JP2003306446A - 皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット - Google Patents

皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット

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JP2003306446A
JP2003306446A JP2002174159A JP2002174159A JP2003306446A JP 2003306446 A JP2003306446 A JP 2003306446A JP 2002174159 A JP2002174159 A JP 2002174159A JP 2002174159 A JP2002174159 A JP 2002174159A JP 2003306446 A JP2003306446 A JP 2003306446A
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acne
improving
skin
agent
aging
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JP2002174159A
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Tetsuto Sakurai
桜井  哲人
Shioji Ishiwatari
潮路 石渡
Tatsuya Kin
辰也 金
Izuru Kaneko
いづる 金子
Kaori Okada
岡田  香織
Erihi Ono
小野  衣里日
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Fancl Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗酸化成分を利用したもので、同時又は所定
時間差内での併用により、皮膚老化防止作用やニキビ改
善作用を発揮する外用剤と内服剤とを含む皮膚老化防止
剤及び/又はニキビ改善剤キット、経皮適用と経口適用
を併用する皮膚老化防止及び/又はニキビ改善美容方
法、ニキビ改善食品組成物を提供すること。 【解決手段】 皮膚老化防止剤・ニキビ改善剤キット
は、抗酸化成分を含有する外用剤と、抗酸化成分を含有
する内服剤とを含む。内服剤が更に創傷治癒成分や血行
促進成分を含有する。抗酸化成分は、パセリ、茶、酵母
及び小麦胚芽などで、創傷治癒成分は、センテラアジア
チカ、杜仲、人参及びコラーゲンペプチドなどである。
皮膚老化防止・ニキビ改善美容方法では、抗酸化成分を
経皮適用し、且つ別の抗酸化成分を経口適用する。ニキ
ビ改善食品組成物は、カロチン、ビタミンC、トコトリ
エノール及びセンテラアジアチカエキスなどを含有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚老化防止・ニ
キビ改善剤キットに係り、更に詳細には、同時又は所定
時間差内での併用により、優れた皮膚老化防止作用やニ
キビ改善作用を発揮する外用剤と内服剤とを含む皮膚老
化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット、並びに経皮適
用と経口適用を併用する皮膚老化防止及び/又はニキビ
改善美容方法などに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、活性酸素や不飽和脂質から生成す
る過酸化脂質が、老化や成人病の発症といった生体への
悪影響を及ぼすことが明らかとなってきている。このた
め、活性酸素消去作用や過酸化脂質の生成抑制作用を有
する、いわゆる抗酸化物質の探索が盛んに行われてい
る。また、かかる抗酸化物質については、動脈硬化症や
高脂血症、それより発症する脳梗塞、心疾患及びそれら
の後遺症やストレス性潰瘍などの虚血障害、癌、糖尿病
などの成人病、悪性リウマチ、ベーチェット病、クーロ
ン病、潰瘍性大腸炎、肝炎、腎炎及びパーキンソン病な
どの難病、農薬などの化学物質により惹起される疾患、
光線過敏症、放射線障害などに対する治療薬として、そ
の応用が一部で試みられている。
【0003】一方、活性酸素は、紫外線などにより皮膚
で発生し、皮膚の角質層、表皮細胞及び真皮細胞にダメ
ージを与え、皮膚を老化させる原因の一つと考えられて
いる。また、活性酸素や過酸化脂質はシミ、ソバカス、
ニキビ及び皮膚の炎症などの成因となる。従来より、活
性酸素消去作用を有する皮膚外用剤としては、パセリ抽
出物を配合してなる老化防止用皮膚外用剤(特開平9−
221410号公報)や、パセリ由来のスーパーオキシ
ドディスムターゼ(以下、「SOD」と略す)を含有す
る皮膚化粧料(特開2000−119164)が提案さ
れている。
【0004】また一方、従来から、ニキビや吹き出物に
よるスキントラブルに対応した化粧品が流通しており、
いわゆる「大人のニキビ」を対象とし、思春期以降に多
く見られる脂性肌ではなくてもニキビや吹き出物のでき
易い肌向けの化粧品も開発されている。ニキビの発生に
ついては、脂性肌では、皮脂分泌量が毛穴からの皮脂排
出量を上回ってしまい、毛穴中に皮脂が滞留することが
一因と考えられているが、皮脂分泌が少ない肌において
は、角質の肥厚によって毛穴が塞がることが原因と考え
られている。かかる角質の肥厚は、紫外線照射や乾燥、
物理的刺激などの各種刺激によって引き起こされる角化
亢進によるものと考えられており、脂性肌以外のニキビ
を対象とした化粧品には、従来のニキビ用化粧品に配合
されてきた抗菌成分や抗炎症成分に加えて、角質溶解成
分や角質バリヤ機能を整える成分などが配合されてい
る。
【0005】ところで、皮脂は皮膚の生理機能を保つた
めのバリヤとして働くが、皮脂が過剰に存在すると、皮
脂中の遊離脂肪酸や皮脂過酸化物が皮膚に刺激を与える
といわれている。特に、皮脂中の成分であるスクワレン
については、酸素や紫外線によって酸化を受け易く、生
成したスクワレン過酸化物が面皰形成を助長すること
(British J Dermatol 98,p1
45,1976)や、スクワレン過酸化物が皮膚刺激性
をもつこと(British J Dermatol
109,p191,1983)、スクワレン過酸化物が
皮膚の角化を亢進すること(Bio Industry
13,p28,1996)が報告されており、このよ
うに、皮脂中のスクワレン及びスクワレン過酸化物がニ
キビの発生に関与している可能性が示唆されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術において、抗酸化物質は、各種疾病や障害
の治療薬としてか又は皮膚外用剤として別個に研究され
ていた。即ち、抗酸化物質の治療薬としての投与経路は
主として経口投与であり、この一方、皮膚外用剤として
