JP5195661B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、前方部材を備えたコネクタに関する。
従来、フロントマスクなどの前方部材を備えたコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、相手側ハウジングに設けられたフード部の内部に嵌合可能なハウジングを有し、このハウジングの嵌合面側には前方部材が取り付けられている。ハウジングの内部には、前後方向に貫通する複数のキャビティが形成されており、これらのキャビティにはそれぞれ雌端子が収容されている。前方部材において各キャビティと対応する位置には、雄端子を挿通させる端子挿通孔が形成されている。前方部材は、ハウジングの嵌合面における幅方向中央部に設けられた保持突起によってハウジングの嵌合面に沿う位置に保持されている。
特開2006−302769号公報
しかしながら、コネクタが低背化してくるとハウジングの嵌合面に保持突起を設けるスペースを確保することが困難になる。そこで、ハウジングの幅方向両側に保持突起を設けた場合には、前方部材がハウジングの嵌合面から離れる方向に浮きやすくなる。前方部材が浮いた状態で両ハウジングの嵌合を行うと、雄端子が端子挿通孔の孔縁部に干渉して曲がるおそれがある。このように、コネクタの低背化に伴う前方部材の浮きを規制することは困難である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタの低背化に伴う前方部材の浮きを規制することを目的とする。
本発明は、リブを有する相手側コネクタと前後方向に嵌合可能なコネクタであって、前面に開口してリブを受け入れる凹部が形成されたハウジングと、ハウジングの前面に取り付けられる前方部材と、前方部材において凹部と対応する位置に設けられた引掛け部と、凹部に設けられ、引掛け部と前後方向に係止することにより前方部材がハウジングの前面から離れる方向へ移動することを規制可能な規制部とを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、前方部材をハウジングの前面に取り付けて引掛け部と規制部とを前後方向に係止させることにより、前方部材がハウジングの前面から離れる方向へ移動して浮くことを規制できる。また、両コネクタの嵌合時にリブが進入する凹部を利用して規制部を設けるようにしたから、コネクタの低背化に対応可能である。したがって、コネクタを低背化しても前方部材の浮きを規制することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
前方部材は、ハウジングの前面に沿って組み付け可能とされており、凹部は、ハウジングの前面および前方部材の組み付け方向と交差する面の双方に開口して溝状に形成されており、規制部は、凹部の底面を構成する部分に設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、凹部の底面を構成する部分に規制部を形成することができる。また、規制部を成形するための型抜き孔が形成されることで、成形時におけるハウジングのヒケなどを減らすこともできる。
引掛け部は、規制部に前後方向に係止した状態において凹部の底面に臨んで配置されている構成としてもよい。
このような構成によると、引掛け部と規制部の係止状態をコネクタの外部から視認することができる。
本発明によれば、コネクタの低背化に伴う前方部材の浮きを規制することができる。
両コネクタの嵌合状態における平面図 両コネクタの嵌合状態における側面図 両コネクタの嵌合状態における底面図 両コネクタの嵌合状態を雄コネクタの背面側から見た図 両コネクタの嵌合状態を雌コネクタの背面側から見た図 図5のA−A線断面図であって、両コネクタの嵌合状態における断面図 図6において両コネクタを嵌合させる前の状態を示した断面図 図7において雌コネクタの嵌合面側にフロントマスクを取り付ける前の状態を示した断面図 雌コネクタの側面図 図9のB−B線断面図 雌コネクタの正面図 図11のC−C線断面図 図11のD−D線断面図 図11のE−E線断面図 雄コネクタの正面図 フロントマスクの平面図 フロントマスクの正面図 フロントマスクの底面図 フロントマスクの側面図 図17のF−F線断面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図20の図面を参照しながら説明する。本実施形態の雌コネクタ(本発明の「コネクタ」の一例)10は、図1ないし図3に示すように、雄コネクタ50と嵌合可能とされており、雄コネクタ50は基板(図示せず)に固定される基板用コネクタとなっている。なお、以下の説明において前後方向とは両コネクタ10,50の嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
