求項2の加工装置において、前記レーザヘッドから照射されるレーザにより両ブランク材の突き合わせ溶接が行われる。レーザ溶接は両ブランク材の極めて高い突き合わせ精度が要求されるが、上述のとおり、両ブランク材はその突き合わせ縁を基準に高い精度をもって位置決めされているので、レーザ溶接の品質を大幅に向上することができる。
請求項3の溶接加工装置においては、前記第1ブランク材及び前記第2ブランク材のうちの少なくともいずれか一方のブランク材は、複数の前記第1及び第2マグネットクランプのうちの少なくともいずれか一方のマグネットクランプにより前記テーブルに固定される。したがって、特に第1及び第2ブランク材のうちの少なくともいずれか一方のブランク材が大きい場合でも、効率よくこれらマグネットクランプにより前記テーブルに固定することができる。
請求項4の溶接加工装置において、前記テーブルが、前記第1及び第2ブランク材に替えて、前記第1ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第3ブランク材と、前記第2ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第4ブランク材とを互いに突き合せ、前記両ブランク材を同突き合せ部で互いに溶接するために用いられる。具体的には、上述した位置決め用ストッパ、押圧部材、マグネットクランプを、前記第3及び第4ブランク材の位置決め及び固定のために適宜増設することにより、同第3及び第4ブランク材を位置決めかつ固定するための専用のテーブルを別途用意する必要がない。
請求項5の溶接加工装置において、テーブルにおける前記第1及び第2マグネットクランプのうちの少なくともいずれか一方のマグネットクランプにより第3及び第4ブランク材の少なくとも一部が吸着され、加えて、テーブルが、前記第3及び第4ブランク材のうちの少なくともいずれか一方のブランク材のみを吸着可能な第3,4ブランク材用のマグネットクランプを備えているので、前記第3及び第4ブランク材を前記テーブルに固定するための、増設するマグネットの数を極力抑えることができる。
請求項6の溶接加工装置は、前記第3ブランク材の突き合せ縁が、前記位置決め用ストッパ及び前記テーブルに設けられた別の位置決め用ストッパのうちの少なくともいずれか一方の位置決め用ストッパに当接する。すなわち、これら第1及び第2ブランク材の形状、第3及び第4ブランク材の形状、並びにテーブルの大きさ等に応じて、第3ブランク材の突き合わせ縁を第1ブランク材と共通する位置決め用ストッパに当接させることもできるし、該突き合わせ縁を第1ブランク材と共通する位置決めストッパ及び別の位置決め用ストッパに当接させることもできるし、さらに該突き合わせ縁を別の位置決め用ストッパに当接させることができる。これにより、第3ブランク材の位置決めに必要とする位置決め用ストッパの数を極力抑えることができる。
請求項7の溶接加工装置は、前記第3ブランク材の突き合せ縁が前記位置決め用ストッパ及び前記別の位置決め用ストッパのうちの少なくともいずれか一方の位置決め用ストッパに当接するように、同第3のブランク材が、前記第1押圧部材及び前記テーブルに設けられた別の押圧部材のうちの少なくともいずれか一方の押圧部材により押圧される。すなわち、これら第1及び第2ブランク材の形状、第3及び第4ブランク材の形状、並びにテーブルの大きさ等に応じて、第3ブランク材を第1ブランク材と共通する押圧部材により押圧することもできるし、第3ブランク材を第1ブランク材と共通する押圧部材及び別の押圧部材により押圧することもできるし、さらに第3ブランク材を別の押圧部材により押圧することができる。これにより、第1及び第3ブランク材を押圧するのに必要とする押圧部材の数を極力抑えることができる。
請求項8の溶接加工装置は、前記第4ブランク材の突き合せ縁が前記第3のブランク材の突き合せ縁に当接するように、同第4ブランク材が、前記第2の押圧部材及び前記テーブルに設けられた別の押圧部材のうちの少なくともいずれか一方の押圧部材により押圧される。すなわち、これら第1及び第2ブランク材の形状、第3及び第4ブランク材の形状、並びにテーブルの大きさ等に応じて、第4ブランク材を第2ブランク材と共通する押圧部材により押圧することもできるし、第4ブランク材を第2ブランク材と共通する押圧部材及び別の押圧部材により押圧することもできるし、さらに第4ブランク材を別の押圧部材により押圧することができる。これにより、第2及び第4ブランク材を押圧するのに必要とする押圧部材の数を極力抑えることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、本発明の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。図1は同実施形態の加工装置全体を示す平面図、図2は図1の位置決めステーションを矢印IIに沿って見た矢視図、図3は図2のストッパの拡大図、図4〜図6は図2に示される位置決めステーションの作動を示す説明図、図7は図1の溶接ステーションを矢印VIIに沿って見た矢視図である。
