JP5194383B2 - ニキビ治療剤 - Google Patents

ニキビ治療剤 Download PDF

Info

Publication number
JP5194383B2
JP5194383B2 JP2006140237A JP2006140237A JP5194383B2 JP 5194383 B2 JP5194383 B2 JP 5194383B2 JP 2006140237 A JP2006140237 A JP 2006140237A JP 2006140237 A JP2006140237 A JP 2006140237A JP 5194383 B2 JP5194383 B2 JP 5194383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tocopherol
acne
oil
weight
acne treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006140237A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007308430A (ja
Inventor
和義 横田
洋明 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeria Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Zeria Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2006140237A priority Critical patent/JP5194383B2/ja
Publication of JP2007308430A publication Critical patent/JP2007308430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5194383B2 publication Critical patent/JP5194383B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明はニキビ治療剤に関する。さらに詳しくはイブプロフェンピコノールと殺菌剤およびビタミンE類を含有し、水中油型エマルジョンとしたニキビ治療剤に関する。
ニキビは尋常性座瘡とよばれ、毛包に皮脂が詰まり、これにいわゆるニキビ菌であるアクネ菌(Propionibacterium acnes)が感染して炎症をおこすもので、主として思春期に多くみられる皮膚疾患である。また、ストレスやホルモンバランスの崩れ、乾燥肌などが原因となって大人にも発症する。
ニキビは様々な要因が絡み合った結果起こるが、皮脂分泌過剰、毛包角化、アクネ菌などの毛包内細菌が特に大きな原因であるとされている。そして、思春期のニキビでは皮脂分泌過剰によるものが多いのに対して、大人のニキビはほとんどが毛包の角化が原因であるといわれている。
ニキビ治療剤としては、これらのニキビの要因に対応して、皮脂の抑制、皮脂の吸収、角質の軟化、角質の剥離、抗炎症等の作用を有する成分を配合したクリーム、軟膏が一般に用いられている。
古くから使用されてきたニキビ治療剤では、角質軟化作用および殺菌作用をもつイオウが主に用いられていた。しかし、イオウは皮膚刺激が強く、皮がむけて乾燥しやすくなったり、かぶれを引き起こすことがある。イオウの副作用として、発疹、発赤、かゆみなどの過敏症や皮膚炎などの症状が現れることもあり、イオウの局所適用には注意を要する(非特許文献1参照)。このような副作用から、炎症を起こして刺激に対して敏感になっているニキビの患部に適用するには問題があり、ニキビ治療において望ましい成分とは言えなかった。さらに、取扱いが難しく、特殊な製造装置を用いない場合は、装置の老朽化が早まるなどの難点もあった。
最近では、血管浸透性亢進の抑制、白血球遊走抑制、プロスタグランジン類の生合成抑制などの効果を有すると同時に皮包に詰まった皮脂を遊離脂肪酸へ加水分解する細菌性リパーゼの活性を抑制する効果を有する非ステロイド系抗炎症成分であるイブプロフェンピコノールが配合されたニキビ治療を目的とした外用剤が市販されている(非特許文献2参照)。
イブプロフェンピコノールは、イオウやサリチル酸等と比較して皮膚刺激が少なく、細菌性リパーゼ活性の抑制と抗炎症効果を同時に有することからニキビ治療に効果的な成分として大きな期待が寄せられている。しかし、イブプロフェンピコノールが単独で配合された外用剤は確かにニキビ治療剤として有用ではあるが、直接的な抗菌作用を有していないため最終全般改善度(治療前と比較してかなり軽快以上の評価)は50%程度に留まり、充分なニキビ治療効果が得られているとはいえない状況にあった(非特許文献3参照)。
イブプロフェンピコノールの作用を高めるため、イブプロフェンピコノールとイオウを配合した皮膚用外用剤(特許文献1参照)、ウワウルシと同時にイオウ、レゾルシン、サリチル酸、イソプロピルメチルフェノール、イブプロフェンピコノール等を含有するニキビ治療剤(特許文献2参照)、イブプロフェンピコノール、イオウおよび酢酸トコフェロールを配合した皮膚用外用剤(非特許文献4参照)が知られているが、前述したイオウの皮膚刺激の強さからニキビ治療剤に用いる成分としては望ましくない。
