JP5182143B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置の製造方法に関し、特に、受光面にフォトダイオードを有する画素がマトリクス状に並べられてなる固体撮像装置である半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置は、一般的に半導体基板上に形成される。これまでリソグラフィの微細加工技術の進展によってその性能は、著しく向上してきた。しかし、リソグラフィ加工技術は、微細になるほどプロセスコストが上昇している。
例えば、露光装置の露光波長が、g−線(436nm)、i−線(365nm)、Kr−Fレーザ(248nm)、Ar−Fレーザ(193nm)と短波長になるほど装置価格が上昇し、またフォトレジスト材料価格も上昇している。
また、微細化による半導体装置の性能向上も技術課題が多くなり、特性向上させることが物理的に困難な場合がある。
例えば固体撮像素子は、微細化が進展するほど光電変換素子を縮小しなければならない。この場合、飽和電荷量の低下、ランダムノイズの対策が必要になる。
このような状況で半導体基板の貼り合わせ技術を用いた半導体装置の製造方法が注目されている。
この製造方法の一例として半導体機能を有した基板と支持基板を貼り合わせその後更に加工プロセスを施して半導体装置を作製する方法がある。
例えば、特許文献1にSRAM(Static Random Access Memory)の製造方法が記載されている。
上記の従来技術に係る基板の貼り合わせ技術を用いた半導体装置の製造方法について、図29(a)〜(d)及び図30(a)〜(d)を参照して説明する。
ここでは、半導体素子が設けられた半導体基板110と支持基板140の貼り合わせを行う。
まず、図29(a)に示すように、通常の半導体製造プロセスを用いて半導体基板110の第1面S1に複数のトランジスタの形成及び上層配線などの形成を行う。
図29(b)は図29(a)の一部Xの拡大図である。例えば、半導体基板110に素子分離絶縁膜111を形成し、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極120を形成することでトランジスタを形成し、その上層に絶縁膜121を形成する。ここで、絶縁膜中にコンタクトなどを含む上層配線122を埋め込んで形成する。
次に、図29(c)に示すように、上記の半導体基板110の第1面S1に接着層130を塗布する。
次に、図29(d)に示すように、半導体基板110の第1面S1に接着層130により支持基板140を貼り合わせる。
このとき、例えば、半導体基板形状の特徴であるノッチ(またはオリフラ)を目印にして貼り合わせる。
その後、半導体基板110と支持基板140間の接着性の向上を目的に加熱処理を行う。
図30(a)は図29(d)に対して上下を反転させた状態を示す。
次に、図30(b)に示すように、半導体基板110を裏面から研磨し、最後にウェットエッチング処理を行って半導体基板110を所定の膜厚まで薄膜化する。
次に、図30(c)に示すように、上記のようにして得られた半導体基板110の第2面S2に、機能層115を形成する。
図30(d)は図30(c)の一部Yの拡大図である。上記のように支持基板140に貼り合わせた半導体基板110の第2面S2に、機能層115となる膜を形成する。次に、フォトレジスト膜を塗布し、半導体基板110の回路パターンへの重ね合わせ露光、PEB(Post Exposure Bake)、及び現像処理を行い、加工パターンのレジストマスクを形成する。これをマスクとしてエッチングなどの加工処理を行い、所望の機能を有する機能層115を形成する。
ここで貼り合わせの材料として接着層以外として、半導体基板上と支持基板上の両者へ酸化膜系の材料を形成し、加熱することで半導体基板と支持基板を貼り合わせる方法も知られている。また半導体基板と支持基板間を貼り合わせる方法は、どのような手段でも良い。
上述の半導体基板の回路パターンへの重ね合わせ露光は、半導体基板上に形成されたラフアライメントマーク及びファインアライメントマークを露光装置のアライメント光学系が位置検出を行って実現される。
一般的な露光装置の重ね合わせ露光を行う工程は、例えば以下のようにして行われる。
まず、マスクをレチクルステージに設置し、装置状態及びマスクの基準位置を設定し、半導体基板をウェハステージに設置する。
次に、例えば、露光装置のアライメント計測として、まず各ショットのスクライブライン上に形成されたラフアライメントマークの計測が行われ、半導体基板全体のショット配列を計算する。
各ショットのスクライブライン上に形成されたファインアライメントマークの計測を行い、ウェハ全体のオフセットX、Y、ウェハスケーリング(伸縮)X、Y、ウェハローテーション、オルソゴナリティ(直交度)を計算する。これで、詳細なショット配列が決定される。更にスクライブライン上の各ショット露光時形成された3点以上のアライメントマークを計測することで、ショット倍率、ショットオルソゴナリティ、ショットローテーションも計算することが可能である。
その後、露光に必要な設定を行い、マスクパターンを逐次半導体基板上へ転写する。
次に、露光する半導体基板の有無は判定し、ある場合には上記のウェハをアンロードし、新たな基板をウェハステージ上に設置して、上記と同様の工程を繰り返す。
貼り合わせ基板を用いた半導体装置の製造方法が特許文献1に記載されている。特許文献1には、高抵抗の素子を貼り合わせ基板によってSRAMを形成する方法が記載されている。高抵抗型SRAMの抵抗値変動を抑制し干渉雑音が防止される。またメモリセル面積に依存せず、所望の抵抗長を有する抵抗素子の形成が可能である。これによりデバイスの高集積化、大容量化が図られる。
また、貼り合わせ基板を用いた半導体装置の製造方法が特許文献2に記載されている。特許文献2では、NチャネルMOSトランジスタ(以下NMOSとも称する)をTFT(薄膜トランジスタ)として形成後、貼り合わせを行い、その対向面にPチャネルMOSトランジスタ(以下PMOSとも称する)をTFTとして形成する。絶縁層の両面にTFTが形成されたSOI(Silicon on Insulator)構造となっている。
上記の製造方法では、第1のアライメントマークと第2のアライメントマークを配置し、NMOSのTFT形成時に第1のアライメントマークを使用し、対向面のPMOSのTFT形成時に第2のアライメントマークを使用する。
ここで、活性領域となる半導体材料が800nm以下であることとSOI基板の絶縁層として酸化シリコンを用いることにより、SOI基板をアライメント光が透過可能となる。これにより、PMOS形成時においてNMOS形成面側に設けられた第2のアライメントマークを用いてパターン形成が可能となっている。
半導体基板と支持基板の貼り合わせは、例えば、基板外形でメカニカルな方法で貼り合わせを行われている。図31(a)及び(b)はこの工程を示す平面図及び斜視図である。半導体チップCPのパターンが設けられた半導体基板W1と支持基板W2のいずれかの表面に接着層を付着させた後、ノッチ(N1,N2)を含めた基板外形を合わせ、貼り合わせる。この後、両者基板間の接着性を向上させるための熱処理などが施される。
