JP4334508B2 - 1,3−アゾール誘導体 - Google Patents

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JP4334508B2
JP4334508B2 JP2005181894A JP2005181894A JP4334508B2 JP 4334508 B2 JP4334508 B2 JP 4334508B2 JP 2005181894 A JP2005181894 A JP 2005181894A JP 2005181894 A JP2005181894 A JP 2005181894A JP 4334508 B2 JP4334508 B2 JP 4334508B2
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正道 高木
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Description

本発明は、プラスミノーゲンアクチベータ(PA)活性促進作用及びプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI−1)阻害活性作用を有し、血栓溶解剤、抗血栓剤として有用な1,3-アゾール誘導体に関する。
血栓を溶解させるためには、PA類を投与する療法、すなわち血栓溶解療法(線溶療法)が、現在広く実施されている。線溶系の活性化は、血液線溶系調節因子の前駆体であるプラスミノーゲンをPAがプラスミンに活性化することによって開始され、生じたプラスミンが酵素作用を発現して血栓の構成成分であるフィブリンを分解することによって血栓溶解が進行する。現在、この線溶療法に使用される血栓溶解剤として、ウロキナーゼ(UK)、組織プラスミノーゲンアクチベータ(t−PA)などの生体内物質、ストレプトキナーゼ(SK)、スタフィロキナーゼ(SAK)などの菌体産生物質およびそれらの遺伝子組換え体等が知られている。しかし、これら既存の血栓溶解薬はすべて蛋白製剤であるため、血中半減期が短く、速やかに肝臓で代謝され、また、生体内に阻害因子が存在するため、血栓の生じている局所に於いて血栓溶解作用を発現させるためには大量投与を必要とする。臨床に於いて、投与量が多いほど再潅流率が高いことが報告されているが、このような血栓溶解剤の一過性の大量投与は、全身的に血栓溶解活性を著しく高め、血栓塞栓部位を開通させることが期待される一方、副作用として重篤な出血症状が認められるという問題を抱えている。又、これらの血栓溶解剤の投与により一時的に塞栓部位を開通させても、再閉塞を生じ易いことが大きな問題となっている。
本発明の目的は、上記した欠点をもたない血栓溶解作用及び抗血栓作用を有する医薬組成物を提供することである。
本発明者らは、PAの強力なインヒビターであるプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI−1)を阻害することにより、PAの活性を維持し、血栓症または再閉塞の発生率を減少させることができるという点に着目し、鋭意研究した結果、下記1,3-アゾール誘導体又はその医薬的に許容しうる塩化合物若しくは溶媒和物が上記目的に適合することを見出した。
本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、優れたPA活性促進作用とPAI−1阻害活性を有し、経口投与が可能な、線溶促進作用、血栓溶解作用及び抗血栓作用を有する医薬組成物を提供するものである。
すなわち、本発明は、以下の発明に関する。
[1]有効成分として、一般式(1)
Figure 0004334508

[式中、
(1)Zは、
(i)酸素
(ii)硫黄
(iii)
Figure 0004334508

(ここでZは、
<1> 水素
<2> −低級アルキレン基−Z …(3)
(ここでZは、
1.−COOR …(4)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基)
2.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基)
3.ハロゲンで置換されて良いフェニル基
4.シクロヘキシル基))
(2)Aは、
(i)−アリーレン基−O−低級アルキレン基−a…(6)
(ここで
<1> aは、
1.−COOR …(7)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
2.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
3.
Figure 0004334508

(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
4.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
5.ハロゲン
6.フェニル基
7.4-モルホリニル基
8.1-ピロリジニル基
9.1-ピペリジニル基
10.4-ピリジニル基
11.4-メチル-1-ピペラジニル基
12.
Figure 0004334508

(ここでy,yは互いに独立して
(1)水素
(2)低級アルキル基
(3)低級アルコキシカルボニル基)
<2>アリーレン基は、 1,4-及び1,2-フェニレン基、[1,1’-ビフェニル]-4,4’-ジイル基、2,6 -、2,3 -及び式(6)の酸素が6位に結合した6,1-ナフタレンジイル基)
(ii) −アリーレン基−a …(12)
(ここで
<1>aは、
1.水酸基
2.低級アルコキシ基
3.−COOR10 …(13)
(ここでR10は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
4.
Figure 0004334508

(ここでR11,R12は互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基、R13は水素、低級アルキル基)
5.
Figure 0004334508

(ここでR14,R15は互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
6.
Figure 0004334508

(ここでR16は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
<2>アリーレン基は、1,4-フェニレン基、[1,1’-ビフェニル]-4,4’-ジイル基、2,6 -、2,3 -及び式(12)に於いてaが6位に結合した6,1-ナフタレンジイル基)
(iii)−低級アルキレン基−COOR17 …(17)
(ここでR17は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
(3)B,Bは、
(i)Zが酸素の時、それぞれ単独に、
1.Bは、
(1)2-ナフチル基
(2)フェニル基
2.Bは、
(1)水素
(2)フェニル基
(ii)それぞれに隣接する炭素と共に、一緒になってベンゼン環を形成し、全体として、前記式(1)が、下記一般式(18)
Figure 0004334508

(ここで
(1)A,Zは前記の通りである
(2)bは、
1.水素
2.低級アルキル基
(3)bは、
1.水素
2.低級アルキル基
3.フェニル基
4.ハロゲン
(4)bは、
1.水素
2.ニトロ基
3.アミノ基
(ここでアミノ基は低級アルキル基、ベンジル基で置換されて良い)
4.低級アルキル基
5. −O−b31 …(19)
(ここでb31は、
1.水素
2.低級アルキル基
3.低級アシル基
4.シクロヘキシル基
5.−低級アルキレン基−b32 …(20)
(ここでb32は、
-1.フェニル基
-2.シクロヘキシル基
-3.−COOR18 …(21)
(ここでR18は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
-4.
Figure 0004334508

(ここでR19,R20は互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基))))
である]
で表される化合物又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物からなる血栓症を治療するための医薬組成物。
[2]血栓溶解剤である、前記[1]の医薬組成物。
[3]抗血栓剤である、前記[1]の医薬組成物。
[4]医薬組成物として使用するための前記[1]の式(1)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
[5]血栓症を治療するための医薬組成物を製造するための前記[1]の式(1)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物の使用。
[6]前記[1]の式(1)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物の有効量を対象に投与することからなる血栓症を治療する方法。
[7]下記式(23)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
Figure 0004334508

[式中、
(1)Aは、
(i) −アリーレン基−O−低級アルキレン基−a …(6)
(ここで
<1>aは、
1.−COOR …(7)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
2.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
3.
Figure 0004334508

(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
4.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
5.ハロゲン
6.フェニル基
7.4-モルホリニル基
8.1-ピロリジニル基
9.1-ピペリジニル基
10.4-ピリジニル基
11.4-メチル-1-ピペラジニル基
12.
Figure 0004334508

(ここでy,yは互いに独立して
(1)水素
(2)低級アルキル基
(3)低級アルコキシカルボニル基)
<2>アリーレン基は、1,4-及び1,2-フェニレン基、[1,1’-ビフェニル]-4,4’-ジイル基、2,6 -、2,3 -及び式(6)の酸素が6位に結合した6,1-ナフタレンジイル基を意味する。
但し、
(1)同時にaがカルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、アリーレン基が1,4-フェニレン基、下記するb,b,bが共に水素である場合は、低級アルキレン基としてメチレン基を除く。
(2)aが式(11)の場合は、1,4-フェニレン基を除く。)
(ii) −アリーレン基−a …(12)
(ここで
<1>aは、
1.水酸基
2.低級アルコキシ基
3.
Figure 0004334508

(ここでR11,R12は互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基、R13は水素、低級アルキル基)
4.
Figure 0004334508

(ここでR14,R15は互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
5.
Figure 0004334508

(ここでR16は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
<2>アリーレン基は[1,1’-ビフェニル]-4,4’-ジイル基、2,6 -、2,3-及び式(12)に於いてaが6位に結合した6,1-ナフタレンジイル基)
(2)bは、
1.水素
2.低級アルキル基
(3)bは、
1.水素
2.低級アルキル基
3.フェニル基
4.ハロゲン
(4)bは、
1.水素
2.ニトロ基
3.アミノ基
(ここでアミノ基は低級アルキル基、ベンジル基で置換されて良い)
4.低級アルキル基
5.−O−b31 …(19)
(ここでb31は、
1.水素
2.低級アルキル基
3.低級アシル基
4.シクロヘキシル基
5.−低級アルキレン基−b32 …(20)
(ここでb32は、
-1.フェニル基
-2.シクロヘキシル基
-3.−COOR18 …(21)
(ここでR18は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
-4.
Figure 0004334508

(ここでR19,R20は互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)))
である]
[8]下記式(24)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
Figure 0004334508

[式中、
(1)Aは、
(i)−アリーレン基−O−低級アルキレン基−a …(6)
(ここで
<1>aは、
1.−COOR …(7)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
2.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
3.フェニル基
<2>アリーレン基は、1,4-フェニレン基、2,6-ナフタレンジイル基である。(但し、同時にaがカルボキシル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルキレン基がメチレン基、下記するZが水素である場合は1,4-フェニレン基を除く))
(ii)−アリーレン基−a …(12)
(ここで
<1>aは水酸基
<2>アリーレン基は1,4-フェニレン基、2,6-ナフタレンジイル基(但し、同時にaが水酸基、下記するZが水素の時、1,4-フェニレン基を除く))
(2)Zは、
<1>水素
<2>−低級アルキレン基−Z …(3)
(ここでZは、
1.−COOR1 …(4)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基)
2.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基)
3.ハロゲンで置換されて良いフェニル基
4.シクロヘキシル基)
(3)bは、
1.水素
2.塩素
(4)b,bは水素
である]
[9]下記式(25)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
Figure 0004334508

[ここで
(1)Aは、
(i)−アリーレン基−O−低級アルキレン基−a …(6)
(ここで
<1>aは、
1.−COOR …(7)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
2.
Figure 0004334508

(ここでR,Rは互いに独立して水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
3.フェニル基
<2>アリーレン基は2,6-ナフタレンジイル基)
(ii)−アリーレン基−a …(12)
(ここで
<1>aは水酸基
<2>アリーレン基は、2,6-ナフタレンジイル基)
(2)b,b,bは水素
である]
[10]下記式(26)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
Figure 0004334508

[ここで
(1)Aは、
(i)−アリーレン基−O−低級アルキレン基−a …(6)
(ここで
<1>aは、
1.−COOR …(7)
(ここでRは水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
2.フェニル基
<2>アリーレン基は2,6-ナフタレンジイル基)
(ii)−アリーレン基−a …(12)
(ここで
<1>aは、
1.水酸基
2.−COOR10 …(13)
(ここでR10は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
<2>アリーレン基は、2,6-ナフタレンジイル基)
(iii)−低級アルキレン基−COOR17 …(17)
(ここでR17は水素、低級アシルオキシ基で置換されて良い低級アルキル基、ベンジル基)
(2)Bは、
1.2-ナフチル基
2.フェニル基
(3)Bは、
1.水素
2.フェニル基
である]
[11]以下の化合物群から選ばれる化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
4-(2-ナフタレニル)-2-オキサゾールプロパン酸 メチル エステル、4-(2-ナフタレニル)-2-オキサゾールプロパン酸、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸 メチル エステル、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸、4,5-ジフェニル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]オキサゾール、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレノール、[[6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル、[[6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ブタン酸、4-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ブタン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル、6-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸、6-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル、[5-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸、[4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸 メチル
エステル、[4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸、6-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸、[5-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸、2-[4'-(フェニルメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]ベンゾオキサゾール、4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-オール、4-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ブタン酸、6-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ヘキサン酸、[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]メチルプロパン二酸 ジエチル エステル、[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]メチルプロパン二酸、[3-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、N-[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]グリシン エチル エステル、2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル、2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸、6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル、2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル、2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸 ジエチル エステル、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸、[3-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、2-[6-[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、2-[6-[2-(1-ピペリジニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、2-[6-[(4-ピリジニル)メトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、2-[6-[(5-クロロペンチル)オキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、2-[6-[[5-(1-ピロリジニル)ペンチル]オキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、2-[6-[[5-(4-メチル-1-ピペラジニル)ペンチル]オキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール二塩酸塩、6-メチル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸、5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル、6-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、7-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘプタン酸、[5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-メチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、[3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]カルバミン酸 1,1-ジメチルエチル エステル、3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミンメタンスルホン酸塩、N,N-ジメチル-3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩、6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール、6-[[6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾロール、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾロール 酢酸エステル、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾロール 酢酸エステル、6-[[6-(6-ヒドロキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-メトキシ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル
エステル、4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]メチルプロパン二酸、[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル
エステル、[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-エトキシ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸
エチル エステル、6-[[6-[6-[(6-エトキシ-6-オキソヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[6-[6-[[7-エトキシ-6-(エトキシカルボニル)-7-オキソヘプチル]オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[6-[6-[(6,6-ジカルボキシヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、[5-[[6-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、[5-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル
エステル、4-[[6-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸塩酸塩、4-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸 ジエチル エステル、[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸、[5-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル
エステル、[5-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩、6-ニトロ-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩、N,N-ジエチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩、6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール、6-[[6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、6-[[6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール、6-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、6-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、5-クロロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、5-クロロ-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、6-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル] プロパン二酸、3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-メチル-2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、N,N-ジメチル-3-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩、6-ニトロ-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ニトロベンゾオキサゾール、2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩、3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノ−ル、4-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、3-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩、3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-5-フェニルベンゾオキサゾール塩酸塩、N,N-ジメチル-3-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩、5-クロロ-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル
エステル、4-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、5-クロロ-2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩、5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、6-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-ニトロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸塩酸塩、6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-6-ニトロベンゾオキサゾール、2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩、N,N-ジエチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩、2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾロール、6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール、4-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、3-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩、5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩、5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-5-フェニルベンゾオキサゾール塩酸塩、N,N-ジメチル-3-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩、5-クロロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール、5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸
ジエチル エステル、[5-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、5-クロロ-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩、3-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩、2-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル、2-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ペンタン二酸、2-アミノ-6-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ヘキサン酸塩酸塩、2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール、2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-[4-(2-メトキシ-2-オキソエトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、2-[4-(カルボキシメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、5-クロロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール、5-クロロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、5-クロロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、5-クロロ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル
エステル、5-クロロ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-[4-(カルボキシメトキシ)フェニル]-5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール、6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレノール、[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル、[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、2-[6-(2-メトキシ-2-オキソエトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、2-[6-(カルボキシメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-[6-(3-カルボキシプロポキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸、2-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ヘキサン酸、[5-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル
エステル、4-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[6-[1-(フェニルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[6-[1-[(2-クロロフェニル)メチル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、1-(シクロヘキシルメチル)-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール、6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレノール、4-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸、[5-[2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル]ペンチル]プロパン二酸、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾチアゾール、6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレノール、[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル、[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、6-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、[3-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル
[12]医薬組成物として使用するための前記[7]〜[11]のいずれかに記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
[13]血栓溶解剤又は抗血栓剤として使用するための前記[7]〜[11]のいずれかに記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
[14]血栓症を治療するための医薬組成物を製造するための前記[7]〜[11]のいずれかに記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
[15]前記[7]〜[11]のいずれかに記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物の有効量を対象に投与することからなる血栓症を治療する方法。
[16]血栓溶解剤又は抗血栓剤として使用するための以下の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸、[4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノキシ]酢酸
本明細書に於いて、「低級アルキル基」とは、炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基を意味し、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基等を挙げることが出来る。「低級アルキレン基」とは、炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状のアルキレン基を意味し、メチレン基、エタンジイル基、プロパンジイル基、ブタンジイル基、ペンタンジイル基、ヘキサンジイル基、ヘプタンジイル基等がこれらに該当する。「低級アルコキシ基」とは、炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルコキシ基を意味し、具体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基及びtert−ブトキシ基等を挙げることが出来る。「低級アルコキシカルボニル基」とは、前記の如き炭素数1乃至4の低級アルコキシ基を有するアルコキシカルボニル基であり、例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基等を挙げることが出来る。「低級アシルオキシ基」とは、炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状の1-オキソアルキルオキシ基であり、アセチルオキシ基、1-オキソプロポキシ基、2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ基、1-オキソブトキシ基、1-オキソペンチルオキシ基、1-オキソヘキシルオキシ基、1-オキソヘプチルオキシ基等が挙げられる。本発明の前記式(1)で表わされる化合物は、必要に応じて薬理学的に許容し得る塩に変換することも、あるいは生成した塩から遊離酸、エステルに変換することもできる。さらにそれらの化合物を溶媒和物とすることもできる。塩としては、薬理学的に許容し得る酸付加塩、金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩、アミノ酸付加塩が挙げられる。具体的には酸付加塩としては塩酸塩、リン酸塩、硫酸塩等の無機酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩が挙げられ、金属塩としてはナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩等が挙げられ、アンモニウム塩としてはアンモニウム等の塩が挙げられ、有機アミン付加塩としてはモルホリン、ピペリジン等の付加塩が挙げられ、アミノ酸付加塩としては、グリシン、リジン等の付加塩が挙げられる。溶媒和物としては、水和物等が挙げられる。エステルとしては、低級アルキルエステル等が挙げられる。
本発明化合物中、[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸、[4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノキシ]酢酸は既知の化合物であるが、いずれもその血栓溶解作用、抗血栓作用については何も知られていない。
本発明の前記式(1)で表わされる化合物はいずれも公知の方法により製造することができる。以下に、これらの化合物の代表的製造方法を示す。
単環式オキサゾール誘導体は下記スキームAに従って得られる。
Figure 0004334508
[ここでP,T1,T2は一般式(1)に於けるA,B1,B2自体又はこれに変換しうる基を、Xはハロゲンをそれぞれ意味する。]
炭酸ナトリウム等の炭酸アルカリを含む水性アルコール中で、式(A1)で示されるカルボン酸と式(A2)で示されるα-ハロケトン体を、例えば還流下で、反応させ、得られる式(A3)で示されるエステル体を、酢酸中、窒素供給源、例えば尿素、酢酸アンモニウム等と加熱する事により式(A4)で示されるオキサゾールが得られる(参考文献:Heterocyclic Compounds, Wiley & Sons,Inc.,5,302-323)。
式(A3)で示されるエステル体は、式(A5)で示される酸ハロゲン化体を、ピリジンやトリアルキルアミン等の存在下で、式(A6)で示されるα-ヒドロキシケトン体と室温〜100℃で反応させる事によっても得られる。 上記置換基P中に水酸基が存在する場合、常法に従い、例えば、ベンジル基等で予め保護しておき、式(A4)で示されるオキサゾール自体、或いはその置換基T1,T2等をそれぞれ別の基に変換した後のオキサゾール体の処で保護基脱離に処することも出来る。
上記の方法は例であり、その他同様の既知の方法を用いることも出来る。
ベンゾオキサゾール誘導体は下記スキームBに従って得られる。
Figure 0004334508

[ここでP,t1,t2,t3は一般式(23)に於けるA,b1,b2,b3自体又はこれに変換しうる基を、又、R1は低級アルキル基、Xはハロゲンをそれぞれ意味する。]
ルート1(参考文献:Gunter等,J.Org.Chem., 46,(13),2824-2826(1981))に従い、トリメチルアルミニウムのトルエン溶液中、式(B1)で示される2-アミノフェノール体を0℃〜還流温度下で反応せしめた後、式(B2)で示されるカルボン酸 エステル体を加えて数時間還流反応に処するか、或いは、ルート2に従い、式(B3)で示されるカルボン酸ハロゲン化物と式(B1)で示される2-アミノフェノール体を、トリエチルアミン等の塩基存在下、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の不活性溶媒中で室温下或いは加熱還流下で反応させる事により、式(B4)で示されるアミド体を得、このアミド体を、ベンゼン、トルエン、キシレン、 1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン等の溶媒中でパラトルエンスルホン酸一水和物(PTS)と共に加熱環流しながら生成する水を除去するか、或いはハロゲン化チオニルと共に加熱する事により、式(B5)で示されるベンゾオキサゾールが得られる。上記置換基P中に水酸基が存在する場合、常法に従い、例えば、ベンジル基等で予め保護しておき、式(B5)で示されるベンゾオキサゾール自体、或いはその置換基t1,t2,t3等をそれぞれ別の基、例えば、水酸基をアシルオキシ基等に変換した後のベンゾオキサゾール体の処で保護基脱離に処することが好ましい。
上記の方法は例であり、その他同様の既知の方法を用いることも出来る。
ベンゾイミダゾール誘導体はスキームCに従って得られる。
Figure 0004334508

[ここでP,t1,t2,t3は一般式(24)に於けるA,b1,b2,b3自体又はこれに変換しうる基を、又、R1は低級アルキル基をそれぞれ意味する。]
ルート1(参考文献:Gunter等,J.Org.Chem., 46,(13),2824-2826(1981))に従い、トリメチルアルミニウムのトルエン溶液中、式(C1)で示される1,2-フェニレンジアミン体を0℃〜還流温度下で反応せしめた後、式(C2)で示されるカルボン酸 エステル体を加えて数時間還流反応に処するか、又は、ルート2(参考文献:黄等,Natural science Edition,J.Wuhan Univ.,41,(2),142-148(1995))に従い、式(C1)で示される1,2-フェニレンジアミン体のアルコール溶液中に式(C3)で示されるアルデヒドのアルコール溶液と過剰のフェリシアン化カリウム水溶液を同時に滴下し、更に数時間還流させるか、或いはルート3(参考文献:N.Latif等,Indian Journal of Chemistry, 21B,872-874(1982))に従い、式(C4)で示される1-アリール-2-ニトロエテン体と式(C1)で示される当量の1,2-フェニレンジアミン体をアルコール中で数時間還流反応に処することにより、何れも直接、式(C5)で示されるベンゾイミダゾールが得られる。上記置換基P中に水酸基が存在する場合、常法に従い、例えば、ベンジル基等で予め保護しておく事が出来る。式(C4)で示される化合物は、P-CHOで示されるアルデヒドとニトロメタンを触媒量のn-ブチルアミンと共に酢酸中で加熱還流反応する事により容易に得られる(参考文献:Organic Reactions,John Wiley & Sons,
Inc., 15,Chapter 2)。
上記の方法は例であり、その他同様の既知の方法を用いることも出来る。
ベンゾチアゾール誘導体は下記スキームDに従って得られる。
Figure 0004334508

[ここでP,t1,t2,t3は一般式(25)に於けるA,b1,b2,b3自体又はこれに変換しうる基を、又、R1は低級アルキル基をそれぞれ意味する。]
前記したGunter等,J.Org.Chem.,46,(13),2824-2826(1981)に従い、トリメチルアルミニウムのトルエン溶液中、式(D1)で示される2-アミノチオフェノール体を0℃〜還流温度下で反応せしめた後、式(D2)で示されるカルボン酸 エステル体を加えて数時間還流反応に処する事により、式(D3)で示されるベンゾチアゾールが得られる。上記置換基P中に水酸基が存在する場合、常法に従い、例えば、ベンジル基等で予め保護しておき、式(D3)で示されるベンゾチアゾール自体、或いはその置換基t1,t2,t3等をそれぞれ別の基に変換した後のベンゾチアゾール体の処で保護基脱離に処することも出来る。
上記の方法は例であり、その他同様の既知の方法を用いることも出来る。
上記スキームA〜Dに於いて表示した各官能基P,T1,T2,t1,t2,t3中の水酸基を他の官能基へ変換する場合、及びスキームCで示したベンゾイミダゾール誘導体の1位の窒素に他の官能基を導入する場合は、下記スキームEに従って行われる。
Figure 0004334508

[ここで、Zは酸素,硫黄、Arはアリーレン基、alkは低級アルキレン基、Xはハロゲンであり、a1,b31,Z2,Pは前記の通りである。]
反応は、DMF等の非プロトン性極性溶媒中で、炭酸アルカリ等の塩基の存在下、a1−alk−Xで示されるハロゲン化体と、室温下或いは加温下で反応させる事により行われる。他に無置換アミノ基が存在している場合は予めこのアミノ基にt-ブトキシカルボニル基等の保護基を導入しておくことが望ましい。これら保護基の導入及び脱離は、例えば、T.W.Green,Protective Groups in Organic Synthesis,2nd Ed.,John Willey & Sons,Inc.,(1991)に方法が記載されており、これらの常法に従って行われる。この変換に位置特異性を必要とする場合は、当量のハロゲン化体を用いて得られた反応混合物をカラムクロマト分離に処して所望の目的物を得たり、或いは下記スキームFに従って官能基の変換を行う事もできる。
Figure 0004334508

