JP3504444B2 - レジスト材料の塗布方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

レジスト材料の塗布方法及び半導体装置の製造方法

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JP3504444B2
JP3504444B2 JP26547696A JP26547696A JP3504444B2 JP 3504444 B2 JP3504444 B2 JP 3504444B2 JP 26547696 A JP26547696 A JP 26547696A JP 26547696 A JP26547696 A JP 26547696A JP 3504444 B2 JP3504444 B2 JP 3504444B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/16Coating processes; Apparatus therefor
    • G03F7/162Coating on a rotating support, e.g. using a whirler or a spinner
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D1/00Processes for applying liquids or other fluent materials
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体装置
に用いるSiウェハ等の半導体基板に対するレジスト材
料の塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の製造工程において
は、例えばSiからなる半導体基板上に露光時にフォト
マスクとして用いるレジストを塗布する工程があるが、
この工程は、例えば、8インチサイズのSiウェハの場
合、図5及び図6に示すようなシーケンスでレジスト材
料の塗布を行う。
【0003】図5のグラフaで示すように、まず、半導
体基板102を毎分1500回転程度の一定速度で回転
させ、同グラフbで示すように、回転開始から約1秒後
に半導体基板102の中心部にレジスト材料103を供
給の供給を開始する(図6(a))。
【0004】そして、レジスト材料103を同様に供給
しつつ半導体基板102をそのままの速度で約4秒間回
転させると、図6(b)〜(d)に示すように、レジス
ト材料103が半導体基板102の周縁部に向かって拡
がって行く。
【0005】その後、レジスト材料103の供給を停止
するとともに、半導体基板102の回転数を毎分350
0回転まで上昇させ、レジスト膜の膜厚の調整を行う。
【0006】このような方法によれば、半導体基板10
2上にほぼ均一な膜厚のレジスト膜を形成することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の塗布方法の場合、レジスト材料103を半導
体基板102の全面にむらなく塗布するためには、かな
りの量のレジスト材料103が必要となり、その結果、
半導体装置の製造におけるコストアップの原因になって
いた。
【0008】その一方、かかる問題を解決するため、レ
ジスト材料103の供給量を減らして行くと、前述した
従来の方法では塗りむら等が発生し、安定した塗布を行
うことができないという問題があった。
【0009】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、塗布むら等を発生させることなく、少量のレジスト
材料で安定した塗布を行いうるレジスト材料の塗布方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、半導体ウエハにレジスト材料を塗
布する方法であって、上記半導体ウエハの中心部にレジ
スト材料を供給する工程と、上記半導体ウエハを第1の
所定時間にわたり、第1の速度で回転させる工程と、上
記半導体ウエハを第2の所定時間にわたり、上記第1の
速度よりも遅い第2の速度で回転させる工程と、上記半
導体ウエハを第3の所定時間にわたり、上記第1の速度
よりも遅く上記第2の速度よりも速い第3の速度で回転
させる工程とを有し、上記半導体ウエハが上記第1の速
度で回転しているときに上記レジスト材料が供給される
ものである。本発明においては、更に、上記レジスト材
料を供給する工程の前に、上記半導体ウエハ上のゴミな
どを除去するために、上記半導体ウエハを第4の所定時
間にわたり、第4の速度で回転させる工程を有すること
が好ましい。また、本発明においては、上記半導体ウエ
ハが上記第2の速度で回転しているときに上記レジスト
