JP5195070B2 - 偏光子チップの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、偏光子チップの製造方法に関する。
大画面表示機器として、投射型表示装置が急速に普及しつつある。投射型表示装置は、光源からの光を透過型液晶表示素子に導き、この素子が光の強度変調により像を作成し、作成された像を投射レンズ拡大することによって、大画面表示を実現する装置である。このような投射型表示装置には、延伸ポリビニルアルコールフィルムに二色性色素を吸着させた偏光子にトリアセチルセルロース系保護フィルムを積層した後、小片に切断して得られる偏光子チップが導入されている。
投射型表示装置は近年高輝度化が進み、それに伴って強力な光を放出する光源が用いられるようになってきた。強力な光に暴露されることで、偏光子チップの有機材料の劣化が急速に進行する。劣化の様態としては、特にトリアセチルセルロース系保護フィルム中に含まれる色素分子が分解されることによる変色が大きな問題の一つとなっている。このため、トリアセチルセルロース系保護フィルムが積層されていない、偏光子のみからなる偏光子チップが求められている。
特開平6−118232号公報
しかし、偏光子のみからなる偏光子チップは、高い配向度を有するので配向方向に平行に裂けやすく、強度が充分ではなかった。また製造時に架橋反応の進行により収縮が生じるため、シワや、配向方向と平行に割れが発生するという問題があり、製造が困難であった。
本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを延伸し、色素溶液に浸漬し、ホウ酸溶液に浸漬して得られうる偏光子の両面に軟質ポリエチレンフィルムを積層して、軟質ポリエチレンフィルム/偏光子/軟質ポリエチレンフィルムからなる構成の第1積層体を得る第1積層工程と、
第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルムに、基板フィルムを積層して第2積層体を得る第2積層工程と、
第2積層体を切断して偏光子チップを得る切断工程と、
を含む偏光子チップの製造方法を提供するものである。
また本発明は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを延伸し、色素溶液に浸漬し、ホウ酸溶液に浸漬して得られうる偏光子の両面に軟質ポリエチレンフィルムを積層して、軟質ポリエチレンフィルム/偏光子/軟質ポリエチレンフィルムからなる構成の第1積層体を得る第1積層工程と、
第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルムに、第1基板フィルムを積層して第2積層体を得る第2積層工程と、
第2積層体からもう一方の軟質ポリエチレンフィルムを剥離して、剥離面に第2基板フィルムを積層して第3積層体を得る第3積層工程と、
第3積層体を切断して偏光子チップを得る切断工程と、
を含む偏光子チップの製造方法をも提供するものである。
これらの方法において、軟質ポリエチレンフィルムは、自己粘着性ポリエチレン系樹脂を含む粘着層と、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂を基材とする層とを含むフィルムであることが好ましい
上記の基板フィルム、第1基板フィルム及び第2基板フィルムは、38μm 以上の厚みを有するフィルムであることが好ましい
また、上記の基板フィルム、第1基板フィルム及び第2基板フィルムは、ポリエチレンテレフタレート系樹脂を基材とするフィルムであることが好ましい
本発明の偏光子チップの製造方法によれば、偏光子のみからなる偏光子チップを製造することが可能となる。
本発明の偏光子チップの製造方法では、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを延伸し(以下「延伸工程」という場合がある)、色素溶液に浸漬し(以下「染色工程」という場合がある)、ホウ酸溶液に浸漬して(以下「架橋工程」という場合がある)、偏光子3を製造する。そして第1の偏光子チップの製造方法では、得られた偏光子3の両面に軟質ポリエチレンフィルム4、5を積層して、軟質ポリエチレンフィルム4/偏光子3/軟質ポリエチレンフィルム5からなる構成の第1積層体を得(第1積層工程)、第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルム4に、基板フィルム6を積層して第2積層体を得(第2積層工程)、得られた第2積層体を切断して(切断工程)、偏光子チップ8を得る。
