JP5192861B2 - 自動二輪車の後部構造 - Google Patents
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Description
この場合に、例えば、ケース83を下方に移動させる際に、ロックナットを取り外さなければならないことがある。加えて、ケース83を回動させるときに、調整用の工具を差し込むスペースが狭く、調整が容易でないという課題がある。
請求項4に係る発明では、第1規制部は、リヤクッションのユニットの上端部が取付けられるホルダ部と一体で、車両前方に左右一対に突出して設けられ、第2規制部は、締結部材と一体で、軸線方向に突出して、車体フレーム側に設けられているリヤクロスフレーム下面に下方から上方に向けて取り付けられ、左右一対の第1規制部の間に、第2規制部を挟むことで、カラー部材を回動させるときに、クッションブラケットが連れ回らないようにすることを特徴とする。
カラー部材を回動する作業により、車体フレームの高さが変更可能になるため、車体フレームの車高調整作業を極めて容易に且つ短時間で行えるようになる。
この結果、本発明によれば、車高調整を簡便に行うことができ、リヤクッションユニットの交換を容易に行うことが可能で、且つ簡便、軽量な後部構造を有する自動二輪車を得ることができる。
さらにまた、カラー部材は筒状部材であり、この筒状部材の内壁の一部を中心へ延ばした小径部を有しこの小径部に下方からクッションブラケットを突き当て、上方から締結部材で締結することでクッションブラケットにより支持される。カラー部材の外周には、ねじ部が形成され、このねじ部により車体フレームに嵌合されている。また、クッションブラケットは、リヤクッションユニットに着脱可能に設けられている。車高調整部は、一体化されているので、車体各部への影響を与えることなく車高調整部のみを取り外すことが容易である。車高調整部のみを取り外すことが容易になれば、車高調整部のメンテナンス性を高めることができる。
車高調整する場合には、車体の側方から工具を孔部に挿入しカラー部材を回動させることで、車高調整作業を一層迅速且つ容易に行うことができる。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図であり、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11と、このヘッドパイプ11に操舵可能に取り付けられるフロントフォーク12と、このフロントフォーク12の上端部および下端部に各々取り付けた操舵ハンドル13および前輪14と、ヘッドパイプ11に取り付けられ後方に延設されている車体フレーム15と、この車体フレーム15に懸架される駆動源としてのエンジン16と、この車体フレーム15の後端部に設けたピボット軸17を支点として後方にスイング可能に取り付けられているスイングアーム18と、このスイングアーム18の中間部18mと車体フレーム15の後部15bの間に配置されリンク21を介して取り付けられるリヤクッションユニット22と、スイングアーム18の先端18aに取り付けられエンジン16によって駆動される車輪23としての後輪24と、を主要構成とする。
図中、26はアッパカウル、27はヘッドランプ、28はフロントフェンダ、29はメインカウル、31は燃料タンク、32は乗員シート、33はシートカウルである。
スイングアーム18に、車体フレーム15から第1揺動軸51を介して後方に揺動可能に延設され側面視で略L字状を呈する第1腕部材52と、スイングアーム18の中間部18mから第2揺動軸53を介して斜め下前方に第1腕部材52の中間部52mまで延設され揺動可能に設けられる第2腕部材54と、第1腕部材52の後端と車体フレーム14の間に介在されるリヤクッションユニット22とが設けられており、スイングアーム18にかかる振動などを吸収する。
図3は本発明に係る車高調整部の分解斜視図であり、車高調整部41には、リヤクッションユニット22の上端部22aに締結ボルト61を介して取り付けられ車高調整部41の基部を構成するクッションブラケット62と、このクッションブラケット62に回動可能に取り付けられるカラー部材63と、このカラー部材63にかかる主に水平方向の力を保持するブッシュメタル64と、このカラー部材63にかかる主に上下方向の力を保持する第1ニードルスラストベアリング65および第2ニードルスラストベアリング66と、これらカラー部材63、ブッシュメタル64および第1・第2ニードルスラストベアリング65、66をクッションブラケット62に回動可能に保持する第1・第2締結部材67、68と、が備えられている。
