JP2008309277A - ナット保持具及びブラインドナット型の固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】市販の安価なナットをそのまま用いてブラインド作業ができ、全体長さを短くできるナット保持具を提供する。
【解決手段】ナット保持具1は、環状のフランジ9と、フランジ9から垂下して、ナット収容空間11を形成する複数の脚部10とから成り、各脚部は、ナット6の側面に接する細長い板状体で形成され、先端は自由端になってナットの脱落を防止する支持部13が形成され、各脚部10のフランジ9に隣接する部分の内面は、フランジに近づくにつれてナット収容空間の直径がナット外径より小さくなるように傾斜したテーパ部14を有し、ナット6がテーパ部に引き込まれると脚部の対応部分が半径方向外方に張り出すように変形される。
【選択図】図5
【解決手段】ナット保持具1は、環状のフランジ9と、フランジ9から垂下して、ナット収容空間11を形成する複数の脚部10とから成り、各脚部は、ナット6の側面に接する細長い板状体で形成され、先端は自由端になってナットの脱落を防止する支持部13が形成され、各脚部10のフランジ9に隣接する部分の内面は、フランジに近づくにつれてナット収容空間の直径がナット外径より小さくなるように傾斜したテーパ部14を有し、ナット6がテーパ部に引き込まれると脚部の対応部分が半径方向外方に張り出すように変形される。
【選択図】図5
Description
本発明は、内側にナットを収容し保持して、ナットにねじ部材を螺入して被締結部材へ締結するとき該被締結部材の裏側(すなわち、ブラインド側)でのナットの支持を不要にできる、ナット保持具に関し、更に、このナット保持具を利用したブラインドナット型の固定具に関する。
ブラインドナットは、中空のスリーブと該スリーブの一端に形成されたフランジとスリーブの他端側に設けられたナット部とから成り、ねじ部材をフランジからスリーブを貫通してナット部に螺入してナット部をフランジの側に強く引き寄せてスリーブの中間部分を拡膨させ、この拡膨部分とフランジとによってブラインドナットをパネル等の被締結部材に締結する。ブラインドナットは、パネルの裏面側(すなわちブラインド側)でのナットの保持等の作業を不要にし、パネルのおもて側での片面作業(ブラインド作業)ができるので好ましい。しかし、ブラインドナットは、市販のナットより高価である。また、ブラインドナットの締結には、多くの場合、専用の締結工具を必要とする。
特許文献1は、内側にナットそのものを収容し保持するナット保持具を記載している。このナット保持具は、専用の締結工具を用いずに、ナットにねじ部材を螺入して被締結部材へ締結するとき被締結部材の裏側(ブラインド側)でのナットの支持を不要にできる。しかし、特許文献1のナット保持具は、ナットを内側に収容するため、ナットを横方向から挿入する開口を形成しており、開口の分だけ保持具全体の長さが大きくなるので、被締結部材の裏面側が狭い空間である場合には使用できない。
特許文献2は、中空の円筒状の本体の内側にナット部材を収容し保持して、ねじ部材をナット部材に螺入して本体の中でナット部材を引き込むように移動させることによって本体の一部を拡膨して袋穴等に固定できる固定具を記載している。この固定具は、家具の天板等の被取付部材の袋穴に挿入してねじ部材の螺入によって本体の一部を拡膨して袋穴に拡膨本体部分を固定して、固定具が被取付部材に固定する。固定した被取付部材とねじ部材頭部との間に他の取付部材を挟持すれば、その取付部材を被取付部材に連結できる。この固定具は、ねじ部材によってナット部材を本体の内側の小径テーパ部分に引き込ませて拡膨するために、ナット部材の肩部にテーパを形成する、ナット部材の外にテーパ部材を設けるかしなければならないので、市販のナットだけでは足りない。