図1は、本発明の第1の偏光子チップの製造方法によって得られる偏光子チップ8を示す概略図である。の偏光子チップ8は、軟質ポリエチレンフィルム5、偏光子3、軟質ポリエチレンフィルム4、基板フィルム6の順に積層された積層体である。
[延伸工程]
延伸工程では、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム通常3〜8倍程度に延伸する。延伸方法としては、一軸延伸が好ましい。延伸工程では、延伸装置が用いられる。一軸延伸にあたっては、周速の異なるロール間で一軸に延伸してもよいし、熱ロールを用いて一軸に延伸してもよい。また、大気中で延伸を行う乾式延伸であってもよいし、溶剤中で膨潤させた状態で延伸を行う湿式延伸であってもよい。
一軸延伸は、後述する染色工程の前に行ってもよいし、染色工程と同時に行ってもよいし、染色工程の後に行ってもよい。一軸延伸を染色工程の後で行う場合には、この一軸延伸は、架橋工程(ホウ酸処理)の前に行ってもよいし、架橋工程中に行ってもよい。これらの複数の段階で一軸延伸を行うことも可能である。
リビニルアルコール(以下「PVA」という場合がある)系樹脂には、ポリ酢酸ビニルの部分又は完全ケン化物であるポリビニルアルコール;エチレン/酢酸ビニル樹脂などの酢酸ビニルと他の共重合可能な単量体(例えば、エチレンやプロピレンのようなオレフィン類、クロトン酸やアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸のような不飽和カルボン酸類、不飽和スルホン酸類、ビニルエーテル類等)との共重合体のケン化物;ポリビニルアルコールをアルデヒドで変性したポリビニルホルマールやポリビニルアセタール等が包含される。
PVA系樹脂フィルムとしては、特にPVA自体のフィルムが、染料の吸着性及び配向性の観点から好適に用いられる。PVA系樹脂のケン化度は、通常85〜100モル%程度、好ましくは98モル%以上である。またPVA系樹脂の重合度は、通常 1,000〜10,000程度、好ましくは1,500〜5,000程度である。
かかるPVA系樹脂を製膜したものが、PVA系樹脂フィルムとなる。樹脂を製膜する方法は、特に限定されるものでなく、公知の方法で製膜することができる。PVA系樹脂フィルムの膜厚は特に限定されないが、例えば、10μm〜150μm程度である。
[染色工程]
染色工程では、PVA系樹脂フィルムを、色素溶液に浸漬する。つまり、PVA系樹脂フィルムに色素を吸着させ、染色する。染色工程及び以下に説明する架橋工程では、染色装置が用いられる。なお、PVA系樹脂フィルムは、染色工程の前に水への浸漬処理を施しておくことが好ましい。
色素としては、二色性色素が用いられ、二色性色素として具体的には、ヨウ素や二色性染料が用いられる。二色性色素としては、PVA系樹脂フィルムに吸着配向しやすく、耐光性に優れる点から、二色性染料が好ましい。波長依存性の異なる染料を用いることにより、投射型液晶表示装置のブルーチャンネル用、グリーンチャンネル用、及びレッドチャンネル用に、それぞれの偏光子の作製が可能である。
二色性色素としてヨウ素を用いる場合は通常、ヨウ素及びヨウ化カリウムを含有する水溶液に、PVA系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。この水溶液におけるヨウ素の含有量は通常、水100重量部あたり、 0.01〜1重量部程度であり、ヨウ化カリウムの含有量は通常、水100重量部あたり、 0.5〜20重量部程度である。染色に用いる水溶液の温度は、通常20〜40℃程度であり、また、この水溶液への浸漬時間(染色時間)は、通常20〜1,800秒程度である。
一方、二色性色素として二色性染料を用いる場合は通常、水溶性二色性染料を含む水溶液に、PVA系樹脂フィルムを浸漬して染色する方法が採用される。この水溶液における二色性染料の含有量は、通常、水100重量部あたり1×10-4〜10重量部程度、好ましくは1×10-3〜1重量部程度であり、また例えば、1×10-2重量部程度以下であってもよい。この水溶液は、硫酸ナトリウムなどの無機塩を染色助剤として含有していてもよい。染色に用いる染料水溶液の温度は、通常20〜80℃程度であり、また、この水溶液への浸漬時間(染色時間)は、通10〜1,800秒程度である。
