JP5189908B2 - コアレスロール紙用シャフト固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、コアレスロール紙を、本機(例えば、プロッタや大型プリンタ等)に装着させるために用いられるコアレスロール紙用シャフト固定具に関する。
従来、本出願人において、コアレスロール紙用シャフト固定具を提案している(特許文献1参照)。
このコアレスロール紙用シャフト固定具は、コアレスロール紙の一方の端部に装着させる受け部材を本機用シャフトに固定させたシャフト側アッセンブリと、コアレスロール紙の中心孔に挿入させる支持管をコアレスロール紙の他方の端部に装着させる受け部材に固定させた支持管側アッセンブリを備えていた。
使用に際しては、まず、支持管をコアレスロール紙の中心孔に挿入させて、支持管側アッセンブリをコアレスロール紙の一方の端部に装着させる。
次に、前記本機用シャフトを前記支持管の内部に先端から挿入させて、シャフト側アッセンブリをコアレスロール紙の他方の端部に装着させるようになっていた。
しかしながら、この従来のシャフト固定具では、シャフト側アッセンブリの受け部材がコアレスロール紙の中心孔に直接に嵌め込まれるため、その嵌合部分が潰れたり、傷付けたりするという問題があった。
また、支持管の先端とシャフト側アッセンブリの受け部材との間に、コアレスロール紙を中心孔の内部から支持することができない無支持空間が生じるため、コアレスロール紙を全長に亘って支持することができず、この支持管に芯管(コア)としての機能を持たせるには不十分であるという問題があった。
また、コアレスロール紙を本機にセットする場合、その巻端が下側又は上側になるように決められている。従来のように支持管が受け部材に固定されていると、本機によって決められている何れか一方の端部から支持管を挿入させなければならず、このため支持管の挿入方向が限定され、挿し間違いが生じるという問題があった。
特開平2007−1743号公報
本発明は、芯管(コア)となる筒芯部材を独立部品とすることにより、コアレスロール紙を、その中心孔の内部から全長に亘って確実に支持することができ、また、筒芯部材をコアレスロール紙の中心孔に挿入する際の挿入方向に限定がなく、また、コアレスロール紙を傷付けることなく、容易に装着することができるコアレスロール紙用シャフト固定具を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明(請求項1)のコアレスロール紙用シャフト固定具は、
コアレスロール紙(9)を本機に装着するためのシャフト固定具であって、
中間部に支持筒部(10a)が形成されると共に、両端部に弾性筒部(11a)が形成され、前記コアレスロール紙(9)の中心孔(90)に着脱可能に挿入される独立部材としての筒芯部材(1)と、
この筒芯部材(1)の一方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の基端部に固定される基端側装着部材(3)と、
前記筒芯部材(1)の他方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の先端部に着脱可能に装着される独立部材としての先端側装着部材(4)と、を備え、
前記筒芯部材(1)の両方の前記弾性筒部(11a)、(11a)は筒端部に形成されたスリット状の切込部(16)、(16)によって半径方向に拡縮可能に形成され、
前記基端側装着部材(3)及び先端側装着部材(4)は、それぞれ前記コアレスロール紙(9)の端面(91)に当接させるフランジ部(30)に前記筒芯部材(1)の弾性筒部(11a)に嵌め込む弾性嵌合部(31)が一体に形成され、
前記弾性嵌合部(31)は半径方向に拡縮可能に形成されると共に、前記弾性筒部(11a)に嵌合される前の外径が該弾性筒部(11a)の内径よりも若干大径に形成され、かつ前記弾性嵌合部(31)のバネ強さが弾性筒部(11a)のバネ強さよりも強く設定されているシャフト固定具において、
前記弾性筒部(11a)の中程部に前記コアレスロール紙(9)の中心孔(90)の内径よりも僅かに大径の膨出部(17)が形成されている構成とした。
また、本発明(請求項2)のコアレスロール紙用シャフト固定具は、
コアレスロール紙(9)を本機に装着するためのシャフト固定具であって、
