JP5194567B2 - 整列選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、人参等の作物を設定した等級ごとに選別する選別装置に関するものである。
従来、選別装置としては、特許文献1に示されるように、選別搬送ベルトの下部に重量検出装置を設け、重量検出装置の上を通過する作物が設定した重量以上の場合、作物を排出板で弾き飛ばして選別を行う重量選別装置が存在する。
また、特許文献2に示されるように、上方搬送機で作物を整列搬送機へと搬送し、作物を一列に整列させた後、作物を選別搬送機で設定した等級ごとに選別排出するものが存在する。
特開2001‐198531号公報 特開2005‐238165号公報
しかしながら、特許文献1に記載される選別装置は、重量検出装置が選別搬送ベルトの下部にあるため、作業者が設定重量の変更やメンテナンスを行う際の作業スペースが狭く、設定変更が難しくメンテナンス性が悪いという欠点があった。
また、特許文献2に記載される選別装置は、選別搬送機の構成が複雑であり、搬送ベルト等の部品を交換する際や修理を行う際には多くの部品を取り外す必要があり、メンテナンス性が悪いという欠点があった。
さらに、整列搬送機の搬送ベルトが凹字型であることによって、作物の形状によっては複数の作物が同時に搬送ベルト上に乗ってしまうことがあり、複数の作物が同時に重量検出装置に乗ると、重量検出装置は複数の作物の合計重量に反応して排出板を動作させるため、作物が誤選別をされてしまうことがあった。
請求項1の発明は、整列部(X)と、作物を選別搬送する選別搬送装置(54)と該選別搬送装置(54)に搬送される作物の重量を検知する重量選別装置(64)と該重量選別装置(64)で検知した作物の重量に応じて作物を排出する排出装置(71)と該排出装置(71)から排出された作物を回収する回収部(79)とからなる選別部(Y)とを備える選別装置において、選別部(Y)の重量選別装置(64)は、機体外側の機枠(37)に上下回動自在な接続アーム(55)を設け、該接続アーム(55)の機体内側部に重量感知アーム(56)を設け、該重量感知アーム(56)の上部に重量感知板(57)を設け、接続アーム(55)の機体外側部に排出装置(71)が作動する選別重量を設定する重りを設ける重量設定アーム(58)と検知アーム(59)とを設け、該検知アーム(59)の機体外側端部に検知アーム(59)の検知距離を調節する検知距離調節装置(61)を設けると共に、検知アーム(59)に対向させて排出装置(71)を作動させる検知センサ(63)を設けたことを特徴とする整列選別装置とした。
従って、重量設定アーム(58)と検知センサ(63)と検知アーム(59)とを互いに近接させて機体外側に配置していることによって、作業者は部品を外したり狭い空間に手を入れたりすることなく重量設定アーム(58)の選別重量の設定や検知アーム(59)と検知センサ(63)との間隔調節、及び重量選別装置(64)のメンテナンス等を容易に行うことができる。
請求項2の発明は、前記検知アーム(59)と検知センサ(63)とを、重量設定アーム(58)から搬送方向に対して前方または後方に退避させて配置したことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置とした。
従って、重量設定アーム(58)が検知アーム(59)と検知センサ(63)とによって塞がれない部分が搬送方向に対して前方または後方に形成されるので、重量設定アーム(58)の選別重量を設定する重りの配置を容易に行うことができる。
請求項3の発明は、選別部(Y)の選別搬送装置(54)の内外側の機枠(37)の間に駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)とを設け、複数の支持回転軸(38c)を内外側の機枠(37)の左右一側から支持して回転自在に設けると共に、該複数の支持回転軸(38c)に駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との間に巻き掛ける無端搬送帯(41)を内側から張圧する回転体(39c)を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の整列選別装置とした。
従って、複数の支持回転軸(38c)は内外側の機枠(37)の左右一側から回転自在に支持されているので、機体のメンテナンス等の際に搬送無端帯(41)を外す場合、支持回転軸(38c)が支持されていない左右他側に移動させることにより容易に着脱することができる。
また、支持回転軸(38c)に搬送無端帯(41)を内側から張圧する回転体(39c)を着脱自在に設けたことによって、支持回転軸(38c)と回転体(39c)との間に溜まった水や泥土等を除去することができると共に、部品の交換を容易に行うことができる。
請求項4の発明は、前記選別部(Y)の選別搬送装置(54)の駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との中央部に凹部(90)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の整列選別装置とした。
従って、選別搬送装置(54)の搬送始端部と搬送終端部に設ける駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との中央部に凹部(90)を設けたことによって、搬送始端部付近の搬送無端帯(41)は作物の重量によって凹むので、作物が転がるのを防止することができる。