の投与経路は経皮投与であり、両者は別個独立に検討さ
れており、双方の投与経路を併用し、しかも皮膚の老化
を防止しようとする試みは全くされていなかった。
【0007】一方、ニキビ、特に大人のニキビについて
は、ますます増大している女性の社会進出に伴って問題
が大きくなってきている。即ち、職場環境の変化やスト
レスによって、女性、特に20代以降の女性の肌は、活
性酸素が発生し易い状態にあるが、この活性酸素が肌の
スクワレン過酸化物を増大させ、ニキビを発生させ易く
していると推察される。従って、特に大人のニキビの発
生を抑制し治癒させるには、活性酸素やスクワレン過酸
化物の発生を抑制することが肝要と考えられる。
【0008】本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、抗酸化物質を利用した皮膚老化防止剤及び/又はニ
キビ改善剤であって、同時又は所定時間差内での併用に
より、優れた皮膚老化防止作用及び/又はニキビ改善作
用を発揮する外用剤と内服剤とを含む皮膚老化防止剤及
び/又はニキビ改善剤キット、経皮適用と経口適用を併
用する皮膚老化防止及び/又はニキビ改善美容方法、並
びにニキビ改善食品組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、抗酸化物質を上記
双方の投与経路を併用して服用させることを着想し、特
に所定時間内に双方を服用させることにより、優れた皮
膚老化防止作用やニキビ改善作用が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明の皮膚老化防止剤及び/又は
ニキビ改善剤キットは、抗酸化成分を含有する外用剤
と、抗酸化成分を含有する内服剤とを含むことを特徴と
する。
【0011】また、本発明の皮膚老化防止剤及び/又は
ニキビ改善剤キットの好適形態は、内服剤が更に創傷治
癒成分及び/又は血行促進成分を含有することを特徴と
する。更に、本発明の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ
改善剤キットの他の好適形態は、抗酸化成分が、パセ
リ、茶、酵母、小麦胚芽及びこれらの抽出物から成る群
より選ばれた少なくとも1種、ビタミンE及び/又はそ
の誘導体であることを特徴とする。更にまた、本発明の
皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キットの好適形
態は、外用剤に含まれる抗酸化成分がパセリ抽出物及び
/又は茶抽出物であり、内服剤に含まれる抗酸化成分が
トコトリエノールであることを特徴とする。
【0012】また、本発明の皮膚老化防止剤及び/又は
ニキビ改善剤キットの他の好適形態は、創傷治癒成分
が、センテラアジアチカ、杜仲、人参、ハトムギ、月見
草、ブドウ種子、ジャーマンカモミール、ローズマリ
ー、甘草及びこれらの抽出物から成る群より選ばれた少
なくとも1種、ビタミンC、ビタミンC誘導体、コラー
ゲンペプチド及びコラーゲンペプチド誘導体から成る群
より選ばれた少なくとも1種のものであることを特徴と
する。更に、本発明の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ
改善剤キットの更に他の好適形態は、血行促進成分が、
イチョウ葉、ベニバナ、ショウガ、シャクヤク、ブドウ
種子、人参、ニンニク、ローズマリー、ビルベリー、こ
れらの抽出物、ビタミンE及びその誘導体から成る群よ
り選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする。更
にまた、本発明の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善
剤キットの好適形態は、外用剤と内服剤とが同時又は7
時間以内に適用されることを特徴とする。
【0013】一方、本発明の皮膚老化防止及び/又はニ
キビ改善外用剤は、抗酸化成分を含有する外用剤であっ
て、上述の如き皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善剤
キットに用いられることを特徴とする。また、本発明の
皮膚老化防止及び/又はニキビ改善内服剤は、抗酸化成
分を含有する内服剤であって、上述の如き皮膚老化防止
剤及び/又はニキビ改善剤キットに用いられることを特
徴とする。
【0014】一方、本発明の皮膚老化防止及び/又はニ
キビ改善美容方法は、抗酸化成分を経皮適用し、且つ別
の抗酸化成分を経口適用することを特徴とする。また、
本発明の皮膚老化防止及び/又はニキビ改善美容方法の
好適形態は、更に創傷治癒成分及び/又は血行促進成分
を経口適用することを特徴とする。更に、本発明のニキ
ビ改善に有用な食品組成物は、カロチノイド、ビタミン
C又はその誘導体、トコトリエノール及びセンテラアジ
アチカエキス又はそのエキスを含有することを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の皮膚老化防止剤及
び/又はニキビ改善剤キット、並びに皮膚老化防止及び
/又はニキビ改善美容方法について詳細に説明する。な
お、本明細書において、「皮膚老化防止及び/又はニキ
ビ改善」とは、皮膚老化防止作用、ニキビ改善作用のい
ずれか一方の作用、又は両方の作用を発揮することを意
味し、「ニキビ改善」とは、発生したニキビを治癒する
作用だけではなく、ニキビの発生を抑制する作用も意味
するものとする。また、「%」は特記しない限り質量百
分率を表すものとする。上述の如く、本発明の皮膚老化
防止剤及び/又はニキビ改善剤キットは、外用剤と内服
剤を含むキットであり、この外用剤及び内服剤は双方と
も抗酸化成分を含有するものである。
【0016】ここで、抗酸化成分としては、活性酸素消
去作用、特に一重項酸素消去作用を有するものであれば
特に限定されるものではないが、動物、植物、微生物由
来のSOD、ポリフェノール類、ビタミンE類、カロチ
ノイド、ビタミンC及びその誘導体、グルタチオン、ア
セチル化グルタチオン等のグルタチオン誘導体、システ
イン、N−アセチルシステイン等のシステイン誘導体、
タウリン、ヒポタウリン、チオタウリン等のタウリン誘
導体のようなチオール化合物を例示できる。なお、カロ
チノイドは、動植物階に広く分布しており、黄色ないし
赤色又は紫色の色素で、多数の共役二重結合を有する脂
肪族又は脂環式のポリエン類であり、具体的には、αカ
ロチン、βカロチン、γカロチン、リコピン、アスタキ
サンチン、レチノール、レチノイン酸、トレチノイン、
ルテイン、クリプトキサンチン、ゼアキサンチン、イソ
ゼアキサンチン、ロドキサンチン、カプサンチン、クロ
セチン等のカロチノイド及びその異性体が挙げられる。
【0017】動物由来SODとしては、ウシ属由来SO
D、ブタ属由来SOD、ヒト由来等があり、臨床的利用
が認められているSODを使用することができる。植物
由来SODとしては、パセリ、茶、キャベツ、ケール、