本加工装置は、図1に示されるように、位置決めステーション2と、加工ステーション4と、搬出ステーション6を備え、各ステーションに亘ってレール10が設けられており、後述するワークが固定されるテーブル8がこれらステーション2、4及び6を順に移動することができる。搬出ステーション6の側方から位置決めステーション2の側方にかけてレール12が設けられている。搬出ステーション6で完成品の搬出を終えたテーブル8は、図示しないコンベヤ等により搬出ステーション6側方のレール12上に移動され、さらに位置決めステーション2の側方の待機位置14まで同レール12に沿って移動される。待機位置にあるテーブル8は、図示しないコンベヤ等により搬入ステーション2に再び移動される。なお、各テーブル8には、レール10及び12上を転動する車輪Wが設けられている。本加工装置において、計4つのテーブル8が設けられており、これらテーブル8はいずれも同じ仕様を有している。
テーブル8は、第1ブランク材B1と第2ブランク材B2の突き合せ溶接に適するように設計されている。より詳細には、テーブル8は、第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接可能な位置決め用ストッパ16と、第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aがストッパ16に当接するように同第1ブランク材B1を押圧する第1の押圧部材20と、同第1ブランク材B1をテーブルに固定する第1マグネットクランプ22を有している。テーブル8はさらに、第2ブランク材B2の突き合せ縁B2Aが、同テーブル8に固定された第1のブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接するように、同ブランク材B2を押圧する第2押圧部材24と、第2ブランク材B2をテーブル8に固定する第2マグネットクランプ26を有している。なお、第ブランク材B1の板厚は第2ブランク材B2の板厚よりも大きく設定されている。
位置決め用ストッパ16は、図4または図5に示される、テーブル8の上面から突出してブランク材B1に当接可能な使用位置と、図2、図6または図7に示される、テーブル8の上面から下降した格納位置とに移動できるように、テーブル8に設けられたガイド28に支持されている。
第1押圧部材20は、テーブル8上の第1のブランク材B1を押圧できるように、テーブル8に設けられたガイド30に支持されており、テーブル8の下方に突出する係合部20Aを有している。この第1押圧部材20における第1ブランク材B1に当接する部分は、図3に示されるように、スプリング20Bを介して支持された当接子20Cがブランク材B1に当接するように構成されている。同様に、第2押圧部材24は、テーブル8上のブランク材B2を押圧できるようにガイド32に支持されており、テーブル8の下方に突出する係合部24Aを有している。この第2押圧部材24における第2ブランク材B2に当接する部分は、第1押圧部材20と同様に、ブランク材B2にスプリングを介して支持された当接子を有している。なお、第1押圧部材20及び第2の押圧部材24は、図2に示されるように、それぞれテーブル8との間に設けられたスプリング34及び36により、初期位置に戻るように付勢されている。
マグネットクランプ22及び26は、それぞれテーブル8の上面に設けられ、第1のブランク材B1及び第2ブランク材B2の下面を磁力により吸着してテーブル8に固定するものである。これらマグネットクランプ22及び26は、通常の永久磁石と、極性が反転可能な磁石と、同磁石の極性を反転するための電磁コイルとを備え、同電磁コイルへの通電により、表面上に磁力を発生する状態と、表面上から磁力を消失させる状態とに切換えることができるタイプのものが採用されている。そして、位置決めステーション2及び加工ステーション4において、これらマグネットクランプ22及び26の切換えのために、その電磁コイルに通電する必要がある。このため、図示しないが、各ステーション2及び4には、テーブル8にマグネットクランプ22及び26の制御電流を供給する非接触型のパワーサプライ装置が設けられている。
