JP5189996B2 - 空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は空調装置に係り、特に浴室等の天井に取付けて使用される空調装置の取付構造を改良した空調装置に関する。
従来、浴室の天井等に設置されて使用される空調装置では、天井補強部材が不要な取付枠構造を実現する目的で、取付枠が天井等に開口され、空調装置を取付ける取付部の裏面に配設する補強部材を兼ね備えた構成とし、空調装置の取付枠は、天井の裏側に設置され、ねじによって天井に固定されている。また、空調装置のダクト接続口は、取付枠にねじで固定されている。また、空調装置本体は、天井を挟んで取付枠にねじで固定される空調装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の空調装置は、仮固定を完了せずとも空調装置本体を本固定することができ、あくまでも空調装置本体を取り付ける際の補助的な役目のみであり、また、仮固定を完了せずとも空調装置本体を本固定した後に、パネルを取付できる構造であるため、仮固定忘れを防止できる構造ではなかった。
また、本体の内側から操作して、仮止め、および仮止めの解除ができるようにしてメンテナンス性を高める空調装置を実現する目的で、下方が開口した箱状で天井に設けた取付開口に挿脱自在な形状の本体と、この本体の側面に設けた貫通孔を介し、内側または外側に移動可能に設けられる仮固定金具とを備え、本体を天井の取付開口から挿入して取り付ける際に、仮固定金具を本体の内側から操作し、天井に係合して本体を仮固定することにより、本体の内側から操作して仮止めおよび仮止めの解除ができる空調装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2に記載の空調装置は、空調装置本体の自重を天井部材で支える構造であり、天井部材の強度が弱い場合は、空調装置本体を支えられない場合があった。また、空調装置本体を天井開口部に取り付ける際に、空調装置本体を仮固定するための仮固定金具を備えているが、仮固定を完了せずとも空調装置本体を本固定することができ、あくまでも空調装置本体を取り付ける際の補助的な役目のみであった。また、仮固定を完了せずとも空調装置本体を本固定した後に、パネルを取付できる構造であるため、仮固定忘れを防止できる構造ではなかった。
特開2003−172535号公報 特開2007−278566号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、仮固定が可能で、かつ仮固定忘れを防止することができ、安全かつ容易に空調装置本体の据付けが可能な空調装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る空調装置は、天井部材の開口部に取り付けられる空調装置であって、前記開口部の室外側に配置され、その室外側の外面に空気の通風口を有するとともに、その室内側端面に前記開口部の内周縁に沿う本体フランジ部が設けられた空調装置本体と、前記開口部の内周縁の室内側の面に接触して配置される枠状の枠フランジ部を有し、前記空調装置本体を固定するためのネジ穴を備えた取付枠とを備え、前記天井部材と前記本体フランジ部との間に前記枠フランジ部が配置されるとともに、前記取付枠の前記枠フランジ部に前記空調装置本体の自重を支えるための引掛部が設けられ、前記本体フランジ部に回転可能で、かつ前記空調装置本体を取付枠にねじ止め固定するための孔が設けられた仮固定受け金具が設けられ、前記空調装置本体を前記天井部材に取り付けられた取付枠を通して前記開口部に取り付ける際、前記本体フランジ部の前記仮固定受け金具を回転させて、前記引掛金具の引掛部に前記仮固定受け金具が係合した位置において、前記仮固定受け金具に設けられた孔が一致する位置の本体フランジ部に孔を設け、取付ねじが仮固定受け金具に設けられた前記孔と本体フランジ部に設けられた孔を貫通して、枠フランジ部のネジ穴に螺合されて前記空調装置本体が前記取付枠に固定されることを特徴とする。
また、本発明に係る空調装置は、天井部材の開口部に取り付けられる空調装置であって、前記開口部の室外側に配置され、その室外側の外面に空気の通風口を有するとともに、その室内側端面に前記開口部の内周縁に沿う本体フランジ部が設けられた空調装置本体と、前記開口部の内周縁の室内側の面に接触して配置される枠状の枠フランジ部を有する取付枠と、前記空調装置本体の室内側の面を覆うパネルとを備え、前記天井部材と前記本体フランジ部との間に前記枠フランジ部が配置されるとともに、前記取付枠の前記枠フランジ部に前記空調装置本体の自重を支えるための引掛金具が設けられ、前記本体フランジ部に回転可能な仮固定受け金具が設けられ、前記空調装置本体を前記枠フランジ部を介して前記天井部材の前記開口部に取り付ける際、前記引掛部が前記仮固定受け金具に設けられた孔に係合せず、仮固定を完了されていない状態では、前記空調装置本体への前記パネルの取付は、このパネルの内壁に前記仮固定受け金具が干渉し、前記パネルが正規の取付位置とならない構造であることを特徴とする。