キュウリ、レタス、小麦胚芽など由来のものを使用する
ことができる。微生物由来のSODとしては、酵母由来
のものを使用することができる。ポリフェノール類とし
ては、カテキン、アントシアニン、ルチンが挙げられ、
このような成分として、茶エキス、ワイン酵母エキスな
どを使用することができる。ビタミンE類としては、天
然のもの、合成のもののいずれも使用でき、dl−α
(β、γ)−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェ
ロール、ニコチン酸−dl−α−トコフェロール、リノ
ール酸−dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α
−トコフェロールのようなトコフェロール及びその誘導
体、さらに、トコトリエノールを使用することができ
る。トコトリエノールは、パーム油、コメ油からの抽出
物を使用できる。ビタミンCの誘導体としては、L−ア
スコルビン酸−2−リン酸塩、L−アスコルビン酸−2
−グルコシド、2,3,5,6−O−テトラ−2−ヘキ
シルデカノイル−L−アスコルビン酸などが使用でき
る。
【0018】なお、上述のような植物は、その植物自
体、又はその植物を乾燥、細切及び粉砕などして加工し
た加工物として使用される。一方、このような植物の抽
出物は、その植物又は植物の加工物を溶媒で抽出した抽
出物、圧搾や水蒸気蒸留などを行って得られる液体を捕
集した留分、及びこのような抽出物や留分を液液抽出や
カラムクロマトグラフィーで精製した精製物などとして
使用される。
【0019】上述のような抽出物としては、いわゆるエ
キスが代表的であり、かかるエキスは、当該植物を極性
溶媒で抽出したり、酸加水分解、酵素分解又は熱水抽出
等により溶解させた後に濾過したり、当該溶液を乾燥し
極性溶媒で抽出したりすることなどによって得られる。
なお、抽出に供する植物は、乾燥及び/又は粉砕するこ
とができ、また抽出溶媒中でホモジナイズしたり、超音
波で破砕してもよい。抽出溶媒としては、水や極性有機
溶媒などを使用できる。この極性有機溶媒としては、代
表的には、メタノール、エタノール、プロパノール及び
イソプロパノール等の低級アルコール、1,3−ブチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール及びグリセリン等の多価アルコール、エチルエ
ーテル及びプロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチ
ル及び酢酸ブチル等のエステル類、並びにアセトン及び
エチルメチルケトン等のケトン類などを挙げることがで
き、これらを任意に組合せた溶媒も使用可能である。
【0020】上述のように、本発明の皮膚老化防止剤及
び/又はニキビ改善剤キットは、抗酸化成分を必須成分
とするが、以下のような創傷治癒成分や血行促進成分を
加えることが可能であり、かかる添加によりニキビ改善
作用や皮膚老化防止作用を向上することができる。ここ
で、創傷治癒成分は、傷痕の治癒を促す機能を果たすも
のであり、具体的には、センテラアジアチカ(別名ツボ
クサ)、杜仲、人参、ハトムギ、月見草、ブドウ種子、
ジャーマンカモミール、ローズマリー、甘草及びこれら
からの抽出物を例示でき、これら植物又は植物エキスを
任意に組み合わせて用いることができる。なお、センテ
ラアジアチカの抽出物は、上記同様に、その葉又は茎な
どを水やアルコール類等で抽出し、場合によっては、こ
の抽出物を各種クロマトグラフィーによって更に精製
し、乾燥することよって得ることができるが、他の植物
についても上記同様の処理による得ることができる。セ
ンテラアジアチカエキスには、コラーゲン合成促進作用
や抗炎症作用があり、皮膚の再生を促し、ニキビ跡を速
やかに改善するので、創傷治癒成分として好適である。
また、ビタミンC、ビタミンC誘導体、コラーゲンペプ
チド又はコラーゲンペプチド誘導体及びこれらの任意の
混合物も、創傷治癒成分として用いることができる。
【0021】一方、血行促進成分は、血液循環を促進
し、各種有効成分の生体内での運搬や微小血管における
老廃物を除去する機能を果たすものであり、具体的に
は、イチョウ葉、ベニバナ、ショウガ、シャクヤク、ブ
ドウ種子、人参、ニンニク、ローズマリー、ビルベリー
及びこれらからの抽出物を挙げることができ、これら植
物又は植物エキスを任意に組み合わせて用いることがで
きる。なお、人参、ブドウ種子及びローズマリーなどは
上記の創傷治癒成分としても機能し、また、上述したビ
タミンEやその誘導体は抗酸化成分であるとともに、血
行促進成分としても機能する。
【0022】以下、外用剤と内服剤とに分けて説明す
る。 [外用剤]まず、外用剤に用いる抗酸化成分としては、
パセリエキス由来のSOD、酵母エキス由来のSOD及
び小麦胚芽由来のSODを好適に使用できる。皮膚老化
やニキビ発生の原因となる活性酸素を消去するための化
粧品成分としては、植物由来のSOD以外にも、カテキ
ン、アントシアニン及びルチンなどのポリフェノール類
が知られており、これも使用できる。ポリフェノール類
として、ワイン酵母エキス、茶エキスを使用することが
できる。但し、カテキン、アントシアニン及びルチンな
どを化粧品に配合すると褐変を生じ易く、化粧品の安定
性上問題になることもあるので、植物から抽出されるS
ODが外用剤には配合し易く、好ましい。また、上記パ
セリエキスなどからのSODは活性酸素消去作用に優
れ、且つ生産収率も良好であり、安定供給性に優れる。
植物SODとしては、パセリエキスの他に、キャベツ、
キュウリ、レタス、ケールなどのエキスを挙げることが
できる。なお、ニキビ改善には、茶エキスが効果的であ
り、その過酸化物がニキビに関与するスクワレンのよう
な皮脂成分の過酸化を抑制する作用を示すが、かかる作
用はパセリエキスとの併用によって更に増強される。
【0023】なお、パセリエキス由来のSODは、従来
公知の手法により製造できるが、具体的には、パセリエ
キスを熱処理し、生成した沈殿を除去することにより得
ることができる。この場合、熱処理は30〜60℃で3
〜120分間行い、沈殿除去は濾過又は遠心分離で行う
ことが好ましい。
【0024】また、酵母エキス由来のSODも従来公知
の手法により製造できるが、具体的には、セレン化合
物、亜鉛化合物、ゲルマニウム化合物、マグネシウム化
合物、コバルト化合物又はマンガン化合物及びこれらの
任意の組合せに係る金属化合物を添加した培地で培養し
たサッカロミセス属(Saccharomyces)酵
母、若しくはその酵母を更に自己消化させた消化物、又
は蛋白分解酵素で分解処理した酵素分解物、又は酸で分
解処理した酸分解物による方法を挙げることができる。
【0025】更に、小麦胚芽由来のSODも従来公知の
手法により製造できるが、具体的には、小麦胚芽をすり
つぶし、次いで、SOD抽出を行うのに十分な時間、通
常は数十分〜1時間以上かけて、4〜50℃、好ましく