請求項5の発明は、前記駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との凹部(90)の機体外側の高さ(H1)を、機体内側の高さ(H2)よりも高くしたことを特徴とする請求項4記載の整列選別装置とした。
請求項6の発明は、前記整列部(X)を、作物を貯留する貯留部(A)と、該貯留部(A)から作物を上方に搬送する上方搬送機(10)を備える上方搬送装置(B)と、該上方搬送(10)から供給される作物を整列させる整列搬送機(32)を備える整列搬送装置(C)とから構成し、該整列搬送機(32)の整列搬送始端側の回転体(18a)に左右一対の突起体(98,98)を設けたことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置とした。
従って、整列搬送機(32)の整列搬送始端側の回転体(18a)に左右一対の突起体(98,98)を設けたことによって、整列搬送機(32)に複数の作物が同時に載ることがあっても、左右一対の突起体(98,98)の間に載った作物だけを整列搬送することができる。
請求項1記載の発明によれば、検知距離調節装置(61)を設けたことによって、作業条件に応じて検知アーム(59)と検知センサ(63)との距離を調節することができるため、作物の品種や作業条件にかかわらずサイズごとに適切に選別することができるので、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができ、作業者の労力が軽減される。
そして、重量設定アーム(58)と検知アーム(59)と検知センサ(63)とを互いに近接させて機体外側に配置しているため、作業者は部品を外したり狭い空間に手を入れたりすることなく重量設定アーム(58)の選別重量の設定をしたり、検知アーム(59)と検知センサ(63)との間隔調節を容易に行うことができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
また、重量選別装置(64)の掃除やメンテナンス等を容易に行えるため、作業後に重量選別装置(64)に付着した水や塵等を取り除くことができると共に、故障した部品があればすぐに交換することができるので、正常な選別作業を行える状態を維持することが容易となる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に加えて、重量設定アーム(58)の搬送方向に対して前方または後方に検知アーム(59)や検知センサ(63)に塞がれない部分が形成されることによって、重量設定アーム(58)の選別重量を設定する重りの配置を容易に行うことができるので、作業能率が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明に加えて、機体のメンテナンス等の際に搬送無端帯(41)を外す場合、支持回転軸(38c)が支持されていない左右他側に移動させることにより容易に搬送無端帯(41)を着脱することができるので、メンテナンス性が向上すると共に、機体を分解したり組み直したりする作業が省略されるので作業者の労力が軽減される。
また、支持回転軸(38c)に搬送無端帯(41)を内側から張圧する回転体(39c)を着脱自在に設けたことによって、支持回転軸(38c)と回転体(39c)との間に溜まった水や泥土等を除去することができると共に、部品の交換を容易に行うことができるので、機体のメンテナンス性が向上し、高い精度での選別性能を維持することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明に加えて、選別搬送装置(54)の駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との中央部に凹部(90)を設けたことにより、搬送始端部付近の搬送無端帯(41)は作物の重量によって凹むため、作物が転がって排出装置(71)を避けてしまうことを防止できるので、作物はサイズごとに適切に選別され、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるので、作業者の労力が軽減される。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明に加えて、搬送無端帯(41)の機体外側が張圧されることにより、搬送無端帯(41)の機体中央から内側の部分は作物の重量で凹みやすくなって重量検出装置(64)に接触しやすくなるため、重量検出装置(64)の選別精度が向上して作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
請求項6記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、整列搬送機(32)に複数の作物が同時に載っても、左右一対の突起体(98,98)の間に載った作物だけが整列搬送されるため、作物を一つずつ並べて選別部(Y)に投入することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
本発明の実施の形態について、一実施例として人参の整列及び選別作業を二列で行う整列選別装置を説明する。