本発明の目的は、市販の安価なナットをそのまま用いてブラインド作業ができ、全体長さを短くできるナット保持具を提供することにある。他の目的は、このナット保持具を利用したブラインドナット型の固定具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、内側にナットを収容し保持して、ナットにねじ部材を螺入して被締結部材へ締結するとき該被締結部材の裏側(ブラインド側)でのナットの支持を不要にできる、ナット保持具であって、ナットの外径より大きい外径を有し中央にねじ部材の貫通穴を有する環状のフランジと、フランジから垂下するように延び、内側にナットを収容するナット収容空間を形成するように周方向に相互に離して形成されている、複数の脚部とから成り、脚部の各々は、ナットの側面に接する細長い板状体で形成され且つその先端は自由端になっており、脚部の先端には、ナット収容空間に収容したナットの脱落を防止するように内側に張り出す支持部が形成されており、脚部の各々のフランジに隣接する部分の内面は、フランジに近づくにつれてナット収容空間の直径が収容ナットの外径より小さくなるようにフランジに向けて傾斜したテーパ部を有し、ナットが該テーパ部に引き込まれると脚部の対応部分が半径方向外方に張り出すように変形されることを特徴とするナット保持具を提供する。
上記のナット保持具は、フランジと複数の脚部とによる簡単な構成で、内側のナット収容空間に市販のナットを収容でき、その市販の安価なナットをそのまま用いてブラインド作業(すなわち、パネル等の一方の面からだけ作業)をすることができ、ねじ部材の螺入作業だけで脚部部分を張り出すことができ、ナット保持具はフランジと脚部の張り出し部分とによって被締結部材に締結される。従って、スクリュードライバ等の汎用工具で締結作業が行えて、専用工具を不要にする。そして、ナットをナット収容空間に収容するには脚部先端の自由端側から押込めばよく、ナット収容開口による全長の増大がなくなり、ナット保持具の全長が短くできる。また、フランジに隣接する脚部部分が張り出すので、被締結部材の板厚は厚くても薄くても締結でき、更に、複数の脚部が相互に離隔した状態で垂下するので、被締結部材の下穴はラフなものであっても締結力が高く維持される。
上記のナット保持具において、六角ナットを用いることができ、その場合、六角ナットの平坦な側面に接する6個の脚部が形成される。四角ナットを用いることもでき、その場合、四角ナットの平坦な側面に接する4個の脚部が形成される。脚部の長さは、収容するナットの高さとテーパ部の長さとを加算した長さの短い長さにでき、これによって、被締結部材の裏面側の空間が少なくても締結作業には支障がない。ナットの脱落を防止する脚部の支持部は脚部先端から内側に張り出すフック形状に形成される。ナット保持具は、硬質プラスチック材料で一体成形されてもよく、金属材料で形成されてもよい。
本発明は、ブラインドナット型の固定具を提供する。この固定具は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のナット保持具と、該ナット保持具のナット収容空間に収容して保持された市販のナットとから成る、極めて簡単な構成で提供され、ブラインドナットを安価に提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るナット保持具及びブラインドナット型の固定具について説明する。図1及び図2には、本発明の第1実施形態に係るナット保持具1及びブラインドナット型の固定具2が示されている。図3及び図4には、本発明の第2実施形態に係るナット保持具1Aとブラインドナット型の固定具2Aが示されている。図5には、第1実施形態に係るナット保持具1を利用したブラインドナット型の固定具2を用いて、被締結部材3に取付部材5を連結する操作が示されている。図6は、被締結部材3の板厚が薄い場合に固定具2が取付部材5を被締結部材3に連結した様子を示しており、図7は、被締結部材21の板厚が厚い場合に固定具2が取付部材5を被締結部材21に連結した様子を示している。
図1及び図2を参照して、本発明の第1実施形態に係るナット保持具1及びナット保持具1を利用したブラインドナット型の固定具2の構成を説明する。第1実施形態に係るナット保持具1は、市販されている六角ナット6を収容するように形成されている。ナット保持具1は、硬質プラスチック材料で一体成形されてもよく、鉄系の金属材料で形成されてもよく、更には、非鉄金属で形成されてもよい。かかる材料は、目的や用途によって選択できるが、試作品は、成形の容易さから、硬質プラスチック材料で形成した。ブラインドナット型の固定具2は、図示のように、ナット保持具1にナット6が収容されて保持されたものである。ナット6については市販のものであり、説明を省略する。以下、ナット保持具1の詳細を説明する。
