JP5192937B2 - ジョイントボックス保持具 - Google Patents

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この発明は、建物の配線用のジョイントボックスを建物構成材に取り付けるために用いられる保持具に関する。
建物の配線の結線部を保護するものとしてこの結線部を内側に納めた状態で建物の天井裏などに設置されるジョイントボックスがある。(特許文献1参照)これまでこの種のジョイントボックスは、ボルトなどの軸状固定具や結束バンドによって、建物構成材に直づけされていた。
特許第3939201号公報
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種の建物の配線用のジョイントボックスを建物構成材に安定的かつ見栄え良く取り付けできるようにする点にある。
前記課題を達成するために、この発明にあっては、ジョイントボックス保持具を、建物の配線用のジョイントボックスに形成されたボルトの通し孔に連通されるボルトの第一通し孔を備えたボックス取付部と、
建物構成材に対するボルトやネジなどの軸状固定具の第二通し孔とを備えてなるものとした。
かかる構成によれば、ジョイントボックスに形成されたボルトの通し孔と第一通し孔とにボルトを通してナット締めすることで、ボックス取付部にジョイントボックスを取り付けることができると共に、第二通し孔を利用して軸状固定具によって建物構成材に保持具を止め付けることができ、これにより保持具を介して所望の位置において建物構成材にジョイントボックスを安定的かつ見栄え良く取り付け設置させることができる。
前記ボックス取付部におけるジョイントボックスに対する添装面部を挟んだ両側に、一対の結束バンドの通し部を形成させておくと共に、この通し部に添装面部の側から後方に向けて挿通される結束バンドに対してこの結束バンドの後方への移動を許容させた状態で掛合される掛合手段を備えさせておくこともある。
この場合さらに、保持具に、かかる結束バンドの仮通し部及びこの仮通し部からの結束バンドの引き出し箇所への引っかかり部からなる結束バンドの仮連係手段を備えさせておくこともある。また、この場合さらに、仮連係手段を二箇所に備えさせ、この二箇所の仮連係手段によって保持具本体に結束バンドが仮保持されるようにしておくこともある。
このようにした場合、ジョイントボックスを、前記第一通し孔とジョイントボックスの通し孔とに通されてナット締めされるボルトと、かかる結束バンドとによって、保持具に対して取り付けさせることができる。結束バンドの通し部には前記掛合手段によって後方への移動のみを許容させた状態でこの結束バンドの挿通が可能とされることから、添装面部にジョイントボックスを添装させた状態から結束バンドの中間部と添装面部との間の間隔がジョイントボックスの胴部回りと一致してこの胴部を締め付けるまで結束バンドを通し部に挿通させることで、容易に結束バンドによるジョイントボックスの保持をなすことができる。また、前記仮連係手段を備えさせておけば、結束バンドと保持具本体とをこれらを利用したジョイントボックスの取り付けをなすまでの間一体化させておくことができる。特に、かかる仮連係手段を二箇所備えさせておけば、結束バンドの両端側をそれぞれ保持具本体に留め付けさせて、結束バンドと保持具本体とを取り扱い容易にまとめておくことができる。
また、前記第二通し孔における建物構成材への添装側にある孔縁部に、この第二通し孔を巡る向きにおいて間隔を開けて二以上の起立片を第二通し孔内に向けた伏倒可能に備えさせ、建物構成材に軸状固定具の通し孔がないか、又は、各起立片における第二通し孔の側と反対の背面が接する仮想の円の直径よりも建物構成材に形成された軸状固定具の通し孔の孔径が小さいときは各起立片の前記伏倒が生じるようにしておくこともある。
このようにした場合、建物構成材に形成された前記軸状固定具の通し孔が二以上の起立片を入り込ませる大きさであるときは各起立片をこの通し孔に入り込ませて軸状固定具と通し孔との間の隙間を埋めて両者の寸法差に起因したガタができるだけ生じないようにすることができる。また、建物構成材に軸状固定具の通し孔がないか、又は、前記軸状固定具の通し孔が二以上の起立片を入り込ませない大きさであるときは各起立片を伏倒させて第二通し孔を狭めて、伏倒された各起立片の先端間を通じて、建物構成材に雌ねじを刻設しながら軸状固定具をねじ込み、あるいはまた、建物構成材にあらかじめ設けられた通し孔に軸状固定具を通して固定することができ、かかる軸状固定具と第二通し孔との寸法差に起因したガタができるだけ生じないようにすることができる。