また、サリチル酸は黄色ブドウ球菌の毒性を弱めるなどの抗菌効果を有する成分として知られているが、外用剤として用いる場合の副作用として過敏症を引き起す場合があり、炎症を起こして刺激に対して敏感になっているニキビの患部に適用するには望ましいとはいえない面があった。
このため、イオウやサリチル酸などの皮膚刺激の強い成分を配合することなく、ニキビの原因となる細菌に対し効果的に作用するニキビ治療剤が望まれていた。特に、炎症を起こして刺激に対して敏感になっているニキビの患部に塗布した場合でも、あまり皮膚刺激を起こさず、使用感に優れたニキビ治療剤が強く望まれていた。

特開2002−332237号公報 特開2001−206820号公報 日本薬局方解説書 2001 C198−C202 「ペアアクネクリーム 添付文書」ライオン株式会社 基礎と臨床 22(7)、p499−504(1998) 医学と薬学 第47巻第1号 p81−89(2002)
本発明の目的は、治療効果の高いニキビ治療剤を提供することを課題とする。具体的には、刺激性を有するイオウやサリチル酸などの刺激成分を配合することなく、ニキビの原因となる細菌に効果的に作用するニキビ治療剤を提供することにある。さらに、炎症を伴い過敏となっているニキビの患部への刺激性がほとんどなく、皮脂分泌過剰や乾燥による毛包の角化の双方に効果的で使用感に優れたニキビ治療剤を提供することも目的とする。
本発明者らは、前述の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、イブプロフェンピコノールと殺菌剤およびビタミンE類を配合し、水中油型エマルジョンとすることで、皮膚刺激がなくニキビの原因となる細菌に効果的に作用するニキビ治療剤が得られることを見出した。また、中鎖脂肪酸トリグリセライド、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、シリコン油、パルミチン酸イソプロピル、またはミリスチン酸イソプロピルからなる群から選ばれる液状油成分や、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、セラミド、ヒアルロン酸および/もしくはその塩、またはコンドロイチン硫酸および/もしくはその塩からなる群から選ばれる成分をさらに配合することにより、皮脂分泌過剰や乾燥による毛包の角化の両方を原因とするニキビに対し高い治療効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記[1]〜[3]に掲げるニキビ治療剤である。
[1]A)イブプロフェンピコノールと、B)イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、またはクロルヘキシジン、クロルヘキシジン誘導体、もしくはこれらの薬理学上許容される塩からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の殺菌剤と、C)d‐α‐トコフェロール、dl‐α‐トコフェロール、β‐トコフェロール、γ‐トコフェロール、δ‐トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、またはリノレン酸トコフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種以上のビタミンE類を含有する水中油型エマルジョンとしたニキビ治療剤。
[2]上記[1]のニキビ治療剤に、D)中鎖脂肪酸トリグリセライド、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、シリコン油、パルミチン酸イソプロピル、またはミリスチン酸イソプロピルからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の液状油成分をさらに含有するニキビ治療剤。
[3]上記[1]または上記[2]のニキビ治療剤に、E)グリセリン、1,3−ブチレングリコール、セラミド、ヒアルロン酸および/もしくはその塩、またはコンドロイチン硫酸および/もしくはその塩から選ばれる少なくとも1種以上をさらに含有するニキビ治療剤。
本発明で用いられるイブプロフェンピコノールは、通常の医薬品に使用されるものであればよく、例えば日本薬局方外医薬品規格収載品を使用することができる。イブプロフェンピコノールの濃度は、0.3〜6.0重量%の範囲であることが好ましく、特に好ましくは1.0〜3.0重量%であることが望ましい。イブプロフェンピコノールの濃度が0.3重量%未満では、ニキビの原因となるアクネ菌に対する殺菌効果が十分に発揮できない。また、イブプロフェンピコノールの濃度が6.0重量%より多いと安全性から好ましくない。
本発明で用いられるイソプロピルメチルフェノール、レゾルシン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、またはクロルヘキシジン、クロルヘキシジン誘導体、もしくはこれらの薬理学上許容される塩は、通常の医薬品に使用されるものであればよく、これらの成分は、本発明のニキビ治療剤に少なくとも1種以上を含有することができる。
