JP5186520B2 - 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP5186520B2
JP5186520B2 JP2010053546A JP2010053546A JP5186520B2 JP 5186520 B2 JP5186520 B2 JP 5186520B2 JP 2010053546 A JP2010053546 A JP 2010053546A JP 2010053546 A JP2010053546 A JP 2010053546A JP 5186520 B2 JP5186520 B2 JP 5186520B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
wafer
coating
nozzle
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010053546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010153907A (ja
Inventor
孝介 吉原
智弘 井関
康治 ▲タカヤナギ▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2010053546A priority Critical patent/JP5186520B2/ja
Publication of JP2010153907A publication Critical patent/JP2010153907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5186520B2 publication Critical patent/JP5186520B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor
    • G03F7/162Coating on a rotating support, e.g. using a whirler or a spinner
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
    • B05D1/002Processes for applying liquids or other fluent materials the substrate being rotated
    • B05D1/005Spin coating
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02107Forming insulating materials on a substrate
    • H01L21/02225Forming insulating materials on a substrate characterised by the process for the formation of the insulating layer
    • H01L21/0226Forming insulating materials on a substrate characterised by the process for the formation of the insulating layer formation by a deposition process
    • H01L21/02282Forming insulating materials on a substrate characterised by the process for the formation of the insulating layer formation by a deposition process liquid deposition, e.g. spin-coating, sol-gel techniques, spray coating
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67017Apparatus for fluid treatment
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/6715Apparatus for applying a liquid, a resin, an ink or the like

Description

本発明は、基板の塗布処理方法、基板の塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー工程では、例えばウェハ上にレジスト液を塗布しレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などが順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成されている。
上述のレジスト塗布処理では、高速回転されたウェハの中心部にノズルからレジスト液を供給し、遠心力によりウェハ上でレジスト液を拡散することによってウェハの表面にレジスト液を塗布する、いわゆるスピン塗布法が多く用いられている。また、このスピン塗布法において、レジスト液をより均一に塗布する方法として、例えば高速回転されたウェハに対するレジスト液の供給が終了した後に、ウェハの回転を一旦減速して、ウェハ上のレジスト液を平坦化し、その後ウェハの回転を再び上げて、ウェハ上のレジスト液を乾燥させる方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−260717号公報
しかしながら、図19に示すようにウェハWを初めから高速回転させた場合、レジスト液RがウェハWの中心部に吐出された直後に、当該レジスト液Rに強い遠心力がかかる。このため、レジスト液Rが外側方向に不規則にスジ状に拡げられ、先鋭化した長いスジLが放射線状に出現する(図19(a))。その後、レジスト液RがウェハW上を外側方向に拡げられる(図19(b)及び図19(c))。そして、ウェハW上からスジLが消滅するまでレジスト液Rが吐出され、ウェハW上にレジスト液Rが均一に塗布される(図19(d))。
かかる場合、ウェハW上のスジLを消滅させるために、多量のレジスト液Rが必要であった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、塗布液の供給量を少量に抑えつつ、塗布液を基板面内で均一に塗布することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板の塗布処理方法であって、基板を回転させた状態で、その基板の中心部にノズルから塗布液を吐出して、基板上に塗布液を塗布する第1の工程と、その後、基板の回転を減速し、引き続き基板を回転させる第2の工程と、その後、基板の回転を加速して、基板上の塗布液を乾燥させる第3の工程と、を有し、前記第1の工程において、基板の回転の加速度の変位点が2点含まれるように、基板を相対的に低速回転させた後、基板を相対的に高速回転させ、前記第1の工程におけるノズルによる塗布液の吐出は、前記第2の工程の途中まで継続して行われ、少なくとも前記第1の工程から前記第2の工程において基板の回転を減速中に、前記ノズルの移動により塗布液の吐出位置が基板の中心部からずらされることを特徴とする。