またテーブル20の下面には、下方に向けられた開口部38を有する円筒形の被係合部材40が設けられている。
他方、位置決めステーション2には、昇降用アクチュエータ42により昇降可能な位置決めステーションベース44が設けられている。同ベース44には、位置決め用ストッパ16をその使用位置に押し上げるストッパ用アクチュエータ46、第1押圧部材20を駆動する第1押圧用アクチュエータ48、及び第2押圧部材24を駆動する第2押圧用アクチュエータ50が設けられている。ベース44にはさらにテーブル8の被係合部材40の開口部38に係合可能な、上方に向けられた円錐台部分を有する係合部材52が設けられている。
位置決めステーション2において、図2に示されるようにベース44が下降したときに、ストッパ用アクチュエータ46、第1及び第2押圧用アクチュエータ48、50及び係合部材52は、テーブル8のレール10に沿う移動に対して何も干渉する部分がない。また位置決めステーション2において、図4に示されるようにベース44が上昇したときには、係合部材52の円錐台部分が被係合部材40の開口部38に係合して、テーブル8のベース44に対する水平方向の位置が正規位置に修正される。さらに、ストッパ用アクチュエータ46を駆動することによって、同アクチュエータ46の駆動部分46Aが位置決め用ストッパ16をその使用位置に移動することができ、またアクチュエータ48及び50の各駆動部分48A及び50Aが、押圧部材20及び24の係合部20A及び24Aに係合して押圧可能な状態となる。
加工ステーション6には、図1に示されるように、レーザ溶接装置60が設けられている。レーザ溶接装置60は、加工ステーション6の両側部にレール10と平行に延びた2つのレール62と、同レール62にそれぞれ案内される2つのポスト64と、同2つのポスト14b間に橋設され、レール62と直交するように延びたレール66と、同レール66に案内されるスライダ68と、同スライダ68に支持されたレーザを照射する溶接ヘッド70を有している。そして、ポスト64のレール62に対する位置と、スライダ68のレール66に対する位置は、図示しないコントローラにより、溶接位置に応じて制御される。これにより、溶接ヘッド70が、後述するように、ブランク材B1及びB2の突き合わせ部に沿って移動することができる。
さらに、加工ステーション6には、図7に示されるように、昇降用アクチュエータ72により昇降可能な加工ステーションベース74が設けられている。同ベース74に、テーブル8の被係合部材40の開口部38に係合可能な、上方に向けられた円錐台部分と、同円錐台部分の下方に位置し開口部38よりも径が大きい大径部とを有する係合部材76が設けられている。そして、図7に示されるように、昇降用アクチュエータ72によりベース74を上昇させることにより、まず係合部材76の円錐台部分がテーブル8の被係合部材の開口部38と係合して、テーブル8のベース74に対する水平方向の位置が正規の位置に修正される。さらに昇降用アクチュエータ72によりベース74を上昇させると、係合部材76の前記大径部が被係合部材40の開口部38に当接し、テーブル8をベース74と共に上昇することができる。
次に、本加工装置の作動について説明する。まず、図4に示されるように、待機位置14からテーブル8が移動されると、同位置決めステーション2において昇降用アクチュエータ42によりベース44を上昇させ、係合部材52をテーブル8の被係合部材38に係合させて、テーブル8の位置決めステーション2に対する水平方向の位置決めが行われる。なお、この状態においてテーブル8の車輪Wはレール10上に接地している。次いでストッパ用アクチュエータ46により位置決め用ストッパ16をテーブル8から突出した使用位置に移動させる。さらに、テーブル8上に、図示しないロボット等の搬入装置により第1ブランク材B1をテーブル8上のストッパ16と第1押圧部材20との間の部分に、また第2ブランク材B2をテーブル8上のストッパ16と第2押圧部材24との間に載置する。なお、ブランク材B1及びB2のテーブル8上への載置と、位置決め用ストッパ16の使用位置への移動は順序が逆でも構わない。
次に、図5に示されるように、第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aが位置決め用ストッパ16に当接するように、第1押圧用アクチュエータ48により駆動される第1押圧部材20によって同ブランク材B1を押圧し、これにより、ブランク材B1の位置決めが完了する。そして、マグネットクランプ22により同ブランク材B1がテーブル8に固定される。