この発明にかかる保持具によれば、建物の配線用のジョイントボックスを建物構成材に安定的かつ見栄え良く取り付けさせることができる。
以下、図1〜図14に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1〜図9はこの発明を適用して構成された保持具Hの基本的構成例をそれぞれ示しており、特に、図3および図4はかかる保持具HにジョイントボックスJを取り付けた様子を、図5はかかる保持具Hにおける結束バンド5の通し部42の様子を添装面部40c側から見て(図5(a))またこれと反対側から見て(図5(b))示しており、図7〜図9はかかる保持具Hを介して建物構成材MにジョイントボックスJを取り付けさせた様子をそれぞれ示している。
また、図10および図11は保持具Hに結束バンド5の仮連結手段43を備えさせたバリエーションの一つを、また、図12〜図14は保持具Hにかかる仮連結手段43に加えてさらに第二通し孔3の孔縁部に起立片44を備えさせたバリエーションの他の一つを、それぞれ示している。
この実施の形態にかかる保持具Hは、建物の配線用のジョイントボックスJを建物構成材Mに安定的かつ見栄え良く取り付け可能とするものである。
典型的には、かかるジョイントボックスJは、建物の配線の結線部を納めてこれを保護するために用いられるものであり、かかる保持具HはこのジョイントボックスJを建物構成材M、典型的には、梁や柱や壁などに取り付けるために用いられる。また、典型的には、かかるジョイントボックスJは、住宅や店舗や各種施設などの建物の天井裏などに配され、前記保持具Hはこうした天井裏などにおいて前記建物構成材Mに対しジョイントボックスJを所望の位置に取り付けるために用いられる。
かかる保持具Hは、ジョイントボックスJに形成されたボルトBの通し孔Jaに連通されるボルトBの第一通し孔2を備えたボックス取付部1と、建物構成材Mに対するボルトやネジなどの軸状固定具B’の第二通し孔3とを備えている。
図示の例では、かかる保持具Hは、四角柱状部40と、長方形状をなす基盤部41とを、この基盤部41の一面側であってその長さ方向略中程の位置に四角柱状部40の一端40aを一体に連接させるようにしてなる保持具本体4を備えている。四角柱状部40がボックス取付部1として機能するようになっていおり、基盤部41の長さ方向に亘る一方の側縁側にある四角柱状部40の一面が取り付けられるジョイントボックスJの添装面部40cとなっている。かかる四角柱状部40の一面においては、その長さ方向に亘る両縁部にそれぞれ、この一面を拡げるように側方に張り出すひれ状部40dが形成されている。かかるひれ状部40dは、概ね、四角柱状部40における基盤部41との連接側と反対の他端40b側からこの基盤部41との連接側となる一端40a側に近づくに連れて張り出し寸法を大きくするように構成されており、かかる四角柱状部40の一面とひれ状部40dとにより構成される添装面部40cは、四角柱状部40の他端40b側で狭く一端40a側に近づくに連れて広くなるように構成されている。
四角柱状部40における添装面部40cに対して背中合わせとなる側は開放されており、四角柱状部40はこの側を開放させた箱状の外観を呈している。
四角柱状部40における添装面部40cの幅方向略中程の位置には、その一端40aから他端40bに亘る凹み40eが形成されていると共に、この凹み40e内にこの凹み40eの長さ方向に間隔を開けた二箇所に前記第一通し孔2が形成されている。図示の例では、かかる第一通し孔2は六角ボルトBの軸部を通す丸孔状をなすように構成されている。図示の例では添装面部40cの背面、つまり、四角柱状部40の内側には、この第一通し孔2を周回すると共に六角ボルトBの頭部の輪郭に倣った六角形状をなす立ち上がり部40fが形成されており、添装面部40cの背面側から第一通し孔2に軸部を挿通させる六角ボルトBの頭部をこの挿通をさせきった位置でこの立ち上がり部40f内にはめ込ませるようになっている。これにより図示の例では、この六角ボルトBの添装面部40cから突き出される軸部にナットを締め付けるときに、六角ボルトBの頭部側を押さえ付ける必要がないようになっている。(図6)
一方、前記第二通し孔3は、図示の例では、かかる四角柱状部40と、前記基盤部41とにそれぞれ備えられている。すなわち、図示の例では、四角柱状部40における二箇所の第一通し孔2、2の間と、基盤部41側に位置される第一通し孔2と基盤部41との間にそれぞれ、丸孔状をなす第二通し孔3が形成されている。それと共に、基盤部41における四角柱状部40を間に置いた両側にそれぞれ、丸孔状をなす第二通し孔3が形成されている。すなわち、図示の例では、保持具Hに、第一通し孔2と孔軸を平行とする第二通し孔3と、これを直交させる第二通し孔3とが、それぞれ備えられている。