図1〜図8に示すように、整列選別装置は、洗浄された人参を貯留する貯留部Aと、貯留部Aから人参を上方に搬送する上方搬送装置Bと、上方搬送装置Bから人参を引き継いで人参を一本ずつ整列させる整列搬送装置Cと、整列搬送装置Cから人参を受けて設定した条件ごとに選別排出する選別部Yとから構成される。
まず、貯留部Aの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、フレーム1の上部にホッパ2を載置し、該ホッパ2の機体前側にスノコ部3aを有する傾斜板4aを下り傾斜姿勢に取り付けると共に、ホッパ2の左右両側に左右スノコ部3bを有する左右傾斜板4b,4bを下り傾斜姿勢に取り付ける。そして、ホッパ2の機体後側に中央部を切り欠いた傾斜板4cを取り付けることによって、貯留部Aが構成される。
上記構成のように、ホッパ2の機体前側に傾斜板4aを下り傾斜姿勢に取り付けると共に、左右両側に左右傾斜板4bを下り傾斜姿勢も取り付けることによって、機体前側及び左右両側のどこからでも人参を投入してホッパ2に投入することができる。
また、傾斜板4aと左右傾斜板4b,4bとがスノコ部3aとスノコ部3bとを有することによって、人参に付着した水分や泥土をおとすことができるので、整列搬送や選別搬送が適正に行われるので、作業能率が向上する。
次に、上方搬送装置Bの構成について説明する。
図1及び図2に示すように、前記ホッパ2の左右外側にホッパ2の底部に基部を有する前後方向に長い左右フレーム5,5を取り付け、該左右フレーム5,5の前端部に従動シャフト6aを回転自在に装着すると共に、該従動シャフト6aに従動ローラ7aを軸着する。また、前記左右フレーム5,5の後端部に駆動シャフト6bを回転自在に装着し、該駆動シャフト6bに駆動ローラ7bを軸着すると共に、傾斜板4cの切り欠き部の下方に中間シャフト6cを回転自在に装着し、該中間シャフト6cにテンションローラ7cを軸着する。そして、駆動シャフト6bの左右端に左右駆動スプロケット8b,8bを軸着し、従動シャフト6aの左右端に左右従動スプロケット8a,8aを軸着すると共に、中間シャフト6cの左右端に左右テンションスプロケット8c,8cを軸着する。さらに、該左右駆動スプロケット8b,8bと従動スプロケット8a,8aと左右テンションスプロケット8c,8cとの間に左右チェーン9,9を無端状に巻き掛ける。
そして、該左右チェーン9,9の左右間に複数の搬送ローラ10a…を等間隔に回転自在に取り付けて上方搬送コンベア10を構成すると共に、左右フレーム5,5の終端部に引継シュータ11を引継始端部が前記駆動ローラ7bよりも機体前側に位置するように取り付ける。また、前記駆動ローラ7bの下部から引継シュータ11の引継始端部よりも下方に亘り送出ガイド12を取り付けると共に、前記フレーム1上に外側駆動軸にスプロケット14を取り付けたモータ13を載置し、該スプロケット14と左右一側の駆動スプロケット8bとの間にチェーン15を無端状に巻き掛けることによって、上方搬送装置Bが構成される。
上記構成のように、左右フレーム5,5の終端部に引継シュータ11を引継始端部が駆動ローラ7bよりも機体前側に位置するように取り付けたことによって、人参が上方搬送コンベア10の裏側まで搬送されてから落下しても人参は引継シュータ11の引継始端部に落下して後述する整列搬送コンベア32の搬送始端部に引き継がれるため、人参が機外へ落下することが防止されるので、作物が傷付きにくくなり作物の品質が向上すると共に、機外に落下した作物を作業者が回収する作業が省略されるので、作業者の労力が軽減される。
また、駆動ローラ7bの下部から引継シュータ11の引継始端部よりも下方に亘り送出ガイド12を取り付けたことによって、人参は引継シュータ11の引継始端部までに送出ガイド12に接触して上方搬送コンベア10から離れて整列搬送コンベア32の搬送始端部に引き継がれるので、作物が機外に落下することが防止され、作物が傷付きにくくなるので作物の品質が向上すると共に、機外に落下した作物を作業者が回収する作業が省略されるので、作業者の労力が軽減される。
次に、整列搬送装置Cの構成について説明する。
図2及び図8(a)(b)で示すように、前記フレーム1の後上部に整列フレーム16を取り付け、該整列フレーム16の前側に第1駆動シャフト17aを回転自在に取り付けると共に、該駆動シャフト17aに、左右間に載った人参以外を左右方向に掻き出す左右一対の掻き出し突起98,98を夫々取り付けた複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第1駆動プーリ18a,18aを軸着する。また、前記整列フレーム16の中央部に第1従動シャフト17bを回転自在に装着し、該第1従動シャフト17bに複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第1従動プーリ18b,18bを軸着する。そして、該左右第1従動プーリ18b,18bと左右第1駆動プーリ18a,18との間に左右第1内側整列ベルト19i,19iと左右第1外側整列ベルト19o,19oを無端状に巻き掛けると共に、左右一対の掻き出し突起98,98の間に左右第1中央整列ベルト19c,19cを無端状に巻き掛けることによって、左右一次整列コンベア20,20を構成する。