中間部に支持筒部(10a)が形成されると共に、両端部に弾性筒部(11a)が形成され、前記コアレスロール紙(9)の中心孔(90)に着脱可能に挿入される独立部材としての筒芯部材(1)と、
この筒芯部材(1)の一方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の基端部に固定される基端側装着部材(3)と、
前記筒芯部材(1)の他方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の先端部に着脱可能に装着される独立部材としての先端側装着部材(4)と、を備え、
前記筒芯部材(1)の両方の前記弾性筒部(11a)、(11a)は筒端部に形成されたスリット状の切込部(16)、(16)によって半径方向に拡縮可能に形成され、
前記基端側装着部材(3)及び先端側装着部材(4)は、それぞれ前記コアレスロール紙(9)の端面(91)に当接させるフランジ部(30)に前記筒芯部材(1)の弾性筒部(11a)に嵌め込む弾性嵌合部(31)が一体に形成され、
前記弾性嵌合部(31)は半径方向に拡縮可能に形成されると共に、前記弾性筒部(11a)に嵌合される前の外径が該弾性筒部(11a)の内径よりも若干大径に形成され、かつ前記弾性嵌合部(31)のバネ強さが弾性筒部(11a)のバネ強さよりも強く設定されているシャフト固定具において、
前記筒芯部材(1)が、支持筒部(10a)を形成する中間筒部材(10)と、弾性筒部(11a)を形成する端部筒部材(11),(11)とで形成され、前記中間筒部材(10)の両端に端部筒部材(11),(11)が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されている構成とした。
また、本発明(請求項3)のコアレスロール紙用シャフト固定具は、
請求項1記載のコアレスロール紙用シャフト固定具において、前記筒芯部材(1)が、支持筒部(10a)を形成する中間筒部材(10)と、弾性筒部(11a)を形成する端部筒部材(11),(11)とで形成され、前記中間筒部材(10)の両端に端部筒部材(11),(11)が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されている構成とした。
本発明(請求項1)のコアレスロール紙用シャフト固定具は、独立部材としての筒芯部材と、本機用シャフトに固定される基端側装着部材と、独立部材としての先端側装着部材と、を備えている。
このように、筒芯部材が独立部材として形成されているため、コアレスロール紙を中心孔の内部から全長に亘って確実に支持することができ、特に、コアレスロール紙の残量が少なく、巻き層が薄くなったような場合の撓みや潰れを防止することができる。
また、前記基端側装着部材及び先端側装着部材を、コアレスロール紙の中心孔に直接に嵌合させるのではなく、筒芯部材の両端部(弾性筒部)に嵌合させるため、コアレスロール紙を傷付けることがない。
本発明のコアレスロール紙用シャフト固定具を使用する場合、まず、筒芯部材をコアレスロール紙の中心孔に挿入させる。
この筒芯部材は、その両端部に同様の弾性筒部が形成されているだけの構成であるため、挿入に際しての方向に限定がなく、挿し間違いといったミスが生じることはない。
次に、前記筒芯部材の内部に本機用シャフトを先端から挿入させて、この本機用シャフトに固定させた基端側装着部材を筒芯部材の一方(基端側)の弾性筒部に装着させ、次に、先端側装着部材を本機用シャフトの先端から嵌め込んでいくと共に、筒芯部材の他方(先端側)の弾性筒部に装着させる。
この先端側装着部材は基端側装着部材と同様の構造に形成され、フランジ部をコアレスロール紙の端面に当接させると共に、弾性嵌合部を筒芯部材の弾性筒部に嵌合させる状態に装着される。
そして、前記弾性嵌合部は前記筒芯部材の弾性筒部の内径よりも若干大径に形成されると共に、半径方向に拡縮可能に形成されている。
従って、前記弾性嵌合部は、その弾性による径の縮小によって弾性筒部内に支障なく挿入することができる。
また、弾性復元力による径の拡大方向への付勢によって弾性嵌合部が弾性筒部の内周面に押し当てられ、かつ前記弾性嵌合部のバネ強さが弾性筒部のバネ強さよりも強く設定されているため、弾性嵌合部を挿入した装着状態では弾性復元力による径の拡大方向への付勢によって弾性嵌合部が弾性筒部の内周面に強く押し当てられると同時に、弾性筒部をコアレスロール紙の中心孔の内周に強く押し付けるため、コアレスロール紙と、筒芯部材と、先端側装着部材及び基端側装着部材と、本機用シャフトとを容易かつ確実に一体的に装着固定することができる。