は常温の水溶液を用いて抽出を行い、更に濾過し、上記
SODを含有する濾液の回収を行う方法を挙げることが
できる。また、メタノールやエタノールなどの低級アル
コール溶媒を用いる方法によっても、かかるSODを得
ることができる。
【0026】本発明の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ
改善剤キットに係る外用剤は、上述の抗酸化成分を必須
成分とするが、化粧水、乳液及びクリームなどの製品形
態やその他の必要性に応じて他の任意成分を添加するこ
とができる。例えば、この外用剤には一般的な防腐剤を
適宜添加でき、この場合、防腐剤の具体例としては、イ
ソプロピルメチルフェノール、パラオキシ安息香酸エス
テル及び2−フェノキシエタノール等のフェノール類、
安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸及びソルビン酸等
の酸類及びそれらの塩、塩化ベンザルコニウム、塩化ベ
ンゼトニウム及び塩化アルキルトリメチルアンモニウム
等の第4級アンモニウム塩、塩酸アルキルアミノエチル
グリシン、塩化ステアリルヒドロキシエチルベタイン及
びナトリウム等の両性界面活性剤、並びに感光素などを
挙げることができる。
【0027】なお、この外用剤においては、炭素数4〜
7のジオール類を添加して皮膚穏和性の更なる向上や所
期効果の低減を抑制しつつ、長期間の保存を可能にする
ことができる。このようなジオール類を用いれば各種防
腐剤の使用は不要となる。かかるジオール類としては、
1,2−ペンタンジオールが好適である。1,2−ペン
タンジオールは、皮膚外用剤の総重量に対して0.5〜
20%の割合で含有させることが望ましい。
【0028】この外用剤を適用し得る製品形態として
は、洗顔料類、ローション類、乳液類、クリーム類及び
パック類などを挙げることができる。なお、この外用剤
の適用部位は、皮膚が存在する部位であればよく、顔面
のみならず、頭皮、肩、腕、背中及び脚部等の全身が対
象となる。また、これら製品には、必要に応じて、保湿
剤、アミノ酸、ビタミン類、炭化水素、高級脂肪酸、エ
ステル類、シリコーン、アニオン性界面活性剤、カチオ
ン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤、水溶性高分子、pH調整剤及び水等を適宜添加する
ことができる。これらの成分は単独で添加してもよい
し、2種以上を混合して添加してもよい。
【0029】上記保湿剤としては、例えば、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、
1,3−ブチレングリコール、ソルビトール、マルチト
ール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、コラーゲ
ン、乳酸ナトリウム、dl−ピロリドンカルボン酸塩、
黒糖抽出物及びキトサン誘導体などが挙げられる。特
に、平均分子量が1800000〜2200000程度
のヒアルロン酸を添加することが望ましく、これによ
り、保湿効果をより持続させ得る。また、上記アミノ酸
としては、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、セリン、スレオニン、トリプトフ
ァン、シスチン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプ
ロリン、グルタミン及びアスパラギン等の中性アミノ酸
や、アスパラギン酸及びグルタミン酸等の酸性アミノ酸
や、アルギニン、ヒスチジン、リジン及びヒドロキシリ
ジン等の塩基性アミノ酸などが挙げられる。更に、上記
ビタミン類としては、ビタミンA、B1、B2、B6、
C及びその誘導体、ビタミンE及びその誘導体、パント
テン酸及びその誘導体、並びにビオチン等が挙げられ
る。
【0030】更にまた、上記炭化水素としては、流動パ
ラフィン、パラフィン、スクワラン及びワセリン等が挙
げられる。また、上記高級脂肪酸としては、例えば、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステア
リン酸、ウンデシレン酸、イソステアリン酸、リノール
酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)及
びドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
【0031】更に、上記エステル類としては、ミリスチ
ン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オ
クチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリ
ン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリス
チル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシル
デシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、
ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチ
ル、2−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2
−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリ
スリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−
アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウ
ンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸グ
リセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパ
ン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキ
シルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ
−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂
肪酸メチルエステル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシ
ル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−
ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸
2−エチルヘキシル及びクエン酸トリエチル等が挙げら
れる。