しかしながら、近年、半導体装置の高付加価値化のため、800nmより厚いシリコン層の加工を行うことが必要となってきた。
例えば、800nmより厚い半導体層に一方の表面にトランジスタを形成し、他方の面に他の機能を有する素子の形成や機能層を加工するものである。
上記において、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、第1面に設けられたアライメントマークの第2面側から検出する。ここで、露光装置のアライメント光源として可視光を用いているので、半導体材料のシリコン層が800nmより厚くなると、第2面側からのアライメントマークの検出光強度が著しく減衰するか、あるいは検出できなくなる。
露光装置において用いられるアライメントマークの一例の概略図を図32(a)及び(b)に示す。これらのマークは、非対称な構成のラフアライメントマークであり、YマークYM、XマークXMである。
これらのマークは、四角形パターンが順次配列されたマークで構成され、3列からなり、それぞれのパターン群の距離は、26μm,20μmで配置されている。
これらのマークは、アライメント光を照射したときに得られる反射光によってその位置を検出する。例えば、半透明オレンジ色の方向にHe−Neレーザを走査方向(SC1,SC2)相対的に走査する。もしくは、可視光におる画像認識でマーク検出を行う。このとき、3列に沿った信号とスクライブラインのエッジやチップパターンからの散乱光によるノイズが検出される。検出信号の中から、YマークYMの検出においては走査の上流から26μmと20μmの間隔で検出され、XマークXMの検出においては走査の上流から20μmと26μmの間隔で検出されたものをラフアライメントマークとして認識している。
次に、これらのラフアライメントマークを用いて貼り合わせ後のラフアライメントマークは、図32(c)及び(d)に示す形状となる。この場合、YマークYMは、左右反転で認識が可能であるが、XマークXMは、マーク間隔がそれぞれ26μm,20μmとなる。
このとき、上記のHe−Neレーザの走査ではXマークXMが認識できなくなる。これは、露光装置内のアライメントパラメータとして、XマークXMの検出間隔を20μm,26μmと設定しているので、それに適合する信号を検出しないからである。
反対に、マークの検出間隔をそれぞれ20μm,26μmと入力すれば認識可能ではあるが、少量多品種の量産ラインにおいてこれらの値をその都度設定することは効率が低下してしまい、現実的ではないという問題がある。
特開平4−364070号公報 特開平4−259249号公報
解決しようとする問題点は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くなると、第2面側からのアライメントマークの検出光強度が著しく減衰するか、あるいは検出できなくなることである。
本発明によれば、半導体基板の第1面側から第1方向におけるアライメントサーチを行うために用いる第1アライメントマークと、前記半導体基板の前記第1面と対向する第2面側から前記第1方向におけるアライメントサーチを行うために用いる第2アライメントマークとを同時に形成する工程であって、前記半導体基板の前記第1面側から前記半導体基板に第1アライメントマーク用溝及び第2アライメントマーク用溝を同時に形成し、当該形成した溝のそれぞれに前記半導体基板と光学的に異なる材料埋め込んで前記第1アライメントマーク及び前記第2アライメントマークを同時に形成する工程と、前記第1アライメントマークを参照して位置合わせをして前記半導体基板の前記第1面に第1半導体素子を含む回路パターンを形成する工程と、前記半導体基板の前記第1面に支持基板を貼り合わせる工程と、前記支持基板と前記半導体基板との貼り合わせ体を第1軸を基準に表裏を反転させ、前記半導体基板の前記第2面側からアライメント光を照射したときに得られる反射光によって前記第2アライメントマークの位置を検出できる膜厚となるまで前記半導体基板の前記第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程と、前記第2アライメントマークを参照して前記半導体基板の前記第1面に形成された前記回路パターンに位置合わせして前記半導体基板の前記第2面に機能層を形成する工程とを有し、
前記第1、第2アライメントマークを同時に形成する工程において、前記第1、第2アライメントマークは下記のように形成されている、すなわち、
前記第1、第2アライメントマークは、前記第1軸と平行な第2軸上に並べて配置され、
前記第1、第2アライメントマークのそれぞれは、前記第2軸と平行な方向にそれぞれ所定の数だけ複数のマークを直線上に並べて配置した直線状のパターンを、前記第2軸と直交する方向に所定の間隔で隔てた複数の平行なパターンを有しており、
前記所定の間隔は、前記第1、第2アライメントマークのそれぞれの複数の平行なパターンが、前記第2軸に対して非対称であり、かつ、前記第2軸と直交する方向の位置に関して、前記第1、第2アライメントマークが前記第2軸に対して互いに反転させた関係となるように設定されており、
前記第2アライメントマークのマーク長さは、前記支持基板と前記半導体基板の貼り合わせ時の位置ずれに対応した大きさを有する、
半導体装置の製造方法が提供される。
上記の本発明の半導体装置の製造方法は、まず、半導体基板の第1面に第1アライメントマーク用溝及び第2アライメントマーク用溝を形成して半導体基板と異なる材料で埋め込んで第1アライメントマーク及び第2アライメントマークを形成する。
次に、第1アライメントマークにより位置合わせして半導体基板の第1面に第1素子を形成する。ここで、第1素子とはトランジスタあるいはその他の機能層などを含む。
次に、半導体基板の第1面に支持基板を貼り合わせる。
次に、支持基板と半導体基板の貼り合わせ体を所定の軸で反転させ、少なくとも半導体基板の第2面側からアライメント光を照射したときに得られる反射光によって第2アライメントマークの位置を検出できる膜厚となるまで半導体基板の第2面側から半導体基板を薄膜化する。
次に、第2アライメントマークにより位置合わせして半導体基板の第2面に第2素子を形成する。ここで、第2素子とは遮光膜やカラーフィルタなどの機能層あるいはトランジスタなどを含む。
本発明の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