また、本発明のコアレスロール紙用シャフト固定具は、筒芯部材の両端部に形成された弾性筒部の中程部に、コアレスロール紙の中心孔の内径よりも僅かに大径の膨出部が形成されている。
この場合、膨出部を有していても弾性筒部が半径方向に拡縮可能に形成されているため、その弾性による径の縮小によって膨出部を支障なく挿入することができる。
また、挿入した装着状態では弾性復元力による径の拡大方向への付勢によって膨出部がコアレスロール紙の中心孔の内周面に強く押し当てられるため、筒芯部材がコアレスロール紙の中心孔内に仮止めされた状態になり、以後の取り扱いに際し、筒芯部材がコアレスロール紙の中心孔から抜け落ちるのを防止できる。
本発明(請求項2)のコアレスロール紙用シャフト固定具は、筒芯部材が、支持筒部を形成する中間筒部材の両端に弾性筒部を形成する端部筒部材が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されたものになっている。
これにより、中間筒部材を紙管で形成させたり、端部筒部材をプラスチック管で形成させたりすることが可能になり、筒芯部材を低コストで製造できるし、分解して中間筒部材だけを焼却廃棄させれば、環境に配慮した上で安全に廃棄処理することができる。
なお、中間筒部材は、必ずしもを紙管で形成させる必要はなく、プラスチック管や金属管(ステンレス管、アルミ管等)を使用できるし、端部筒部材についてもプラスチック管に限らず、金属管を使用できる。
本発明(請求項3)のコアレスロール紙用シャフト固定具は、筒芯部材の両端部に形成された弾性筒部の中程部に、コアレスロール紙の中心孔の内径よりも僅かに大径の膨出部が形成されている。
この場合、膨出部を有していても弾性筒部が半径方向に拡縮可能に形成されているため、その弾性による径の縮小によって膨出部を支障なく挿入することができる。
また、挿入した装着状態では弾性復元力による径の拡大方向への付勢によって膨出部がコアレスロール紙の中心孔の内周面に強く押し当てられるため、筒芯部材がコアレスロール紙の中心孔内に仮止めされた状態になり、以後の取り扱いに際し、筒芯部材がコアレスロール紙の中心孔から抜け落ちるのを防止できる。
また、筒芯部材が、支持筒部を形成する中間筒部材の両端に弾性筒部を形成する端部筒部材が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されたものになっている。
これにより、中間筒部材を紙管で形成させたり、端部筒部材をプラスチック管で形成させたりすることが可能になり、筒芯部材を低コストで製造できるし、分解して中間筒部材だけを焼却廃棄させれば、環境に配慮した上で安全に廃棄処理することができる。
なお、中間筒部材は、必ずしもを紙管で形成させる必要はなく、プラスチック管や金属管(ステンレス管、アルミ管等)を使用できるし、端部筒部材についてもプラスチック管に限らず、金属管を使用できる。
また、筒芯部材は、必ずしも中間筒部材と端部筒部材とで形成させる必要はなく、支持筒部の両端に弾性筒部を一体に形成させたプラスチック管や金属管等による一体構造に形成できるのは勿論である。
図1は本発明の実施例に係るコアレスロール紙用シャフト固定具の装着手順を示す断面図、図2はコアレスロール紙用シャフト固定具における筒芯部材の要部を示す軸方向断面図、図3はコアレスロール紙用シャフト固定具の装着状態を示す要部の軸方向断面図、図4はコアレスロール紙用シャフト固定具の装着状態を示す要部の軸直角方向断面図、図5は筒芯部材の他例を示す要部の軸方向断面図である。
本実施例のシャフト固定具は、コアレスロール紙9を、本機、例えばプロッタや大型プリンタ等に装着させるためのもので、独立部材としての筒芯部材1と、本機用シャフト2の基端部に固定される基端側装着部材3と、独立部材としての先端側装着部材4(図1−(ニ)で示す)と、を備えている。
前記筒芯部材1は、コアレスロール紙9の中心孔90に着脱可能に挿入されるもので、その中間部に支持筒部10aが形成されると共に、その両端部に弾性筒部11a,11aが形成されている。
実施例の筒芯部材1は、図1−(イ)で示すように、支持筒部10aを形成する中間筒部材10と、弾性筒部11aを形成する端部筒部材11とで形成され、前記中間筒部材10の両端に端部筒部材11,11が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されている。