[ここで、Zは酸素,硫黄、Arはアリーレン基、alkは低級アルキレン基、a1,b31,Z2は前記の通りである、Pr1,Pr2はそれぞれ異なった種類の保護基を意味する。]
式(F1),(F9)で示される化合物は、スキームA〜Dに於いて、閉環反応に処する前に、例えば、DMFやアセトン中、炭酸アルカリ等の存在下で、ベンジルハライド等と反応させる事により得られる。
上記の方法は例であり、その他同様の既知の方法を用いることも出来る。
前記一般式(1)で示される化合物中に存在するエステル基、即ち、低級アルコキシカルボニル基等のカルボン酸への変換は、常法に従い、例えば、アルコール中、水酸化ナトリウム水溶液等と共に、室温下或いは還流下、数時間処理した後、酸析する事により達成される。得られた遊離カルボン酸を当量の水酸化ナトリウム等で溶解し、凍結乾燥する事によって、ナトリウム塩等のアルカリ金属塩として得ることも出来る。前記一般式(1)で示される化合物中に、低級アルコキシカルボニル基が存在する場合、それ自体、本発明の医薬組成物を構成するひとつの形態を成すものであるが、この様にして、本発明のもう一つの形態である対応するカルボキシル基及びその塩に変換する事が出来る。
一般式(1)で示される化合物の塩酸等による酸付加塩も本発明の医薬組成物を構成する一つの形態であり、これらは常法に従い、例えば、対応する遊離体を水或いは水性アルコール、水性アセトンの如き溶媒中で当量の塩酸と処理し、必要なら減圧濃縮する事によって得られる。
上記の方法は例であり、これに限定したものではない。
このようにして製造される一般式(1)で表わされる1,3-アゾール誘導体若しくはそれらの塩化合物あるいはそれらの溶媒和物を有効成分とする医薬は、通常、哺乳類(ヒト患者を含む)に対し、錠剤、カプセル剤、散剤、細粒剤、シロップ剤等の経口投与剤、直腸投与剤、あるいは注射剤として投与することができる。また、本発明化合物は1個の治療剤として、あるいは他の治療剤との混合物として投与することができる。それらは単体で投与しても良いが、一般的には医薬組成物の形態で投与する。それらの製剤は薬理学的、製剤学的に許容し得る添加物を加え、常法により製造することができる。すなわち、経口剤には、通常の賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、湿潤剤、コーティング剤等の添加剤を用いることができる。経口用液剤は、水性または油性懸濁液、溶液、乳濁液、シロップ、エリキシル等の形態であっても良く、あるいは使用前水または他の適当な溶媒で調製するドライシロップとして供されても良い。前記の液剤は、懸濁化剤、香料、希釈剤あるいは乳化剤のような通常の添加剤を含有できる。直腸内投与する場合は、坐剤として投与することができる。坐剤は、カカオ脂、ラウリン脂、マクロゴール、グリセロゼラチン、ウィテップゾール、ステアリン酸ナトリウムまたはそれらの混合物など、適当な物質を基剤とし、必要に応じて乳化剤、懸濁化剤、保存剤等を加えることができる。注射剤は、水性あるいは用時溶解型剤形を構成し得る注射用蒸留水、生理食塩水、5%ブドウ糖溶液、プロピレングリコール等の溶解剤ないし溶解補助剤、pH調節剤、等張化剤、安定化剤等の製剤成分が使用される。上記組成物で用いられる賦形剤等の具体例を以下に挙げる。
賦形剤:リン酸水素カルシウム、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミニウム・マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、リン酸水素カルシウム、軽質無水ケイ酸、無水ケイ酸、アビセル、各種デンプン、デキストリン、カルボキシメチルスターチ(CMS)、乳糖等。
結合剤:エチルセルロース(EC)、カルボキシメチルセルロースNa(CMC−Na)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、各種デンプン、デキストリン、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)等。
崩壊剤:合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、CMC−Ca、CMC、アビセル、L−HPC、HPMC、MC、各種デンプン、CMS、ヒドロキシプロピルスターチ(CPS)等。
固化防止剤:軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム等。
滑沢剤:合成ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、タルク、アビセル等。
矯味剤:マンニトール、クエン酸、クエン酸Na、砂糖等。
乳化剤:ゼラチン、クエン酸、クエン酸Na、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、マクロゴール(PEG)、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、プロピレングリコール、ラウリル硫酸Na、リン脂質等。
安定化剤:亜硫酸水素ナトリウム、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、PEG、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、プロピレングリコール、ラウリル硫酸Na、各種天然・合成シクロデキストリン、リン脂質等。
吸収促進剤:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、PEG、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、プロピレングリコール、ラウリル硫酸Na、各種天然・合成シクロデキストリン、中鎖脂肪酸トリグリセリド等。
溶解補助剤:エタノール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、PEG、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、プロピレングリコール、ラウリル硫酸Na、各種天然・合成シクロデキストリン等。
懸濁化剤:CMC−Na、HPMC、MC、HPC、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、プロピレングリコール、ラウリル硫酸Na等。
被覆剤:EC、ケイ酸マグネシウム、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウム、トリアセチン、カルボキシメチルエチルセルロース(CMEC)、酢酸フタル酸セルロース(CAP)、HPMC、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート(HPMCP)、MC、HPC、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、ポリアクリル酸Na、各種アクリル酸メタクリル酸誘導体のコポリマー、ポリグリコール酸Na等。
着色剤:酸化チタン、タール色素、カラメル等。
本発明化合物をヒトに投与する場合の投与量は、患者の年齢、症状等により異なるが、通常成人の場合、経口剤あるいは直腸内投与剤で1mg〜1000mg/人/日程度、注射剤で0.1〜500mg/人/日程度である。しかし、これらの数値はあくまでも例示であり、投与量は患者の症状等種々の条件によって適宜増減される。
次に本発明の化合物の製造、および試験例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
実施例1
4-(2-ナフタレニル)-2-オキサゾールプロパン酸 メチル エステル(化合物1)、4-(2-ナフタレニル)-2-オキサゾールプロパン酸(化合物2)、4-(2-ナフタレニル)-2-オキサゾールプロパン酸ナトリウム塩(化合物3)の製造:
エタノール(30mL)中、コハク酸モノメチル(1.32g)に水(10mL)、炭酸ナトリウム(0.53g)を加え、還流下で2-ブロモアセチルナフタレン(2.49g)のエタノール(20mL)溶液を滴下し、同温で4時間反応した後、冷却し、析出物をろ取した。得られた結晶に酢酸(15mL)、尿素(5.40g)を加え、還流下で5時間反応した。反応液に水(300mL)を加え、晶析した後、ろ取し粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラム(クロロホルム)に付し化合物1(158mg,Y=5.6%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=2.88(2H,t,J=6Hz) 3.10(2H,t,J=6Hz) 3.64(3H,s) 7.44-7.59(2H,m)
7.92-8.00(4H,m) 8.29(1H,s) 8.61(1H,s)
メタノール(25mL)中、化合物1(127mg)に、1N水酸化ナトリウム水溶液(1.35mL)を加え、還流下で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(15mL)に溶解した後、活性炭(20mg)を加えろ過した。ろ液に1N塩酸(1.35mL)を加え酸析した。析出した結晶をろ取した後、乾燥し化合物2(88mg,Y=73%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=2.79(2H,t,J=5Hz) 3.06(2H,t,J=5Hz) 7.43-7.59(2H,m) 7.92(4H,s) 8.03(1H,s) 8.60(1H,s) 11.41-13.46(1H,br)
化合物2(53.5mg)、0.1N水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を水(25mL)に溶解し、ろ過した後、ろ液を凍結乾燥し化合物3を得た。
実施例2
6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸 メチル エステル(化合物4)、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸(化合物5)、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸ナトリウム塩(化合物6)の製造:
トルエン(15m)中、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸モノメチルエステル(2.53g)に塩化チオニル(1.55g)、DMF(1滴)を加え、還流下で2時間反応した後、減圧濃縮し酸クロリド体を得た。酸クロリド体にピリジン(15mL)、ベンゾイン(2.12g)を加え、室温下20時間反応した後、メタノール(75mL)を投入し、晶析した。析出物をろ取した後、乾燥し中間体(3.67g)を得た。
中間体(3.27g)に酢酸(60mL)、酢酸アンモニウム(5.94g)を加え、還流下で1時間反応した。反応液に水(60mL)を加え晶析した後、ろ取し粗生成物を得た。粗生成物をトルエン(15mL)に加熱溶解した後、メタノール(150mL)を加え晶析した。析出した結晶をろ取した後、乾燥し化合物4(2.62g,Y=73%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.95(3H,s) 7.48-7.68(10H,m) 8.13-8.30(4H,m) 8.71(1H,s) 8.78(1H,s)
メタノール(50mL)中、化合物4(1.01g)に、1N水酸化ナトリウム水溶液(7.5mL)を加え、還流下で6時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(75mL)に溶解した後、活性炭(0.1g)を加えろ過した。ろ液に1N塩酸(7.5mL)を加え酸析した。析出した結晶をろ取した後、乾燥し化合物5(0.87g,Y=89%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.53-7.68(10H,m) 7.96-8.28(4H,m) 8.68(1H,s) 8.77(1H,s) 12.43-13.87(1H,br)
化合物5(391mg)、0.1N水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を水(100mL)に加温溶解し、ろ過した後、ろ液を凍結乾燥し化合物6を得た。
実施例3
4,5-ジフェニル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]オキサゾール(化合物7)、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物8)、6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレノールナトリウム塩(化合物9)、[[6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル(化合物10)、[[6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸(化合物11)、[[6-(4,5-ジフェニル-2-オキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物12)の製造:
トルエン(15m)中、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(3.06g)に塩化チオニル(1.55g)、DMF(1滴)を加え、還流下で3時間反応した後、減圧濃縮し酸クロリド体を得た。酸クロリド体にピリジン(15mL)、ベンゾイン(2.12g)を加え、室温下20時間反応した後、メタノール(75mL)を投入した。析出物をろ取した後、乾燥し中間体(3.98g)を得た。
中間体(3.64g)に酢酸(60mL)、酢酸アンモニウム(5.94g)を加え還流下で1時間反応した後、反応液を冷却した。析出した結晶をろ取し、水洗した後、乾燥し化合物7(3.1g,Y=75%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.28(2H,s) 7.30-7.88(17H,m) 8.02-8.12(3H,m) 8.64(1H,s)
トルエン(150mL)に化合物7(2.95g)を加温溶解した後、エタノール(150mL)、5%パラジウム炭素(1.5g)を加え、水素雰囲気下、室温で4日間反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮し粗生成物を得た。粗生成物をトルエン(30m)で再結晶し化合物8(1.83g, Y=78%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.13-7.25(2H,m) 7.46-8.16(13H,m) 8.58(1H,s) 10.06(1H,brs)
化合物8(363mg)、1N水酸化ナトリウム水溶液(1mL)、水(50mL)をメタノール(250mL)に加温溶解した後、減圧濃縮し化合物9を得た。
DMF(10mL)中、化合物8(1.09g)に炭酸カリウム(829mg)、ブロモ酢酸メチル(527mg)を加え、室温下20時間反応した。反応液に水(100mL)を加え晶析した後、ろ取し粗生成物を得た。粗生成物をメタノール(400mL)で再結晶し化合物10(0.8g,Y=61%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.76(3H,s) 4.98(2H,s) 7.27-7.45(12H,m) 8.02-8.12(3H,m) 8.65(1H,s)
メタノール(50mL)中、化合物10(435mg)に1N水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加え、還流下で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(100mL)に加温溶解した後、活性炭(0.1g)を加えろ過した。ろ液に1N塩酸(3mL)を加え酸析した。析出した結晶をろ取した後、乾燥し化合物11(338mg,Y=80%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=4.85(2H,s) 7.25-7.74(12H,m) 8.02-8.10(3H,m) 8.64(1H,s)
化合物11(84.3mg)、0.1N水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を水(50mL)に溶解し、ろ過した後、ろ液を凍結乾燥し化合物12を得た。
実施例4
[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸 メチル エステル(化合物13)、[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸(化合物14)、[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物15)の製造:
窒素気流中、氷水冷却下でトルエン(100mL)に15%トリメチルアルミニウム・トルエン溶液(11mL)、2-アミノフェノール(2.2g)を加え、還流下で20分間反応した後、4-ベンジルオキシ安息香酸エチル(3.0g)を加えて還流下で4時間反応した。反応液にメタノール(30mL)を加えて一夜撹拌後濃縮した。残渣に水(40mL)、トルエン(30mL)を加えて30分還流後、結晶をろ取した。得られた結晶から酢酸エチルで目的化合物を抽出し、5%塩酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をトルエンから再結晶して中間体のアミド化合物(3.0g,Y=80%)を得た。
トルエン(130mL)にアミド化合物(2.6g)、塩化チオニル(6mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で6時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]ベンゾオキサゾール(1.7g,Y=69%)を得た。
2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]ベンゾオキサゾール(1.4g)にメタノール(140mL)、5%パラジウム炭素(1g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノール(820mg,Y=84%)を得た。
4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノール(0.5g)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.0g)、ブロモ酢酸メチル(0.52g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物13(750mg,Y=93%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
化合物13(440mg)をメタノール(50mL)に懸濁し、2%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で30分間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(80mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物14(410mg,Y=98%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=4.84(2H,s) 7.08-8.24(8H,m)
化合物14(101mg)を水(50mL)に懸濁し、1%水酸化ナトリウム(1.6mL)を加えて加熱溶解した後、ろ過し、ろ液を凍結乾燥して化合物15(111mg,Y=102%)を得た。
実施例5
4-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物16)、4-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ブタン酸(化合物17)、4-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ブタン酸カリウム塩(化合物18)の製造:
DMF(15mL)中、4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノール(1.00g)に炭酸カリウム(1.31g),4-ブロモ-n-酪酸エチル(1.11g)を加え、室温で18時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物16(1.46g,Y=95%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物16(1.31g)に14%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で17時間反応した後、活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(100mL)を加えて溶解した後、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物17(1.12g,Y=94%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.77-2.54(4H,m) 4.12(2H,t,J=6Hz) 7.09-8.22(8H,m) 12.20(1H,brs)
化合物17(200mg)に0.1%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物18(231mg,Y=100%)を得た。
実施例6
4-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ブタン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル(化合物19)の製造:
DMF(10mL)中、化合物17(150mg)に炭酸カリウム(256mg),ピバリン酸クロロメチル(142mg)を加え、80〜90℃で2時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶を50%エタノール水溶液(6.4mL)から再結晶して化合物19(115mg,Y=55%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.20(9H,s) 2.06-2.76(4H,m) 4.10(2H,t,J=6Hz) 5.79(2H,s) 7.00(2H,d,J=8Hz) 7.18-7.82(4H,m) 8.19(2H,d,J=9Hz)
実施例7
6-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物20)、6-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸(化合物21)、6-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物22)の製造:
DMF(15mL)中、4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノール(1.00g)に炭酸カリウム(1.31g),6-ブロモヘキサン酸エチル(1.28g)を加え室温で21時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物20(Wet1.83g)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物20(Wet1.63g)に14%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、60〜70℃で1時間反応した。反応液をろ過後、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水(100mL)に加熱溶解後、35%塩酸を加えて酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物21(1.22g,Y=79%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.56-2.54(8H,m) 4.08(2H,t,J=6Hz) 7.07-8.22(8H,m) 12.05(1H,brs)
化合物21(200mg)に0.1%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物22(228mg,Y=100%)を得た。
実施例8
6-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル(化合物23)の製造:
DMF(10mL)中、化合物21(200mg)に炭酸カリウム(280mg),ピバリン酸クロロメチル(155mg)を加え、80〜90℃で2.5時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶を80%エタノール水溶液(4mL)から再結晶して化合物23(205mg,Y=76%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.21(9H,s) 1.48-2.00(6H,m) 2.41(2H,t,J=6Hz) 4.04(2H,t,J=6Hz) 5.77(2H,s) 7.00(2H,d,J=9Hz) 7.23-7.83(4H,m) 8.19(2H,d,J=9Hz)
実施例9
[5-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチルエステル(化合物24)、[5-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物25)、[5-[4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物26)の製造:
DMF(10mL)中、4-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノール(500mg)に炭酸カリウム(1.0g),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(889mg)を加え、室温で23時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイル(1.69g)を得た。粗製オイル(1.69g)をシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製して化合物24(1.09g)を得た。
メタノール(20mL)中、化合物24(1.09g)に30%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で一夜反応した。反応液に活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え溶解後、35%塩酸で酸析し、分離したオイルを酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物25(754mg,Y=83%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.18-1.99(8H,m) 3.24(1H,t,J=7Hz) 4.08(2H,t,J=6Hz) 7.07-7.85(6H,m) 8.14(2H,d,J=9Hz) 12.12-13.30(2H,br)
化合物25(150mg)に0.16%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物26(159mg,Y=95%)を得た。
実施例10
[4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸 メチル エステル(化合物27)、[4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸(化合物28)、[4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物29)の製造:
4-ベンジルオキシ安息香酸(3g)にトルエン(50mL)、塩化チオニル(1.15mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で1.5時間反応した後、2-アミノ-5-ニトロフェノール(4.2g)の1,4-ジオキサン(100mL)溶液を加えて室温で一夜、還流下で1時間反応した。反応液に塩化チオニル(6mL)を加えて還流下で9時間反応した。反応液を減圧濃縮後、水(150mL)を加えて晶析した。析出結晶をろ取し、メタノール洗浄後乾燥して6-ニトロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]ベンゾオキサゾール(4.145g,Y=91%)を得た。
6-ニトロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]ベンゾオキサゾール(1.0g)に飽和塩酸・酢酸溶液(25mL)を加えて約100℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣にクロロホルム(150mL)、水(150mL)を加え2%水酸化ナトリウム水溶液を加えて強塩基性とした後、分液した。水層に希塩酸を加えて酸析し、析出した結晶をろ取、乾燥して4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノール (435mg,Y=59%)を得た。
4-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)フェノール(350mg)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(500mg)、ブロモ酢酸メチル(300mg)を加えて一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物27(375mg,Y=84%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.75(3H,s) 4.98(2H,s) 7.14-8.69(7H,m)
化合物27(345mg)を1,4-ジオキサン(20mL)、メタノール(50mL)の混液に溶解し、2%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約60℃で1.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に1N塩酸を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をメタノール、トルエンの混液から再結晶して化合物28(143mg,Y=43%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=4.85(2H,s) 7.11-8.69(7H,m)
化合物28(108mg)を水(30mL)に懸濁し、1.6%水酸化ナトリウム水溶液(0.9mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物29(98mg,Y=85%)を得た。
実施例11
6-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物30)、6-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸(化合物31)、6-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物32)の製造:
DMF(10mL)中、2-(2-ヒドロキシフェニル)ベンゾオキサゾール(400mg)に炭酸カリウム(791mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(521mg)を加え室温で17時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え撹拌した後、生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物30(856mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物30(856mg)に23%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(30mL)に溶解後、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶をトルエン(3mL)から再結晶し、化合物31(373mg,Y=61%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.61-2.24(8H,m) 4.15(2H,t,J=6Hz) 7.01-8.10(8H,m) 10.63-13.35(1H,br)
化合物31(150mg)に0.06%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物32(114mg,Y=68%)を得た。
実施例12
[5-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチルエステル(化合物33)、[5-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物34)、[5-[2-(2-ベンゾオキサゾリル)フェノキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物35)の製造:
DMF(12mL)中、2-(2-ヒドロキシフェニル)ベンゾオキサゾール(400mg)に炭酸カリウム(1.11g),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(932mg)を加え、室温で29時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え撹拌した後、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイル(1.09g)を得た。粗製オイル(1.09g)をシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製し、化合物33(0.92g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物33(0.92g)に26%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(30mL)に溶解した後、35%塩酸で酸析し、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し、残渣を乾燥して化合物34(588mg,Y=81%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.06-1.99(8H,m) 3.23(1H,t,J=7Hz) 4.15(2H,t,J=5Hz) 7.01-8.12(8H,m) 12.60(2H,brs)
化合物34(150mg)に0.16%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物35(156mg,Y=93%)を得た。
実施例13
2-[4'-(フェニルメトキシ)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]ベンゾオキサゾール(化合物36)、4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-オール(化合物37)、4-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物38)、4-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ブタン酸(化合物39)、4-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物40)の製造:
4’-ベンジルオキシ-4-ビフェニルカルボン酸(7.0g)にトルエン(50mL)、塩化チオニル(3.0g)、DMF(1滴)を加えて還流下で3時間反応した後、2-アミノフェノール(5.1g)の1,4-ジオキサン(100mL)溶液を加えて還流下で3時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を5%塩酸水溶液、メタノールで順次洗浄後、乾燥して中間体のアミド化合物(7.57g,Y=83%)を得た。
アミド化合物(7.5g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(10g)及びトルエン(100mL)を加え、還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し、得られた結晶をメタノール(30mL)、0.3%水酸化ナトリウム水溶液(300mL)と共に還流下で懸濁した。結晶をろ取し、メタノールで洗浄後乾燥して化合物36(6.1g,Y=85%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=5.13(2H,s) 7.00-8.38(17H,m)
化合物36(6.05g)にメタノール(300mL)、トルエン(150mL)、5%パラジウム炭素(2.5g)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物37( 3.62g,Y=79%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=6.91(2H,d,J=8Hz) 7.34-7.91(8H,m) 8.25(2H,d,J=8Hz) 9.50(1H,br)
化合物37(0.63g)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(0.54g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を20%メタノール水溶液で洗浄後、エタノールから再結晶して化合物38(775mg,Y=88%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.03-2.70(4H,m) 3.98-4.35(4H,m) 6.91-8.38(12H,m)
化合物38(695mg)にメタノール(150mL)、1,4-ジオキサン(20mL)、4%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて還流下で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に50%アセトン水溶液(400mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物39(642mg,Y=99%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.83-2.57(4H,m) 4.06(2H,t,J=6Hz) 6.99-8.33(12H,m) 12.16(1H,br)
化合物39(110mg)に水(200mL)、1%水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物40(122.8mg,Y=105%)を得た。
実施例14
6-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物41)、6-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ヘキサン酸(化合物42)、6-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物43)の製造:
化合物37(0.6g)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(0.61g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を17%メタノール水溶液で洗浄後、エタノールから再結晶して化合物41(774mg,Y=86%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7H) 1.37-1.95(6H,m) 2.35(2H,t,J=6Hz) 3.93-4.33(4H,m) 6.91-8.38(12H,m)
化合物41(700mg)にメタノール(70mL)、1,4-ジオキサン(30mL)を加えて溶解し、5%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に33%アセトン水溶液(450mL)を加えて加熱溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物42(651mg,Y=100%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.28-1.90(6H,m) 2.26(2H,t,J=6Hz) 4.01(2H,t,J=6Hz) 6.97-8.32(12H,m) 12.01(1H,br)
化合物42(97mg)に水(200mL)、1%水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物43(104.4mg,Y=102%)を得た。
実施例15
[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]メチルプロパン二酸 ジエチル エステル(化合物44)、[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]メチルプロパン二酸(化合物45)、[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]メチルプロパン二酸二ナトリウム塩(化合物46)の製造:
化合物37(0.60g)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、2-ブロモ-2-メチルマロン酸ジエチル(0.70g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を20%メタノール水溶液で洗浄後、エタノールから再結晶して化合物44(636mg,Y=66%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.28(6H,t,J=7Hz) 1.82(3H,s) 4.14-4.49(4H,m) 7.01-8.39(12H,m)
化合物44(560mg)をメタノール(80mL)に溶解し、4.5%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて還流下で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に33%アセトン水溶液(450mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取し、トルエン、酢酸エチルの混液から再結晶して化合物45(263mg,Y=54%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.71(3H,s) 6.97-8.35(12H,m) 9.50(2H,br)
化合物45(96.5mg)に水(40mL)、1%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて加温溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物46(105.8mg,Y=99%)を得た。
実施例16
[3-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物47)、[3-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物48)、[3-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物49)の製造:
化合物37(500mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.0g)、(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(570mg)を加えて約55℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(150mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物47(302mg,Y=36%)を得た。
化合物47(302mg)にメタノール(80mL)、1,4-ジオキサン(20mL)、10%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物49(85mg,Y=29%)を得た。
化合物49のろ液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加温溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物48(150mg,Y=56%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.64-2.11(4H,m) 3.35(1H,t,J=7Hz) 4.06(2H,t,J=6Hz) 6.99-8.34(12H,m) 12.69(2H,br)
実施例17
[5-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物50)、[5-[[4'-(2-ベンゾオキサゾリル)[1,1'-ビフェニル]-4-イル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物51)の製造:
化合物37(300mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.2g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(440mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加え水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物50(411mg,Y=76%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.14-2.15(14H,m) 3.35(1H,t,J=7Hz) 3.91-4.39(6H,m) 6.91-8.38(12H,m)
化合物50(411mg)をメタノール(100mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(6mL)を加えて約60℃で一夜、還流下で6時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物51(362mg,Y=90%)を得た。
実施例18
2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物52)、6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物53)、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル(化合物54)、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸(化合物55)、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物56)の製造:
窒素気流中、氷水冷却下でトルエン(120mL)に15%トリメチルアルミニウム・トルエン溶液(12.5mL)、2-アミノフェノール(2.5g)を加え、還流下で30分間反応した後、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸エチル(4.0g)のトルエン(40mL)溶液を加えて還流下で6時間反応した。反応液に70%メタノール水溶液(100mL)を加えて1時間還流後、結晶をろ取した。得られた結晶に含まれる目的化合物を酢酸エチルで熱時抽出した後、減圧濃縮した。残渣を酢酸エチルから再結晶して中間体のアミド化合物(3.32g,Y=69%)を得た。
アミド化合物(2.9g)にトルエン(160mL)、塩化チオニル(4mL)、DMF(1滴)を加えて3時間還流下で反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物52(1.05g,Y=38%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.29(2H,s) 7.27-8.77(15H,m)
化合物52(0.88g)をトルエン(40mL)に懸濁し、エタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(1g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して 化合物53(480mg,Y=73%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.12-8.27(9H,m) 8.71(1H,s)
化合物53(330mg)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.5g)、ブロモ酢酸メチル(0.25g)を加えて室温で一夜反応した。反応液にトルエン(150mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。トルエン層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物54(420mg,Y=100%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.76(3H,s) 5.00(2H,s) 7.29-8.77(10H,m)
化合物54(215mg)にメタノール(150mL)を加えて溶解し、3.3%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で1.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)、酢酸エチル(200mL)を加え、希塩酸を加えて強酸性として分液した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物55(190mg,Y=92%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=4.88(2H,s) 7.24-8.77(10H,m)
化合物55(101mg)にメタノール(50mL)、1%水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL)を加えて加熱溶解し、減圧濃縮、乾燥して化合物56(109mg,Y=101%)を得た。
実施例19
4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物57)、4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物58)、4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物59)の製造:
化合物53(3.5g)をDMF(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(8.0g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(3.4g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を20%メタノール水溶液で洗浄後、エタノールから再結晶して化合物57(4.4g,Y=87%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.00-2.68(4H,m) 4.00-4.35(4H,m) 7.14-8.69(10H,m)
化合物57(4.35g)をメタノール(150mL)に溶解し、20%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に40%メタノール水溶液(700mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物58(3.99g,Y=99%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.83-2.60(4H,m) 4.17(2H,t,J=6Hz) 7.18-8.73(10H,m) 12.21(1H,br)
化合物58(110mg)に水(100mL)、1%水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物59(121mg,Y=103%)を得た。
実施例20
N-[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]グリシン エチル エステル(化合物60)、N-[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]グリシンカリウム塩(化合物61)の製造:
トルエン(30mL)中、化合物58(0.80g)を塩化チオニル(0.4g)と還流下で2時間反応した。冷却後、グリシンエチルエステル塩酸塩(0.42g)、トリエチルアミン(0.9g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(40mL)溶液を加え、水冷下16時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(500mL)を加え晶析した。析出した結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶をアセトン(250mL)から再結晶して化合物60(709mg,Y=71%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.19(3H,t,J=7Hz) 1.95-2.66(4H,m) 3.80-4.38(6H,m) 7.23-8.47(10H,m) 8.76(1H,s)
メタノール(40mL)中、化合物60(500mg)に5%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で一夜反応した。析出結晶をろ取し、80%メタノール水溶液で洗浄後、乾燥して化合物61(365mg,Y=71%)を得た。
実施例21
2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル(化合物62)、2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸(化合物63)、2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸二ナトリウム塩(化合物64)の製造:
化合物58(650mg)にトルエン(20mL)、塩化チオニル(0.17mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で2.5時間反応した後、L-グルタミン酸ジエチル塩酸塩(600mg)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(20mL)溶液、トリエチルアミン(0.85mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に2%塩酸水溶液(80mL)を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物62(534mg,Y=54%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.15-1.39(6H,m) 1.88-2.66(8H,m) 3.93-4.81(7H,m) 7.16-8.70(10H,m)
化合物62(500mg)をメタノール(200mL)に溶解し、2%水酸化ナトリウム水溶液(15mL)を加えて約45℃で一夜反応した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物64(99mg,Y=20%)を得た。
化合物64のろ液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物63(125mg,Y=28%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.66-2.64(8H,m) 4.00-4.50(3H,m) 7.23-8.75(10H,m) 12.3(2H,br)
実施例22
6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチルエステル(化合物65)、6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物66)、6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物67)の製造:
DMF(15mL)中、化合物53(1.00g)に炭酸カリウム(0.92g),6-ブロモヘキサン酸エチル(0.91g)を加え、室温で18時間,80〜90℃で1.5時間反応した。反応液を水(150mL)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物65(1.39g,Y=100%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物65(0.98g)に10%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で一夜、還流下で1時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(200mL),35%塩酸を加え酸析した。結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物66(0.90g,Y=99%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.28-2.51(8H,m) 4.13(2H,t,J=4Hz) 7.17-8.26(9H,m) 8.72(1H,s)
化合物66(200mg)に0.03%水酸化カリウム水溶液(150mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物67(216mg,Y=98%)を得た。
実施例23
6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル(化合物68)の製造:
DMF(10mL)中、化合物66(150mg)に炭酸カリウム(320mg),ピバリン酸クロロメチル(180mg)を加え、80〜90℃で20時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して粗製結晶を得た。粗製結晶を80%エタノール水溶液(10mL)から再結晶して化合物68(147mg,Y=75%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.22(9H,s) 1.61-2.00(6H,m) 2.43(2H,t,J=6Hz) 4.11(2H,t,J=6Hz) 5.77(2H,s) 7.14-7.96(8H,m) 8.22-8.36(1H,dd,J=1Hz,9Hz) 8.70(1H,s)
実施例24
2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル(化合物69)、2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸(化合物70)、2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸二ナトリウム塩(化合物71)の製造:
化合物66(700mg)にトルエン(20mL)、塩化チオニル(0.16mL)、DMF(1滴)を加え、還流下で3時間反応した後、L-グルタミン酸ジエチル塩酸塩(0.55g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(20mL)溶液、トリエチルアミン(0.8mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に2%塩酸水溶液(80mL)を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物69(425mg,Y=44%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.11-2.57(18H,m) 3.96-4.83(7H,m) 7.14-8.77(10H,m)
化合物69(400mg)にメタノール(100mL)を加えて溶解し、1%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えて約45℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣を水(60mL)に溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物70(114mg,Y=32%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.30-2.41(12H,m) 4.05-4.28(3H,m) 7.18-8.75(10H,m) 12.3(2H,br)
化合物70(90.5mg)に水(40mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(2.9mL)を加えて溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物71(100.6mg,Y=102%)を得た。
実施例25
[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物72)、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸(化合物73)、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物74)の製造:
化合物53(600mg)をDMF(18mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.9g)、ブロモマロン酸ジエチル(650mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過後、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(酢酸エチル/n-ヘキサン)で精製して化合物72(156mg,Y=19%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.32(6H,t,J=7Hz) 4.18-4.54(4H,m) 5.39(1H,s) 7.15-8.69(10H,m)
化合物72(100mg)にメタノール(50mL)、5%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて約50℃で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物73(97mg,Y=90%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.65(1H,s) 7.33-8.78(10H,m)
化合物73(60mg)を水(40mL)に懸濁し、1.6%水酸化ナトリウム水溶液(0.8mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物74(65mg,Y=97%)を得た。
実施例26
[3-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物75)、[3-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物76)、[3-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物77)の製造:
化合物53(372mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.0g)、(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(350mg)を加えて約60℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(300mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物75(299mg,Y=52%)を得た。
化合物75(299mg)にメタノール(50mL)、30%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物76(174mg,Y=66%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.66-2.09(4H,m) 3.38(1H,t,J=6Hz) 4.10-4.30(2H,m) 7.23-8.75(10H,m) 12.82(2H,br)
化合物76(133mg)に水(40mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(5.2mL)を加えて溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物77(125mg,Y=85%)を得た。
実施例27