【0032】更にまた、上記シリコーンとしては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン及びメチルフェニルポリシ
ロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルシクロペ
ンタシロキサン及びドデカメチルシクロヘキサシロキサ
ン等の環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成して
いるシリコン樹脂等が挙げられる。
【0033】また、上記アニオン性界面活性剤として
は、例えば、アシルグルタミン酸塩などのアシルアミノ
酸塩、ラウリン酸ナトリウム及びパルミチン酸ナトリウ
ム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム及びラ
ウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、
POE−ラウリル硫酸トリエタノールアミン及びPOE
−ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エ
ステル塩、並びにラウロイルサルコシンナトリウム等の
N−アシルサルコシン酸塩等が挙げられる。
【0034】更に、上記カチオン性界面活性剤として
は、例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム及
び塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルト
リメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポ
リ(N,N’−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニ
ウム)及び塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジ
ニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、POE−アル
キルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導
体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、並びに塩化ベンザ
ルコニウム等が挙げられる。
【0035】更にまた、上記両性界面活性剤としては、
例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエ
チルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウ
ム、及び2−ココイル−2−イミタゾリニウムヒドロキ
サイド−1−カルボキシエチロキシ−2−ナトリウム塩
等のイミダゾリン系両性界面活性剤、並びに2−ヘプタ
デシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチル
イミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢
酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン及びス
ルホベタイン等のベタイン系両性界面活性剤等が挙げら
れる。
【0036】また、上記非イオン性界面活性剤として
は、例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモ
ノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソル
ビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレー
ト、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレ
エート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロール
ソルビタン及びテトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセ
ロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モ
ノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピロ
グルタミン酸グリセリン及びモノステアリン酸グリセリ
ンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モ
ノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレング
リコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリ
セリンアルキルエーテル、POE−ソルビタンモノステ
アレート、POE−ソルビタンモノオエレート及びPO
E−ソルビタンテトラオレエート等のPOE−ソルビタ
ン脂肪酸エステル類、POE−ソルビットモノラウレー
ト、POE−ソルビットモノオレエート、POE−ソル
ビットペンタオレエート及びPOE−ソルビットモノス
テアレート等のPOE−ソルビット脂肪酸エステル類、
POE−グリセリンモノステアレート、POE−グリセ
リンモノイソステアレート及びPOE−グリセリントリ
イソステアレート等のPOE−グリセリン脂肪酸エステ
ル類、POE−モノオレエート、POE−ジステアレー
ト、POE−モノジオレエート及びシステアリン酸エチ
レングリコール等のPOE−脂肪酸エステル類、並びに
POE−ヒマシ油、POE−硬化ヒマシ油、POE−硬
化ヒマシ油モノイソステアレート、POE−硬化ヒマシ
油トリイソステアレート、POE−硬化ヒマシ油モノピ
ログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル及びP
OE−硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOE−ヒマシ油硬
化ヒマシ油誘導体が挙げられる。
【0037】更に、上記水溶性高分子としては、例え
ば、アラビアガム、ペクチン、カンテン、デンプン(コ
メ、トウモロコシ、コムギ)、デキストラン、サクシノ
グルカン、プルラン、カゼイン、アルブミン、ゼラチ
ン、メチルセルロース、ニトロセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース及びカルボキシメチルセルロースナ
トリウム(CMC)等のセルロース系高分子、アルギン
酸ナトリウム及びアルギン酸プロピレングリコールエス
テル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン及びカルボキシビニルポリマー