前記中間筒部材10(支持筒部10a)はストレートの紙管(プラスチック管や金属管でもよい)により形成されている。
前記端部筒部材11(弾性筒部11a)はプラスチック管(金属管でもよい)により形成され、段部12を介して前記中間筒部材10の端部に対する嵌合部13が形成されている。
この嵌合部13の先端内周面には面取り部14が形成され、これにより本機用シャフト2を挿入する際の衝突を防止することができる。
また、前記端部筒部材11の外周端面には丸面取り部15が形成され、これによりコアレスロール紙9に挿入する際の傷付けを防止できるし、挿入し易くなる。
なお、前記中間筒部材10の外径は、コアレスロール紙9の中心孔90の内径を40mm〜70mmとした場合で、その中心孔90の内径よりも概ね0.5mm〜3mm程度小径に形成されている。
これは、中間筒部材10の外径をコアレスロール紙9の中心孔90の内径と同一径にすると挿入が不可能になるし、無理矢理に挿し込むとコアレスロール紙9の内周を傷付けてしまう。
又、中間筒部材10の外径がコアレスロール紙9の中心孔90の内径よりも小径過ぎると、中間筒部材10によってコアレスロール紙9を内部から支えるといった芯管(コア)としての機能が果たせなくなるからである。
前記端部筒部材11は筒端部に形成されたスリット状の切込部16によって半径方向に拡縮可能に形成され、かつこの端部筒部材11の中程部にコアレスロール紙の中心孔の内径よりも僅かに大径の膨出部17(図2に示す)が形成されている。
この膨出部17の外径D1は、コアレスロール紙9の中心孔の内径D2を40mm〜70mmとした場合で、その中心孔90の内径D2よりも概ね0.5mm〜2mm程度大径に形成されている。
前記切込部16は、円周方向に等間隔で4箇所に形成され、かつ軸方向に対してやや斜めで、端縁から前記段部12を超える位置までスリット状に形成されている。
前記切込部16は、必ずしも軸方向に対して斜めに形成する必要はないが、斜めに形成することで、後述する嵌合片33や弾性嵌合片35が切込部16に嵌まり込むことにより生じる端部筒部材11の拡縮不具合を防止できる。
また、段部12を超える位置まで形成させることにより弾性を生じ易くさせることができる。
この切込部16の数は、必ずしも4箇所である必要はなく、端部筒部材11に弾性を与えることができれば、1箇所でもよいし、4箇所以上でもよい。
前記基端側装着部材3は本機用シャフト2の基端部に係止爪(図示省略)によって固定され、前記先端側装着部材4は図1−(ニ)で示すように、本機用シャフト2の先端部に着脱可能に装着される。
なお、図3、図4には基端側装着部材3が示されているが、先端側装着部材4は基端側装着部材3と同一構造に形成されているため、この先端側装着部材4についての詳細な説明は省略する。
前記基端側装着部材3はコアレスロール紙9の端面91に当接させるフランジ部30に前記筒芯部材1の端部筒部材11内に嵌め込む弾性嵌合部31が一体に形成されている。
前記弾性嵌合部31は半径方向に拡縮可能に形成されると共に、前記端部筒部材11に嵌合される前の外径D3が、その端部筒部材11の内径D4よりも若干大径に形成されている。
実施例では、本機用シャフト2に嵌合させるブッシュ部32と、このブッシュ部32の外周に軸方向に延長して立設させた嵌合片33と、ブッシュ部32の外周に立設させた片持ち腕34の先端に軸方向に延長して形成させた弾性嵌合片35を備えている。
前記ブッシュ部32はその一部に切欠部36を形成することで半径方向に拡縮可能な弾性を有し、前記嵌合片33はブッシュ部32の弾性によって半径方向に拡縮可能な弾性を有し、前記弾性嵌合片35はブッシュ部32の弾性及び片持ち腕34の弾性によって半径方向に拡縮可能な弾性を有している。
前記嵌合片33及び弾性嵌合片35の先端側は次第に下り勾配に形成され、この勾配によりガイドされて前記筒芯部材1の端部筒部材11内にスムーズに嵌合させることができる。
なお、前記嵌合片33の最外径は概ね端部筒部材11の内径と同一或いは1mm〜2mm程度大きく形成され、弾性嵌合片35の最外径D3は端部筒部材11の内径D4を30mm〜60mmとした場合で、この内径D4よりも概ね2mm〜5mm程度大径に形成されている。
このように、前記弾性嵌合部31は、半径方向に拡縮可能に形成されると共に、前記端部筒部材11(弾性筒部11a)に嵌合される前の外径が該端部筒部材11(弾性筒部11a)の内径よりも若干大径に形成され、かつ前記弾性嵌合部31のバネ強さが端部筒部材11(弾性筒部11a)のバネ強さよりも強く設定されている。