雄コネクタ50は、合成樹脂製の雄ハウジング51を有し、この雄ハウジング51には、前方に開口するフード状をなすフード部52が設けられている。雌コネクタ10は、フード部52の内部に嵌合可能とされている。フード部52は、幅方向に横長の扁平形状をなしており、フード部52の幅方向両側には、図1に示すように、基板に固定される一対の基板固定部53が幅方向外側に張り出し形成されている。
フード部52の奥壁54には、図15に示すように、タブ状をなす複数の雄端子60が設けられている。雄端子60は、上下2段で横並びに配置されており、本実施形態では上段側に10個の雄端子60が配置され、下段側に14個の雄端子60が配置されている。雄端子60の前端側は、フード部52の内部において前方に突出する形態をなしている。一方、雄端子60の後端側は、図2および図4に示すように、奥壁54を貫通した後、略直角に下方に折り曲げられており、基板に設けられたスルーホールに挿入、接続されるようになっている。
フード部52の内周面には、複数のリブ55が設けられている。本実施形態ではフード部52の内周面における上面に2個のリブ55が配置され、下面に2個のリブ55が配置されている。図1および図3に示すように上下のリブ55は、いずれも前後方向に延びる形態をなしている。また、図15に示すようにフード部52の内周面における上面中央部には、次述するロックアーム16のロック突部16Aと係止可能なロック受部56が下方に突出して形成されている。
雌コネクタ10は、合成樹脂製の雌ハウジング(本発明の「ハウジング」の一例)11を有し、この雌ハウジング11は、図11に示すように、幅方向に横長の扁平形状で、かつ、略方形のブロック状をなしている。雌ハウジング11の外周面における上面中央部は一段低く形成されており、この低くなった部分にロックアーム16が配設されている。雌ハウジング11においてロックアーム16が設けられている中央部分では、上段側の雌端子20が配置されておらず、下段側の雌端子20のみが配置されている。これにより、ロックアーム16が雌ハウジング11の上面から上方に飛び出す量を最小限に抑えることができ、雌コネクタ10の低背化が図られている。
ロックアーム16は、図13に示すように、前後方向に延びる形態をなしていおり、雌ハウジング11の上面前端から上方に立ち上がる基端部16Cを有している。ロックアーム16は、基端部16Cから後方に延びる片持ち状に形成されている。ロックアーム16の上面やや後方には、ロック突部16Aが設けられており、ロック突部16Aのさらに後方(ロックアーム16の上面後端部)には、ロック解除部16Bが設けられている。ロック突部16Aが雄コネクタ50のロック受部56と前後方向に係止することにより、両コネクタ10,50が正規嵌合状態に保持される。
雌ハウジング11の外面における上下両面には、図11に示すように、雄ハウジング51のリブ55を受け入れる複数の溝部18が形成されている。これらの溝部18は、前後方向に延びる形態をなしており、一対の上側の溝部18と一対の下側の溝部18とからなる。上側の溝部18は、前方と上方の双方に開口する溝状をなし、下側の溝部18は、前方と下方の双方に開口する溝状をなしている。両コネクタ10,50の嵌合時に、各リブ55が各溝部18に進入することにより両コネクタ10,50の嵌合動作が案内されるようになっている。なお、溝部18は本発明の「凹部」に対応しており、溝部18の底面とは、上側の溝部18の下面および下側の溝部18の上面のことをいう。
雌ハウジング11の内部には、図5に示すように、前後方向に貫通する形態をなすキャビティ12が形成されている。キャビティ12の内部には、後方から雌端子20が挿入可能とされている。雌端子20は、図6に示すように、キャビティ12の内壁下面に形成されたランス13によって後方に抜け止めされた状態でキャビティ12に保持されている。
また、雌ハウジング11の内部には、キャビティ12と交差するようにしてリテーナ装着孔14が下方に開口して形成されている。このリテーナ装着孔14には、リテーナ40が下方から装着可能とされている。リテーナ40は、雌端子20を挿通可能な端子挿通孔41を有しており、雌端子20を挿通可能とする仮係止位置と雌端子20に係止してその抜け止めを行う本係止位置との間を移動可能とされている。なお、仮係止位置については図示しないものの、本係止位置とは図6におけるリテーナ40の位置をいう。