材料の供給が停止されることが好ましい。また、本発明
においては、上記第1の所定時間の前に、上記半導体ウ
エハを第5の所定時間にわたり、上記第2の速度よりも
速く上記第3の速度よりも遅い第5の速度で回転させる
工程を有し、上記半導体ウエハが上記第5の速度で回転
しているときに上記レジスト材料の供給が開始されるこ
とが好ましい。また、本発明においては、上記第1の速
度が3、000rpm以上であることが好ましい。更に
は、上記第2の速度が1、000rpm以下であること
が好ましい。また、本発明においては、上記第3の所定
時間が上記第1又は第2の所定時間よりも長いことが好
ましい。また、本発明においては、上記レジスト材料を
供給する工程の前に、上記レジスト材料を供給するため
のアームを上記半導体ウエハの中心部近傍に移動させる
工程を有することが好ましい。一方、本発明は、半導体
ウエハにフォトマスクとして用いるレジスト材料を塗布
する工程と、上記半導体ウエハに塗布された上記レジス
ト材料を露光する工程とを含む半導体装置の製造方法に
おいて、上記レジスト材料の塗布工程が、上記半導体ウ
エハの中心部にレジスト材料を供給する工程と、上記半
導体ウエハを第1に所定時間にわたり、第1の速度で回
転させる工程と、上記半導体ウエハを第2の所定時間に
わたり、上記第1の速度よりも遅い第2の速度で回転さ
せる工程と、上記半導体ウエハを第3の所定時間にわた
り、上記第1の速度よりも遅く上記第2の速度よりも速
い第3の速度で回転させる工程とを有し、上記半導体ウ
エハが上記第1の速度で回転しているときに上記レジス
ト材料が供給されるものである。本発明においては、更
に、上記レジスト材料を供給する工程の前に、上記半導
体ウエハ上のゴミなどを除去するために、上記半導体ウ
エハを第4の所定時間にわたり、第4の速度で回転させ
る工程を有することが好ましい。また、本発明において
は、上記半導体ウエハが上記第2の速度で回転している
ときに上記レジスト材料の供給が停止されることが好ま
しい。また、本発明においては、上記第1の所定時間の
前に、上記半導体ウエハを第5の所定時間にわたり、上
記第2の速度よりも速く上記第3の速度よりも遅い第5
の速度で回転させる工程を有し、上記半導体ウエハが上
記第5の速度で回転しているときに上記レジスト材料の
供給が開始されることが好ましい。また、本発明におい
ては、上記第1の速度が3、000rpm以上であるこ
とが好ましい。更には、上記第2の速度が1、000r
pm以下であることが好ましい。また、本発明において
は、上記第3の所定時間が上記第1又は第2の所定時間
よりも長いことが好ましい。また、本発明においては、
上記レジスト材料を供給する工程の前に、上記レジスト
材料を供給するためのアームを上記半導体ウエハの中心
部近傍に移動させる工程を有することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレジスト材料
の塗布方法の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細
に説明する。
【0012】図4は、本発明を実施するためのレジスト
材料塗布装置の概略構成を示すものである。この装置
は、所定の温度及び湿度に保持可能な容器(図示せず)
内に配置されるものである。
【0013】図4に示すように、この装置は、図示しな
いモータ等の回転駆動源によって所定の回転数で回転可
能なチャック1を有し、このチャック1の上に、Siウ
ェハ等の半導体基板2が装着される。そして、先端に設
けられたノズルから所定のレジスト材料3を半導体基板
2上に塗布するためのアーム4が、半導体基板2の上方
に、半導体基板2のほぼ半径方向に沿って半導体基板2
の回転中心と半導体基板2上から待避した位置との間で
移動可能に設けられる。さらに、半導体基板2の周囲に
は、半導体基板2の回転に伴って振り切られるレジスト
材料3を受けるための受け部5が設けられている。
【0014】また、装置の上部には、容器内のダストを
除去するためのフィルター6が設けられている。また、
図示はしないが、半導体基板2の縁部を洗浄するための
洗浄液を供給するアームも設けられている。
【0015】なお、この装置を用いてレジスト材料3の
塗布を行う場合には、例えば、レジスト材料3及び雰囲
気の温度を室温(23℃程度)とし、湿度を41%程度
に保持するようにする。
【0016】次に、本発明に係るレジスト材料の塗布方
法の好ましい実施の形態を説明する。図1は、本実施の
形態における半導体基板2の回転速度とレジスト材料の
塗布のタイミングとの関係を示すグラフであり、図2は
図1の要部を拡大して示すものである。
【0017】なお、図1及び図2は8インチサイズの半
導体基板2にレジスト材料3を塗布する場合を示すもの
であり、グラフAは半導体基板2の回転数を表し、グラ
