JP5187889B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルトの引出を停止させるベルトリトラクターを背凭シート内に内蔵した車両用シートに関するものである。
従来、クッション材の外周を表皮部材により被覆した背凭シート内に衝突時シートベルトの引出を停止させるベルトリトラクターを内蔵し、背凭シートの上部にシートベルトのシート側開口部および引き出されたシートベルトを傾斜案内する傾斜ガイドを設け、このシート側開口部および傾斜ガイドを包囲するカバー部材を背凭シートの上部に設け、該カバー部材はシートベルトの前方への方向変換用のベルトガイドを兼用させた構成は、公知である(特許文献1参照)。
特開2006−27416号公報
前記公知例は、単にカバー部材を背凭シートのクッション材の表皮部材上に載せるように取付けているため、カバー部材付近の背凭シートに手を掛ける等の理由により荷重が掛かると、カバー部材の下縁の下方のクッション材が撓んで、下縁の下方に隙間が発生し、この隙間が外観上の見栄えを悪くするという課題がある。
また、製造誤差、組立誤差等によりカバー部材の下縁が背凭シートのクッション材の表皮部材を下方に押す程度が相違し、カバー部材付近の表皮部材に皺が寄るという課題がある。
本願は、カバー部材の取付構成を工夫し、カバー部材と表皮部材との間の隙間や皺発生を抑制・防止して商品の付加価値を向上させるようにしたものである。
本発明は、座席シート3と、背凭フレーム5に取付けたクッション材10の外周を表皮部材11により被覆した背凭シート2とを有し、衝突時の着座者を拘束しうるシートベルト16の衝突時の引出を停止させるベルトリトラクター17を、車両用シートまたは車両フロアに設け、前記背凭シート2の上部所定位置の表皮部材11には、前記ベルトリトラクター17から引き出されるシートベルト16を通す、略上方に向けて開口するシート側開口部50を設け、前記背凭シート2の上部には背凭シート2内のベルトリトラクター17から引き出されたシートベルト16を案内するベルトガイド32を設け、前記シート側開口部50を覆うベルト引出口59を有するカバー部材55を前記背凭シート2の上部に設け、該カバー部材55は前記シート側開口部50および前記ベルトガイド32を包囲する周縁起立部57を有してカップ形状に形成し、前記カバー部材55の周縁起立部57の下方位置には前記カバー部材55を支持するカバー支持部材65を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記ベルトガイド32の一部は前記シート側開口部50から前記表皮部材11よりも上方に突出させ、前記ベルトガイド32および前記シート側開口部50を前記カバー部材55により包囲した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記カバー支持部材65の枠体66は、前記カバー部材55の周縁起立部57の全周の下方位置に位置するように略四角形状に形成し、前記枠体66の中央に前記開口部67を形成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記背凭シート2の背凭フレーム5の上部フレーム22の所定位置にはステー25を設け、前記カバー支持部材65の中央に設けた上下に貫通する開口部67を、前記ステー25に上方から嵌合するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記カバー支持部材65の枠体66の開口部67の内周には少なくとも前記ステー25の前板26と左右の側板27の一部を夫々当接させ、前記カバー支持部材65には前記ステー25の左右の側板27に設けた係合部76が係合する係合溝77を形成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記カバー支持部材65の枠体66は、前記背凭シート2の背凭フレーム5の上部フレーム22の上面により支持するように構成した車両用シートとしたものである。