二色性染料としては、「液晶表示装置用二色性色素の開発」(栢根ら、住友化学、2002−II、23〜30頁)に記載されている化合物が挙げられる。
具体的には、遊離酸の形で式(I)で示される二色性染料、
Figure 0005195070
(式中、Meは銅原子、ニッケル原子、亜鉛原子および鉄原子から選ばれる金属原子を示す。A1 は置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基を示す。B1 は置換されていてもよいナフチレン基を示し、Meに結合している酸素原子と−N=N−で示されるアゾ基とは、ベンゼン環上の炭素が互いに隣接位置にある炭素に結合している。R1およびR2はそれぞれ独立に炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、カルボキシル基、スルホキシ基、スルホンアミド基、スルホンアルキルアミド基、アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲン原子またはニトロ基を示す。)
遊離酸の形で式(II)で示される二色性染料、
Figure 0005195070
(式中、A3およびB3はそれぞれ独立に置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基を示し、R3およびR4はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基、カルボキシル基、スルホキシ基、スルホンアミド基、スルホンアルキルアミド基、アミノ基、ハロゲン原子またはニトロ基を示し、mは0または1の整数を示す。)
遊離酸の形で式(III)で示される二色性染料、
1−N=N−Q2−X−Q3−N=N−Q4 (III)
〔式中、Q1およびQ4はそれぞれ独立に置換されていてもよいフェニル基または置換されていてもよいナフチル基を示し、Xは化学式(III-1)または化学式(III-2)で示される2価の残基を示す。Q2およびQ3はそれぞれ独立に置換されていてもよいフェニレン基を示す。〕
Figure 0005195070
式(IV)で示される二色性染料、
Figure 0005195070
〔式中、Meは銅原子、ニッケル原子、亜鉛原子および鉄原子から選ばれる金属原子を示し、Q5およびQ6はそれぞれ独立に置換基を有していてもよいナフチレン基を示し、Meと結合している酸素原子と−N=N−で示されるアゾ基とは、ベンゼン環上の炭素が互いに隣接位置にある炭素に結合している。Yは化学式(IV-1)または化学式(IV-2)で示される2価の残基を示す。R5およびR6はそれぞれ独立に水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシル基またはスルホキシ基を示す。〕
Figure 0005195070
並びに、シー・アイ・ダイレクト・イエロー12、シー・アイ・ダイレクト・レッド
31、シー・アイ・ダイレクト・レッド28、シー・アイ・ダイレクト・イエロ−44、シー・アイ・ダイレクト・イエロー28、シー・アイ・ダイレクト・オレンジ107、シー・アイ・ダイレクト・レッド79、シー・アイ・ダイレクト・レッド2、シー・アイ・ダイレクト・レッド81、シー・アイ・ダイレクト・オレンジ26、シー・アイ・ダイレクト・オレンジ39、シー・アイ・ダイレクト・レッド247およびシー・アイ・ダイレクト・イエロー142のような、カラー・インデックス・ジェネリック・ネーム(Color Index Generic Name)で表される二色性染料などが例示される。
二色性染料は、遊離酸の形で用いられてもよいし、アンモニウム塩、エタノールアミン塩、アルキルアミン塩などのアミン塩の形で用いられてもよいが、通常、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩の形で用いられる。
かかる二色性染料はそれぞれ単独または2種以上を組み合わせて用いられる。
[架橋工程]