2-[6-[2-(1-ピロリジニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物78)の製造:
DMF(10mL)中、化合物53(300mg)に炭酸カリウム(690mg),1-(2-クロロエチル)ピロリジン塩酸塩(266mg)を加え、70〜80℃で17時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製後、35%塩酸で塩酸塩として化合物78(195mg,Y=49%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.87-2.09(4H,m) 3.08-3.73(6H,m) 4.58(2H,t,J=5Hz) 7.32-8.34(9H,m) 8.78(1H,s) 10.55-12.07(1H,br)
実施例28
2-[6-[2-(1-ピペリジニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物79)の製造:
DMF(8mL)中、化合物53(300mg)に炭酸カリウム(694mg),1-(2-クロロエチル)ピペリジン塩酸塩(284mg)を加え、70〜80℃で3時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗した。得られた結晶をアセトン(20mL)に溶解後、35%塩酸を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物79(331mg,Y=81%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.38-2.14(6H,m) 2.77-3.61(6H,m) 4.64(2H,t,J=5Hz) 7.30-8.36(9H,m) 8.78(1H,s) 10.20-11.69(1H,br)
実施例29
2-[6-[(4-ピリジニル)メトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物80)、2-[6-[(4-ピリジニル)メトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物81)の製造:
DMF(10mL)中、化合物53(300mg)に炭酸カリウム(696mg),4-クロロメチルピリジン塩酸塩(247mg)を加え、70〜80℃で2時間,120℃で3時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製した後、35%塩酸で塩酸塩として化合物80(112mg,Y=29%)を得た。
水(3mL)中、化合物80(50mg)に25%アンモニア水溶液を加え撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物81(35mg,Y=77%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.23(2H,s) 7.10-8.71(14H,m)
実施例30
2-[6-[(5-クロロペンチル)オキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物82)の製造:
化合物53(0.9g)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.5g)、1-ブロモ-5-クロロペンタン(0.80g)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(80mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノール洗浄後乾燥して化合物82(1.15g,Y=105%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.3-2.1(6H,m) 3.59(2H,t,J=6Hz) 4.11(2H,t,J=6Hz) 7.13-8.69(10H,m)
実施例31
2-[6-[[5-(1-ピロリジニル)ペンチル]オキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物83)の製造:
化合物82(370mg)にキシレン(60mL)、ピロリジン(3mL)を加えて還流下で3日間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に0.5%水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をアセトン(80mL)に溶解後、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物83(338mg,Y=77%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4/TMS):
δ=1.50-2.30(10H,m) 3.02-3.54(6H,m) 4.17(2H,t,J=4Hz) 7.16-8.64(10H,m)
実施例32
2-[6-[[5-(4-メチル-1-ピペラジニル)ペンチル]オキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール二塩酸塩(化合物84)の製造:
化合物82(300mg)にキシレン(50mL)、N-メチルピペラジン(1.5mL)を加えて還流下で二夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に0.5%水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をアセトン(50mL)に溶解後、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物84(370mg,Y=90%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4,DO/TMS):
δ=1.60-2.10(6H,m) 2.92-3.66(13H,m) 4.19(2H,t,J=5Hz) 7.16-8.67(10H,m)
実施例33
6-メチル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物85)、6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物86)、[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチルエステル(化合物87)、[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸(化合物88)、[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸カリウム塩(化合物89)の製造:
トルエン(50mL)中、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(5.0g)に塩化チオニル(2.4g)を加え、2時間還流下で反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣にn-ヘキサン(200mL)を加え撹拌した。結晶をろ取、乾燥して6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(4.9g,Y=92%)を得た。
6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(2.0g)を6-アミノ-m-クレゾール(1.0g)、トリエチルアミン(0.8g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(40mL)溶液に加え、室温で一夜反応した。反応液を飽和炭酸水素カリウム水溶液(400mL)中に加え晶析し、結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶をメタノールと共に還流下で撹拌懸濁後、結晶をろ取して中間体のアミド化合物(0.46g)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)、トルエン(450mL)の混液中、アミド化合物(10.0g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(9.93g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら27時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を1%水酸化カリウム水溶液(1500mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し、得られた粗製結晶にメタノール(600mL),水酸化カリウム(6g)を加え、5時間還流下で撹拌懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物85(6.91g,Y=72%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.49(3H,s) 5.28(2H,s) 7.17-8.28(13H,m) 8.72(1H,s)
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(900mL)に化合物85(18.0g)を加え溶解後、5%パラジウム炭素(2.0g)を加え水素雰囲気下で23時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(10L)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物86(13.2g,Y=97%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.49(3H,s) 7.16-8.23(8H,m) 8.67(1H,s) 10.14(1H,s)
DMF(12mL)中、化合物86(0.6g)に炭酸カリウム(0.6g),ブロモ酢酸メチル(0.4g)を加え、室温で8時間反応した。反応液を水(120mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し化合物87(Wet2.55g)を得た。
メタノール(20mL)中、化合物87(Wet2.55g)に4%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加え、室温で3.5時間、50℃で1時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(100mL)を加え、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶をメタノール(20mL)と共に還流下で1時間撹拌した後、結晶をろ取、乾燥して化合物88(0.51g,Y=70%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.49(3H,s) 4.87(2H,s) 7.17-8.29(8H,m) 8.72(1H,s)
化合物88(100mg)に0.1%水酸化カリウム水溶液(20mL),エタノール(10mL)を加え加温溶解した。活性炭(0.1g)を加え熱時ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、化合物89(56mg,Y=50%)を得た。
実施例34
4-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物90)、4-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物91)、4-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸カリウム塩(化合物92)の製造:
DMF(15mL)中、化合物86(1.0g)に炭酸カリウム(1.0g),4-ブロモ-n-酪酸エチル(0.85g)を加え、室温で22時間,45℃で4.5時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し化合物90(Wet3.9g)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物90(Wet3.9g)に10%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で3日間,60〜70℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(300mL)を加えて加温溶解後、活性炭(0.5g)を加え熱時ろ過した。ろ液に35%塩酸を加え酸析し、結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物91(0.95g,Y=72%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.82-2.49(7H,m) 4.17(2H,t,J=6Hz) 7.17-8.29(8H,m) 8.70(1H,s) 11.48-12.97(1H,br)
化合物91(200mg)に0.02%水酸化カリウム水溶液(170mL)を加え加温溶解した後、活性炭(0.2g)を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物92(112mg,Y=51%)を得た。
実施例35
5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸エチル エステル(化合物93)、5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸(化合物94)、5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸カリウム塩(化合物95)の製造:
DMF(15mL)中、化合物86(1.0g)に炭酸カリウム(2.0g),5-ブロモ吉草酸エチル(1.68g)を加え室温で22時間,45℃で6時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し化合物93(1.59g,Y=100%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物93(1.16g)に10%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、45℃で3時間反応した。反応液に活性炭(0.2g)を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(100mL)を加え溶解した後、35%塩酸で酸析した。結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物94(0.80g,Y=74%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.77-1.83(4H,m) 2.25-2.66(5H,m) 4.15(2H,t,J=6Hz) 7.17-8.28(8H,m) 8.69(1H,s) 11.06-12.76(1H,br)
化合物94(200mg)に0.02%水酸化カリウム水溶液(170ml)を加え加温溶解した後、活性炭(0.2g)を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物95(142mg,Y=65%)を得た。
実施例36
5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸(2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル(化合物96)の製造:
DMF(10mL)中、化合物94(150mg)に炭酸カリウム(177mg),ピバリン酸クロロメチル(104mg)を加え、80〜90℃で2時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して粗製結晶を得た。粗製結晶を80%エタノール水溶液(10mL)から再結晶して化合物96(154mg,Y=79%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.22(9H,s) 1.60-1.90(4H,m) 2.28-2.52(5H,m) 4.12(2H,t,J=6Hz) 5.78(2H,s) 7.13-7.94(7H,m) 8.28(1H,d,J=9Hz) 8.67(1H,s)
実施例37
6-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物97)、6-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物98)、6-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物99)の製造:
DMF(15mL)中、化合物86(1.0g)に炭酸カリウム(2.0g),6-ブロモヘキサン酸エチル(1.79g)を加え、室温で21時間,45℃で6時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、結晶をろ取、水洗して化合物97(1.54g,Y=100%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物97(1.21g)に10%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、45℃で3時間、還流下で17時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(100mL)を加え加温溶解後、活性炭(0.2g)を加え熱時ろ過した。ろ液に35%塩酸を加え酸析し、結晶をろ取、水洗後、乾燥して粗製結晶を得た。粗製結晶を酢酸エチルから再結晶して化合物98(0.74g,Y=66%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.59-2.05(6H,m) 2.18-2.68(5H,m) 4.13(2H,t,J=6Hz) 7.16-8.28(8H,m) 8.69(1H,s) 11.97(1H,brs)
化合物98(200mg)に0.03%水酸化カリウム水溶液(120mL)を加え加温溶解した後、活性炭(0.2g)を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物99(105mg,Y=48%)を得た。
実施例38
7-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘプタン酸エチル エステル(化合物100)、7-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘプタン酸(化合物101)、7-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘプタン酸カリウム塩(化合物102)の製造:
DMF(20mL)中、化合物86(1.0g)に炭酸カリウム(2.0g),7-ブロモヘプタン酸エチル(1.1g)を加え、室温で19時間,80℃で6時間反応した。反応液を水(200mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物100(1.44g,Y=92%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物100(1.19g)に10%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、70℃で1時間反応した。反応液に活性炭(0.1g)を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水(100mL)に溶解し、35%塩酸を加え酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物101(1.05g,Y=94%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.13-2.49(13H,m) 4.12(2H,t,J=6Hz) 7.17-8.24(8H,m) 8.69(1H,s) 12.00(1H,brs)
化合物101(200mg)に0.05%水酸化カリウム水溶液(70mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物102(210mg,Y=96%)を得た。
実施例39
[5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物103)、[5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物104)、[5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物105)の製造:
DMF(12mL)中、化合物86(400mg)に炭酸カリウム(910mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(757mg)を加え、室温で30時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し化合物103(569mg,Y=78%)を得た。
メタノール(20mL)中、化合物103(496mg)に22%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で17時間反応した。反応液に活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え、35%塩酸で酸析した。分離したオイルを酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水した後、減圧濃縮した。残渣にエタノール(5mL)を加え撹拌懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物104(279mg,Y=63%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.18-1.99(8H,m) 2.49(3H,s) 3.25(1H,t,J=7Hz) 4.12(2H,t,J=6Hz) 7.17-8.29(8H,m) 8.70(1H,s) 12.15-13.19(2H,br)
化合物104(150mg)に0.14%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物105(158mg,Y=96%)を得た。
実施例40
6-メチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物106)、6-メチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物107)の製造:
DMF(20mL)中、化合物86(1.0g)に炭酸カリウム(2.0g),N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(0.81g)を加え、室温で3時間,80〜90℃で3時間反応した。反応液を水(200mL)中に加え晶析し、結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶をアセトン(40mL)に懸濁し、35%塩酸を加えpH≒1〜2とした後、結晶をろ取、乾燥して化合物106(1.37g,Y=89%)を得た。
水(5mL)中、化合物106(103mg)に25%アンモニア水溶液を加え撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物107(70mg,Y=74%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.49-2.59(7H,m) 2.78(2H,t,J=6Hz) 3.61(4H,t,J=5Hz) 4.27(2H,t,J=6Hz) 7.18-8.30(8H,m) 8.71(1H,s)
実施例41
[3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]カルバミン酸 1,1-ジメチルエチル エステル(化合物108)、3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物109)、3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミンメタンスルホン酸塩(化合物110)の製造:
クロロホルム(30mL)中、3-クロロプロピルアミン塩酸塩(2.60g)にトリエチルアミン(4.10g),二炭酸ジ-t-ブチル(5.30g)を加え、30℃で2時間反応した。反応液を1Nクエン酸水溶液(25mL)及び飽和食塩水(25mL)で洗浄した後、クロロホルム層を硫酸マグネシウムで脱水した。減圧下に濃縮してN-Boc-3-クロロプロピルアミン(4.22g)を得た。
DMF(20mL)中、化合物86(1.0g)に炭酸カリウム(1.0g),N-Boc-3-クロロプロピルアミン (1.0g)を加え、80〜90℃で12時間反応した。反応液を水(200mL)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶をアセトン(20mL)から再結晶して化合物108(0.91g,Y=58%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.39(9H,s) 1.82-2.15(2H,m) 2.49(3H,s) 3.16(2H,q,J=6Hz) 4.16(2H,t,J=6Hz) 6.90(1H,brs) 7.17-8.27(8H,m) 8.70(1H,s)
化合物108(0.90g)に、氷水冷下で飽和塩酸・酢酸溶液(10mL)を加え2時間反応した。反応液をジエチルエ−テル(200mL)に加え、室温で2時間撹拌後、結晶をろ取し、ジエチルエ−テルで洗浄後、乾燥して化合物109(0.71g,Y=92%)を得た。
77%メタノール水溶液(13mL)中、化合物109(106mg)にメタンスルホン酸(約0.8g)を加え加温溶解した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物110(93mg,Y=76%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.81-2.49(8H,m) 3.06(2H,t,J=7Hz) 4.26(2H,t,J=6Hz) 7.19-8.31(10H,m) 8.73(1H,s)
実施例42
N,N-ジメチル-3-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物111)の製造:
DMF(10mL)中、化合物86(0.50g)に炭酸カリウム(1.50g),3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(0.50g)を加え、室温で4時間,80〜90℃で15時間反応した。反応液を水(300mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗した。得られた結晶をアセトン(60mL)に加熱溶解後、35%塩酸を加え酸性とした。析出結晶をろ取、乾燥して粗製結晶(0.39g)を得た。粗製結晶をメタノールから再結晶し化合物111(0.22g,Y=31%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=2.18-2.63(5H,m) 2.98(6H,s) 3.43(2H,t,J=7Hz) 4.26(2H,t,J=6Hz) 7.14-8.25(8H,m) 8.56(1H,s)
実施例43
6-(1-メチルエチル)-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物112)、6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール(化合物113)、6-[[6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物114)、6-[[6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物115)、6-[[6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物116)の製造:
3-イソプロピルフェノール(10g)をプロピオン酸(20mL)に溶解後、0〜7℃で発煙硝酸(6.1mL)とプロピオン酸(30mL)の混液を滴下し反応した。反応液を撹拌下の氷水(150g)中に加え、50%水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、水蒸気蒸留にて2-ニトロ-5-イソプロピルフェノールのオイル(3.79g,Y=29%)を得た。
2-ニトロ-5-イソプロピルフェノール(3.55g)をメタノール(40mL)に溶解し、5%パラジウム炭素(0.2g)を加え、水素雰囲気下で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液に35%塩酸(5g)を加え、減圧濃縮した。残渣をメタノール(10mL)に溶解後、ジエチルエーテル(500mL)を加えて晶析した。析出結晶をろ取、乾燥して2-アミノ-5-イソプロピルフェノール塩酸塩(2.59g,Y=70%)を得た。
6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(2.5g)を2-アミノ-5-イソプロピルフェノール塩酸塩(2.4g),トリエチルアミン(2.4g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)溶液に加え、室温で5時間反応した。反応液を水(500mL)中に加え晶析し、結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(3.9g,Y=100%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(57mL)、トルエン(171mL)の混液中、アミド化合物(3.8g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(3.6g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら22時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水(1000mL)に加え撹拌後、目的物を酢酸エチルで抽出した。有機層を減圧濃縮し、粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(30mL),水酸化カリウム(0.6g)を加え、還流下2時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物112(1.61g,Y=44%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(20mL)に化合物112(1.50g)を加え溶解後、5%パラジウム炭素(0.1g)を加え水素雰囲気下で三日間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(500mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶をエタノール(35mL)から再結晶して化合物113(0.75g,Y=65%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.23-1.34(6H,d,J=7Hz) 2.84-3.30(1H,m) 7.26-8.22(8H,m) 8.66(1H,s) 10.15(1H,s)
DMF(15mL)中、化合物113(0.60g)に炭酸カリウム(0.55g),6-ブロモヘキサン酸エチル(0.54g)を加え、室温で24時間,80〜90℃で1時間反応した。反応液を水(400mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物114(0.62g,Y=70%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物114(0.53g)に6%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え還流下で1時間反応した。反応液に活性炭を加え熱時ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水(100mL)に加熱溶解後、35%塩酸を加え酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物115(430mg,Y=87%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.24-2.65(14H,m) 2.83-3.29(1H,m) 4.14(2H,t,J=5Hz) 7.22-8.27(8H,m) 8.70(1H,s) 11.99(1H,brs)
化合物115(150mg)に0.05%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物116(155mg,Y=95%)を得た。
実施例44
2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾロール(化合物117)、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾロール
酢酸エステル(化合物118)、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾロール 酢酸エステル(化合物119)、6-[[6-[6-(アセチルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物120)、6-[[6-(6-ヒドロキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物121)、6-[[6-(6-ヒドロキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物122)の製造:
4-アミノレゾルシノール塩酸塩(10.3g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(200mL)に溶解し、トリエチルアミン(12.5g)を加え、次いで6-べンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(16.2g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(160mL)溶液を加えて室温で一夜反応した。反応液を水(4L)中に加えて晶析し、析出結晶をろ取、乾燥して中間体のアミド化合物 (20.7g,Y=98.4%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)、トルエン(300mL)の混合溶媒にアミド化合物(20.7g)、p-トルエンスルホン酸一水和物(17.0g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水を加えて晶析した。析出結晶をろ取し、メタノール洗浄後乾燥して化合物117(14.75g,Y=75%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.28(2H,s) 6.79-8.65(14H,m) 9.86(1H,br)
化合物117(2.3g)に無水酢酸(23mL)を加えて105〜110℃で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し、n-ヘキサンで洗浄後乾燥して化合物118(2.34g,Y=91%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=2.35(3H,s) 5.22(2H,s) 7.00-8.68(14H,m)
化合物118(2.3g)にトルエン(46mL)、メタノール(92mL)、5%パラジウム炭素(0.5g)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過後、得られた結晶を1,4-ジオキサンから再結晶して化合物119(1.59g,Y=89%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=2.33(3H,s) 7.14-8.69(9H,m) 10.2(1H,br)
化合物119(1.55g)をDMF(50mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.0g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(2.1g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、乾燥して化合物120を得た。
化合物120をメタノール(50mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(100mL)に溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物121(902mg,Y=47%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.49-1.96(6H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 4.14(2H,t,J=6Hz) 6.79-8.64(9H,m)
化合物121(145.4mg)を水(70mL)に懸濁し、2%水酸化カリウム水溶液(1mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物122(171mg,Y=107%)を得た。
実施例45
6-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 フェニルメチル エステル(化合物123)、6-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物124)、6-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物125)の製造:
化合物121(500mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、ベンジルブロミド(760mg)を加えて室温で二夜反応した。反応液をろ過後、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗し、乾燥して化合物123を得た。
化合物123に70%メタノール水溶液(500mL)、1,4-ジオキサン(50mL)を加えた後、水酸化ナトリウム(0.5g)を加えて約60℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(0.5L)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物124(474mg,Y=77%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.40-1.94(6H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 4.14(2H,t,J=7Hz) 5.22(2H,s) 6.99-8.65(14H,m) 10.1(1H,br)
化合物124(140mg)を水(300mL)に懸濁し、2%水酸化カリウム(1.1mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物125(175mg,Y=116%)を得た。
実施例46
6-メトキシ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物126)、6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物127)、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル(化合物128)、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸(化合物129)、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物130)の製造:
5-メトキシ-2-アミノフェノール塩酸塩(3.1g)を1.4-ジオキサン(100mL)に懸濁し、トリエチルアミン(4.6mL)を加え、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(4.5g)の1,4-ジオキサン(50mL)溶液を加えて還流下で3.5時間反応した。反応液を減圧下で約1/3量に濃縮した後、2%塩酸(800mL)中に加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を1,4-ジオキサンから再結晶して中間体のアミド化合物(4.79g,Y=79%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(45mL)、トルエン(90mL)の混液にアミド化合物(4.43g)及びp-トルエンスルホン酸一水和物(3.3g)を加えて還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水(200mL)を加えて晶析した。析出結晶をろ取し、メタノール(100mL)、12%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて還流下で40分懸濁した。結晶をろ取、乾燥して化合物126(3.03g,Y=72%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.87(3H,s) 5.27(2H,s) 6.92-8.66(14H,m)
化合物126(3.63g)にトルエン(100mL)、メタノール(150mL)を加えて溶解し、5%パラジウム炭素(1g)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物127(2.5g,Y=90%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.87(3H,s) 6.92-8.62(9H,m) 10.15(1H,br)
化合物127(200mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(380mg)、ブロモ酢酸メチル(150mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、乾燥して化合物128を得た。
化合物128に1,4-ジオキサン(70mL)、2%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて約50℃で30分間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチル(300mL)、水(100mL)を加え、希塩酸を加えて強酸性とした後、分液した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物129(214mg,Y=89% )を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.87(3H,s) 4.87(2H,s) 6.92-8.67(9H,m) 13.1(1H,br)
化合物129(78mg)にメタノール(30mL)、1%水酸化ナトリウム水溶液(0.9mL)を加えて加温溶解し、減圧濃縮、乾燥して化合物130(82mg,Y=99%)を得た。
実施例47
4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸エチル エステル(化合物131)、4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物132)、4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物133)の製造:
化合物127(650mg)をDMF(18mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.1g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(760mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、メタノールから再結晶して化合物131(825mg,Y=91%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.09-2.69(4H,m) 3.89-4.36(7H,m) 6.90-8.62(9H,m)
化合物131(759mg)に1,4-ジオキサン(40mL)、3%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて約50℃で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(200mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物132(613mg,Y=87%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.93-2.61(4H,m) 3.87(3H,s) 4.17(2H,t,J=6Hz) 6.92-8.66(9H,m)
化合物132(191mg)を水(100mL)に懸濁し、2.7%水酸化ナトリウム水溶液(0.8mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物133(199mg,Y=98%)を得た。
実施例48
6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物134)、6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物135)、6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物136)の製造:
化合物127(350mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(800mg)、6-ブロモヘキサン酸エチル(520mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水、エタノールで順次洗浄後、エタノールから再結晶して化合物134(3.72g,Y=98%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 1.49-2.02(6H,m) 2.37(2H,t,J=6Hz) 3.90-4.33(7H,m) 6.90-8.63(9H,m)
化合物134(380mg)をメタノール(80mL)に溶解し、5%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて還流下で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(200mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物135(353mg,Y=100%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.34-1.96(6H,m) 2.28(2H,t,J=6Hz) 3.87(3H,s) 4.12(2H,t,J=6Hz) 6.95-8.63(9H,m) 12.01(1H,br)
化合物135(115mg)に水(100mL)、0.4%水酸化カリウム水溶液(4mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物136(133mg,Y=106%)を得た。
実施例49
[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]メチルプロパン二酸 ジエチル エステル(化合物137)、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]メチルプロパン二酸(化合物138)、[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]メチルプロパン二酸二ナトリウム塩(化合物139)の製造:
化合物127(0.6g)をDMF(18mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.0g)、2-ブロモ-2-メチルマロン酸ジエチル(0.67g)を加えて室温で一夜反応した。反応液にクロロホルム(200mL)を加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、クロロホルム層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮して化合物137を得た。
化合物137をメタノール(40mL)に溶解し、6%水酸化ナトリウム水溶液(7mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(200mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物138(730mg,Y=87%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.80(3H,s) 3.87(3H,s) 6.94-8.69(9H,m)
化合物138(192mg)を水(30mL)に懸濁し、2.7%水酸化ナトリウム水溶液(1.4mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物139(205mg,Y=96%)を得た。
実施例50
[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物140)、[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物141)、[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物142)の製造:
化合物127(550mg)をDMF(18mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.9g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(1.0g)を加え、室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、エタノールから再結晶して化合物140(750mg,Y=76%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.08-2.20(14H,m) 3.36(1H,t,J=7Hz) 3.74-4.55(9H,m) 6.87-8.62(9H,m)
化合物140(680mg)を1,4-ジオキサン(40mL)に溶解後、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(150mL)に溶解した後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物141(531mg,Y=90%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.20-1.94(8H,m) 3.25(1H,t,J=7Hz) 3.87(3H,s) 4.13(2H,t,J=6Hz) 6.95-8.64(9H,m)
化合物141(192mg)を水(30mL)に懸濁し、2.7%水酸化ナトリウム水溶液(1.25mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物142(202mg,Y=93%)を得た。
実施例51
6-エトキシ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物143)、6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物144)、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物145)、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物146)、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物147)の製造:
エタノール(100mL)に化合物117(2.0g)、ナトリウムメトキシド(0.46g)を加えて溶解し、ジエチル硫酸(1.38g)を加え、約60℃で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し、エタノールで洗浄後乾燥して化合物143(1.66g,Y=77%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.47(3H,t,J=7Hz) 3.94-4.30(2H,m) 5.22(2H,s) 6.86-8.65(14H,m)
化合物143(1.615g)にトルエン(32mL)、メタノール(64mL)、5%パラジウム炭素(0.5mg)を加えて水素雰囲気下約40℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をメタノールで洗浄後乾燥して化合物144(1.06g,Y=85%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.38(3H,t,J=7Hz) 3.95-4.30(2H,m) 6.90-8.61(9H,m) 10.13(1H,br)
化合物144(500mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.0g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(0.63g)を加えて室温で二夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、エタノールから再結晶して化合物145(651mg,Y=89%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.08-2.20(12H,m) 2.36(2H,t,J=6Hz) 3.95-4.33(6H,m) 6.86-8.62(9H,m)
化合物145(600mg)を1,4-ジオキサン(40mL)に溶解し 、メタノール(10mL)、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(100mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物146(456mg,Y=81%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.26-2.02(9H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 3.95-4.29(4H,m) 6.90-8.63(9H,m) 12.0(1H,m)
化合物146(157mg)に水(100mL)、2.7%水酸化ナトリウム水溶液(1.8mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物147(150mg,Y=91%)を得た。
実施例52
6-[[2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物148)、6-[[2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸(化合物149)、6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸(化合物150)、6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物151)の製造:
化合物117(3.0g)をDMF(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(5.0g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(2.8g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、エタノールから再結晶して化合物148(3.72g,Y=89%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 1.48-1.97(6H,m) 2.36(2H,t,J=6Hz) 3.97-4.33(4H,m) 5.21(2H,s) 6.89-8.64(14H,m)
化合物148(1.25g)を1,4-ジオキサン(30mL)に溶解し、メタノール(30mL)、10%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣を水(100mL)に懸濁し、希塩酸を加えて酸析した。結晶をろ取して化合物149を得た。
化合物149にメタノール(300mL)、5%パラジウム炭素(0.6g)を加えて水素雰囲気下約40℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をアセトンから再結晶して化合物150(604mg,Y=63%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.35-1.90(6H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 4.06(2H,t,J=6Hz) 6.89-8.61(9H,m) 10.3(1H,br) 11.7(1H,br)
化合物150(116mg)に水(80mL)、0.4%水酸化カリウム水溶液(4.2mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物151(129mg,Y=101%)を得た。
実施例53
6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物152)、6-[[6-[6-[(6-エトキシ-6-オキソヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物153)、6-[[6-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物154)、6-[[6-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸二カリウム塩(化合物155)の製造:
化合物148(2.3g)にトルエン(40mL)、エタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.5g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物152(1.9g,Y=100%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 1.48-2.07(6H,m) 2.37(2H,t,J=6Hz) 3.90-4.37(4H,m) 6.82-8.59(9H,m)
化合物152(500mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(800mg)、6-ブロモヘキサン酸エチル(400mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、エタノールから再結晶して化合物153(540mg,Y=81%) を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.08-2.43(22H,m) 3.97-4.33(8H,m) 6.88-8.61(9H,m)
化合物153(510mg)をメタノール(50mL)に溶解し、8%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(80mL)を加えて加温溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物154(460mg,Y=100%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.23-2.45(16H,m) 3.95-4.30(4H,m) 6.90-8.64(9H,m) 12.01(2H,br)
化合物154(119mg)に水(50mL)、0.4%水酸化カリウム水溶液(6.6mL)を加え加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物155(138mg,Y=101%)を得た。
実施例54
6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物156)、6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸(化合物157)、6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物158)の製造:
化合物152(0.50g)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.80g)、ヨウ化エチル(0.30g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗し、エタノール洗浄後乾燥して化合物156(466mg,Y=87%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.13-1.97(12H,m) 2.36(2H,t,J=6Hz) 3.93-4.33(6H,m) 6.88-8.61(9H,m)
化合物156(403mg)をメタノール(100mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約60℃で反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(200mL)、酢酸エチル(300mL)を加え、希塩酸を加えて強酸性とした後、分液した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物157(350mg,Y=93%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.18-2.09(9H,m) 2.26(2H,t,J=6Hz) 3.95-4.37(4H,m) 6.90-8.63(9H,m) 12.0(1H,br)
化合物157(78.3mg)を水(60mL)に懸濁し、0.7%水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物158(83mg,Y=101%)を得た。
実施例55
2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾロール(化合物159)、[5-[[6-[6-[[7-エトキシ-6-(エトキシカルボニル)-7-オキソヘプチル]オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物160)、[5-[[6-(6-ヒドロキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物161)の製造:
化合物117(2.1g)をメタノール(40mL)に懸濁し、5%パラジウム炭素(0.5g)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をトルエン、メタノールの混液から再結晶して化合物159(1.41g,Y=89%)を得た。
化合物159(1.35g)をDMF(45mL)に溶解し、炭酸カリウム(5.0g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(1.8g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(クロロホルム)で分取して化合物160(0.61g,Y=17%)、化合物161(0.67g,Y=27%)を得た。
<化合物160> H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.14-2.22(28H,m) 3.23-3.50(2H,m) 3.96-6.89(12H,m) 7.01-8.62(9H,m)
実施例56
[5-[[6-[6-[(6,6-ジカルボキシヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物162)、[5[[6-[6[(6,6-ジカルボキシヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸四ナトリウム塩(化合物163)の製造:
化合物160(600mg)をメタノール(100mL)に溶解し、1%水酸化ナトリウム水溶液(30mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(50mL)を加えて溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物162(434.5mg,Y=85%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.23-2.02(16H,m) 3.12-3.41(2H,m) 3.95-4.26(4H,m) 6.94-8.65(9H,m) 12.64(4H,br)
化合物162(104.5mg)に水(40mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(5.4mL)を加えて溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物163(116mg,Y=97%)を得た。