図1(a)は、本発明の第1実施形態において用いられる露光用マスクの平面図であり、図1(b)は、例えば図1(a)の半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。 図2(a)〜(d)は本発明の第1実施携帯に係る基板の貼り合わせ技術を用いた半導体装置の製造方法を示す模式図である。 図3(a)〜(d)は本発明の第1実施携帯に係る基板の貼り合わせ技術を用いた半導体装置の製造方法を示す模式図である。 図4は一般的な露光装置の重ね合わせ露光を行う工程のフローチャートである。 図5(a)及び(b)は本発明の第1実施形態に係るアライメントマークのずれ量が相対的に2倍となることを説明する模式図である。 図6(a)及び(b)は本発明の第1実施形態に係る1ショット内のレイアウトを示す模式図である。 図7(a)〜(c)は本発明の第1実施形態に係るYマーク及びXマークの具体例をそれぞれ示す平面図である。 図8は本発明の第1実施形態に係る第1アライメントマークと第2アライメントマークの平面図である。 図9(a)は本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す平面図であり、図9(b)は断面図である。 図10(a)は本発明の第1実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す平面図であり、図10(b)は断面図である。 図11は本発明の第1実施例に係る半導体装置の個片化前の工程における断面図である。 図12は本発明の第2実施形態における半導体装置の製造方法で製造される半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。 図13(a)〜(d)は本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。 図14(a)及び(b)は本発明の第2実施形態の半導体装置の製造方法で用いる露光用マスクの平面図である。 図15は本発明の第3実施形態における半導体装置の製造方法で製造される半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。 図16(a)〜(c)は本発明の第3実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。 図17は本発明の第4実施形態における半導体装置の製造方法で製造される半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。 図18(a)及び(b)は本発明の第4実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。 図19は本発明の第2実施例に係る半導体装置の個片化前の工程における断面図である。 図20は露光装置のアライメントマークの一例の平面図である。 図21(a)は本発明の第5実施形態に係るアライメントマークの平面図であり、図21(b)の反転した状態の平面図である。 図22(a)〜(c)は重ね合わせ精度測定用のアライメントマークの平面図である。 図23(a)〜(c)は本発明の第6実施形態に係る重ね合わせ精度測定用のアライメントマークの平面図である。 図24(a)〜(d)は本発明の第6実施形態に係る重ね合わせ精度測定用のアライメントマークの平面図である。 図25(a)及び(b)はIPQCに用いられるパターンテキストである。 図26は本発明の第7実施形態に係るIPQCに用いられるパターンテキストである。 図27(a)〜(d)は本発明の第7実施形態に係るIPQCに用いられるパターンテキストである。 図28は本発明の第7実施形態に係るIPQCに用いられるパターンテキストである。 図29(a)〜(d)は従来技術に係る基板の貼り合わせ技術を用いた半導体装置の製造方法を示す模式図である。 図30(a)〜(d)は従来技術に係る基板の貼り合わせ技術を用いた半導体装置の製造方法を示す模式図である。 図31(a)及び(b)は従来技術に係る基板貼り合わせ工程を示す平面図及び斜視図である。 図32(a)及び(b)は露光装置において用いられるアライメントマークの一例の概略図である。
以下に、本発明に係る半導体装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
尚、説明は以下の順序で行う。
1.第1実施形態(半導体基板を貫通した第1及び第2面用アライメントマークを形成する方法)
2.第1実施例
3.第2実施形態(半導体基板の第2面側から第2面用アライメントマークを光学的に識別する方法)
4.第3実施形態(半導体基板を貫通した第1及び第2面用アライメントマークを形成し、第2面側に露出した第2アライメントマークの一部を除去して凹凸形状を第2面に形成する方法)
5.第4実施形態(半導体基板の第2面側から第2面用アライメントマークを光学的に識別して第2面上に第3アライメントマークを設ける方法)
6.第2実施例
7.第5実施形態(第1及び第2アライメントマークとして、対称な第1パターンと、対称で第1パターンと異なる第2パターンと、対称で第1パターンと同じである第3パターンとを、第1パターン及び第3パターンの間に第2パターンを配置して形成する方法)
8.第6実施形態(重ね合わせ精度測定用の主尺パターンと副尺パターンを形成する方法)
9.第7実施形態(第2アライメントマークがパターンテキストを含む方法)
<第1実施形態>
[半導体装置及びその製造方法の全体の説明]
図1(a)は、例えば4枚の半導体チップ(A〜D)が設けられた部分に対する半導体装置の製造方法において用いられる露光用マスクであり、半導体チップに対するアライメントマークの配置を示す平面図に相当する。
4枚の半導体チップ(A〜D)に対して、スクライブラインSL上に、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は、X方向のアライメントサーチを行う場合のラフアライメントマーク(Xマーク)である。第1アライメントマーク12は第1面側から、第2アライメントマーク13は第2面側からのアライメントサーチにおいて用いられる。
スクライブラインSL上には、さらにY方向のサーチを行う場合のラフアライメントマークであるYマーク14が形成されている。
上記の構成では4枚の半導体チップ(A〜D)に対して第1アライメントマーク12、第2アライメントマーク13及びYマーク14が1組構成されているが、他の複数枚あるいは1枚毎に上記のアライメントマークが1組形成されていてもよい。
図1(b)は、例えば図1(a)の半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。
例えば、半導体基板10の第1面S1に素子分離絶縁膜11が形成され、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極20が形成されており、第1素子としてのトランジスタが形成されている。トランジスタの上層に絶縁膜21が形成され、絶縁膜21中にコンタクトなどを含む上層配線22が埋め込まれている。第1素子としてはトランジスタの他、その他の機能層などであってもよい。
上記の絶縁膜21上に、接着層30を介して支持基板40が貼り合わされている。
半導体基板10は、第2面S2側から薄膜化されており、第2面S2上に、第2素子としての機能層15が形成されている。機能層15は、例えばカラーフィルタあるいは遮光膜などである。また、第2面S2に第2素子としては、機能層のほか、トランジスタなどの機能素子が形成されていてもよい。
また、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。
本実施形態においては、半導体基板10の厚みTHは800nm以上であり、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13の最も第2面S2に近い部分が第2面側に露出している。即ち、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は半導体基板10を貫通して形成されている。
