JP2000111731A - 偏光板積層体の製造方法 - Google Patents
偏光板積層体の製造方法Info
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- JP2000111731A JP2000111731A JP10282722A JP28272298A JP2000111731A JP 2000111731 A JP2000111731 A JP 2000111731A JP 10282722 A JP10282722 A JP 10282722A JP 28272298 A JP28272298 A JP 28272298A JP 2000111731 A JP2000111731 A JP 2000111731A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 偏光板積層体に混入される異物を極めて簡単
な方法で著しく減少させることができ、外観、品質とも
に優れた偏光板積層体を得ることのできる製造方法を提
供する。 【解決手段】 偏光板の被着面に貼付された保護フィル
ムを偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカットし、周
縁部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏光板の
被着面に他方の粘着シートを貼り合わせる。
な方法で著しく減少させることができ、外観、品質とも
に優れた偏光板積層体を得ることのできる製造方法を提
供する。 【解決手段】 偏光板の被着面に貼付された保護フィル
ムを偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカットし、周
縁部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏光板の
被着面に他方の粘着シートを貼り合わせる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶セルに貼り合
わせ、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）として使用される偏
光板積層体の製造方法に関する。
わせ、液晶ディスプレイ（ＬＣＤ）として使用される偏
光板積層体の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】今日、一般的に用いられているＬＣＤ
は、液晶セルの両面に偏光板が積層されたもので反射型
と透過型とがあり、ツイステッドネマチック（ＴＮ）液
晶、スーパーツイステッドネマチック液晶（ＳＴＮ）な
どＬＣＤのタイプ毎に偏光板は種々の位相差板や反射板
を積層して液晶セルに貼り付けられる。
は、液晶セルの両面に偏光板が積層されたもので反射型
と透過型とがあり、ツイステッドネマチック（ＴＮ）液
晶、スーパーツイステッドネマチック液晶（ＳＴＮ）な
どＬＣＤのタイプ毎に偏光板は種々の位相差板や反射板
を積層して液晶セルに貼り付けられる。
【０００３】上記偏光板の製造は、偏光板の片面に粘着
加工を施し、そのまま液晶セルに貼り合わせるか、反射
型ＬＣＤでは偏光板の一方の面に反射板を粘着剤により
貼付して反射板付き偏光板を作製した後、液晶セルに貼
り合わせる。また、ＳＴＮ液晶を用いた透過型ＬＣＤで
は、粘着剤により位相差板を偏光板に貼付して楕円偏光
板を作製し、この楕円偏光板を液晶セルの一面もしくは
両面に貼り合わせることにより行われる。
加工を施し、そのまま液晶セルに貼り合わせるか、反射
型ＬＣＤでは偏光板の一方の面に反射板を粘着剤により
貼付して反射板付き偏光板を作製した後、液晶セルに貼
り合わせる。また、ＳＴＮ液晶を用いた透過型ＬＣＤで
は、粘着剤により位相差板を偏光板に貼付して楕円偏光
板を作製し、この楕円偏光板を液晶セルの一面もしくは
両面に貼り合わせることにより行われる。
【０００４】偏光板に貼り合わせる位相差板や反射板な
どがヘアラインや光軸を有する場合、ヘアラインや光軸
が偏光板の吸収軸（Ｚ軸）と所定の角度をなすように貼
り合わせなければならない。従って、偏光板に他方のシ
ートを貼り合わせるには、予め所定形状に裁断して枚葉
物とされた偏光板に、枚葉物或いは長尺でロール状に巻
かれた他方のシートを貼り合わせることが行われる。他