実施例57
[5-[[6-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物164)、[5-[[6-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物165)、[5-[[6-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物166)の製造:
化合物161(335mg)をDMF(6mL)に溶解し、炭酸カリウム(450mg)、ブロモメチルシクロヘキサン(153mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮して化合物164を得た。
化合物164にメタノール(100mL)、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて還流下で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物165(242.8mg,Y=62%)を得た。
化合物165(26mg)を水(5mL)に溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物166(10mg,Y=41%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.00-2.02(19H,m) 3.05-4.30(5H,m) 6.90-8.64(9H,m) 12.6(2H,br)
実施例58
[5-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物167)、[5-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物168)、[5-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物169)の製造:
化合物161(335mg)をDMF(6mL)に溶解し、炭酸カリウム(450mg)、ベンジルブロミド(150mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮し化合物167を得た。
化合物167にメタノール(100mL)、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて還流下で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物168(316.5mg,Y=82%)を得た。
化合物168(26mg)を水(5mL)に溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物169(23mg,Y=96%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.25-2.0(8H,m) 4.18(2H,t,J=7Hz) 5.22(2H,s) 7.18-8.65(14H,m)
実施例59
6-ニトロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物170)、6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物171)、4-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物172)、4-[[6-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物173)、4-[[6-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸塩酸塩(化合物174)の製造:
6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(6.2g)をトルエン(100mL)に懸濁し、塩化チオニル(1.9mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で2時間反応した後、2-アミノ-5-ニトロフェノール(7.0g)の1,4-ジオキサン(200mL)溶液を加えて還流下で3時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し、水、メタノールで順次洗浄後乾燥して中間体のアミド化合物(8.7g,Y=94%)を得た。
アミド化合物(8.69g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(87mL)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(6.5g)、トルエン(174mL)を加えて還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し、メタノール洗浄後乾燥して化合物170(7.46g,Y=90%)を得た。
化合物170(6.0g)に30%臭化水素・酢酸溶液(100mL)を加えて約100℃で6時間反応した。反応液を水に加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をトルエン、メタノールの混液から再結晶して化合物171(4.05g,Y=87%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.14-8.68(9H,m) 10.25(1H,s)
化合物171(1.96g)にDMF(30mL)、炭酸カリウム(3.0g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(910mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(300mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物172(1.4g,Y=94%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.10-2.73(4H,m) 4.01-4.36(4H,m) 7.14-8.68(9H,m)
化合物172(1.1g)にエタノール(100mL)、5%パラジウム炭素(0.5g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物173 (915mg,Y=90%)を得た。
化合物173(242mg)をメタノール(100mL)に溶解し、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に加温溶解後、希塩酸を加えて中和し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をアセトン(50mL)に懸濁し、35%塩酸(0.5mL)を加えた後、結晶をろ取、乾燥して化合物174(151mg,Y=61%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6,DO/TMS):
δ=1.80-2.58(4H,m) 4.19(2H,t,J=6Hz) 7.23-8.72(9H,m)
実施例60
4-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物175)、4-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物176)、4-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物177)の製造:
化合物173(365mg)をDMF(13mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ヨウ化エチル(2.0g)を加えて約70℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加え、水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮後、残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物175(266mg,Y=64%)を得た。
化合物175(266mg)をメタノール(40mL)に溶解し、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に加温溶解後、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物176(220mg,Y=85%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.14(6H,t,J=7Hz) 1.90-2.51(4H,m) 3.15-3.60(4H,m) 4.16(2H,t,J=6Hz) 6.68-8.59(9H,m) 12.16(1H,br)
化合物176(80.5mg)に水(30mL)、0.4%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物177(77mg,Y=91%)を得た。
実施例61
4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物178)、4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物179)、4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物180)の製造:
化合物173(317mg )をDMF(13mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ベンジルブロミド(550mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をエタノールから再結晶して化合物178(1.05g,Y=47%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 2.00-2.70(4H,m) 3.98-4.35(4H,m) 4.74(4H,s) 6.75-8.55(19H,m)
化合物178(317mg)をメタノール(80mL)に溶解し、7%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて室温で一夜、約50℃で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチル(150mL)、水(150mL)を加え、希塩酸を加えて強酸性とした後、分液した。酢酸エチル層を水洗後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物179(265mg,Y=88%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=2.04-2.75(4H,m) 4.17(2H,t,J=6Hz) 4.74(4H,s) 6.75-8.54(19H,m)
化合物179(93.5mg)を水(100mL)に懸濁し、0.4%水酸化ナトリウム水溶液(1.8mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物180(95mg,Y=98%)を得た。
実施例62
6-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物181)、6-[[6-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物182)、6-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物183)、6-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物184)、6-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物185)の製造:
化合物171(1.2g)をDMF(36mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.0g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(1.15g)を加え、室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(300mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をエタノールで洗浄後乾燥して化合物181(1.537g,Y=88%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 1.45-2.03(6H,m) 2.37(2H,t,J=6Hz) 4.01-4.34(4H,m) 7.14-8.68(9H,m)
化合物181(1.3g)にエタノール(80mL)、トルエン(20mL)、5%パラジウム炭素(0.6g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物182(1.04g,Y=86%)を得た。
化合物182(0.52g)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.0g)、ヨウ化エチル(3.0g)を加えて約70℃で24時間反応した。反応液に酢酸エチル(300mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物183(500mg,Y=85%)を得た。
化合物183(500mg)に1,4-ジオキサン(5mL)、メタノール(45mL)を加えて溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて室温で一夜、約50℃で7時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水(100mL)に溶解し、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物184(388mg,Y=83%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.14(6H,t,J=7Hz) 1.36-1.97(6H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 3.14-3.61(4H,m) 4.12(2H,t,J=6Hz) 6.83-8.58(9H,m) 12.0(1H,br)
化合物184(87mg)に水(25mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.55mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物185(87mg,Y=95%)を得た。
実施例63
6-[[6-[6-[ビス (フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物186)、6-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物187)、6-[[6-[6-[ビス (フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物188)の製造:
化合物182(0.52g)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.0g)、ベンジルブロミド(0.8g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をエタノールで洗浄後乾燥して化合物186(629.3mg,Y=85%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.25(3H,t,J=7Hz) 1.53-2.05(6H,m) 2.36(2H,t,J=6Hz) 3.95-4.32(4H,m) 4.74(4H,s) 6.72-8.55(19H,m)
化合物186(580mg)に1,4-ジオキサン(10mL)、メタノール(30mL)を加えて溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて室温で一夜、還流下で2時間反応した。反応液をろ過後、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(100mL)を加えて加温溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物187(531mg,Y=96%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.50-2.20(6H,m) 2.44(2H,t,J=6Hz) 4.10(2H,t,J=6Hz) 4.74(4H,m) 6.76-8.55(19H,m)
化合物187(100mg)に水(25mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.4mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物188(98mg,Y=94%)を得た。
実施例64
[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸ジエチル エステル(化合物189)、[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸(化合物190)、[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物191)の製造:
化合物171(2.0g)をDMF(80mL)に溶解し、炭酸カリウム(3g)、ブロモマロン酸ジエチル(2.1g)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(200mL)を加えて晶析した。析出結晶をろ取し、エタノール洗浄後、シリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物189(1.08g,Y=36%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.33(6H,t,J=7Hz) 4.19-4.55(4H,m) 5.40(1H,s) 7.20-8.72(9H,m)
化合物189(600mg)に1,4-ジオキサン(20mL)、メタノール(80mL)を加えて溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加え、約50℃で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(40mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物190(480mg,Y=91%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=4.87(1H,s) 7.28-8.78(9H,m)
化合物190(80mg)を水(40mL)に懸濁し、1.6%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物191(85mg,Y=96%)を得た。
実施例65
[5-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物192)、[5-[[6-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物193)、[5-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物194)、[5-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物195)の製造:
化合物171(825mg)をDMF(25mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.2g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(1.16g)を加えて室温で一夜、約70℃で一夜反応した。反応液を水(250mL)中に加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノール洗浄後乾燥して化合物192(1.28g,Y=89%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.15-2.20(14H,m) 3.36(1H,t,J=7Hz) 4.04-4.44(6H,m) 7.14-8.70(9H,m)
化合物192(970mg)にエタノール(100mL)、トルエン(20mL)、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物193(866mg,Y=95%)を得た。
化合物193(446mg)をDMF(8mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、ヨウ化エチル(1.0g)を加えて約70℃で一夜反応した。反応液を酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物194(305mg,Y=62%)を得た。
化合物194(305mg)をメタノール(50mL)に溶解し、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて室温で4日間反応した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物195(204mg,Y=68%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4,DO/TMS):
δ=1.01-1.99(14H,m) 3.00-3.59(5H,m) 4.11(2H,t,J=5Hz) 6.90-8.42(9H,m)
実施例66
6-ニトロ-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物196)、2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩(化合物197)、N,N-ジエチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩(化合物198)の製造:
化合物171(498mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(470mg)を加えて70℃で一夜反応した。反応液に水(50mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取、乾燥して化合物196(648mg,Y=95%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=2.55-2.99(6H,m) 3.77(4H,t,J=5Hz) 4.29(2H,t,J=6Hz) 7.18-8.73(9H,m)
化合物196(550mg)にメタノール(50mL)、5%パラジウム炭素(0.4g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液に35%塩酸(1mL)を加えてろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣にアセトン(50mL)、35%塩酸(0.5mL)を加えて懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物197(505mg,Y=83%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4,DO/TMS):
δ=3.33-4.19(10H,m) 4.66(2H,t,J=5Hz) 7.49-8.75(9H,m)
化合物197(220mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、ヨウ化エチル(1.0g)を加えて約70℃で一夜反応した。反応液に水(40mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製後、アセトン(50mL)に溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加えて析出した結晶をろ取、乾燥して化合物198(67mg,Y=27%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4/TMS):
δ=1.23(6H,t,J=7Hz) 3.17-4.09(14H,m) 4.65(2H,t,J=5Hz) 7.31-8.77(9H,m)
実施例67
6-(シクロヘキシルオキシ)-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物199)、6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール(化合物200)、6-[[6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物201)、6-[[6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物202)、6-[[6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物203)の製造:
化合物117(1.5g)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.0g)、ブロモシクロヘキサン(1.5g)を加えて約65℃で4日間反応した。反応液をろ過後、ろ液を減圧濃縮した。残渣を15%メタノール水溶液で洗浄し、次いで0.5%水酸化ナトリウム・メタノール溶液で洗浄後乾燥して化合物199(917mg,Y=50%)を得た。
化合物199(910mg)にトルエン(20mL)、メタノール(40mL)、5%パラジウム炭素(450mg)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をトルエン、メタノールの混液から再結晶して化合物200(430mg,Y=66%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.25-2.36(11H,m) 5.85(1H,s) 7.05-8.65(9H,m)
化合物200(430mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.2g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(0.80g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を水洗後、エタノールから再結晶して化合物201(197mg,Y=33%)を得た。
化合物201(197mg)をメタノール(100mL)に溶解し、4%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約60℃で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(100mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物202(179mg,Y=96%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.16-2.42(18H,m) 4.03-4.60(3H,m) 6.91-8.64(9H,m) 12.0(1H,br)
化合物202(89mg)に水(200mL)、0.4%水酸化カリウム水溶液(2.7mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物203(110mg,Y=114%)を得た。
実施例68
5-メチル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物204)、6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物205)、6-[[6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物206)、6-[[6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物207)、6-[[6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物208)の製造:
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)に2-アミノ-p-クレゾール(1.5g),トリエチルアミン(1.2g)を加え溶解した後、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(3.0g)を加え室温で2時間反応した。反応液を水(800mL)中に加えて晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(3.5g,Y=90%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(34mL)、トルエン(102mL)の混液中、アミド化合物(3.4g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(3.4g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら22時間反応した。反応液を減圧濃縮した後、残渣を水(500mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(120mL),水酸化カリウム(2.0g)を加え、還流下2時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物204(2.14g,Y=66%)を得た。
化合物204(1.8g)に1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)を加え溶解後、5%パラジウム炭素(0.2g)を加え水素雰囲気下で23時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(800mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物205(1.34g,Y=99%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.46(3H,s) 7.15-8.22(8H,m) 8.67(1H,s) 10.13(1H,s)
DMF(15mL)中、化合物205(500mg)に炭酸カリウム(510mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(490mg)を加え室温で20時間反応した。反応液を水(200mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物206(700mg,Y=92%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物206(646mg)に5%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で20時間,60〜70℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(100mL)を加え撹拌下に35%塩酸で酸析後、ろ過して粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(30mL)を加え、60〜70℃で懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物207(500mg,Y=83%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.58-2.67(11H,m) 4.12(2H,t,J=3Hz) 7.17-8.24(8H,m) 8.68(1H,s) 11.96(1H,s)
化合物207(150mg)に0.05%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥し化合物208(167mg,Y=100%)を得た。
実施例69
5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物209)、6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール(化合物210)、6-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物211)、6-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物212)、6-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物213)の製造:
6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(7.0g)を2-アミノ-4-tert-ブチルフェノール(4.7g)、トリエチルアミン(2.9g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(80mL)溶液中に加え、室温で3.5時間反応した。反応液を水(1.5L)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(9.3g,Y=93%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(132mL)、トルエン(396mL)の混液中、アミド化合物(8.8g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(7.9g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら21時間反応した。反応液を減圧濃縮した後、残液を水(1500mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(88mL),水酸化カリウム(2.4g)を加え、還流下2時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物209(3.52g,Y=42%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)に化合物209(3.30g)を加え溶解後、5%パラジウム炭素(0.4g)を加え水素雰囲気下で23時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(1.5L)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶をエタノール(52mL)から再結晶し、化合物210(1.32g,Y=51%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.38(9H,s) 7.16-8.25(8H,m) 8.69(1H,s) 10.15(1H,s)
DMF(12mL)中、化合物210(0.80g)に炭酸カリウム(0.7g),6-ブロモヘキサン酸エチル(0.69g)を加え、室温で3時間,80〜90℃で8.5時間反応した。反応液を水(200mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し化合物211(1.06g,Y=92%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物211(0.82g)に7%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、還流下で1.5時間反応した。活性炭を加え熱時ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(100mL)を加えた後、35%塩酸で酸析し、結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶をメタノール(45mL)から再結晶し、化合物212(0.58g,Y=67%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.38-2.52(17H,m) 4.15(2H,t,J=6Hz) 7.20-8.30(8H,m) 8.72(1H,s) 11.99(1H,brs)
化合物212(200mg)に0.03%水酸化カリウム水溶液(120mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物213(205mg,Y=94%)を得た。
実施例70
[5-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物214)、[5-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物215)、[5-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物216)の製造:
DMF(12mL)中、化合物210(300mg)に炭酸カリウム(610mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(623mg)を加え室温で26時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイル(1.04g)を得た。粗製オイル(1.04g)をシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製し、化合物214(0.69g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物214(0.69g)に13%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で17時間反応した。反応液に水(10mL)を加え、析出した結晶を溶解後、活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え溶解後、35%塩酸で酸析した。分離したオイルを酢酸エチル(100mL)で抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで脱水した後、減圧濃縮して化合物215(357mg,Y=77%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.38-1.98(17H,m) 3.25(1H,t,J=7Hz) 4.14(2H,t,J=5Hz) 7.21-8.30(8H,m) 8.72(1H,s) 11.48-14.04(2H,br)
化合物215(150mg)に0.13%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物216(158mg,Y=97%)を得た。
実施例71
5-フェニル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物217)、6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物218)、6-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物219)、6-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物220)の製造:
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)に2-アミノ-4-フェニルフェノール(2.3g),トリエチルアミン(1.2g)を加え溶解後、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(3.0g)を加え室温で5時間反応した。反応液を水(800mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(4.5g,Y=100%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(44mL)、トルエン(132mL)の混液中、アミド化合物(4.4g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(3.8g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら23時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(600mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(150mL),水酸化カリウム(2.2g)を加え、還流下2時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物217(1.73g,Y=41%)を得た。
化合物217(1.5g)に1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)、5%パラジウム炭素(0.2g)を加え、水素雰囲気下50℃で23時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(800mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物218(1.09g,Y=92%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=7.17-8.28(13H,m) 8.73(1H,s) 10.17(1H,s)
DMF(15mL)中、化合物218(500mg)に炭酸カリウム(615mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(606mg)を加え室温で24時間、80〜90℃で1.5時間反応した。反応液を水(200mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物219(621mg,Y=87%)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物219(571mg)に5.7%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、60〜70℃で17時間,室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(100mL)を加え撹拌し、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(30mL)を加え、60〜70℃で撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物220(466mg,Y=87%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.59-2.52(8H,m) 4.13(2H,t,J=5Hz) 7.13-8.32(13H,m) 8.74(1H,s) 12.00(1H,s)
実施例72
[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物221)、[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物222)、[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物223)の製造:
DMF(14mL)中、化合物218(400mg)に炭酸カリウム(674mg),(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(552mg)を加え、80〜90℃で三日間反応した。反応液を水(100mL)中に加え撹拌した後、酢酸エチル(200mL)で生成物を抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して粗製オイル(0.8g)を得た。粗製オイル(0.8g)をシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製して化合物221(211mg,Y=33%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.28(6H,t,J=7Hz) 1.72-2.34(4H,m) 3.47(1H,t,J=7Hz) 3.97-4.40(6H,m) 7.15-8.38(13H,m) 8.71(1H,s)
エタノール(20mL)中、化合物221(190mg)に4.5%水酸化カリウム水溶液(20mL)を加え室温で23時間反応した。反応液に活性炭(0.1g)を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した後、残渣に水(50mL)を加え溶解後、35%塩酸で酸析した。生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣を乾燥して化合物222(144mg,Y=85%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.89-1.99(4H,m) 3.38(1H,t,J=4Hz) 4.19(2H,t,J=5Hz) 7.23-8.34(13H,m) 8.77(1H,s) 12.28-13.19(2H,br)
化合物222(80mg)に0.03%水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を加え溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物223(87mg,Y=100%)を得た。
実施例73
5-クロロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物224)、6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物225)、4-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物226)、4-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物227)、4-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物228)の製造:
2-アミノ-4-クロロフェノール(5.1g)を1,4-ジオキサン(70mL)に溶解し、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(3.5g)を加えて還流下で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を希塩酸、メタノールで順次洗浄後乾燥して中間体のアミド化合物(4.19g,Y=88%)を得た。
アミド化合物(4.19g)に1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(25mL)、トルエン(50mL)、p-トルエンスルホン酸一水和物(3.0g)を加えて一夜還流下で生成する水を除去しながら反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水(200mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物224(3.73g,Y=93%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=5.21(2H,s) 7.23-8.67(14H,m)
化合物224(2.8g)に30%臭化水素・酢酸溶液(28mL)を加えて約100℃で2時間反応した。反応液に水(200mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物225(1.99g,Y=93%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.16-8.25(8H,m) 8.70(1H,s) 10.21(1H,s)
化合物225(453mg)をDMF(12mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(410mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をエタノールで洗浄後乾燥して化合物226(602mg,Y=96%)を得た。
化合物226(602mg)にメタノール(50mL)、1,4-ジオキサン(10mL)を加えて溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物228 (476mg,Y=80%)を得た。
化合物228のろ液を減圧濃縮後、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物227(58mg,Y=10%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.90-2.52(4H,m) 4.17(2H,t,J=6Hz) 7.21-8.72(9H,m) 12.2(1H,br)
実施例74
6-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸
エチル エステル(化合物229)、6-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物230)、6-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物231)の製造:
化合物225(453mg)をDMF(12mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(440mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をエタノールで洗浄後乾燥して化合物229(540mg,Y=81%)を得た。
化合物229(540mg)にメタノール(50mL)、1,4-ジオキサン(10mL)を加えて溶解した後、15%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物231(478mg,Y=90%)を得た。
化合物231のろ液を減圧濃縮後、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物230(48mg,Y=10%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.20-2.00(6H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 4.11(2H,t,J=6Hz) 7.15-8.69(9H,m)
実施例75
[3-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物232)、[3-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物233)、[3-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物234)の製造:
化合物225(400mg)をDMF(7mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(460mg)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物232(309mg,Y=46%)を得た。
化合物232(309mg)をメタノール(40mL)、1,4-ジオキサン(10mL)に溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて、室温で一夜反応した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物233(273mg,Y=91%)を得た。
化合物233(28mg)を水(5mL)に加温溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物234(19mg,Y=75%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.75-2.10(4H,m) 3.37(1H,t,J=6Hz) 4.17(2H,t,J=7Hz) 7.21-8.72(9H,m) 12.75(2H,br)
実施例76
[5-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物235)、[5-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物236)、[5-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物237)の製造:
化合物225(163mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.6g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(260mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物235(206mg,Y=71%)を得た。
化合物235(206mg)にメタノール(80mL)を加えて溶解した後、6%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて室温で7日間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加温溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物236(138mg,Y=75%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.21-1.95(8H,m) 3.25(1H,t,J=7Hz) 4.12(2H,t,J=6Hz) 7.20-8.71(9H,m) 12.7(2H,br)
化合物236(75.6mg)を水(30mL)に懸濁し、0.4%水酸化ナトリウム水溶液(3.3mL)を加えて加温溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物237(77mg,Y=99%)を得た。
実施例77
5-クロロ-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物238)の製造
化合物225(127mg)をDMF(2.5mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.52g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(122mg)を加えて約70℃で一夜反応した。反応液に水(25mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をアセトン(50mL)に溶解し、35%塩酸(0.5mL)を加えて析出した結晶をろ取、乾燥して化合物238(177mg,Y=93%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.18-4.10(10H,m) 4.68(2H,t,J=5Hz) 7.30-8.77(9H,m) 12.0(1H,br)
実施例78
4-メチル-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物239)、6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物240)、6-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物241)、6-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物242)、6-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物243)の製造:
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)に2-アミノ-m-クレゾール(1.5g),トリエチルアミン(1.2g)を加え溶解した後、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(3.0g)を加え室温で2時間反応した。反応液を水(800mL)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(3.5g,Y=90%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(34mL)、トルエン(102mL)の混液中、アミド化合物(3.4g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(3.4g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら23時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水(800mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(100mL),水酸化カリウム(2.0g)を加え、還流下2時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物239(2.64g,Y=81%)を得た。
化合物239(2.40g)に1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)を加え溶解した後、5%パラジウム炭素(0.2g)を加え水素雰囲気下で23時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(800mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物240(1.77g,Y=98%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.62(3H,s) 7.16-8.26(8H,m) 8.70(1H,s) 10.14(1H,s)
DMF(15mL)中、化合物240(500mg)に炭酸カリウム(510mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(500mg)を加え、室温で21時間反応した。反応液を水(200mL)中に加え撹拌した後、酢酸エチル(600mL)で目的物を抽出した。有機層を水洗後、減圧濃縮して化合物241(1.0g)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物241(1.0g)に5%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え45℃で15時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(150mL)を加え溶解し、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶をトルエン(30mL)から再結晶して化合物242(596mg,Y=84%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.60-2.62(11H,m) 4.14(2H,t,J=5Hz) 7.23-8.31(8H,m) 8.73(1H,s) 12.01(1H,s)
化合物242(150mg)に0.05%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え、加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物243(153mg,Y=93%)を得た。
実施例79
[3-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物244)、[3-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物245)、[3-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物246)の製造:
DMF(12mL)中、化合物240(300mg)に炭酸カリウム(460mg),(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(426mg)を加え、80℃で24時間反応した。
反応液を水(150mL)中に加え撹拌した後、酢酸エチル(500mL)で生成物を抽出した。有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮して粗製オイル(0.62g)を得た。粗製オイル(0.62g)をシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製し、化合物244(0.41g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物244(0.41g)に18%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え室温で2時間,50℃で1時間20分反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加えて溶解した後、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗し、乾燥して粗製結晶(217mg)を得た。粗製結晶を50%エタノール水溶液から再結晶して化合物245(178mg,Y=39%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.69-2.19(4H,m) 2.62(3H,s) 3.37(1H,t,J=7Hz) 4.18(2H,t,J=6Hz) 7.07-8.33(8H,m) 8.74(1H,s) 12.12-13.22(2H,br)
化合物245(80mg)に0.08%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物246(87mg,Y=98%)を得た。
実施例80
[5-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物247)、[5-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル] プロパン二酸(化合物248)、[5-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物249)の製造:
DMF(10mL)中、化合物240(300mg)に炭酸カリウム(607mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(629mg)を加え、室温で25時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え撹拌した後、酢酸エチル(200mL)で生成物を抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物247(794mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物247(765mg)に6%水酸化カリウム水溶液(15mL)を加え室温で6時間反応した。反応液に活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え溶解後、35%塩酸で酸析した。分離したオイルを酢酸エチル(200mL)で抽出した後、有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水した後、減圧濃縮して粗製結晶(512mg)を得た。粗製結晶(512mg)にメタノール(20mL)を加え撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物248(362mg,Y=74%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.05-2.17(8H,m) 2.62(3H,s) 3.26(1H,t,J=6Hz) 4.13(2H,t,J=6Hz) 7.24-8.36(8H,m) 8.73(1H,s) 11.91-13.24(2H,br)
化合物248(100mg)に0.04%水酸化ナトリウム水溶液(50mL)を加え、ほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥し化合物249(110mg,Y=100%)を得た。
実施例81
6-メチル-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物250)、3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物251)、4-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物252)、4-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物253)、4-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸カリウム塩(化合物254)の製造:
トルエン(100mL)中、3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(7.0g)を塩化チオニル(3.6g)と還流下で1時間20分反応した。反応液を減圧濃縮し、3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(7.9g)を得た。