本発明は、前記カバー支持部材65は前記カバー部材55の周縁起立部57の全周の下方位置に位置するように略四角形状の枠体66により構成し、枠体66の所定位置には周縁起立部57の内側に起立するリブ71を設けた車両用シートとしたものである。
本発明は、前記リブ71は、少なくとも、前記カバー部材55の前側部分および左右両側部分の内側に位置するように設けた車両用シートとしたものである。
請求項1の発明では、カバー部材55がカバー支持部材65により支持されるので、カバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止して、カバー部材55と表皮部材11との間の隙間や表皮部材11の皺発生を防止でき、外観上の見栄えを向上させて商品の付加価値を向上させることができ、カバー部材55の周縁起立部57の下方位置にカバー支持部材65を設けているので、カバー支持部材65によるカバー部材55の支持の確実性を向上させることができ、また、カバー部材55が背凭シート2の上部のシート側開口部50およびベルトガイド32を包囲して、外観上の見栄えを向上させるだけでなく、カバー部材55の周辺の表皮部材11の皺発生を防止できて、商品の付加価値を向上させることができる。
請求項2の発明では、ベルトガイド32をカバー部材55により包囲して外観上の見栄えを向上させることができ、ベルトガイド32の包囲構成を簡単に構成できる。
請求項3の発明では、カバー部材55をカバー支持部材65により確実に支持でき、カバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止して、カバー部材55と表皮部材11との間の隙間や表皮部材11の皺発生を防止でき、外観上の見栄えを向上させて商品の付加価値を向上させることができる。
請求項4の発明では、カバー支持部材65を簡単にステー25に装着することができ、組立を容易にできる。
請求項5の発明では、カバー支持部材65をステー25により位置決めできてカバー部材55の支持を確実にし、隙間発生および皺発生を防止でき、外観上の見栄えを向上させて商品の付加価値を向上させることができる。
請求項6の発明では、カバー支持部材65は上部フレーム22により支持されるので、カバー部材55を確実に支持するだけでなく、カバー支持部材65とカバー部材55の下縁70との高さ位置の寸法精度を向上させ、表皮部材11の皺発生や隙間発生を効果的に防止できる。
請求項7の発明では、枠体66の所定位置には周縁起立部57の内側に起立するリブ71を設けているので、カバー部材55内の表皮部材11の引き抜きを抑制し、表皮部材11の引き抜かれることによる皺発生を有効に防止できる。
請求項8の発明では、所定位置にリブ71を設けているので、カバー部材55内の表皮部材11の引き抜きを効果的に抑制できる。
本発明の実施例を図面により説明すると、1は車両用シート、2は車両用シート1の背凭シート、3は座席シート、4は背凭シート2の上部に設けたヘッドレストである。前記座席シート3は、公知の前後位置調節装置のスライドレールにより車体に前後位置調節自在となるように取付け、あるいは、車体に固定状態に取付ける。
また、車両用シート1の設置方向は任意であるが、理解を容易にするため、車両進行方向を前として前向きに設置した例にて以下説明するが、こられの方向の説明によって構成は限定されない。
車両用シート1の少なくとも背凭シート2は、背凭フレーム5にクッション材10を取付け、クッション材10の外周を表皮部材11で包囲して形成する。
なお、図4の表皮部材11は二層に形成したものを図示しているが、単層あるいは更に三層以上の複数層でもよく、構成は任意である。
車両用シート1には着座者の身体を拘束するシートベルト装置15を設ける。シートベルト装置15は、シートベルト16の衝突時の引出を停止させるベルトリトラクター17を、車両用シートまたは車両フロアに設ける。実施例では背凭シート2内にシートベルト16のベルトリトラクター17を内蔵している。
ベルトリトラクター17は通常時のシートベルト16の引き出しを許容するが、衝撃が掛かったときにはシートベルト16の引き出し(緊張させる)を停止させる機構を内蔵している。
18はシートベルト16の一端を係止するアンカープレート、19はシートベルト16の中間部のタングプレート、20はタングプレート19を着脱自在に係合させてロックするインナーバックルである。
