JP5090288B2 - 角パイプ接続装置 - Google Patents
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また、係合凸部に前記止めねじの先端部と係合する溝部が形成されている場合には、止めねじの先端部を溝部に係合させることにより、六面体と接続具本体との固定がより強固となる。
また、一対の押圧片は連結部材によって角パイプのコーナー部方向への進退を許容するように保持されている場合には、前記組み立て・分解作業において、接続具本体を角パイプから外したときに一対の押圧片が連結部材により保持されて締め付け部材から脱落することがない。
よって、角パイプの端部を加工することなく六面体を利用して複数の角パイプを使用した立体的なフレーム構造体の組み立て作業を容易且つ確実にできる。また、フレーム構造体の分解作業も容易且つ確実にでき、組み換え作業も容易にできる。
また、一対の押圧片は連結部材によって角パイプのコーナー部方向への進退を許容するように保持されている場合には、前記組み立て・分解作業において、接続具本体を角パイプから外したときに一対の押圧片が連結部材により保持されて締め付け部材から脱落することがなく、よって、組み立て・分解作業をより容易且つ確実に行うことができる。
また、接続具本体5の他端側であって両側部には角パイプPの対角線方向に延長配置された一対のガイド部材5C,5Dが設けられている。
また、前記頭付きボルト9の先端側には、外面に接続具本体5の一端側から他端側に向けて軸線Oとの間隔が広くなるように傾斜したテーパ面10A,10Bを有する略角錐状の締め付け部材10が中心部に穿設されたねじ孔10Cにて螺合されている。
また、前記締め付け部材10のテーパ面10A,10Bの外周には一対の押圧片12,14が配置されている。前記押圧片12,14は、外面に角パイプPのコーナー部内面への当接面12A,14Aを有し内面に接続具本体5の一端側から他端側に向けて軸線Oとの間隔が広くなるように傾斜したテーパ面12B,14Bを備えていて前記テーパ面にて前記締め付け部材10のテーパ面と係合されるとともに、一対のガイド部材5C,5Dの間に回転不能に保持されている。
そして、前記各係合凹部1Aの軸芯方向と直交する方向にねじ孔1Bが形成されている。具体的には、各係合凹部1Aの軸芯方向Оに対してその両側面の係合凹部1Aの周縁部に軸芯方向Оと直交する方向に対向して2カ所づつ設けられている。
各ねじ孔1Bにはそれぞれ止めねじ17が螺合されており、これによって直行する方向から係合凹部1Aに嵌合された係合凸部3を両側または一方側から締め付け固定できるように構成されている。
また、係合凸部3の外周にV字状の溝部3Bを一例として形成し、六面体1の係合凹部1Aに係合凸部3を嵌合した状態において、六面体1に螺合された止めねじ17の先端を前記溝部3Bに係合させて抜け出しを防止するように構成されている。尚、溝部3Bはなくても止めねじ17による締め付け固定は可能である。
まず、角パイプP内に接続具本体5の嵌合部を嵌合し、六角レンチ等を利用して頭付きボルト9をねじ込むだけの作業で一対の押圧片を平行移動させ角パイプPのコーナー部の内面に均等に4面当たりで押圧させて固定することができる。
また、こうして角パイプPの先端に取り付けた接続具本体5の係合凸部3を六面体1の係合凹部1Aに嵌合し、六角レンチ等を利用して止めねじ17をねじ込むことで係合凸部3が締め付けられ、接続具本体5と六面体1とを強固に固定できる。
よって、角パイプの端部を加工することなく六面体1を利用して複数の角パイプPを使用した立体的なフレーム構造体の組み立て作業を容易且つ確実に実施できる。また、同様にフレーム構造体の分解作業も容易且つ確実にでき、組み換え作業も容易にできる。
また、一対の押圧片12,14は連結部材Rによって角パイプPのコーナー部方向への進退を許容するように保持されている場合には、前記組み立て・分解作業において、接続具本体5を角パイプPから外したときに一対の押圧片12,14が連結部材Rにより保持されて締め付け部材10から脱落することがなく、よって、組み立て・分解作業をより一層容易且つ確実に行うことができる。
各ねじ孔105Fにはそれぞれ止めねじ117が螺合されており、これによって直行する方向から係合凹部105Eに嵌合された係合凸部103を両側または一方側から締め付け固定できるように構成されている。
また、接続具本体105の一端側から他端側には通孔107が貫通形成されている。通孔107は係合凹部105Eに続いて一端側に頭付きボルトの頭部嵌合部107Aと、これより小径のボルト嵌合部107Bより構成されている。
また、接続具本体105の他端側であって両側部には角パイプPの対角線方向に延長配置された一対のガイド部材105C,105Dが設けられている。
また、前記頭付きボルト109の先端側には、外面に接続具本体105の一端側から他端側に向けて軸線Oとの間隔が広くなるように傾斜したテーパ面110A,110Bを有する略角錐状の締め付け部材110が中心部に穿設されたねじ孔110Cにて螺合されている。
また、前記締め付け部材110のテーパ面110A,110Bの外周には一対の押圧片112,114が配置されている。前記押圧片112,114は、外面に角パイプPのコーナー部内面への当接面112A,114Aを有し内面に接続具本体105の一端側から他端側に向けて軸線Oとの間隔が広くなるように傾斜したテーパ面112B,114Bを備えていて前記テーパ面にて前記締め付け部材110のテーパ面と係合されるとともに、一対のガイド部材105C,105Dの間に回転不能に保持されている。