また、前記第1従動プーリ18b,18bの後方に第2駆動シャフト21aを回転自在に装着し、該第2駆動シャフト21aに複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第2駆動プーリ22a,22aを軸着する。そして、整列フレーム16の後部に第2従動シャフト21bを回転自在に取り付けると共に、該従動シャフト21bに複数のベルトを巻き掛けることのできる左右第2従動プーリ22b,22bを軸着する。さらに、該左右第2従動プーリ22b,22bと左右第2駆動プーリ22a,22aとの間に左右第2内側整列ベルト24i,24iと左右第2外側整列ベルト24o,24oと左右第2中央整列ベルト24c,24cとを無端状に巻き掛けることによって、左右二次整列コンベア25,25を構成する。
そして、前記モータ13の内側駆動軸に駆動スプロケット26を軸着し、整列フレーム16の前端部に第1カウンタースプロケット27を回転自在に装着すると共に、第1動シャフト17bの略中央部に第2カウンタースプロケット28を取り付ける。また、該駆動スプロケット26と第1カウンタースプロケット27と第2カウンタースプロケット28との間にチェーン29を無端状に巻き掛ける。さらに、第1従動シャフト17bの略中央部に第3カウンタースプロケット30aを軸着し、第2駆動シャフト21aの略中央部に従動スプロケット30bを軸着すると共に、該従動スプロケット30bと第3カウンタースプロケット30aとの間にチェーン31を無端状に巻き掛けて、整列搬送コンベア32を構成する。このとき、左右二次整列コンベア25,25の搬送速度Bm/Secを、左右一次整列コンベア20,20の搬送速度Am/Secよりも速く設定する。
また、左右一次整列コンベア20,20及び左右二次整列コンベア25,25の左右間且つ下方に落下した人参を左右に分配する山型の分配板33を取り付け、該分配板33の左右後側に落下した人参を排出する左右排出シュータ34,34を取り付ける。そして、該左右排出シュータ34,34の下方に排出された人参を貯留部Aに送り返す左右リターンシュータ35,35を取り付けることによって、整列搬送装置Cが構成される。
上記構成のように、左右一次整列コンベア20,20の左右第1駆動プーリ18a,18aと左右第1従動プーリ18b,18bとの間に左右第1内側整列ベルト19i,19iと左右第1外側整列ベルト19o,19oと左右第1中央整列ベルト19c,19cとが無端状に巻き掛けられていると共に、該左右第1駆動プーリ18a,18aの左右両側に夫々左右一対の掻き出し突起98,98が取り付けられていることによって、左右一次整列コンベア20,20に複数の人参が同時に載っても、掻き出し突起98,98の左右間に載った人参だけが左右第1内側整列ベルト19i,19iと左右第1外側整列ベルト19o,19oと左右第1中央整列ベルト19c,19cとによって整列搬送され、掻き出し突起98,98の上部又は左右外側に載った人参は左右第1内側整列ベルト19i,19iもしくは左右第1外側整列ベルト19o,19oに搬送されながら左右一次整列コンベア20,20上から落とされるため、作物を一つずつ並べて選別部Yに投入することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
なお、掻き出し突起98,98はゴム等の弾性体で構成すると、人参が載ることによって左右方向に開くため、様々なサイズの人参に対応することができるので、作業能率や選別精度が向上する。さらにこのとき、掻き出し突起98,98に軽い切れ目(5mm〜1cm程度)を切り込んでおくと、人参の形に合わせて変形しやすくなるので、上記効果をさらに高めることができる。
また、整列搬送コンベア32が左右一次整列コンベア20,20と左右二次整列コンベア25,25とから構成されていると共に、左右二次整列コンベア25,25の搬送速度が左右一次整列コンベア20,20の搬送速度よりも速く設定されていることによって、人参が左右一次整列コンベア20,20から左右二次整列コンベア25,25に引き継がれる際に一定以上の前後間隔を有するようになるので、適正に整列搬送が行われるため、作物はサイズごとに適切に選別され、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるので、作業者の労力が軽減される。
そして、落下した人参を左右に分配する分配板33の左右後側に左右排出シュータ34,34を取り付けると共に、左右排出シュータ34,34の下方に左右リターンシュータ35,35を取り付けたことによって、整列搬送コンベア32から落下した人参は自動的に貯留部Aに送り返されるので、落下した人参を人手で再投入する必要がなく、作業能率が向上する。
次に、選別部Yの構成について説明する。
図3〜図7で示すように、整列搬送装置Cの後方にフレーム36を配置し、該フレーム36の左右上部に左右搬送フレーム37,37を取り付ける。そして、該左右搬送フレーム37,37の機体外側前端部に左右従動シャフト38b,38bを回転自在に装着し、機体外側後端部に左右駆動シャフト38a,38aを回転自在に装着すると共に、左右搬送フレーム37,37の機体外側前後間に複数の左右シャフト38c,38c…を回転自在に装着する。また、該左右駆動シャフト38a,38aに機体外側の高さH1を機体内側の高さH2よりも高くし、且つ中央部に凹部90を形成した左右駆動ローラ39a,39aを軸着し、左右従動シャフト38b,38bに機体外側の高さH1を機体内側の高さH2よりも高くし、且つ中央部に凹部90を形成した左右従動ローラ39b,39bを軸着すると共に、左右シャフト38c,38cに左右テンションローラ39c,39cを装着し、左右シャフト38c,38cの機体内側に左右座金39d,39dを左右ロック部材39e,39eで固定して取り付ける。さらに、左右搬送フレーム37,37の前端部に左右従動シャフト38b,38bを機体内側から支持する左右従動支持フレーム40b,40bを取り付けると共に、後端部に左右駆動シャフト38a,38aを機体内側から支持する左右駆動支持フレーム40a,40aを取り付ける。そして、左右駆動ローラ39a,39aと左右従動ローラ39b,39bと複数の左右テンションローラ39c,39c…との間に左右選別搬送ベルト41,41を無端状に巻き掛ける。
