JP5182587B2 - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Description
回転対象の入力画像の画像データを蓄積する画像メモリと、
入力画像の画像データを複数ライン分蓄積するためのラインメモリと、
前記画像メモリに蓄積されている入力画像の画像データを参照して、回転処理後の画像データの画素位置と対応する前記入力画像の画像データの画素位置に基づいて読出し位置を決定し、前記読出し位置から前記入力画像の画像データを主走査方向に読み出し、前記入力画像の画像データにおいてアドレスが不連続となる画素位置までの画像データを1回の転送量として、前記入力画像の画像データを回転処理後の座標配列にて複数ライン分だけ前記ラインメモリに蓄積する制御を行う制御部と、
回転処理前の座標配列にて補間ウィンドウを生成し、前記ラインメモリに蓄積された画像データのうち、当該ラインメモリに蓄積されていない欠落画素の画素データを、前記補間ウィンドウ内の当該欠落画素の周辺画素の画素データを基に補間する処理を行って、補間処理後の画像データを回転処理後の画像データとする補間処理部と
を備える。
前記ラインメモリは、前記補間ウィンドウのライン数よりも少なくとも2ライン以上多いライン数分の入力画像の画像データを蓄積する。
前記補間処理部は、前記欠落画素の画素値を当該欠落画素に近い画素の画素値で置換する。
前記補間処理部は、前記欠落画素の画素値を当該欠落画素に隣接する複数の画素の画素値を演算して求める。
前記制御部は、前記入力画像の座標配列から前記回転処理後の画像の座標配列への座標変換にアフィン変換を用いる。
前記補間処理部は、前記ラインメモリに蓄積された画像情報を基に前記入力画像の座標配列を特定するのに逆アフィン変換を用いる。
原稿から画像を読み取る画像読取部を有し、
前記入力画像は、前記画像読取部で原稿から読み取られた画像である。
前記入力画像は、原稿搬送装置によって前記画像読取部に搬送された原稿から当該画像読取部で読み取られた画像である。
画像メモリに蓄積された回転対象の入力画像の画像データを参照して、回転処理後の画像データの画素位置と対応する前記入力画像の画像データの画素位置に基づいて読出し位置を決定し、前記読出し位置から前記入力画像の画像データを主走査方向に読み出し、前記入力画像の画像データにおいてアドレスが不連続となる画素位置までの画像データを1回の転送量として、前記入力画像の画像データを回転処理後の座標配列にて複数ライン分だけ前記ラインメモリに蓄積し、
回転処理前の座標配列にて補間ウィンドウを生成し、前記ラインメモリに蓄積された画像データのうち、当該ラインメモリに蓄積されていない欠落画素の画素データを、前記補間ウィンドウ内の当該欠落画素の周辺画素の画素データを基に補間する処理を行って、補間処理後の画像データを回転処理後の画像データとする。
また、請求項1記載の画像処理装置によれば、入力画像の画像データをラインメモリに蓄積する際に生じる欠落画素を、回転処理前の座標配列にて生成した補間ウィンドウ内の欠落画素の周辺画素の画素データを基に補間するため、文字線画のエッジ部のがたつき等の欠落画素に起因する画質劣化を防止しつつラインメモリのメモリ量を少なくすることができる。
また、請求項9記載の画像処理方法によれば、入力画像の画像データをラインメモリに蓄積する際に生じる欠落画素を、回転処理前の座標配列にて生成した補間ウィンドウ内の欠落画素の周辺画素の画素データを基に補間するため、文字線画のエッジ部のがたつき等の欠落画素に起因する画質劣化を防止しつつラインメモリのメモリ量を少なくすることができる。
図1は、本発明による画像処理装置を含む画像処理システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本構成例に係る画像処理システムは、画像データ入力部10、スキュー検出部20、画像処理部30および画像データ出力部40を備えるとともに、必要に応じて記録装置50を有する構成となっている。
(1)フラットヘッドスキャナ、ハンディスキャナあるいはペン型スキャナ等の画像読取装置とその制御部
(2)自動原稿送り装置を有する画像読取装置とその制御部
(3)FAX受信装置とその制御部
(4)磁気ディスクやメモリカード等の記憶媒体のリード/ライト装置とその制御手段
(5)ネットワーク等を介してデータの授受を行うデータ転送装置
(6)アプリケーションソフトウェアで作成したファイルをビットマップ画像にラスタライズする装置
続いて、本発明による画像処理装置に相当する画像処理部30の構成について具体的に説明する。ここでは、画像データ入力部10が例えば画像読取装置からなる場合を例に挙げて説明するものとする。
図2は、画像処理部30の全体動作の概略を示す図である。ここでは、画像「A」が印刷された原稿が半時計方向にある角度だけ傾いた状態の読取り画像の画像データが画像メモリ31に蓄積されている状態を示している(A)。
以上説明したシステム構成に係る画像処理システムは、一例として、画像データ入力部10が画像読取装置(画像読取部)からなり、画像データ出力部40の後段に画像形成装置を備える複写機に適用することができる。複写機においては、画像読取装置に原稿をセットする際に、当該原稿が斜めになる場合がある。