フBはレジスト材料3を塗布するタイミングを表す。
【0018】図1及び図2に示すように、まず、半導体
基板2を約1秒間低速(1500rpm程度)で回転さ
せ、半導体基板2上に付着したゴミ等を除去する。この
ステップにおいては、レジスト材料3の吐出は行わない
が、アーム4を半導体基板2の中心部に移動させてお
く。
【0019】次いで、半導体基板2の回転数を下げ、そ
の回転を停止させた後に、アーム4の先端部から半導体
基板2の中心部に対し、所定量(約0.9cm3/秒程
度)のレジスト材料3の供給を行う。その結果、図3
(a)に示すように、半導体基板2の中心部にレジスト
材料3がたまった状態になる。
【0020】そして、レジスト材料3の供給を続けたま
ま、動作開始から1.8秒程度経過した時点において、
半導体基板2を高速(3000〜3800rpm程度)
で回転させ、1秒近くその状態保つ。その結果、図3
(b)に示すように、半導体基板2の周縁部に向かって
レジスト材料3が拡がって行き、さらには、図3(c)
に示すように、レジスト材料3が半導体基板2の周縁部
のほぼ全面にわたって円滑に塗布される。
【0021】なお、半導体基板2を4000rpm以上
の速度で回転させると、振り切られたレジスト材料3が
受け部5からはね返ってきてレジスト膜の平坦性を損ね
るおそれがある。
【0022】さらに、レジスト材料3の供給を続けたま
ま、半導体基板2の回転数を下げて低速(800rpm
程度)で0.4秒程度回転させる。そして、動作開始か
ら3.2秒程度経過した時点でレジスト材料3の供給を
停止する。これにより、図3(d)に示すように、レジ
スト材料3が半導体基板2の全面に塗布される。
【0023】その後、図1に示すように、半導体基板2
をしばらく低速(800rpm程度)で回転させた後、
半導体基板2の回転数を上げ(2900rpm程度)、
レジスト膜の膜厚の調整を行う。
【0024】以上述べたような本実施の形態によれば、
停止させた半導体基板2の中心部に供給されたレジスト
材料3を、周縁部に向かって円滑に拡がるように半導体
基板を3000〜3800rpm程度の高速で回転させ
ることから、少量のレジスト材料であっても、塗布むら
等を発生させることなく、半導体基板2の全面にレジス
ト材料を塗布することができる。
【0025】したがって、本実施の形態によれば、レジ
スト材料3の塗布量を大幅(前述した従来の方法に比べ
て約1/3程度)に減少させることができ、半導体装置
の製造工程において大きなコストダウンを達成すること
ができる。
【0026】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。例えば、
本発明は半導体基板の大きさを問わず適用することがで
きる。例えば、8インチサイズのほか、5インチ、6イ
ンチサイズ等の種々の半導体基板に適用することができ
る。
【0027】また、レジスト材料についても、ポジ形、
ネガ形を問わず、種々のホトレジスト材料、電子線用レ
ジスト材料等を用いることができる。
【0028】さらに、上述の実施の形態においては、半
導体基板を停止させた状態でレジスト材料を供給するよ
うにしたが、本発明はこれに限られず、半導体基板を低
速(1000〜1500rpm程度)で回転させた状態
でレジスト材料の供給を開始し、その後、レジスト材料
を供給しつつ半導体基板を高速(3000〜3800r
pm程度)で回転させるようにしてもよい。
【0029】
【実施例】以下、本発明に係るレジスト材料の塗布方法
の実施例を比較例とともに詳細に説明する。
【0030】〔実施例1〕 東京エレクトロン社製の塗布装置(TEL MK−8)
を用い、直径が8インチサイズの半導体基板上にレジス
ト材料を塗布した。
【0031】この場合、レジスト材料としては、ノボラ
ック樹脂を主成分とする東京応化工業社製IP3100
(粘度9cp)を、溶媒であるMMP(メチル−3−メ
トキシプロピオネート)に溶解したものを用い、表1に
示すシーケンスに従ってレジスト材料の塗布を行った。
なお、表中、○はレジスト材料が供給されている状態を
表すものである。
【0032】表1に示すように、まず、半導体基板を1
500rpmで1.0秒間回転させて(ステップ1)、
半導体基板上に付着したゴミ等を除去し、次いで、半導
体基板の回転数を下げ、その回転を停止させた後に、半
導体基板の中心部に対するレジスト材料の供給を開始し
た(ステップ2)。
【0033】そして、0.8秒経過後に、半導体基板を
3700rpmで1.0秒間回転させ(ステップ3)、
さらに、レジスト材料の供給を続けたまま半導体基板の
回転数を下げて800rpmで0.4秒程度回転させ、
動作開始から3.2秒経過した時点でレジスト材料の供
給を停止した(ステップ4)。
【0034】さらに、半導体基板を800rpmで1.
