JP5187616B2 - β−ニトロスチレン化合物の製造方法 - Google Patents

β−ニトロスチレン化合物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、医薬中間体として有用なβ−ニトロスチレン化合物の製造方法に関する。
下記式で表されるβ−ニトロスチレン化合物は、バクロフェンなどの逆流性食道炎治療薬、鎮痙剤などの製造のための有用な中間体である。
Figure 0005187616
(上記式中、nは0〜3の整数を示し、n個のRは、同一または異なってそれぞれ、ハロゲン原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルキル基、シクロアルキルオキシ基を示すか、または、nが2または3のとき、2つのRが一緒になってアルキレンジオキシ基を形成してもよい。)
このようなβ−ニトロスチレン化合物を合成する方法は、従来より幾つか知られており、たとえば、特開平9−194457号公報(特許文献1)、特開平11−71348号公報(特許文献2)、特表2001−510827号公報(特許文献3)などには、β−ニトロスチレン化合物を合成するに際し、塩基として酢酸アンモニウムを用いて加熱還流する方法が開示されている。しかしながら、これらのように酢酸アンモニウムを用いた場合には、反応温度を沸点に近い温度とすることが必要となる。
また、β−ニトロスチレン化合物を合成する方法として、たとえば特開2002−241364号公報(特許文献4)、J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 119−125(非特許文献1)に記載された方法なども知られている。たとえば特許文献1には、ニトロアルカンを溶媒とし、ベンジルアミンを塩基として使用して、還流条件でβ−ニトロスチレン化合物を67%の収率で製造できることが開示されている。しかしながら、当該方法でも、沸点に近い加熱温度で反応が行われる。
β−ニトロスチレン化合物の製造はニトロ化合物を使用する反応であり、反応の暴走などの危険性が懸念され、沸点に近い加熱温度で反応を行うことは、工業的実施に問題がある。たとえば、ニトロメタンとベンズアルデヒドとの反応溶液を、ARC(加速速度熱量計)で測定したところ、操作温度が95℃の場合、断熱系での自己反応速度が最大になるとき(暴走)までの時間が7.9時間であった。β−ニトロスチレン化合物の実際の製造では、反応液の滞留時間は約12時間であり、工業的な実施には問題があることが判明した。
このように、ニトロメタンとベンズアルデヒドとの反応において、工業的に安全な温度領域で反応して、高い収率でβ−ニトロスチレン化合物を製造する方法が望まれていた。
特開平9−194457号公報 特開平11−71348号公報 特表2001−510827号公報 特開2002−241364号公報 J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 119−125
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、工業的に安全な反応温度域で、β−ニトロスチレン化合物を高い収率で製造することができる方法を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、一級アミンの存在下、下記式(I)
Figure 0005187616
(式(I)中、nは0〜3の整数を示し、n個のRは、同一または異なってそれぞれ、ハロゲン原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルキル基、シクロアルキルオキシ基を示すか、または、nが2または3のとき、2つのRが一緒になってアルキレンジオキシ基を形成してもよい。)で表されるベンズアルデヒド誘導体とニトロメタンとを80℃以下の温度で縮合させることにより、下記式(II)
Figure 0005187616
(式(II)中、nおよびRは上述と同義である。)で表されるβ−ニトロスチレン化合物が高い収率で得られることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下のとおりである。
本発明は、下記式(I)
Figure 0005187616
(式(I)中、nは0〜3の整数を示し、n個のRは、同一または異なってそれぞれ、ハロゲン原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルキル基、シクロアルキルオキシ基を示すか、または、nが2または3のとき、2つのRが一緒になってアルキレンジオキシ基を形成してもよい。)で表されるベンズアルデヒド誘導体とニトロメタンとを、酢酸溶媒中で一級アミンの存在下で縮合させることを特徴とする、下記式(II)
Figure 0005187616
(式(II)中、nおよびRは上述と同義である。)で表されるβ-ニトロスチレン化合物の製造方法である。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法において、一級アミンはベンジルアミンである。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法において、反応温度は70〜80℃である。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法において、一級アミン(好ましくはベンジルアミン)の使用量がベンズアルデヒド1モルに対して0.5〜1.5倍モル量である
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法において、上記式(I)で表されるベンズアルデヒド誘導体が4−クロロベンズアルデヒドであり、上記式(II)で表されるβ−ニトロスチレン化合物が4−クロロ−β−ニトロスチレンであることが、好ましい
本発明によれば、工業的に安全な反応温度域で、β−ニトロスチレン化合物を高い収率で製造することができる。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法は、下記式(I)で表されるベンズアルデヒド誘導体を原料に用いる。
Figure 0005187616