さらに、図6に示されるように、アクチュエータ46により位置決め用ストッパ16をテーブル8の上面から後退させる。そして、第2ブランク材B2の突き合せ縁B2Aが第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接するように、第2押圧用アクチュエータ50により駆動される第2押圧部材24によって同ブランク材B2を押圧し、これによりブランク材B2の位置決めが完了する。そして、マグネットクランプ26により同ブランク材B2がテーブル8に固定される。
位置決めステーション2における上述のプロセスが完了すると、テーブル8を位置決めステーション2から移動できるように、昇降用アクチュエータ42によりベース44が下降され、係合部材52と被係合部材40との係合が外される。
続いて、上面に両ブランク材B1及びB2が固定されたテーブル8は、図示しない移動装置によりレール10に沿って加工ステーション4に移動される。加工ステーション4においては、図7に示されるように、昇降用アクチュエータ72によりベース74を上昇させ、係合部材76をテーブル8の被係合部材38に係合させて、テーブル8の加工ステーション4に対する水平方向の位置決めが行われる。この状態で、さらに昇降用アクチュエータ72によりベース74を上昇させ、係合部材76の大径部が被係合部材40の開口部38の縁部に当接させ、テーブル8をベース74と共に上昇させ、これにより、レーザ溶接装置60の溶接ヘッド70とテーブル8上のブランク材B1及びB2との高さ方向の間隔を調整する。
そして、溶接ヘッド70を、レーザが両ブランク材B1及びB2の突き合せ部分に沿って照射されるように移動させ、突き合せ部分の溶接が行われる。該溶接が完了すると、マグネットクランプ22及び26による両ブランク材B1及びB2の吸着が解除される。
加工ステーション4における上述のプロセスが完了すると、テーブル8を加工ステーション4から移動できるように、昇降用アクチュエータ72によりベース74が二点鎖線74Aで示すように下降され、係合部材76と被係合部材40との係合が外される。
続いて、相互に溶接された両ブランク材B1及びB2(以下、完成品という)を載せたテーブル8は、図示しない移動装置によりレール10に沿って搬出ステーション6に移動される。搬出ステーションにおいては、完成品を図示しないロボット等の搬出装置により搬出する。搬出を終えた後、テーブル8は上述したように待機位置に戻される。
なお、上述したように、本加工装置においては、4つのテーブル8を備えており、3つのステーション2,4,6においてそれぞれのプロセスが同じタイミングで実行されるように構成されている。すなわち、位置決めステーション2におけるブランク材B1及びB2の搬入及び位置決め・固定と、加工ステーション4におけるブランク材B1及びB2の溶接と、搬出ステーション6における搬出が同時に行われるように構成されている。
次に本加工装置の効果について説明する。上述したように、本加工装置においては、3つのステーション2,4,6においてそれぞれのプロセスが同時に実行されるように構成されているので、加工サイクルを短縮することができる。その構成において4つのテーブルを必要としているが、各テーブル8には、第1ブランク材B1に当接する位置決め用ストッパ16や同ブランク材B1を押圧する第1押圧部材20、あるいは第2ブランク材B2を押圧する第2押圧部材24が設けられるだけで、位置決め用ストッパ16を移動するストッパ用アクチュエータ46並びに第1押圧部材20及び第2押圧部材を駆動するアクチュエータ48及び50は、位置決めステーション2のベース44に設けられている。このように、各テーブル8に、これらのアクチュエータを各テーブルに設ける必要がないので、各テーブル8の大型化を避けることができるし、アクチュエータの数も最小限に止めることができ、全体としてもコストを低減することができる。
各ブランク材B1及びB2は、その下面をマグネットクランプ22及び26によりテーブルに固定されるので、各ブランク材B1及びB2が固定された状態においても、テーブル上に各ブランク材B1及びB2を固定するための固定装置が突出することがない。これにより、加工ステーション4において、固定装置が、溶接加工の妨げになることを防止できる。