また、本発明に係る空調装置は、天井部材の開口部に取り付けられる空調装置であって、前記開口部の室外側に配置され、その室外側の外面に空気の通風口を有するとともに、その室内側端面に前記開口部の内周縁に沿う本体フランジ部が設けられた空調装置本体と、前記開口部の内周縁の室内側の面に接触して配置される枠状の枠フランジ部を有する取付枠と、前記空調装置本体の室内側の面を覆うパネルとを備え、前記天井部材と前記本体フランジ部との間に前記枠フランジ部が配置されるとともに、前記取付枠の前記枠フランジ部に前記空調装置本体の自重を支えるための引掛金具が設けられ、前記本体フランジ部に回転可能な仮固定受け金具が設けられ、前記空調装置本体を前記天井部材の前記開口部に取り付ける際、前記仮固定受け金具を回転させ、前記引掛金具の引掛部と前記仮固定受け金具を係合させることなく仮固定完了位置の状態で、前記空調装置本体の固定を行った場合、前記引掛金具が前記仮固定受け金具を室内側に押し下げることにより、前記空調装置本体への前記パネルの取付時に、このパネルの内面に前記仮固定受け金具が干渉し、前記パネルが正規の取付位置とならない構造であることを特徴とする。
本発明によれば、仮固定忘れを防止することができ、安全かつ容易に空調装置本体の据付けが可能な空調装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る空調装置の使用状態を示す概念図。 本発明の第1実施形態の空調装置に用いる空調装置本体の天井部材への取付け前の状態を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる取付枠と接続部材を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる取付枠の開口部への取付状態の斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる取付枠の斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる仮固定受け金具近傍を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる仮固定受け金具近傍を示す模式図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる仮固定受け金具及び引掛金具近傍を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる仮固定受け金具及び引掛金具に係合状態を示す斜視図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる仮固定受け金具近傍の模式断面図。 本発明の第1実施形態に係る空調装置に用いる仮固定受け金具近傍の斜視図。 本発明の第2実施形態に係る空調装置に用いる取付枠の取付状態の斜視図。 本発明の第2実施形態に係る空調装置に用いる空調装置本体の天井部材への取付け前の状態を示す斜視図。
本発明の第1実施形態に係る空調装置について添付図面を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る空調装置1は、浴槽101が設置される浴室102の天井部材103に設けた長方形の開口部103aを介して、天井部材103に取付られている。
空調装置1は箱形状の空調装置本体2を備え、この空調装置本体2には、浴室102内の空気と浴室102に隣接する別室(洗面室)104の空気を換気するファンからなる換気手段3、この浴室102内の空気を循環させるためのファン及び空気通路からなる循環手段4、室外と連通する排気通風口5、別室104と連通する副吸込み通風口6、浴室102内の空気を加熱する電熱ヒータからなる加熱手段7、図示省略するマイクロコンピュータを備えた制御部を有する。
そして、空調装置本体2は、板金からなる取付枠11を挟持して浴室天井面に固定され、さらにその室内側面に長方形のパネル12が取付けられる。