本発明によれば、塗布液が基板の中心部に吐出された直後には、基板の回転速度が低速であるので、基板の塗布液に強い遠心力がかからない。このため、塗布液が外側方向にほぼ均等に拡げられる。そうすると、その後基板が高速回転され、塗布液が外側方向に拡げられても、塗布液にかかる遠心力によって出現するスジは従来の塗布処理方法で基板上に出現するスジよりも短くなり、スジ自体の形状も先端が緩慢化したものとなる。そして、基板上からスジが消滅するまで塗布液が吐出され、基板上に塗布液が均一に塗布される。かかる場合、本発明により基板上に出現するスジを従来のスジよりも短くできるので、塗布液の使用量を従来よりも少量にすることができる。
ここで、半導体デバイスの回路のさらなる微細化に伴い、フォトリソグラフィー工程における塗布膜の薄膜化が進められている。上述のスピン塗布法を用いて、従来より薄い例えば150nm以下の塗布膜を形成するためには、基板の表面で拡散しやすい比較的低粘度の塗布液を用いることが考えられる。しかしながら、低粘度の塗布液は、溶剤の割合が多く、広がりやすい一方で乾燥しやすいので、基板表面で拡散中に急速に乾燥が進むことになる。このため、最終的な塗布液の塗布状態が、ノズルからの塗布液の吐出状態などに影響を受けやすくなり、例えば塗布液の吐出状態が僅かに乱れたような場合であっても、基板表面に厚みの異なる塗布斑ができると考えられる。特に、高価な塗布液の使用量を低減するために、少量の塗布液を用いて塗布する場合には塗布斑が顕著に現れることになる。
この塗布斑の出現は、低粘度の塗布液のため、例えば図17に示すようにノズルNから塗布液であるレジスト液Rの吐出が終了する際に、レジスト液Rの切れが悪くなり、例えば最後にレジスト液の液滴R1がウェハWの中心部に落下することに起因していると考えられる。このように、低粘度の塗布液を用いた場合には、塗布液の吐出終了間際の吐出状態が不安定になり、それに起因して塗布斑ができると考えられる。
本発明によれば、ノズルから落下する最後の塗布液が液滴になっているような場合であっても、その液滴の落下時の基板の回転速度が低速であるので、液滴の塗布液が直ちに乾燥することがない。加えて、その塗布液の液滴の落下位置が基板の中心部からずらされており、遠心力が強く作用するので、落下した液滴が基板上で適正に広げられる。この結果、塗布液の液滴の落下に起因する塗布斑が抑制され、最終的に塗布液を基板面内に均一に塗布することができる。
前記ノズルの移動は、前記第1の工程の終了と同時に開始するようにしてもよい。なお、ここでいう「同時」には、第1の工程の終了時の前後の0.5秒以内のほぼ同時のものも含まれる。
また、前記塗布液の吐出位置は、基板の中心部から5mm以上ずらされるようにしてもよい。
別な観点による本発明は、基板の塗布処理装置であって、基板の塗布処理装置であって、基板を保持して基板を所定の速度で回転させる回転保持部と、基板に所定のタイミングで塗布液を吐出するノズルと、前記ノズルを、基板の中心部の上方から基板の径方向に移動させるノズル移動機構と、前記回転保持部により基板を回転させた状態で、その基板の中心部に前記ノズルから塗布液を吐出して、基板上に塗布液を塗布する第1の工程と、その後基板の回転を減速し、引き続き基板を回転させる第2の工程と、その後基板の回転を加速して、基板上の塗布液を乾燥させる第3の工程とを実行し、前記第1の工程において、基板の回転の加速度の変位点が2点含まれ、基板を相対的に低速回転させた後、基板を相対的に高速回転させ、前記第1の工程におけるノズルによる塗布液の吐出を、前記第2の工程の途中まで継続して行い、少なくとも前記第1の工程から前記第2の工程において基板の回転を減速中に、前記ノズルを移動させて塗布液の吐出位置が基板の中心部からずらすように、前記回転保持部前記ノズル及び前記ノズル移動機構の動作を制御する制御部と、を有することを特徴としている。
記ノズルの移動は、前記第1の工程の終了と同時に開始するようにしてもよい。さらに、前記塗布液の吐出位置は、基板の中心部から5mm以上ずらされるようにしてもよい。
別の観点による本発明によれば、上述の塗布処理方法を塗布処理装置によって実行させるために、当該塗布処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
本発明によれば、塗布液の供給量を少量に抑えつつ、基板上に均一な塗布膜を形成できるので、その塗布膜に対する後工程の処理が適正に行われ、最終的に基板製品の歩留まりを向上できる。
塗布現像処理システムの構成の概略を示す平面図である。 塗布現像処理システムの正面図である。 塗布現像処理システムの背面図である。 レジスト塗布装置の構成の概略を示す縦断面の説明図である。 レジスト塗布装置の構成の概略を示す横断面の説明図である。 レジスト塗布処理の主な工程を示すフロー図である。 レジスト塗布処理の各工程おけるウェハの回転速度を示すグラフである。 第1のノズルからウェハの中心部にレジスト液を吐出している状態を示す説明図である。 第1のノズルを移動させてレジスト液の吐出位置をウェハの中心部からずらした状態を示す説明図である。 本実施の形態における塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みの測定結果を示すグラフである。 各種塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みのばらつき度を示すグラフである。 検証例1の塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みの測定結果を示すグラフである。 検証例2の塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みの測定結果を示すグラフである。 ノズル移動時のウェハの回転速度を変えた場合のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度を示すグラフである。 ノズルのずらし距離を変えた場合のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度を示すグラフである。 従来例の塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みの測定結果を示すグラフである。 ノズルからレジスト液が液滴となって落下する様子を示す説明図である。 レジスト塗布処理の各工程おけるウェハの回転速度を示すグラフである。 ウェハ上のレジスト液の拡がり方を示す説明図である。 ウェハ上のレジスト液の拡がり方を示す説明図である。 レジスト塗布処理の各工程おけるウェハの回転速度を示すグラフである。
以下、本発明の参考例としての実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる塗布処理装置が搭載された塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理システム1の正面図であり、図3は、塗布現像処理システム1の背面図である。
塗布現像処理システム1は、図1に示すように例えば外部から塗布現像処理システム1に対して複数枚のウェハWをカセット単位で搬入出するためのカセットステーション2と、フォトリソグラフィー工程の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理装置を備えた処理ステーション3と、処理ステーション3に隣接する露光装置4との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台10が設けられ、当該カセット載置台10には、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置できる。カセットステーション2には、搬送路11上をX方向に沿って移動可能なウェハ搬送体12が設けられている。ウェハ搬送体12は、カセットCに収容されたウェハWの配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、カセットC内の複数枚のウェハWに対して選択的にアクセスできる。またウェハ搬送体12は、鉛直方向の軸周り(θ方向)に回転可能であり、後述する処理ステーション3の第3の処理装置群G3の各処理装置に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