図1(b)に示すように、半導体基板10の第1面S1から絶縁膜21までが第1素子が形成される第1領域R1であり、半導体基板10の第2面S2側からある程度の深さまでの領域が第2素子が形成される第2領域R2となる。
上記の半導体ウェハは、スクライブラインSLにおいてダイシングされ、個片化されて用いられる。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図2(a)〜(d)及び図3(a)〜(d)を参照して説明する。
ここでは、半導体素子が設けられた半導体基板10と支持基板40の貼り合わせを行う。
まず、図2(a)に示すように、通常の半導体製造プロセスを用いて半導体基板10の第1面S1に複数のトランジスタの形成及び上層配線などの形成を行う。
図2(b)は図2(a)の一部Xの拡大図である。例えば、半導体基板10にSTI(Shallow Trench Isolation)型の素子分離絶縁膜11を形成する。
このとき、スクライブライン領域において、基板に第1アライメントマーク用溝及び第2アライメントマーク用溝を形成して酸化シリコンなどの半導体基板と異なる材料で埋め込み、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13を形成する。素子分離絶縁膜と同様に行うことができる。半導体基板と異なる材料とは、アライメント光により検出できるように半導体基板と光学的に異なる材料であればよく、例えば酸化シリコン、窒化シリコン、ポリシリコンあるいはこれらの積層体である。
第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13を形成するための溝の深さDPは、例えば800nm以上である。次に、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極20を形成することでトランジスタを形成し、その上層に絶縁膜21を形成する。ここで、絶縁膜21中にコンタクトなどを含む上層配線22を埋め込んで形成する。
次に、図2(c)に示すように、上記の半導体基板10の第1面S1に接着層30を塗布する。
次に、図2(d)に示すように、半導体基板10の第1面S1に接着層30により支持基板40を貼り合わせる。例えば、半導体基板形状の特徴であるノッチ(またはオリフラ)を目印にして貼り合わせる。
その後、半導体基板10と支持基板40間の接着性の向上を目的に加熱処理を行う。
図3(a)は図2(d)に対して上下を反転させた状態を示す。
次に、図3(b)に示すように、半導体基板10を裏面から研磨し、最後にウェットエッチング処理を行って半導体基板10を所定の膜厚まで薄膜化する。
次に、図3(c)に示すように、上記のようにして得られた半導体基板10の第2面S2に、機能層15を形成する。
図3(d)は図3(c)の一部Yの拡大図である。上記のように支持基板40に貼り合わせた半導体基板10の第2面S2に、機能層15となる膜を形成する。次に、フォトレジスト膜を塗布し、半導体基板10の回路パターンへの重ね合わせ露光、PEB(Post Exposure Bake)、及び現像処理を行い、加工パターンのレジストマスクを形成する。これをマスクとしてエッチングなどの加工処理を行い、所望の機能を有する機能層15を形成する。
ここで貼り合わせの材料として接着層以外として、半導体基板上と支持基板上の両者へ酸化膜系の材料を形成し、加熱することで半導体基板と支持基板を貼り合わせる方法も知られている。また半導体基板と支持基板間を貼り合わせる方法は、どのような手段でも良い。
上述の半導体基板の回路パターンへの重ね合わせ露光は、半導体基板上に形成されたラフアライメントマーク及びファインアライメントマークを露光装置のアライメント光学系が位置検出を行って実現される。
ここで、図4は一般的な露光装置の重ね合わせ露光を行う工程のフローチャートである。第1ステップST1〜第19ステップST19の工程からなる。
まず、マスクをレチクルステージに設置し(ST1)、装置状態及びマスクの基準位置を設定し(ST2)、半導体基板をウェハステージに設置する(ST3)。
次に、例えば、露光装置のアライメント計測として、まず各ショットのスクライブライン上に形成されたラフアライメントマークの計測が行われ(ST4)、半導体基板全体のショット配列を計算する。
各ショットのスクライブライン上に形成されたファインアライメントマークの計測(ST5)を行い、ウェハ全体のオフセットX、Y、ウェハスケーリング(伸縮)X、Y、ウェハローテーション、オルソゴナリティ(直交度)を計算する。これで、詳細なショット配列が決定される(ST6)。更にスクライブライン上の各ショット露光時形成された3点以上のアライメントマークを計測することで、ショット倍率、ショットオルソゴナリティ、ショットローテーションも計算することが可能である。
その後、露光に必要な設定を行い(ST7)、マスクパターンを逐次半導体基板上へ転写する(ST8〜ST11)。
次に、露光する半導体基板の有無を判定し(ST12)、ある場合には上記のウェハをアンロードし、新たな基板をウェハステージ上に設置して(ST13)、上記と同様の工程を繰り返す(ST14〜ST19)。
本実施形態においては、上記のように半導体基板10の第2面S2に機能層15を形成している。機能層15は、第1面の回路パターンに合わせて形成する。
このため、第2面にパターンを露光する場合、第1面に設けられたアライメントマークの第2面側から検出する。ここで、露光装置のアライメント光源として可視光を用いているが、シリコンなど半導体材料に対する上記のアライメント光の透過率は低い。例えば半導体材料のシリコン層が800nmより厚くなると、従来のアライメントマークでは第2面側からの検出光強度が著しく減衰するか、あるいは検出できなくなる。
本実施形態においては、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。半導体基板10の厚みTHは800nm以上であるが、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は半導体基板10を貫通して形成されているので、第2面側から光学的に検出可能である。
上記のように、第2アライメントマークは、第2面側から検出するので、例えば、非対称のアライメントマークの場合は、貼り合わせ後に反転したパターンとなったときに正常に検出できるように、第1面側から形成する時点で予め反転したパターンで形成する。
第2アライメントマークのパターンの反転については、詳細に後述する。
[貼り合わせ時のアライメントマークの位置ずれの問題]
一方、上記のように基板を貼り合わせる手法においては、貼り合わせ時に半導体基板と支持基板の貼り合わせずれ及び貼り合わせばらつきが発生する。
この位置ずれは、半導体基板や支持基板の外形ばらつき、基板間の外形貼り合わせ精度により、数μmから数十μmになる。この貼り合わせ誤差等により、ラフアライメントマークが、露光装置の所定位置でマーク検出できない可能性がある。
