JP5191980B2 - 鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置に関するものである。
本出願人によって、ロングシートの脇に設けられるパイプタイプの袖仕切りに胸部傷害防止板を配置した、鉄道車両運転衝撃事故時の胸部傷害防止装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
また、本出願人によって、接客設備を支持する支持部と、前記接客設備を固定する固定部とを備え、前記固定部は、前記接客設備に設定値を越える衝撃が加わったときに、前記支持部を支点としてこの接客設備を開放するようにした、接客設備の緩衝構造が提案されている(下記特許文献2参照)。
特開2006−36115号公報 特開2004−042807公報
図5は従来の鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置の模式図であり、図5(a)はその正面図、図5(b)はその上面図である(上記特許文献2参照)。
これらの図において、101は鉄道車両、101aは床面、101bは車両側面、102は座席(ロングシート)、102aは脚台、102bは座部、102cは背もたれ、103は接客設備としての袖仕切り装置、104は握りパイプ、104aは握りパイプ部、104bは下部パイプ部、105は袖仕切りパイプ、105aは車両側面101bに連結される一方の端部、105bは握りパイプ104に連結されている他方の端部である。
上記した接客設備の緩衝構造においては、図5に示すように、袖仕切りパイプ105は一方の端部105aを支点として回転して乗客が受ける衝撃を緩和するが、握りパイプ104はそのまま残されて動かないため、乗客の脚部に握りパイプ104が強く押し付けられることになり問題である。
本発明は、鉄道車両運転衝撃事故時の乗客への衝撃を和らげるため、上記した従来の接客設備の衝撃構造に更に改良を加え、袖仕切り板と共に握りパイプを回転させ、乗客を袖仕切り板及び握りパイプから解放して、傷害を低減する。
本発明は、上記状況に鑑みて、鉄道車両運転衝撃事故時に乗客が傷害防止機能付き袖仕切り板へ押し付けられると、その押し付け力に応じて袖仕切り板及びそれを支えるパイプが回転することにより、袖仕切り板及びパイプによる乗客への衝撃を和らげることができる鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置において、鉄道車両運転衝撃事故時に乗客が胸部傷害防止機能付き袖仕切り板へ押し付けられると、乗客による前記袖仕切り板に対する押し付け力に応じて、座席の背面端部に垂直に配置される袖仕切り板の枢着軸を中心にして前記袖仕切り板及びそれを支えるパイプが共に回転することによって、前記袖仕切り板及び前記パイプによる乗客への衝撃を和らげることを特徴とする。
〔2〕上記〔1〕記載の鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置において、前記袖仕切り板の前記座席側に面状押圧センサーを配置し、鉄道車両の天井に固定される固定パイプと前記袖仕切り板に固定される握りパイプとの間に鎖錠装置を設けるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減を図るために、胸部傷害防止装置付き袖仕切り板に加えられる押し付け力に応じて、前記袖仕切り板及びそれを支えるパイプを回転させて、前記袖仕切り板及び前記パイプによる乗客への衝撃を和らげることができる。
本発明の実施例の概要を示す模式図である。 本発明の実施例の胸部傷害防止機能付き袖仕切り板の模式図である。 図2に示す胸部傷害防止機能付き袖仕切り板が90度回転した状態を示す模式図である。 本発明の他の実施例を示す胸部傷害防止機能付き袖仕切り板の斜視図である。 従来の接客設備の緩衝構造の開放後の状態を示す外観図である。
本発明の鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置は、鉄道車両運転衝撃事故時に乗客が胸部傷害防止機能付き袖仕切り板へ押し付けられると、乗客による前記袖仕切り板に対する押し付け力に応じて、座席の背面端部に垂直に配置される袖仕切り板の枢着軸を中心にして前記袖仕切り板及びそれを支えるパイプが共に回転することによって、前記袖仕切り板及び前記パイプによる乗客への衝撃を和らげる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明に係る袖仕切り板による乗客の胸部傷害の状態を示す模式図、図2は本発明の実施例を示す胸部傷害防止機能付き袖仕切り板を示す模式図、図3はその胸部傷害防止機能付き袖仕切り板が90度回転した状態を示す模式図、図4は本発明の他の実施例を示す胸部傷害防止機能付き袖仕切り板の斜視図である。