(カーボポール)等のビニル系高分子、ポリエチレング
リコール20000、400000及び600000等
のポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポ
リオキシプロピレン共重合体共重合系高分子、ポリアク
リル酸ナトリウム等のアクリル系高分子、並びにカチオ
ンポリマー等が挙げられる。更にまた、上記pH調整剤
としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−
クエン酸ナトリウム及びリン−リン酸2水素ナトリウム
等の緩衝剤等が挙げられる。
【0038】なお、この外用剤における抗酸化成分の配
合量は、用いる抗酸化成分の種類、意図する老化防止効
果の度合いや製品形態、使用部位などに応じて適宜変更
することができるが、代表的には、外用剤の0.000
1〜5%程度とすることが好ましい。
【0039】[内服剤]次に、内服剤に用いる抗酸化成
分としては、上述した動物、植物、微生物抽出物及びビ
タミンE類のうちでも、ビタミンEやその同族体である
トコフェロールやトコトリエノール、特にトコトリエノ
ールを好適に使用することができる。現時点では、代表
的な抗酸化剤として、ビタミンE類、カロチン、ビタミ
ンC類、生体酵素であるSODなどが挙げられる。しか
し、生体酵素であるSODは、酵素蛋白質であるため高
純度に製造の収率を高くできず、生体内に投与した時の
血中濃度の維持が困難である。よって、本発明の皮膚老
化防止剤及び/又はニキビ改善剤キットに係る内服剤に
は、トコフェロールやトコトリエノールを用いるのが好
ましいといえる。
【0040】上述のように、ビタミンEや同族体を選択
した理由は生体内にとりこまれ易いためであるが、α―
トコフェロールは、トコトリエノールに比し生体内にお
ける活性酸素消去の作用が必ずしも十分ではないことが
ある。よって、この内服剤に用いる抗酸化成分として
は、トコトリエノールが最適である。また、特にトコト
リエノールは、血管硬化や血小板の凝集を抑制するた
め、皮膚に対して栄養を届け易く、老廃物を除去し易い
という利点も有する。かかるトコトリエノールとして
は、α、β、γ及びσのいずれの構造であっても、ある
いは複合体でも使用可能である。
【0041】本発明の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ
改善剤キットに係る内服剤は、上述の抗酸化成分を必須
成分とするが、懸濁剤、シロップ剤、散剤、顆粒剤、丸
剤、錠剤及びカプセル剤などの製剤形態やその他の必要
性に応じて他の任意成分を添加することができる。懸濁
剤及びシロップ剤のような経口液体調製物は、水、シュ
ークロース、ソルビトール、ラクトース及びフルクトー
ス等の糖類、ポリエチレングリコール等のグリコール
類、ゴマ油、オリーブ油及び大豆油等の油類、アルキル
ヒドロキシベンゾエート等の防腐剤、ストロベリー・フ
レーバー及びペパーミント等のフレーバー類などを使用
することにより製造できる。
【0042】散剤、顆粒剤、丸剤、錠剤及びカプセル剤
は、ラクトース、グルコース、シュークロース及びマン
ニトール等の賦形剤、澱粉及びアルギン酸ナトリウム等
の崩壊剤、ステアリン酸マグネシウム及びタルク等の滑
沢剤、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセル
ロース及びゼラチン等の結合剤、脂肪酸エステル等の界
面活性剤、グリセリン等の可塑剤などを用いて製造でき
る。錠剤及びカプセル剤は、投与が容易であるという理
由から最も有用である。
【0043】かかるカプセル剤としては、液状、懸濁
状、のり状、粉末状又は顆粒状の上記抗酸化成分を含有
する内服剤組成物を、ゼラチン又はゼラチンとグリセリ
ンの混合物等のカプセル基剤で被覆成形したものが好ま
しい。この内服剤組成物をカプセル化するには、例え
ば、トコトリエノール及び必要に応じて下記の成分を配
合し、常法によりゼラチンとグリセリンを混合したカプ
セル基材中に充填すればよい。更に必要に応じて、内容
物にセラミド、シルクペプチド、グルコサミン、ビオチ
ン、パントテン酸及びこれらの誘導体、DHAやEPA
を同時に配合してもよい。通常、カプセルの内容物に添
加される小麦胚芽油、大豆油、ミツロウ及びレシチン等
の油分、コーンスターチ、乳糖及び還元麦芽糖等の賦形
剤等を本発明の効果を損わない範囲で適宣配合すること
ができる。
【0044】この内服剤の用量は、製剤形態や用いる抗
酸化成分の種類などに応じて適宜変更できるが、代表的
には、約10mg/人/日であり、その服用回数は2回
/日である。また、本発明の皮膚老化防止剤及び/又は
ニキビ改善剤キットに係る外用剤と内服剤とは、ほぼ同
時に使用ないしは服用することが望ましいが、両者の使
用ないし服用時間の差が7時間以内であれば、特に良好
な老化防止効果やニキビ改善効果が得られる可能性が高
い。なお、本発明の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改
善剤キットを使用することにより、肌質自体をニキビが
発生し難いような状態に調整することも可能である。
【0045】次に、本発明の食品組成物について説明す
る。上述の如く、本発明の食品組成物は、ニキビ改善に
有用であり、カロチノイド、ビタミンC又はその誘導
体、トコトリエノール及びセンテラアジアチカ又はその
エキスを含有する。なお、カロチノイド、ビタミンC又
はその誘導体、トコトリエノール、センテラアジアチカ
又はそのエキスの少なくとも1種の成分を含んでいれ
ば、ニキビ改善に効果が認められが、本発明の如く、カ
ロチノイド、ビタミンC又はその誘導体、トコトリエノ
ール及びセンテラアジアチカ又はそのエキスを含有する
食品組成物が望ましい。これら成分のうち、カロチノイ
ド、ビタミンC又はその誘導体及びトコトリエノール
は、抗酸化成分として機能し、センテラアジアチカ又は
そのエキスは創傷治癒成分として機能する。かかる抗酸
化成分とセンテラアジアチカエキスを併用することが、
ニキビ改善には効果的である。ニキビ改善に有用な食品
組成物には、更に、ビタミンB類を配合することがで
き、かかるビタミンB類としては、いずれも水溶性ビタ
ミンである、ビタミンB 、ビタミンB、ビタミンB
、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン及びビ
タミンB12等のビタミンB群、その誘導体、その異性
体などが挙げられる。食品形態や用量などについては、
上述した本発明のキットにおける内服剤と同様であるの
で、その説明を省略する。
【0046】
【実施例】以下、本発明を若干の実施例及び比較例によ
り更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
【0047】(1)抗酸化効果 (試験方法)10mMリノール酸溶液3mlにサンプル
(トコトリエノール0.0003%、パセリ抽出物0.