図1及び図2において、ナット保持具1は、ナット6の外径より大きい外径で且つ中央にねじ部材(ボルト18:図5〜7参照)が通る貫通穴7を有する環状のフランジ9と、フランジ9から垂下するように延びる複数の脚部10とから成る。複数の脚部10は、内側にナット6を収容するナット収容空間11を形成するように周方向に相互に離して形成されている。フランジ9の貫通穴7の直径は、ねじ部材の貫通を許すようにねじ部材の外径より大きく形成されるが、ナット収容空間11に収容されたナット6が抜け出るのを阻止するように、ナット外径より小さく形成されている。脚部10の各々は、ナット6の側面に接する細長い板状体で形成されている。脚部10を形成する板状体は、半径方向内方及び外方にばね弾性をもって撓むことのできる可撓性を有し、ナット6の側面の幅よりやや小さな幅に形成されている。図示の実施形態では、ナット6が六角ナットであるので、脚部10は、6個の細長い板状体で形成され、それぞれが、ナット収容空間11に収容された六角ナット6の平坦な側面に弾性的に押圧するように接してナット6の姿勢を安定させる。
各脚部10の先端は自由端になっており、脚部10の先端には、ナット収容空間11に収容したナット6の脱落を防止するように内側に張り出す支持部13が形成されている。支持部13は、任意の形状でよいが、図示の実施形態では、脚部先端から内側に小さく張り出すフック形状に形成される。ナット6は、支持部13の外側(図1の下側)からナット収容空間11に押込まれて収容される。図1において、ナット6が、支持部13の下側にナット収容空間11の軸心をナット軸心と合わせるように配置され、そのナット6がナット収容空間11に向けて軸心方向に押上げるように押込まれる。押込みによって、各脚部10は、その可撓性によって先端が半径方向外方に撓められて、ナット6が支持部13を乗り越えてナット収容空間11に収容される。ナット6がナット収容空間11に収容されると、各脚部10が、そのばね弾性と可撓性によって元の姿勢に復帰して六角ナット6の平坦な側面に弾性的に接し、ナット6の姿勢を安定させ、元の位置に復帰した各支持部13がナット6のナット収容空間11からの脱落を防止する。なお、ナット6の姿勢がナット収容空間11で安定するように、各脚部10は六角ナット6の平坦な側面に弾性的に押圧する。
脚部10の各々は、フランジ9に隣接する部分の内面が、フランジ9に近づくにつれてナット収容空間11の直径が収容したナット6の外径より小さくなるように、フランジ9に向けて傾斜したテーパ部14を有するように形成される。テーパ部14の幅は、各脚部10の内面の全幅にわたってもよく、全幅の一部の幅であってもよい。収容されたナット6が、例えば、ねじ部材(ボルト18等)によってフランジ9側に引き込まれてテーパ部14に至り、更にフランジ側に引き込まれると、ナット外径より小径のテーパ部14を半径方向外方に押出すように作用し、これによって、テーパ部14に対応する脚部10の部分が、脚部10の可撓性によって半径方向外方に張り出され、複数の脚部10が全体で形成される円筒の外径が拡膨される。この脚部10の張り出し部分とフランジ9との間に被締結部材を挟持すれば、ナット保持具1はその被締結部材に締結される。また、脚部10が裏面側に出ない、袋穴等の深い穴に脚部10を挿入して脚部10を半径方向に拡膨させると、その拡膨部分が袋穴の壁部に摩擦係合して、ナット保持具1を固定することができる。このように、ナット6を収容し保持したナット保持具1は、ブラインドナット型の固定具2として用いることができる。
図3及び図4は、本発明の第2実施形態に係るナット保持具1Aとブラインドナット型の固定具2Aを示している。ナット保持具1Aは、図4に最もよく示されるように、四角ナット6Aが収容され保持される形状に形成されている。ナット保持具1Aは、四角ナット6Aを収容し保持するため、4個の細長い可撓性の板状体で成る脚部10Aを有する。各脚部10は、ナット収容空間11Aに収容された四角ナット6Aの平坦な側面に弾性的に押圧するように接してナット6Aの姿勢を安定させる。ナット保持具1Aは、四角ナット6Aを収容し保持する以外の形状及び構成は、第1実施形態のナット保持具1と同じであるのでその説明を省略する。図3及び図4において、ナット保持具1の構成要素と同じ構成要素には、対応する符号に、記号「A」を加えて記入する。例えば、貫通穴7A、フランジ9A、支持部13A、テーパ部14A等である。それらの構成要素については、第1実施形態のナット保持具1の対応する構成要素の説明を参照されたい。