前記背凭フレーム5の構成は任意であり、左右方向の上部フレーム22を有していればよい。実施例の上部フレーム22は筒形状に形成している。
上部フレーム22の所定位置には、ステー25を固定する。ステー25は前板26と左右側板27により平面視「コ」の字形状に形成する。前板26の下部は前記上部フレーム22より下方に位置させる。前板26の上部は上部フレーム22よりも上方に位置させる。前板26の上部には前方に突出する突出片28を設け、突出片28には後述する取付螺子29が螺合する取付孔30を形成する。
前記ステー25にはシートベルト装置15のシートベルト16のベルトガイド(上部ベルトガイド)32を固定する。
上部ベルトガイド32は丸棒部材により形成する。上部ベルトガイド32は上部にガイド部33を形成し、上部ベルトガイド32の下部は上部フレーム22の下面に当接固定する円弧部34に形成する。ガイド部33と円弧部34との間には縦軸部35縦軸部35を設け、ガイド部33と円弧部34と縦軸部35とを一体状に形成する。
ガイド部33は左右方向の横ガイド36の左右両側に側部ガイド37を設けて平面視「コ」の字形状に形成する。側部ガイド37には前記縦軸部35の上部を一体状に形成する。
上部ベルトガイド32の横ガイド36は、ステー25の突出片28の基部より所定間隔おいた上方に位置させる。上部ベルトガイド32の側部ガイド37はステー25の側板27と略同じ前後長さを有して形成し、上部ベルトガイド32の側部ガイド37はステー25の側板27に固定する。
そのため、ステー25の側板27の下部と上部ベルトガイド32の円弧部34により上部フレーム22を上下に挟持し、ステー25の前板26の下方部分と上部ベルトガイド32の縦軸部35により上部フレーム22を前後に挟持して固定する。
したがって、ステー25と上部ベルトガイド32と上部フレーム22は互いにシートベルト16に掛かる荷重を支持する強度メンバーとなる。そのため、ステー25と上部ベルトガイド32は全体としては肉薄の部材により形成して、支持強度を確保した上で、軽量化している。
ステー25の前板26と左右の側板27により包囲された空間内には、傾斜ガイド40を設ける。傾斜ガイド40は傾斜部41の左右側に側板42を設けて構成する。傾斜部41の前面には、前記ステー25の係合孔43に係合する係合部44を形成する。傾斜ガイド40はステー25の側板27間に傾斜部41および側板42を嵌め込んで、係合部44を係合孔43に係合させて取付ける。
傾斜ガイド40は下方のベルトリトラクター17から引き出されたシートベルト16を上部ベルトガイド32に案内するものであり、上部ベルトガイド32は背凭シート2の前側にシートベルト16を案内する。
しかして、前記ステー25および上部ベルトガイド32の夫々の一部は、背凭シート2の上部のクッション材10および表皮部材11より上方に突出させる。背凭シート2の上部のクッション材10および表皮部材11には、ステー25および上部ベルトガイド32の一部を背凭シート2の上部に露出させるためのシート側開口部50を形成する。
背凭シート2の上部には、少なくとも、シート側開口部50を包囲するカバー部材55を設ける。
実施例のカバー部材55は、ステー25および上部ベルトガイド32の一部を包囲するように形成している。
カバー部材55は、その形状・構成は任意であるが、一例を示すと、その下部を開放して開口部56を形成し、開口部56の周囲に周縁起立部57を設けてカップ形状に形成する。カバー部材55は周縁起立部57の左右両側および後部に続いて頂部58を形成する。頂部58の前側にはベルト引出口59を形成する。ベルト引出口59は略前後方向に開口させ、ベルト引出口59の前側には水平方向の取付用段部60を形成する。取付用段部60の前側には周縁起立部57を続けて形成する。
取付用段部60には取付螺子29の縦の挿通孔61を形成し、取付用段部60をステー25の突出片28の上面に載置して取付螺子29により固定状態に取付ける。
ベルト引出口59の内側のカバー部材55には、上部ベルトガイド32のガイド部33の横ガイド36を臨ませる。