上記式(I)中、nは0〜3の整数を示し、好ましくは0〜2の整数を示す。また、上記式(I)中、n個のRは、同一または異なってそれぞれ、ハロゲン原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルキル基、シクロアルキルオキシ基を示すか、または、nが2または3のとき、2つのRが一緒になってアルキレンジオキシ基を形成してもよい。
本発明に用いられるベンズアルデヒド誘導体におけるハロゲン原子としては、フッ素原子、クロロ原子、ブロム原子、ヨード原子が挙げられる。
本発明に用いられるベンズアルデヒド誘導体におけるアルキル基としては、たとえば炭素数1〜6の直鎖または分岐の低級アルキル基が挙げられ、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル基、tert−ペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、3−メチルペンチル基、ネオヘキシル基、2,3−ジメチルブチル基などが例示される。
本発明に用いられるベンズアルデヒド誘導体におけるアルコキシ基としては、たとえば炭素数1〜3のアルコキシ基が挙げられ、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基などが例示される。
本発明に用いられるベンズアルデヒド誘導体におけるハロアルキル基としては、たとえば炭素数1〜3のハロアルキル基が挙げられ、具体的には、フルオロメチル基、トリフルオロメチル基などが例示される。
本発明に用いられるベンズアルデヒド誘導体におけるシクロアルキルオキシ基としては、たとえば炭素数3〜6のシクロアルキルオキシ基が挙げられ、具体的には、シクロプロポキシ基、シクロペンチルオキシ基などが例示される。
これらの置換基の中でもクロロ原子が好ましく、上記式(I)で表されるベンズアルデヒド誘導体としては、4−クロロベンズアルデヒドが好ましい。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法は、上述したようなベンズアルデヒド誘導体を、酢酸溶媒中で一級アミンの存在下で、ニトロメタンと縮合反応させることを特徴とする。ここで、溶媒として酢酸を用いているのは、通常溶媒として用いられるトルエンなどとは異なり、反応の後処理としての水の添加によるβ−ニトロスチレン化合物の結晶化(後述)が容易に行えるためである。
溶媒としての酢酸の使用量は、ベンズアルデヒド誘導体1重量部に対して、通常4〜8重量倍、好ましくは5〜6重量倍である。酢酸の使用量がベンズアルデヒド誘導体1重量部に対して4重量倍未満である場合には、反応溶液の粘度が上昇して攪拌が困難になる虞があるためであり、酢酸の使用量がベンズアルデヒド誘導体1重量部に対して8重量倍を超える場合には、容積効率が低下して経済的でないためである。
ニトロメタンの使用量としては、ベンズアルデヒド誘導体1モルに対して通常1〜10倍モル量、好ましくは3〜5倍モル量である。ニトロメタンの使用量がベンズアルデヒド誘導体1モルに対して1倍モル量未満である場合には収率が低下する虞があるためであり、また、ニトロメタンの使用量がベンズアルデヒド誘導体1モルに対して10倍モル量を超える場合には、使用量に見合うだけの効果がなく経済的でないためである。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法に用いられる一級アミンとしては、たとえばエチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピルアミン、2−アミノエタノール、3−アミノエタノール、ベンジルアミンなどが挙げられ、中でもn−プロピルアミン、2−アミノエタノールまたはベンジルアミンが好ましく、ベンジルアミンが特に好ましい。
一級アミンの使用量としては、ベンズアルデヒド誘導体1モルに対して通常0.2〜1.5倍モル量、好ましくは0.2〜1.0倍モル量である。一級アミンの使用量がベンズアルデヒド誘導体1モルに対して0.2倍モル量未満である場合には、反応速度が低下する虞があるためであり、また、一級アミンの使用量がベンズアルデヒド誘導体1モルに対して1.5倍モル量を超える場合には、使用量に見合うだけの効果がなく経済的でないためである。
反応方法としては、酢酸にベンズアルデヒド誘導体および一級アミンを加え、反応温度でニトロメタンを滴下する方法が安全性の観点より好ましい。ニトロメタンの滴下温度としては、通常30〜80℃、好ましくは70〜80℃である。滴下時間は、使用量、滴下温度にもよるが、通常30分〜6時間、好ましくは1〜3時間である。
反応温度としては、通常30〜80℃、好ましくは70〜80℃、より好ましくは70〜78℃である。反応温度が30℃未満である場合には、反応速度が遅くなる虞があり、また反応温度が80℃を超える場合には、反応が制御しにくくなる虞があるためである。
反応時間としては、原料の使用量、反応温度などにより異なるが、通常10分〜6時間である。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法によれば、安全に操業するための温度の指標であるADT24(Adiabatic Decomposition Temperature for 24 hrs:反応が暴走傾向になったとしても24時間もあれば、冷却などの処置がとれるであろうという観点からの温度指標)を78℃とすることができ、この温度以下では断熱下で24時間までは反応の暴走を防止することができる。なお、ADT24は、ARC(加速速度熱量計)(CSI社製)により測定することができる。このように、本発明は、工業的に安全な反応温度域で、β−ニトロスチレン化合物を製造できる方法を提供することができる。
このような反応によって、下記式(II)で表されるβ−ニトロスチレン化合物が製造される。
Figure 0005187616
上記式(II)中、nおよびRは、上記式(I)について上述したのと同義である。また上述したように、ベンジルアミン誘導体としては4−クロロベンズアルデヒドが好ましく、したがってβ−ニトロスチレン化合物としては4−クロロ−β−ニトロスチレンが好ましい。
本発明のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法は、上述したように工業的に安全なだけでなく、工業的に安全な反応温度域で反応を行ったとしても、80〜99%(好適には85〜98%)という従来よりも格段に高い収率にて、β−ニトロスチレン化合物を製造することができる。