3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライドのオイル(7.9g)を6-アミノ-m-クレゾール(3.8g),トリエチルアミン(3.1g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(100mL)溶液に加え、室温で2.5時間反応した。反応液を水(1L)に加えて晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(9.2g,Y=95%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(90mL)、トルエン(270mL)の混液中、アミド化合物(9.0g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(9.0g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水(1.5L)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(300mL),水酸化カリウム(10.0g)を加え、還流下2時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物250(1.93g,Y=23%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(40mL)に化合物250(2.70g)を溶解し、5%パラジウム炭素(0.2g)を加え水素雰囲気下で三日間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(800mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物251(1.91g,Y=94%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.50(3H,s) 7.27-8.11(8H,m) 8.67(1H,s) 11.01(1H,s)
DMF(12mL)中、化合物251(300mg)に炭酸カリウム(452mg),4-ブロモ-n-酪酸エチル(271mg)を加え、室温で16.5時間反応した。反応液を水(150mL)中に加えて晶析し、析出結晶をろ取、水洗して化合物252(382mg,Y=90%)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物252(321mg)に13%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で1.5時間反応した。反応液に活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え溶解し、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶を酢酸エチル(6mL)から再結晶し化合物253(198mg,Y=67%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.84-2.73(7H,m) 4.28(2H,t,J=6Hz) 7.19-8.12(8H,m) 8.64(1H,s) 12.12(1H,brs)
化合物253(100mg)に0.1%水酸化カリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物254(85mg,Y=77%)を得た。
実施例82
6-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物255)、6-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物256)、6-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物257)の製造:
DMF(10mL)中、化合物251(300mg)に炭酸カリウム(307mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(314mg)を加え、室温で22時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え撹拌し、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して化合物255(0.66g)を得た。
メタノール(20mL)中、化合物255(0.66g)に13%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で17時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(20mL)を加え、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶にエタノール(2mL)を加え、撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物256(304mg,Y=72%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.67-2.51(11H,m) 4.23(2H,t,J=5Hz) 7.19-8.12(8H,m) 8.63(1H,s) 11.98(1H,s)
化合物256(150mg)に0.06%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物257(135mg,Y=82%)を得た。
実施例83
[5-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物258)、[5-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物259)、[5-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物260)、の製造:
DMF(14mL)中、化合物251(300mg)に炭酸カリウム(611mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(826mg)を加え室温で一夜反応した。反応液を水(150mL)中に加え、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して化合物258(1.07g)を得た。
メタノール(20mL)中、化合物258(1.07g)に、20%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で20時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(30mL)を加え溶解した後、35%塩酸で酸析した。析出した結晶をろ取し、エタノール(6mL)と共に撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物259(309mg,Y=63%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.19-1.78(8H,m) 2.51(3H,s) 3.22(1H,t,J=6Hz) 4.23(2H,t,J=5Hz) 7.19-8.10(8H,m) 8.63(1H,s)
化合物259(150mg)に13%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え、ほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物260(160mg,Y=97%)を得た。
実施例84
6-メチル-2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物261)の製造:
DMF(10mL)中、化合物251(200mg)に炭酸カリウム(511mg),2-クロロエチルモルホリン塩酸塩(204mg)を加え、70〜80℃で20時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え撹拌した後、生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られたオイル(315mg)をアセトン(10mL)に溶解した後、35%塩酸を加えpH≒1〜2に調整した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物261(228mg,Y=76%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.51(3H,s) 3.22-4.00(10H,m) 4.78(2H,t,J=4Hz) 7.20-8.15(8H,m) 8.70(1H,s) 11.22-12.55(1H,br)
実施例85
N,N-ジメチル-3-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物262)の製造:
DMF(10mL)中、化合物251(200mg)に炭酸カリウム(405mg),3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(138mg)を加え、80〜90℃で16時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え撹拌した後、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得られたオイル(263mg)をアセトン(10mL)に溶解し、35%塩酸を加えpH≒1〜2に調整した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物262(211mg,Y=73%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=2.30-2.53(5H,m) 3.08(6H,s) 3.58(2H,t,J=6Hz) 4.44(2H,t,J=6Hz) 7.23-8.01(8H,m) 8.69(1H,s)
実施例86
6-ニトロ-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物263)、3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物264)、4-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物265)、4-[[3-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物266)、4-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物267)、4-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物268)、4-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物269)の製造:
3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(10.8g)にトルエン(100mL)、塩化チオニル(3.35mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で3.5時間反応した後、2-アミノ-5ニトロフェノール(12.5g)の1,4-ジオキサン(150mL)溶液を加え、還流下で6時間反応した。反応液を冷却し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して中間体のアミド化合物(14.9g,Y=93%)を得た。
アミド化合物(14.9g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(80mL)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(19g)及びトルエン(180mL)を加え、還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し、トルエン洗浄後、メタノール洗浄した。得られた結晶にメタノール(400mL)、40%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加え、還流下で30分間懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物263(6.85g,Y=48%)を得た。
H-NMR(CDCl, Methanol-d4/TMS):
δ=5.42(2H,s) 7.28-8.75(14H,m)
化合物263(6.8g)に30%臭化水素・酢酸溶液(70mL)を加えて約100℃で2.5時間反応した。反応液に水(430mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶を50%メタノール水溶液で洗浄後乾燥して化合物264(5.2g,Y=91%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=7.26-8.69(9H,m) 10.76(1H,s)
化合物264(740mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(610mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(90mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールで洗浄後乾燥して化合物265(884mg,Y=87%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.18-2.92(4H,m) 4.01-4.42(4H,m) 7.31-8.74(9H,m)
化合物265(850mg)にトルエン(20mL)、エタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物266(780mg,Y=99%)を得た。
化合物266(390mg)をDMF(7mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ヨウ化エチル(3.0g)を加え約65℃で一夜反応した。反応液にクロロホルム(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。クロロホルム層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物267(150mg,Y=34%)を得た。
化合物267(150mg)をメタノール(100mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に加熱溶解後、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物268(80mg,Y=57%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.14(6H,t,J=6Hz) 1.80-2.85(4H,m) 3.20-3.65(4H,m) 4.27(2H,t,J=7Hz) 6.69-8.15(8H,m) 8.57(1H,s) 12.16(1H,br)
化合物268(25mg)を水(50mL)に懸濁し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(0.95mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物269(28mg,Y=106%)を得た。
実施例87
4-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物270)、4-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物271)、4-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物272)の製造:
化合物266(390mg)をDMF(6mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ベンジルブロミド(1.2g)を加えて室温で一夜反応した。反応液にクロロホルム(100mL)を加え水、飽和食塩水で順次洗浄した。クロロホルム層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物270(345mg,Y=61%)を得た。
化合物270(345mg)をメタノール(100mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で3日間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(100mL)に加熱懸濁後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物271(266mg,Y=81%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.80-2.73(4H,m) 4.23(2H,t,J=5Hz) 4.82(4H,s) 6.76-8.10(18H,m) 8.54(1H,s) 12.12(1H,br)
化合物271(74mg)を水(100mL)に懸濁し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物272(66mg,Y=86%)を得た。
実施例88
6-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物273)、6-[[3-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物274)、6-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物275)、6-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物276)、6-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物277)の製造:
化合物264(740mg)をDMF(14mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.5g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(690mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(100mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物273(747mg,Y=71%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.24(3H,t,J=7Hz) 1.57-2.09(6H,m) 2.38(2H,t,J=6Hz) 3.95-4.35(4H,m) 7.27-8.73(9H,m)
化合物273(700mg)にトルエン(20mL)、エタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物274(650mg,Y=100%)を得た。
化合物274(325mg)をDMF(6mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ヨウ化エチル(2.5g)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液にクロロホルム(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。クロロホルム層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物275(180mg,Y=49%)を得た。
化合物275(180mg)をメタノール(100mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加え約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に加熱溶解後、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物276(140mg,Y=83%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.14(6H,t,J=7Hz) 1.50-2.00(6H,m) 2.28(2H,t,J=6Hz) 3.25-3.61(4H,m) 4.22(2H,t,J=6Hz) 6.73-8.08(8H,m) 8.56(1H,m) 12.01(1H,br)
化合物276(58mg)を水(50mL)に懸濁し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.1mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物277(70mg,Y=115%)を得た。
実施例89
6-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物278)、6-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物279)、6-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物280)の製造:
化合物274(325mg)をDMF(6mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ベンジルブロミド(1.0g)を加え、室温で一夜反応した。反応液にクロロホルム(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。クロロホルム層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物278(267mg,Y=62%)を得た。
化合物278(267mg)をメタノール(100mL)に溶解し、10%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(100mL)に加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物279(90mg,Y=35%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.39-2.39(8H,m) 4.17(2H,t,J=4Hz) 4.83(4H,s) 6.70-8.52(19H,m) 12.0(1H,br)
化合物279(36mg)を水(80mL)に懸濁し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(0.51mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物280(30mg,Y=80%)を得た。
実施例90
[5-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物281)の製造:
化合物264(700mg)をDMF(14mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.5g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(920mg)を加えて室温で二夜反応した。反応液に水(100mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物281(998mg,Y=82%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.13-2.20(14H,m) 3.35(1H,t,J=7Hz) 4.02-4.37(6H,m) 7.42-8.72(9H,m)
実施例91
2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ニトロベンゾオキサゾール(化合物282)、2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩(化合物283)の製造:
化合物264(740mg)をDMF(14mL)に溶解し、炭酸カリウム(3.5g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(630mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に水(100mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物282(647mg,Y=64%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=2.60-3.09(6H,m) 3.73(4H,t,J=5Hz) 4.14(2H,t,J=6Hz) 7.26-8.72(9H,m)
化合物282(580mg)にトルエン(20mL)、メタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣にアセトン(50mL)を加えて溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加えて析出した結晶をろ取、乾燥して化合物283(501mg,Y=78%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4/TMS):
δ=3.28-4.04(10H,m) 4.60-4.85(2H,m) 7.43-8.74(9H,m)
実施例92
5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物284)、3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール(化合物285)、4-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチルエステル(化合物286)、4-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物287)、4-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸カリウム塩(化合物288)の製造:
トルエン(200mL)中、3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(20.0g)を塩化チオニル(10.3g)と還流下で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(24.2g)を得た。
3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライドのオイル(24.2g)を2-アミノ-4-tert-ブチルフェノール(14.3g),トリエチルアミン(8.8g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)溶液に加え、室温で2時間反応した。反応液を水(2L)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(200mL)を加え、撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して中間体のアミド化合物(29.6g,Y=97%)を得た。
アミド化合物(25.0g)とp-トルエンスルホン酸一水和物(22.4g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)、トルエン(450mL)の混合溶媒に加え、還流下で生成する水を除去しながら二夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水(3L)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(300mL),水酸化カリウム(10g)を加え、還流下2.5時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物284(7.67g,Y=32%)を得た。
化合物284(7.40g)にメタノール(200mL)及び5%パラジウム炭素(0.5g)を加え、水素雰囲気下50℃で22時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮し粗製結晶を得た。粗製結晶をメタノールで洗浄後、酢酸エチル(95mL)から再結晶して化合物285(4.27g,Y=74%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.42(9H,s) 7.25-7.94(8H,m) 8.59(1H,s) 11.31(1H,s)
DMF(10mL)中、化合物285(300mg)に炭酸カリウム(524mg),4-ブロモ-n-酪酸エチル(229mg)を加え、室温で22時間反応した。反応液を水(150mL)中に加えて晶析し、析出結晶をろ取、水洗し化合物286(Wet0.66g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物286(Wet0.66g)に11%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、45℃で18時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え、35%塩酸で酸析した。結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶を80%エタノール水溶液(10mL)から再結晶して化合物287(226mg,Y=59%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.39(9H,s) 1.96-2.29(2H,m) 2.51-2.75(2H,m) 4.28(2H,t,J=6Hz) 7.45-8.11(8H,m) 8.64(1H,s)
化合物287(100mg)に0.05%水酸化カリウム水溶液(40mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物288(100mg,Y=91%)を得た。
実施例93
6-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物289)、6-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物290)、6-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物291)の製造:
DMF(12mL)中、化合物285(300mg)に炭酸カリウム(653mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(338mg)を加え、室温で28時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸ナトリウムで脱水した後、減圧濃縮して化合物289(0.65g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物289(0.65g)に11%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で19時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え加熱溶解した後、35%塩酸で酸析した。分離した生成物を酢酸エチル(50mL)で抽出した後、有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られたオイルをアセトン(2mL)に溶解後、水(0.5mL)を加え晶析した。結晶をろ取、乾燥して化合物290(319mg,Y=78%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.39-2.40(17H,m) 4.23(2H,t,J=6Hz) 7.40-8.11(8H,m) 8.62(1H,s) 11.48-12.55(1H,br)
化合物290(100mg)に0.04%水酸化カリウム水溶液(40mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物291(95mg,Y=87%)を得た。
実施例94
[5-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物292)、[5-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物293)、[5-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物294)の製造:
DMF(12mL)中、化合物285(300mg)に炭酸カリウム(654mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(449mg)を加え、室温で28時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して化合物292(0.75g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物292(0.75g)に20%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で20時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え加熱溶解した後、35%塩酸で酸析した。分離した生成物を酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイルを得た。粗製オイルをシリカゲルカラム (トルエン/酢酸エチル)で精製し、化合物293(220mg,Y=48%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.39-2.09(17H,m) 3.25(1H,t,J=7Hz) 4.23(2H,t,J=5Hz) 7.40-8.11(8H,m) 8.63(1H,s) 12.02-13.40(2H,br)
化合物293(100mg)に0.1%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物294(104mg,Y=95%)を得た。
実施例95
5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物295)の製造:
DMF(10mL)中、化合物285(300mg)に炭酸カリウム(527mg),N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(211mg)を加え、70〜80℃で4.5時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣をアセトン(20mL)に溶解後、35%塩酸を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物295(386mg,Y=87%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.39(9H,s) 3.19-4.00(10H,m) 4.77(2H,t,J=4Hz) 7.45-8.14(8H,m) 8.70(1H,s) 11.27-12.47(1H,br)
実施例96
3-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物296)の製造:
DMF(10mL)中、化合物285(300mg)に炭酸カリウム(525mg),3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(180mg)を加え、70〜80℃で4.5時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(300mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣をアセトン(30mL)に溶解後、35%塩酸を加え、析出した結晶をろ取、乾燥し化合物296(304mg,Y=73%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=1.46(9H,s) 2.24-2.66(2H,m) 3.03(6H,s) 3.55(2H,t,J=7Hz) 4.55(2H,t,J=6Hz) 7.48-8.05(8H,m) 8.78(1H,s)
実施例97
5-フェニル-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物297)、3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物298)、4-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物299)、4-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物300)の製造:
トルエン(120mL)中、3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(12.0g)を塩化チオニル(6.2g)と還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライド(13.2g)を得た。
3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸クロライドのオイル(13.2g)を2-アミノ-4-フェニルフェノール(9.6g),トリエチルアミン(5.3g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(100mL)溶液に加え、室温で3.5時間反応した。反応液を水(2L)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、メタノール(150mL)と共に50〜60℃で撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して中間体のアミド化合物(18.7g,Y=97%)を得た。
アミド化合物(15.0g)とp-トルエンスルホン酸一水和物(12.8g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)、トルエン(450mL)の混合溶媒に加え、還流下で生成する水を除去しながら二夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水(2L)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(300mL),水酸化カリウム(6.0g)を加え、還流下1.5時間懸濁後、結晶をろ取し、酢酸エチルから再結晶して化合物297(3.46g,Y=24%)を得た。
化合物297(3.30g)にメタノール(100mL)及び5%パラジウム炭素(0.2g)を加え、水素雰囲気下45℃で23時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(80mL)を加え加熱溶解した。不溶物をろ去後、ろ液を水(2L)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶をアセトン(80mL)と共に2時間還流した後、ろ過、乾燥して化合物298(2.28g,Y=88%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=7.25-7.93(13H,m) 8.60(1H,s) 11.23(1H,s)
DMF(12mL)中、化合物298(300mg)に炭酸カリウム(634mg),4-ブロモ-n-酪酸エチル(284mg)を加え、室温で26時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して化合物299(545mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物299(545mg)に13%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、45℃で15時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(50mL)を加え、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶にアセトン(4mL)を加え加熱溶解後、水(1mL)を加え晶析した。析出結晶をろ取、乾燥して化合物300(236mg,Y=63%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.00-2.31(2H,m) 2.49-2.78(2H,m) 4.31(2H,t,J=6Hz) 7.35-8.09(13H,m) 8.71(1H,s) 11.27-13.24(1H,br)
実施例98
6-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物301)、6-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物302)の製造:
DMF(12mL)中、化合物298(300mg)に炭酸カリウム(629mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(326mg)を加え、室温で26時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物301(676mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物301(676mg)に15%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、15時間反応した。反応液を減圧濃縮後、残渣に水(50mL)を加え、35%塩酸で酸析し、分離した生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣をトルエン(4mL)から再結晶して化合物302(226mg,Y=56%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.67-2.38(8H,m) 4.25(2H,t,J=6Hz) 7.21-8.35(13H,m) 8.69(1H,s) 11.98(1H,brs)
実施例99
[5-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物303)、[5-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物304)、[5-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物305)の製造:
DMF(12mL)中、化合物298(300mg)に炭酸カリウム(630mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(497mg)を加え、室温で37時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物303(789mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物303(789mg)に32%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、45℃で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加え加温溶解した後、35%塩酸で酸析した。分離した生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣を酢酸エチル(10mL)と共に60〜70℃で撹拌懸濁した後、ろ過して粗製結晶を得た。粗製結晶をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製し、化合物304(114mg,Y=25%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.18-2.08(8H,m) 3.16(1H,t,J=6Hz) 4.25(2H,t,J=5Hz) 7.42-8.10(13H,m) 8.70(1H,s)
化合物304(70mg)に0.06%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え加温溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物305(72mg,Y=95%)を得た。
実施例100
2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]-5-フェニルベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物306)の製造:
DMF(10mL)中、化合物298(300mg)に炭酸カリウム(495mg),(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(204mg)を加え、70〜80℃で5時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え晶析し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をアセトン(20mL)に溶解し、35%塩酸を加え酸性とし、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物306(383mg,Y=88%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.17-4.01(10H,m) 4.76(2H,t,J=4Hz) 7.42-8.16(13H,m) 8.76(1H,s) 11.22-12.76(1H,br)
実施例101
N,N-ジメチル-3-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物307)の製造:
DMF(10mL)中、化合物298(300mg)に炭酸カリウム(494mg),3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(165mg)を加え、70〜80℃で5時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、酢酸エチル(300mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得られた残渣をアセトン(20mL)に溶解した後、35%塩酸を加え酸性とし、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物307(218mg,Y=53%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=2.23-2.61(2H,m) 3.04(6H,s) 3.56(2H,t,J=6Hz) 4.45(2H,t,J=5Hz) 7.41-7.93(13H,m) 8.68(1H,s)
実施例102
5-クロロ-2-[3-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物308)、3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物309)、4-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物310)、4-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物311)の製造:
3-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸(7.5g)にトルエン(75mL)、塩化チオニル(2.36mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で2時間反応した後、2-アミノ-4-クロロフェノール(8g)の1,4-ジオキサン(150mL)溶液を加えて還流下で2.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に5%塩酸水溶液(500mL)を加えて懸濁後、結晶をろ取し、メタノールで洗浄後乾燥して中間体のアミド化合物(9.64g,Y=89%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)にアミド化合物(9.6g)を溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(7.0g)及びトルエン(100mL)を加えて還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮後、残液に水(200mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶にメタノール(400mL)、50%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて還流下で1時間懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物308(3.85g,Y=42%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=5.39(2H,s) 7.26-7.98(13H,m) 8.70(1H,s)
化合物308(3.8g)に30%臭化水素・酢酸溶液(40mL)を加えて約100℃で2時間反応した。反応液に水(260mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物309(2.8g,Y=96%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=7.27-7.97(8H,m) 8.56(1H,s) 10.96(1H,br)
化合物309(315mg)をDMF(7mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.8g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(260mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(30mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物310(245mg,Y=56%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.25(3H,t,J=7Hz) 2.10-2.85(4H,m) 3.97-4.40(4H,m) 7.29-7.97(8H,m) 8.65(1H,s)
化合物310(225mg)をメタノール(50mL)に溶解後、4%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物311(180mg,Y=86%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.80-2.30(2H,m) 2.61(2H,t,J=7Hz) 4.28(2H,t,J=6Hz) 7.40-8.20(8H,m) 8.69(1H,s) 12.10(1H,br)
実施例103
6-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物312)、6-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物313)の製造:
化合物309(304mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.8g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(285mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物312を得た。
得られた化合物312をメタノール(50mL)に溶解後、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で二夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物313(222mg,Y=53%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.40-2.00(6H,m) 2.26(2H,t,J=6Hz) 4.23(2H,t,J=5Hz) 7.39-8.11(8H,m) 8.67(1H,s) 12.0(1H,br)
実施例104
[3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物314)、[3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物315)、[3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物316)の製造:
化合物309(250mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.2g)、(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(260mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物314(170mg,Y=41%)を得た。
化合物314(170mg)をメタノール(50mL)に溶解後、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物316(63mg,Y=38%)を得た。
化合物316のろ液を減圧濃縮後、水(30mL)に溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物315(52mg,Y=35%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.73-2.29(4H,m) 3.45(1H,t,J=7Hz) 4.28(2H,t,J=6Hz) 7.42-8.14(8H,m) 8.73(1H,s) 12.68(2H,br)
実施例105
[5-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物317)、[5-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物318)、[5-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物319)の製造:
化合物309(290mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.8g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(375mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物317を得た。
化合物317をメタノール(80mL)に溶解後、8%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて室温で一夜反応した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物318(294mg,Y=59%)を得た。
化合物318(48.6mg)を水(5mL)に溶解し、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物319(31mg,Y=70%)を得た。
H-NMR(DMSO-D6/TMS):
δ=1.29-2.10(8H,m) 3.19(1H,t,J=3Hz) 4.23(2H,t,J=5Hz) 7.38-8.11(8H,m) 8.68(1H,s)
実施例106
5-クロロ-2-[3-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-2-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物320)の製造:
化合物309(215mg)にDMF(4mL)、炭酸カリウム(1.3g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(200mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に水(25mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取し、50%メタノール水溶液(30mL)で洗浄した。得られた結晶をアセトン(40mL)に溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物320(246mg,Y=76%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.10-4.10(10H,m) 4.80(2H,t,J=4Hz) 7.45-8.17(8H,m) 8.75(1H,s) 12.0(1H,br)
実施例107
3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物321)の製造:
化合物309(303mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(320mg)を加え、65℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製して得た結晶をアセトン(30mL)に溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加えて析出した結晶をろ取、乾燥して化合物321(133mg,Y=31%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6,DO/TMS):
δ=2.20-2.52(2H,m) 2.86(6H,s) 3.45(2H,t,J=7Hz) 4.38(2H,t,J=6Hz) 7.45-8.15(8H,m) 8.73(1H,s)
実施例108
6-メチル-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物322)、5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物323)、6-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物324)、6-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物325)、6-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物326)の製造:
トルエン(100mL)中、6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸(7.0g)を塩化チオニル(3.6g)と還流下で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸クロライドのオイルを得た。
6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸クロライドを6-アミノ-m-クレゾール(3.8g),トリエチルアミン(3.1g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(100mL)溶液に加え、室温で2.5時間反応した。反応液を水(1.5L)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して中間体のアミド化合物(9.0g,Y=93%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(90mL)、トルエン(270mL)の混液中、アミド化合物(8.5g)にp-トルエンスルホン酸一水和物(8.5g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら20時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(1.5L)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(150mL),水酸化カリウム(6.0g)を加え、還流下14時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物322(3.27g,Y=40%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(40mL)に化合物322(3.00g)を加え溶解した後、5%パラジウム炭素(0.2g)を加え水素雰囲気下で47時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(800mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物323(2.10g,Y=93%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=2.50(3H,s) 7.11-8.23(8H,m) 9.31(1H,d,J=10Hz) 9.97(1H,s)
DMF(10mL)中、化合物323(300mg)に炭酸カリウム(410mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(445mg)を加え室温で25時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え撹拌した後、酢酸エチル(200mL)で生成物を抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物324(Wet0.75g)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物324(Wet0.75g)に12%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で一夜反応した。反応液に活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え、35%塩酸で酸析した後、結晶をろ取、水洗し粗製結晶を得た。粗製結晶にメタノール(10mL)を加え、撹拌懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物325(326mg,Y=77%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.31-2.69(11H,m) 4.14(2H,t,J=6Hz) 7.21-8.30(8H,m) 9.36(1H,d,J=9Hz) 11.97(1H,s)
化合物325(150mg)に0.05%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え、加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物326(142mg,Y=86%)を得た。
実施例109
[5-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物327)、[5-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物328)、[5-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物329)の製造:
DMF(10mL)中、化合物323(300mg)に炭酸カリウム(670mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(642mg)を加え室温で27時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物327(0.95g)を得た。
メタノール(40mL)中、化合物327(0.95g)に11%水酸化カリウム水溶液(10mL)を加え、室温で一夜反応した。反応液に活性炭を加えろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に水(50mL)を加え、35%塩酸で酸析し、分離した生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイル(0.72g)を得た。粗製オイル(0.72g)をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製し、化合物328(320mg,Y=66%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.15-1.80(8H,m) 2.51(3H,s) 3.25(1H,t,J=6Hz) 4.13(2H,t,J=5Hz) 7.21-8.30(8H,m) 9.36(1H,d,J=9Hz) 11.48-13.83(2H,br)
化合物328(268mg)に0.25%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物329(268mg,Y=91%)を得た。
実施例110