雌端子20は、金属薄板を打ち抜き加工および折り曲げ加工することによって形成されている。この雌端子20は、図6に示すように、雄端子60と導通可能に接続される角筒部21と、角筒部21の後方に形成された電線接続部22とを一体に備えて構成されている。角筒部21の後端は、本係止位置におけるリテーナ40の端子挿通孔41の下面を構成する部分と前後方向に係止しており、これによって雌端子20が抜け止めされている。電線接続部22には、電線Wの芯線が圧着接続されている。電線Wは、キャビティ12の後方に引き出されている。
ところで、本実施形態の雌コネクタ10は低背化されており、フード部52の上下面は側面よりも薄肉とされている。フード部52の上下面が薄肉になると、フード部52の強度が低下し、フード部52が破損しやすくなる。このため、本実施形態ではフード部52の上下面の破損を防ぐための措置が施されている。まず、図15に示すように、複数のリブ55によりフード部52の上下面の剛性を高めた点である。リブ55は、フード部52の内周側に設けられており、かつ、雄端子60が存在しない空き領域を利用して配置されているため、フード部52の上下寸法を大きくすることなくフード部52の上下面を補強できる。
次に、フード部52の内周面における幅方向両側に規制凹部57を設けた点である。これは、電線Wが上下方向に振られた場合に、雌ハウジング11がフード部52の上下面に対して直接負荷がかかって破損することを防ぐための措置である。このため図5に示すように、雌ハウジング11の幅方向両側には、両コネクタ10,50の嵌合に伴って規制凹部57と前後方向に嵌合する規制突部15が設けられており、この規制突部15と規制凹部57が上下方向に係止することで、フード部52の上下面に負荷がかかることを規制している。
さて、雌ハウジング11の前面11Aには、図6ないし図8に示すように、雌ハウジング11とは別部材からなるフロントマスク30が装着されている。このフロントマスク30は、合成樹脂製とされている。雌ハウジング11の前面11Aには、図8に示すように、フロントマスク30を装着可能な装着凹部17が形成されている。フロントマスク30は、雌ハウジング11の前面11Aに沿って下方から(図8の矢線方向に向けて)装着凹部17に装着されるようになっている。
フロントマスク30は、図17に示すように、格子状をなす本体部31を有している。本体部31は、雌ハウジング11と同様に、幅方向に長い横長の略方形をなしている。本体部31において雌端子20と対応する位置には、端子進入孔32が貫通して形成されている。この端子進入孔32には、図6に示すように、両コネクタ10,50の嵌合時に雄端子60が進入するようになっている。端子挿入孔32に貫通した雄端子60は、雌端子20の角筒部21に対して導通可能に接続される。
本体部31の幅方向両側には、図17に示すように、一対の保持突起33が設けられている。一方、雌ハウジング11の幅方向両側には、図9に示すように、保持突起33と上下方向に係止可能な保持溝11Bが設けられている。保持溝11Bは、雌ハウジング11の嵌合面側に開口する形態で切り欠かれており、かつ、装着凹部17に連通して設けられている。このため図10に示すように、フロントマスク30を装着凹部17に下方から装着すると、保持突起33が装着凹部17の内部側から保持溝11Bに進入し、保持溝11Bの下面と上下方向に係止する。これにより、フロントマスク30は装着凹部17に保持され、フロントマスク30の抜け落ちが規制される。
図11と図17を比べたらわかるように、本体部31においてロックアーム16と対応する位置は切り欠かれており、この切り欠き部分の上面にも、保持突起34が設けられている。保持突起34は、図20に示すように、本体部31の背面から後方に突出する形態をなしている。保持突起34は、図13に示すように、ロックアーム16の基端部16Cを成形するための型抜き孔S2に入り込むようになっている。この型抜き孔S2は、ロックアーム16の撓み空間でもある。保持突起34は型抜き孔S2の前端寄りに位置し、この位置はロックアーム16の撓み動作を阻害しない位置とされている。
この保持突起34は、型抜き孔S2の下面前端に対して上下方向に係止可能とされている。このため、フロントマスク30の幅方向中央部分は、保持突起34によって下方への抜け落ちが規制されている。すなわちフロントマスク30は、左右一対の保持突起33と中央の保持突起34とによって装着凹部17に保持され、下方への抜け落ちが規制されている。