また、前記フレーム36の後端部の左右一側に駆動軸に駆動スプロケット43を軸着したモータ42を取り付け、該駆動スプロケット43の上方で且つ左右選別搬送ベルト41,41よりも下方に第1中継スプロケット44を左右一側端部に軸着し、該第1中継スプロケット44よりも機体内側に第2中継スプロケット47を軸着すると共に、左右他側端部に第3中継スプロケット48を軸着したシャフト45を左右搬送フレーム37,37間に回転自在に取り付ける。また、モータ42を取り付けた側の整列搬送装置Cの左右駆動シャフト38aの外側端にメイン従動スプロケット49を軸着し、他側の左右駆動シャフト38aの外側端にサブ従動スプロケット50を軸着する。そして、前記駆動スプロケット43と第1中継スプロケット44との間に第1チェーン51を無端状に巻き掛け、第2中継スプロケット47とメイン従動スプロケット49との間に第2チェーン52を無端状に巻き掛けると共に、第3中継スプロケット48とサブ従動スプロケット50との間に第3チェーン53を無端状に巻き掛ける。そして、前記モータ42の上方に傾斜付カバー80を取り付けることによって、左右選別搬送コンベア54,54を構成する。
また、前記左右搬送フレーム37,37の機体外側に左右接続アーム55,55を上下回動自在に取り付け、該左右接続アーム55,55の機体内側端に左右重量感知アーム56,56を設けると共に、該左右重量感知アーム56,56の上部に左右重量感知板57,57を取り付ける。そして、前記左右接続アーム55,55の機体外側端に左右重量設定アーム58,58を設け、該左右重量設定アーム58,58の上部に後述する左右跳ね出し装置71,71が作動する選別重量を設定する重りを受ける左右重り皿60,60を取り付ける。さらに、左右接続アーム55,55の機体外側端に左右検知アーム59,59の基部を取り付け、該左右検知アーム59,59の端部を前記左右重り皿60,60の上方から搬送方向に対して前方または後方に退避させて配置すると共に、左右検知アーム59,59の端部に左右検知アーム59,59の検知距離を調節する左右検知距離調節ボルト61,61を取り付ける。そして、左右搬送フレーム37,37の機体外側上部に左右上部フレーム62,62を取り付け、該左右上部フレームの62,62で且つ内部前記左右検知アーム59,59に取り付けた左右検知距離調節ボルト61,61の上方に、該左右検知距離調節ボルト61,61と接触する、あるいは一定距離まで近接する等すると後述する左右跳ね出し装置71,71を動作させる信号を発する左右検知センサ63,63を取り付ける。さらに、左右接続アーム55,55の機体外側中部に左右バランスウェイト65,65を取り付けることによって、左右重量選別装置64,64を構成する。
なお、左右重り皿60,60の代わりに、左右重量設定アーム58,58の下部にフック部材等を取り付け、該フック部材に重りを吊り下げる方式としてもよい。
そして、前記左右上部フレーム62,62に左右ソレノイド66,66を取り付け、該左右ソレノイド66,66に基部を有する伸縮可能な左右排出アーム67,67を取り付ける。また、該左右排出アーム67,67の他端部に左右排出板68,68を機体左右方向に回動可能に取り付けると共に、左右上方フレーム62,62の内側で且つ左右排出板68,68の前部及び後部に左右側板69,69を固定する。さらに、前記左右ソレノイド66,66と左右検知センサ63,63とを左右ケーブル70,70で接続することによって、左右排出装置71,71を構成する。
さらに、前記左右重量選別装置64,64と左右排出装置71,71とを左右選別搬送コンベア51,51の搬送始端部よりも後方に複数備えると共に、各左右重量選別装置64,64同士の間に夫々左右スライダー板72,72を取り付ける。そして、左右選別搬送コンベア54,54の左右間で且つ左右搬送フレーム37,37の内側上部に選別された人参がサイズごとに送られる複数のサイズ別排出シュータ73a…からなる排出シュータ73を着脱自在に載置する。そして、該複数のサイズ別排出シュータ73a…の前端上部から後端上部に亘りグリップ74を取り付け、該グリップ74に人参の排出口75aを形成する複数の仕切板75…を取り付けると共に、排出シュータ73の下方に選別された人参がサイズごとに集積される、サイズ別排出シュータ73aと同程度の幅の複数の選別シュータ76…をサイズ別排出シュータ73aと同数配置する。また、フレーム36の後端部にコンテナ77を載置する載置台78を機体前後方向に回動可能に取り付けることによって、回収部79が構成される。
そして、左右選別搬送コンベア54,54と左右重量選別装置64,64と左右排出装置71,71と回収部79とを組み合わせることによって、選別部Yが構成される。