本発明で用いられるクロルヘキシジン誘導体、もしくはこれらの薬理学上許容される塩としては、塩酸クロルヘキシジン、酢酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジンなどがあげられる。
本発明のイソプロピルメチルフェノールの濃度は、好ましくは0.01〜3.0重量%、特に好ましくは0.02〜2.0重量%とすることがよい。本発明のレゾルシンの濃度は、好ましくは0.01〜3.0重量%、特に好ましくは0.02〜2.0重量%とすることがよい。本発明の塩化ベンザルコニウムの濃度は、好ましくは0.001〜3.0重量%、特に好ましくは0.01〜1.0重量%とすることがよい。本発明の塩化ベンゼトニウムの濃度は、好ましくは0.001〜3.0重量%、特に好ましくは0.01〜1.0重量%とすることがよい。本発明のクロルヘキシジン、クロルヘキシジン誘導体、もしくはこれらの薬理学上許容される塩の濃度は、好ましくは0.001〜3.0重量%、特に好ましくは0.01〜1.0重量%とすることがよい。
本発明で用いられるd−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、またはリノレン酸トコフェロール等のビタミンE類は、通常の医薬品に使用されるものであればよく、これらのビタミンE類は、本発明のニキビ治療剤に少なくとも1種以上を含有することができる。また、これらのビタミンE類の濃度は、0.01〜5.0重量%の範囲であることが好ましく、特に好ましくは0.1〜2.0重量%であることが望ましい。
本発明で用いられる中鎖脂肪酸トリグリセライド、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、シリコン油、パルミチン酸イソプロピル、またはミリスチン酸イソプロピルは、通常の医薬品に使用されるものであればよく、これらの液状油成分は、本発明のニキビ治療剤に1種以上を含有することができる。
本発明で用いられるグリセリン、1,3−ブチレングリコール、セラミド、ヒアルロン酸および/もしくはその塩、またはコンドロイチン硫酸および/もしくはその塩は、通常の医薬品に使用されるものであればよく、これらの成分は、本発明のニキビ治療剤に1種以上を含有することができる。
また、本発明のグリセリン、1,3−ブチレングリコール、セラミド、ヒアルロン酸および/もしくはその塩、またはコンドロイチン硫酸および/もしくはその塩の濃度は、0.01〜20.0重量%の範囲であることが好ましく、特に好ましくは0.1〜10.0重量%であることが望ましい。
本発明の水中油型エマルジョンとは、油相と水相とを乳化剤の存在下で乳化して製したものであり、水溶性物質が溶解した連続相の水相中に油脂性物質からなる微粒子が分散しているものをさす。
外用剤の形態としては、水中油型エマルジョン、油中水型エマルジョン、油脂性基剤軟膏、マクロゴール軟膏、ゲル軟膏があげられるが、本発明のニキビ治療剤は、形態を水中油型エマルジョンとすることを特徴とし、これによりニキビの原因となるアクネ菌に対する殺菌効果が他の形態と比較して顕著に高い。さらに、皮膚に対する刺激性および使用感の観点からみても形態を水中油型エマルジョンとすることが最も良好である。
本発明の水中油型エマルジョンの性状は、白濁した乳化状態であり、水相中に分散する油相粒子の平均粒子径は1nm〜200μmの範囲であることが好ましく、特に好ましくは水中油型エマルジョンの性状の安定性から10nm〜100μmであることが望ましい。油相粒子の平均粒子径は動的光散乱式粒径測定装置(例えば、HORIBA LB−500)またはレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(例えば、HORIBA LA−920)で測定される。
本発明の水中油型エマルジョンに含有させる水は、50〜80重量%の範囲であることが好ましく、特に好ましくは60〜70重量%であることが望ましい。含有させる水が50重量%未満では、性状が不安定となり相分離の生じない水中油型エマルジョンを調製することが難しい。また、含有させる水が80重量%より多いとニキビの原因となるアクネ菌に対する殺菌効果が充分に得られず、好ましくない。
本発明の水中油型エマルジョンには必要に応じて以下に示すような他の有効成分、添加剤を加えることができる。
本発明の水中油型エマルジョンに使用される添加剤は、サラシミツロウ、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セタノール、ステアリン酸、ベヘニン酸などの基剤、マクロゴール、エタノールなどの溶剤、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、ラウリル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウムなどの乳化剤、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、コロイド性含水ケイ酸アルミニウム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、グアーガム、ゼラチン、アラビアガム、アルギン酸、アルブミンなどの増粘剤、オキシベンゾン、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウムなどの安定化剤、尿素、ショ糖、エリスリトール、ソルビトールなどの保湿剤、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、デヒドロ酢酸ナトリウム、p−クレゾールなどの防腐剤であるが、必要に応じて適宜選択して使用する。