次に、シャフト固定具をコアレスロール紙9に装着する場合の手順を図1により説明する。
まず、筒芯部材1の中間筒部材10の両端に、筒芯部材1の端部筒部材11,11を連結させて、筒芯部材1を組み立てる(図1−イ)。
次に、筒芯部材1をコアレスロール紙9の中心孔90に挿入させるもので(図1−ロ)、このとき、筒芯部材1を、その両端のどちら側からでも挿入することができるため、挿入方向が限定されることがなく、挿し間違いが生じることはない。
また、筒芯部材1は、端部筒部材11が半径方向に拡縮可能に形成されているため、その弾性によって支障なく挿入することができるし、装着状態では弾性復元力による径の拡大方向への付勢によって膨出部17がコアレスロール紙9の中心孔90の内周面に押し当てられるため、筒芯部材1がコアレスロール紙9の中心孔90内に仮止めされた状態になり、以後の取り扱いに際し、筒芯部材1がコアレスロール紙9の中心孔90から抜け落ちるのを防止できる。
また、筒芯部材1が基端側装着部材3及び先端側装着部材4とは別体の独立部材として形成されているため、コアレスロール紙9を中心孔90の内部から全長に亘って確実に支持することができ、特に、コアレスロール紙9の残量が少なく、巻き層が薄くなったような場合の撓みや潰れを防止することができる。
次に、前記筒芯部材1の内部に本機用シャフト2を先端から挿入させて、この本機用シャフト2に固定させた基端側装着部材3を筒芯部材1の一方(基端側)の端部筒部材11内に嵌合させ(図1−ハ)、その後、先端側装着部材4を本機用シャフト2の先端から嵌め込むと共に、先端側装着部材4の嵌合片33及び弾性嵌合片35を筒芯部材1の他方(先端側)の端部筒部材11内に嵌合させれば(図1−ニ)、コアレスロール紙9にシャフト固定具を装着させることができる。
この場合、先端側装着部材4及び基端側装着部材3は、そのフランジ部30をコアレスロール紙9の端面91に当接させる状態に装着される。
そして、弾性嵌合部31は前記筒芯部材1の端部筒部材11の内径よりも若干大径に形成されている。
この場合、弾性嵌合部31は半径方向に拡縮可能に形成されているため、その弾性による径の縮小によって嵌合片33及び弾性嵌合片35を端部筒部材11内に支障なく挿入することができると共に、本機用シャフト2に対してのブッシュ部32の締付け力が強固になり、先端側装着部材4及び基端側装着部材3を本機用シャフト2に容易かつ確実に装着固定させることができる。
また、前記弾性嵌合部31のバネ強さが端部筒部材11のバネ強さよりも強く設定されているため、弾性嵌合部31を挿入した装着状態(図1−ニ)では弾性復元力による径の拡大方向への付勢によって弾性嵌合部31が端部筒部材11の内周面に押し当てられると同時に、端部筒部材11をコアレスロール紙9の中心孔90の内周に強く押し付けるため、コアレスロール紙9と、筒芯部材1と、先端側装着部材4及び基端側装着部材3と、本機用シャフト2とを容易かつ確実に一体的に装着固定することができる。
なお、上記のようにしてコアレスロール紙9をシャフト固定具に装着させた後は、前記本機用シャフト2を本機の所定場所にセットさせ、通常の使用方法でロール紙を繰り出していくものである。
また、前記筒芯部材1の長さは、コアレスロール紙9の幅と同一に形成されるが、コアレスロール紙9のサイズに応じた長さのものをそれぞれ用意してもよいし、図5に示すように、スリーブ8により筒体1a,1a同士を接続させて所定の長さに形成させることも可能であり、このようなスリーブ8による接続構造を備えた筒芯部材1についても本発明に含まれるものである。
本発明の実施例に係るコアレスロール紙用シャフト固定具の装着手順を示す断面図である。 コアレスロール紙用シャフト固定具における筒芯部材の要部を示す軸方向断面図である。 コアレスロール紙用シャフト固定具の装着状態を示す要部の軸方向断面図である。 コアレスロール紙用シャフト固定具の装着状態を示す要部の軸直角方向断面図である。 筒芯部材の他例を示す要部の軸方向断面図である。
1 筒芯部材
1a 筒体
10 中間筒部材
10a 支持筒部
11 端部筒部材
11a 弾性筒部
12 段部
13 嵌合部
14 面取り部
15 丸面取り部
16 切込部
17 膨出部
2 本機用シャフト
3 基端側装着部材
30 フランジ部
31 弾性嵌合部