上記構成のように、左右駆動シャフト38a,38aに装着する左右駆動ローラ39a,39aと左右従動シャフト38b,38bに装着する左右従動ローラ39b,39bの中央部に夫々凹部90を形成したことによって、左右選別搬送コンベア54,54の搬送始端部付近の左右選別搬送ベルト41,41は人参の重量によって凹み易くなるため、人参が左右跳ね出し装置71,71の跳ね出し動作を避けてしまうことを防止できるので、作物はサイズごとに適切に選別され、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるので、作業者の労力が軽減される。
また、左右駆動ローラ39a,39aと左右従動ローラ39b,39bの機体外側の高さH1を機体内側の高さH2よりも高くしていることによって、左右選別搬送ベルト41,41の機体外側が張圧されることにより、左右選別搬送ベルト41,41の機体中央から内側の部分は人参の重量で凹みやすくなって左右重量選別装置64,64に接触しやすくなるため、左右重量選別装置64,64の選別精度が向上して作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
そして、左右選別搬送ベルト41,41の左右駆動シャフト38a,38aと左右従動シャフト38b,38bとが機体左右両側から支持されると共に、複数の左右テンションローラ39c,39c…を軸着する複数の左右シャフト38c,38c…が左右搬送フレーム37,37の機体外側方向からのみ支持されているので、機体内側方向に左右選別搬送ベルト41,41を移動させることによって、左右駆動ローラ39a,39aや左右従動ローラ39b,39bや複数の左右テンションローラ39c,39c…等を外すことなく左右選別搬送ベルト41,41を簡単に着脱することができるので、メンテナンス性が向上すると共に、機体を分解したり組み直したりする作業が省略されるので、作業者の労力が軽減される。
さらに、テンションローラ39cを回転自在なシャフト38cに装着し、座金39dとロック部材39eによって固定することによって、選別搬送コンベア54が選別搬送作業をする際にテンションローラ39cがシャフト38cから外れることを防止できるので、作業能率が向上する。
また、機体のメンテナンスを行う際等には、座金39dとロック部材39eとを取り外すと、テンションローラ39cは機体内側方向に向けて外せるようになるため、選別作業中にシャフト38cとテンションローラ39cとの間に溜まった水や泥土等を容易に除去することができると共に、部品の交換を容易に行うことができるので、機体のメンテナンス性が向上し、高い精度での選別性能を維持することができる。
そして、機体の左右一側にモータ42を配置し、該モータ42の駆動軸に取り付けた駆動スプロケット43の駆動力を機体左右一側の選別搬送コンベア54に伝動する構成とすると共に、該駆動スプロケット43からの駆動力を選別搬送ベルト41よりも下方に設けるシャフト45によって機体左右他側に伝達し、機体左右他側の選別搬送コンベア54を駆動させる構成としたことによって、左右選別搬送コンベア54,54の左右間に空間部が形成されるので、排出シュータ73を取り外して整列搬送ベルト41を機体内側に移動させて取り外す際、機体を分解したり組み直したりする作業が省略されるので、作業者の労力が軽減されると共に、機体のメンテナンス性が向上する。
また、モータ42の上方に傾斜付カバー80を取り付けたことによって、モータ42の上方の選別搬送コンベア54から選別搬送を行う人参に付着していた水や泥が落下してきても、水や泥がモータ42にかかることが防止されるので、モータ42の耐久性やメンテナンス性を向上させることができる。
なお、左右接続アーム55,55の中心線と左右重り皿60,60の中心線との距離L1と左右接続アーム55,55の中心線と左右重量感知板57,57との距離L2の比がL1:L2=2:1となるように配置し、人参の選別重量を200gに設定した場合、左右検知センサ63,63を反応させるには左右重り皿60,60には選別重量の倍の400gの重りを投入する必要があるが(L1:L2=400×1/2:200×1)、左右検知センサ63,63がL1:L2=1:1で配置していたときに±10gの範囲の誤差に反応していたとすると、L1:L2=2:1とすれば、左右検知センサ63,63は±5gの範囲の誤差でのみ反応する(L1:L2=±5×2:±10×1)ようになり、2倍の精度で人参を選別することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作物の商品価値を向上させることができる。特に、Sサイズ、SSサイズなど誤差の許容範囲が小さいものに関して上記効果を発揮することができる。
また、左右検知アーム59,59の外側端部に左右検知距離調節ボルト61,61を設けたことによって、作業条件に応じて左右検知アーム59,59と左右検知センサ63,63との距離を調節することができるので、作物をサイズごとに適切に選別することができ、作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