位置決めステーション4において、ベース44の上昇により、同ベース44に設けた係合部材52がテーブル8の被係合部材40に係合してテーブル8の位置決めが確実に行われると共に、押圧用アクチュエータ48及び50の作動部分48A及び50Aが、それぞれ押圧部材20及び24の係合部分20A及び24Aに係合可能となる。また逆に、位置決めステーション4においてプロセスを終了した後は、ベース44を下降するのみで、係合部材52とテーブル8の被係合部材40との係合が外れると共に押圧用アクチュエータと押圧部材との係合を外すことができる。
第1ブランク材B1と第2ブランク材B2との位置決めに関し、まず使用位置にある位置決め用ストッパ16に第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aを当接させて位置決めし、第1ブランク材B1の固定が完了した後で同ストッパ16をその格納位置に移動させ、次いで第2ブランク材B2の突き合せ縁B2Aを第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接させて位置決めする。したがって、両ブランク材B1及びB2の溶接を施す突き合せ縁B1a及びB2aをテーブル8に対して正確に位置決めすることができ、かつ当該突き合せ縁B1及びB2の溶接の際に同ストッパ16が溶接を妨害することを防止できる。
なお、上記実施形態において、各テーブル8にブランク材B1及びB2の幅方向の位置決め、すなわち図1における押圧部材20及び24による押圧方向とは直角方向の位置決めを行うガイド部材を設けることが可能である。詳細には、図1の搬出ステーション6にあるテーブル8及び待機位置14にあるテーブル8にのみ図示したが、第1ブランク材B1に対してその幅方向の位置決めをなすガイド部材80と、第2ブランク材B2に対してその幅方向の位置決めをなすガイド部材82とがテーブルに設けられている。ガイド部材80及び82は、図示のように、それぞれ第1及び第2ブランク材B1及びB2に当接する使用位置と、同使用位置から後退した非使用位置に移動可能である。これらガイド部材80及び82の移動は、押圧部材20及び24と同じように、位置決めステーション2及び加工ステーション4にそれぞれ設けられた図示しないアクチュエータにより移動されるように構成される。
次に、本発明の別の実施形態を図8に従って説明する。上述の図1〜7に示される実施形態においては、テーブル8に設けられた位置決め用ストッパ16、第1押圧部材20及び第2押圧部材24を駆動するストッパ用アクチュエータ46、第1押圧用アクチュエータ48及び第2押圧用アクチュエータ50が、位置決めステーション2に備えられた昇降可能なベース44に設けられている。これに対してこの図8に示される実施形態においては、これらアクチュエータ46,48及び50もテーブル側に設けるように構成したものである。なお、図8において、図1〜図7に示す実施形態と実質的に同一の部品または部分には、同一符号を付してある。
この実施形態は、上述の実施形態において、テーブル8の代わりにテーブル90を採用したものである。ブランク材B1及びB2が載置されるテーブル90は、基本的に上述の実施形態のテーブル8と同様の構造を有している。すなわち、テーブル90は、第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接可能な位置決め用ストッパ16と、第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aがストッパ16に当接するように同第1ブランク材B1を押圧する第1押圧部材20と、同第1ブランク材B1をテーブルに固定する第1マグネットクランプ22を有している。テーブル90はさらに、ブランク材B2の突き合せ縁B2Aが、同テーブル90に固定された第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接するように、同ブランク材B2を押圧する第2押圧部材24と、第2ブランク材B2をテーブル90に固定する第2マグネットクランプ26を有している。
テーブル90は、車輪Wによってレール10上を移動できるベース92に固定されている。ベース92は、基本的に上述の実施形態のベース44と同様の構造を有している。すなわち、同ベース92には、位置決め用ストッパ16をその使用位置に押し上げるストッパ用アクチュエータ46、第1押圧部材20を駆動する第1押圧用アクチュエータ48、及び第2押圧部材24を駆動する第2押圧用アクチュエータ50が設けられている。これらストッパ用アクチュエータ46の駆動部分46Aと位置決め用ストッパ16、アクチュエータ48の駆動部分48Aと第1押圧部材20の係合部20A、及びアクチュエータ50の駆動部分50Aと第2押圧部材24の係合部48Aは、あらかじめそれぞれ接合しておくことも可能である。