この実施の形態にかかる保持具Hは、以上に説明した構成を備えていることから、ジョイントボックスJに形成されたボルトBの通し孔Jaと第一通し孔2とにボルトBを通してナット締め、つまり、かかるボルトBの軸部にナットNを締め付けてこのナットNとボックス取付部1との間でジョイントボックスJを挟み付けることで、(図3、図4)ボックス取付部1にジョイントボックスJを取り付けることができると共に、第二通し孔3を利用して軸状固定具B’によって建物構成材Mに保持具Hを止め付けることができ、これにより保持具Hを介して所望の位置において建物構成材MにジョイントボックスJを安定的かつ見栄え良く取り付け設置させることができる。
図4に示されるように、ボックス取付部1の二箇所の第一通し孔2と整合する二箇所の通し孔Jaを備えたジョイントボックスJについては、ボックス取付部1に対して二本のボルトBにより取り付けられる。また、図3に示されるように、ボックス取付部1の第一通し孔2と整合する通し孔Jaを一箇所にのみ備えたジョイントボックスJについては、ボックス取付部1に対して一本のボルトBと後述する結束バンド5とにより取り付けられる。
具体的には、ボックス取付部1の添装面部40cにジョイントボックスJの一面を密着させるようにして第一通し孔2を利用してジョイントボックスJをボルト止めすると共に、基盤部41の第二通し孔3を利用して軸状固定具B’により梁Ma(図示の例ではH鋼)上に起立状に保持具Hを設置させてこの梁MaにジョイントボックスJを取り付けることができる。(図8)
また、ボックス取付部1の添装面部40cにジョイントボックスJの一面を密着させるようにして第一通し孔2を利用してジョイントボックスJをボルト止めすると共に、基盤部41の第二通し孔3を利用して軸状固定具B’により天井裏を構成する横架材Mb下に吊り下げ状に保持具Hを設置させてこの横架材Mb下にジョイントボックスJを取り付けることができる。(図7)
また、ボックス取付部1の第二通し孔3を利用して軸状固定具B’により柱Mcに保持具Hを取り付けさせると共に、このように取り付けられた保持具Hのボックス取付部1の添装面部40cにジョイントボックスJの一面を密着させるようにしてジョイントボックスJをボルト止めすることで、柱Mcの側部に保持具Hを設置させてこの柱の側部にジョイントボックスJを取り付けることができる。(図9)この場合には、保持具Hの四角柱状部40の添装面部40cから前方に軸部を突き出させるようにボルトBを保持具Hに組み合わせた状態から先ず保持具Hを軸状固定具B’により柱に止め付け、(図9(a))この後、ジョイントボックスJの通し孔JaにかかるボルトBの軸部を通してナット締めする。(図9(b))
また、この実施の形態にあっては、ボックス取付部1におけるジョイントボックスJに対する添装面部40cを挟んだ両側に、一対の結束バンド5の通し部42、42が形成されていると共に、この通し部42に添装面部40cの側から後方に向けて挿通される結束バンド5に対してこの結束バンド5の後方への移動を許容させた状態で掛合される掛合手段42aが備えられている。
図示の例にあっては、添装面部40cの長さ方向略中程の位置において、より具体的には、一対の前記第一通し孔2、2の中間となる位置において、前記凹み40eを挟んだ両側にそれぞれ、前記ひれ状部40dを貫通するように前記通し部42が形成されている。また、掛合手段42aは、かかる通し部42の内壁42fにおける添装面部40c側においてひれ状部40dの側縁側に位置される箇所に片一端を一体に連接させて通し部42内を通じて後方に延びると共に、自由端となる後端に近づくに連れて前記内壁42fに向き合う他方内壁42gとの間隔を狭めるように形成された弾性掛合片42bによって構成されている。また、かかる弾性掛合片42bの自由端42c側であって前記他方内壁42gに向けられた側には結束バンド5に対する掛合突部42eが形成されていると共に、この自由端42cには通し部42における添装面部40cの背面側の孔口から後方に延出された操作片42dが一体に連接されている。結束バンド5は、プラスチック材料から構成された弾性を備えた帯状体の一面に、この帯状体の幅方向に亘る溝状をなす前記掛合突部42eに対する被掛合部50を、この帯状体の長さ方向において隣り合う被掛合部50との間に間隔を開けて複数備えてなる。(図11)弾性掛合片42bと通し部42の他方内壁42gとの間に添装面部40cの側から結束バンド5をその被掛合部50の形成された一面を弾性掛合片42bの側に向けるようにして入れ込ませると、前記掛合突部42eとこの被掛合部50の形成された一面とがラチェット機構を構成させるように機能して、前記のような後方への結束バンド5のみの移動が許容されるようになっている。また、前記操作片42dを利用して弾性掛合片42bの自由端42c側を他方内壁42gから離れる向きに移動させると、被掛合部50と掛合突部42eとの掛合が解かれて、結束バンド5を前方へ引き出し移動できるようになっている。