これらの図において、1は座席としてのロングシート、2は胸部傷害防止機能付き袖仕切り板、3はその袖仕切り板2に固定されるパイプであり、乗客が使用する握りパイプ部3A,上部パイプ部3B,下部パイプ部3Cからなる。4はロングシート1の側面に位置し、袖仕切り板2を支えているとともに、上部パイプ部3Bと下部パイプ部3Cに連結されている枢着軸である。5は天井に固定される回転しない固定パイプである。6は袖仕切り板2のロングシート1側に配置される面状押圧センサーであり、設定された圧力値以上に乗客が袖仕切り板2に押し付けられることによりオン動作をする。7は回転しない固定パイプ5と乗客が使用する握りパイプ部3Aとの間に配置される鎖錠装置本体であり、上記した面状押圧センサー6のオン動作により、握りパイプ部3Aを鎖錠している鎖錠部材7Aが鎖錠装置本体7内に退避して鎖錠が解除される。面状押圧センサー6と鎖錠装置本体7との接続は車体を介した配線でもよいが、面状押圧センサー6からの無線通信により鎖錠装置本体7の鎖錠解除動作を行わせるようにしてもよい。
このように構成したので、乗客が押し付けられることによって袖仕切り板3に所定値以上の押圧力が加わると、面状押圧センサー6がこれを検知して、鎖錠装置本体7の鎖錠が解除される。これにより、握りパイプ部3Aが固定パイプからフリーになるので、胸部傷害防止機能付き袖仕切り板2が枢着軸4を中心として回転し、仕切り板2と上部パイプ3Bによる乗客への衝撃を和らげる。なお、胸部障害防止機能付き袖仕切り板は、図4に示すように、2枚の板2a,2bからなる構成とし、これらの間にパイプ3及び面状押圧センサー6を挟み込むようにしてもよい。
例えば、図1において、鉄道車両運転衝撃事故時の時刻t=0.0の場合、乗客に袖仕切り板2による胸部傷害は発生していないが、鉄道車両運転衝撃事故時の時刻t=0.15では、袖仕切り板2に押し付けられることにより胸部傷害が現れる。このように、袖仕切り板2に強い力が加わり、それが所定値を越えたことを面状押圧センサー6が検知すると、胸部傷害防止機能付き袖仕切り板2が図3に示すように枢着軸4を中心として90度回転するので、袖仕切り板2により乗客へ与えられる衝撃を和らげることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置は、鉄道車両運転衝撃事故時に袖仕切り板へ押し付けられることにより受ける乗客の衝撃を和らげ、乗客の安全に資するためのツールとして利用することができる。
1 座席としてのロングシート
2 胸部傷害防止機能付き袖仕切り板
2a,2b 板
3 パイプ
3A 握りパイプ部
3B 上部パイプ部
3C 下部パイプ部
4 枢着軸
5 固定パイプ
6 面状押圧センサー
7 鎖錠装置本体
7A 鎖錠部材

Claims (2)

  1. 鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置において、鉄道車両運転衝撃事故時に乗客が胸部傷害防止機能付き袖仕切り板へ押し付けられると、乗客による前記袖仕切り板に対する押し付け力に応じて、座席の背面端部に垂直に配置される袖仕切り板の枢着軸を中心にして前記袖仕切り板及びそれを支えるパイプが共に回転することによって、前記袖仕切り板及び前記パイプによる乗客への衝撃を和らげることを特徴とする鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置。
  2. 請求項1記載の鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置において、前記袖仕切り板の前記座席側に面状押圧センサーを配置し、鉄道車両の天井に固定される固定パイプと前記袖仕切り板に固定される握りパイプとの間に鎖錠装置を設けるようにしたことを特徴とする鉄道車両運転衝撃事故時の乗客被害低減用袖仕切り装置。
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