方のシートを貼り合わせる反対側の偏光板面には粘着層
が形成されていても、また、形成されていなくてもよ
い。
どがヘアラインや光軸を有する場合、ヘアラインや光軸
が偏光板の吸収軸（Ｚ軸）と所定の角度をなすように貼
り合わせなければならない。従って、偏光板に他方のシ
ートを貼り合わせるには、予め所定形状に裁断して枚葉
物とされた偏光板に、枚葉物或いは長尺でロール状に巻
かれた他方のシートを貼り合わせることが行われる。他
方のシートを貼り合わせる反対側の偏光板面には粘着層
が形成されていても、また、形成されていなくてもよ
い。
【０００５】一方、ＬＣＤ等の組立工程や偏光板の流通
過程などで偏光板の表面に傷がついたり埃が付着するの
を防止するために、偏光板の片面もしくは両面に保護フ
ィルムが積層されている。
過程などで偏光板の表面に傷がついたり埃が付着するの
を防止するために、偏光板の片面もしくは両面に保護フ
ィルムが積層されている。
【０００６】保護フィルムが積層された偏光板と、例え
ば、片面に粘着層を有する位相差板とを貼り合わせるに
は、偏光板を保護フィルムとともに所定の形状に裁断
し、偏光板の保護フィルムを剥離し、位相差板の粘着層
面の剥離紙を剥離して粘着層を偏光板の被着面に貼り合
わせて楕円偏光板とする方法が行われていた。
ば、片面に粘着層を有する位相差板とを貼り合わせるに
は、偏光板を保護フィルムとともに所定の形状に裁断
し、偏光板の保護フィルムを剥離し、位相差板の粘着層
面の剥離紙を剥離して粘着層を偏光板の被着面に貼り合
わせて楕円偏光板とする方法が行われていた。
【０００７】上記従来の方法で製造された楕円偏光板に
おいて、偏光板と位相差板との貼り合わせ面に異物が巻
き込まれることによる外観不良の問題、更にこの異物が
ＬＣＤの誤動作を招く原因となる問題があった。
おいて、偏光板と位相差板との貼り合わせ面に異物が巻
き込まれることによる外観不良の問題、更にこの異物が
ＬＣＤの誤動作を招く原因となる問題があった。
【０００８】本発明者は上記問題点を鑑みて鋭意研究の
結果、異物の最大の発生原因は、図６に示したような保
護フィルム２付き偏光板１の裁断の際に発生する切り屑
３０であり、裁断面３に存在するこれら異物３０が保護
フィルム２を剥離するときに脱落し、剥離面に発生する
静電気により偏光板１表面に付着するためであることを
確認し本発明に至った。
結果、異物の最大の発生原因は、図６に示したような保
護フィルム２付き偏光板１の裁断の際に発生する切り屑
３０であり、裁断面３に存在するこれら異物３０が保護
フィルム２を剥離するときに脱落し、剥離面に発生する
静電気により偏光板１表面に付着するためであることを
確認し本発明に至った。
【０００９】保護フィルムを剥離する際に発生する帯電
を回避する手段として、帯電防止能を有する界面活性剤
をフィルム基材に配合もしくは表面処理する方法（特開
平１−２３８６０２号公報）、フィルム基材に透明導電
性物質を混合する方法（特開平４−１２４６０１号公
報）、フィルムの表面に帯電防止層を形成する方法（特
開平６−９１８１１号公報）が知られている。しかしな
がら、上記各公報に記載の方法によっても異物の混入を
防止する効果は不充分であり、材料コストが高くなる問
題が残されていた。
を回避する手段として、帯電防止能を有する界面活性剤
をフィルム基材に配合もしくは表面処理する方法（特開
平１−２３８６０２号公報）、フィルム基材に透明導電
性物質を混合する方法（特開平４−１２４６０１号公
報）、フィルムの表面に帯電防止層を形成する方法（特
開平６−９１８１１号公報）が知られている。しかしな
がら、上記各公報に記載の方法によっても異物の混入を
防止する効果は不充分であり、材料コストが高くなる問
題が残されていた。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を解消し、偏光板積層体に混入される異物を極めて簡単
な方法で著しく減少させることができ、外観、品質とも
に優れた偏光板積層体を得ることのできる製造方法を提
供することを目的とする。
を解消し、偏光板積層体に混入される異物を極めて簡単
な方法で著しく減少させることができ、外観、品質とも
に優れた偏光板積層体を得ることのできる製造方法を提
供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の偏光板積層体の
