JP3225291U - 塗装用ローラアセンブリー - Google Patents

塗装用ローラアセンブリー Download PDF

Info

Publication number
JP3225291U
JP3225291U JP2019004788U JP2019004788U JP3225291U JP 3225291 U JP3225291 U JP 3225291U JP 2019004788 U JP2019004788 U JP 2019004788U JP 2019004788 U JP2019004788 U JP 2019004788U JP 3225291 U JP3225291 U JP 3225291U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
cylindrical
support
rotating body
roller assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019004788U
Other languages
English (en)
Inventor
基也 小林
基也 小林
Original Assignee
株式会社大関
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大関 filed Critical 株式会社大関
Priority to JP2019004788U priority Critical patent/JP3225291U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3225291U publication Critical patent/JP3225291U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】塗装作業性の低下を抑制することに役立つだけでなく、塗装作業に伴って生じる廃棄物の量を削減することにも役立つ塗装用ローラアセンブリーを提供する。【解決手段】支持杆120の先端軸部125に回転可能に挿入する筒状回転体20と、筒状回転体20を回転可能にかつ離脱不能に連結している支持体30と、支持体30と一体で支持軸部121の軸形部位124に着脱可能な筒状部40とを有する。筒状回転体20が、支持軸部121の軸形部位124に直交する先端軸部125に挿抜可能であり、筒状部40が筒状回転体20の軸線に対して直交する軸線を有して軸形部位124に嵌脱可能であることが望ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、塗装用ローラアセンブリー、詳しくは、塗装用ロールを持ち手を有する支持杆に取り付けて使用する塗装用ローラに関して、塗装用ロールを支持杆に回転可能に装着するのに必要とされる塗装用ローラアセンブリーに関する。
図7に従来より知られている塗装用ローラ100を部分断面図で例示している。この塗装用ローラ100では、支持杆120が、持ち手110から延び出た支持軸部121とこの支持軸部121の一定長の終端部位を形成している軸形部位124に連接されかつこの軸形部位124に対して交差方向に延びるまっすぐな先端軸部125とを有してなる。さらに具体的に説明すると、支持杆120は、剛性が大きくて円形の断面形状を有する細い丸棒の複数箇所を折曲げ加工することにより製作されていて、先端軸部125の先端の先細部126を除いて支持杆120のどの部分も同一の太さを有している。そして、上記支持軸部121は、持ち手110から始端部位122がまっすぐに延び出し、この始端部位122から中間部位123が斜めに延び出し、さらに、この中間部位123から上記軸形部位124が上記始端部位122に対して平行に延び出ている。また、支持軸部121の軸形部位124とこの軸形部位124に連接されている先端軸部125との交差角度は直角になっている。
ここで具体的に説明した持ち手110を有する支持杆120は、図7に仮想線で示した塗装用ロール200を用いる手作業による塗装作業において広く汎用されていて、このタイプの支持杆120に対して消耗品としての塗装用ロール200が装着されたり取り外されたりする。また、支持杆120に塗装用ロール200を装着することに役立つ部品がアセンブリーAであり、この種のアセンブリーAを支持杆120に装着するための様々な構成が従来より知られている。