この場合、ベルト引出口59と上部ベルトガイド32の横ガイド36とは、ベルト引出口59の略上下中間をシートベルト16が移動するように相対的に構成する。
即ち、ベルト引出口59から引き出されたシートベルト16がベルト引出口59の周縁のカバー部材55および取付用段部60に接触しないで移動することを期待し、シートベルト16の接触抵抗の発生を抑制して操作性を向上させる。
また、シートベルト16に掛かる荷重は上部ベルトガイド32が支持し、カバー部材55にはシートベルト16の荷重が殆ど掛からず、カバー部材55が変形・破損するのを防止して、カバー部材55の変形・破損によるシートベルト16の伸び発生を防止する。
カバー部材55の前側部分には、シートベルト16の装着用スリット64を形成する。装着用スリット64はカバー部材55の下縁開口部56からベルト引出口59に至る間に形成し、装着用スリット64とベルト引出口59とは連通させる。シートベルト16は縦状にして装着用スリット64から通し、ベルト引出口59で横向きにしてシートベルト16にカバー部材55を通し、このカバー部材55をステー25に取付ける。
したがって、カバー部材55を装着した後、カバー部材55の取付用段部60および装着用スリット64はシートベルト16の下方に位置して通常は目に触れない。
なお、それ以外のカバー部材55の外観形状は任意であり、ステー25および上部ベルトガイド32の一部ならびにシート側開口部50を包囲しうる形状であればよい。
しかして、ステー25にはカバー支持部材65を設ける。カバー支持部材65はカバー部材55の周縁起立部57の下縁70の下方に位置し、カバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止する。
即ち、単にカバー部材55を背凭シート2のクッション材10の表皮部材11上に載せるように取付けると、カバー部材55の下縁70の下方のクッション材10が撓んで、下縁70の下方に隙間が発生し、外観上の見栄えが悪く、また、この隙間は表皮部材11の皺発生の原因となることがあるが、カバー支持部材65はカバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止して、表皮部材11の外観上の見栄えの低下を防止し、表皮部材11の皺発生を防止する。
そのため、実施例では、表皮部材11が押されて凹む可能性のあるカバー部材55の下縁70の全周の下方にカバー支持部材65の枠体66の上面を配置しているが、カバー部材55の一部の周縁起立部57の下縁70の下方でもよい。
カバー支持部材65は枠体66により形成し、枠体66にはステー25および上部ベルトガイド32の上方から嵌めるための開口部67を形成する。
カバー支持部材65の枠体66は前記カバー部材55の周縁起立部57より平面方向に所定幅有して形成し、カバー部材55の周縁起立部57の全周の下方位置に位置するように略四角形状により構成し、カバー支持部材65は、枠体66の開口部67をステー25に上方から嵌合させて、前記背凭フレーム5の上部フレーム22の上面により載置させて取付ける。
前記開口部67は、前記枠体66の略中央に上下に貫通して形成する。開口部67の内周には少なくとも前記ステー25の前板26と左右の側板27の一部を夫々当接させる。
即ち、開口部67の内周の左右側にはステー25の前板26の左右両側に当接する当接部75を形成する。
また、カバー支持部材65にはステー25の左右の側板27に設けた係合部76が係合する係合溝77を形成する。
したがって、カバー支持部材65をステー25に上方から嵌合させると、開口部67の内周の当接部75がステー25の前板26の左右両側に当接し、カバー支持部材65の係合溝75がステー25の係合部76に係合する。そのため、当接部75と係合溝77によりカバー支持部材65の前後の位置決めをする。
また、開口部67の左右内縁にステー25の左右の側板27が当接するので、カバー支持部材65の左右の位置決めがされる。
68は枠体66の側部に設けた嵌合部であり、背凭フレーム5に設けた補強フレーム69の上部に嵌合させるものである。
また、カバー支持部材65の下面側(内面側)には前記背凭フレーム5の上部フレーム22の上面に係合する円弧面形状に形成した係合面78を設ける。