これにより、この実施の形態にあっては、ジョイントボックスJを、前記第一通し孔2とジョイントボックスJの通し孔Jaとに通されてナット締めされるボルトBと、かかる結束バンド5とによって、保持具Hに対して取り付けさせることができる。(図3)結束バンド5の通し部42には前記掛合手段42aによって後方への移動のみを許容させた状態でこの結束バンド5の挿通が可能とされることから、添装面部40cにジョイントボックスJを添装させた状態から結束バンド5の中間部と添装面部40cとの間の間隔がジョイントボックスJの胴部回りと一致してこの胴部を締め付けるまで結束バンド5を通し部42に挿通させることで、容易に結束バンド5によるジョイントボックスJの保持をなすことができる。
典型的には、図3に示されるように、ジョイントボックスJにボルトBの通し部42が一箇所のみ備えられている場合に、保持具Hのボックス取付部1に一本のボルトBによってジョイントボックスJをボルト止めすると共に、かかる結束バンド5によりこのボルト止め箇所と異なる箇所でバンド止めをして、かかる保持具HにジョイントボックスJを取り付けさせている。
図10〜図14は、保持具Hに、かかる結束バンド5の仮通し部43a及びこの仮通し部43aからの結束バンド5の引き出し箇所51への引っかかり部43dからなる結束バンド5の仮連係手段43を備えさせた例を示している。この図10〜図14に示される例ではさらに、かかる仮連係手段43が、二箇所に備えられており、この二箇所の仮連係手段43によって保持具本体4に結束バンド5が仮保持されるようになっている。具体的には、この図10〜図14に示される例にあっては、前記添装面部40cに隣り合う四角柱状部40における両側面40g、40gにそれぞれ、この四角柱状部40の他端40bと結束バンド5の通し部42の形成位置との間において仮連係手段43が備えられている。それぞれの仮連係手段43は、四角柱状部40の他端40b側に前記仮通し部43aを、それよりも四角柱状部40の一端40a側に前記引っかかり部43dを位置させるようにしてなる。仮通し部43aは、四角柱状部40の側面40gとの間に結束バンド5の通し隙間を開けるようにしてこの側面40gに脚片43bを介して板片43cを連接させることで構成されている。板片43cはかかる側面40gに板面を平行にするように一対の脚片43b、43bに支えられている。そして、かかる板片43cと一対の脚片43b、43bとの間に四角柱状部40の他端40b側から結束バンド5を挿通できるようにしてある。引っかかり部43dは四角柱状部40の側面40gに形成された、この側面部の幅方向に長く続くリブ状をなすように構成されている。そして、この側面40gに被掛合部50の形成側を向き合わせて仮通し部43aに通される結束バンド5は、この被掛合部50の形成側と反対の面を前記板片43cに押さえ込まれて、その引き出し箇所51にある被掛合部50に引っかかり部43dを入り込ませるようになっている。(図11)これにより、この図10〜図14に示される例にあっては、結束バンド5と保持具本体4とをこれらを利用したジョイントボックスJの取り付けをなすまでの間一体化させておくことができる。特に、保持具本体4に仮連係手段43を二箇所備えさせておけば、結束バンド5の両端側をそれぞれ保持具本体4に留め付けさせて、結束バンド5と保持具本体4とを取り扱い容易にまとめておくことができる。このように一体化された結束バンド5と保持具本体4とは、結束バンド5の前記引き出し箇所51を四角柱状部40の側面40gから離れ出させる向きに撓ませて被掛合部50から引っかかり部43dを抜き出しながら、仮通し部43aから結束バンド5を抜き出させるようにすることで、容易に分離させることができる。