図7に例示した従来の塗装用ローラ100に採用されているアセンブリーAは、樹脂成形体でなる筒状回転体1を有している。この筒状回転体1は、胴体部分が外側に膨らみ出た弾性を有する複数の梁部2によって形成されていると共に、一端部に孔部3を有し、他端部に軸受け孔4を有している。そして、孔部3を支持杆120の先端軸部125に嵌合して軸受け孔4を先端軸部125の先細部126に嵌合することによって先端軸部125に回転可能に取り付けられる。また、筒状回転体1の胴体部分の中央部に環状の溝部5が備わっていて、この溝部5が、先端軸部125に軸線方向移動不能に装備された位置決め輪6に摺動回転自在に軸線方向で係合している。こうして先端軸部125に装着された筒状回転体1には塗装用ロール200の心筒が圧入状態で外嵌合される。このように、持ち手110を有する支持杆120にアセンブリーAを介して塗装用ロール200が装着されてなる塗装用ローラ100は、使用時には、筒状回転体1が支持杆120の先端軸部125の周りで回転する。
一方、先行例1には、両端部の軸受部が弾撥性を有する複数本の支持棒によって連結された支持枠体が開示されていて、この支持枠体がアセンブリーに相当している(特許文献1参照)。先行例1には、支持枠体が図7に示したものと同様の支持杆の先端軸部に相当する部位に回転自在に枢支される、旨の記載がある。
他の先行例2にはペイントローラについての記述がある(特許文献2参照)。図8は特許文献2によって開示されているペイントローラの要部の構成を示した断面図である。同図のペイントローラでは、仮想線で示した支持軸130に回転自在に装着される筒部材10と固定体15とを備えていて、これらの筒部材10と固定体15とによってアセンブリーに相当する部材が構成されている。また、筒部材10が、基端側部材11と先端側部材12とによって形成されている。この先行例2には、固定体15が筒部材10に軸線方向移動不能でかつ回転可能に組み込まれていて、支持軸130に回転自在に挿入された筒部材10に塗装用ロール(不図示)を装着した状態では、固定体15が支持軸130に軸線方向移動不能とされる、旨の記載がある。
これらの他に、塗装用ロールの心筒の中にあらかじめアセンブリーが装備されていて、このアセンブリに備わっているグリップ機能を利用して、アセンブリーをハンドリング用の支持杆に挿入し保持させるようにしたアセンブリー付き塗装用ロールも知られている。
実開昭61−33675号公報(図1) 特許第5232255号公報(図1,図2,0015,0021)
図7を参照して説明した従来の塗装用ローラ100では、筒状回転体1の環状の溝部5が、先端軸部125に軸線方向移動不能に装備された位置決め輪6に軸線方向で係合している、という構成が採用されているため、アセンブリーAの筒状回転体1を支持杆120の先端軸部125から取り外すことができない。このため、筒状回転体1が破損したようなときには、筒状回転体1だけでなく、持ち手110を有する支持杆120も使用不可能になることがあり、持ち手110を有する支持杆120を無駄に廃棄せざるを得ない場合が起こり得るという問題があった。また、心筒のサイズが異なる塗装用ロール200を使用することが要求されたりするような場合には、当該塗装用ロール200の心筒のサイズに合う筒状回転体1が装着された支持杆120を別途に用意しておかねばならないといった問題もあった。
一方、先行例1の特許文献1には、支持枠体が、図7に示したものと同様の支持杆の先端軸部に相当する部位に回転自在に枢支されている、という記載があるだけであり、支持枠体が上記先端軸部に相当する部位に抜けないように固定されているか否かについては不明である。そこで、支持枠体が上記部位に抜けないように固定されているものとすると、上記した従来例の塗装用ローラ100におけると同様の問題が生じる。これに対して、支持枠体が上記部位に着脱可能であるとすると、着脱のための構成としては、支持枠体を上記部位に圧入状態で支持させる構成や、支持枠体をねじ機構などの機械的機構を介して上記部位に支持させる構成が考えられる。
しかしながら、前者の支持枠体を上記部位に圧入状態で支持させる構成を採用すると、使用時にブラシ体が挿嵌された支持枠体がブラシ体と供回りするのに伴って、振動などに起因して支持枠体が上記部位の軸線方向に位置ずれしやすく、そのような位置ずれが生じると塗装作業性が低下するおそれがある。また、後者の機械的機構を介して上記部位に支持させる構成を採用すると、支持枠体や上記部位に機械的機構を付加することが必要になるために、部品点数が増えたり構成が複雑になったりして価格が高くなるおそれがある。
他の先行例2のペイントローラに使用されている筒部材10及び固定体15からなるアセンブリーは、固定体15が支持軸130に圧接することによって筒部材10を支持軸130に軸線方向移動不能としているので、上記したところと同様に、筒部材10の位置ずれによって塗装作業性が低下するおそれがあり、また、筒部材10に固定体15を軸方向移動不能でかつ回転可能に組み込んでいる構成が複雑であり、部品点数も多いので、価格が高くなるおそれがある、ということが云える。