浴室に隣接する洗面室104には、この部屋104の空気を換気するための副吸込みグリル18が取付けられ、空調装置1を遠隔にて操作するリモコン19が設置されており、リモコン19からの信号を受けて空調装置1を制御する。
浴室102内には入浴後等に乾燥させるための衣類Cを吊り下げることができる。
リモコン19は図示省略する乾燥、換気、涼風、暖房、常時換気、停止の各入力ボタン及び、表示部、入タイマー操作部、切入タイマー操作部、温度検出手段を備える。
パネル12は、室内側となる下面に吸込口と吹出口を有し、図2に示すようにパネル12の4隅に設けられた取付孔12aを挿通する雄ネジ14を室内側から後述する本体フランジ部2aにねじ込み固定することで行なわれる。パネル12の取付完了時にはパネル周囲が天井面に密接して隙間がなくなり、見栄えが良くなるとともに空調装置本体2が予定しない部分から空気を吸込んだり、吹出したりすることを防止する。
図3に示すように排気通風口5に連通して室外へ排気するためのダクト接続用の排気連通部15、洗面室104に連通する副吸込み通風口6と連通して、浴室103の空気を室外へ排気するためのダクト接続用の副吸込み連通部16が、それぞれ接続部材17A、17Bにカシメ等の手段を用いて取り付けられている。これらの接続部材17A、17Bは、空調装置本体2を天井面に取付固定するための取付枠11にねじ止め固定されている。取付枠11は、枠形状で、中央に空調装置本体2を収納する開口11dが設けられ、この開口11dが天井面の開口部103aと一致する位置になるようにして、取付枠11の下面周囲に設けられた枠フランジ部11aが室内側の天井面に密着固定される。
図4は取付枠11の開口部103bへの取付状態を天井側から見た図である。
この図4に示すように、天井部材103の開口部103aの縁の天井上に例えば木枠などからなる天井取付部材103bが配置され、この開口部103aに室内側から天井側に向けて取付枠11が挿入され、取付枠11の天井側に設けられているリブ部11bを折り曲げて天井部材103に引っ掛けることで仮固定され、枠フランジ部11aにねじを用いて天井部材103に本固定される。
図3及び図5に示すように、室外へ排気するためのダクト接続用の排気連通部15を有した接続部材17Aと、別室104の空気を室外へ排気するためのダクト接続用の副吸込み連通部16を有した接続部材17Bと、空調装置本体2の副吸込み通風口の内で使用しない副吸込み通風口(図示省略)を塞ぐため遮へい部を有した接続部材17Cの各々の接続フランジ部20に設けられた丸孔20aの位置と、取付枠11の枠フランジ部11aの接続部材取付孔11eの位置が合わされ、取付枠11を挟持してドリルネジ21や先端が尖ったタッピンネジ等を使い天井部材103に固定されている。
取付枠11に固定された各々の接続部材17A、17Bの排気連通部15、副吸込み連通部16とダクト22(図1)は、その接続部分に粘着アルミテープ等を巻くことで隙間なく固定される。
そして、各々の接続部材17A、17Bの排気連通部15、副吸込み連通部16の所定の位置と、空調装置本体2の排気通風口5、副吸込み通風口6の位置が合わされ、取付枠11の開口部11dに挿入されている。
図6に示すように、取付枠11の枠フランジ部11aには、空調装置本体2の自重を一時的に支えるための引掛部となる爪状の引掛金具23がスポット溶接等で固定されている。
この後、詳述するが、図7に示すように仮固定完了後の状態では、点線図示のように、仮固定受け金具24の仮固定孔24aが引掛金具23の引掛部23aに係合する。
さらに、図6、8及び9に示すように、箱状の空調装置本体2の下面の外周には、上述の枠フランジ部11aと重なるように枠状の本体フランジ2aが設けられている。このため、空調装置本体2が天井面に取り付けられると、本体フランジ部2aは、室内側端面で前記開口部の内周縁に沿う形となる。
本体フランジ部2aは、合成樹脂の成形品でなり、水平方向に回転可能な仮固定受け金具24がねじ24cで取付られている。仮固定受け金具24は、このねじ24cを回転中心として、水平方向に回転可能になっている。仮固定受け金具24は長尺の平板からなる金具で、ねじ24cを挿通するための固定孔が一端に設けられ、中間部に仮固定孔24aが、他端部には本固定孔24bが設けられている。図6の状態から空調装置本体2をさらに、天井側に持ち上げ、図8に示すように空調装置本体2を取付枠11の開口部11dに挿入すると、引掛金具23に設けられた引掛部23aが、本体フランジ部2aに設けられた本体仮固定孔2b(図7)から突出する。この状態となったところで、仮固定受け金具24を取付枠11の開口側に回転させると、仮固定受け金具24に設けられた仮固定孔24aが引掛部23aに係合し、仮固定が完了する。なお、仮固定受け金具24は本体フランジ部2aの長手方向の両側にそれぞれ設けられており、両側の仮固定が完了すると空調装置本体2は一時的に取付枠11に支持される。したがって、作業者は空調装置本体2から手を離しても空調装置本体2は落下することがなく、次の作業を両手を使って行なうことができるようになる。なお、この仮固定は、空調装置本体2の2箇所のみで固定しているため、長期使用に耐えるだけの強度はないとともに、空調装置本体2の保持位置も最終的な状態よりもわずかにずれ(天井面からの浮き)がある。