そして、左右重り皿60,60や左右検知アーム59,59や左右検知センサ63,63が機体外側に配置されていることによって、作業者は部品を外したり狭い空間に手を入れたりすることなく左右重り皿60,60の選別重量の設定や左右検知アーム59,59と左右検知センサ63,63との間隔調節を容易に行うことができるため、作物をサイズごとに適切に選別することができるので、作業者はサイズ別に選別された作物の中から異なるサイズの作物を探し出して選別し直す手間を省くことができるため、作業者の労力が軽減される。
また、左右重量選別装置64,64のメンテナンス等を容易に行うことができるので、作業後に重量選別装置64に付着した水や塵等を取り除くことができると共に、故障した部品があればすぐに交換することができるので、正常な選別作業を行える状態を維持することが容易となる。
さらに、左右検知アーム59,59の端部を前記左右重り皿60,60の上方から搬送方向に対して前方または後方に退避させて配置し、左右検知アーム59,59の端部に左右検知アーム59,59の検知距離を調節する左右検知距離調節ボルト61,61を取り付けると共に、左右検知距離調節ボルト61,61の上方に左右検知センサ63,63を取り付けたことによって、左右重り皿60,60の上方が左右検知距離調節ボルト61,61と左右検知アーム59,59と左右検知センサ63,63とによって塞がれない構造になるため、左右重り皿60,60の選別重量を設定する際、重りを容易に出し入れすることができるので、作業能率が向上する。
そして、選別された人参がサイズごとに送られる複数の排出シュータ73…の下方に、該複数の排出シュータ73…と同程度の幅の選別された人参がサイズごとに集積される複数の選別シュータ76…を排出シュータ73と同数設けたことによって、同サイズの人参が通過する排出シュータ73と選別シュータ76との間に間隔部が無くなるため、間隔部から人参が他の選別シュータ76へ移動することがなく、人参をサイズごとに適切に選別することができ、作物の商品価値が向上する。
以下、本件人参の整列選別装置の別実施例を説明する。
図9に示すように、フレーム36の後端部の左右一側に駆動軸に駆動スプロケット82を軸着したモータ81を取り付け、該モータ81を取り付けた側の整列選別コンベア54の駆動シャフト38aの外側端に従動スプロケット83を取り付けると共に、該駆動スプロケット82と従動スプロケット83との間にチェーン84を無端状に巻き掛ける。そして、前記モータ81を配置した側の駆動シャフト38aの内側端に第1延長部85aを設け、モータ81を配置した側の反対側の駆動シャフト38aの内側端に第2延長部85bを設けると共に、該第1延長部85aと第2延長部85bとをジョイント86で連結する。さらに、前記モータ81の上に傾斜付カバー80を設けて、左右整列搬送コンベア54,54の駆動系を構成しても良い。
上記構成では、モータ81の駆動力は、モータ81を設けた側の駆動シャフト38aに伝動され、ジョイント86で連結された第1延長部85aと第2延長部85bとを介して他側の駆動シャフト38aに伝動されるため、駆動系の構成が簡単になるためメンテナンス性が向上すると共に、部品数を削減することができるので整列選別装置のコストダウンを計ることができる。
また、ジョイント86を外して第1延長部85aと第2延長部85bとの連結を解除することによって、左右選別搬送ベルト41,41を機体内側に移動させて取り外すことができるので、作業者の労力が軽減されると共に、機体のメンテナンス性が向上する。
そして、モータ81の上方に傾斜付カバー80を取り付けたことによって、モータ81の上方の選別搬送コンベア54から選別搬送を行う人参に付着していた水や泥が落下してきても、水や泥がモータ81にかかることが防止されるので、モータ81の耐久性やメンテナンス性を向上させることができる
図10で示すように、搬送フレーム37の機体外側前後間に回転自在に装着する複数のシャフト38c…に、複数の穴部88…を設けた複数のテンションローラ87…を取り付けてもよい。
上記構成では、選別搬送コンベア54に選別搬送される人参に付着した水がシャフト38cとテンションローラ87との間に入り込んでも、複数の穴部88…から水を抜くことができるので、シャフト38cからテンションローラ87を外した際の掃除にかかる労力を軽減することができる。
また、シャフト38cとテンションローラ87との間に水が溜まりにくいことによって、テンションローラ87が空回りすることが防止され、選別搬送が中断されるのを防止できるので、作業能率が向上する。
図11に示すように、搬送フレーム37の機体外側前後間に回転自在に装着するシャフト38cに、シャフト38cよりも短いテンションローラ88を複数取り付けてもよい。
上記構成では、選別搬送コンベア54に選別搬送される人参に付着した水がシャフト38cと複数のテンションローラ89…との間に入り込んでも、テンションローラ89同士の間から水が水を抜くことができるので、シャフト38cから複数のテンションローラ89…を外した際の掃除にかかる労力を軽減することができる。
また、シャフト38cと複数のテンションローラ89…との間に水が溜まりにくいことによって、複数のテンションローラ89…が空回りすることが防止され、選別搬送が中断されるのを防止できるので、作業能率が向上する。
また、図12で示すように、左右整列搬送コンベア54,54の左右駆動ローラ39a,39aと左右従動ローラ39b,39bの中央部に凹部90を形成すると共に、該左右整列搬送コンベア54,54の搬送始端部から最初の左右重量選別装置64,64の間に亘って、中央部を除いた左右スライダー板91,91を取り付ける構成としても良い。