本発明のニキビ治療剤に使用される有効成分は、治療の目的によって更に追加することが可能である。例えば吉草酸酢酸プレドニゾロン、酢酸ヒドロコルチゾンなどのステロイド剤、アスコルビン酸、塩酸ピリドキシンなどのビタミン剤、アラントインなどの創傷治癒剤、メントール、ボルネオール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油などの清涼化剤などがあげられる。
このようにして得られた本発明のニキビ治療剤は、ニキビの原因となるアクネ菌に対する殺菌効果が高く、皮膚に対する刺激性および使用感が良好である。
本発明のニキビ治療剤の調製方法は特に制限されず、通常の水中油型エマルジョンを調製するのに必要な各種成分を適宜選択、配合して、常法により調製することができる。
例えばイブプロフェンピコノール、イソプロピルメチルフェノール、酢酸トコフェロール、中鎖脂肪酸トリグリセライド、ベヘニルアルコール、水素添加大豆リン脂質を加温融解して溶解させる。その後、これに、予め熱精製水適量に溶解または分散させたヒアルロン酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、濃グリセリン、1,3−ブチレングリコールを加えてホモミクサーを用いて80℃で乳化させ、その後トリエタノールアミンおよびエタノールを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却し、適当な容量の樹脂製チューブに充填することによって、ニキビ治療剤を得ることができる。
次に、実施例および比較例をもって本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[実施例1]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5g、ベヘニルアルコール2.5g、白色ワセリン5.5gおよび水素添加大豆リン脂質1.5gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。カルボキシビニルポリマー0.6gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液と第2液に熱精製水適量を加えて93.62gとし、70〜80℃で混合した。次いでホモミクサーを用いて乳化した後、95%エタノール6gおよびトリエタノールアミン0.38gを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを20g充填用のポリプロピレン製樹脂チューブに充填し、ニキビ治療剤(水中油型エマルジョン)とした。
[実施例2]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5g、中鎖脂肪酸トリグリセライド0.5g、水素添加大豆リン脂質1.5g、白色ワセリン5.5gおよびベヘニルアルコール2.5gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。ヒアルロン酸ナトリウム0.1gおよびカルボキシビニルポリマー0.6gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液、第2液、濃グリセリン8gおよび1,3−ブチレングリコール10gに熱精製水適量を加えて93.62gとし、70〜80℃で混合した。次いでホモミクサーを用いて乳化した後、95%エタノール6gおよびトリエタノールアミン0.38gを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを20g用のポリプロピレン製樹脂チューブに充填し、ニキビ治療剤(水中油型エマルジョン)とした。
[実施例3]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5g、水素添加大豆リン脂質1.5g、白色ワセリン5.5gおよびベヘニルアルコール2.5gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。ヒアルロン酸ナトリウム0.1g、濃グリセリン8g、1,3−ブチレングリコール10gおよびカルボキシビニルポリマー0.6gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液と第2液に熱精製水適量を加えて93.62gとし、70〜80℃で混合した。次いでホモミクサーを用いて乳化した後、95%エタノール6gおよびトリエタノールアミン0.38gを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを10g充填用のアルミニウム製チューブに充填し、ニキビ治療剤(水中油型エマルジョン)とした。