製造方法は、偏光板の被着面に貼付された保護フィルム
を偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカットし、周縁
部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏光板の被
着面に他方の粘着シートを貼り合わせることを特徴とす
る。
製造方法は、偏光板の被着面に貼付された保護フィルム
を偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカットし、周縁
部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏光板の被
着面に他方の粘着シートを貼り合わせることを特徴とす
る。
【００１２】偏光板とは、液晶表示セルとともに偏光板
として機能する電子部品であり、今日量産されている通
常のものであって、偏光子の構成成分の内、２色性物質
は１軸延伸ポリビニルアルコール−沃素錯体又はポリビ
ニルアルコール−２色性染料であり、偏光子の両面には
保護膜として三酢酸セルロースフィルムが積層されたも
のである。
として機能する電子部品であり、今日量産されている通
常のものであって、偏光子の構成成分の内、２色性物質
は１軸延伸ポリビニルアルコール−沃素錯体又はポリビ
ニルアルコール−２色性染料であり、偏光子の両面には
保護膜として三酢酸セルロースフィルムが積層されたも
のである。
【００１３】保護フィルムとは、偏光板表面に埃等の付
着や傷付きを防止する目的で粘着層により貼り合わされ
るフィルムである。一般には共押出成形で製造される低
密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体（Ｅ
ＶＡ）もしくは高中密度ポリエチレンとの積層フィル
ム、又はポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）もしく
はポリエチレン（ＰＥ）もしくはポリプロピレンなどの
フィルムに粘着層が設けられたものなどが挙げられる。
粘着層には耐久性、透明性及びコストの面から通常はア
クリル系粘着剤が用いられる。
着や傷付きを防止する目的で粘着層により貼り合わされ
るフィルムである。一般には共押出成形で製造される低
密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共重合体（Ｅ
ＶＡ）もしくは高中密度ポリエチレンとの積層フィル
ム、又はポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）もしく
はポリエチレン（ＰＥ）もしくはポリプロピレンなどの
フィルムに粘着層が設けられたものなどが挙げられる。
粘着層には耐久性、透明性及びコストの面から通常はア
クリル系粘着剤が用いられる。
【００１４】保護フィルムの厚みは５μｍよりも薄いと
剥離し難くなり、８０μｍよりも厚いと貼り合わせ時に
空気を巻き込んだり、貼り合わせの際に位置合わせが困
難になるという問題があるので、厚みは５〜８０μｍが
好ましい。
剥離し難くなり、８０μｍよりも厚いと貼り合わせ時に
空気を巻き込んだり、貼り合わせの際に位置合わせが困
難になるという問題があるので、厚みは５〜８０μｍが
好ましい。
【００１５】保護フィルムを偏光板の周縁部で額縁状に
ハーフカットするとは、予め所定形状に裁断された保護
フィルム付き偏光板の保護フィルムだけを周縁部からほ
ぼ一定の幅を残して枠状に切断することである。ハーフ
カットは偏光板の裁断と同時に行ってもよく、裁断後に
行ってもよい。
ハーフカットするとは、予め所定形状に裁断された保護
フィルム付き偏光板の保護フィルムだけを周縁部からほ
ぼ一定の幅を残して枠状に切断することである。ハーフ
カットは偏光板の裁断と同時に行ってもよく、裁断後に
行ってもよい。
【００１６】周縁部の幅は他方のシートを貼り合わせた
後で仕上げ裁断のために打ち抜き落としが可能な程度と
すればよく、５〜２０ｍｍ幅が適当である。
後で仕上げ裁断のために打ち抜き落としが可能な程度と
すればよく、５〜２０ｍｍ幅が適当である。
【００１７】他方のシートとは、一面に粘着層を有する
もので位相差板や反射板などを指し、枚葉物であっても
よく、ロール状の巻重体であってもよい。
もので位相差板や反射板などを指し、枚葉物であっても
よく、ロール状の巻重体であってもよい。