これは、半導体基板と支持基板の貼り合わせ時、基板外形で貼り合わせを行っており、100〜200μm程度の貼り合わせずれが発生することに主要因がある。即ち、これは、ウェハマップ座標が貼り合わせ後パターンシフトすることになり、露光装置のアライメントエラーを引き起こすことになる。
本来露光装置のウェハステージの中心と露光ショットマップ中心は、一致しなければならない。しかし、露光装置の調整や生産ライン運用上の理由で数〜数百μmずれることがある。
このような設備で貼り合わせプロセス処理を行うとアライメントマークのずれ量は、相対的に2倍となる。
上記のアライメントマークのずれ量が相対的に2倍となることについて、図5(a)及び(b)を参照して説明する。
まずウェハセンタとショットマップのずれ量が、X=+100μm、Y=+100μmであったと仮定する。
この状態で露光されたショットマップは、図5(a)のように示される。図5(a)において、半導体基板(ウェハW)に、半導体チップCPの回路パターンが形成されており、スクライブライン上に、非対称な構成のラフアライメントマークであり、YマークYM(14)、XマークXMが形成されている。図面上、スクライブラインの領域を各半導体チップとなる領域から明確に区分して示していない。
XマークXMは、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13からなる。
一般的に上記のラフアライメントマーク長は200μmである。ラフアライメントマークは、ラフアライメントマークが形成されている領域においてHe−Neレーザにより走査方向(SC1,SC2)に走査されて検出される。
引き続き貼り合わせ工程の処理が施されると、ウェハが図面上、左右に180度線対称となるように反転される。この状態は、図5(b)に示したようになる。
この時、ラフアライメントマークを検出するHe−Neレーザは、図5(b)のように走査されるが、支持基板上のショットマップは、相対的に200μmずれた位置にあり、更に基板の貼り合わせによるずれも加算されている。即ち、ラフアライメントマークの位置は、200μm以上シフトしている可能性が十分ありうる。
より判りやすくする為、1ショット内のレイアウトを図6(a)及び(b)に示す。スクライブラインの領域を各半導体チップとなる領域から明確に区分して示していない。
貼り合わせ前において、所定の箇所にYマークYM及びXマークXMが形成されている。ウェハセンタに対して、半導体チップCPの電子パターンはX相対シフトSTとY相対シフトSTをもってずれが生じている。ここで、YマークYM及びXマークXMはそれぞれ例えば200μm,52μmの長さをもって形成されている。これにより当該長さ以内のずれであれば、アライメント光を照射したときに得られる反射光によってその位置を検出するアライメント光の走査は問題なく行うことができる。
一方、貼り合わせ後において、露光装置はYマークYM’及びXマークXM’で示す位置にアライメントマークが存在すると認識しているが、実際にはYマークYM及びXマークXMで示す位置に存在している。XマークXMはアライメント光の走査の距離を長く取ることでマーク検出可能である。
しかし、YマークYMについてはアライメント光の走査SC2の距離を長くしてもYマークYMをアライメント光が照射することはない。このため、He−NeレーザによるYサーチのためにアライメント光の走査を行っても回折光が発生せず、ラフアライメント信号を得ることができなくなり、エラーが発生し、露光動作が停止することになる。
よって作業者がマニュアルアシスト処理を行わなければならないので生産性が著しく低下する。
[アライメントマークの詳細]
本実施形態に係るYマークYM及びXマークXM(12,13)の具体例について説明する。
図7(a)〜(c)はYマークYM及びXマークXM(12,13)の具体例をそれぞれ示す平面図である。
図7(a)に示すように、YマークYMは、3×4μmの長方形をマークの単位とし、X方向に6μmピッチで67個配置した構成である。これらのパターン群をY方向に20μmと26μmの間隔で3群並べて、ラフアライメントマークであるYマークYMとする。貼り合わせ誤差等を含むマークシフトを考慮して、露光装置のラフアライメントマークであるYマークYMのマーク長を399μmに延長した構成である。
露光装置のプリアライメント精度(半導体基板を露光装置のウェハステージに設置する精度)は、通常管理下50μm以下である。これに半導体基板と支持基板の貼り合わせ誤差、半導体基板の座標軸と露光装置のショットマップ間のずれを加算して、300μmとすればよいと見積もられる。これらの値より、貼り合わせ後、√{(50/2)+(300/2)}=152μmのマークシフトが想定される。更に両側のマーク長52μmを含めて、152×2+52=356μm以上のマーク長があれば、問題ないと予測される。図面上は、例えばマーク長を399μmとしている。
一方のXマークXMは、図7(b)及び(c)に示すように、第1面用の第1アライメントマーク12と第2面用の第2アライメントマーク13からなる。
XマークXMを構成する第1アライメントマーク12と第2アライメントマーク13は、4×4μmの正方形をマークの単位とし、Y方向に8μmピッチでそれぞれ7個及び51個配置した構成である。貼り合わせ誤差等を含むマークシフトを考慮して、第2アライメントマーク13のマーク長を404μmに延長した構成としている。第1アライメントマーク12は、貼り合わせの前までに用いるマークであるので、52μmの長さで十分である。
これらのパターン群を、第1アライメントマーク12はX方向に26μmと20μmの間隔で3群並べて、第2アライメントマーク13はX方向に20μmと26μmの間隔で3群並べて、構成している。
上記のように、XマークXMである第2アライメントマークとYマークYMが、露光装置のプリアライメント精度に対して半導体基板と支持基板の貼り合わせ誤差及び半導体基板の座標軸と露光装置のショットマップ間のずれを加算して設計する。これにより、上記のずれが生じていても安定してアライメントマークの検出を行うことができ、露光動作が停止することがなく、生産性を高めることができる。
上記の構成により、第1アライメントマーク12と第2アライメントマーク13は、支持基板と半導体基板の貼り合わせ体を反転させる所定の軸に対して非対称なパターンを含む。また、非対称な部分の第1アライメントマーク12と第2アライメントマーク13が軸に対して互いに反転したパターンとなっている。
上記第1アライメントマーク12と第2アライメントマーク13からなるXマークXM、さらにYマークYMは、半導体基板10を貫通して形成されている。第1アライメントマーク12は第1面S1側の重ね合わせのアライメントに、第2アライメントマーク13は第2面S2側の重ね合わせのアライメントに、それぞれ用いられる。YマークYMは、第1面S1及び第2面S2の両方に用いられる。
図8の平面図に示すように、例えば第1アライメントマーク12と第2アライメントマーク13を隣接して設けることができる。この場合、例えば3本のマークパターンのうちの中央のマークパターンが同一線上になるレイアウトとすることができる。
[半導体装置の製造方法のさらに詳細な説明]
次に、貼り合わせ基板技術を用いた半導体装置の製造方法の工程について説明する。
図9(a)は本実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す平面図であり、図9(b)は断面図である。