6-ニトロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物330)、5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物331)、4-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物332)、4-[[5-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物333)、4-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物334)、4-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物335)の製造:
6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸(10.8g)にトルエン(100mL)、塩化チオニル(3.35mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で2時間反応した後、2-アミノ-5-ニトロフェノール(12.5g)の1,4-ジオキサン(150mL)溶液を加えて還流下で3時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を希塩酸で洗浄し、メタノールで洗浄後乾燥して中間体のアミド化合物(13.4g,Y=89%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(70mL)にアミド化合物(13.4g)を溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(10g)及びトルエン(140mL)を加えて還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水(250mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶にメタノール(250mL)、2%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて還流下で1時間懸濁後、結晶をろ取し、メタノールで洗浄後乾燥して化合物330(10.96g,Y=86%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.29(2H,s) 7.34-8.75(13H,m) 9.33(1H,d,J=9Hz)
化合物330(10.9g)に30%臭化水素・酢酸溶液(100mL)を加え、約100℃で2時間反応した。反応液に水(800mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶を60%メタノール水溶液で洗浄し、トルエンで洗浄後乾燥して化合物331(7.7g,Y=91%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.21-8.74(8H,m) 9.26(1H,d,J=10Hz) 10.05(1H,s)
化合物331(1.1g)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(5.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(920mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(100mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールで洗浄後乾燥して化合物332(1.4g,Y=93%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.09-2.70(4H,m) 4.01-4.36(4H,m) 7.26-8.51(8H,m) 9.39(1H,d,J=9Hz)
化合物332(1.3g)にエタノール(80mL)、トルエン(20mL)、5%パラジウム炭素(0.6g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物333 (1.09g,Y=90%)を得た。
化合物333(550mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ヨウ化エチル(2.5g)を加え、約65℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をエタノールから再結晶して化合物334(450mg,Y=72%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.10-1.38(9H,m) 2.04-2.73(4H,m) 3.27-3.62(4H,m) 3.99-4.35(4H,m) 6.68-8.28(8H,m) 9.40(1H,d,J=9Hz)
化合物334(380mg)をメタノール(50mL)に溶解し、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約60℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に加熱溶解後、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物335(312mg,Y=88%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.15(6H,t,J=7Hz) 1.85-2.51(4H,m) 3.25-3.61(4H,m) 4.17(2H,t,J=7Hz) 6.74-8.24(8H,m) 9.41(1H,d,J=9Hz) 12.17(1H,br)
実施例111
4-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物336)、4-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物337)の製造:
化合物333(540mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、臭化ベンジル(800mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(100mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物336(679mg,Y=86%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 2.00-2.80(4H,m) 3.98-4.35(4H,m) 4.86(4H,s) 6.64-8.22(18H,m) 9.36(1H,d,J=9Hz)
化合物336(550mg)をメタノール(60mL)に溶解して4%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で6時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(80mL)に加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物337(483mg,Y=92%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.80-2.53(4H,m) 4.15(2H,t,J=6Hz) 4.83(4H,s) 6.77-8.18(18H,m) 9.35(1H,d,J=10Hz)
実施例112
6-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物338)、6-[[5-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物339)、6-[[5-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸塩酸塩(化合物340)の製造:
化合物331(1.0g)をDMF(20mL)に溶解し、炭酸カリウム(5.0 g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(930mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(80mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールで洗浄後乾燥して化合物338(1.4g,Y=95%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 1.54-2.10(6H,m) 2.37(2H,t,J=6Hz) 3.98-4.33(4H,m) 7.19-8.51(8H,m) 9.38(1H,d,J=9Hz)
化合物338(1.2g)にトルエン(30mL)、エタノール(150mL)、5%パラジウム炭素(0.4g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物339(1.03g,Y=92%)を得た。
化合物339(220mg)をメタノール(100mL)に溶解後、7%水酸化ナトリウム水溶液(6mL)を加えて約50℃で8時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加温溶解後、希塩酸を加えて中和し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をアセトン(50mL)に溶解後、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物340(112mg,Y=50%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6,DO/TMS):
δ=1.40-2.00(6H,m) 2.30(2H,t,J=6Hz) 4.15(2H,t,J=5Hz) 7.33-8.35(8H,m) 9.31(1H,d,J=9Hz)
実施例113
6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物341)、6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物342)、6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物343)の製造:
化合物339(450mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(4.0g)、ヨウ化エチル(2.5g)を加え、約70℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物341(385mg,Y=75%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.11-2.46(17H,m) 3.27-3.62(4H,m) 3.97-4.33(4H,m) 6.68-8.25(8H,m) 9.39(1H,d,J=9Hz)
化合物341(350mg)をメタノール(50mL)に溶解し、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約60℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(40mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物342(250mg,Y=76%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.15(6H,t,J=7Hz) 1.39-2.00(6H,m) 2.28(2H,t,J=6Hz) 3.19-3.65(4H,m) 4.13(2H,t,J=5Hz) 6.75-8.24(8H,m) 9.42(1H,d,J=9Hz) 12.01(1H,br)
化合物342(68mg)を水(50mL)に懸濁し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物343(63mg,Y=88%)を得た。
実施例114
6-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物344)、6-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物345)、6-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物346)の製造:
化合物339(360mg)をDMF(8mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ベンジルブロミド(0.5g)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物344(475mg,Y=92%)を得た。
化合物344(475mg)をメタノール(100mL)に溶解し、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約60℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(100mL)に加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物345(332mg,Y=73%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.40-1.90(6H,m) 2.18(2H,t,J=4Hz) 4.12(2H,t,J=6Hz) 4.83(4H,s) 6.75-8.19(18H,m) 9.35(1H,d,J=9Hz)
化合物345(71mg)を水(100mL)に懸濁し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物346(42mg,Y=57%)を得た。
実施例115
[5-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物347)、[5-[[5-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物348)、[5-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物349)、[5-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物350)、[5-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物351)の製造:
化合物331(900mg)をDMF(18mL)に溶解し、炭酸カリウム(4.5g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(1.2mg) を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(100mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールで洗浄後乾燥して化合物347(1.4g,Y=89%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.15-2.18(14H,m) 3.36(1H,t,J=6Hz) 4.03-4.40(6H,m) 7.23-8.52(8H,m) 9.39(1H,d,J=9Hz)
化合物347(1.2g)にトルエン(30mL)、エタノール(120mL)、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物348(1.09g,Y=97%)を得た。
化合物348(550mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、ヨウ化エチル(2.5g)を加えて約70℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物349(440mg,Y=72%)を得た。
化合物349(440mg)をメタノール(100mL)に溶解し、15%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で4日間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物351(261mg,Y=61%)を得た。
化合物351のろ液を減圧濃縮し、残渣を水(40mL)に溶解後、希塩酸を加えて中和した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物350(72mg,Y=18%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.03-2.41(14H,m) 3.14-3.65(5H,m) 4.14(2H,t,J=5Hz) 6.79-8.25(8H,m) 9.40(1H,d,J=9Hz) 12.5(2H,br)
実施例116
2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-6-ニトロベンゾオキサゾール(化合物352)、2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩(化合物353)、N,N-ジエチル-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾールアミン二塩酸塩(化合物354)の製造:
化合物331(1.0g)をDMF(16mL)に溶解し、炭酸カリウム(6.0g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(850mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に水(90mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物352(1.2g,Y=89%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=2.55-3.00(6H,m) 3.77(4H,t,J=5Hz) 4.29(2H,t,J=6Hz) 7.22-8.51(8H,m) 9.40(1H,d,J=9Hz)
化合物352(1.05g)にトルエン(30mL)、メタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣にアセトン(100mL)を加えて溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物353(1.01g,Y=86%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4,DO/TMS):
δ=3.36-4.12(10H,m) 4.63(2H,t,J=5Hz) 7.14-8.33(8H,m) 9.23(1H,d,J=10Hz)
化合物353(450mg)をDMF(10mL)に溶解し炭酸カリウム(2.4g)、ヨウ化エチル(1.5g)を加えて65℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をアセトン(50mL)に溶解し、35%塩酸(0.2mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物354(120mg,Y=24%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4/TMS):
δ=1.24(6H,t,J=7Hz) 3.32-4.09(14H,m) 4.65(2H,t,J=5Hz) 7.43-8.44(8H,m) 9.42(1H,d,J=10Hz)
実施例117
2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]-6-ベンゾオキサゾロール(化合物355)、6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物356)、5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール(化合物357)、4-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル
エステル(化合物358)、4-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物359)の製造:
6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸(12.8g)にトルエン(80mL)、塩化チオニル(4mL)、DMF(1滴)を加えて2.5時間還流下で反応した後、減圧濃縮した。残渣を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)に溶解後、4-アミノレゾルシノール塩酸塩(7.5g)及びトリエチルアミン(9.4g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(250mL)溶液に加え、室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(1.2L)を加えて水、希塩酸水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して中間体のアミド化合物(17.68g,Y=100%)を得た。
アミド化合物(17.65g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(80mL)に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(13.1g)、トルエン(160mL)を加えて還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水(200mL)を加えて懸濁後、上澄液をデカントした。残渣を20%メタノール水溶液(250mL)で洗浄後、乾燥した。取得物をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物355(6.5g,Y=39%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.28(2H,s) 6.82-8.28(13H,m) 9.40(1H,d,J=9Hz) 9.92(1H,s)
化合物355(3.5g)をDMF(35mL)に溶解し、炭酸カリウム(15g)、ブロモメチルシクロヘキサン(3.0g)を加えて約65℃で4日間反応した。反応液に水(250mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物356(4.11g,Y=93%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.00-2.10(11H,m) 3.85(2H,d,J=6Hz) 5.23(2H,s) 6.89-8.31(13H,m) 9.42(1H,d,J=9Hz)
化合物356(4.11g)にメタノール(300mL)、トルエン(100mL)、5%パラジウム炭素(1g)を加えて水素雰囲気下約40℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をトルエンで洗浄後乾燥して化合物357(2.52g,Y=76%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=0.94-2.10(11H,m) 3.85(2H,d,J=6Hz) 5.56(1H,s) 6.89-8.25(8H,m) 9.35(1H,d,J=10Hz)
化合物357(350mg)をDMF(4mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(240mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(36mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物358(320mg,Y=70%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=0.97-2.70(18H,m) 3.74-4.36(6H,m) 6.89-8.30(8H,m) 9.39(1H,d,J=9Hz)
化合物358(300mg)をメタノール(60mL)に溶解後、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物359(267mg,Y=94%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=0.95-2.57(15H,m) 3.88(2H,t,J=6Hz) 4.17(2H,t,J=6Hz) 6.97-8.27(8H,m) 9.36(1H,d,J=10Hz)
実施例118
6-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物360)、6-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物361)の製造:
化合物357(340mg)をDMF(4mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(270mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(26mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物360(443mg,Y=94%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.02-2.50(22H,m) 3.79-4.33(6H,m) 6.92-8.30(8H,m) 9.38(1H,d,J=9Hz)
化合物360(413mg)をメタノール(50mL)に溶解後、4%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約60℃で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物361(338mg,Y=87%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=0.81-2.00(17H,m) 2.27(2H,t,J=6Hz) 3.74-4.21(4H,m) 6.92-8.27(8H,m) 9.35(1H,d,J=9Hz)
実施例119
[5-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物362)、[5-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物363)の製造:
化合物357(320mg)をDMF(4mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(350mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(25mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールから再結晶して化合物362(462mg,Y=90%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.14-2.15(25H,m) 3.35(1H,t,J=7Hz) 3.79-4.39(8H,m) 6.88-8.29(8H,m) 9.37(1H,d,J=9Hz)
化合物362(434mg)をメタノール(100mL)に溶解後、8%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で3日間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取して化合物363(384mg,Y=90%)を得た。
実施例120
6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物364)の製造:
化合物357(203mg)をDMF(4mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(155mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に水(25mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールから再結晶した。得られた結晶をアセトン(30mL)に溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物364(180mg,Y=63%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=0.98-1.92(11H,m) 3.10-4.02(12H,m) 4.68(2H,t,J=5Hz) 6.94-8.31(8H,m) 9.40(1H,d,J=9Hz) 12.0(1H,br)
実施例121
3-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物365)の製造:
化合物357(298mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.2g)、3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(250mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(50mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣にアセトン(25mL)を加えて溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物365(172mg,Y=44%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=0.88-2.52(13H,m) 2.81(6H,s) 3.32(2H,t,J=6Hz) 3.89(2H,d,J=6Hz) 4.27(2H,t,J=6Hz) 6.94-8.29(8H,m) 9.39(1H,d,J=9Hz) 11.0(1H,br)
実施例122
5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物366)、5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレノール(化合物367)、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチルエステル(化合物368)、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物369)、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸カリウム塩(化合物370)の製造:
トルエン(100mL)中、6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸(10.0g)を塩化チオニル(5.2g)と還流下で1.5時間反応した。反応液を減圧濃縮して6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸クロライド(11.0g)を得た。
6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸クロライド(11.0g)を2-アミノ-4-tert-ブチルフェノール(7.2g),トリエチルアミン(4.4g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(120mL)溶液に加え、室温で2.5時間反応した。反応液を水(2L)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗後、乾燥し中間体のアミド化合物(15.3g,Y=100%)を得た。
アミド化合物(15.0g)とp-トルエンスルホン酸一水和物(13.4g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)、トルエン(450mL)の混合溶媒に加え、還流下で生成する水を除去しながら21時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水(1.5L)中に加え撹拌した後、クロロホルム(1.5L)で生成物を抽出した。クロロホルム層を水洗後、濃縮して得られた残渣にメタノール(200mL),水酸化カリウム(6.0g)を加え、還流下3.5時間懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して化合物366(6.55g,Y=46%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(100mL)に化合物366(6.30g)を加え加温溶解した後、5%パラジウム炭素(0.3g)を加え水素雰囲気下で24時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を水(2L)中に加え撹拌した後、反応生成物を酢酸エチル(1L)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイル(4.7g)を得た。粗製オイルをシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製して化合物367(2.68g,Y=55%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.40(9H,s) 7.28-8.25(8H,m) 9.32(1H,d,J=10Hz) 9.98(1H,s)
DMF(12mL)中、化合物367(300mg)に炭酸カリウム(600mg),4-ブロモ-n-酪酸エチル(343mg)を加え、室温で28時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗して粗製結晶を得た。粗製結晶を80%エタノール水溶液(4mL)から再結晶して化合物368(334mg,Y=82%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 1.43(9H,s) 2.10-2.69(4H,m) 4.00-4.35(4H,m) 7.24-7.91(7H,m) 8.21-8.33(1H,dd,J=1Hz,7Hz) 9.40(1H,d,J=9Hz)
エタノール(20mL)中、化合物368(270mg)に8%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、45℃で3時間反応した。反応液を減圧濃縮して得られたオイルに水(20mL)を加え、撹拌下に35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物369(214mg,Y=85%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.40(9H,s) 1.90-2.54(4H,m) 4.19(2H,t,J=6Hz) 7.31-8.34(8H,m) 9.38(1H,d,J=9Hz) 11.48-12.76(1H,br)
化合物369(100mg)に0.04%水酸化カリウム水溶液(40mL)を加え、加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物370(97mg,Y=89%)を得た。
実施例123
6-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物371)、6-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物372)、6-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物373)の製造:
DMF(12mL)中、化合物367(300mg)に炭酸カリウム(810mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(539mg)を加え、室温で42時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物371(780mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物371(780mg)に8%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、45℃で17時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え溶解後、35%塩酸で酸析し、分離した生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して約4分の1量とし、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物372(305mg,Y=75%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.18-2.41(17H,m) 4.15(2H,t,J=6Hz) 7.30-8.33(8H,m) 9.37(1H,d,J=9Hz) 11.03-12.97(1H,br)
化合物372(150mg)に0.035%水酸化カリウム水溶液(70mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物373(142mg,Y=87%)を得た。
実施例124
[3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物374)、[3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物375)、[3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物376)の製造:
DMF(10mL)中、化合物367(300mg)に炭酸カリウム(656mg),(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(400mg)を加え、70〜80℃で22時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(400mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して粗製オイルを得た。粗製オイルをシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製し、化合物374(0.81g)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物374(0.81g)に18%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で19時間反応した。反応液を減圧濃縮し、得られたオイルに水(50mL)を加え溶解した後、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物375(109mg,Y=25%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.40(9H,s) 1.74-2.14(4H,m) 3.37(1H,t,J=6Hz) 4.19(2H,t,J=5Hz) 7.31-8.34(8H,m) 9.37(1H,d,J=9Hz)
化合物375(70mg)に0.08%水酸化ナトリウム水溶液(15mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物376(72mg,Y=94%)を得た。
実施例125
[5-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物377)、[5-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物378)、[5-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物379)の製造:
DMF(12mL)中、化合物367(300mg)に炭酸カリウム(600mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(520mg)を加え、室温で28時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(200mL)で抽出した。有機層を水洗後、硫酸マグネシウムで脱水した後、減圧濃縮して化合物377(700mg)を得た。
エタノール(20mL)中、化合物377(700mg)に8%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、室温で3時間,45℃で18時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え溶解した。35%塩酸で酸析し、分離した生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し粗製オイルを得た。粗製オイルをシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製して化合物378(263mg,Y=57%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.40-2.08(17H,m) 3.24(1H,t,J=7Hz) 4.15(2H,t,J=5Hz) 7.21-8.32(8H,m) 9.37(1H,d,J=9Hz)
化合物378(100mg)に0.08%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物379(92mg,Y=84%)を得た。
実施例126
5-(1,1-ジメチルエチル)-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物380)の製造:
DMF(10mL)中、化合物367(200mg)に炭酸カリウム(350mg),N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(141mg)を加え、70〜80℃で16時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣をアセトン(20mL)に溶解し、35%塩酸を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物380(212mg,Y=72%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.40(9H,s) 3.15-4.02(10H,m) 4.69(2H,t,J=4Hz) 7.38-8.35(8H,m) 9.41(1H,d,J=9Hz) 11.06-12.76(1H,br)
実施例127
3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物381)の製造:
DMF(10mL)中、化合物367(200mg)に炭酸カリウム(350mg),3-ジメチルアミノプロピルクロライド塩酸塩(120mg)を加え、70〜80℃で16時間反応した。反応液を水(150mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣をアセトン(20mL)に溶解後、35%塩酸を加え酸性とした後、減圧濃縮、乾燥して化合物381(171mg,Y=62%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=1.42(9H,s) 2.01-2.54(2H,m) 2.98(6H,s) 3.56(2H,t,J=4Hz) 4.28(2H,t,J=6Hz) 7.29-8.27(8H,m) 9.25(1H,d,J=10Hz)
実施例128
5-フェニル-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物382)、5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物383)、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物384)、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物385)、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸カリウム塩(化合物386)の製造:
トルエン(120mL)中、6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸(12.0g)を塩化チオニル(6.2g)と還流下で2.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸クロライド(13.2g)を得た。
6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸クロライド(13.2g)を2-アミノ-4-フェニルフェノール(9.6g),トリエチルアミン(5.3g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(100mL)溶液に加え、室温で3時間反応した。反応液を水(1.5L)に加え晶析し、析出結晶をろ取、水洗した。得られた結晶をメタノール(200mL)と共に50〜60℃で撹拌懸濁した後、結晶をろ取、乾燥して中間体のアミド化合物(16.6g,Y=86%)を得た。
アミド化合物(15.0g)とp-トルエンスルホン酸一水和物(12.8g)を1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(150mL)、トルエン(450mL)の混合溶媒に加え、還流下で生成する水を除去しながら17時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残液を水洗してタール状物を得た。
得られたタール状物にメタノール(300mL),水酸化カリウム(10.0g)を加え、室温で一夜撹拌した。結晶をろ取、乾燥して化合物382(4.26g,Y=30%)を得た。
化合物382(4.00g)にメタノール(300mL)及び5%パラジウム炭素(1.0g)を加え、水素雰囲気下45℃で三日間反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣にメタノール(50mL)を加え懸濁後、結晶をろ取した。得られた結晶にアセトン(20mL)を加え、還流下で懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物383(2.57g,Y=81%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=7.31-8.40(13H,m) 9.35(1H,d,J=10Hz) 10.02(1H,s)
DMF(12mL)中、化合物383(300mg)に炭酸カリウム(627mg),4-ブロモ-n-酪酸エチル(735mg)を加え、室温で26時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣にエタノール(20mL)を加え撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物384(277mg,Y=69%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.06-2.73(4H,m) 4.00-4.35(4H,m) 7.25-8.35(13H,m) 9.43(1H,d,J=9Hz)
エタノール(10mL)中、化合物384(250mg)に10%水酸化カリウム水溶液(2mL)を加え、45℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え加温溶解した後、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物385(186mg,Y=79%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.95-2.64(4H,m) 4.19(2H,t,J=6Hz) 7.38-8.36(13H,m) 9.40(1H,d,J=9Hz) 11.48-12.76(1H,br)
化合物385(100mg)に0.04%水酸化カリウム水溶液(40mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物386(105mg,Y=96%)を得た。
実施例129
6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物387)、6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物388)、6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸カリウム塩(化合物389)の製造:
DMF(12mL)中、化合物383(300mg)に炭酸カリウム(630mg),6-ブロモヘキサン酸エチル(325mg)を加え、室温で48時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。得られた残渣をエタノール(10mL)と共に撹拌懸濁後、結晶をろ取、乾燥して化合物387(343mg,Y=80%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 1.45-2.47(8H,m) 3.97-4.33(4H,m) 7.23-8.35(13H,m) 9.42(1H,d,J=9Hz)
エタノール(10mL)中、化合物387(320mg)に12%水酸化カリウム水溶液(2mL)を加え、45℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え加温溶解した後、35%塩酸で酸析した。析出結晶をろ取、水洗後、乾燥して化合物388(228mg,Y=76%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.60-2.28(8H,m) 4.14(2H,t,J=5Hz) 7.36-8.35(13H,m) 9.40(1H,d,J=10Hz) 11.06-13.61(1H,br)
化合物388(100mg)に0.04%水酸化カリウム水溶液(50mL)を加え加熱溶解した後、活性炭を加え熱時ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物389(100mg,Y=92%)を得た。
実施例130
[5-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物390)、[5-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物391)、[5-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物392)の製造:
DMF(12mL)中、化合物383(300mg)に炭酸カリウム(623mg),(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(451mg)を加え、室温で27時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、分離した反応生成物を酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮し化合物390(0.76g)を得た。
エタノール(20mL)中、 化合物390(0.76g)に23%水酸化カリウム水溶液(5mL)を加え、45℃で5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加え加温溶解後、35%塩酸で酸析し、分離した反応生成物を酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得られたオイルをシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製し、化合物391(155mg,Y=34%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.43-1.83(8H,m) 3.25(1H,t,J=6Hz) 4.14(2H,t,J=4Hz) 7.21-8.36(13H,m) 9.40(1H,d,J=10Hz) 12.65(2H,brs)
化合物391(70mg)に0.06%水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加えほぼ溶解した後、活性炭を加えろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物392(58mg,Y=76%)を得た。
実施例131
2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]-5-フェニルベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物393)の製造:
DMF(10mL)中、化合物383(300mg)に炭酸カリウム(496mg),(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(207mg)を加え、70〜80℃で19時間撹拌した。反応液を水(100mL)中に入れ晶析し、析出結晶をろ取、水洗した後、得られた結晶をアセトン(20mL)に溶解後、35%塩酸を加え酸性とした。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物393(339mg,Y=78.3%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.09-4.16(10H,m) 4.67(2H,t,J=4Hz) 7.43-8.40(13H,m) 9.44(1H,d,J=9Hz) 11.06-12.55(1H,br)
実施例132
N,N-ジメチル-3-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物394)の製造:
DMF(10mL)中、化合物383(300mg)に炭酸カリウム(493mg),3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(171mg)を加え、70〜80℃で19時間反応した。反応液を水(100mL)中に加え、反応生成物を酢酸エチル(300mL)で抽出した。有機層を水洗し、硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮して得られた残渣をアセトン(20mL)に溶解し、35%塩酸を加え酸性とした。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物394(225mg,Y=55%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=2.15-2.48(2H,m) 2.95(6H,s) 3.41(2H,t,J=7Hz) 4.22(2H,t,J=6Hz) 7.25-8.30(13H,m) 9.27(1H,d,J=10Hz)
実施例133
5-クロロ-2-[6-(フェニルメトキシ)-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール(化合物395)、5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレノール(化合物396)、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物397)、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物398)、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物399)の製造:
6-ベンジルオキシ-1-ナフトエ酸(7.5g)にトルエン(75mL)、塩化チオニル(2.36mL)、DMF(1滴)を加え、還流下で2時間反応した後、2-アミノ-4-クロロフェノール(9.8g)の1,4-ジオキサン(150mL)溶液を加えて還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に2%塩酸水溶液(500mL)を加えて懸濁後、結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して中間体のアミド化合物(9.7g,Y=89%)を得た。
1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(50mL)にアミド化合物(9.7g)を溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物(7.0g)及びトルエン(100mL)を加えて還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水(250mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物395(6.46g,Y=70%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=5.23(2H,s) 7.25-8.35(13H,m) 9.38(1H,d,J=9Hz)
化合物395(6.4g)に30%臭化水素・酢酸溶液(70mL)を加え、約100℃で2時間反応した。反応液に水(430mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後、トルエンから再結晶して化合物396(3.57g,Y=73%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.29-8.27(8H,m) 9.26(1H,d,J=10Hz) 10.02(1H,s)
化合物396(370mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.8g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(315mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(45mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取、乾燥して化合物397(486mg,Y=95%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(3H,t,J=7Hz) 2.05-2.69(4H,m) 4.00-4.35(4H,m) 7.24-8.32(8H,m) 9.35(1H,d,J=9Hz)
化合物397(450mg)にメタノール(50mL)、0.4%水酸化ナトリウム水溶液(2.2mL)を加えて約50℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(50mL)に加熱溶解した後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物398(383mg,Y=87%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.91-2.63(4H,m) 4.18(2H,t,J=6Hz) 7.32-8.33(8H,m) 9.31(1H,d,J=9Hz) 12.2(1H,br)
化合物398(78.8mg)を水(40mL)に懸濁し、0.4%水酸化ナトリウム水溶液(2.2mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物399(75mg,Y=90%)を得た。
実施例134
6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸エチル エステル(化合物400)、6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物401)、6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物402)の製造:
化合物396(360mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.8g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(340mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に水(45mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取、乾燥して化合物400(460mg,Y=86%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 1.55-2.01(6H,m) 2.37(2H,t,J=6Hz) 3.97-4.33(4H,m) 7.18-8.34(8H,m) 9.35(1H,d,J=9Hz)
化合物400(420mg)にメタノール(50mL)、4%水酸化ナトリウム水溶液(5mL)を加えて約50℃で4時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物401(352mg,Y=71%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.40-2.00(6H,m) 2.28(2H,t,J=6Hz) 4.13(2H,t,J=6Hz) 7.29-8.32(8H,m) 9.29(1H,t,J=9Hz) 12.04(1H,br)
化合物401(87mg)を水(40mL)に懸濁し、0.4%水酸化ナトリウム水溶液(2.2mL)を加えて加熱溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物402(80mg,Y=87%)を得た。
実施例135
[3-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物403)、[3-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物404)の製造:
化合物396(250mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.2g)、(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(260mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に水(45mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物403(210mg,Y=50%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.27(6H,t,J=7Hz) 1.79-2.28(4H,m) 3.47(1H,t,J=7Hz) 4.05-4.40(6H,m) 7.18-8.35(8H,m) 9.36(1H,d,J=9Hz)
化合物403(194mg)をメタノール(60mL)に溶解後、7%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約60℃で一夜反応した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物404(163mg,Y=86.1%)を得た。
実施例136
[5-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物405)、[5-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物406)の製造:
化合物396(340mg)をDMF(4mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.8g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(450mg)を加え、室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物405(500mg,Y=83%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.15-2.20(14H,m) 3.36(1H,t,J=7Hz) 4.03-4.43(6H,m) 7.18-8.34(8H,m) 8.85(1H,d,J=9Hz)
化合物405(470mg)にメタノール(50mL)、5%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて約50℃で一夜反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物406(352mg,Y=91%)を得た。
実施例137
5-クロロ-2-[6-[2-(4-モルホリニル)エトキシ]-1-ナフタレニル]ベンゾオキサゾール塩酸塩(化合物407)の製造:
化合物396(203mg)にDMF(4mL)、炭酸カリウム(1.2g)、N-(2-クロロエチル)モルホリン塩酸塩(200mg)を加え、約65℃で一夜反応した。反応液に水(25mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶にアセトン(40mL)を加えて溶解後、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物407(233mg,Y=76%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=3.17-4.00(10H,m) 4.67(2H,t,J=4Hz) 7.39-8.74(8H,m) 9.34(1H,d,J=9Hz) 11.90(1H,br)
実施例138