3%、トコトリエノール0.0003%とパセリ抽出物
0.3%の混合物)を添加し、40℃と5℃に置いた。
0,3,6日後に0.1ml秤取し、これを75%エタ
ノール4.7ml、30%チオシアン酸アンモニウム
0.1ml、塩化第一鉄溶液0.1mlを加え攪拌後、
3分放置し500nmにおける吸光度を測定し、以下の
式により酸化抑制率を算出した。得られた結果を図1に
示す。 酸化抑制率(%)={1−(サンプル40℃吸光度−サ
ンプル5℃吸光度)/(対照40℃、吸光度−対照5℃
吸光度)}×100
【0048】図1に示したように、トコトリエノール単
独添加及びパセリ抽出物単独添加と比較すると、両者の
混合物を添加した方が高い抗酸化効果を示していること
が分かる。
【0049】(実施例1及び2、比較例1及び2) (2)皮表過酸化脂質生成抑制効果試験 [試験方法]20代から40代女性24名を対象に表1
に示す化粧水を2ヶ月間連続塗布し、更に表2の成分を
内包したソフトカプセルを内服し、その効果を評価し
た。即ち、被験者の一方の頬に1日2回、実施例1の化
粧水を、もう一方の頬に比較例1の化粧水を約0.1g
塗布し、更にそのうちの12名に対して実施例2のソフ
トカプセルを、残りの12名に対して比較例2のソフト
カプセルを毎日朝食前に2錠ずつ内服させ、試験開始前
及び試験終了後の過酸化脂質量を下記の測定方法に従っ
て測定した。得られた結果を表3に示す。
【0050】[過酸化脂質測定方法]洗顔2時間以上経
過した状態で市販のあぶらとり紙で皮表脂質を採取し、
クロロホルム−メタノール(Chloroform−M
ethanol)(1:1;v/v)で抽出する。更
に、Nガスで乾固後、DPPP(Diphenyl−
1−pyrenylphosphine;過酸化脂質測
定用蛍光試薬)/Chloroform−Methan
ol(1:1;v/v)を加え、60℃60分で反応さ
せる。室温に冷却後、2−プロパノールを加え、励起波
長352nm、蛍光波長380nmの蛍光強度を測定す
る。評価は単位皮表脂質量当たりの過酸化脂質量(pm
ol/mg)を算出し、使用前後の過酸化脂質の変化を
調べた。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】(3)肌理改善効果 [試験方法]20代から40代女性24名を対象に表1
に示す化粧水を2ヶ月間連続塗布し、更に表2の成分を
内包したソフトカプセルを内服し、その効果を評価し
た。即ち、被験者の一方の頬に1日2回、実施例1の化
粧水を、もう一方の頬に比較例1の化粧水を約0.1g
塗布し、更にそのうちの12名に対して実施例2のソフ
トカプセルを、残りの12名対して比較例2のソフトカ
プセルを毎日朝食前に2錠ずつ内服させ、試験開始前及
び試験終了後の頬部に対して山田粧業製二剤混合型レプ
リカ剤スキンキャストを用いてレプリカを採取し、顕微
鏡観察により肌理の状態を以下の判定基準により判定し
た。得られた結果を表4に示す。
【0055】(判定基準) 著 効;明瞭で細かい肌理が観察される 有 効;明瞭だがやや粗い肌理が観察される やや有効;やや不明瞭な肌理が観察される 無 効;不明瞭な肌理が観察される (判定) ◎;被験者のうち著効及び有効を示す割合が10名以上
の場合 ○;被験者のうち著効及び有効を示す割合が7名以上9
名以下の場合 △;被験者のうち著効及び有効を示す割合が4名以上6
名以下の場合
【0056】
【表4】
【0057】表4からも明らかなように、本発明の老化
防止剤キットに属するパセリ抽出物配合化粧水とトコト
リエノール配合ソフトカプセルの同時使用のときに、肌
理改善効果が最も高く、優れた老化防止効果があること
が分かった。
【0058】(実施例3〜5、比較例3〜5) (4)ニキビ改善効果試験(ニキビ治癒効果及びニキビ
予防効果) [試験方法]20代から30代の女性24名を対象にし
て、表5に示す化粧水及び表6の美容液を2ヶ月間連続
塗布させ、更に表7に示す成分を内包したソフトカプセ
ルを内服させ、その効果を評価した。即ち、被験者の半
顔のニキビ患部に、実施例3の化粧水と実施例4の美容
液を、他方の半顔のニキビ患部に比較例3の化粧水と比
較例4の美容液を1日1回ないしは2回塗布させ、更に
そのうちの12名に対して実施例5のソフトカプセル
を、残りの12名に比較例5のソフトカプセルを毎日朝
食前に2錠ずつ内服させ、試験開始前及び試験終了後に
おけるニキビ治癒効果とニキビ予防効果を、以下の判定
基準により判定した。得られた結果を表8に示す。
【0059】ニキビ治癒効果 (判定基準) 著 効;ほとんどのニキビが完全に治った 有 効;いくつかのニキビが完全に治った やや有効;いくつかのニキビがやや治った 無 効;ニキビの状態は変わらなかった (判定) ◎;被験者のうち著効及び有効を示す割合が10名以上
の場合 ○;被験者のうち著効及び有効を示す割合が7名以上9
名以下の場合 △;被験者のうち著効及び有効を示す割合が4名以上6
名以下の場合 ×;被験者のうち著効及び有効を示す割合が3名以下の
場合
【0060】ニキビ予防効果 (判定基準) 著 効;ニキビができなくなった 有 効;ニキビがほとんどできなくなった やや有効;ニキビがいくつかできなくなった 無 効;ニキビが増加又は同じ箇所にできた (判定) ◎;被験者のうち著効及び有効を示す割合が10名以上
の場合 ○;被験者のうち著効及び有効を示す割合が7名以上9
名以下の場合 △;被験者のうち著効及び有効を示す割合が4名以上6
名以下の場合 ×;被験者のうち著効及び有効を示す割合が3名以下の
場合
【0061】
【表5】
【0062】
【表6】
【0063】
【表7】
【0064】
【表8】
【0065】表8の結果からも明らかなように、本発明
の老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キットに属するパ
セリ抽出物配合化粧品とトコトリエノール配合ソフトカ
プセルの同時使用のときに、ニキビの治癒及び予防効果
が最も高く、ニキビ肌を改善するのに高い効果があるこ
とが分かった。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、抗酸化物質を上記双方の投与経路を併用して服用さ
せることを着想し、特に所定時間内に双方を服用させる
こととしたため、抗酸化物質を利用した皮膚老化防止剤
及び/又はニキビ改善剤であって、同時又は所定時間差
内での併用により、優れた皮膚老化防止作用及び/又は
ニキビ改善作用を発揮する外用剤と内服剤とを含む皮膚
老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット、経皮適用と
経口適用を併用する皮膚老化防止及び/又はニキビ改善
美容方法、並びにニキビ改善食品組成物を提供すること