さらに、上記したアセンブリー付き塗装用ロールは、塗装用ロールを交換するたびにアセンブリーも廃棄せざるを得なくなるために不経済であり、塗装用ロールを交換するたびに無駄が出る、という問題がある。
本考案は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、塗装用ロールを交換するたび毎にアセンブリーを交換する必要がなくなり、アセンブリーが破損したようなときでも持ち手を有する支持杆を無駄に廃棄する必要がなくなり、サイズの異なる塗装用ロールに対しても持ち手を有する支持杆を共用することが可能になり、さらに、塗装作業中の振動などに伴う塗装用ロールの位置ずれが生じにくく、さらに、必要になる部品点数が少なく、構成が簡単で価格を安く抑えることが容易な塗装用ローラアセンブリーを提供することを目的としている。
本考案に係る塗装用ローラアセンブリーは、持ち手から延び出た支持軸部とこの支持軸部の一定長の終端部位を形成している軸形部位に連設されかつこの軸形部位に対して交差方向に延びる先端軸部とを有してなる支持杆に装着される。そして、上記先端軸部に挿抜可能でかつ挿入状態で回転可能な筒状回転体と、この筒状回転体の一端部が回転可能にかつ離脱不能に連結された支持体と、この支持体に具備されて上記支持杆に結合可能な結合機構と、を備え、上記筒状回転体に塗装用ロールが着脱されるように構成されている。また、上記支持杆に対する結合機構の結合箇所として上記軸形部位が選択され、この結合機構が、上記支持体に一体に連設されていると共に、上記軸形部位の外周直径よりも短い開口幅の欠円部によって形成された開口を備え、かつ、この開口を通して上記軸形部位に嵌脱可能な弾性を備える筒状部によって形成されている。
このように構成されているアセンブリーでは、支持杆の先端軸部に、支持体に回転可能にかつ離脱不能に連結された筒状回転体を挿入すると共に、支持体に具備されている結合機構の筒状部を、支持杆の持ち手から延び出た支持軸部の軸形部位に嵌着させると、筒状回転体が支持体を介して上記先端軸部の定位置に位置決めされて先端軸部からの抜け出しが防止される。特にこの考案では、結合機構の筒状部を嵌着する箇所として、筒状体が回転可能に挿入された上記先端軸部ではなく、上記先端軸部の軸線と交差する方向の軸線を有する支持軸部の一定長の終端部位を形成している軸形部位が選択されているので、筒状回転体を位置決めしたり抜け出しを防止する機能が確実に発揮される。また、塗装用ロールは当該アセンブリーに繰り返し着脱することができるので、塗装用ロールを交換するたび毎にアセンブリーを交換する必要がなく、当該アセンブリーが破損したようなときやサイズの異なる塗装用ロールを使用するようなときでも、アセンブリーだけを交換するだけで済み、持ち手を有する支持杆は引き続き使用することができる。そのほか、当該アセンブリーは、筒状回転体と結合機構を具備する支持体とによって構成されているので、部品点数が少なく、構成も簡単であるので安価に提供することができる、という利点もある。
本考案では、上記支持体が上記先端軸部に挿抜可能で、かつ、挿入状態で上記先端軸部に接触状態で支持される筒部を備え、上記筒状回転体の他端部が上記先端軸部によって摺動回転可能に支持される内周直径を有している、という構成を採用することが望ましい。これによると、筒状回転体が、その一端部では支持体を介して先端軸部に回転可能に支持され、その他端部でも先端軸部によって摺動回転可能に支持される、という両持ち状態になるので、塗装作業時に塗装用ロールが円滑に回転する。
本考案では、上記筒状回転体が、支持軸部の上記軸形部位に対して直交方向に延びる上記先端軸部に挿抜可能でかつ挿入状態で回転可能であり、結合機構の上記筒状部が上記筒状回転体の軸線に対して直交する軸線を有して上記軸形部位に嵌脱可能であるという構成を作用しておくことが望ましく、これによると、上記した筒状回転体を位置決めしたり抜け出しを防止する機能がいっそう確実に発揮されるようになる。
本考案では、上記筒状回転体の外周面に、上記塗装用ロールの心筒を圧入状態で嵌合させる突条が設けられている、という構成を採用することができる。これによれば、筒状回転体に対する塗装用ロールの着脱操作が容易で、塗装用ロールの交換も迅速に行うことが可能になる。
以上説明したように、本考案に係る塗装用ローラアセンブリーを使用することにより、塗装用ロールを交換するたび毎にアセンブリーを交換する必要がなくなり、アセンブリーが破損したようなときでも持ち手を有する支持杆を無駄に廃棄する必要がなくなり、サイズの異なる塗装用ロールに対しても持ち手を有する支持杆を共用することが可能になり、塗装作業中の振動などに伴う塗装用ロールの位置ずれも生じにくくなる。さらに、必要になる部品点数が少なく、構成が簡単で価格を安く抑えることが容易になる。このことから、本考案に係る塗装用ローラアセンブリーは、塗装作業性の低下を抑制することに役立つだけでなく、塗装作業に伴って生じる廃棄物の量を削減することにも役立つという効果を発揮する。