[実施例4]
イブプロフェンピコノール5g、レゾルシン1g、コハク酸トコフェロール0.4g、スクワラン4g、ミリスチン酸イソプロピル8g、ベヘニルアルコール4gおよびセタノール1g、ポリオキシエチレン(2)セチルエーテル3gおよびポリオキシエチレン(23)セチルエーテル3gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。ヒアルロン酸ナトリウム0.1g、濃グリセリン4.5gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液と第2液に熱精製水適量を加えて98gとし、70〜80℃で混合した。次いでホモミクサーを用いて乳化した後、95%エタノール2gを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを10g充填用で最内層がポリエチレンのアルミラミネートチューブに充填し、ニキビ治療剤(水中油型エマルジョン)とした。
[実施例5]
イブプロフェンピコノール1g、塩化ベンゼトニウム0.03g、β−トコフェロール0.4g、中鎖脂肪酸トリグリセライド7g、流動パラフィン2g、ベヘニルアルコール3gおよびセタノール3g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油5を3g、およびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60を3gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。1,3−ブチレングリコール8gおよびセチル硫酸ナトリウム0.1gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液と第2液に熱精製水適量を加えて100gとし、70〜80℃で混合した。次いでホモミクサーを用いて乳化した後、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを50g充填用で最内層がエチレンビニルアルコール樹脂のアルミラミネートチューブに充填し、ニキビ治療剤(水中油型エマルジョン)とした。
[実施例6]
イブプロフェンピコノール6g、塩酸クロルヘキシジン0.04g、γ−トコフェロール0.2g、スクワレン6g、ベヘニルアルコール5g、ステアリルアルコール5gおよびセタノール3g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油5を4g、およびポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60を2gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。キサンタンガム0.1gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液と第2液に熱精製水適量を加えて98gとし、70〜80℃で混合した。次いでホモミクサーを用いて乳化した後、次いでホモミクサーを用いて乳化した後、95%エタノール2gを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを30g充填用のアルミニウム製チューブに充填し、ニキビ治療剤(水中油型エマルジョン)とした。
Figure 0005194383
[比較例1]
実施例1からイブプロフェンピコノールを除いた以外は実施例1と同じ。
[比較例2]
実施例1からイソプロピルメチルフェノールを除いた以外は実施例1と同じ。
[比較例3]
実施例1から酢酸トコフェロールを除いた以外は実施例1と同じ。
[比較例4]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5g、ラウロマクロゴール3gおよびプラスティベース93.4gを70〜80℃で加温融解し、混合した。次いで減圧下、混練機を用いて練合しながら40℃まで冷却した。これを20g用のポリプロピレン製樹脂チューブに充填し、ニキビ治療剤(油脂性基剤軟膏)とした。
[比較例5]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5g、マクロゴール4000を50gおよびマクロゴール400を46.4gを70〜80℃で加温融解し、混合した。次いで減圧下、混練機を用いて練合しながら40℃まで冷却した。これを20g用のポリプロピレン製樹脂チューブに充填し、ニキビ治療剤(マクロゴール軟膏)とした。