まず、半導体基板10に図1(a)のマスクを用いてリソグラフィ処理を施す。図1(a)のマスクには、例えば、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13からなるXマークXMとYマークYMが抜かれたパターンで形成されている。
その他の第1面及び第2面の加工に必要なマーク、重ね合わせ精度測定用のアライメントマーク及びIPCQパターンなどが設けられていてもよい。
図1(a)に示すマスクを用いて半導体基板10にレジストマスクをパターン形成し、半導体基板10に対して800nmより深くエッチング処理を行い、開口したパターン内に半導体基盤0と異なる材料を埋め込む。埋め込む材料として例えば、窒化シリコンや酸化シリコンが挙げられる。またポリシリコンを含む多層膜構造で埋め込んでもよい。
ここで半導体基板10の必要な膜厚になる深さにストッパー材料があっても良い。
その後、一方の表面の半導体にこれらのマーク類を基準に通常の半導体装置が形成される。
上記のアライメントマークを用いて、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極20を形成することでトランジスタを形成し、その上層に絶縁膜21を形成する。ここで、絶縁膜21中にコンタクトなどを含む上層配線22を埋め込んで形成する。
ここで用いられるラフアライメントマークとしては、XマークXMとしての第1アライメントマーク12とYマークYMであるが、場合によって第1面の各工程でアライメントマークの再形成を行い、露光装置のアライメント計測に用いてもよい。例えば、上層配線を構成するコンタクトの開口においてアライメントマークを再形成し、このアライメントマークを用いて上層配線22の重ね合わせを行ってもよい。
この露光装置のアライメントは、XマークXMとしての第1アライメントマーク12とYマークYMを用いる。
図10(a)は本実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す平面図であり、図10(b)は断面図である。
上記の半導体基板10の第1面S1に接着層30を塗布し、支持基板40を貼り合わせ、半導体基板10と支持基板40間の接着性の向上を目的に加熱処理を行う。
次に、半導体基板10を裏面から研磨し、最後にウェットエッチング処理を行って半導体基板10を所定の膜厚まで薄膜化する。ここで、半導体基板10の厚さTHが800nm以上10μm以下となるように、薄膜化する。
ここで、半導体基板10の厚さTHを800nm以上としており、一方の表面にトランジスタを形成し、他方の面に他の機能を有する素子の形成や機能層を加工することができる。
また、研磨後の半導体基板10の厚さTHは、例えば第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13を形成するための溝の深さDP以下である。これにより、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が半導体基板10を貫通して形成された構成とすることができる。
上記の薄膜化した半導体基板10と支持基板40の貼り合わせ体において、ノッチを含む線対称で180度回転させて図10(a)のショットマップになる。
よってウェハ上の全てパターンレイアウトは、ミラー反転される。これ以降ウェハ上のリソグラフィの重ね合わせを行う場合、ショットマップの再作成(座標変換)やアライメントマーク座標のX座標値の符号変換等を行わなければならない。
以降の工程としては、半導体基板10の第2面S2に機能層15を形成する。
上記の貼り合わせ後の工程においてはXマークXMである第2アライメントマーク及びYマークYMを用いて重ね合わせ露光を行えば、従来どおり露光装置のエラーを発生することなく動作可能となる。
このようにして引き続き貼り合わせ後の半導体基板の第2面に加工処理を行うことで付加機能を追加でき、高性能の半導体装置を製造することができる。
第2面S2側の加工処理は、機能性材料の塗布、フォトレジストパターン形成後でも良いし、CVDまたはPVDによる機能層の成膜、さらには機能層の成膜とフォトレジストのパターン形成及びエッチング処理でもよい。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
<第1実施例>
図11は本実施例に係る半導体装置の個片化前の工程における断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法において、半導体基板10の第1面S1にMOSトランジスタを形成し、第2面にフォトダイオード10aを形成する。
さらに、フォトダイオードに対応するように、第2面に金属からなる遮光膜16及び赤、緑、及び青のカラーフィルタ(18R,G,B)を形成し、その上層に平坦化膜50及びオンチップレンズ51を形成する。
半導体基板10中には、フォトダイオードにおいて生成された光電荷を保持するための拡散層10bなどを形成し、さらに上記のMOSトランジスタと配線層などを含むスイッチ、信号増幅部及び信号処理部などの回路を形成する。
上記のようにして、受光面にフォトダイオードを有する画素がマトリクス状に並べられてなるCMOSイメージセンサを製造することができる。
上記の第2面におけるフォトダイオードの形成及びカラーフィルタ、遮光膜とオンチップレンズなどの形成工程は、第1実施形態に示すように、半導体基板を貫通して形成された第2アライメントマークなどを用いて行うことができる。即ち、第1面S1のトランジスタ及び第2面S2のフォトダイオード及びカラーフィルタなどをイメージセンサの各画素に対応させて形成することができる。
このようなイメージセンサは、従来のイメージセンサと比較してフォトダイオードの面積を大きくすることができ、非常に高感度の性能を実現できる。このように、半導体基板10の一方の面と他方の面にことなる機能をもたせることで、高性能の半導体装置を実現できる。
<第2実施形態>
[半導体装置の全体の説明]
図12は、本実施形態における半導体装置の製造方法で製造される半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。
例えば、半導体基板10の第1面S1に素子分離絶縁膜11が形成され、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極20が形成されており、第1素子としてのトランジスタが形成されている。トランジスタの上層に絶縁膜21が形成され、絶縁膜21中に上層配線22が埋め込まれている。
上記の絶縁膜21上に、接着層30を介して支持基板40が貼り合わされている。
半導体基板10は、第2面S2側から薄膜化されており、第2面S2上に、第2素子または第2層としての機能層15が形成されている。機能層15は、例えばカラーフィルタあるいは遮光膜などである。また、第2面S2上に、機能層ではなく、トランジスタなどの機能素子が形成されていてもよい。
また、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。