本考案の実施形態に係るアセンブリーが装着された塗装用ローラの一部破断側面図である。 図1の塗装用ローラを分解して示した説明図である。 アセンブリーの縦断面図である。 図3の矢印IV方向から見たアセンブリーの底面図である。 図3の矢印V方向から見たアセンブリーの側面図である。 アセンブリーの着脱操作の説明図である。 従来のアセンブリーを備えた塗装用ローラの部分断面図である。 先行例2に開示されているペイントローラの要部の構成を示した断面図である。
図1は本考案の実施形態に係るアセンブリーAが装着された塗装用ローラ100の一部破断側面図、図2は図1の塗装用ローラ100を分解して示した説明図である。また、図3はアセンブリーAの縦断面図、図4は図3の矢印IV方向から見たアセンブリーAの底面図、図5は図3の矢印V方向から見たアセンブリーAの側面図であり、図3には同図の一部を拡大した部分を併せて示している。さらに、図6はアセンブリーAの着脱操作の説明図である。
図1及び図2において、持ち手110を有する支持杆120は、図7を参照して説明したものと同様の形状及び構成を有している。すなわち、支持杆120が、持ち手110から延び出た一定長の支持軸部121とこの支持軸部121の一定長の終端部位を形成している軸形部位124に連接されかつこの軸形部位124に対して交差方向に延びるまっすぐな先端軸部125とを有してなる。また、支持杆120は、剛性が大きくて円形の断面形状を有する細い丸棒の複数箇所を折曲げ加工することにより製作されていて、先端軸部125の先端の先細部126を除いて支持杆120のどの部分も同一の太さを有している。そして、上記支持軸部121は、持ち手110から一定長の始端部位122がまっすぐに延び出し、この始端部位122から一定長の中間部位123が斜めに延び出し、さらに、この中間部位123から一定長の終端部位を形成している上記軸形部位124が上記始端部位122に対して平行に延び出ている。また、軸形部位124の軸線とこの軸形部位124に連接されている先端軸部125の軸線との交差角度は直角になっている。
図3〜図5において、アセンブリーAは、筒状回転体20と支持体30と連結機構を形成している筒状部40とを備えている。図3のように、支持体30は横向きの筒部31を備えていて、この筒部31の端部外周に環状溝部32が設けられている。そして、この環状溝部32に筒状回転体20の一端部内周側に設けられた環状突部21が嵌合されている。この嵌合構造によって、筒状回転体20の一端部が回転可能にかつ離脱不能に支持体30に連結されている。なお、図3の拡大部分によって示されているように、環状溝部32と環状突部21との相互間には、軸線方向及び径方向において一定のクリアランスC1,C2が確保されていて、これらのクリアランスC1,C2の作用によって、筒状回転体20が支持体30に対して大きながたつきを生じずに円滑に回転することができるようになっている。
図例の筒状回転体20は、他端部と中間部とにリング部22,23を有し、かつ、一端部には鍔部25を備えた円筒部24を有していて、リング部22,23同士及び中間のリング部23と円筒部24とが周方向に並んだ複数本(図例では4本)のリブ26によって一体に連結されている。また、リング部22,23や円筒部24は、上記した支持体30の筒部31の内周直径と同一の内周直径を有している。このため、図3のように、筒状回転体20のリング部22,23や円筒部24、リブ26のそれぞれの内周面と支持体30の筒部31の内周面とが軸線方向で面一になる。さらに、筒状回転体20及び支持体30の筒部31は、図1に示した支持杆120の先端軸部125に挿抜可能であり、挿入状態では、同図のように、筒状回転体20のリング部22,23や円筒部24及びリブ26が先端軸部125に対して摺動回転可能な状態になる。したがって、筒状回転体20の他端部や中間部のリング部22,23、一端部の円筒部24は先端軸部125によって摺動回転可能に支持される内周直径を有している。また、支持体30の筒部31は、先端軸部125に挿入された状態で、先端軸部125に大きながたつきを生じない接触状態で支持される内周直径を有している。
図3又は図4に示したように、筒状回転体20の円筒部24の外周面の周方向複数箇所(図例では8箇所)に背低の突条27が形成されている。これらの突条27は、図1のように塗装用ロール200の心筒210を筒状回転体20に挿入して装着したときに、その心筒210を圧入状態にすることに役立つ。なお、塗装用ロール200の心筒210には一般的には紙筒が採用されている。