なお、この実施形態において、テーブル90に各アクチュエータ46,48及び50が設けられているので、位置決めステーション2において昇降可能なベース44を備える必要はない。ただし、溶接ステーション4においてテーブル90を上下に変位させることができないので、溶接装置60における溶接ヘッド70がスライダ68に対して上下方向の位置を調節できるように指示させることが好ましい。
この図8に示される実施形態においても、図1〜図7に示される実施形態と同様に、位置決めステーション2で、まず使用位置にある位置決め用ストッパ16に第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aを当接させて位置決めし、第1ブランク材B1の固定が完了した後で同ストッパ16をその格納位置に移動させ、次いで第2ブランク材B2の突き合せ縁B2Aを第1ブランク材B1の突き合せ縁B1Aに当接させて位置決めする。したがって、やはり、位置決めステーション2において両ブランク材B1及びB2の溶接を施す突き合せ縁B1a及びB2aをテーブル90に対して正確に位置決めすることができ、かつ溶接ステーション4において当該突き合せ縁B1及びB2の溶接の際に同ストッパ16が溶接を妨害することを防止できる。
次に、さらに別の実施形態を図9に従って説明する。この実施形態に係るテーブルは、上述の各実施形態において、第1ブランク材及び第2ブランク材に替えて、第1ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第3ブランク材と、第2ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第4ブランク材とを互いに突き合わせ、同両ブランク材を同突き合わせ部で互いに溶接するのにも用いることができるように適合されたものである。
詳細には、図9に示すように、テーブル100は、第1ブランク材C1の突き合せ縁C1Aに当接可能な位置決め用ストッパ116と、第1ブランク材C1の突き合せ縁C1Aがストッパ116に当接するように同第1ブランク材C1を押圧する第1押圧部材120と、同第1ブランク材C1をテーブルに固定する2つの第1マグネットクランプ122を有している。テーブル100はさらに、第2ブランク材C2の突き合せ縁C2Aが、同テーブル100に固定された第1ブランク材C1の突き合せ縁C1Aに当接するように、同ブランク材C2を押圧する第2押圧部材124と、第2ブランク材C2をテーブル100に固定する2つの第2マグネットクランプ126を有している。第1及び第2マグネットクランプ122及び124は、上述の図1〜図7または図8に示される実施形態と同様に、図示しないアクチュエータにより駆動される。またテーブル100は、第1ブランク材C1の幅方向の位置決めを行うガイド部材180と、第2ブランク材C2に対してその幅方向の位置決めをなすガイド部材182が設けられている。これらガイド部材180及び182は、図示しないアクチュエータにより、それぞれ第1及び第2のブランク材C1及びC2に当接する使用位置と、同使用位置から後退した非使用位置に移動可能である。
テーブル100は、さらに、第1ブランク材C1の鏡像に相当する基本形状を有する第3ブランク材C3と、第2ブランク材C2の鏡像に相当する基本形状を有する第4ブランク材C4との突き合わせに用いることができるように、適合されている。すなわち、テーブル100は、第3ブランク材C3の突き合せ縁C3Aを位置決め用ストッパ116に当接するように、同第3ブランク材C3を押圧する押圧部材128と、第3ブランク材C3を固定する第3ブランク材用のマグネットクランプ130を有している。またテーブル100は、第4ブランク材C4の突き合せ縁C4Aが第3ブランク材C3の突き合せ縁C3Aに当接するように、同第4ブランク材C4を押圧する押圧部材132と、第4ブランク材C4を固定する第4ブランク材用のマグネットクランプ134を備えている。これにより、第3ブランク材C3は第1マグネットクランプ122の一方とマグネットクランプ130により、第4ブランク材C4は第2マグネットクランプ126の一方とマグネットクランプ134によりテーブルに固定される。ガイド部材180及び182は、それぞれ第3及び第4ブランク材C3及C4の幅方向の位置決めにも利用される。