処理ステーション3は、複数の処理装置が多段に配置された、例えば5つの処理装置群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側からインターフェイスステーション5側に向けて第1の処理装置群G1と、第2の処理装置群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側からインターフェイスステーション5側に向けて第3の処理装置群G3、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5が順に配置されている。第3の処理装置群G3と第4の処理装置群G4の間には、第1の搬送装置20が設けられている。第1の搬送装置20は、第1の処理装置群G1、第3の処理装置群G3及び第4の処理装置群G4内の各装置に対し選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理装置群G4と第5の処理装置群G5の間には、第2の搬送装置21が設けられている。第2の搬送装置21は、第2の処理装置群G2、第4の処理装置群G4及び第5の処理装置群G5内の各装置に対して選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理装置群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理装置、例えば本実施の形態にかかる塗布処理装置としてのレジスト塗布装置30、31、32と、露光処理時の光の反射を防止する反射防止膜を形成するボトムコーティング装置33、34が下から順に5段に重ねられている。第2の処理装置群G2には、液処理装置、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する現像処理装置40〜44が下から順に5段に重ねられている。また、第1の処理装置群G1及び第2の処理装置群G2の最下段には、各処理装置群G1、G2内の前記液処理装置に各種処理液を供給するためのケミカル室50、51がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理装置群G3には、ウェハWを温調板上に載置してウェハWの温度調節を行う温調装置60、ウェハWの受け渡しを行うためのトランジション装置61、温調装置62〜64及びウェハWを加熱処理する加熱処理装置65〜68が下から順に9段に重ねられている。
第4の処理装置群G4では、例えば温調装置70、レジスト塗布処理後にウェハWを加熱処理するプリベーク装置71〜74及び現像処理後にウェハWを加熱処理するポストベーク装置75〜79が下から順に10段に重ねられている。
第5の処理装置群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理装置、例えば温調装置80〜83、露光後にウェハWを加熱処理する露光後ベーク装置84〜89が下から順に10段に重ねられている。
図1に示すように第1の搬送装置20のX方向正方向側には、複数の処理装置が配置されており、例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するためのアドヒージョン装置90、91が下から順に2段に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置21のX方向正方向側には、例えばウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置92が配置されている。
インターフェイスステーション5には、例えば図1に示すようにX方向に延伸する搬送路100上を移動するウェハ搬送体101と、バッファカセット102が設けられている。ウェハ搬送体101は、Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイスステーション5に隣接した露光装置4と、バッファカセット102及び第5の処理装置群G5の各装置に対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
なお、本実施の形態における露光装置4は、例えば液浸露光処理を行うものであり、ウェハWの表面に液体、例えば純水の液膜を滞留させた状態で、当該純水の液膜を介在してウェハWの表面のレジスト膜を露光できる。
次に、上述したレジスト塗布装置30〜32の構成について説明する。図4は、レジスト塗布装置30の構成の概略を示す縦断面の説明図であり、図5は、レジスト塗布装置30の構成の概略を示す横断面の説明図である。
レジスト塗布装置30は、例えば図4に示すようにケーシング120を有し、そのケーシング120内の中央部には、ウェハWを保持して回転させる回転保持部としてのスピンチャック130が設けられている。スピンチャック130は、水平な上面を有し、当該上面には、例えばウェハWを吸引する吸引口(図示せず)が設けられている。この吸引口からの吸引により、ウェハWをスピンチャック130上に吸着保持できる。
スピンチャック130は、例えばモータなどを備えたチャック駆動機構131を有し、そのチャック駆動機構131により所定の速度に回転できる。また、チャック駆動機構131には、シリンダなどの昇降駆動源が設けられており、スピンチャック130は上下動可能である。
スピンチャック130の周囲には、ウェハWから飛散又は落下する液体を受け止め、回収するカップ132が設けられている。カップ132の下面には、回収した液体を排出する排出管133と、カップ132内の雰囲気を排気する排気管134が接続されている。
図5に示すようにカップ132のX方向負方向(図5の下方向)側には、Y方向(図5の左右方向)に沿って延伸するレール140が形成されている。レール140は、例えばカップ132のY方向負方向(図5の左方向)側の外方からY方向正方向(図5の右方向)側の外方まで形成されている。レール140には、例えば二本のアーム141、142が取り付けられている。
第1のアーム141には、図4及び図5に示すように塗布液としてのレジスト液を吐出する第1のノズル143が支持されている。第1のアーム141は、図5に示すノズル駆動部144により、レール140上を移動自在である。これにより、第1のノズル143は、カップ132のY方向正方向側の外方に設置された待機部145からカップ132内のウェハWの中心部上方まで移動でき、さらに当該ウェハWの表面上をウェハWの径方向に移動できる。また、第1のアーム141は、ノズル駆動部144によって昇降自在であり、第1のノズル143の高さを調整できる。なお、本実施の形態においては、上記第1のアーム141とノズル駆動部144により「ノズル移動機構」が構成されている。
第1のノズル143には、図4に示すようにレジスト液供給源146に連通する供給管147が接続されている。本実施の形態におけるレジスト液供給源146には、例えば薄いレジスト膜例えば150nm以下のレジスト膜を形成するための低粘度のレジスト液が貯留されている。また、供給管147には、バルブ148が設けられており、このバルブ148の開閉により、レジスト液の吐出をON・OFFできる。