32 ブッシュ部
33 嵌合片
34 片持ち腕
35 弾性嵌合片
36 切欠部
4 先端側装着部材
8 スリーブ
9 コアレスロール紙
90 中心孔
91 端面

Claims (3)

  1. コアレスロール紙(9)を本機に装着するためのシャフト固定具であって、
    中間部に支持筒部(10a)が形成されると共に、両端部に弾性筒部(11a)が形成され、前記コアレスロール紙(9)の中心孔(90)に着脱可能に挿入される独立部材としての筒芯部材(1)と、
    この筒芯部材(1)の一方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の基端部に固定される基端側装着部材(3)と、
    前記筒芯部材(1)の他方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の先端部に着脱可能に装着される独立部材としての先端側装着部材(4)と、を備え、
    前記筒芯部材(1)の両方の前記弾性筒部(11a)、(11a)は筒端部に形成されたスリット状の切込部(16)、(16)によって半径方向に拡縮可能に形成され、
    前記基端側装着部材(3)及び先端側装着部材(4)は、それぞれ前記コアレスロール紙(9)の端面(91)に当接させるフランジ部(30)に前記筒芯部材(1)の弾性筒部(11a)に嵌め込む弾性嵌合部(31)が一体に形成され、
    前記弾性嵌合部(31)は半径方向に拡縮可能に形成されると共に、前記弾性筒部(11a)に嵌合される前の外径が該弾性筒部(11a)の内径よりも若干大径に形成され、かつ前記弾性嵌合部(31)のバネ強さが弾性筒部(11a)のバネ強さよりも強く設定されているシャフト固定具において、
    前記弾性筒部(11a)の中程部に前記コアレスロール紙(9)の中心孔(90)の内径よりも僅かに大径の膨出部(17)が形成されていることを特徴とするコアレスロール紙用シャフト固定具
  2. コアレスロール紙(9)を本機に装着するためのシャフト固定具であって、
    中間部に支持筒部(10a)が形成されると共に、両端部に弾性筒部(11a)が形成され、前記コアレスロール紙(9)の中心孔(90)に着脱可能に挿入される独立部材としての筒芯部材(1)と、
    この筒芯部材(1)の一方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の基端部に固定される基端側装着部材(3)と、
    前記筒芯部材(1)の他方の弾性筒部(11a)内に着脱可能に嵌合されると共に、本機用シャフト(2)の先端部に着脱可能に装着される独立部材としての先端側装着部材(4)と、を備え、
    前記筒芯部材(1)の両方の前記弾性筒部(11a)、(11a)は筒端部に形成されたスリット状の切込部(16)、(16)によって半径方向に拡縮可能に形成され、
    前記基端側装着部材(3)及び先端側装着部材(4)は、それぞれ前記コアレスロール紙(9)の端面(91)に当接させるフランジ部(30)に前記筒芯部材(1)の弾性筒部(11a)に嵌め込む弾性嵌合部(31)が一体に形成され、
    前記弾性嵌合部(31)は半径方向に拡縮可能に形成されると共に、前記弾性筒部(11a)に嵌合される前の外径が該弾性筒部(11a)の内径よりも若干大径に形成され、かつ前記弾性嵌合部(31)のバネ強さが弾性筒部(11a)のバネ強さよりも強く設定されているシャフト固定具において、
    前記筒芯部材(1)が、支持筒部(10a)を形成する中間筒部材(10)と、弾性筒部(11a)を形成する端部筒部材(11),(11)とで形成され、前記中間筒部材(10)の両端に端部筒部材(11),(11)が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されていることを特徴とするコアレスロール紙用シャフト固定具
  3. 請求項1記載のコアレスロール紙用シャフト固定具において、前記筒芯部材(1)が、支持筒部(10a)を形成する中間筒部材(10)と、弾性筒部(11a)を形成する端部筒部材(11),(11)とで形成され、前記中間筒部材(10)の両端に端部筒部材(11),(11)が窮屈な嵌合状態で着脱可能に連結されていることを特徴とするコアレスロール紙用シャフト固定具。
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