図11と図17を比べたらわかるように、本体部31において溝部18と対応する位置は切り欠かれており、この切り欠き部分は、上側の溝部18に対応する上側切欠部36Aと下側の溝部18に対応する下側切欠部36Bとからなる。上側切欠部36Aには、図17に示すように、突部37A(本発明の「引掛け部」の一例)が上方に突出して設けられている。一方、下側切欠部36Bには、架設部(本発明の「引掛け部」の一例)37Bが設けられている。この架設部37Bは、下側切欠部36Bを構成する両側壁間に架設されている。突部37Aおよび架設部37Bはともに、両コネクタ10,50の嵌合時にリブ55の進入を阻害しない位置に配置されている。
フロントマスク30を装着凹部17に装着した状態では、図12に示すように、雌ハウジング11の前面11Aにフロントマスク30の後面が接触した状態となっており、フロントマスク30の前面が雌ハウジング11の嵌合面の一部を構成している。フロントマスク30の前面は、上側の溝部18の前端開口における底面側の部分(以下「前端開口部」という。)18Aの前面と面一をなしている。なお、上側の溝部18の前端開口部18Aの後方には、上下方向に貫通する係止孔(本発明の「規制部」の一例)19Aが形成されている。
突部37Aは、図12に示すように、係止孔19Aに下方から嵌合し、係止孔19Aの前面、すなわち前端開口部18Aの後面に対して前後方向に係止している。これにより、フロントマスク30が雌ハウジング11の前面11Aから離れる方向へ移動することが規制されている。なお、突部37Aは、溝部18の上方に臨んで配置されているため、突部37Aと前端開口部18Aとの係止状態を雌コネクタ10の上方から視認することができる。
また、雌ハウジング11において突部37Aが入り込んだ空間は、前端開口部18Aを成形するための型抜き孔S1であり、この型抜き孔S1は、溝部18の底面側(下面側)にて溝部18の内部と連通している。突部37Aは、型抜き孔S1に配置され、溝部18に進入しない程度の突出高さとされている。このため、図6に示すように、両コネクタ10,50の嵌合時にリブ55と突部37Aが干渉しないようになっている。なお、型抜き孔S1を形成したことにより、成形時における雌ハウジング11のヒケなどを減らすことができる。
一方、図14に示すように、下側の溝部18の底面側(上面側)における前端部には、係止凹部(本発明の「規制部」の一例)19Bが下方に開口して形成されており、この係止係止凹部19Bに対して架設部37Bが下方から嵌合している。この状態では、架設部37Bの前面が係止凹部19Bの前面と前後方向に係止しており、フロントマスク30が雌ハウジング11の前面11Aから離れる方向へ移動することが規制されている。なお、係止係止凹部19Bに嵌合した架設部37Bは、両コネクタ10,50の嵌合時にリブ55の進入を阻害しない位置に配置されている。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、図8に示すように、フロントマスク30を雌ハウジング11の装着凹部17に対して下方から組み付けていく。これにより、両保持突起33は、図10に示すように、装着凹部17の内部から保持溝11Bに嵌り込み、保持突起34は、図13に示すように、型抜き孔S2に嵌り込む。すると、両保持突起33と保持溝11Bの下面とが上下方向に係止し、保持突起34と型抜き孔S2の下面前端とが上下方向に係止することで、フロントマスク30が装着凹部17に保持される。
これと併行して、突部37Aは、図7に示すように、係止孔19Aに嵌り込み、架設部37Bは、図14に示すように、係止凹部19Bに嵌り込む。すると、突部37Aの前面と前端開口部18Aの後面とが前後方向に係止し、架設部37Bの前面と係止凹部19Bの前面が前後方向に係止することで、フロントマスク30が雌ハウジング11の前面11Aから前方に浮くことが規制される。このとき、突部37Aと架設部37Bは溝部18に臨んでいるため、突部37Aと架設部37Bの係止状態を目視で確認することができる。
次に、リテーナ40をリテーナ装着孔14に対して仮係止位置に組み付けた状態とし、全てのキャビティ12に全ての雌端子20を挿入し、これらの雌端子20をランス13によって抜け止めするとともに、リテーナ40を本係止位置に押し込むことで全ての雌端子20を二重に抜け止めする。この後、雌コネクタ10を雄コネクタ50のフード部52の内部に嵌合して両コネクタ10,50を正規嵌合させる。