第2のアーム142には、レジスト液の溶剤を吐出する第2のノズル150が支持されている。第2のアーム142は、例えば図5に示すノズル駆動部151によってレール140上を移動自在であり、第2のノズル150を、カップ132のY方向負方向側の外方に設けられた待機部152からカップ132内のウェハWの中心部上方まで移動させることができる。また、ノズル駆動部151によって、第2のアーム142は昇降自在であり、第2のノズル150の高さを調節できる。
第2のノズル150には、図4に示すように溶剤供給源153に連通する供給管154が接続されている。なお、以上の構成では、レジスト液を吐出する第1のノズル143と溶剤を吐出する第2のノズル150が別々のアームに支持されていたが、同じアームに支持され、そのアームの移動の制御により、第1のノズル143と第2のノズル150の移動と吐出タイミングを制御してもよい。
上述のスピンチャック130の回転動作、ノズル駆動部144による第1のノズル143の移動動作、バルブ148による第1のノズル143のレジスト液の吐出のON・OFF動作、ノズル駆動部151による第2のノズル150の移動動作などの駆動系の動作は、制御部160により制御されている。制御部160は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、例えばメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、レジスト塗布装置30におけるレジスト塗布処理を実現できる。なお、レジスト塗布装置30におけるレジスト塗布処理を実現するための各種プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なCDなどの記憶媒体Hに記憶されていたものであって、その記憶媒体Hから制御部160にインストールされたものが用いられている。
なお、レジスト塗布装置31、32の構成は、上述のレジスト塗布装置30と同じであるので、説明を省略する。
次に、以上のように構成されたレジスト塗布装置30で行われる塗布処理プロセスを、塗布現像処理システム1全体で行われるウェハ処理のプロセスと共に説明する。
先ず図1に示すウェハ搬送体12によって、カセット載置台10上のカセットC内から未処理のウェハWが一枚ずつ取り出され、処理ステーション3に順次搬送される。ウェハWは、処理ステーション3の第3の処理装置群G3に属する温調装置60に搬送され、所定温度に温度調節される。その後ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えばボトムコーティング装置34に搬送されて、反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えば加熱処理装置65、温調装置70に順次搬送され、各処理装置において所定の処理が施される。その後ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えばレジスト塗布装置30に搬送される。
図6は、レジスト塗布装置30における塗布処理プロセスの主な工程を示すフローチャートである。図7は、この塗布処理プロセスの各工程におけるウェハWの回転速度と、レジスト液の吐出タイミングを示すグラフである。
先ず、レジスト塗布装置30に搬入後、ウェハWは、図4に示すようにスピンチャック130に吸着保持される。続いて第2のアーム142により待機部152の第2のノズル150がウェハWの中心部の上方まで移動する。次に、ウェハWが停止している状態で、第2のノズル150から所定量の溶剤が吐出され、ウェハWの中心部に溶剤が供給される(図6及び図7の工程S1)。その後、図7に示すようにスピンチャック130によりウェハWが中速の例えば2000rpm程度に回転され、ウェハW上の溶剤がウェハWの表面の全面に拡散されて、ウェハWの表面に溶剤が塗布される(図6及び図7の工程S2)。例えばこのとき、第1のアーム141により待機部145の第1のノズル143がウェハWの中心部の上方まで移動する。
その後、例えば図7に示すようにウェハWの回転が高速の例えば2500rpm程度に加速され、それと同時にバルブ148が開放されて、第1のノズル143からレジスト液の吐出が開始される。これにより、図8に示すように高速回転されたウェハWの中心部Aに第1のノズル143からレジスト液Rが吐出され、レジスト液Rが遠心力によりウェハWの表面の全面に拡散されて、ウェハWの表面にレジスト液Rが塗布される(図6及び図7の工程S3)。なお、このときのレジスト液には、例えば薄膜塗布用の例えば粘度が2cp以下のものが用いられる。
所定時間のレジスト液の塗布工程S3が終了すると、図7に示すようにウェハWの回転が低速の例えば1000rpm以下、より好ましくは100rpm程度に減速され、ウェハW上のレジスト液が均されて平坦化される(図6及び図7の工程S4)。
また、レジスト液の塗布工程S3の終了と同時に、第1のアーム141により第1のノズル143が図9に示すようにレジスト液Rを引き続き吐出した状態で、ウェハWの中心部Aの上方からウェハWの径方向に所定距離、例えば5mm以上、より好ましくは5〜30mm程度移動する。これにより、ウェハWの表面におけるレジスト液の吐出位置PがウェハWの中心部Aからずらされる。なお、このときのウェハWの回転速度は、低速の100rpmに維持されている。第1のノズル143は、ウェハWの中心部A上方から所定距離ずれたところで停止し、このときバルブ148が閉鎖されてレジスト液の吐出が停止される。その後、引き続きウェハWが低速で回転され、ウェハW上のレジスト液が均されて平坦化される。つまり、図7に示すようにレジスト液の吐出は、レジスト液の塗布工程S3からレジスト液の平坦化工程S4の途中まで行われ、その平坦化工程S4においてレジスト液の吐出が終了する際に、第1のノズル143が移動してレジスト液の吐出位置PがウェハWの中心部Aからずらされる。
所定時間のレジスト液の平坦化工程S4が終了すると、図7に示すようにウェハWの回転が中速の例えば1500rpm程度に加速され、ウェハW上のレジスト液が乾燥される(図6及び図7の工程S5)。こうして、ウェハW上に例えば150nm以下の薄いレジスト膜が形成される。
ウェハWの乾燥終了後、ウェハWの回転が停止されて、スピンチャック130上からウェハWが搬出されて、一連のレジスト塗布処理が終了する。
レジスト塗布処理後、ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えばプリベーク装置71に搬送され、プリベークされる。続いてウェハWは、第2の搬送装置21によって周辺露光装置92、温調装置83に順次搬送されて、各装置において所定の処理が施される。その後、ウェハWは、インターフェイスステーション5のウェハ搬送体101によって露光装置4に搬送され、液浸露光される。その後ウェハWは、ウェハ搬送体101によって例えば露光後ベーク装置84に搬送され、露光後ベークされ、その後第2の搬送装置21によって温調装置81に搬送されて温度調節される。その後、ウェハWは、現像処理装置40に搬送され、ウェハW上のレジスト膜が現像される。現像後、ウェハWは、第2の搬送装置21によってポストベーキング装置75に搬送されポストベークされる。その後ウェハWは、温調装置63に搬送され温度調節される。そしてウェハWは、第1の搬送装置20によってトランジション装置61に搬送され、ウェハ搬送体12によってカセットCに戻されて、一連のウェハ処理が終了する。