【００１８】保護フィルムを額縁状にハーフカットし、
周縁部を残して剥離するのは、偏光板被着面の露出時間
を短くして異物の付着をできるだけ避けるために、他方
の粘着シートを貼り合わせる直前に行うのが好ましい。
周縁部を残して剥離するのは、偏光板被着面の露出時間
を短くして異物の付着をできるだけ避けるために、他方
の粘着シートを貼り合わせる直前に行うのが好ましい。
【００１９】（作用）偏光板の被着面に貼付された保護
フィルムを偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカット
し、周縁部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏
光板の被着面に他方の粘着シートを貼り合わせるので、
偏光板の裁断面即ち側面に付着している切り屑などが被
着面に脱落することが著しく減少される。これにより外
観及び品質に優れた偏光板積層体が得られる。
フィルムを偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカット
し、周縁部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏
光板の被着面に他方の粘着シートを貼り合わせるので、
偏光板の裁断面即ち側面に付着している切り屑などが被
着面に脱落することが著しく減少される。これにより外
観及び品質に優れた偏光板積層体が得られる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。尚、実施例及び比較例において次のものを用いた。 保護フィルム：市販の保護フィルム（ＰＥ／ＥＶＡ共押
出フィルム，積水化学社製，商品名「プロテクトテープ
＃６２２Ｅ」） 偏光板：市販の偏光板（サンリッツ社製，商品名「ＬＬ
Ｃ2 −９５１８ＲＥ」，両面に保護フィルムが積層され
たもの） アクリル系粘着剤：アクリル酸エステルを主成分とする
モノマーを共重合して得られたポリマー溶液にイソシア
ネート硬化剤を配合したもの） 反射板：市販のアルミニウム箔（東洋アルミニウム社
製，商品名「アルペット」 位相差板：一軸延伸された厚み６０μｍのポリカーボネ
ート製位相差板
る。尚、実施例及び比較例において次のものを用いた。 保護フィルム：市販の保護フィルム（ＰＥ／ＥＶＡ共押
出フィルム，積水化学社製，商品名「プロテクトテープ
＃６２２Ｅ」） 偏光板：市販の偏光板（サンリッツ社製，商品名「ＬＬ
Ｃ2 −９５１８ＲＥ」，両面に保護フィルムが積層され
たもの） アクリル系粘着剤：アクリル酸エステルを主成分とする
モノマーを共重合して得られたポリマー溶液にイソシア
ネート硬化剤を配合したもの） 反射板：市販のアルミニウム箔（東洋アルミニウム社
製，商品名「アルペット」 位相差板：一軸延伸された厚み６０μｍのポリカーボネ
ート製位相差板
【００２１】（実施例１）偏光板粘着シートの作製 シリコーン離型処理したＰＥＴフィルムにアクリル系粘
着剤を乾燥後の厚みが２５μｍとなるように塗布し、１
１０℃のオーブンで５分間乾燥して粘着剤層を形成し
た。偏光板の片面の保護フィルムを剥離し、その面に上
記粘着剤層を貼り合わせてロール状に巻き取った。これ
を６２５ｍｍ×６５０ｍｍ、鋭角が４５度の平行四辺形
に裁断機で裁断すると同時に他方の保護フィルムを幅７
ｍｍの周縁部を残して額縁状にハーフカットすることに
より平行四辺形の偏光板粘着シートを作製した。
着剤を乾燥後の厚みが２５μｍとなるように塗布し、１
１０℃のオーブンで５分間乾燥して粘着剤層を形成し
た。偏光板の片面の保護フィルムを剥離し、その面に上
記粘着剤層を貼り合わせてロール状に巻き取った。これ
を６２５ｍｍ×６５０ｍｍ、鋭角が４５度の平行四辺形
に裁断機で裁断すると同時に他方の保護フィルムを幅７
ｍｍの周縁部を残して額縁状にハーフカットすることに
より平行四辺形の偏光板粘着シートを作製した。
【００２２】図１は上記偏光板粘着シートの実施例を示
す平面図であり、２は保護フィルム、２１はハーフカッ
トにより形成された額縁状の保護フィルムである。図２
は図１に示した偏光板粘着シートのハーフカットした内
部の保護フィルム２を剥離した後の断面図であり、偏光
板１の周縁部には額縁状の保護フィルム２１がその粘着
層２２により仮着して残され、偏光板１の他の面にはＰ
ＥＴフィルム５が粘着剤層５１により積層されている。