これにより、両規制突部15が両規制凹部57に嵌合するため、電線Wが上下方向に振られたときでも雌ハウジング11がフード部52に負荷を与えることがなく、フード部52の破損を防ぐことができる。また、リブ55が溝部18に進入することになるものの、突部37Aと架設部37Bは溝部18から退避した位置にあるため、リブ55が突部37Aと架設部37Bとに干渉することはなく、両コネクタ10,50の嵌合動作を案内できる。さらに、フロントマスク30の浮きが規制されているため、両コネクタ10,50の嵌合によって雄端子60がフロントマスク30に干渉して折れ曲がることはない。
以上のように本実施形態ではフロントマスク30の浮きを防ぐための措置として、上側の溝部18の下面に係止孔19Aを形成し、下側の溝部18の上面に係止凹部19Bを形成しているため、フロントマスク30と雄端子60の干渉を防ぐことができる。また、溝部18を構成するデッドスペースを利用して係止孔19Aと係止凹部19Bとを形成しているから、雌コネクタ10の低背化に対応することができる。
また、突部37Aを設けた結果、突部37Aを成形するための型抜き孔S1が形成されることになるから、成形時における雌ハウジング11のヒケなどを減らすことができる。また、フロントマスク30を装着凹部17に装着した状態において、突部37Aが係止孔19Aに嵌り込んだ状態を雌ハウジング11の上方から視認することができる。同様に、架設部37Bが係止凹部19Bに嵌り込んだ状態を雌ハウジング11の下方から視認することもできる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では雄コネクタ50を基板用コネクタとしているものの、本発明によると、雄コネクタ50を電線Wの端末に接続されたコネクタとしてもよい。
(2)上記実施形態では突部37Aに嵌合する係止孔19Aとして上下方向に貫通したものを例示しているものの、本発明によると、上下方向に貫通しない凹部に突部37Aが嵌合するようにしてもよい。同様に、係止凹部19Bの代わりに貫通孔を設けてこの貫通孔に架設部37Bを嵌合させてもよい。
(3)上記実施形態ではフロントマスク30を雌ハウジング11の前面11Aに沿って下方から組み付けるようにしているものの、本発明によると、フロントマスク30を雌ハウジング11の前方から組み付けるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では突部37Aと架設部37Bが溝部18の底面に臨んで配置されているものの、本発明によると、突部37Aと架設部37Bが溝部18の底面に臨んでいなくてもよい。
(5)上記実施形態では溝部18が溝状に形成されているものを例示しているものの、本発明によると、溝部18が前方のみに開口する孔形状に形成されていてもよい。
(6)上記実施形態では前方部材としてフロントマスク30を例示しているものの、本発明によると、前方部材をフロントカバーやフロントリテーナとしてもよい。
10…雌コネクタ
11…雌ハウジング
11A…前面
18…溝部(凹部)
19A…係止孔(規制部)
19B…係止凹部(規制部)
30…フロントマスク(前方部材)
37A…突部(引掛け部)
37B…架設部(引掛け部)
50…雄コネクタ(相手側コネクタ)
55…リブ

Claims (3)

  1. リブを有する相手側コネクタと前後方向に嵌合可能なコネクタであって、
    前面に開口して前記リブを受け入れる凹部が形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの前面に取り付けられる前方部材と、
    前記前方部材において前記凹部と対応する位置に設けられた引掛け部と、
    前記凹部に設けられ、前記引掛け部と前後方向に係止することにより前記前方部材が前記ハウジングの前面から離れる方向へ移動することを規制可能な規制部とを備えたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記前方部材は、前記ハウジングの前面に沿って組み付け可能とされており、前記凹部は、前記ハウジングの前面および前記前方部材の組み付け方向と交差する面の双方に開口して溝状に形成されており、前記規制部は、前記凹部の底面を構成する部分に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記引掛け部は、前記規制部に前後方向に係止した状態において前記凹部の底面に臨んで配置されていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
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