3-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-N,N-ジメチル-1-プロパンアミン塩酸塩(化合物408)の製造:
化合物396(218mg)にDMF(4mL)、炭酸カリウム(1.2g )、3-ジメチルアミノプロピルクロリド塩酸塩(185mg)を加えて約65℃で一夜反応した。反応液に水(25mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶にアセトン(50mL)を加えて溶解し、35%塩酸(0.3mL)を加え、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物408(143mg,Y=47%)を得た。
H-NMR(Methanol-d4,DO/TMS):
δ=2.19-2.57(2H,m) 3.02(6H,s) 3.50(2H,t,J=6Hz) 4.28(2H,t,J=6Hz) 7.21-8.28(8H,m) 9.19(1H,d,J=10Hz)
実施例139
2-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル(化合物409)、2-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ペンタン二酸(化合物410)、2-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ペンタン二酸二ナトリウム塩(化合物411)の製造:
2,6-ナフタレンジカルボン酸モノメチルエステル(10g)にトルエン(60mL)、塩化チオニル(6.2g)、DMF(1滴)を加えて4時間還流下で反応した後、2-アミノフェノール(9.6g)の1,4-ジオキサン(100mL)溶液を加え、室温で一夜、還流下で1時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取した。得られた結晶にメタノール・1N塩酸(1:1)溶液(400mL)を加えて懸濁後、結晶をろ取、乾燥して中間体のアミド化合物(11.2g,Y=80%)を得た。
アミド化合物(11.1g)に1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(70mL)、トルエン(140mL)、p-トルエンスルホン酸一水和物(10g)を加え、還流下で生成する水を除去しながら一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に水を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後、トルエンから再結晶して6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸 メチル エステル(9.7g,Y=93%)を得た。
6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸 メチル エステル(9.6g)にトルエン(300mL)を加えて加熱溶解し、9%水酸化カリウム・メタノール溶液(20mL)を加えて還流下で3時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を30%アセトン水溶液(1L)に加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸(8.78g,Y=96%)を得た。
6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸(0.81g)にトルエン(20mL)、塩化チオニル(0.26mL)、DMF(1滴)を加えて還流下で3.5時間反応した後、L-グルタミン酸ジエチル塩酸塩(0.9g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(30mL)溶液、トリエチルアミン(1.3mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残液に2%塩酸水溶液(100mL)を加え、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールで洗浄後乾燥して化合物409(959mg,Y=68%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.11-1.45(6H,m) 2.14-2.63(4H,m) 3.96-4.47(4H,m) 4.70-5.05(1H,m) 7.16-8.79(10H,m)
化合物409(845mg)をメタノール(200mL)に溶解し、3%水酸化ナトリウム水溶液(10mL)を加えて約45℃で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(100mL)を加え溶解した後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物410(702mg,Y=94%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=2.00-2.49(4H,m) 4.35-4.75(1H,m) 7.39-8.91(11H,m) 12.45(2H,br)
化合物410(111.4mg)に水(40mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物411(125.8mg,Y=103%)を得た。
実施例140
2-アミノ-6-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]ヘキサン酸塩酸塩(化合物412)の製造:
トルエン(40mL)中、6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレンカルボン酸(1.0g)を塩化チオニル(0.7g)と還流下で3.5時間反応した。冷却後反応液にNα(tert-ブトキシカルボニル)-L-リジン(1.1g)、トリエチルアミン(1.0g)の1,3-ジメチル-2-イミダゾリジノン(20mL)溶液を加え、水冷下19時間反応した。反応液を減圧濃縮し、濃縮液を水(400mL)に加え晶析した。析出結晶をろ取、水洗後、アセトン(20mL)と共に撹拌懸濁し、ろ過して粗製結晶(1.33g)を得た。粗製結晶(1.33g)をシリカゲルカラム(トルエン/酢酸エチル)で精製し、6-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ヘキサン酸(384mg,Y=21%)を得た。
6-[[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]カルボニル]アミノ]-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]ヘキサン酸(200mg)に飽和塩酸・酢酸溶液(5mL)を加え、氷水冷下2時間反応した。反応液をジエチルエ−テル(50mL)中に加え晶析した。析出結晶をろ取、乾燥して化合物412(147mg,Y=84%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.37-2.06(6H,m) 3.16-3.63(2H,m) 3.92(1H,t,J=5Hz) 7.39-8.89(12H,m)
実施例141
2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール(化合物413)、2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物414)、2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物415)、2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸ナトリウム塩(化合物416)の製造:
窒素気流中、氷水冷却下でトルエン(120mL)に15%トリメチルアルミニウム・トルエン溶液(11mL)、o-フェニレンジアミン(2.2g)を加えて還流下で30分間反応した後、o-ベンジルオキシ安息香酸エチル(3.0g)のトルエン(20mL)溶液を加えて還流下で6時間反応した。反応液に73%メタノール水溶液(55mL)を加えて30分間還流した後、メタノール(300mL)を加えて熱時ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残渣を酢酸エチルから再結晶して化合物413(2.2g,Y=63%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=5.21(2H,s) 7.09-8.20(13H,m) 12.75(1H,br)
化合物413(760mg)をDMF(30mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.0g)、ブロモ酢酸メチル(0.50g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をトルエン(150mL)に溶解して飽和炭酸水素ナトリウム、水、飽和食塩水で順次洗浄した。トルエン層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物414(890mg,Y=94%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.67(3H,s) 5.21(4H,s) 7.11-7.73(13H,m)
化合物414(190mg)をメタノール(25mL)に溶解し、4%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて室温で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(25mL)を加えて加熱溶解した後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物415(165mg,Y=90%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.07(2H,s) 5.21(2H,s) 7.12-7.76(13H,m)
化合物415(82mg)をメタノール(50mL)に懸濁し、0.81%水酸化ナトリウム水溶液(1.2mL)を加えて溶解後、減圧濃縮し乾燥して化合物416(74mg,Y=85%)を得た。
実施例142
2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物417)、2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物418)の製造:
化合物414(520mg)をメタノール(100mL)に溶解し、5%パラジウム炭素(0.5g)を加え水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物417(215mg,Y=55%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.68(3H,s) 5.17(2H,s) 6.85-7.61(8H,m)
化合物417(105mg)をメタノール(100mL)に溶解し、5%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加え約40℃で1.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物418(85mg,Y=85%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.04(2H,s) 6.86-7.75(8H,m)
実施例143
2-[4-(2-メトキシ-2-オキソエトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物419)、2-[4-(カルボキシメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物420)、2-[4-(カルボキシメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸二ナトリウム塩(化合物421)
氷酢酸(100mL)中、p-ヒドロキシベンズアルデヒド(6.1g)とニトロメタン(7.6g)をn-ブチルアミン(5mL)の存在下に還流下で4.5時間反応した。反応液を氷水(1L)中に滴下し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をトルエンから再結晶して中間体の4-ヒドロキシ-β-ニトロスチレン(4.4g,Y=53%)を得た。
エタノール(24mL)中、中間体(2.0g)とo-フェニレンジアミン(1.31g)を還流下で4.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣にトルエン(150mL)を加えて還流下で懸濁した後、ろ過して粗製結晶(1.5g)を得た。粗製結晶(1.5g)をトルエン、エタノールの混液から再結晶して4-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノール(880mg,Y=35%)を得た。
4-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノール(200mg)をDMF(50mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.5g)、ブロモ酢酸メチル(550mg)を加えて室温で2日間反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(クロロホルム)で化合物419(680mg,Y=58%)を分取した。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.68(3H,s) 3.73(3H,s) 4.91(2H,s) 5.20(2H,s) 7.03-7.73(8H,m)
化合物419(400mg)をメタノール(30mL)に溶解し、3%水酸化ナトリウム水溶液(6mL)を加えて室温で20分間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(40mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物420(370mg,Y=101%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=4.79(2H,s) 5.07(2H,s) 7.02-7.75(8H,m)
化合物420(124mg)を水(40mL)に懸濁し、1%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物421(148mg,Y=105%)を得た。
実施例144
5-クロロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール(化合物422)、5-クロロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物423)、5-クロロ-2-[4-(フェニルメトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物424)の製造:
氷酢酸(200mL)中、4-ベンジルオキシベンズアルデヒド (24g)とニトロメタン(14.5g)をn-ブチルアミン(11.5mL)の存在下に還流下で10時間反応した。反応液を氷水(2L)中に滴下し、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をメタノールから再結晶して中間体の4-ベンジルオキシ-β-ニトロスチレン(16.6g,Y=58%)を得た。
中間体(5g)に、4-クロロ-1,2-フェニレンジアミン(2.8g)、エタノール(75mL)を加えて2日間還流下で反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物422(2.67g,Y=41%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.22(2H,s) 7.13-8.20(12H,m) 12.95(1H,br)
化合物422(1.2g)をDMF(30mL)に溶解し、炭酸カリウム(1g)、ブロモ酢酸メチル(0.7g)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル(150mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物423(620mg,Y=43%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.67(3H,s) 5.21(4H,s) 7.11-7.77(12H,m)
化合物423(100mg)をメタノール(30mL)に溶解し2%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて約50℃で30分間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物424(90mg,Y=43%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.10(2H,s) 5.20(2H,s) 7.12-7.75(12H,m)
実施例145
5-クロロ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチルエステル(化合物425)、5-クロロ-2-(4-ヒドロキシフェニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物426)の製造:
化合物423(440mg)に飽和塩酸・酢酸溶液(10mL)を加えて約100℃で8時間反応した。反応液を減圧濃縮後、水(50mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製して化合物425(175mg,Y=51%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.68(3H,s) 5.19(2H,s) 6.85-7.74(7H,m)
化合物425(100mg)をメタノール(40mL)に溶解し5.2%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて約50℃で1.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物426(84mg,Y=88%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.07(2H,s) 6.86-7.73(7H,m) 10.0(1H,br)
実施例146
[4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノキシ]酢酸 メチル エステル(化合物427)、[4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノキシ]酢酸(化合物428)、[4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物429)、5-クロロ-2-[4-(2-メトキシ-2-オキソエトキシ)フェニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物430)、2-[4-(カルボキシメトキシ)フェニル]-5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物431)、2-[4-(カルボキシメトキシ)フェニル]-5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸二ナトリウム塩(化合物432)の製造:
化合物422(600mg)に飽和塩酸・酢酸溶液(10mL)を加えて約100℃で8時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取した。得られた結晶をトルエン、メタノールの混液から再結晶して4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノール(346mg,Y=79%)を得た。
4-(5-クロロ-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)フェノール(290mg)をDMF(9mL)に溶解し、炭酸カリウム(500mg)、ブロモ酢酸メチル(280mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で化合物427(50mg,Y=13%)、化合物430(260mg,Y=
56%)を分取した。
化合物427(50mg)をメタノール(40mL)に溶解し、3%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて約50℃で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(20mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物428(47.8mg,Y=100%)を得た。
化合物428(48mg)をメタノール(40mL)に溶解し、0.63%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えた後、減圧濃縮し乾燥して化合物429(46mg,Y=90%)を得た。
H-NMR (Methanol-d4/TMS):
δ=4.48(2H,s) 7.02-8.09(7H,m)
化合物430(195mg)をメタノール(50mL)に溶解し5%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて約50℃で1.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物431(179mg,Y=99%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=4.80(2H,s) 5.11(2H,s) 7.03-7.76(7H,m)
化合物431(66mg)を水(40mL)に懸濁し1%水酸化ナトリウム水溶液(1.5mL)を加えて溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物432(78mg,Y=106%)を得た。
実施例147
2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール(化合物433)、6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレノール(化合物434)、[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル(化合物435)、[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸(化合物436)、[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物437)、2-[6-(2-メトキシ-2-オキソエトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物438)、2-[6-(カルボキシメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物439)、2-[6-(カルボキシメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸二ナトリウム塩(化合物440)の製造:
窒素気流中、氷水冷却下でトルエン(80mL)に15%トリメチルアルミニウム・トルエン溶液(12mL)、o-フェニレンジアミン(2.4g)を加え、還流下で40分間反応した後、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸エチル(4.0g)のトルエン(35mL)溶液を加えて還流下で6時間反応した。反応液に86%メタノール水溶液(140mL)を加えて1時間還流した後、熱時ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(酢酸エチル/n-ヘキサン)で粗製物を分取した。得られた粗製物(2.1g)をトルエンから再結晶して化合物433(1.31g,Y=29%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.28(2H,s) 7.13-8.68(15H,m) 13.0(1H,br)
化合物433(0.9g)にトルエン(100mL)、メタノール(200mL)を加えて溶解し、5%パラジウム炭素(0.6g)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮、乾燥して化合物434(690mg,Y=103%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=7.24-8.95(10H,m) 10.50(1H,br)
化合物434(660mg)をDMF(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.1g)、ブロモ酢酸メチル(440mg)を加えて室温で6時間反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(クロロホルム)で化合物438の粗製物(270mg)、化合物435の粗製物(325mg)を分取した。得られた粗製物をそれぞれシリカゲルカラム(酢酸エチル/n-ヘキサン)で精製して化合物435(278mg,Y=33%)、化合物438(196mg,Y=19%)を得た。
<化合物435> H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.76(3H,s) 4.98(2H,s) 7.13-8.67(10H,m) 12.98(1H,br)
<化合物438> H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.66(3H,s) 3.75(3H,s) 4.98(2H,s) 5.31(2H,s) 7.21-8.21(10H,m)
化合物435(210mg)に1,4-ジオキサン(30mL)、メタノール(10mL)を加えて溶解し、2%水酸化ナトリウム水溶液(7mL)を加えて約50℃で20分反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(40mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物436(197mg,Y=98%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=4.86(2H,s) 7.14-8.68(10H,m)
化合物436(31mg)を水(40mL)に懸濁し、1%水酸化ナトリウム水溶液(0.78mL)を加えて加温溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物437(34.7mg,Y=105%)を得た。
化合物438(144mg)にメタノール(50mL)を加えて溶解後、4%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて約50℃で40分間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物439(127mg,Y=95%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=4.89(2H,s) 5.35(2H,s) 7.30-8.36(10H,s)
化合物439(74.7mg)を水(30mL)に懸濁し、1%水酸化ナトリウム水溶液(1.6mL)を加えて加温溶解後、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物440(79.1mg,Y=95%)を得た。
実施例148
2-[6-(4-エトキシ-4-オキソブトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸 エチル エステル(化合物441)、2-[6-(3-カルボキシプロポキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸(化合物442)、2-[6-(3-カルボキシプロポキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸二ナトリウム塩(化合物443)の製造:
化合物434(350mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(680mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮して化合物441を得た。
化合物441をメタノール(50mL)に溶解し、16%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物442(220mg,Y=38%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.84-2.50(8H,m) 4.21(2H,t,J=6Hz) 4.57(2H,t,J=5Hz) 7.3-8.52(10H,m)
化合物442(99.2mg)に水(30mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(3.8mL)を加えて溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物443(114mg,Y=104%)を得た。
実施例149
2-[6-[(6-エトキシ-6-オキソヘキシル)オキシ]-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ヘキサン酸 エチル エステル(化合物444)、2-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ヘキサン酸(化合物445)、2-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ヘキサン酸二ナトリウム塩(化合物446)の製造:
化合物434(350mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.5g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(800mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮して化合物444を得た。
化合物444をメタノール(50mL)に溶解後、16%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(30mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物445(177
mg,Y=27%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.09-2.39(16H,m) 4.06-4.59(4H,m) 7.23-8.38(10H,m)
化合物445(95.3mg)に水(30mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(3.3mL)を加えて溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物446(110mg,Y=106%)を得た。
実施例150
[5-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物447)、[5-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸(化合物448)、[5-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物449)の製造:
化合物434(1.2g)をDMF(50mL)に懸濁し、炭酸カリウム(6g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(1.5g)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(400mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(クロロホルム)で粗製物を分取した。粗製物をトルエン、n-ヘキサンの混液から再結晶して化合物447(1.05g,Y=47%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.13-2.15(14H,m) 3.35(1H,t,J=7Hz) 3.94-4.38(6H,m) 7.06-8.45(10H,m)
化合物447(160mg)をメタノール(50mL)に溶解後、8%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(30mL)に溶解した後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物448(138mg,Y=98%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.19-2.0(8H,m) 3.24(1H,t,J=7Hz) 4.12(2H,t,J=5Hz) 7.14-8.66(10H,m)
化合物448(99.5mg)に水(40mL)、0.45%水酸化ナトリウム水溶液(4.2mL)を加えて溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物449(111mg,Y=101%)を得た。
実施例151
4-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物450)、4-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物451)、4-[[6-(1H-ベンゾイミダゾール-2-イル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物452)の製造:
化合物434(1.2g)をDMF(60mL)に懸濁し、炭酸カリウム(5.0g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(0.9g)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(600mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣からシリカゲルカラム(クロロホルム)により粗製物を分取した。得られた粗製物をクロロホルム、トルエンの混液から再結晶して化合物450(1.06g,Y=61%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=1.25(3H,t,J=7Hz) 1.90-2.70(4H,m) 3.98-4.34(4H,m) 7.01-8.47(10H,m)
化合物450(225mg)をメタノール(50mL)に溶解し、9%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加温溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物451(210mg,Y=101%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.90-2.48(4H,m) 4.18(2H,t,J=7Hz) 7.21-8.23(10H,m)
化合物451(125mg)に水(30mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(5.9mL)を加えて加温溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物452(139mg,Y=99%)を得た。
実施例152
4-[[6-[1-(フェニルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物453)、4-[[6-[1-(フェニルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物454)、4-[[6-[1-(フェニルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物455)の製造:
化合物450(250mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.6g)、ベンジルブロミド(150mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮後、乾燥して化合物453(303mg,Y=98%)を得た。
化合物453(303mg)をメタノール(50mL)に溶解し、8%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加え、約50℃で2.5時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物454(192mg,Y=67%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.80-2.50(4H,m) 4.15(2H,t,J=6Hz) 5.68(2H,s) 6.98-8.22(15H,m)
化合物454(102mg)に水(50mL)、0.45%水酸化ナトリウム水溶液(2.1mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物455(106mg,Y=99%)を得た。
実施例153
4-[[6-[1-[(2-クロロフェニル)メチル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物456)、4-[[6-[1-[(2-クロロフェニル)メチル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物457)、4-[[6-[1-[(2-クロロフェニル)メチル]-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物458)の製造:
化合物450(250mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.6g)、2-クロロベンジルブロミド(180mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮後、乾燥して化合物456(325mg,Y=98%)を得た。
化合物456(325mg)にメタノール(50mL)を加えて溶解後、8%水酸化ナトリウム水溶液(3mL)を加えて約50℃で3時間反応した。反応液を減圧下で濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物457(185mg,Y=60%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.80-2.50(4H,m) 4.14(2H,t,J=6Hz) 5.70(2H,s) 6.61-8.13(14H,m) 12.17(1H,br)
化合物457(100mg)に水(50mL)、0.45%水酸化ナトリウム水溶液(1.9mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物458を得た。
実施例154
1-(シクロヘキシルメチル)-2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール(化合物459)、6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレノール(化合物460)、4-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル(化合物461)、4-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸(化合物462)、4-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸ナトリウム塩(化合物463)の製造:
化合物433(1.5g)をDMF(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(7.0g)、ブロモメチルシクロヘキサン(1.5g)を加えて室温で一夜、約70℃で17時間反応した。反応液に水(400mL)を加えて晶析し、析出結晶をろ取、乾燥して化合物459(1.0g,Y=52%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=0.50-1.80(11H,m) 4.19(2H,d,J=7Hz) 5.23(2H,s) 7.21-8.15(15H,m)
化合物459(1.0g)をトルエン(40mL)に溶解し、メタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.6g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮後、乾燥して化合物460(695mg,Y=87%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=0.69-2.00(11H,m) 4.53(2H,d,J=6Hz) 7.27-8.50(10H,m)
化合物460(170mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.5g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(140mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮後、乾燥して化合物461(200mg,Y=89%)を得た。
化合物461(200mg)にメタノール(80mL)を加えて溶解し、14%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて50℃で一夜反応した後、還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(40mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物462(163mg,Y=87%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=0.69-2.50(15H,m) 4.08-4.42(4H,m) 7.2-8.34(10H,m) 12.3(1H,br)
化合物462(79mg)に水(25mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.4mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物463(80mg,Y=97%)を得た。
実施例155
6-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物464)、6-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸(化合物465)、6-[[6-[1-(シクロヘキシルメチル)-1H-ベンゾイミダゾール-2-イル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物466)の製造:
化合物460(160mg)をDMF(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.5g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(150mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮後、乾燥して化合物464(194mg,Y=87%)を得た。
化合物464(194mg)にメタノール(80mL)を加えて溶解した後、15%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて約50℃で一夜、還流下で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(60mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物465(132mg,Y=72%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=0.70-2.51(19H,m) 4.04-4.37(4H,m) 7.19-8.29(10H,m)
化合物465(75.5mg)に水(25mL)、0.5%水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL)を加え、加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物466(76mg,Y=96%)を得た。
実施例156
2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物467)、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物468)、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸ナトリウム塩(化合物469)の製造:
化合物433(458mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(400mg)、ブロモ酢酸メチル(240mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣に酢酸エチル(200mL)を加えて飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(酢酸エチル/n-ヘキサン)で精製して化合物467(448mg,Y=81%)を得た。
H-NMR (CDCl/TMS):
δ=3.80(3H,s) 4.97(2H,s) 5.22(2H,s) 7.26-8.14(15H,m)
化合物467(120mg)に1,4-ジオキサン(40mL)、メタノール(20mL)を加えて溶解し、4.5%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて約50℃で2時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加温溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物468(103.7mg,Y=89%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.21(2H,s) 5.29(2H,s) 7.20-8.25(15H,m)
化合物468(70mg)にメタノール(30mL)、0.7%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて加熱溶解後、減圧濃縮し乾燥して化合物469(66.4mg,Y=90%)を得た。
実施例157
2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸 メチル エステル(化合物470)、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸(化合物471)、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-酢酸二ナトリウム塩(化合物472)の製造:
化合物467(300mg)にトルエン(50mL)、メタノール(100mL)を加えて溶解し、5%パラジウム炭素(0.3g)を加えて水素雰囲気下約45℃で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮後、乾燥して化合物470(229mg,Y=96%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=3.67(3H,s) 5.29(2H,s) 7.10-8.13(10H,m) 10.02(1H,s)
化合物470(194mg)に1,4-ジオキサン(30mL)、メタノール(30mL)を加えて溶解し、4%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて約50℃で1時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加温溶解した後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物471(167mg,Y=85%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=5.17(2H,s) 7.13-8.17(10H,m)
化合物471(96.7mg)にメタノール(40mL)、2.27%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて加温溶解し、減圧濃縮して化合物472(100mg,Y=91%)を得た。
実施例158
2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸 エチル エステル(化合物473)、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸(化合物474)、2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸ナトリウム塩(化合物475)の製造:
化合物433(290mg)をDMF(6mL)に溶解し、炭酸カリウム(0.8g)、4-ブロモ-n-酪酸エチル(210mg)を加えて室温で一夜、約45℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮して化合物473を得た。
化合物473をメタノール(50mL)に溶解し、12%水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えて約60℃で3時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて加熱溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物474(261mg,Y=72%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6,DO/TMS):
δ=1.80-2.40(4H,m) 4.48(2H,t,J=5Hz) 5.31(2H,s) 7.33-8.40(15H,m)
化合物474(62mg)に水(50mL)、0.45%水酸化ナトリウム水溶液(1.3mL)を加えて加熱溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物475(67mg,Y=103%)を得た。
実施例159
2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸(化合物476)、2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-1H-ベンゾイミダゾール-1-ブタン酸ナトリウム塩(化合物477)の製造:
化合物474(170mg)にメタノール(80mL)、5%パラジウム炭素(0.2g)を加えて水素雰囲気下室温で反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮後、乾燥して化合物476(100mg,Y=74%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.80-2.27(4H,m) 4.41(2H,t,J=6Hz) 7.10-8.28(10H,m) 10.04(1H,br) 12.2(1H,br)
化合物476(80mg)に水(40mL)、0.45%水酸化ナトリウム水溶液(2.1mL)を加えて加温溶解し、ろ過した。ろ液を凍結乾燥して化合物477(86mg,Y=101%)を得た。
実施例160
[5-[2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物478)、[5-[2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]-1H-ベンゾイミダゾール-1-イル]ペンチル]プロパン二酸(化合物479)の製造:
化合物433(285mg)をDMF(12mL)に溶解し、炭酸カリウム(12g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(660mg)を加えて室温で一夜、約70℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(100mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物478(80mg,Y=18%)を得た。
化合物478(80mg)にメタノール(50mL)、12%水酸化ナトリウム水溶液(2mL)を加えて室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣を水(20ml)に溶解して酢酸エチルで洗浄後、水層に希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物479(31mg,Y=43%)を得た。
H-NMR (DMSO-d6/TMS):
δ=1.00-1.92(8H,m) 3.08(1H,t,J=7Hz) 4.44(2H,t,J=7Hz) 5.31(2H,s) 7.26-8.37(15H,m)
実施例161
2-[6-(フェニルメトキシ)-2-ナフタレニル]ベンゾチアゾール(化合物480)、6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレノール(化合物481)、 [[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル(化合物482)、 [[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸(化合物483)、 [[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸ナトリウム塩(化合物484)の製造:
窒素気流中、氷水冷却下でトルエン(50mL)に15%トリメチルアルミニウム・トルエン溶液(5mL)、2-アミノベンゼンチオール(1.2g)を加え、還流下で1時間反応した後、6-ベンジルオキシ-2-ナフトエ酸メチル(1.8g)のトルエン(50mL)溶液を加えて還流下で一夜反応した。反応液に95%メタノール水溶液(84mL)を加えて1時間還流した後、熱時ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物480(928mg,Y=39%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=5.21(2H,s) 7.25-8.49(15H,m)
化合物480(600mg)に飽和塩酸・酢酸溶液(40mL)を加え、約95℃で3日間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム/メタノール)で精製して化合物481(214mg,Y=33%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=7.14-8.22(9H,m) 8.56(1H,s) 10.10(1H,s)、
化合物481(190mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(300mg)、ブロモ酢酸メチル(130mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物482(155
mg,Y=65%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=3.85(3H,s) 4.79(2H,s) 7.13-8.50(10H,m)
化合物482(120mg)にメタノール(20mL)、1,4-ジオキサン(50mL)を加え、8%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて約50℃で30分間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(10mL)、酢酸エチル(60mL)を加え、希塩酸を加えて強酸性とした後、分液した。酢酸エチル層を水、飽和食塩水で順次洗浄した後、硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮、乾燥して化合物483(114mg,Y=93%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=4.87(2H,s) 7.23-8.64(10H,m) 13.0(1H,br)
化合物483(70.3mg)をメタノール(30mL)に加熱溶解後1.6%水酸化ナトリウム水溶液(0.5mL)を加えて撹拌し、析出した固体をろ過し乾燥して化合物484(54
mg,Y=76%)を得た。
実施例162
6-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル(化合物485)、6-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸ナトリウム塩(化合物486)の製造:
化合物481(250mg)をDMF(5mL)に溶解し、炭酸カリウム(5.0g)、6-ブロモヘキサン酸エチル(250mg)を加えて室温で一夜反応した。反応液に水(20mg)を加えて晶析し、析出結晶をろ取した。得られた結晶をエタノールで洗浄後乾燥して化合物485(303mg,Y=80%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.26(3H,t,J=7Hz) 1.47-2.10(6H,m) 2.37(2H,t,J=6Hz) 3.97-4.33(4H,m) 7.13-8.49(10H,m)
化合物485(290mg)にメタノール(50mL)を加え加温溶解した後、30%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて還流下で18時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取し乾燥して化合物486 (240mg,Y=84%)を得た。
実施例163
[3-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物487)、 [3-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸(化合物488)、 [3-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物489)の製造:
化合物481(250mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.2g)、(3-クロロプロピル)マロン酸ジエチル(260mg)を加えて約55℃で一夜反応した。反応液に酢酸エチル(150mL)を加え、水洗した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水後、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物487 (194mg,Y=45%)を得た。
化合物487(194mg)をメタノール(50mL)に溶解し、30%水酸化ナトリウム水溶液(1mL)を加えて室温で18時間反応した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水(50mL)を加えて溶解後、希塩酸を加えて酸析した。析出した結晶をろ取、乾燥して化合物488(128mg,Y=75%)を得た。
H-NMR(DMSO-d6/TMS):
δ=1.70-2.00(4H,m) 3.38(1H,t,J=6Hz) 4.18(2H,t,J=5Hz) 7.18-8.61(10H,m) 12.7(2H,br)
化合物488(109.7mg)に0.05%水酸化ナトリウム水溶液(40mL)を加えて溶解した。ろ過後、ろ液を凍結乾燥して化合物489(108mg,Y=89%)を得た。
実施例164
[5-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル(化合物490)、 [5-[[6-(2-ベンゾチアゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩(化合物491)の製造:
化合物481(252mg)をDMF(10mL)に溶解し、炭酸カリウム(1.2g)、(5-ブロモペンチル)マロン酸ジエチル(340mg)を加えて室温で一夜撹拌した。反応液に酢酸エチル(80mL)を加えて水、飽和食塩水で順次洗浄した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで脱水し、減圧濃縮した。残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム)で精製して化合物490(360mg,Y=78%)を得た。
H-NMR(CDCl/TMS):
δ=1.14-2.15(14H,m) 3.35(1H,t,J=7Hz) 4.02-4.39(6H,m) 7.13-8.48(10H,m)
化合物490(340mg)をメタノール(100mL)に溶解後、9%水酸化ナトリウム水溶液(6mL)を加えて約50℃で18時間、還流下で8時間反応した。冷却後、析出した結晶をろ取、乾燥して化合物491(290mg,Y=87%)を得た。
以上の実施例で得られた化合物を表1に示す。化合物番号は各実施例で化合物に付与した番号に対応する。
Figure 0004334508
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製剤処方例 1(錠剤):
本発明化合物 10.0g
乳糖 9.0g
ヒドロキシプロピルセルロース 2.0g
結晶セルロース 7.7g
ステアリン酸マグネシウム 0.3g
タルク 1.0g
以上を常法により、本発明化合物100mgを含有する錠剤とする。
製剤処方例 2(注射剤):
本発明化合物 1mg
5%ブドウ糖注射液 2mL
以上を常法により注射剤とする。
製剤処方例 3(坐剤):
本発明化合物 10mg
カカオ脂 適量
以上を常法により坐剤とする。
次に本発明化合物のプラスミン形成促進試験、t−PA賦活活性試験及びPAI−1阻害活性試験を示す。
プラスミン形成促進試験:
本発明化合物を注射用水とDMSOにより1×10−3Mに調製し、本発明化合物溶液とした。96穴マイクロプレートを氷上に置き、本発明化合物溶液を25μL(終濃度1.25×10−4M)、150mM塩化ナトリウムを含む20mM燐酸緩衝液(pH7.4)で希釈したrt−PAを50μL(終濃度4000IU/mL)、グルタミン酸タイプ−ヒトプラスミノーゲンを25μL(終濃度8.75μg/mL)、合成基質S−2251を100μL(終濃度0.5mM)をそれぞれ添加して混合した。コントロールとして本発明化合物溶液の代わりに、DMSO溶液25μL(終濃度1.25%)を添加した。37℃でインキュベートしながら、マイクロプレートリーダーで405nmの吸光度を2時間測定した。吸光度1.4に達するのに要する時間を算出し、コントロールに対する比から、プラスミン形成促進活性を求めた。その結果、本発明化合物が優れたプラスミン形成促進作用を有する事が明らかとなった。結果を表2に示した。
Figure 0004334508
t−PA賦活活性試験及びPAI−1阻害活性試験:
本発明化合物、PAI−1、rt−PAを下記表3に示すA〜Dの四種類の組み合わせで下記の試験を実施した。
Figure 0004334508
本発明化合物を注射用水とDMSOにより1.875×10−3Mに調製し、さらにこれを注射用水で段階希釈して、本発明化合物溶液とした。本発明化合物溶液と注射用水で調製したPAI−1を室温に於いて、96穴マイクロプレート上で10分インキュベートした後、トリス塩酸緩衝液で調製したrt−PAをそれぞれのウェルに添加・混合し、更に室温で10分インキュベートした。次に、トリス塩酸緩衝液で調製した合成基質S−2288(終濃度0.5mM)50μLをそれぞれのウェルに添加・混合し、室温で10分インキュベートした。その後、37℃でインキュベートしながら、マイクロプレートリーダーで405nmの吸光度を測定し、A,B,C,Dの吸光度をa,b,c,dとして、下記の要領で各活性を求めた。
t−PA賦活活性:
a/bを、本発明化合物のt-PA賦活活性値とした。
PAI−1阻害活性:
先ず、本発明化合物のPAI−1阻害率を、a=cの時100%、c/d=a/bの時0%とした直線関係から求め、得られたPAI−1阻害率(%)を縦軸に、その時の本発明化合物の終濃度(1.25×10−4M,1.25×10−5M)の対数値を横軸に採り、IC50を求めた。その結果、本発明化合物が優れたt−PA賦活活性及びPAI−1阻害活性を有する事が明らかとなった。結果を表4、表5に示した。
Figure 0004334508
Figure 0004334508
本発明化合物は優れたPA活性促進作用及びPAI−1阻害活性作用を有し、優れた血栓溶解作用を発現するため、血栓に関連して起こる疾患に有効である。すなわち、静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳梗塞症、緩徐に進行する脳血栓症、血管手術および血液体外循環に伴う血栓・塞栓の治療並びに血流障害の改善、慢性動脈閉塞症に伴う諸症状の改善、虚血性脳血管障害に伴う血栓・塞栓の治療等、血栓・塞栓症全般の治療薬として、単独で血栓溶解剤、抗血栓剤として、あるいは他の血栓溶解剤等の血栓症治療剤と併用することができる。