本実施形態においては、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は半導体基板10を貫通しておらず、例えば第2アライメントマーク13は第1面S1から深さDP1で形成されている。また、第2アライメントマーク13の最も第2面S2に近い部分の第2面S2からの深さDP2が800nm以下となっている。
本実施形態においては、半導体基板10の厚みは上記のDP1とDP2の和となり、800nm以上となっている。
[半導体装置の製造方法の詳細な説明]
次に、貼り合わせ基板技術を用いた半導体装置の製造方法の工程について説明する。
図13(a)〜(d)は本実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。また、図14(a)及び(b)は本実施形態の半導体装置の製造方法で用いる露光用マスクの平面図である。
まず、図13(a)に示すように、半導体基板10にレジストマスクMK1を形成し、図14(a)に示す露光用マスクを用いて、半導体基板10をパターン加工する。これにより、素子分離領域P11と、Xマークである第1アライメントマークの領域P12及び第2アライメントマークの領域P13、並びにYマークの領域P14を開口する。露光用マスクにおいては、例えば、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13からなるXマークXMとYマークYMが抜かれたパターンで形成されている。その他の第1面及び第2面の加工に必要なマーク、重ね合わせ精度測定用のアライメントマーク及びIPCQパターンなどが設けられていてもよい。
次に、上記のパターンで開口されたレジストマスクMK1を用いて、エッチング処理し、素子分離用溝11t、第1アライメントマーク用溝12t、第2アライメントマーク用溝13t及び不図示のYマーク用溝を形成する。
次に、図13(b)に示すように、半導体基板10にレジストマスクMK2を形成し、図14(b)に示す露光用マスクを用いて、第2アライメントマークの領域R13を及びYマーク領域R14を開口するようにパターン開口する。
次に、図13(c)に示すように、上記のパターンで開口されたレジストマスクMK2を用いて、エッチング処理し、第2アライメントマーク用溝13t及び不図示のYマーク用溝をさらに深く加工する。ここでは、シリコンを選択的にエッチング除去する条件のエッチングを行う。
上記の深さDP1としては、第2アライメントマーク用溝13tの底部から第2面S2となる位置までの深さDP2が800nm以下となるまで、深く加工する。第1アライメントマーク用溝12tを第2アライメントマーク用溝13tと同様に深くしてもよい。
上記のDP1とDP2の和が半導体基板の薄膜化した後の厚さであり、これが800nm以上となるように設計する。
次に、レジストマスクMK1,MK2を除去し、素子分離用溝11t、第1アライメントマーク用溝12t、第2アライメントマーク用溝13t及び不図示のYマーク用溝を埋め込むように、例えばCVD法などにより酸化シリコンなどを堆積する。次に、溝の外部に堆積した部分を除去して、素子分離絶縁膜11、第1アライメントマーク12、第2アライメントマーク13及び不図示のYマークなどを形成する。
さらに、半導体基板10の第1面S1にゲート絶縁膜を介してゲート電極20を形成して第1素子としてのトランジスタを形成し、トランジスタの上層に絶縁膜21を形成する。ここで、絶縁膜21中にコンタクトなどを含む上層配線22を埋め込むように形成する。
上記の絶縁膜21上に、接着層30を介して支持基板40を貼り合わせる。
次に、半導体基板10を第2面S2側から研磨して薄膜化する。このとき、第2アライメントマーク13の底部から第2面S2からの深さDP2が800nm以下となるまで薄膜化する。
以上のようにして図13(d)に示す構成とすることができ、以降の工程としては、第2アライメントマークを位置検出して、半導体基板10の第2面S2に機能層15となる膜を形成する。
本実施形態においては、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。第2アライメントマーク13の底部から第2面S2からの深さDP2が800nm以下とするので、半導体基板10の厚みは800nm以上であるが、第2アライメントマーク13を第2面側から光学的に検出可能である。
上記のように、第2アライメントマークは、第2面側から検出するので、例えば、非対称のアライメントマークの場合は、貼り合わせ後に反転したパターンとなったときに正常に検出できるように、第1面側から形成する時点で予め反転したパターンで形成する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法としては、上記以外の詳細については、第1実施形態と同様に行うことができる。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
<第3実施形態>
[半導体装置の全体の説明]
図15は、本実施形態における半導体装置の製造方法で製造される半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。
例えば、半導体基板10の第1面S1に素子分離絶縁膜11が形成され、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極20が形成されており、第1素子としてのトランジスタが形成されている。トランジスタの上層に絶縁膜21が形成され、絶縁膜21中にコンタクトなどを含む上層配線22が埋め込まれている。
上記の絶縁膜21上に、接着層30を介して支持基板40が貼り合わされている。
半導体基板10は、第2面S2側から薄膜化されており、第2面S2上に、遮光膜16がパターン形成されている。遮光膜16のほかに、さらに第2素子または第2層としての機能層が形成されていてもよく、トランジスタなどの機能素子が形成されていてもよい。
また、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。
本実施形態においては、半導体基板10の厚みTHは800nm以上であり、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13の最も第2面S2に近い部分が第2面側に露出している。即ち、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は半導体基板10を貫通して形成されている。
さらに、第2面S2側に露出した第2アライメントマーク13の一部が除去されており、第2アライメントマーク13のパターンに相当する凹凸形状が第2面S2に形成されている。
[半導体装置の製造方法の詳細な説明]
次に、貼り合わせ基板技術を用いた半導体装置の製造方法の工程について説明する。
図16(a)〜(c)は本実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。
図10(a)及び(b)に至るまでは第1実施形態と同様である。