0秒間回転させた(ステップ5)後、半導体基板の回転
数を2940rpmまで上げ、レジスト膜の膜厚の調整
を行った(ステップ6)。
【0035】
【表1】
【0036】実施例1によれば、2.0cm3 のレジス
ト材料を用いて、半導体基板上に膜厚1.03μmのレ
ジスト膜をむらなく形成することができた。
【0037】〔比較例1〕 実施例1と同じ装置とレジスト材料を用い、表2に示す
シーケンスに従って、直径が8インチサイズの半導体基
板上にレジスト材料の塗布を行った。
【0038】表2に示すように、まず、半導体基板を1
500rpmで1.0秒間回転させ(ステップ1)、半
導体基板上に付着したゴミ等を除去し、次いで、半導体
基板を同じ速度で回転させながら、半導体基板の中心部
に対し、4.0秒間レジスト材料を供給してその塗布を
行った後、レジスト材料の供給を停止した(ステップ
2)。
【0039】そして、半導体基板の回転数を下げて80
0rpmで1.0秒回転させた後、半導体基板の回転数
を2940rpmまで上げ、レジスト膜の膜厚の調整を
行った(ステップ4)。
【0040】
【表2】
【0041】比較例1の場合、塗布むらを発生させない
ようにするためには、8cm3 のレジスト材料が必要で
あった。
【0042】〔実施例2〕 東京エレクトロン社製の塗布装置(TEL MK−5)
を用い、直径が6インチサイズの半導体基板上にレジス
ト材料を塗布した。
【0043】この場合、レジスト材料としては、ノボラ
ック樹脂を主成分とする住友化学工業社製PFI−34
A(粘度9cp)を、溶媒であるMAK(メチル−n−
アミルケトン−2ーヘプタノン)に溶解したものを用
い、表3に示すシーケンスに従ってレジスト材料の塗布
を行った。
【0044】表3に示すように、まず、半導体基板を1
000rpmで20.0秒間回転させ(ステップ1)、
次いで、半導体基板の回転数を下げ、その回転を停止さ
せた後に、半導体基板の中心部に対するレジスト材料の
供給を開始した(ステップ2)。
【0045】そして、0.3秒経過後に、半導体基板を
3000rpmで0.4秒間回転させ(ステップ3)、
さらに、レジスト材料の供給を続けたまま半導体基板の
回転数を下げて1500rpmで0.3秒回転させ、動
作開始から21.0秒経過した時点でレジスト材料の供
給を停止した(ステップ4)。
【0046】さらに、半導体基板を1000rpmで
0.3秒間回転させた(ステップ5)後、半導体基板の
回転数を2010rpmまで上げ、レジスト膜の膜厚の
調整を行った(ステップ6)。
【0047】
【表3】
【0048】実施例2によれば、1.0cm3 のレジス
ト材料を用いて、半導体基板上に膜厚1.45μmのレ
ジスト膜をむらなく形成することができた。
【0049】〔比較例2〕 実施例2と同じ装置とレジスト材料を用い、表4に示す
シーケンスに従って、直径が6インチサイズの半導体基
板に対してレジスト材料の塗布を行った。
【0050】表4に示すように、まず、半導体基板を1
000rpmで1.0秒間回転させ(ステップ1)、次
いで、半導体基板を同じ速度で回転させながら、半導体
基板の中心部に対し、2.5秒間レジスト材料を供給し
てその塗布を行った後、レジスト材料の供給を停止した
(ステップ2)。
【0051】そして、半導体基板を1500rpmで
0.3秒回転させた(ステップ3)後、半導体基板の回
転数を2030rpmまで上げ、レジスト膜の膜厚の調
整を行った(ステップ4)。
【0052】
【表4】
【0053】比較例2の場合、塗布むらを発生させない
ようにするためには、3cm3 のレジスト材料が必要で
あった。
【0054】〔実施例3〕 実施例2と同じ装置を用い、直径が5インチサイズの半
導体基板上にレジスト材料を塗布した。
【0055】この場合、レジスト材料としては、ノボラ
ック樹脂を主成分とする住友化学工業社製PF−D30
B(粘度28cp)を、溶媒であるMAKに溶解したも
のを用い、表5に示すシーケンスに従ってレジスト材料
の塗布を行った。
【0056】表5に示すように、まず、半導体基板を7
00rpmで20.0秒間回転させ(ステップ1)、次
いで、半導体基板の回転数を下げ、その回転を停止させ
た後に、半導体基板の中心部に対するレジスト材料の供
給を開始した(ステップ2)。
【0057】そして、0.2秒経過後に、半導体基板を
3000rpmで0.3秒間回転させ(ステップ3)、
さらに、レジスト材料の供給を続けたまま半導体基板の