Claims (5)

  1. 下記式(23)で示される化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物。
    Figure 0004334508

    [式中、
    (1)Aは、
    (i) −アリーレン基−O−低級アルキレン基−a …(6)
    (ここで、低級アルキレン基とは、炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状のアルキレ
    ン基を意味し、
    <1>aは、
    1.−COOR …(7)
    (ここでRは水素原子、炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状のアシルオキ
    シ基で置換されてよい炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基又
    はベンジル基を意味する。)
    2.
    Figure 0004334508

    (ここでR,Rは互いに独立して水素原子、炭素数1乃至7の直鎖又
    は分岐状のアシルオキシ基で置換されてよい炭素数1乃至4の直鎖又は
    分岐状のアルキル基又はベンジル基を意味する。)
    3.
    Figure 0004334508

    (ここで、低級アルキレン基は前記の意味を表し、Rは水素原子、炭素
    数1乃至7の直鎖又は分岐状のアシルオキシ基で置換されてよい炭素数
    1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基又はベンジル基を意味する。)
    又は
    4.
    Figure 0004334508

    (ここで、低級アルキレン基は前記の意味を表し、R,Rは互いに独
    立して水素原子、炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状のアシルオキシ基で
    置換されてよい炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基又はベン
    ジル基を意味する。)
    を意味し、
    <2>アリーレン基は、2,6−又は2,3−ナフタレンジイル基、或いは式(6)の酸
    素原子が6位に結合した6,1-ナフタレンジイル基を意味する。)
    又は、
    後述のbが−O−b31であり、かつb31が−炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状の
    アルキレン基−b32であり、なおかつb32が−COOR18である場合に限り、
    Aは、
    (ii) −アリーレン基−a …(12)
    (ここで
    <1>aは、
    1.水酸基
    又は
    2.炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルコキシ基を意味し、
    <2>アリーレン基は、2,6−又は2,3−ナフタレンジイル基、或いは式(12)に
    於いてaが6位に結合した6,1-ナフタレンジイル基を意味する。)
    を意味し、
    (2)bは、
    1.水素原子
    又は
    2.炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基を意味し、
    (3)bは、
    1.水素原子
    2.炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基
    3.フェニル基
    又は
    4.ハロゲン原子
    を意味し、
    (4)bは、
    1.水素原子
    2.ニトロ基
    3.アミノ基
    (ここでアミノ基は炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基又はベン
    ジル基で置換されてよい)
    4.炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基
    又は
    5.−O−b31 …(19)
    (ここでb31は、
    1.水素原子
    2.炭素数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基
    3.炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状のアシル基
    4.シクロヘキシル基
    又は
    5.−低級アルキレン基−b32 …(20)
    (ここで、低級アルキレン基は前記の意味を表し、b32は、
    -1.フェニル基
    -2.シクロヘキシル基
    -3.−COOR18 …(21)
    (ここでR18は水素原子、炭素数1乃至7の直鎖又は分岐状の
    アシルオキシ基で置換されてよい炭素数1乃至4の直鎖又は分
    岐状のアルキル基又はベンジル基を意味する。)
    又は
    -4.
    Figure 0004334508

    (ここでR19,R20は互いに独立して水素原子、炭素数1乃
    至7の直鎖又は分岐状のアシルオキシ基で置換されてよい炭素 数1乃至4の直鎖又は分岐状のアルキル基又はベンジル基を意 味する。)
    を意味する。)
    を意味する。)
    を意味する。]
  2. 以下の化合物群から選ばれる化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物
    [[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸 メチル エステル、[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、N-[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]グリシン エチル エステル、2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル、2-[[4-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソブチル]アミノ]ペンタン二酸、6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル、2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸 ジエチル エステル、2-[[6-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]-1-オキソヘキシル]アミノ]ペンタン二酸、[3-[[6-(2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸、5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンタン酸 (2,2-ジメチル-1-オキソプロポキシ)メチル エステル、6-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、7-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘプタン酸、[5-[[6-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-[[6-[6-(1-メチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-(6-ヒドロキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、 [[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]酢酸、4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[6-(6-メトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-(6-エトキシ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[2-(6-ヒドロキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-[(6-エトキシ-6-オキソヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-[(5-カルボキシペンチル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[2-(6-エトキシ-2-ナフタレニル)-6-ベンゾオキサゾリル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[6-[6-[[7-エトキシ-6-(エトキシカルボニル)-7-オキソヘプチル]オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[6-[6-[(6,6-ジカルボキシヘキシル)オキシ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、[5-[[6-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、[5-[[6-[6-(フェニルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[6-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸塩酸塩、4-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[6-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、 [5-[[6-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[6-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸二ナトリウム塩、6-[[6-[6-(シクロヘキシルオキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-(5-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[6-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[3-[[6-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、4-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[6-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[6-(4-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル] プロパン二酸、4-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[3-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[3-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、4-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[3-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[3-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、6-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-(6-メチル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、4-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-(6-アミノ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸塩酸塩、6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、6-[[5-[6-[ビス(フェニルメチル)アミノ]-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-(6-ニトロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[5-[6-(ジエチルアミノ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-[6-(シクロヘキシルメトキシ)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸、[5-[[5-[5-(1,1-ジメチルエチル)-2-ベンゾオキサゾリル]-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[5-[[5-(5-フェニル-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾ
    オキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸 エチル エステル、4-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ブタン酸、6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸 エチル エステル、6-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ヘキサン酸、[3-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]プロピル]プロパン二酸 ジエチル エステル、[5-[[5-(5-クロロ-2-ベンゾオキサゾリル)-2-ナフタレニル]オキシ]ペンチル]プロパン二酸 ジエチル エステル
  3. 請求項1または2に記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物を有効成分として含む医薬組成物
  4. 請求項1または2に記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物を有効成分として含む血栓溶解剤又は抗血栓剤。
  5. 血栓症を治療するための医薬組成物を製造するための請求項1または2に記載の化合物、又は医薬的に許容し得るそれらの塩化合物若しくはそれらの溶媒和物の使用
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