[比較例6]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5gおよびポリオキシエチレン(10)ラウリルエーテル4gを70〜80℃で加温融解して溶解し、第1液とした。カルボキシビニルポリマー1gを70〜80℃の熱精製水適量に溶解し、第2液とした。第1液と第2液に熱精製水適量を加えて97.5gとし、70〜80℃で混合した。次いで混練機を用いて練合した後、95%エタノール2gおよびトリエタノールアミン0.5gを添加し、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを20g用のポリプロピレン製樹脂チューブに充填し、ニキビ治療剤(ゲル軟膏)とした。
[比較例7]
イブプロフェンピコノール3g、イソプロピルメチルフェノール0.1g、酢酸トコフェロール0.5g、セタノール20g、白色ワセリン40g、ラウロマクロゴール0.5g、セスキオレイン酸ソルビタン5g、パラオキシ安息香酸メチル0.1gおよびパラオキシ安息香酸ブチル0.1gを70〜80℃で加温融解して溶解し、これに熱精製水30.7gを加えて、ホモミクサーを用いて乳化した後、減圧下、練合しながら40℃まで冷却した。これを20g用のポリプロピレン製樹脂チューブに充填し、ニキビ治療剤(油中水型エマルジョン)とした。
Figure 0005194383
[試験例1] (実施例および比較例のアクネ菌に対する殺菌力試験)
1.試験方法
実施例1〜6および比較例1〜7の各組成物1gに対し、0.1%ペプトン食塩液を用いてMcFarlandNo.1の濃度に調整されたPropionibacterium acnes(JCM6425)を0.1mL接種する。これを37℃にて保持し、0、1、2、3時間後に、0.1%ペプトン食塩液を用いて適宜希釈して、予め固化させた変法GAM寒天培地(日水製薬)上に塗抹し、37℃で5日間嫌気培養し、出現した集落数を測定した。
2.判定
以下の基準にてアクネ菌に対する殺菌力を判定した。
◎:3時間後のアクネ菌の生菌数が0時間後と比較して1/100000以下。
○:3時間後のアクネ菌の生菌数が0時間後と比較して1/10000以下。
△:3時間後のアクネ菌の生菌数が0時間後と比較して1/1000以下。
×:3時間後のアクネ菌の生菌数が0時間後と比較して1/1000より多い。
以下に示す表3は、アクネ菌に対する殺菌力の比較の結果である。
Figure 0005194383
表3に示す結果から明らかなように、成分A(イブプロフェンピコノール)、成分B(イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン、塩化ベンゼトニウム、または塩酸クロルヘキシジン)、成分C(酢酸トコフェロール、β‐トコフェロール、γ‐トコフェロール、またはコハク酸トコフェロール)のいずれかを含まない比較例1〜3は、3時間後におけるアクネ菌の生菌数が1/1000より多い(判定×)か、または1/1000以下(判定△)程度しか低減しなかった。これに対して、成分A、成分B、および成分Cの全てを含有する実施例1〜6のニキビ治療剤は、3時間後のアクネ菌の生菌数が、いずれも1/100000以下(判定◎)にまで顕著に低減し、アクネ菌に対して強い殺菌効果を持つことがわかる。
さらに、実施例1〜6と比較例4〜7の3時間後のアクネ菌の生菌数を比較すると、成分A、成分Bおよび成分Cの全てを含有するニキビ治療剤を水中油型エマルジョンとすることで、アクネ菌に対して最も強い殺菌効果を持つ形態となることがわかる。
[試験例2] (実施例および比較例の使用感試験)
1.試験方法
評価パネル30名により、実施例1〜6および比較例1〜7の各組成物の「肌のしっとり感」、「肌なじみのよさ」および「皮膚刺激性」について評価を行なった。「肌のしっとり感」および「肌なじみのよさ」の評価は、就寝前に評価パネルの前腕裏側に各組成物を約0.1g、6日間塗布した後に実施した。「皮膚刺激性」の評価は、直径1.0cmの円型リント布のついた貼布試験用絆創膏を用いて、組成物0.05gを48時間閉鎖貼布した後、絆創膏を除去して1時間後の皮膚の状態を観察することによって実施した。
「肌のしっとり感」または「肌なじみのよさ」は、以下の基準にて評価した。
◎:24名以上の評価パネルが良好であると評価。
○:18〜23名の評価パネルが良好であると評価。
△:12〜17名の評価パネルが良好であると評価。
×:良好であると評価した評価パネルが11名以下。
「皮膚刺激性」は、下記の表4に示す皮膚刺激のランク基準に従ってランク付けを行ない評価した。
◎:評価パネル30名全員がランク(−)。
○:評価パネル27〜29名がランク(−)、それ以外はランク(±)以上。
△:評価パネル25〜27名がランク(−)、それ以外はランク(±)以上。
×:ランク(−)の評価パネルは、24名以下。
以下に示す表4は、皮膚刺激のランク基準を示したものである。
Figure 0005194383
2.判定
ニキビ治療剤として用いる際は、肌のしっとり感や肌なじみのよさが良い場合でも皮膚刺激性があると望ましくない。また逆に、皮膚刺激性が無い場合でも肌のしっとり感や肌なじみのよさが悪いと望ましくない。そこで、使用感試験の総合判定は、「肌のしっとり感」、「肌なじみのよさ」および「皮膚刺激性」の各評価項目のうち、最も低い評価を基準として判定した。
以下に示す表5は、使用感試験の結果を示したものである。
Figure 0005194383