図3〜図5において、連結機構を形成している上記筒状部40は、支持体30と共に樹脂で一体成形されている。この筒状部40は、支持体30の筒部31に連設されて直角方向に延び出ている。また、筒状部40は、成形材料としての樹脂に特有の弾性を備えていると共に、図1に示した軸形部位124の外周直径よりも短い開口幅の欠円部によって形成された開口41を備えていて、この開口41を通して上記支持軸部121の軸形部位124に嵌脱可能になっている。
次に、アセンブリーAの使用状態を説明する。図2に示したように、支持杆120の先端軸部125に、アセンブリーAの支持体30の筒部31と筒状回転体20とを挿入する。この後、図6に仮想線で示したように、連結機構としての筒状部40の開口41を支持杆120における支持軸部121の軸形部位124に対向させてから、開口41をこの軸形部位124に押し込む。このようにすると、筒状部40が弾性を有していることにより、その開口縁が軸形部位124を乗り越えて筒状部40が軸形部位124に実線で示したように嵌着する。こうして筒状部40が軸形部位124に嵌着されると、アセンブリーAの全体が支持杆120に固定され、これによって、支持体30や筒状回転体20が支持杆120の先端軸部125に軸線方向で位置決めされる。この後、図2のように、塗装用ロール200の心筒210を上記筒状回転体20に挿入することによって、その心筒210を、筒状回転体20の円筒部24に設けられている突条27の作用を利用して圧入する。以上の手順を行うことにより、図1に示した塗装用ローラ100が組み立てられる。塗装作業は、持ち手110を手で掴み、塗装用ロール200を被塗装面上で転動させることによって行う。
塗装用ロール200を交換するときには、使用済みの塗装用ロール200を筒状回転体20から引き抜いた後、新たな塗装用ロール200の心筒210を上記のようにして筒状回転体20に挿入する。したがって、塗装用ロール200を交換するときに、アセンブリーAを廃棄する必要はない。通常の適切な使用が行われた場合には、アセンブリーAが20回程度の塗装用ロール200の交換にも耐えられることが判っている。このため、アセンブリーAの廃棄個数が少なくて済み、それだけ経済性が向上する。また、塗装用ロール200が挿入されている筒状回転体20は、連結機構としての筒状部40を、筒状回転体20が挿入されている先端軸部125に対して直角に交差している支持杆120の軸形部位124に嵌着することによって位置決めされているので、塗装作業中の振動などにより筒状回転体20が軸線方向に位置ずれするという事態が生じなくなり、塗装作業性の低下が抑制される。アセンブリーAが破損したようなときには、アセンブリーAだけを交換すればよく、持ち手110を有する支持杆120を交換したり廃棄したりする必要はない。サイズの異なる塗装用ロール200に対しても、アセンブリーAを塗装用ロール200の心筒210に合うサイズに取り換えるだけで済むので、持ち手110を有する支持杆120を様々なサイズの塗装用ロール200に対して共用することが可能である。
さらに、アセンブリーAは、筒状回転体20と連結機構としての筒状部40を具備する支持体30との2つの部品で構成されていて簡単な構造を有しているに過ぎないので、価格が安くつく。このことから、アセンブリーAは、塗装作業性の低下を抑制することに役立つだけでなく、塗装作業に伴って生じる廃棄物の量を削減することにも役立つという効果を発揮する。
この実施形態では、筒状回転体20が、支持軸部121の軸形部位124に対して直交方向に延びる先端軸部125に挿抜可能でかつ挿入状態で回転可能であり、結合機構の筒状部40が筒状回転体20の軸線に対して直交する軸線を有して上記軸形部位124に嵌脱可能になっているものを説明した。しかしながら、この点は、筒状回転体20が、支持軸部121の軸形部位124に対して直交する以外の角度で交差する方向に延びる先端軸部125に挿抜可能でかつ挿入状態で回転可能であり、結合機構の筒状部40が、筒状回転体20の軸線に対して直交する以外の角度で交差する軸線を有して軸形部位124に嵌脱可能になっていてもよい。
A アセンブリー(塗装用ローラアセンブリー)
20 筒状回転体
27 突条
30 支持体
31 筒部
40 筒状部(結合機構)
41 開口
110 持ち手
121 支持軸部
124 支持軸部の軸形部位
125 先端軸部
120 支持杆
200 塗装用ロール

Claims (4)

  1. 持ち手から延び出た支持軸部とこの支持軸部の一定長の終端部位を形成している軸形部位に連設されかつこの軸形部位に対して交差方向に延びる先端軸部とを有してなる支持杆に装着される塗装用ローラアセンブリーであって、
    上記先端軸部に挿抜可能でかつ挿入状態で回転可能な筒状回転体と、この筒状回転体の一端部が回転可能にかつ離脱不能に連結された支持体と、この支持体に具備されて上記支持杆に結合可能な結合機構と、を備え、上記筒状回転体に塗装用ロールが着脱されるように構成されていて、