す平面図であり、２は保護フィルム、２１はハーフカッ
トにより形成された額縁状の保護フィルムである。図２
は図１に示した偏光板粘着シートのハーフカットした内
部の保護フィルム２を剥離した後の断面図であり、偏光
板１の周縁部には額縁状の保護フィルム２１がその粘着
層２２により仮着して残され、偏光板１の他の面にはＰ
ＥＴフィルム５が粘着剤層５１により積層されている。
【００２３】反射板粘着シートの作製 上記と同様にしてＰＥＴフィルムに形成した粘着剤層を
反射板に貼り合わせ、これを反射板粘着シートとしてロ
ール状に巻き取った。反射板積層偏光板の作製 ハーフカットした保護フィルムを周縁部を残して剥離し
て被着面を露出させ、反射板粘着シートのＰＥＴフィル
ムを剥離しながら、図３に示すように、偏光板１の吸収
軸ａと反射板４のヘアラインｂが４５度の角度をなすよ
うに反射板粘着シート４を連続的に貼り合わせて反射板
積層偏光板を作製した。図４は上記反射板積層偏光板の
断面図を示し、４は反射板、４１は粘着剤層である。こ
れをトムソン打ち抜き刃（図示略）により周縁部に残さ
れた保護フィルム２１及びその部分の偏光板を幅１０ｍ
ｍ（ｃの位置）で切断除去して図５に示す反射板積層偏
光板を得た。
反射板に貼り合わせ、これを反射板粘着シートとしてロ
ール状に巻き取った。反射板積層偏光板の作製 ハーフカットした保護フィルムを周縁部を残して剥離し
て被着面を露出させ、反射板粘着シートのＰＥＴフィル
ムを剥離しながら、図３に示すように、偏光板１の吸収
軸ａと反射板４のヘアラインｂが４５度の角度をなすよ
うに反射板粘着シート４を連続的に貼り合わせて反射板
積層偏光板を作製した。図４は上記反射板積層偏光板の
断面図を示し、４は反射板、４１は粘着剤層である。こ
れをトムソン打ち抜き刃（図示略）により周縁部に残さ
れた保護フィルム２１及びその部分の偏光板を幅１０ｍ
ｍ（ｃの位置）で切断除去して図５に示す反射板積層偏
光板を得た。
【００２４】（実施例２）位相差板粘着シートの作製 上記と同様にしてＰＥＴフィルムに形成した粘着剤層を
位相差板の両面に貼り合わせて位相差板粘着シートを作
製した。楕円偏光板の作製 実施例１と同様にして偏光板の保護フィルムをハーフカ
ットし、周縁部を残して剥離し、偏光板の吸収軸と位相
差板の遅相軸とが４５度の角度をなすように、図３に示
したものと同様の工程で連続的に貼り合わせて楕円偏光
板を作製した。その後実施例１と同様にして周縁部に残
された保護フィルム及びその部分の偏光板を除去した。
位相差板の両面に貼り合わせて位相差板粘着シートを作
製した。楕円偏光板の作製 実施例１と同様にして偏光板の保護フィルムをハーフカ
ットし、周縁部を残して剥離し、偏光板の吸収軸と位相
差板の遅相軸とが４５度の角度をなすように、図３に示
したものと同様の工程で連続的に貼り合わせて楕円偏光
板を作製した。その後実施例１と同様にして周縁部に残
された保護フィルム及びその部分の偏光板を除去した。
【００２５】（比較例１）反射板を貼り合わせる面の保
護フィルムにハーフカットせず、保護フィルムを全部剥
離したこと以外は実施例１と同様にして反射板付き偏光
板を作製した。
護フィルムにハーフカットせず、保護フィルムを全部剥
離したこと以外は実施例１と同様にして反射板付き偏光
板を作製した。
【００２６】（比較例２）位相差板を貼り合わせる面の
保護フィルムにハーフカットせず、保護フィルムを全部
剥離したこと以外は実施例１と同様にして位相差板粘着
シートを作製した。
保護フィルムにハーフカットせず、保護フィルムを全部
剥離したこと以外は実施例１と同様にして位相差板粘着
シートを作製した。
【００２７】評価 実施例１、２及び比較例１、２でそれぞれ８枚ずつ作製
したものについて全面を目視で観察し、１００μｍ以上
の外観不良数を調べた結果を表１に示した。
したものについて全面を目視で観察し、１００μｍ以上
の外観不良数を調べた結果を表１に示した。
【００２８】
【表１】
【００２９】
【発明の効果】本発明の偏光板積層体の製造方法による
と、偏光板の裁断面即ち側面に付着している切り屑など
が被着面に脱落することが著しく減少される。これによ
り偏光板積層体に混入される異物を極めて簡単な方法で
著しく減少させることができ、外観、品質ともに優れた
偏光板積層体を得ることができる。得られた偏光板積層
体は液晶セルに貼り合わせ、液晶ディスプレイ（ＬＣ