前記係合凸部103は、軸状の部材であって、一例として四角形状に形成され、その中心部にねじ孔103Cが設けられている。六面体101と係合凸部103とは別体で構成され、必要に応じて係合凸部103のねじ孔103Cにねじ103Aを挿入した状態で六面体101の取り付け凹部101Aに嵌合しねじ103Aをねじ孔101Bに螺合して取り付けるものである。
また、前記係合凸部103には、前記ねじ孔105Fにねじ込まれる止めねじ117の先端部と係合するV字状の溝部103Bが形成されていて、係合凹部105Eに係合凸部103を嵌合した状態において、止めねじ117の先端を前記溝部103Bに係合させて抜け出しを防止するように構成されている。尚、溝部103Bはなくても止めねじ117による締め付け固定は可能である。
尚、係合凸部103の形状は任意であり、係合凹部105Eの形状もこれと相似形状でわずかに大きいものであればよい。
まず、角パイプP内に接続具本体105の嵌合部を嵌合し、六角レンチ等を利用して頭付きボルト109をねじ込むだけの作業で一対の押圧片を平行移動させ角パイプPのコーナー部の内面に均等に4面当たりで押圧させて固定することができる。
また、こうして角パイプPの先端に取り付けた接続具本体105の係合凹部105Eを六面体1の係合凹部103に嵌合し、六角レンチ等を利用して止めねじ117をねじ込むことで係合凸部103が締め付けられ、接続具本体105と六面体101とを強固に固定できる。
よって、角パイプの端部を加工することなく六面体101を利用して複数の角パイプPを使用した立体的なフレーム構造体の組み立て作業を容易且つ確実に実施できる。また、同様にフレーム構造体の分解作業も容易且つ確実にでき、組み換え作業も容易にできる。
また、一対の押圧片112,114は連結部材Rによって角パイプPのコーナー部方向への進退を許容するように保持されている場合には、前記組み立て・分解作業において、接続具本体105を角パイプPから外したときに一対の押圧片112,114が連結部材Rにより保持されて締め付け部材110から脱落することがなく、よって、組み立て・分解作業をより一層容易且つ確実に行うことができる。
1A 係合凹部
1B ねじ孔
3 係合凸部
3B 溝部
5 接続具本体
5A 嵌合部
5B 係止段部
5C,5D ガイド部材
7 通孔
9 頭付きボルト
9A 頭部
10 締め付け部材
10A,10B テーパ面
12,14 押圧片
12A,14A 当接面
12B,14B テーパ面
12C,14C 凹状溝
17 止めねじ
30 プリンター架台
40 保護カバー
100 角パイプ接続装置
200 角パイプ接続装置
О 軸線方向
P 角パイプ
R 連結部材
Claims (4)
- 角パイプの開口端に嵌合配置され一端側に係合凸部を備え前記係合凸部に一端側から他端側に貫通される通孔を有し他端側であって両側部に角パイプの対角線方向に延長配置された一対のガイド部材を備えた接続具本体と、前記通孔に回転可能で軸方向移動不能に挿通される頭付きボルトと、前記頭付きボルト先端側に螺合され外面に接続具本体の一端側から他端側に向けて軸線との間隔が広くなるように傾斜したテーパ面を有する締め付け部材と、外面に角パイプのコーナー部内面への当接面を有し内面に接続具本体の一端側から他端側に向けて軸線との間隔が広くなるように傾斜したテーパ面を備えていて前記テーパ面にて前記締め付け部材のテーパ面と係合され前記一対のガイド部材にガイドされてスライド可能に取り付けられ角パイプのコーナー部に進退される一対の押圧片と、前記係合凸部と係合される係合凹部を有し前記係合凹部の係合方向と直交する方向にねじ孔を有する六面体と、前記六面体のねじ孔にねじ込まれ係合凹部に嵌合される係合凸部を固定する止めねじと、を具備したことを特徴とする角パイプ接続装置。
- 角パイプの開口端に嵌合配置され一端側に係合凹部を備え前記係合凹部の係合方向と直交する方向にねじ孔を有し前記係合凹部内に一端側から他端側に貫通される通孔を有し他端側であって両側部に角パイプの対角線方向に延長配置された一対のガイド部材を備えた接続具本体と、前記通孔に回転可能で軸方向移動不能に挿通される頭付きボルトと、前記頭付きボルト先端側に螺合され外面に接続具本体の一端側から他端側に向けて軸線との間隔が広くなるように傾斜したテーパ面を有する締め付け部材と、外面に角パイプのコーナー部内面への当接面を有し内面に接続具本体の一端側から他端側に向けて軸線との間隔が広くなるように傾斜したテーパ面を備えていて前記テーパ面にて前記締め付け部材のテーパ面と係合され前記一対のガイド部材にガイドされてスライド可能に取り付けられ角パイプのコーナー部に進退される一対の押圧片と、前記係合凹部と係合される係合凸部がねじにより着脱可能な状態で装着される六面体と、前記接続具本体のねじ孔にねじ込まれ係合凹部に嵌合される係合凸部を固定する止めねじと、を具備したことを特徴とする角パイプ接続装置。
- 前記係合凸部に前記止めねじの先端部と係合する溝部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の角パイプ接続装置。
- 前記一対の押圧片は連結部材によって角パイプのコーナー部方向への進退を許容するように保持されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の角パイプ接続装置。
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