係合面78は、カバー支持部材65が所定位置に位置するように背凭フレーム5の上部フレーム22の上面に係合して、嵌合部68と共に上下方向の位置決め作用を奏する。
また、枠体66の上面には上方に起立するリブ71を形成する。リブ71はカバー部材55の下縁70とにより表皮部材11がカバー部材55の下方から引き出されるのを防止する作用を期待する。
そのため、表皮部材11がカバー部材55の下方から引き出されるのは、前記と同様に、表皮部材11が押されて凹んだ場合が多いので、実施例では、カバー部材55の前側部分および左右両側部分の内側にリブ71が位置するように設けているが、カバー部材55の下縁70の全周の内側にリブ71を設けてもよい。
(実施例の作用)
通常、着座者は座席シート3に腰を下ろし、車両用シート1全体をスライドレールにより車体に対して前後させて前後位置調節を行い、背中を背凭シート2に当てがって、リクラインニング装置により背凭シート2の傾斜角度を調節し、シートベルト16のタングプレート19をインナーバックル20に係合させて、シートベルト16を肩から胸の部分と腰部に装着する。
この場合、タングプレート19を持ってシートベルト16をベルトリトラクター17から引き出すと、シートベルト16の左右側は傾斜ガイド40の左右の側板42から上部ベルトガイド32のガイド部33の側部ガイド37により連続して規制されて左右方向に振れずに引き出される。
また、ベルトリトラクター17から略上方に移動するシートベルト16は傾斜ガイド40の傾斜部41により斜め上方に案内され、上部ベルトガイド32のガイド部33の横ガイド36により前方に向けて方向変換されて引き出される。
しかして、上部ベルトガイド32の一部はシートベルト16を背凭シート2の上部に接触させないようにするために、背凭シート2の上部より所定高さ上方に突出しており、また、背凭シート2の上部のクッション材10および表皮部材11には上部ベルトガイド32の一部を上方に突出させるためのシート側開口部50を形成し、この上部ベルトガイド32の一部およびシート側開口部50を包囲するカバー部材55を背凭シート2の上部に設けているから、上部ベルトガイド32の一部およびシート側開口部50はカバー部材55により包囲される。
カバー部材55は、下部の開口部56の周囲に周縁起立部57をカップ形状に形成し、カバー部材55には前後方向に開口するベルト引出口59を形成しているから、カバー部材55のベルト引出口59からシートベルト16は引き出される。
この場合、カバー部材55のベルト引出口59は前後方向に貫通させて開口させているので、ベルト引出口59から塵埃等の異物がカバー部材55内に進入するのを防止し、シートベルト16の作動を確実にする。
しかして、カバー部材55の一部または全部の下縁70の下方にはカバー支持部材65を設けているから、カバー部材55周辺の表皮部材11およびクッション材10が押されても、カバー支持部材65の高さ位置は変化せず、そのため、カバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止し、この隙間による外観上見栄えが悪くなるのを防止する。
即ち、単にカバー部材55を背凭シート2のクッション材10の表皮部材11上に載せるように取付けると、カバー部材55の下縁70の下方のクッション材10が撓んだときに、下縁70の下方に隙間が発生し、この隙間自体が外観上見栄えが悪くなる原因となるが、本願ではカバー支持部材65がカバー部材55を支持して、下縁70の下方に隙間が発生するのを防止するので、外観上見栄えを向上させる。
また、カバー支持部材65はカバー部材55を支持しているので、カバー部材55周辺のクッション材10が押されて凹んでもカバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止する。
したがって、カバー支持部材65がカバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生するのを防止しているから、皺発生の原因となるカバー部材55下方の表皮部材11(クッション材10)が凹むことをカバー支持部材65により未然に防止するので、カバー部材55の下縁70の下方に隙間が発生すること自体を抑制し、表皮部材11の皺発生を抑制(防止)する。