以上の実施の形態によれば、レジスト液の塗布工程S3における第1のノズル143によるレジスト液の吐出を、レジスト液の平坦化工程S4の途中まで継続して行い、そのレジスト液の吐出の終了の際には、第1のノズル143の移動によりレジスト液の吐出位置PをウェハWの中心部Aからずらすようにした。これにより、第1のノズル143の吐出終了時にレジスト液の液滴が落下したような場合でも、その液滴が平坦化工程S4の低速度で回転しているウェハWに落下するので、その液滴の急激な乾燥が防止される。加えてそのレジスト液の液滴がウェハWの中心部Aよりずれた位置Pに落下するので、ウェハWの中心部よりも強い遠心力によりウェハ面内に適正に広げられる。この結果、従来のようにウェハWの中心部付近に塗布斑ができることなく、最終的にウェハWの表面の全面において均一なレジスト膜を形成できる。以下に、この効果を実証する実験結果を示す。
図10には、本実施の形態の塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みを測定した実験結果を示す。この実験結果から、従来のように塗布工程S1でレジスト液の吐出を終了しノズルをウェハWの中心部から移動させない場合(図16に示す従来例)と比べて、ウェハWの中心部にレジスト膜の厚みの乱れがなく、レジスト膜がウェハ面内で均一に形成されていることが確認できる。また、図11は、各種塗布処理プロセスを用いた場合のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度(3σ)を示すグラフである。図11からも、本実施の形態の塗布処理プロセスを用いた場合には、従来例の場合に比べてレジスト膜の厚みのばらつきが0.5nm以下に飛躍的に小さくなっていることが確認できる。
ここで、本実施の形態では、レジスト液の吐出終了タイミングを平坦化工程S4の途中に設定し、そのレジスト液の吐出終了の間際に第1のノズル143の移動によりレジスト液の吐出位置Pをずらしたが、この場合のレジスト液の吐出終了タイミングの適否と、レジスト液の吐出位置Pのずらしの要否について検証する。
図12には、塗布工程S3中にノズルを移動させてレジスト液の吐出位置PをウェハWの中心部からずらし、塗布工程S3の終了と同時にレジスト液の吐出を終了させた場合、つまりレジスト液の吐出終了タイミングを塗布工程S3の終了時とし、レジスト液の吐出位置Pのずらしを行った場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みを測定した実験結果を示す。また、図11には、この場合(検証例1)のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度(3σ)を示す。
図13には、ノズルをウェハWの中心部の上方に固定した状態で、塗布工程S3から平坦化工程S4の途中までレジスト液の吐出を行った場合、つまりレジスト液の吐出終了タイミングを平坦化工程S4の途中とし、レジスト液の吐出位置Pのずらしを行わなかった場合のウェハ面内のレジスト膜の厚みを測定した実験結果を示す。図11には、この場合(検証例2)のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度(3σ)を示す。
図11及び図12に示す検証例1によれば、塗布工程S3中にレジスト液の吐出位置Pをずらして、なおかつレジスト液の吐出を終了させると、ウェハWの中心付近のレジスト液の膜厚が顕著にばらつき、ウェハ面内の膜厚ばらつき度も極端に大きくなることが確認できる。これは、ウェハの中心部に吐出されたレジスト液が十分に広がらずに乾燥することが起因していると考えられる。
図11及び図13に示す検証例2によれば、レジスト液の吐出位置Pをずらさずに、平坦化工程S4の途中までレジスト液の吐出を行うと、ウェハWの中心付近のレジスト液の膜厚について従来例と比べて変わらず、ウェハ面内の膜厚ばらつき度も改善されないことが確認できる。
したがって、本実施の形態のように、レジスト液の吐出を平坦化工程S4の途中まで行い、なおかつレジスト液の吐出終了の間際にレジスト液の吐出位置PをウェハWの中心部からずらすことにより、初めてウェハ面内のレジスト膜の均一性を飛躍的に向上できることが確認できる。
図14は、第1のノズル143の移動時のウェハWの回転速度を変えた場合のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度(3σ)を示す実験結果である。図14に示すように1000rpm以下にした場合に、レジスト膜の厚みのばらつき度が0.5nm以下の極めて小さい値になることが分かる。したがって、以上の実施の形態のようにノズル143をウェハWの中心部A上からずらす時にウェハWの回転速度を1000rpm以下にすることにより、レジスト膜の厚みのばらつきを飛躍的に改善できる。なお、ノズル移動時のウェハWの回転速度は、平坦化工程S4において膜を平坦化することを考慮すると、50rpm以上が好ましい、
また、図15は、第1のノズル143のずらし量を変えた場合のウェハ中心付近のレジスト膜の厚みのばらつき度(3σ)を示す実験結果である。図15に示すように5mm以上ずらした場合に、レジスト膜の厚みのばらつき度が0.5nm以下の極めて小さい値になることが分かる。したがって、以上の実施の形態のようにレジスト液の吐出位置PをウェハWの中心部Aから5mm以上ずらすことにより、ウェハW面内のレジスト膜のばらつきを飛躍的に改善できる。
以上の実施の形態では、第1のノズル143の移動開始時が塗布工程S3の終了と同時であったが、その移動開始タイミングは、塗布工程S3の終了前であってもよい。こうすることにより、より早い段階で第1のノズル143の移動を終了させることができ、その分平坦化工程S4時のより早い段階でレジスト液の吐出を終了させることができる。この結果、プロセス全体のレジスト液の使用量を減らすことができるので、コストを低減できる。なお、第1のノズル143の移動は、ウェハ全面へのレジスト液の拡散を考慮すると、塗布工程S3の50%以上が終了した後に開始するとなおよい。
以上の実施の形態では、レジスト液の塗布工程S3において、ウェハWの回転が高速まで加速されると同時にレジスト液の吐出が開始されていたが、本発明の実施の形態では、図18に示すようにウェハWが高速回転する前に、ウェハWを低速で回転させ、この低速回転中のウェハWにレジスト液の吐出を開始してもよい。例えば溶剤の吐出工程S1及び拡散工程S2が終了した後、ウェハWの回転が低速の、例えば100rpm以下、より好ましくは50rpmまで減速される。それと同時に、第1のノズル143からレジスト液の吐出が開始され、レジスト液が所定の時間吐出される(図18の工程S3−1)。その後、ウェハWの回転が高速の、例えば4000rpm以下、より好ましくは3000rpmまで加速され、これによってレジスト液が遠心力によりウェハWの表面の全面に拡散される。このとき、高速回転中のウェハWには、レジスト液が吐出され続けている(図18の工程S3−2)。その後、ウェハWにレジスト液の平坦化工程S4及びレジスト液の乾燥工程S5が行われる。なお、本実施の形態における溶剤の吐出工程S1及び拡散工程S2、レジスト液の平坦化工程S4、レジスト液の乾燥工程S5は、例えば前記実施の形態と同じレシピでそれぞれ行われる。また、第1のノズル143の移動についても前記実施の形態と同様であり、第1のノズル143は、塗布工程S3−1の終了後に移動を開始し、平坦化工程S4においてウェハW上の所定の位置まで移動する。
ここで、本実施の形態においてレジスト液がウェハW上を拡がる様子を、前記実施の形態と比較して説明する。図19は、前記実施の形態におけるウェハW上のレジスト液Rの拡がり方を示し、図20は、本実施の形態におけるウェハW上のレジスト液Rの拡がり方を示している。