Ｄ）として好適に使用される。
と、偏光板の裁断面即ち側面に付着している切り屑など
が被着面に脱落することが著しく減少される。これによ
り偏光板積層体に混入される異物を極めて簡単な方法で
著しく減少させることができ、外観、品質ともに優れた
偏光板積層体を得ることができる。得られた偏光板積層
体は液晶セルに貼り合わせ、液晶ディスプレイ（ＬＣ
Ｄ）として好適に使用される。
【図１】本発明の実施例で用いた偏光板の平面図。
【図２】周縁部の保護フィルムが残された状態の偏光板
を示す断面図。
を示す断面図。
【図３】偏光板に反射板粘着シートを貼り合わせる状態
を示す平面図。
を示す平面図。
【図４】反射板粘着シートを貼り合わせた偏光板の断面
図。
図。
【図５】反射板積層偏光板の実施例を示す断面図。
【図６】本発明を実施する前の偏光板を示す側面図。
１ ：偏光板 ２ ：保護フィルム ３ ：切断面 ４ ：反射板粘着シート ５ ：ＰＥＴフィルム １０：反射板積層偏光板 ２１：周縁部の保護フィルム ２２：粘着層 ３０：切り屑 ４１，５１：：粘着剤層
Claims (1)
- 【請求項１】 偏光板の被着面に貼付された保護フィル
ムを偏光板の周縁部近傍で額縁状にハーフカットし、周
縁部を残して保護フィルムを剥離し、露出した偏光板の
被着面に他方の粘着シートを貼り合わせることを特徴と
する偏光板積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10282722A JP2000111731A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 偏光板積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10282722A JP2000111731A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 偏光板積層体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000111731A true JP2000111731A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17656200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10282722A Pending JP2000111731A (ja) | 1998-10-05 | 1998-10-05 | 偏光板積層体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000111731A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010008530A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 偏光子チップの製造方法 |
| US8358390B2 (en) | 2006-06-05 | 2013-01-22 | Lg Display Co., Ltd. | Polarizer and method for manufacturing liquid crystal display device using the same |
| WO2013137158A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | 旭硝子株式会社 | 粘着層付き透明面材、表示装置およびそれらの製造方法 |
| JP2014115435A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Japan Display Inc | 表示装置製造方法及び表示装置 |
| CN105572945A (zh) * | 2016-03-10 | 2016-05-11 | 京东方科技集团股份有限公司 | 阵列基板、偏光片贴附膜及其制备方法 |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP10282722A patent/JP2000111731A/ja active Pending
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