反応後、後処理として、たとえば30〜60℃で水を反応液に滴下するか、または、反応液を水中に滴下することによって、反応により生成したβ−ニトロスチレン化合物を結晶化することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
酢酸1066.8gに4−クロロベンズアルデヒド200.14g(1.356モル)とベンジルアミン153.4g(1.429モル)を加えて溶解した。この溶液を78℃に加温し、ニトロメタン325.7g(5.336モル)を78〜80℃で2時間50分かけて滴下した後、約79℃の温度で40分間攪拌した。約50℃で水1016gを2時間25分で滴下した。1時間50分かけて約10℃まで冷却し、6〜10℃で1時間50分攪拌した。結晶をろ過し、水1016.2gで洗浄した。約50℃で湿結晶をトルエン572.8gに溶解した。分液して水層を除き、水330.8gで洗浄した。トルエン層(803.24g)を分析したところ、4−クロロ−β−ニトロスチレンが253.8g含まれていた。収率は97.1%であった。
<実施例2>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し0.5倍モル量のベンジルアミンを使用し、実施例1と同様に反応させたところ、反応2時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率は95%であった。
<実施例3>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し0.2倍モル量のベンジルアミンを使用し、実施例1と同様に反応させたところ、反応8時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率は82%であった。
<実施例4>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し0.5倍モル量のn−プロピルアミンを使用し、実施例1と同様に反応させたところ、反応6時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率は80.3%であった。
<実施例5>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し1.0倍モル量のn−プロピルアミンを使用し、実施例1と同様に反応させたところ、反応2時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率は84.2%であった。
<実施例6>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し0.5倍モル量の2−アミノエタノールを使用し、実施例1と同様に反応させたところ、反応5時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率は86.0%であった。
<実施例7>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し1.0倍モル量の2−アミノエタノールを使用し、実施例1と同様に反応させたところ、反応2時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率は84.4%であった。
<比較例1>
酢酸750mlに4−クロロベンズアルデヒド100g(0.711モル)と酢酸アンモニウム95.4g(1.238モル)を加え、ニトロメタン227.7g(3.56モル)を79.2〜79.9℃の温度で6時間攪拌した(3時間目の反応率は62%、6時間目で70%であった。)。約60℃で一晩静置し、約58℃で水750gを2時間滴下した。
40分かけて約10℃まで冷却し、1時間攪拌した。結晶をろ過、水375gで洗浄した。湿結晶をトルエン730mlに加え、約50℃で溶解した。分液して水層を除き、水165gで洗浄した。トルエン層(722.1g)を分析したところ、4−クロロ−β−ニトロスチレンが105.8g含まれていた。収率は81%であった。
<比較例2>
4−クロロベンズアルデヒド1モルに対し0.2倍モル量の酢酸アンモニウムを使用し、比較例1と同様に反応させたところ、反応8時間目で4−クロロ−β−ニトロスチレンの生成率が40%であった。
今回開示された実施の形態、実施例および比較例は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。

Claims (4)

  1. 下記式(I)
    Figure 0005187616
    (式(I)中、nは0〜3の整数を示し、n個のRは、同一または異なってそれぞれ、ハロゲン原子、アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ハロアルキル基、シクロアルキルオキシ基を示すか、または、nが2または3のとき、2つのRが一緒になってアルキレンジオキシ基を形成してもよい。)
    で表されるベンズアルデヒド誘導体とニトロメタンとを、酢酸溶媒中でベンジルアミンの存在下で縮合させる、下記式(II)
    Figure 0005187616
    (式(II)中、nおよびRは上述と同義である。)
    で表されるβ−ニトロスチレン化合物の製造方法であって、反応温度が70〜80℃であり、ベンジルアミンの使用量がベンズアルデヒド誘導体1モルに対して0.5〜1.5倍モル量である、β−ニトロスチレン化合物の製造方法
  2. 上記式(I)で表されるベンズアルデヒド誘導体が4−クロロベンズアルデヒドであり、上記式(II)で表されるβ−ニトロスチレン化合物が4−クロロ−β−ニトロスチレンである、請求項1に記載のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法。
  3. 酢酸溶媒の使用量が、ベンズアルデヒド誘導体1重量部に対して4〜8重量倍である、請求項1または2に記載のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法
  4. 酢酸溶媒の使用量が、ベンズアルデヒド誘導体1重量部に対して5〜6重量倍である、請求項3に記載のβ−ニトロスチレン化合物の製造方法
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