例えば前記実施の形態の塗布工程S3のように、ウェハWの回転速度を一気に上昇させ、ウェハWを初めから高速回転させた場合、レジスト液RがウェハWの中心部に吐出された直後に、当該レジスト液Rに強い遠心力がかかる。このため、レジスト液Rが外側方向に不規則にスジ状に拡げられ、先鋭化した長いスジLが放射線状に出現する(図19(a))。その後、レジスト液RがウェハW上を外側方向に拡げられる(図19(b)及び図19(c))。そして、ウェハW上からスジLが消滅するまでレジスト液Rが吐出され、ウェハW上にレジスト液Rが均一に塗布される(図19(d))。
一方、本実施の形態の塗布工程S3−1及びS3−2のように、ウェハWを一旦低速回転させた後、ウェハWを高速回転させた場合、塗布工程S3−1においてレジスト液RがウェハWの中心部に吐出された直後には、ウェハWの回転速度が低速であるので、ウェハWのレジスト液Rに強い遠心力がかからない。このため、レジスト液Rが外側方向にほぼ均等に拡げられる(図20(a))。そうすると、その後塗布工程S3−2においてウェハWが高速回転され、レジスト液Rが外側方向に拡げられても、レジスト液Rにかかる遠心力によって出現するスジL’は前記実施の形態のスジLよりも短くなり、スジL’自体の形状も先端が緩慢化したものとなる(図20(b)及び図20(c))。そして、ウェハW上からスジLが消滅するまでレジスト液Rが吐出され、ウェハW上にレジスト液Rが均一に塗布される(図20(d))。
以上の実施の形態によれば、レジスト液Rに出現するスジL’を前記実施の形態のスジLよりも短くすることができるので、レジスト液Rの使用量を前記実施の形態よりもさらに少量にすることができる。
以上の実施の形態では、レジスト液の塗布工程S3において、ウェハWの回転が高速まで加速されると同時にレジスト液の吐出が開始されていたが、図21に示すようにウェハWの回転が高速に達する前に、ウェハWの回転を一旦停止し、この停止と同時にウェハWにレジスト液の吐出を開始してもよい。例えば溶剤の吐出工程S1及び拡散工程S2が終了した後、ウェハWの回転を一旦停止し、その後ウェハWの回転を一定の加速度で加速させる。このウェハWの回転の停止と同時に、第1のノズル143からレジスト液の吐出が開始され、ウェハWの回転が高速の、例えば4000rpm以下、より好ましくは3000rpmまで加速される間、レジスト液を吐出し続ける(図21の工程S3)。その後、ウェハWの回転が高速に達した後、ただちに低速に減速され、ウェハWにレジスト液の平坦化工程S4及びレジスト液の乾燥工程S5が行われる。なお、本実施の形態における溶剤の吐出工程S1及び拡散工程S2、レジスト液の平坦化工程S4、レジスト液の乾燥工程S5は、例えば前記実施の形態と同じレシピでそれぞれ行われる。また、第1のノズル143の移動についても前記実施の形態と同様であり、第1のノズル143は、塗布工程S3の終了後に移動を開始し、平坦化工程S4においてウェハW上の所定の位置まで移動する。
かかる場合でも、レジスト液の塗布工程S3において、ウェハWの回転を停止すると同時に当該ウェハW上へのレジスト液の吐出を開始し、その後ウェハWの回転を一定の加速度で加速させているので、レジスト液が吐出された直後のウェハWの回転速度は低速となり、レジスト液が外側方向にほぼ均一に拡げられる。したがって、レジスト液の使用量を前記実施の形態よりもさらに少量にすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、150nm以下の比較的薄いレジスト膜を形成するための低粘度のレジスト液を用いていたが、本発明は、150nmより厚いレジスト膜を形成する比較的粘度の高いレジスト液を用いる場合にも適用できる。また、以上の実施の形態では、レジスト液の塗布処理を例に採って説明したが、本発明は、レジスト液以外の他の塗布液、例えば反射防止膜、SOG(Spin On Glass)膜、SOD(Spin On Dielectric)膜などを形成する塗布液の塗布処理にも適用できる。また、以上の実施の形態では、ウェハWに塗布処理を行う例であったが、本発明は、ウェハ以外の例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板の塗布処理にも適用できる。
本発明は、基板面内に均一に塗布液を塗布する際に有用である。
1 塗布現像処理システム
30 レジスト塗布装置
130 スピンチャック
143 第1のノズル
160 制御部
W ウェハ

Claims (7)

  1. 基板の塗布処理方法であって、
    基板を回転させた状態で、その基板の中心部にノズルから塗布液を吐出して、基板上に塗布液を塗布する第1の工程と、
    その後、基板の回転を減速し、引き続き基板を回転させる第2の工程と、
    その後、基板の回転を加速して、基板上の塗布液を乾燥させる第3の工程と、を有し、
    前記第1の工程において、基板の回転の加速度の変位点が2点含まれるように、基板を相対的に低速回転させた後、基板を相対的に高速回転させ、
    前記第1の工程におけるノズルによる塗布液の吐出は、前記第2の工程の途中まで継続して行われ、少なくとも前記第1の工程から前記第2の工程において基板の回転を減速中に、前記ノズルの移動により塗布液の吐出位置が基板の中心部からずらされることを特徴とする、塗布処理方法。
  2. 前記ノズルの移動は、前記第1の工程の終了と同時に開始することを特徴とする、請求項1に記載の塗布処理方法。
  3. 前記塗布液の吐出位置は、基板の中心部から5mm以上ずらされることを特徴とする、請求項1又は2に記載の塗布処理方法。
  4. 基板の塗布処理装置であって、
    基板を保持して基板を所定の速度で回転させる回転保持部と、
    基板に所定のタイミングで塗布液を吐出するノズルと、
    前記ノズルを、基板の中心部の上方から基板の径方向に移動させるノズル移動機構と、
    前記回転保持部により基板を回転させた状態で、その基板の中心部に前記ノズルから塗布液を吐出して、基板上に塗布液を塗布する第1の工程と、その後基板の回転を減速し、引き続き基板を回転させる第2の工程と、その後基板の回転を加速して、基板上の塗布液を乾燥させる第3の工程とを実行し、前記第1の工程において、基板の回転の加速度の変位点が2点含まれ、基板を相対的に低速回転させた後、基板を相対的に高速回転させ、前記第1の工程におけるノズルによる塗布液の吐出を、前記第2の工程の途中まで継続して行い、少なくとも前記第1の工程から前記第2の工程において基板の回転を減速中に、前記ノズルを移動させて塗布液の吐出位置が基板の中心部からずらすように、前記回転保持部、前記ノズル及び前記ノズル移動機構の動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする、塗布処理装置。
  5. 前記ノズルの移動は、前記第1の工程の終了と同時に開始することを特徴とする、請求項4に記載の塗布処理装置。
  6. 前記塗布液の吐出位置は、基板の中心部から5mm以上ずらされることを特徴とする、請求項4又は5に記載の塗布処理装置。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の塗布処理方法を塗布処理装置によって実行させるために、当該塗布処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2010053546A 2007-03-15 2010-03-10 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Active JP5186520B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010053546A JP5186520B2 (ja) 2007-03-15 2010-03-10 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007066499 2007-03-15