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】抗酸化効果の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 K 4C088 7/48 7/48 31/355 31/355 31/375 31/375 35/72 35/72 35/78 35/78 X 38/17 A61P 17/00 A61P 17/00 17/10 17/10 A61K 37/12 (72)発明者 金 辰也 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番地13号 株式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 金子 いづる 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番地13号 株式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 岡田 香織 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番地13号 株式会社ファンケル中央研究所内 (72)発明者 小野 衣里日 神奈川県横浜市戸塚区上品濃12番地13号 株式会社ファンケル中央研究所内 Fターム(参考) 4B018 MD24 MD25 MD26 MD48 MD53 MD61 ME06 ME10 4C083 AA031 AA111 AA112 AA122 AB032 AC102 AC122 AD092 AD202 AD352 AD532 AD632 AD641 AD661 AD662 BB21 BB47 CC04 CC05 EE12 EE13 4C084 AA16 BA04 DC50 MA02 MA17 MA23 MA28 MA35 MA37 MA41 MA43 MA52 MA63 NA05 NA14 ZA892 4C086 AA01 AA02 BA09 BA18 MA02 MA04 MA17 MA23 MA28 MA35 MA37 MA41 MA43 MA52 MA63 NA05 NA14 ZA89 4C087 AA01 AA02 BC11 CA06 CA47 MA02 MA17 MA23 MA28 MA35 MA37 MA41 MA43 MA52 MA63 NA05 NA14 ZA89 4C088 AB02 AB12 AB26 AB32 AB38 AB40 AB45 AB56 AB60 AB73 AB77 AB81 AB88 AC05 BA08 BA09 BA10 BA37 MA03 MA17 MA23 MA28 MA35 MA37 MA41 MA43 MA52 MA63 NA05 NA14 ZA89

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗酸化成分を含有する外用剤と、抗酸化
    成分を含有する内服剤とを含むことを特徴とする皮膚老
    化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット。
  2. 【請求項2】 内服剤が更に創傷治癒成分を含有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の皮膚老化防止剤及び/
    又はニキビ改善剤キット。
  3. 【請求項3】 内服剤が更に血行促進成分を含有するこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の皮膚老化防止剤
    及び/又はニキビ改善剤キット。
  4. 【請求項4】 抗酸化成分が、パセリ、茶、酵母、小麦
    胚芽及びこれらの抽出物から成る群より選ばれた少なく
    とも1種であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1つの項に記載の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改
    善剤キット。
  5. 【請求項5】 抗酸化成分が、ビタミンE及び/又はそ
    の誘導体であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1つの項に記載の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改
    善剤キット。
  6. 【請求項6】 外用剤に含まれる抗酸化成分がパセリ抽
    出物及び/又は茶抽出物であり、内服剤に含まれる抗酸
    化成分がトコトリエノールであることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1つの項に記載の皮膚老化防止剤及
    び/又はニキビ改善剤キット。
  7. 【請求項7】 創傷治癒成分が、センテラアジアチカ、
    杜仲、人参、ハトムギ、月見草、ブドウ種子、ジャーマ
    ンカモミール、ローズマリー、甘草及びこれらの抽出物
    から成る群より選ばれた少なくとも1種であることを特
    徴とする請求項2〜6のいずれか1つの項に記載の皮膚
    老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キット。
  8. 【請求項8】 創傷治癒成分が、ビタミンC、ビタミン
    C誘導体、コラーゲンペプチド及びコラーゲンペプチド
    誘導体から成る群より選ばれた少なくとも1種のもので
    あることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1つの項
    に記載の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善剤キッ
    ト。
  9. 【請求項9】 血行促進成分が、イチョウ葉、ベニバ
    ナ、ショウガ、シャクヤク、ブドウ種子、人参、ニンニ
    ク、ローズマリー、ビルベリー、これらの抽出物、ビタ
    ミンE及びその誘導体から成る群より選ばれた少なくと
    も1種であることを特徴とする請求項3〜8のいずれか
    1つの項に記載の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改善
    剤キット。
  10. 【請求項10】 外用剤と内服剤とが同時又は7時間以
    内に適用されることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    か1つの項に記載の皮膚老化防止剤及び/又はニキビ改
    善剤キット。
  11. 【請求項11】 抗酸化成分を含有する外用剤であっ
    て、請求項1〜10のいずれか1つの項に記載の皮膚老
    化防止剤及び/又はニキビ改善剤キットに用いられるこ
    とを特徴とする皮膚老化防止及び/又はニキビ改善外用
    剤。
  12. 【請求項12】 抗酸化成分を含有する内服剤であっ
    て、請求項1〜10のいずれか1つの項に記載の皮膚老
    化防止剤及び/又はニキビ改善剤キットに用いられるこ
    とを特徴とする皮膚老化防止及び/又はニキビ改善内服
    剤。
  13. 【請求項13】 抗酸化成分を経皮適用し、且つ別の抗
    酸化成分を経口適用することを特徴とする皮膚老化防止
    及び/又はニキビ改善美容方法。
  14. 【請求項14】 更に創傷治癒成分及び/又は血行促進
    成分を経口適用することを特徴とする請求項13に記載
    の皮膚老化防止及び/又はニキビ改善美容方法。
  15. 【請求項15】 カロチノイド、ビタミンC又はその誘
    導体、トコトリエノール及びセンテラアジアチカ又はそ
    のエキスを含有することを特徴とする食品組成物。
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