しかして、カバー支持部材65の枠体66は、表皮部材11(クッション材10)が押されて凹む可能性のあるカバー部材55の下縁70の全周の下方に配置しているので、カバー部材55の下縁70の全周に隙間が発生するの防止する。
カバー支持部材65は枠体66により形成し、枠体66にはステー25(上部ベルトガイド32を含む)の上方から嵌めるための開口部67を形成しているので、カバー支持部材65は枠体66の開口部67をステー25(上部ベルトガイド32)に上方から嵌合させれば、取り付けられる。
また、開口部67の内周には少なくとも前記ステー25の前板26と左右の側板27の一部を夫々当接させているので、カバー支持部材65は前後左右に位置ずれせず、カバー部材55を確実に支持する。
即ち、開口部67の内周の左右側にはステー25の前板26の左右両側に当接する当接部75を形成し、カバー支持部材65にはステー25の左右の側板27に設けた係合部76が係合する係合溝77を形成しているので、カバー支持部材65をステー25に上方から嵌合させると、開口部67の内周の当接部75がステー25の前板26の左右両側に当接し、カバー支持部材65の係合溝75がステー25の係合部76に係合する。そのため、当接部75と係合溝77によりカバー支持部材65の前後の位置決めが保持される。
また、開口部67の左右内縁にステー25の左右の側板27が当接するので、カバー支持部材65の左右の位置決めがされる。
また、カバー支持部材65の下面側(内面側)には前記背凭フレーム5の上部フレーム22の上面に係合する円弧面形状に形成した係合面78を設けているので、係合面78は、カバー支持部材65が所定位置に位置するように背凭フレーム5の上部フレーム22の上面に係合して、嵌合部68と共に上下方向の位置決め作用を奏する。
しかして、カバー部材55は、ステー25の突出片28の上面に取付螺子29により固定状態に取付けているから、カバー部材55およびカバー支持部材65の双方がステー25により位置決めされ、上部ベルトガイド32の一部およびシート側開口部50を包囲すると共に、位置ずれによる皺発生も防止して、合理的な構成となる。
また、カバー部材55はカバー支持部材65により支持され、カバー支持部材65は背凭フレーム5の上部フレーム22に支持されているから、カバー支持部材65とカバー部材55の下縁70との高さ位置の寸法精度を向上させ、この点でも、表皮部材11に皺が発生するのを防止する。
即ち、単にカバー部材55を背凭シート2のクッション材10の表皮部材11上に載せて取付けると、クッション材10の厚さやカバー部材55の下縁70の高さ等の製造精度や組立精度により、カバー部材55の下縁70が表皮部材11およびクッション材10を下方に押し付けることがあり、表皮部材11の皺発生の原因となったり、あるいは、カバー部材55周辺の表皮部材11の沈み量が一定とならず、外観の見栄えがよくないことがあるが、本願ではカバー支持部材65がカバー部材55の下縁70を支持し、表皮部材11およびクッション材10を下方に押し付けないので、カバー部材55が表皮部材11およびクッション材10に対する押し付けや弛みの反復によって生じる皺発生を防止し、カバー部材55周辺の表皮部材11(クッション材10)の沈み量を一定にして外観の見栄えを良好にする。
しかして、カバー支持部材65は、四角形状の枠体66の上面に上方に起立するリブ71を形成しているから、リブ71はカバー部材55の下縁70とにより表皮部材11を挟持して、カバー部材55の下方からの表皮部材11の引き出しを一層確実に防止でき、好適である。
しかして、カバー部材55は、その下部を開放して開口部56を形成し、開口部56の周囲に周縁起立部57を設けてカップ形状に形成し、周縁起立部57の左右両側および後部には頂部58を続いて形成し、頂部58の前側にはベルト引出口59を形成し、ベルト引出口59は略前後方向に開口させ、ベルト引出口59の内側に上部ベルトガイド32のガイド部33の横ガイド36を臨ませているから、シートベルト16は上部ベルトガイド32の横ガイド36によりベルト引出口59の下縁に摺接せずに移動する。