上記構成では、左右スライダー板91,91の中央部が無いため、左右選別搬送コンベア54,54の搬送始端部から最初の左右重量選別装置64,64までの間に亘って左右選別搬送ベルト41,41は人参の重量によって凹み易くなるため、人参が転がることを防止することができるので、作物の搬送姿勢が安定するため、左右跳ね出し装置71,71の跳ね出し動作を人参が避けることが防止される。
図13で示すように、整列搬送装置Cの第1整列搬送ベルト20の第1駆動プーリ18aに取り付ける左右一対の掻き出し突起98,98を、左右一対に近接と退避を交互に繰り返す波型形状の突起部を備えた波型掻き出し突起99,99としてもよい。
上記構成によれば、波型掻き出し突起99,99の突起部は近接と退避を交互に繰り返しているので、突起部が互いに近接した部分に人参が挟まることがあっても、突起部が互いに退避した部分が回って来た際に人参は抜け出すことができるので、一次整列搬送ベルト20に人参が停滞することが防止でき、作業能率が向上する。
整列部の側面図 整列部の平面図 選別部の側面図 選別部の平面図 選別部の背面図 選別部の正面断面図 選別部の部分平面図 (a)整列部の要部拡大正面図、(b)掻き出し突起の側面図 別実施例の選別部の背面図 別実施例の要部拡大正面図 別実施例の要部拡大正面図 別実施例の選別部平面図 別実施例の整列部の要部拡大正面図
A 貯留部
B 上方搬送装置
C 整列搬送装置
H1 機体外側の高さ
H2 機体内側の高さ
X 供給部
Y 選別部
10 上方搬送コンベア
18a 第1駆動プーリ(回転体)
32 整列搬送機
37 搬送フレーム
38c シャフト(支持回転軸)
39a 駆動ローラ(駆動回転体)
39b 従動ローラ(従動回転体)
39c テンションローラ(回転体)
41 選別搬送ベルト
51 選別搬送コンベア
54 選別搬送コンベア(選別搬送装置)
55 接続アーム
56 重量感知アーム
57 重量感知板
58 重量設定アーム
59 検知アーム
61 検知距離調節ボルト(検知距離調節装置)
63 検知センサ
64 重量検出装置
71 跳ね出し装置
79 回収部
90 凹部
98 突起体(掻き出し突起)

Claims (6)

  1. 整列部(X)と、作物を選別搬送する選別搬送装置(54)と該選別搬送装置(54)に搬送される作物の重量を検知する重量選別装置(64)と該重量選別装置(64)で検知した作物の重量に応じて作物を排出する排出装置(71)と該排出装置(71)から排出された作物を回収する回収部(79)とからなる選別部(Y)とを備える選別装置において、
    選別部(Y)の重量選別装置(64)は、機体外側の機枠(37)に上下回動自在な接続アーム(55)を設け、該接続アーム(55)の機体内側部に重量感知アーム(56)を設け、該重量感知アーム(56)の上部に重量感知板(57)を設け、接続アーム(55)の機体外側部に排出装置(71)が作動する選別重量を設定する重りを設ける重量設定アーム(58)と検知アーム(59)とを設け、該検知アーム(59)の機体外側端部に検知アーム(59)の検知距離を調節する検知距離調節装置(61)を設けると共に、検知アーム(59)に対向させて排出装置(71)を作動させる検知センサ(63)を設けたことを特徴とする整列選別装置。
  2. 前記検知アーム(59)と検知センサ(63)とを、重量設定アーム(58)から搬送方向に対して前方または後方に退避させて配置したことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置。
  3. 選別部(Y)の選別搬送装置(54)の内外側の機枠(37)の間に駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)とを設け、複数の支持回転軸(38c)を内外側の機枠(37)の左右一側から支持して回転自在に設けると共に、該複数の支持回転軸(38c)に駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との間に巻き掛ける無端搬送帯(41)を内側から張圧する回転体(39c)を着脱自在に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の整列選別装置。
  4. 前記選別部(Y)の選別搬送装置(54)の駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との中央部に凹部(90)を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の整列選別装置。
  5. 前記駆動回転体(39a)と従動回転体(39b)との凹部(90)の機体外側の高さ(H1)を、機体内側の高さ(H2)よりも高くしたことを特徴とする請求項4記載の整列選別装置。
  6. 前記整列部(X)を、作物を貯留する貯留部(A)と、該貯留部(A)から作物を上方に搬送する上方搬送機(10)を備える上方搬送装置(B)と、該上方搬送(10)から供給される作物を整列させる整列搬送機(32)を備える整列搬送装置(C)とから構成し、該整列搬送機(32)の整列搬送始端側の回転体(18a)に左右一対の突起体(98,98)を設けたことを特徴とする請求項1記載の整列選別装置。
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