回転数を下げて1500rpmで0.2秒回転させ、動
作開始から20.7秒経過した時点でレジスト材料の供
給を停止した(ステップ4)。
【0058】さらに、半導体基板を1500rpmで
4.0秒間回転させ(ステップ5)、半導体基板の回転
数を4610rpmまで上げた(ステップ6)後、レジ
スト膜の膜厚の調整を行った(ステップ7)。
【0059】
【表5】
【0060】実施例3によれば、0.7cm3 のレジス
ト材料を用いて、半導体基板上に膜厚1.85μmのレ
ジスト膜をむらなく形成することができた。
【0061】〔比較例3〕 実施例3と同じ装置とレジスト材料を用い、表6に示す
シーケンスに従って、直径が5インチサイズの半導体基
板に対してレジスト材料の塗布を行った。
【0062】表6に示すように、まず、半導体基板を7
00rpmで2.0秒間回転させ(ステップ1)、次い
で、半導体基板の回転数を1500rpmに上げ、半導
体基板の中心部に対し、6.0秒間レジスト材料を供給
してその塗布を行った後、レジスト材料の供給を停止し
た(ステップ2)。
【0063】そして、半導体基板を1500rpmで
0.5秒回転させ(ステップ3)、半導体基板の回転数
を4800rpmまで上げた(ステップ4)後、レジス
ト膜の膜厚の調整を行った(ステップ5)。
【0064】
【表6】
【0065】比較例3の場合、塗布むらを発生させない
ようにするためには、3cm3 のレジスト材料が必要で
あった。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、少量
のレジスト材料であっても、塗布むら等を発生させるこ
となく、半導体基板の全面にレジスト材料を塗布するこ
とができる。
【0067】この場合、半導体ウエハが3、000rp
m以上の第1の速度で回転しているときにレジスト材料
が供給されるようにすれば、より確実に半導体基板の全
面にレジスト材料を塗布することができる。
【0068】このように、本発明によれば、レジスト材
料の塗布量を大幅に減少させることができるので、半導
体装置の製造工程において大きなコストダウンを達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態における半導体基
板の回転速度とレジスト材料の塗布のタイミングとの関
係を示すグラフである。
【図2】図1の要部を拡大して示すグラフである。
【図3】(a)〜(d):同実施の形態におけるレジス
ト材料の塗布工程を模式的に示す説明図である。
【図4】本発明を実施するためのレジスト材料塗布装置
の概略構成図である。
【図5】従来例における半導体基板の回転速度とレジス
ト材料の塗布のタイミングとの関係を示すグラフであ
る。
【図6】(a)〜(d):従来例におけるレジスト材料
の塗布工程を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…チャック 2…半導体基板 3…レジスト材料 4
…アーム 5…受け部 6…フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−126970(JP,A) 特開 平3−245875(JP,A) 特開 平7−227568(JP,A) 特開 平7−235479(JP,A) 特開 昭62−190838(JP,A) 特開 昭63−34925(JP,A) 特開 昭63−313160(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05C 11/08 B05D 1/40 G03F 7/16

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウエハにレジスト材料を塗布する方
    法であって、 上記半導体ウエハの中心部にレジスト材料を供給する工
    程と、 上記半導体ウエハを第1の所定時間にわたり、第1の速
    度で回転させる工程と、 上記半導体ウエハを第2の所定時間にわたり、上記第1
    の速度よりも遅い第2の速度で回転させる工程と、 上記半導体ウエハを第3の所定時間にわたり、上記第1
    の速度よりも遅く上記第2の速度よりも速い第3の速度
    で回転させる工程と、 を有し、 上記半導体ウエハが上記第1の速度で回転しているとき
    に上記レジスト材料が供給されるレジスト材料の塗布方
    法。
  2. 【請求項2】上記レジスト材料を供給する工程の前に、