したがって、上部ベルトガイド32のガイド部33の横ガイド36は、シートベルト16とカバー部材55との接触抵抗の発生を抑制できて、軽くシートベルト16を引き出せて操作性を向上させる。
また、ベルト引出口59の内側に上部ベルトガイド32のガイド部33の横ガイド36を臨ませているから、シートベルト16に掛かる荷重は上部ベルトガイド32が支持し、カバー部材55にはシートベルト16の荷重が殆ど掛からない。
したがって、カバー部材55がシートベルト16に掛かる荷重により変形・破損するのを防止して、カバー部材55の変形・破損によるシートベルト16の伸び発生を防止でき、シートベルト16による着座者の拘束状態を良好に保持する。
また、カバー部材55のベルト引出口59はシートベルト16に対して上下に隙間を有するように開口しているので、ベルト引出口59から引き出されときのシートベルト16の接触抵抗の発生はなく、操作性を向上させる。
しかして、ベルトリトラクター17から上方に移動したシートベルト16を、カバー部材55のベルト引出口59から前方に向けて略直角方向に方向変換させる上部ベルトガイド32は、丸棒部材により形成しているので、製造が容易であり、生産コストを低くする。
また、上部ベルトガイド32は上部フレーム22に固定のステー25に固定され、ステー25は前板26と側板27により平面視「コ」の字形状に形成しており、上部ベルトガイド32は横ガイド36と側部ガイド37とにより平面視「コ」の字形状に形成しているので、ステー25と上部ベルトガイド32はボックス状に上部フレーム22に固定される。
したがって、上部ベルトガイド32はシートベルト16の荷重を強固に支持する。
しかして、ステー25の前板26の下部は上部フレーム22より下方に位置させ、上部フレーム22の下面に上部ベルトガイド32の円弧部34を固定しているので、ステー25の側板27の下部と上部ベルトガイド32の円弧部34により上部フレーム22を上下に挟持する。
また、ステー25の前板26の下方部分と上部ベルトガイド32の縦軸部35により上部フレーム22を前後に挟持して固定しているから、一層、ステー25と上部ベルトガイド32は上部フレーム22に強固に固定され、前後左右方向のみならず上部フレーム22の円周方向にステー25が回転するように作用する荷重に対しても強固に支持される。
上部ベルトガイド32は丸棒部材により形成し、上部ベルトガイド32の上部は左右方向の横ガイド横ガイド36の左右両側に側部ガイド側部ガイド37を設けて平面視「コ」の字形状に形成したガイド部ガイド部33に形成しているので、横ガイド36と側部ガイド37は繋がっており、横ガイド36から横にシートベルト16が滑っても側部ガイド37によりガイド部33から外れることなく、シートベルト16の案内を確実にする。
しかして、ステー25の前板26と左右の側板27により包囲された空間内には、上部ベルトガイド32の横ガイド36に向けてシートベルト16を斜めに案内する傾斜ガイド40を設けているので、ベルトリトラクター17から引き出されるシートベルト16の裏面は傾斜ガイド40の傾斜部41により上部ベルトガイド32に向けて案内され、シートベルト16の左右測縁は傾斜ガイド40の左右の側板42により案内される。
この場合、傾斜ガイド40は合成樹脂により形成しているので、シートベルト16の案内機構を軽量化する。
また、傾斜ガイド40の傾斜部41の前面には、ステー25の係合孔43に係合する係合部44を形成しているから、傾斜ガイド40はステー25の側板27間に傾斜部41および側板42を嵌め込んで、係合部44を係合孔43に係合させて取付けるので、特別な工具は不要で、組立を容易にする。
車両シートおよびシートベルトの正面図。 車両シートの背凭シートのシートベルトのカバー部材付近の正面図。 シートベルトのカバー部材等の組立状態概略斜視図。 背凭シート上部の縦断側面図。 傾斜ガイドを省略した背凭シート上部の縦断側面図。 カバー支持部材の平面図。 ステーとベルトガイドの正面図。 ステーとベルトガイドとカバー支持部材の正面図。 ステーとベルトガイドとカバー支持部材とカバー部材の正面図。 カバー支持部材とカバー部材の縦断正面図。 カバー支持部材の斜視図。 同側面図。