架橋工程では、染色工程を経たPVA系樹脂フィルムを架橋処理する。つまり、色素による染色後のPVA系樹脂フィルムにホウ酸処理を行う。ホウ酸処理は、PVA系樹脂フィルムをホウ酸含有水溶液に浸漬することにより行われる。ホウ酸含有水溶液におけるホウ酸の量は、水100重量部あたり、通常2〜15重量部程度、好ましくは5〜12重量部程度である。色素としてヨウ素を用いる場合には、このホウ酸含有水溶液はヨウ化カリウムを含有するのが好ましい。ホウ酸含有水溶液におけるヨウ化カリウムの量は、水100重量部あたり、通 0.1〜15重量部程度、好ましくは5〜12重量部程度である。ホウ酸含有水溶液への浸漬時間は、通常、60〜1,200秒程度、 好ましくは150〜600秒程度、さらに好ましくは200〜400秒程度である。ホウ酸含有水溶液の温度は、通常50℃以上であり、好ましくは50〜85℃、より好ましくは60〜80℃である。
ホウ酸処理後のPVA系樹脂フィルムは通常、水洗処理される。水洗処理は、例えば、ホウ酸処理されたPVA系樹脂フィルムを水に浸漬することにより行われる。水洗処理における水の温度は、通常5〜40℃程度であり、浸漬時間は、通常1〜120秒程度である。水洗後は乾燥処理が施される。乾燥処理は通常、熱風乾燥機や遠赤外線ヒーターを用いて行われる。乾燥処理の温度は、30〜100℃程度、好ましくは60〜95℃である。乾燥処理の時間は、通常60〜600秒程度、好ましくは120〜600秒である。
[第1積層工程]
第1積層工程では、偏光子3の両面に軟質ポリエチレンフィルム4,5を積層して、軟質ポリエチレンフィルム4/偏光子3/軟質ポリエチレンフィルム5からなる構成の第1積層体を得る。
偏光子3の両面に軟質ポリエチレンフィルム4,5を、剥離可能な手段によって、積層することが好ましい。軟質ポリエチレンフィルム4,5は、自己粘着性ポリエチレン系樹脂を含む粘着層と、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂を基材とする層とを含むフィルムであることが好ましい。自己粘着性ポリエチレン系樹脂としては、えば、ポリエチレン系樹脂からなる自己粘着性粘着剤、軽剥離のアクリル系粘着剤又は剥離剤を塗布したポリエチレン系樹脂が挙げられる。工業的に使用するには、工程汚染が少なく、被着体(偏光子3)への転写も少ないことから、ポリエチレン系樹脂からなる自己粘着性粘着剤を塗布したポリエチレン系樹脂が特に好ましい。市販品としては、例えば住友化学株式会社から販売されている“タフセレン”等がある
軟質ポリエチレンフィルム4,5の偏光子3に対する剥離力が0.2N/25mm 以下であると、剥離時のハンドリング性が良く、好ましい。
軟質ポリエチレンフィルム4,5としては、偏光子3に追従して変形するフィルムであることが好ましい。えば、偏光子3のヤング率が5GPaである場合、1GPaよりも小さいヤング率を有するフィルムであることが好ましい。軟質ポリエチレンフィルム4,5として、ポリエチレン系樹脂からなるプロテクトフィルムの市販品を用いることでき、製品としては、例えば、株式会社サンエー化研より販売されているPACシリーズ、東レフィルム加工株式会社より販売されているトレテックシリーズがある。
工業的観点から見ると、軟質ポリエチレンフィルム4,5は、伸縮しやすいため、ハンドリングが難しくなる。特に、製造プロセスとして広く採用されているロールトゥロールプロセスの中でハンドリングする際、幅方向の収縮に起因する変形が大きいと蛇行やシワが生じるなどの問題が生じ易く、安定した操業が困難となる。このため、軟質ポリエチレンフィルム4,5の伸び率は1%/100N以下であることが好ましい。ヤング率が低い材料であっても、厚さを増すか、やや弾性率の高い材料と積層させることにより好ましい伸び率を達成することができる。
[第2積層工程]
第2積層工程では、第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルム4に、基板フィルム6を積層し、基板フィルム6/軟質ポリエチレンフィルム4/偏光子3/軟質ポリエチレンフィルム5からなる構成の第2積層体を得る。
基板フィルム6は、偏光子3よりも伸縮性が小さい。積層する際、接着剤又は粘着剤等を任意に用いることができる。