外壁89の上部に、ねじ孔部73にねじこまれるねじ部74が設けられ、外壁89の下部に、フランジ部92が設けられ、このフランジ部92に後述する工具を差し込むことが可能な複数の孔部93・・・が開けられている。
カラー部材63の上部63uは、ねじ部74により車体フレーム側に嵌合されている。また、クッションブラケット62は、リヤクッションユニット22に着脱可能に設けられている。
図5は本発明に係る車高調整部の作用説明図であり、車高調整部41は、クッションブラケット62と、このクッションブラケット62の周囲に、クッションブラケット62の長手方向の軸線(図3の符号J参照)を中心に回転可能で、この軸線J方向に移動不能に取り付けられるカラー部材63と、このカラー部材63の外周に形成され、車体フレーム15側に設けたリヤクロスフレーム43と嵌合するねじ部74と、を備え、カラー部材63を回動させることで、リヤクッションユニット22の上端部22aにリヤクロスフレーム43を上下移動可能にするようにした。
カラー部材63を回動する作業により、車体フレーム15の高さが変更可能になるため、車体フレーム15の車高調整作業を極めて容易に且つ短時間で行えるようになる。
Claims (4)
- 車体フレーム(15)に設けたピボット軸(17)にスイングアーム(18)をスイング可能に取り付け、このスイングアーム(18)の先端に車輪(23)を取り付け、前記車体フレーム(15)と前記スイングアーム(18)の間にリヤクッションユニット(22)を配置し、このリヤクッションユニット(22)の下端部をリンク(21)を介して前記スイングアーム(18)に取り付け、前記リヤクッションユニット(22)の上端部に車体の高さを調整する車高調整部(41)の一端を取り付け、この車高調整部(41)の他端を前記車体フレーム(15)に取り付けた自動二輪車の後部構造であって、
前記車高調整部(41)は、前記リヤクッションユニット(22)の上端部(22a)に締結されるクッションブラケット(62)と、このクッションブラケット(62)の周囲に、前記クッションブラケット(62)の長手方向の軸線を中心に回転可能で、軸線方向に移動不能に取り付けられるカラー部材(63)と、
このカラー部材(63)の外周に形成され、前記車体フレーム(15)と嵌合するねじ部(74)と、
を備え、
前記カラー部材(63)を前記軸線を中心に回動させることで、前記上端部(22a)に前記車体フレーム(15)を前記軸線方向に移動可能にし、
前記カラー部材(63)は、筒状部材であり、この筒状部材の内壁(88)の一部を中心へ延ばした小径部(91)を有し、この小径部(91)に下方から前記クッションブラケット(62)を突き当て、上方から締結部材(69)で前記クッションブラケット(62)に前記カラー部材(63)を締結するようにし、
前記小径部(91)の上方及び下方に、ニードルスラストベアリング(65、66)を介在させることを特徴とする自動二輪車の後部構造。 - 前記クッションブラケット(62)に、前記カラー部材(63)を回動させるときに、前記クッションブラケット(62)が連れ回らないように規制する第1規制部(86)を設け、
前記車体フレーム(15)に、前記第1規制部(86)と係合し前記リヤクッションユニット(22)を回動不能にする第2規制部(82)を設けることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の後部構造。 - 前記カラー部材(63)の側壁には、回動させるときに工具が挿入可能な孔部(93)が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の後部構造。
- 前記第1規制部(86)は、前記リヤクッションのユニット(22)の上端部(22a)が取付けられるホルダ部(85)と一体で、車両前方に左右一対に突出して設けられ、
前記第2規制部(82)は、締結部材と一体で、前記軸線方向に突出して、前記車体フレーム(15)側に設けられているリヤクロスフレーム(43)下面に下方から上方に向けて取り付けられ、
左右一対の前記第1規制部(86)の間に、前記第2規制部(82)を挟むことで、前記カラー部材(63)を回動させるときに、前記クッションブラケット(62)が連れ回らないようにすることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3記載の自動二輪車の後部構造。
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