以下に、例えば複写機に適用した場合を例に挙げて、先述した画像処理部30の処理の詳細について具体的に説明する。画像処理部30の処理の説明に当たって、先ず、用語について定義する。
次に、ラインメモリ32への画像データの蓄積処理の詳細について説明する。画像メモリ31からラインメモリ32への画像データの展開(蓄積)処理は、先述したように、読出し/書込み制御部35による制御の下に実行される。
続いて、補間処理部33における補間処理について説明する。この補間処理に先立って補間ウィンドウである4×4ウィンドウの生成が行われる。
図6は、4×4ウィンドウの生成の概念を示す図である。後述する理由により、ラインメモリ32として6ライン分のメモリを用いるものとする。先ず、アフィン変換式によって、出力画像(回転後画像)の画素位置(実数)に対応する元画素位置(整数)を、ラインメモリ32のアドレスとして求める(1)。
前にも述べたように、ラインメモリ32に画像データを展開する際に、回転後画像の画像データではなく、入力画像の画像データそのものを展開すると、欠落画素が発生する場合がある。したがって、補間処理部33は、この欠落画素の画素データを再現するための処理も行う。このとき、補間処理部33は、ラインメモリ32に画像データを基に入力画像の座標配列を特定するのに逆アフィン変換を用いる。
上述したようにして特定した欠落画素については、補間処理部33において、欠落画素の画素データを再現するための処理が行われる。補間処理部33は、欠落画素について4×4ウィンドウ内の画素値を用いて補間する。以下に、欠落画素の補間処理についてより具体的に説明する。
続いて、補間処理部33において実行される、既存の補間技術であるバイキュービック補間法を用いた補間処理について説明する。
上記実施形態では、画素処理部30の各構成要素、即ち画像メモリ31、ラインメモリ32、補間処理部33、書込み制御部34、読出し/書込み制御部35および読出し制御部36をハードウェア構成によって実現する場合を例に挙げたが、ハードウェア構成に限られるものではない。
Claims (9)
- 回転対象の入力画像の画像データを蓄積する画像メモリと、
入力画像の画像データを複数ライン分蓄積するためのラインメモリと、
前記画像メモリに蓄積されている入力画像の画像データを参照して、回転処理後の画像データの画素位置と対応する前記入力画像の画像データの画素位置に基づいて読出し位置を決定し、前記読出し位置から前記入力画像の画像データを主走査方向に読み出し、前記入力画像の画像データにおいてアドレスが不連続となる画素位置までの画像データを1回の転送量として、前記入力画像の画像データを回転処理後の座標配列にて複数ライン分だけ前記ラインメモリに蓄積する制御を行う制御部と、
回転処理前の座標配列にて補間ウィンドウを生成し、前記ラインメモリに蓄積された画像データのうち、当該ラインメモリに蓄積されていない欠落画素の画素データを、前記補間ウィンドウ内の当該欠落画素の周辺画素の画素データを基に補間する処理を行って、補間処理後の画像データを回転処理後の画像データとする補間処理部と
を備える画像処理装置。 - 前記ラインメモリは、前記補間ウィンドウのライン数よりも少なくとも2ライン以上多いライン数分の入力画像の画像データを蓄積する請求項1記載の画像処理装置。
- 前記補間処理部は、前記欠落画素の画素値を当該欠落画素に近い画素の画素値で置換する
請求項2記載の画像処理装置。 - 前記補間処理部は、前記欠落画素の画素値を当該欠落画素に隣接する複数の画素の画素値を演算して求める
請求項2記載の画像処理装置。 - 前記制御部は、前記入力画像の座標配列から前記回転処理後の画像の座標配列への座標変換にアフィン変換を用いる
請求項1記載の画像処理装置。 - 前記補間処理部は、前記ラインメモリに蓄積された画像情報を基に前記入力画像の座標配列を特定するのに逆アフィン変換を用いる
請求項1記載の画像処理装置。 - 原稿から画像を読み取る画像読取部を有し、
前記入力画像は、前記画像読取部で原稿から読み取られた画像である
請求項1記載の画像処理装置。 - 前記入力画像は、原稿搬送装置によって前記画像読取部に搬送された原稿から当該画像読取部で読み取られた画像である
請求項7記載の画像処理装置。 - 画像メモリに蓄積された回転対象の入力画像の画像データを参照して、回転処理後の画像データの画素位置と対応する前記入力画像の画像データの画素位置に基づいて読出し位置を決定し、前記読出し位置から前記入力画像の画像データを主走査方向に読み出し、前記入力画像の画像データにおいてアドレスが不連続となる画素位置までの画像データを1回の転送量として、前記入力画像の画像データを回転処理後の座標配列にて複数ライン分だけ前記ラインメモリに蓄積し、
回転処理前の座標配列にて補間ウィンドウを生成し、前記ラインメモリに蓄積された画像データのうち、当該ラインメモリに蓄積されていない欠落画素の画素データを、前記補間ウィンドウ内の当該欠落画素の周辺画素の画素データを基に補間する処理を行って、補間処理後の画像データを回転処理後の画像データとする
画像処理方法。
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