基板フィルム6は、チップ形状又はシート形状にした際、単独でハンドリング可能なフィルムであることが好ましい。例えば、市販されているポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムの場合、単独で人が容易にハンドリングできる水準として、38μm 以上の厚みを有しているものが好ましい。75μm 以上の厚みを有するPETフィルムは、特に好適に加工に用いることができる。ここではPETフィルムを例に述べたが、他のフィルムでも、厚みを増すことでハンドリング性を向上させることは可能であり、同等のハンドリング性を有する材料であれば、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポリエチレン(PE)フィルム、環状シクロオレフィンフィルムなども使用することができ、当材料に限定されるものではない。
[切断工程]
得られた第2積層体を切断して、偏光子チップ8を得る。切断方法は、特に限定されない。カミソリ刃等を用いた垂直裁断機、又は回転丸刃を用いる裁断機等、一般的に用いられる裁断機を用いることができる。また、必要とされる加工精度が低い場合には、裁断ハサミやカッターナイフなど、一般的に用いられる手段を用いることができる。偏光子チップ8の大きさは、例えば、縦10〜1000mm、横10〜1000mm程度である。
本発明の第2の偏光子チップの製造方法では、先の延伸工程染色工程及び架橋工程を経て得られた偏光子3の両面に軟質ポリエチレンフィルム4、5を積層して、軟質ポリエチレンフィルム4/偏光子3/軟質ポリエチレンフィルム5からなる構成の第1積層体を得(第1積層工程)、第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルム4に、第1基板フィルム6’を積層して第2積層体を得(第2積層工程)、第2積層体からもう一方の軟質ポリエチレンフィルム5を剥離して、剥離面に第2基板フィルム9を積層して、第1基板フィルム6’/軟質ポリエチレンフィルム4/偏光子3/第2基板フィルム9からなる構成の第3積層体を得(第3積層工程)、得られた第3積層体を切断(切断工程)して、偏光子チップ11を得る。
以下では、本発明の第1の偏光子チップの製造方法とは異なる第3積層工程についてのみ説明する。図2は、本発明の第2の偏光子チップの製造方法によって得られる偏光子チップ11を示す概略図である。の偏光子チップ11は、第2基板フィルム9、粘着剤層12、偏光子3、軟質ポリエチレンフィルム4、第1基板フィルム6’の順に積層された積層体である。
[第3積層工程]
第3積層工程では、第2積層工程で得られる第2積層体から軟質ポリエチレンフィルム5を剥離し、剥離面に第2基板フィルム9を積層して、第1基板フィルム6’/軟質ポリエチレンフィルム4/偏光子3/第2基板フィルム9からなる構成の第3積層体を得る。第2基板フィルム9は、粘着剤層12を介して積層されてもよい。粘着剤としては、アクリル系粘着剤及びシリコーン系粘着剤などを用いることができる。第2基板フィルムとしては、セパレートフィルムを用いてもよい。セパレートフィルムとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどを選択すれば、より良好なハンドリング性と加工性を得ることができることから好ましい。
以下実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例1〕
軸延伸したポリビニルアルコール系樹脂フィルムに青領域で優れた二色性を示す黄色染料を吸着させて作製した青チャンネル用吸収型偏光子を用いた実施例を以下に示す。
均重合度約2,400、ケン化度99.9モル%以上で厚さ75μm のポリビニルアルコールフィルムを、乾式で約5倍に一軸延伸し、さらに延伸のための張力をかけた状態60℃の純水に1分間浸漬した後、黄色二色性染料/水の重量比が 0.05/100の水溶液に74℃で60秒間浸漬した。その後、ホウ酸/水の重量比が 8.5/100の水溶液に72℃で300秒間浸漬した。引き続き26℃の純水で20秒間洗浄した後に乾燥して、PVAに2色性染料が吸着配向された偏光子を得た。
して得られた偏光子の両面に、自己粘着性ポリエチレン樹脂を含む粘着層と、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂を基材とする層とを含む軟質ポリエチレンフィルムを付与し、第1積層体を得た。総厚30μm となった。