表5に示す使用感試験の結果から明らかなように、成分A、成分Bおよび成分Cの全てを含有する水中油型エマルジョンとしたニキビ治療剤(実施例1〜実施例6)は、使用感試験の総合判定がいずれも良好(判定◎または○)となり、炎症を伴い過敏となっているニキビ患部の治療をする上で優れていることがわかる。
以上の結果に示すように、A)イブプロフェンピコノールと、B)イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、またはクロルヘキシジン、クロルヘキシジン誘導体もしくはこれらの薬理学上許容される塩からなる群から選ばれる少なくとも1種以上の殺菌剤と、C)d‐α‐トコフェロール、dl‐α‐トコフェロール、β‐トコフェロール、γ‐トコフェロール、δ‐トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、またはリノレン酸トコフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種以上のビタミンE類の全てを含有し、水中油型エマルジョンとすることを特徴としたニキビ治療剤は、ニキビの原因となるアクネ菌に対する殺菌効果が他の形態と比較して顕著に高くなった。さらに、肌のしっとり感や肌なじみのよさ、および皮膚に対する刺激性に優れ、使用感の観点からみても形態を水中油型エマルジョンとすることが最適であった。

Claims (3)

  1. A)イブプロフェンピコノール0.3〜6.0重量%と、B)イソプロピルメチルフェノール0.01〜3.0重量%と、C)d−α−トコフェロール、dl−α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、δ−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、またはリノレン酸トコフェロールからなる群から選ばれる少なくとも1種以上のビタミンE類0.01〜5.0重量%と、水50〜80重量%とを含有する水中油型エマルジョンであるニキビ治療剤。
  2. D)中鎖脂肪酸トリグリセライド、流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、シリコン油、パルミチン酸イソプロピル、またはミリスチン酸イソプロピルからなる群から選ばれる少なくとも1種以上の液状油成分をさらに含有する請求項1記載のニキビ治療剤。
  3. E)グリセリン、1,3−ブチレングリコール、セラミド、ヒアルロン酸および/もしくはその塩、またはコンドロイチン硫酸および/もしくはその塩からなる群から選ばれる少なくとも1種以上をさらに含有する請求項1または請求項2記載のニキビ治療剤。
JP2006140237A 2006-05-19 2006-05-19 ニキビ治療剤 Active JP5194383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140237A JP5194383B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 ニキビ治療剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006140237A JP5194383B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 ニキビ治療剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007308430A JP2007308430A (ja) 2007-11-29
JP5194383B2 true JP5194383B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=38841626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006140237A Active JP5194383B2 (ja) 2006-05-19 2006-05-19 ニキビ治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5194383B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5467722B2 (ja) * 2007-01-16 2014-04-09 ロート製薬株式会社 皮膚外用乳化製剤
US20100209364A1 (en) * 2007-07-20 2010-08-19 Rohto Pharmaceutical Co., Ltd. Emulsified Composition
JP5212609B2 (ja) * 2007-12-21 2013-06-19 ライオン株式会社 皮膚外用剤組成物
JP5465871B2 (ja) * 2008-12-12 2014-04-09 花王株式会社 ニキビ改善剤
JP5556339B2 (ja) * 2010-04-30 2014-07-23 ライオン株式会社 にきび用外用剤組成物
WO2013015288A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 ナガセケムテックス株式会社 リパーゼ活性阻害剤