この実施形態によれば、テーブル100は、第1及び第2ブランク材C1及びC2のみならず、第3及び第4ブランク材C3及びC4の位置決め及び固定に用いることができるので、別途第3及び第4ブランク材専用のテーブルを用意する必要がない。これにより溶接加工装置のテーブルを交換する手間も省けるし、またコストも低減できる。特に、この実施形態においては、位置決め用ストッパ116並びにガイド部材180及び182が、第3及び第4ブランク材C3及びC4の位置決めにも利用され、また第1マグネットクランプ122の一方及び第2マグネットクランプ126の一方が、第3及び第4ブランク材の固定にも利用される。このため、第3及び第4ブランク材C3及びC4の位置決め及び固定のために増設するマグネットクランプの数を抑えることができる。
ここで、上述した鏡像に相当する基本形状について補足説明する。ここで述べられている鏡像に相当する基本形状の意味は、厳密にすべての部分が対称であるという意味ではない。例えば自動車の車体の側部を構成するパネルは、左側と右側とでは取り付けられる部品またはデザインのために、基本形状は同じであっても、部分的に異なる場合がある。したがって、そのような場合でも本実施形態を適用できることは明らかである。なお、自動車用のパネルにあっては、板厚の異なるパネルを突き合せことが多く、その場合には溶接後のパネルに表と裏が存在する。このため、ブランク材C3及びC4を鏡像の形状のままテーブル100上に位置決めかつ固定して溶接を行う必要があるのである。
図9に示される実施形態は、ブランク材の形状に応じて、種々変形することが可能である。例えば図10に示す実施形態において、テーブル200は、第1ブランク材D1の突き合せ縁D1Aが当接する位置決め用ストッパ116、同第1ブランク材D1を押圧する第1押圧部材120、第1ブランク材D1を固定する2つの第1マグネットクランプ122、第2ブランク材D2の突き合せ縁D2Aが第1ブランク材D1の突き合せ縁D1Aに当接するように押圧する第2押圧部材124、第2ブランク材D2を固定する2つの第2マグネットクランプ126、並びにそれぞれ第1及び第2ブランク材D1及びD2の幅方向の位置決めを行うガイド部材180及び182を備えている。さらにテーブル200は、それぞれ第1及び第2ブランク材D1及びD2の鏡像に相当する基本形状を有する第3及び第4ブランク材D3及びD4を位置決め及び固定することができるように、第3ブランク材D3の突き合せ縁D3Aに当接する位置決め用ストッパ136、同第3ブランク材D3を押圧する押圧部材138、第3ブランク材D3を固定するマグネットクランプ140、第4ブランク材D4の突き合せ縁D4Aが第3ブランク材D3の突き合せ縁D3Aに当接するように押圧する押圧部材142、第4ブランク材D4を固定するマグネットクランプ144、並びにそれぞれ第3及び第4ブランク材D3及びD4の幅方向の位置決めを行うガイド部材146及び148を備えている。なお、テーブル200の中心側に位置するガイド部材180及び182は、それぞれ第3及び第4ブランク材D3及びD4の幅方向の位置決めを行えるように、図示の位置から図上方に向けても移動するように構成されている。
その他にも、上記実施形態において、ブランク材の形状に応じて、第1及び第2ブランク材を押圧するための押圧部材または複数ある場合にはその一部を、第3及び第4ブランク材の押圧にも用いたり、様々な変形例を実施することができる。
以上で、本発明の実施形態の説明を終えるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した各実施形態において、第1ブランク材と第2ブランク材を押圧部材により突き合せる際、第3ブランク材と第4ブランク材を押圧部材により突き合せる際に、なんらかの原因で一方のブランク材が他方のブランク材に乗り上げることがないように、突き合せ部の両端部の跳ねを防止するための部材を設けることも可能である。さらに、上述した各実施形態において、第1ブランク材と第2ブランク材との突き合せ溶接が完了した後に、別のブランク材を第1ブランク材及び第2ブランク材のうちの少なくともいずれか一方のブランクに突き合せ溶接するように構成することも可能である。
本発明の一実施形態に係る溶接加工装置全体を示す平面図である。 図1の位置決めステーション2を矢印IIに沿って見た矢視図である。 図2の位置決め用ストッパ16の拡大図である。 位置決めステーション2の作動を説明する正面図である。 位置決めステーション2の別の作動を説明する正面図である。 位置決めステーション2のさらに別の作動を説明する正面図である。 図1の加工ステーションを矢印VIIに沿って見た矢視図である。 本発明の別の実施形態に係る溶接加工装置のテーブルを示す縦断面図である。 本発明のさらに別の実施形態に係る溶接加工装置のテーブルを示す平面図である。 図9に示される実施形態の変形例であるテーブルを示す平面図である。