JP2007066499 2007-03-15
JP2010053546A JP5186520B2 (ja) 2007-03-15 2010-03-10 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027410A Division JP5065071B2 (ja) 2007-03-15 2008-02-07 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010153907A JP2010153907A (ja) 2010-07-08
JP5186520B2 true JP5186520B2 (ja) 2013-04-17

Family

ID=39759342

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027410A Active JP5065071B2 (ja) 2007-03-15 2008-02-07 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2010053546A Active JP5186520B2 (ja) 2007-03-15 2010-03-10 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008027410A Active JP5065071B2 (ja) 2007-03-15 2008-02-07 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Country Status (6)

Country Link
US (2) US8414972B2 (ja)
JP (2) JP5065071B2 (ja)
KR (1) KR101444974B1 (ja)
CN (1) CN101647089B (ja)
TW (1) TWI459157B (ja)
WO (1) WO2008111400A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5065071B2 (ja) * 2007-03-15 2012-10-31 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4745358B2 (ja) * 2008-03-04 2011-08-10 株式会社東芝 回転塗布方法、および回転塗布装置
JP5203337B2 (ja) * 2009-02-13 2013-06-05 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法
JP5282072B2 (ja) * 2009-08-27 2013-09-04 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP5023171B2 (ja) * 2010-02-17 2012-09-12 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、その塗布処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体及び塗布処理装置
JP5337180B2 (ja) 2010-04-08 2013-11-06 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び塗布処理装置
KR101337368B1 (ko) 2010-10-27 2013-12-05 엘지디스플레이 주식회사 코팅장치 및 이를 이용한 코팅막 형성방법
JP2012119536A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Tokyo Electron Ltd 塗布装置、塗布方法及び記憶媒体
JP5327238B2 (ja) 2011-01-20 2013-10-30 東京エレクトロン株式会社 塗布処理装置、塗布処理方法及び記憶媒体
JP5944132B2 (ja) * 2011-10-05 2016-07-05 株式会社Screenセミコンダクターソリューションズ 塗布方法および塗布装置
KR101881894B1 (ko) * 2012-04-06 2018-07-26 삼성디스플레이 주식회사 박막 증착 장치 및 그것을 이용한 박막 증착 방법
JP2014050803A (ja) 2012-09-07 2014-03-20 Toshiba Corp 回転塗布装置および回転塗布方法
US9373551B2 (en) * 2013-03-12 2016-06-21 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. Moveable and adjustable gas injectors for an etching chamber
CN103219233B (zh) * 2013-03-27 2017-02-08 上海华虹宏力半导体制造有限公司 晶圆的平坦化方法
CN104425322B (zh) * 2013-08-30 2018-02-06 细美事有限公司 基板处理设备以及涂覆处理溶液的方法
JP2015153857A (ja) * 2014-02-13 2015-08-24 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び塗布処理装置
CN104155672A (zh) * 2014-08-22 2014-11-19 平生医疗科技(昆山)有限公司 一种易潮解性闪烁体面板的封装方法
JP6212066B2 (ja) * 2015-03-03 2017-10-11 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、コンピュータ記憶媒体及び塗布処理装置
KR101842118B1 (ko) 2015-03-31 2018-05-15 세메스 주식회사 기판 처리 방법 및 장치
JP6373803B2 (ja) * 2015-06-23 2018-08-15 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法および記憶媒体
CN105204290A (zh) * 2015-08-24 2015-12-30 北京中科紫鑫科技有限责任公司 一种su8列阵式微反应池的制备方法
JP6765009B2 (ja) * 2017-05-12 2020-10-07 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体
JP6899265B2 (ja) * 2017-06-27 2021-07-07 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、塗布処理装置及び記憶媒体
JP6873011B2 (ja) * 2017-08-30 2021-05-19 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置および基板処理方法