図5及び図6を参照して、第1実施形態に係るナット保持具1(及びブラインドナット型の固定具2)を用いて、取付部材5を、チャンネル材等の裏面に手を差し入れることのできない被締結部材3に連結する作業を説明する。取付部材5の取付穴15に、ワッシャ17(必須ではない)付きのボルト18(ねじ部材)が挿入され、裏面側に、ナット6が収容し保持されたナット保持具1が位置決めされる。また、ナット保持具1は、被締結部材3の取付穴19に脚部10が挿入できるように配置される。ボルト18が、取付部材5の取付穴15を通ってナット保持具1のフランジ9を貫通し脚部10に包囲されて保持されたナット6に螺入(ねじ込み)される。この螺入の後に、あるいは、その螺入の前に、ナット保持具1の脚部10が被締結部材3の取付穴19に挿通されてフランジ9が被締結部材3の取付穴19の周縁に接面される。ボルト18のねじ込みが続けられて、ナット6がフランジ9の側に引上げられて脚部10の内面のテーパ部14に当接し、更にねじ込みが続けられると、テーパ部14の部分の脚部10が半径方向外方に張り出すように撓められて、脚部10全体が半径方向に拡膨させられる。
図6は、ボルト18及びワッシャ17とフランジ9との間に挟持された取付部材5が、フランジ9と脚部1の拡膨(半径方向外方への変形)部分との間に挟持されて締結されたナット保持具1によって、被締結部材3に連結された様子を示している。ナット保持具1とナット6とで成るブラインドナット型の固定具2は、取付部材5を被締結部材3に連結する。連結において、専用工具は不要であり、ねじ部材としてのボルト18をねじ込むレンチ又はドライバ等の汎用工具を用いることができ、作業においても、ナット6を裏面側で支えることは不要であり、片側でのブラインド作業で且つ簡単な作業でよい。なお、取付部材5をボルト18とナット保持具1の間に取付ける作業と、ナット保持具1を被締結部材3に締結する作業の順番は任意である。例えば、ボルト18を取付部材5とナット保持具1のナット6に軽く螺入してナット保持具1を取付部材5に仮止めしてから、取付部材5から延びるナット保持具1の脚部10を被締結部材3の取付穴19に挿入し、更に、ボルト18を強く螺入して本止めして、取付部材5を被締結部材3に連結することができる。これとは別に、ナット保持具1の脚部10を被締結部材3の取付穴19に挿入し、その後、取付部材5の取付穴15をフランジ9の貫通穴に位置決めして、ボルト18を螺入して本止めするようにしてもよい。これらに限らず、取付部材5が被締結部材3に連結できる限り、他のやり方でもよい。
図7は、被締結部材21の板厚が厚い場合に固定具2によって取付部材5が被締結部材3に連結された様子を示している。固定具2のナット保持具1において、フランジ9に隣接する脚部10の部分(テーパ部14に対応する部分)が半径方向外方に張り出すので、図示のように、被締結部材21の板厚が厚くても、ナット保持具1は被締結部材21に締結でき、取付部材5は被締結部材21に固く連結できる。更に、このことから、ナット保持具1の脚部10が裏面側に出ない場合、例えば、奥行きの深い袋穴を持つ被締結部材であっても、ナット保持具1を被締結部材に固定できることが理解されよう。更に、複数の脚部10が周方向に相互に離隔した状態で垂下するように形成されているので、被締結部材の下穴はラフなものであっても締結力は高く維持される。
更に、被締結部材の下穴をフランジ9が係合できる範囲内で大きくすることによって、ナット6の軸心をボルト18の軸心に合わせるのが容易になり、特許文献2に見られる、ガイド用のテーパ部分を不要にできる。すなわち、被締結部材の下穴をやや大きめにラフに形成することによって、ボルト・ナットの中心ずれを解消できる。なお、被締結部材の下穴を大きくしてもフランジ9が係合できる範囲内であれば、ボルト18の挿入によって脚部10は半径方向外方に大きく張り出すので、締結は高く維持される。
1:1A ナット保持具
2:2A ブラインドナット型の固定具
3:21 被締結部材
5 取付部材