また、図12は、さらに、保持具Hの第二通し孔3における建物構成材Mへの添装側にある孔縁部に、この第二通し孔3を巡る向きにおいて間隔を開けて二以上の起立片44を第二通し孔3内に向けた伏倒可能に備えさせておくと共に、建物構成材Mに軸状固定具B’の通し孔Mdがないか、又は、各起立片44における第二通し孔3の側と反対の背面44aが接する仮想の円の直径よりも建物構成材Mに形成された軸状固定具B’の通し孔Mdの孔径が小さいときは各起立片44の前記伏倒が生じるようにした例を示している。具体的には、図示の例では、保持具本体4の基盤部41における四角柱状部40との連接側と反対の他面において、第二通し孔3の孔縁に薄肉部44bを介して基部を連接させて四つの起立片44を備えさせている。四つの起立片44はそれぞれ、薄肉部44bによってその基部から先端に向かうに連れて次第に第二通し孔3の内方に近づく向きの傾斜が付与されており、これにより建物構成材Mに基盤部41の他面を添装させたときに、前記仮想の円の直径よりも建物構成材Mに形成された軸状固定具B’の通し孔Mdの孔径が小さいときに前記の伏倒を生じるようになっている。これにより、この図12に示される例にあっては、建物構成材Mに形成された前記軸状固定具B’の通し孔Mdが四つの起立片44を入り込ませる大きさであるときは各起立片44をこの通し孔Mdに入り込ませて軸状固定具B’と通し孔Mdとの間の隙間を埋めて両者の寸法差に起因したガタができるだけ生じないようにすることができる。(図13)また、建物構成材Mに軸状固定具B’の通し孔Mdがないか、又は、前記軸状固定具B’の通し孔Mdが四つの起立片44を入り込ませない大きさであるときは各起立片44を伏倒させて第二通し孔3を狭めて、伏倒された各起立片44の先端間を通じて、建物構成材Mに雌ねじを刻設しながら軸状固定具B’をねじ込み、あるいはまた、建物構成材Mにあらかじめ設けられた通し孔Mdに軸状固定具B’を通して固定することができ、かかる軸状固定具B’と第二通し孔3との寸法差に起因したガタができるだけ生じないようにすることができる。(図14)
以上に説明した保持具Hにおける弾性変形特性を有すべき箇所へのこの弾性変形特性の付与は、かかる保持具Hをプラスチック材料によって構成することで容易に確保することができる。
保持具Hの斜視図 保持具Hの斜視図(図1と反対の側) 保持具Hの斜視図(ジョイントボックスJ取り付け状態) 保持具Hの斜視図(ジョイントボックスJ取り付け状態) 保持具Hの要部斜視図 保持具Hの背面構成図 同使用状態を示した斜視図 同使用状態を示した斜視図 同使用状態を示した斜視図 保持具Hの他の構成例の斜視図 同要部断面図 保持具Hのさらに他の構成例の斜視図 同使用状態を示した断面図 同使用状態を示した断面図
符号の説明
H 保持具
J ジョイントボックス
B ボルト
B’ 軸状固定具
M 建物構成材
1 ボックス取付部
2 第一通し孔
3 第二通し孔

Claims (4)

  1. 建物の配線用のジョイントボックスに形成されたボルトの通し孔に連通されるボルトの第一通し孔を備えたボックス取付部と、
    建物構成材に対するボルトやネジなどの軸状固定具の第二通し孔とを備えてなり、
    しかも、前記ボックス取付部におけるジョイントボックスに対する添装面部を挟んだ両側に、一対の結束バンドの通し部が形成されていると共に、この通し部に添装面部の側から後方に向けて挿通される結束バンドに対してこの結束バンドの後方への移動を許容させた状態で掛合される掛合手段が備えられていることを特徴とするジョイントボックス保持具。
  2. 結束バンドを備えると共に、この結束バンドの仮通し部及びこの仮通し部からの結束バンドの引き出し箇所への引っかかり部からなる結束バンドの仮連係手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のジョイントボックス保持具。
  3. 仮連係手段が、二箇所に備えられており、この二箇所の仮連係手段によって保持具本体に結束バンドが仮保持されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載のジョイントボックス保持具。
  4. 第二通し孔における建物構成材への添装側にある孔縁部に、この第二通し孔を巡る向きにおいて間隔を開けて二以上の起立片が第二通し孔内に向けた伏倒可能に備えられており、建物構成材に軸状固定具の通し孔がないか、又は、各起立片における第二通し孔の側と反対の背面が接する仮想の円の直径よりも建物構成材に形成された軸状固定具の通し孔の孔径が小さいときは各起立片の前記伏倒が生じるようになっていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のジョイントボックス保持具。
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