符号の説明
1…車両用シート、2…背凭シート、3…座席シート、4…ヘッドレスト、5…背凭フレーム、10…クッション材、11…表皮部材、15…シートベルト装置、16…シートベルト、17…ベルトリトラクター、18はアンカープレート、19はタングプレート、20はインナーバックル、22…上部フレーム、25…ステー、26…前板、27…側板、28…突出片、29…取付螺子、30…取付孔、32…上部ベルトガイド、33…ガイド部、34…円弧部、35…縦軸部、36…横ガイド、37…側部ガイド、40…傾斜ガイド、41…傾斜部、42…側板、43…係合孔、44…係合部、50…シート側開口部、55…カバー部材、56…開口部、57…周縁起立部、58…頂部、59…ベルト引出口、60…取付用段部、61…挿通孔、64…装着用スリット、65…カバー支持部材、66…枠体、67…開口部、68…嵌合部、69…補強フレーム、70…下縁、71…リブ、75は当接部、76は係合部、77は係合溝。

Claims (8)

  1. 座席シート3と、背凭フレーム5に取付けたクッション材10の外周を表皮部材11により被覆した背凭シート2とを有し、衝突時の着座者を拘束しうるシートベルト16の衝突時の引出を停止させるベルトリトラクター17を、車両用シートまたは車両フロアに設け、前記背凭シート2の上部所定位置の表皮部材11には、前記ベルトリトラクター17から引き出されるシートベルト16を通す、略上方に向けて開口するシート側開口部50を設け、前記背凭シート2の上部には背凭シート2内のベルトリトラクター17から引き出されたシートベルト16を案内するベルトガイド32を設け、前記シート側開口部50を覆うベルト引出口59を有するカバー部材55を前記背凭シート2の上部に設け、該カバー部材55は前記シート側開口部50および前記ベルトガイド32を包囲する周縁起立部57を有してカップ形状に形成し、前記カバー部材55の周縁起立部57の下方位置には前記カバー部材55を支持するカバー支持部材65を設けた車両用シート。
  2. 請求項1において、前記ベルトガイド32の一部は前記シート側開口部50から前記表皮部材11よりも上方に突出させ、前記ベルトガイド32および前記シート側開口部50を前記カバー部材55により包囲した車両用シート。
  3. 請求項1または請求項2において、前記カバー支持部材65の枠体66は、前記カバー部材55の周縁起立部57の全周の下方位置に位置するように略四角形状に形成し、前記枠体66の中央に前記開口部67を形成した車両用シート
  4. 請求項1または請求項2または請求項3において、前記背凭シート2の背凭フレーム5の上部フレーム22の所定位置にはステー25を設け、前記カバー支持部材65の中央に設けた上下に貫通する開口部67を、前記ステー25に上方から嵌合するように構成した車両用シート。
  5. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4において、前記カバー支持部材65の枠体66の開口部67の内周には少なくとも前記ステー25の前板26と左右の側板27の一部を夫々当接させ、前記カバー支持部材65には前記ステー25の左右の側板27に設けた係合部76が係合する係合溝77を形成した車両用シート。
  6. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項5において、前記カバー支持部材65の枠体66は、前記背凭シート2の背凭フレーム5の上部フレーム22の上面により支持するように構成した車両用シート。
  7. 請求項1または請求項2または請求項3または請求項4または請求項6において、前記カバー支持部材65は前記カバー部材55の周縁起立部57の全周の下方位置に位置するように略四角形状の枠体66により構成し、枠体66の所定位置には周縁起立部57の内側に起立するリブ71を設けた車両用シート。
  8. 請求項7において、前記リブ71は、少なくとも、前記カバー部材55の前側部分および左右両側部分の内側に位置するように設けた車両用シート。
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