6 六角ナット
6A:四角ナット
7 貫通穴
9 フランジ
10 脚部
11 ナット収容空間
13 支持部
14 テーパ部
15 取付穴
17 ワッシャ
18 ボルト(ねじ部材)
19 取付穴
2:2A ブラインドナット型の固定具
3:21 被締結部材
5 取付部材
6 六角ナット
6A:四角ナット
7 貫通穴
9 フランジ
10 脚部
11 ナット収容空間
13 支持部
14 テーパ部
15 取付穴
17 ワッシャ
18 ボルト(ねじ部材)
19 取付穴
Claims (8)
- ナットを収容し保持して、前記ナットにねじ部材を螺入して被締結部材へ締結するとき該被締結部材の裏側での前記ナットの支持を不要にできる、ナット保持具であって、
前記ナットの外径より大きい外径を有し中央に前記ねじ部材の貫通穴を有する環状のフランジと、該フランジから垂下するように延び、内側に前記ナットを収容するナット収容空間を形成するように周方向に相互に離して形成されている、複数の脚部とから成り、
前記脚部の各々は、前記ナットの側面に接する細長い板状体で形成され且つその先端は自由端になっており、前記脚部の先端には、前記ナット収容空間に収容したナットの脱落を防止するように内側に張り出す支持部が形成されており、
前記脚部の各々の前記フランジに隣接する部分の内面は、フランジに近づくにつれて前記ナット収容空間の直径が収容ナットの外径より小さくなるように前記フランジに向けて傾斜したテーパ部を有し、前記ナットが該テーパ部に引き込まれると脚部の対応部分が半径方向外方に張り出すように変形される
ことを特徴とするナット保持具。 - 請求項1に記載のナット保持具において、前記ナットが六角ナットであり、該六角ナットの平坦な側面に接する6個の脚部が形成されていることを特徴とするナット保持具。
- 請求項1に記載のナット保持具において、前記ナットが四角ナットであり、該四角ナットの平坦な側面に接する4個の脚部が形成されていることを特徴とするナット保持具。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のナット保持具において、前記脚部の長さは、収容するナットの高さと前記テーパ部の長さとを加算した長さであることを特徴とするナット保持具。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のナット保持具において、前記支持部は、前記脚部先端から内側に張り出すフック形状に形成されていることを特徴とするナット保持具
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のナット保持具において、硬質プラスチック材料で一体成形されて成ることを特徴とするナット保持具。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のナット保持具において、金属材料で形成されて成ることを特徴とするナット保持具。
- ブラインドナット型の固定具であって、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のナット保持具と、
前記ナット保持具の前記ナット収容空間に収容して保持されたナットと
から成ることを特徴とするブラインドナット型の固定具。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007159127A JP2008309277A (ja) | 2007-06-15 | 2007-06-15 | ナット保持具及びブラインドナット型の固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=40237054
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2008309277A (ja) |
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2007
- 2007-06-15 JP JP2007159127A patent/JP2008309277A/ja active Pending
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