この仮固定の状態では、図9に示すように仮固定受け金具24に設けた本固定孔24bと本体フランジ部2aに設けた本体孔2cが重なる位置になる。
従って、図2及び図9に示すように、取付作業者が、本固定孔24bにドリルネジ21や先端が尖ったタッピンネジ等を挿入すると、このネジ21が、本体フランジ部2aに設けた本体孔2cを貫通して枠フランジ部11aの本体取付孔11c(図6)に螺合し、空調装置本体2が取付枠11に固定される。本体フランジ部2aには、図6に示すように複数の本体孔2cが設けられ、本固定孔24b以外の位置にある本体孔2c部分では、ドリルネジ21が直接、本体孔2cを通して枠フランジ部11aの本体取付孔11cに螺合し、空調装置本体2が本固定される。
本第1実施形態に係る空調装置の取付構造は、仮固定忘れの防止と、空調装置本体2の固定を確実のものとした二重落下防止構造になっている。
次に本第1実施形態に係る空調装置の天井部材への据付作業について説明する。
まず、取付枠11を天井に取り付け、続いて図1に示すように、取付枠11に固定された各々の接続部材17A、17Bの排気連通部15、副吸込み連通部16とダクト22を接続する。
次に、図6に示すように、接続部材17A、17Bの排気連通部15、副吸込み連通部16の所定の位置と、空調装置本体2の排気通風口5、副吸込み通風口6の位置を合わせて、空調装置本体2を取付枠11の開口部11dに挿入する。
その際に、図8に示すように本体に設けられた回転可能な仮固定受け金具24を反開口側に回転させた状態で、空調装置本体2を取付枠11の開口部11dに所定の位置まで挿入すると、引掛金具23に設けられた引掛部23aが本体フランジ部2aに設けられた本体仮固定孔2bから突出する。そこで、図9に示すように開いていた仮固定受け金具24を開口側に回転させると仮固定受け金具24に設けられた仮固定孔24aが引掛部23aに係合する。
同様に、本体フランジ部2aのもう一方の仮固定受け金具24を同様に回転させ、本固定孔24bが引掛部23aに係合されると空調装置本体2の仮固定は完了することとなる。この係合した位置において、両仮固定受け金具24に設けた本固定孔24bと本体フランジ部2aに設けた本体孔2c及び枠フランジ部11aの本体取付孔11cが重なる。
ここで、図9に示すように、本固定孔24bにドリルネジ21や先端が尖ったタッピンネジ等を使い固定すると、図6に示す本体フランジ部2aに設けた本体孔2cと枠フランジ部11aの本体取付孔11cの位置が合致しており、取付用ねじ21が本固定孔24bと本体孔2cの両方を通って取付用ねじ21の先端が枠フランジ部11aの本体取付孔11cに螺合し、空調装置本体2の固定と共通の共締めがなされ、本固定される。なお、このねじ止めの際、ネジ21の先端は枠フランジ部11aの本体取付孔11cを突き抜け、さらに取付枠11が固定されている天井部材103を貫通して、天井取付部材103b1に螺合し、強固な固定となる。
なお、本体フランジ2aは合成樹脂のモールド品で形成されているため、本体孔2cはネジによる強固な締め付けを行なうと破損するおそれがあるが、ネジの頭部分が直接当たる本固定孔24bは仮固定受け金具24の金属製であるため、ネジの締結に強い力を加えても本固定孔24bの内側に位置する本体孔2cが破損する可能性は低くなる。
続いて仮固定受け金具24のない位置にある数箇所の本体フランジ2aの本体孔2cにドリルネジ21や先端が尖ったタッピンネジ等を挿入して枠フランジ部11aの本体取付孔11cに螺合させると、同様にドリルネジ21が天井部材103を貫通してさらに天井取付部材103bに螺合し、空調装置本体2の本体フランジ2aが枠フランジ部11aに共締めされ固定される。
最後に、図2に示すように空調装置本体2にパネル12をネジ14にて固定することで取付作業は完了する。
続いて、本実施の形態によれば、設置時に誤って仮固定を行なわなかった場合には、設置作業の途中で作業者が気づくことが可能な構成となっている点について説明する。