JP6185773B2 (ja) * 2013-06-28 2017-08-23 ロート製薬株式会社 医薬組成物
JP6180822B2 (ja) * 2013-06-28 2017-08-16 ロート製薬株式会社 医薬組成物
JP2017190346A (ja) * 2017-07-28 2017-10-19 ロート製薬株式会社 医薬組成物

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735330B2 (ja) * 1986-03-12 1995-04-19 久光製薬株式会社 外用クリ−ム組成物
JPH0853336A (ja) * 1994-08-11 1996-02-27 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
JPH08127524A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Nonogawa Shoji Kk 皮膚外用剤
JP2002138033A (ja) * 2000-10-30 2002-05-14 Shiseido Co Ltd 抗アクネ用皮膚外用剤
JP2003306446A (ja) * 2002-02-14 2003-10-28 Fancl Corp 皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット
JP4220769B2 (ja) * 2002-12-10 2009-02-04 花王株式会社 抗アクネ菌組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007308430A (ja) 2007-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5194383B2 (ja) ニキビ治療剤
US8691298B2 (en) Stabilized formulation comprising omega-3 fatty acids and use of the fatty acids for skin care and/or wound care
US8679552B2 (en) Acne vulgaris treatment regimen
CA3018969C (en) Apremilast pharmaceutical compositions
US20200345657A1 (en) Cannabinoid stock for formulation products
KR20090091305A (ko) 하나 이상의 레티노이드 및 벤조일 퍼옥시드를 포함하는 유화액
JPH02295927A (ja) 尋常性座瘡を局所的に処置する方法
JP2016130224A (ja) 外用組成物
JP2015530380A (ja) 乾癬を治療するための組成物
TWI806867B (zh) 乳化組成物
CN106344589B (zh) 一种稳定性改善的卡泊三醇倍他米松组合物
JP6753312B2 (ja) 医療用皮膚外用剤
US7179476B2 (en) Medical composition for external use for dermatosis
JP2007262030A (ja) 皮膚外用剤
DK175695B1 (da) Midler til bevaring eller retablering af hudens sundhed
JP2007262031A (ja) 知覚過敏型肌掻痒感改善剤
WO1999007355A1 (fr) Preparation contenant de l'idebenone pour administration par voie percutanee
JP7446711B2 (ja) 皮膚外用組成物
JP7398211B2 (ja) 外用組成物
JP7153429B2 (ja) 活性酸素消去剤
JP2023090338A (ja) 乳化組成物
WO2022131079A1 (ja) 外用組成物
WO2022140467A1 (en) Topical compositions and methods of treating skin diseases and conditions with such compositions
JP2021195323A (ja) 外用組成物
JP2023085994A (ja) 乳化組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120515

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120515

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121101

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5194383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250