符号の説明
2 位置決めステーション
4 加工ステーション
8 テーブル
16 位置決め用ストッパ
20,24 押圧部材
22,26 マグネットクランプ
40 被係合部材
48,50 押圧用アクチュエータ
60 溶接装置
70 溶接ヘッド
B1,C1,D1 第1ブランク材
B2,C2,D2 第2ブランク材
C3,D3 第3ブランク材
C4,D4 第4ブランク材

Claims (8)

  1. 第1ブランク材と第2ブランク材とを突き合せ、前記両ブランク材を同突き合せ部で互いに溶接する溶接加工装置であって、
    複数のテーブルを備えていると共に、位置決めステーション及び溶接ステーションを備え、前記位置決めステーションにおいて前記テーブル上に第1ブランク材と第2ブランク材とを突き合せて位置決め固定し、前記第1及び第2ブランク材が位置決め固定された前記テーブルを前記溶接ステーションに移動し、同溶接ステーションにおいて溶接装置により前記第1及び第2ブランク材の突き合せ部のレーザ溶接を行い、
    前記テーブルは、
    同テーブル上に突出して前記第1ブランク材の突き合せ縁に当接する使用位置と、同テーブル上から下降した格納位置とに移動可能な位置決め用ストッパと、
    前記第1ブランク材の突き合せ縁が前記使用位置にあるストッパに当接するように同第1ブランク材を押圧する第1押圧部材と、
    前記テーブルに設けられ、前記位置決め用ストッパに当接された前記第1ブランク材の下面を吸着する第1マグネットクランプと、
    前記第1ブランク材が前記第1マグネットクランプに吸着され、かつ前記位置決め用ストッパが前記格納位置に移動された状態において、前記第2ブランク材の突き合せ縁が前記第1ブランク材の突き合せ縁に当接するように前記第2ブランク材を押圧する第2押圧部材と、
    前記テーブルに設けられ、前記第1ブランク材に当接された前記第2ブランク材の下面を吸着する第2マグネットクランプとをそれぞれ備え
    前記位置決めステーションには、該位置決めステーションに位置する前記テーブルの第1,2押圧部材に係合して同押圧部材を駆動するアクチュエータを備えたことを特徴とする溶接加工装置。
  2. 前記溶接装置は、前記テーブル上の前記突き合せ部に沿って移動し、該溶接部にレーザを照射するレーザヘッドを備えたことを特徴とする請求項1記載の溶接加工装置。
  3. 前記第1及び第2マグネットクランプのうちの少なくともいずれか一方のマグネットクランプは、複数のマグネットクランプを備えていることを特徴とする請求項1記載の溶接加工装置。
  4. 前記テーブルは、前記第1及び第2ブランク材に替えて、前記第1ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第3ブランク材と、前記第2ブランク材の鏡像に相当する基本形状を有する第4ブランク材とを互いに突き合せ、前記両ブランク材を同突き合せ部で互いに溶接するために用いられることを特徴とする請求項1記載の溶接加工装置。
  5. 前記テーブルにおける前記第1及び第2マグネットクランプのうちの少なくともいずれか一方のマグネットクランプにより第3及び第4ブランク材の少なくとも一部が吸着され、前記テーブルは、前記第3及び第4ブランク材のうちの少なくともいずれか一方のブランク材のみを吸着可能な第3,4ブランク材用のマグネットクランプを備えたことを特徴とする請求項4記載の溶接加工装置。
  6. 前記第3ブランク材の突き合せ縁は、前記位置決め用ストッパ及び前記テーブルに設けられた別の位置決め用ストッパのうちの少なくともいずれか一方の位置決め用ストッパに当接することを特徴とする請求項4記載の溶接加工装置。
  7. 前記第3ブランク材の突き合せ縁が前記位置決め用ストッパ及び前記別の位置決め用ストッパのうちの少なくともいずれか一方の位置決め用ストッパに当接するように、同第3ブランク材が、前記第1押圧部材及び前記テーブルに設けられた別の押圧部材のうちの少なくともいずれか一方の押圧部材により押圧されることを特徴とする請求項6記載の溶接加工装置。
  8. 前記第4ブランク材の突き合せ縁が前記第3ブランク材の突き合せ縁に当接するように、同第4ブランク材が、前記第2押圧部材及び前記テーブルに設けられた別の押圧部材のうちの少なくともいずれか一方の押圧部材により押圧されることを特徴とする請求項6記載の溶接加工装置。
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