    上記支持杆に対する結合機構の結合箇所として上記軸形部位が選択され、この結合機構が、上記支持体に一体に連設されていると共に、上記軸形部位の外周直径よりも短い開口幅の欠円部によって形成された開口を備え、かつ、この開口を通して上記軸形部位に嵌脱可能な弾性を備える筒状部によって形成されていることを特徴とする塗装用ローラアセンブリー。
  2. 上記支持体が上記先端軸部に挿抜可能で、かつ、挿入状態で上記先端軸部に接触状態で支持される筒部を備え、上記筒状回転体の他端部が上記先端軸部によって摺動回転可能に支持される内周直径を有している請求項1に記載した塗装用ローラアセンブリー。
  3. 上記筒状回転体が、支持軸部の上記軸形部位に対して直交方向に延びる上記先端軸部に挿抜可能でかつ挿入状態で回転可能であり、結合機構の上記筒状部が上記筒状回転体の軸線に対して直交する軸線を有して上記軸形部位に嵌脱可能である請求項1又は請求項2に記載した塗装用ローラアセンブリー。
  4. 上記筒状回転体の外周面に、上記塗装用ロールの心筒を圧入状態で嵌合させる突条が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載した塗装用ローラアセンブリー。
JP2019004788U 2019-11-29 2019-11-29 塗装用ローラアセンブリー Active JP3225291U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004788U JP3225291U (ja) 2019-11-29 2019-11-29 塗装用ローラアセンブリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019004788U JP3225291U (ja) 2019-11-29 2019-11-29 塗装用ローラアセンブリー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3225291U true JP3225291U (ja) 2020-02-27

Family

ID=69593848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019004788U Active JP3225291U (ja) 2019-11-29 2019-11-29 塗装用ローラアセンブリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3225291U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5722586B2 (ja) 版装着装置および印刷用版着脱方法
JP3225291U (ja) 塗装用ローラアセンブリー
JP2010074880A (ja) ステッピングモータ
JP2005205482A (ja) パイプ曲げ加工用芯金
JP4859511B2 (ja) 清掃用シート巻取軸体
US6311914B1 (en) Auxiliary frame of spool of spinning reel for fishing
JP2009040557A (ja) リボン巻付装置
JP2008039182A (ja) 軸受
US20120181365A1 (en) Fishing reel, especially for fly fishing
JP2006087357A (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JP7213677B2 (ja) スピニングリール
JP2007269457A (ja) 巻枠
JP2007105106A (ja) ブラシローラ
JP4587194B2 (ja) 給紙装置
JP6473584B2 (ja) パイプ材の連結構造、およびこの連結構造を用いた清掃具
JPH09329243A (ja) 密封装置
TWM549220U (zh) 滾輪快拆機構
JP2514511Y2 (ja) 釣り竿
JP2010013217A (ja) コアレスロール紙用シャフト固定具
JP4298851B2 (ja) エアーシャフト
JP3060949U (ja) 樹脂製軸受の取付構造
KR200212277Y1 (ko) 낚시용 릴의 스풀 조립구조
JP2001251996A (ja) 魚釣用リ−ル
JP5013470B2 (ja) スクリーン印刷機のクリーニングぺーパ保持装置及びロールホルダ
JP2023007039A (ja) 筆記具用軸筒及びこの筆記具用軸筒を具備した筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3225291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250