まず、仮固定受け金具24の回動が不十分で引掛金具23に仮固定孔24aの係合が不十分な場合には、仮固定受け金具24の本固定用孔24bと本体孔2cの中心が一致しないため、仮固定孔24aに本固定用のネジ21を通すことが出来なくなり、本固定前に仮固定が不十分であることが確認できる。
また、図11に示すように仮固定の実施を忘れて、本固定を進めてしまい仮固定孔24aを通さずに本体フランジ部2aの本体孔2cに直接ねじ21を螺着してしまった場合には、その後、仮固定を行なおうとして仮固定受け金具24を引掛金具23側に回動させても、ねじ21の頭が仮固定受け金具24の側面に衝突してそれ以上の回転を規制し、引掛金具23に仮固定受け金具24の仮固定孔24aが係合できなくなる。さらに、この状態でパネル12を空調装置本体2へ取り付けようとすると、図7に示すように仮固定受け金具24の側面が外方に長さ△Lだけ突出して、パネル12の内壁に干渉(衝突)するため、パネル12をそれ以上空調装置本体2側に押し上げられなくなり、パネル12をネジ14で空調装置本体11に取り付けできない。このため、仮固定を忘れた場合には、パネル12の取付が出来なくなるので、仮固定忘れが確実に防止できる。
さらに、空調装置本体2を天井部材103の開口部103aに挿入する際に、先に仮固定受け金具24を回転させて仮固定位置にある状態で、空調装置本体2を開口部103aに押し込むと、図10に示すように引掛金具23が仮固定受け金具24に当たる。仮固定受け金具24は、回転可能にするため上下に若干の寸法的な余裕を持ってネジ24cによって本体フランジ部2a取り付けられているために、その余裕分に対応した高さ△Hだけ浴室側に押し下げられ、仮固定受け金具24が傾いた状態となる。なお、図10は仮固定受け金具24の傾きを分かりやすくするために模式的に表わしたものであり、実際にはこれほど大きくは傾かない。この状態では、本固定孔24bと本体孔2cの中心が一致しなくなり、固定用のネジ21が貫通できず、本固定孔24bを使った本固定が出来なくなり、仮固定忘れに気づくことができる。正常に仮固定が行なわれた場合には仮固定受け金具24は図10の破線で示す位置となり、本固定孔24bと本体孔2cの中心が一致する。
また、この状態で、本固定孔24bへのネジ21挿入も忘れて、残りの数箇所の空調装置本体2の固定をネジ21を使い天井に固定し、空調装置本体2の固定を完了させた場合には、最後の空調装置本体2へのパネル12の取付において、パネル12の内面に仮固定受け金具24が衝突し、天井部材103とパネル上端間に△Sの間隙が生じ、パネル12をネジ14で空調装置本体11に取り付けできなくなり、仮固定忘れを気づかせることができる。
以上のように、本第1実施形態の空調装置によれば、仮固定忘れを防止することができ、安全に空調装置本体の据付けが可能な空調装置が実現される。
次に、本発明の第2実施形態に係る空調装置について説明する。
本第2実施形態は、第1実施形態が天井部材の開口部に空調装置本体が直付けされるのに対して、アンカーボルトを用いて空調装置本体を吊り下げる場合である。
図12、13に示すように、本第2実施形態の空調装置の空調装置本体2は、アンカーボルト31を用いて吊り下げられる。
予め、アンカーボルト31に天吊金具32を、ナット33を用いて、所定の位置より若干下側に仮固定しておき、天吊金具32に予め仮止めしてある天吊ネジ34を取付枠11に設けた達磨孔35から天吊ネジ34のネジ頭を通し、取付枠11を仮固定させる。
次に、天吊金具32の天吊ネジ34を締めて取付枠11と完全に固定し、各々のアンカーボルト31のナット33を調整し、取付枠11の枠フランジ部11aが、天井部材103の浴室面に密接する位置で固定した後、第1実施形態と同様に、取付枠11の枠フランジ部11aの開口部103a内に空調装置本体2を挿入し、仮固定受け金具24によって仮止め固定した後、ネジによって本固定する。この場合、開口部103aの縁の天井上に天井取付部材103bはなく、空調装置本体2は枠フランジ部11aの本体取付孔11cにネジが螺合することで固定される。
他の構成は第1の実施の形態に示す空調装置と異ならないので、説明は省略する。
1…空調装置、2…空調装置本体、2a…本体フランジ部、2b…本体仮固定孔、2c…本体孔、3…換気手段、4…循環手段、5…排気通風口、6…副吸込み通風口、7…加熱手段、11…取付枠、11a…枠フランジ部、11b…リブ部、11c…本体取付孔、11d…開口部、11e…接続部材取付孔、12…パネル、12a…取付孔、13…取付具、13a…雌ねじ部、14…雄ねじ、15…排気連通部、15c…遮へい部、16…副吸込み連通部、17(A、B、C)…接続部材、18…副吸込みグリル、19…リモコン、C…衣類、17a…排気連通部、17b…副吸込み連通部、17c…遮へい部、20…接続フランジ部、20a…丸孔、21…ドリルネジ、22…ダクト、23…引掛金具、23a…引掛部、24…仮固定受け金具、24a…孔部、24b…本固定孔、101…浴槽、102…浴室、103…天井部材、103a…開口部。