JP7232737B2 (ja) * 2019-08-07 2023-03-03 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置
TW202112837A (zh) * 2019-09-26 2021-04-01 日商富士軟片股份有限公司 導熱層的製造方法、積層體的製造方法及半導體器件的製造方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5405813A (en) * 1994-03-17 1995-04-11 Vlsi Technology, Inc. Optimized photoresist dispense method
US5902399A (en) * 1995-07-27 1999-05-11 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for improved coating of a semiconductor wafer
JP3504444B2 (ja) * 1996-09-13 2004-03-08 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社 レジスト材料の塗布方法及び半導体装置の製造方法
JPH10151406A (ja) * 1996-11-21 1998-06-09 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 塗布液塗布方法
TW432520B (en) * 1997-03-31 2001-05-01 Tokyo Electron Ltd Photoresist coating method and apparatus
KR100271759B1 (ko) * 1997-07-25 2000-12-01 윤종용 포토레지스트코팅장치및방법
US5912049A (en) * 1997-08-12 1999-06-15 Micron Technology, Inc. Process liquid dispense method and apparatus
JP3330324B2 (ja) * 1998-01-09 2002-09-30 東京エレクトロン株式会社 レジスト塗布方法およびレジスト塗布装置
JPH11297586A (ja) * 1998-04-07 1999-10-29 Seiko Epson Corp 半導体製造装置、半導体装置及び半導体装置の製造方法
JPH11297589A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP3782294B2 (ja) * 1999-08-10 2006-06-07 東京エレクトロン株式会社 レジスト塗布処理装置およびレジスト塗布処理方法
JP2001307984A (ja) * 2000-04-21 2001-11-02 Tokyo Electron Ltd レジスト塗布方法およびレジスト塗布装置
JP2003093955A (ja) * 2001-09-21 2003-04-02 Nec Tokin Corp 薄膜コーティング方法および薄膜コーティング装置
JP2005021803A (ja) * 2003-07-02 2005-01-27 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 回転塗布方法およびそれを用いた半導体装置の製造方法
JP2006156565A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Sharp Corp 回転塗布方法
US20070128355A1 (en) * 2005-12-06 2007-06-07 Hynix Semiconductor, Inc. Method for coating photoresist material
JP4805769B2 (ja) * 2006-09-14 2011-11-02 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法
JP5065071B2 (ja) * 2007-03-15 2012-10-31 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP5133641B2 (ja) * 2007-09-27 2013-01-30 東京エレクトロン株式会社 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
KR101444974B1 (ko) 2014-09-26
US20130239887A1 (en) 2013-09-19
CN101647089B (zh) 2012-05-23
KR20090125097A (ko) 2009-12-03
JP5065071B2 (ja) 2012-10-31
US20100112209A1 (en) 2010-05-06
CN101647089A (zh) 2010-02-10
US8414972B2 (en) 2013-04-09
US8851011B2 (en) 2014-10-07
JP2010153907A (ja) 2010-07-08
JP2008253986A (ja) 2008-10-23
TWI459157B (zh) 2014-11-01
TW200900881A (en) 2009-01-01
WO2008111400A1 (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5186520B2 (ja) 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP5133641B2 (ja) 塗布処理方法、塗布処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP5337180B2 (ja) 塗布処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び塗布処理装置
JP4805758B2 (ja) 塗布処理方法、プログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体及び塗布処理装置
KR101447759B1 (ko) 도포 처리 방법 및 도포 처리 장치
JP5384437B2 (ja) 塗布方法
US20120034792A1 (en) Coating treatment method
TWI759376B (zh) 塗佈處理方法、電腦記憶媒體及塗佈處理裝置
JP2008307488A (ja) 塗布処理方法、塗布処理装置、プログラム及びコンピュータ記憶媒体
JP4624936B2 (ja) 基板の処理方法及びプログラム
JP4678740B2 (ja) 塗布処理方法及び塗布処理装置
JP5023171B2 (ja) 塗布処理方法、その塗布処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体及び塗布処理装置
JP4733192B2 (ja) 塗布処理方法及び塗布処理装置
JP5159913B2 (ja) 基板の塗布処理方法
JP5059082B2 (ja) 基板の処理方法、プログラム及びコンピュータ記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5186520

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250