この状態で約5分、およそ40℃で乾燥させた後、厚さ38μm のポリエチレンテレフタレート(PET)を基材とし、アクリル系粘着剤を塗工した基板フィルムを付与し、第2積層体を得た。
得られた第2積層体はややカールしていたものの、カット装置(荻野製作所製スーパーカッター)で縦670mm、横500mmに切断したところ、良好な状態で偏光子チップが得られた。
〔実施例2〕
基板フィルムの厚みを75μm とした以外は、実施例1と同様にして加工したところ、ほぼ平坦な状態で第2積層体が得られ、さらに良好な状態で偏光子チップが得られた。
〔実施例3〕
実施例2において、さらに基板フィルムを付与しなかった側の軟質ポリエチレンフィルムを剥離したうえで、その剥離面に、粘着剤を塗工しポリエチレンテレフタレート(PET)を基材とする第2基板フィルムを積層した。実施例2と同様にほぼ平坦な状態で第3積層体が得られ、良好な状態で偏光子チップが得られた。
〔実施例4〜6〕
縦310mm、横360mmに切断したこと以外は、実施例1〜3と同様の方法で実験を行ったところ、良好な状態で偏光子チップが得られた。
〔実施例7〜9〕
縦20mm、横18mmに切断したこと以外は、実施例1〜3と同様の方法で実験を行ったところ、良好な状態で偏光子チップが得られた。
〔比較例1〕
軟質ポリエチレンフィルムの代わりに、剥離剤を塗布したPETフィルムを接着剤により仮接着したこと以外は、実施例1と同様にして偏光子チップを製造した。偏光子チップを乾燥させた後にシワが生じ、工業的に製造できる品質水準を達成することができなかった。
〔比較例2〕
実施例1と同様に、軟質ポリエチレンフィルムを偏光子の両面に付与した状態でチップ切断加工を行った。フィルム自体が柔軟であるため、切断可能であったが、シワや折れが発生し、工業的に製造できる水準になかった。
本発明の方法によって得られる偏光子チップ8を示す概略図である。 本発明の方法によって得られる偏光子チップ11を示す概略図である。
偏光子
4,5 軟質ポリエチレンフィルム
6 基板フィルム
6’ 第1基板フィル
,11 偏光子チップ
9 第2基板フィルム
12 粘着剤層

Claims (5)

  1. ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを延伸し、色素溶液に浸漬し、ホウ酸溶液に浸漬して得られうる偏光子の両面に軟質ポリエチレンフィルムを積層して、軟質ポリエチレンフィルム/偏光子/軟質ポリエチレンフィルムからなる構成の第1積層体を得る第1積層工程と、
    第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルムに、基板フィルムを積層して第2積層体を得る第2積層工程と、
    第2積層体を切断して偏光子チップを得る切断工程と、
    を含む偏光子チップの製造方法。
  2. ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを延伸し、色素溶液に浸漬し、ホウ酸溶液に浸漬して得られうる偏光子の両面に軟質ポリエチレンフィルムを積層して、軟質ポリエチレンフィルム/偏光子/軟質ポリエチレンフィルムからなる構成の第1積層体を得る第1積層工程と、
    第1積層体の一方の軟質ポリエチレンフィルムに、第1基板フィルムを積層して第2積層体を得る第2積層工程と、
    第2積層体からもう一方の軟質ポリエチレンフィルムを剥離して、剥離面に第2基板フィルムを積層して第3積層体を得る第3積層工程と、
    第3積層体を切断して偏光子チップを得る切断工程と、
    を含む偏光子チップの製造方法。
  3. 軟質ポリエチレンフィルムは、自己粘着性ポリエチレン系樹脂を含む粘着層と、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂を基材とする層とを含むフィルムである請求項1又は2記載の偏光子チップの製造方法。
  4. 基板フィルムは、ポリエチレンテレフタレート系樹脂を基材とし、38μm 以上の厚みを有するフィルムである請求項1に記載の偏光子チップの製造方法。
  5. 1基板フィルム及び第2基板フィルムは、ポリエチレンテレフタレート系樹脂を基材とし、38μm 以上の厚みを有するフィルムである請求項2に記載の偏光子チップの製造方法。
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