    上記半導体ウエハ上のゴミなどを除去するために、上記
    半導体ウエハを第4の所定時間にわたり、第4の速度で
    回転させる工程を有する請求項1に記載のレジスト材料
    の塗布方法。
  3. 【請求項3】上記半導体ウエハが上記第の速度で回転
    しているときに上記レジスト材料の供給が停止される請
    求項1又は2に記載のレジスト材料の塗布方法。
  4. 【請求項4】上記第1の所定時間の前に、上記半導体ウ
    エハを第5の所定時間にわたり、上記第2の速度よりも
    速く上記第3の速度よりも遅い第5の速度で回転させる
    工程を有し、上記半導体ウエハが上記第5の速度で回転
    しているときに上記レジスト材料の供給が開始される請
    求項1、2、又は3に記載のレジスト材料の塗布方法。
  5. 【請求項5】上記第1の速度が3、000rpm以上で
    ある請求項1、2、3、又は4に記載のレジスト材料の
    塗布方法。
  6. 【請求項6】上記第2の速度が1、000rpm以下で
    ある請求項に記載のレジスト材料の塗布方法。
  7. 【請求項7】上記第3の所定時間が上記第1又は第2の
    所定時間よりも長い請求項1に記載のレジスト材料の塗
    布方法。
  8. 【請求項8】上記レジスト材料を供給する工程の前に、
    上記レジスト材料を供給するためのアームを上記半導体
    ウエハの中心部近傍に移動させる工程を有する請求項1
    に記載のレジスト材料の塗布方法。
  9. 【請求項9】半導体ウエハにフォトマスクとして用いる
    レジスト材料を塗布する工程と、上記半導体ウエハに塗
    布された上記レジスト材料を露光する工程とを含む半導
    体装置の製造方法において、 上記レジスト材料の塗布工程が、 上記半導体ウエハの中心部にレジスト材料を供給する工
    程と、 上記半導体ウエハを第1に所定時間にわたり、第1の速
    度で回転させる工程と、 上記半導体ウエハを第2の所定時間にわたり、上記第1
    の速度よりも遅い第2の速度で回転させる工程と、 上記半導体ウエハを第3の所定時間にわたり、上記第1
    の速度よりも遅く上記第2の速度よりも速い第3の速度
    で回転させる工程と、 を有し、 上記半導体ウエハが上記第1の速度で回転しているとき
    に上記レジスト材料が供給される半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】上記レジスト材料を供給する工程の前
    に、上記半導体ウエハ上のゴミなどを除去するために、
    上記半導体ウエハを第4の所定時間にわたり、第4の速
    度で回転させる工程を有する請求項9に記載の半導体装
    置の製造方法。
  11. 【請求項11】上記半導体ウエハが上記第2の速度で回
    転しているときに上記レジスト材料の供給が停止される
    請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】上記第1の所定時間の前に、上記半導体
    ウエハを第5の所定時間にわた り、上記第2の速度より
    も速く上記第3の速度よりも遅い第5の速度で回転させ
    る工程を有し、上記半導体ウエハが上記第5の速度で回
    転しているときに上記レジスト材料の供給が開始される
    請求項9、10、又は11に記載の半導体装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】上記第1の速度が3、000rpm以上
    である請求項9、10、11、又は12に記載の半導体
    装置の製造方法。
  14. 【請求項14】上記第2の速度が1、000rpm以下
    である請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】上記第3の所定時間が上記第1又は第2
    の所定時間よりも長い請求項9に記載の半導体装置の製
    造方法。
  16. 【請求項16】上記レジスト材料を供給する工程の前
    に、上記レジスト材料を供給するためのアームを上記半
    導体ウエハの中心部近傍に移動させる工程を有する請求
    項9に記載の半導体装置の製造方法。
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