Claims (4)

  1. 天井部材の開口部に取り付けられる空調装置であって、
    前記開口部の室外側に配置され、その室外側の外面に空気の通風口を有するとともに、その室内側端面に前記開口部の内周縁に沿う本体フランジ部が設けられた空調装置本体と、
    前記開口部の内周縁の室内側の面に接触して配置される枠状の枠フランジ部を有し、前記空調装置本体を固定するためのネジ穴を備えた取付枠とを備え、
    前記天井部材と前記本体フランジ部との間に前記枠フランジ部が配置されるとともに、
    前記取付枠の前記枠フランジ部に前記空調装置本体の自重を支えるための引掛部が設けられ、
    前記本体フランジ部に回転可能で、かつ前記空調装置本体を取付枠にねじ止め固定するための孔が設けられた仮固定受け金具が設けられ、
    前記空調装置本体を前記天井部材に取り付けられた取付枠を通して前記開口部に取り付ける際、
    前記本体フランジ部の前記仮固定受け金具を回転させて、前記引掛金具の引掛部に前記仮固定受け金具が係合した位置において、
    前記仮固定受け金具に設けられた孔が一致する位置の本体フランジ部に孔を設け、
    取付ねじが仮固定受け金具に設けられた前記孔と本体フランジ部に設けられた孔を貫通して、枠フランジ部のネジ穴に螺合されて前記空調装置本体が前記取付枠に固定されることを特徴とする空調装置。
  2. 前記空調装置本体を前記天井部材の前記開口部に取り付ける際、前記空調装置本体を取付用ねじを螺着した後には、取付用ねじが前記仮固定受け金具の回転を規制し、前記引掛部に前記仮固定受け金具の孔が係合できない構造であることを特徴とする請求項1に記載の空調装置。
  3. 天井部材の開口部に取り付けられる空調装置であって、
    前記開口部の室外側に配置され、その室外側の外面に空気の通風口を有するとともに、その室内側端面に前記開口部の内周縁に沿う本体フランジ部が設けられた空調装置本体と、
    前記開口部の内周縁の室内側の面に接触して配置される枠状の枠フランジ部を有する取付枠と、
    前記空調装置本体の室内側の面を覆うパネル
    とを備え、
    前記天井部材と前記本体フランジ部との間に前記枠フランジ部が配置されるとともに、
    前記取付枠の前記枠フランジ部に前記空調装置本体の自重を支えるための引掛金具が設けられ、
    前記本体フランジ部に回転可能な仮固定受け金具が設けられ、
    前記空調装置本体を前記枠フランジ部を介して前記天井部材の前記開口部に取り付ける際、前記引掛部が前記仮固定受け金具に設けられた孔に係合せず、仮固定を完了されていない状態では、前記空調装置本体への前記パネルの取付は、このパネルの内壁に前記仮固定受け金具が干渉し、前記パネルが正規の取付位置とならない構造であることを特徴とする空調装置。
  4. 天井部材の開口部に取り付けられる空調装置であって、
    前記開口部の室外側に配置され、その室外側の外面に空気の通風口を有するとともに、その室内側端面に前記開口部の内周縁に沿う本体フランジ部が設けられた空調装置本体と、
    前記開口部の内周縁の室内側の面に接触して配置される枠状の枠フランジ部を有する取付枠と、
    前記空調装置本体の室内側の面を覆うパネル
    とを備え、
    前記天井部材と前記本体フランジ部との間に前記枠フランジ部が配置されるとともに、
    前記取付枠の前記枠フランジ部に前記空調装置本体の自重を支えるための引掛金具が設けられ、
    前記本体フランジ部に回転可能な仮固定受け金具が設けられ、
    前記空調装置本体を前記天井部材の前記開口部に取り付ける際、
    前記仮固定受け金具を回転させ、前記引掛金具の引掛部と前記仮固定受け金具を係合させることなく仮固定完了位置の状態で、前記空調装置本体の固定を行った場合、前記引掛金具が前記仮固定受け金具を室内側に押し下げることにより、前記空調装置本体への前記パネルの取付時に、このパネルの内面に前記仮固定受け金具が干渉し、前記パネルが正規の取付位置とならない構造であることを特徴とする空調装置。
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