次に、図16(a)に示すように、半導体基板10にレジストマスクMK3を形成し、第2アライメントマークの領域などを開口するようにパターン開口する。さらに、例えばレジストマスクMK3を用いてエッチング処理し、第2アライメントマーク13の一部を除去し、第2アライメントマーク13のパターンに相当する凹凸形状を第2面S2に形成する。
次に、図16(b)に示すように、例えばPVDあるいはCVD法などにより全面にアルミニウムなどの金属からなる遮光膜16を形成する。遮光膜16には、第2アライメントマーク13のパターンに相当する凹凸形状13aが転写される。
次に、図16(b)に示すように、例えば上記の第2アライメントマーク13のパターンに相当する凹凸形状13aを位置検出して、遮光膜16上にレジストマスクMK4をパターン形成する。
遮光膜16が遮光性であるため、遮光膜16を加工するときのアライメントをとることが困難であったが、上記の第2アライメントマーク13のパターンに相当する凹凸形状13aを位置検出することにより、容易にアライメントを取ることができる。
以降の工程としては、レジストマスクMK4を用いてエッチング処理し、遮光膜16をパターン加工する。
本実施形態においては、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は半導体基板10を貫通して形成されており、半導体基板10の厚みは800nm以上であるが、第2アライメントマーク13を第2面側から光学的に検出可能である。
上記のように、第2アライメントマークは、第2面側から検出するので、例えば、非対称のアライメントマークの場合は、貼り合わせ後に反転したパターンとなったときに正常に検出できるように、第1面側から形成する時点で予め反転したパターンで形成する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法としては、上記以外の詳細については、第1実施形態と同様に行うことができる。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
<第4実施形態>
[半導体装置の全体の説明]
図17は、本実施形態における半導体装置の製造方法で製造される半導体チップとスクライブラインに相当する部分の断面図である。
例えば、半導体基板10の第1面S1に素子分離絶縁膜11が形成され、不図示のゲート絶縁膜を介してゲート電極20が形成されており、第1素子としてのトランジスタが形成されている。トランジスタの上層に絶縁膜21が形成され、絶縁膜21中にコンタクトなどを含む上層配線22が埋め込まれている。
上記の絶縁膜21上に、接着層30を介して支持基板40が貼り合わされている。
半導体基板10は、第2面S2側から薄膜化されており、第2面S2上に、遮光膜16がパターン形成されている。遮光膜16のほかに、さらに第2素子または第2層としての機能層が形成されていてもよく、トランジスタなどの機能素子が形成されていてもよい。
また、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。
本実施形態においては、第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13は半導体基板10を貫通しておらず、例えば第2アライメントマーク13は第1面S1から深さDP1で形成されている。また、第2アライメントマーク13の最も第2面S2に近い部分の第2面S2からの深さDP2が800nm以下となっている。
本実施形態においては、半導体基板10の厚みは上記のDP1とDP2の和となり、800nm以上となっている。
さらに、第2アライメントマーク13により位置合わせして半導体基板10の第2面S2に第3アライメントマーク17が形成されている。
例えば、第2面S2遮光膜16などの第2素子を形成する際に、第3アライメントマーク17により位置合わせすることで第2アライメントマーク13に位置合わせして、第2素子を形成することができる。
[半導体装置の製造方法の詳細な説明]
次に、貼り合わせ基板技術を用いた半導体装置の製造方法の工程について説明する。
図18(a)及び(b)は本実施形態の半導体装置の製造方法の工程を示す断面図である。
図13(d)に至るまでは第2実施形態と同様である。
次に、図18(a)に示すように、例えばCVD法などにより第2面S2上に第3アライメントマークとなる膜17cを形成し、第2アライメントマーク13に位置合わせして、レジストマスクMK5をパターン形成する。
次に、図18(b)に示すように、例えばレジストマスクMK5を用いてエッチング処理し、半導体基板10の第2面S2上に、凸状に第3アライメントマーク17を形成する。
次に、例えばPVDあるいはCVD法などにより全面にアルミニウムなどの金属からなる遮光膜16を形成する。遮光膜16には、第3アライメントマーク17のパターンに相当する凹凸形状17aが転写されている。
次に、例えば上記の第3アライメントマーク17のパターンに相当する凹凸形状17aを位置検出して、遮光膜16上にレジストマスクMK4をパターン形成する。
遮光膜16が遮光性であるため、遮光膜16を加工するときのアライメントをとることが困難であったが、上記の第3アライメントマーク17のパターンに相当する凹凸形状17aを位置検出することにより、容易にアライメントを取ることができる。
以降の工程としては、レジストマスクMK4を用いてエッチング処理し、遮光膜16をパターン加工する。
本実施形態においては、スクライブラインには第1アライメントマーク12及び第2アライメントマーク13が形成されている。第2アライメントマーク13の底部から第2面S2からの深さDP2が800nm以下とするので、半導体基板10の厚みは800nm以上であるが、第2アライメントマーク13を第2面側から光学的に検出可能である。
さらに、遮光膜16が遮光性であるため、遮光膜16を加工するときのアライメントをとることが困難であったが、上記の第3アライメントマーク17のパターンに相当する凹凸形状17aを位置検出することにより、容易にアライメントを取ることができる。
上記のように、第2アライメントマークは、第2面側から検出するので、例えば、非対称のアライメントマークの場合は、貼り合わせ後に反転したパターンとなったときに正常に検出できるように、第1面側から形成する時点で予め反転したパターンで形成する。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法としては、上記以外の詳細については、第1実施形態と同様に行うことができる。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
<第2実施例>
図19は本実施例に係る半導体装置の個片化前の工程における断面図である。
第4実施形態に係る半導体装置の製造方法において、半導体基板10の第1面S1にMOSトランジスタを形成し、第2面にフォトダイオード10aを形成する。
さらに、フォトダイオードに対応するように、第2面に金属からなる遮光膜16及び赤、緑、及び青のカラーフィルタ(18R,G,B)を形成し、その上層に平坦化膜50及びオンチップレンズ51を形成する。
半導体基板10中には、フォトダイオードにおいて生成された光電荷を保持するための拡散層10bなどを形成し、さらに上記のMOSトランジスタと配線層などを含むスイッチ、信号増幅部及び信号処理部などの回路を形成する。
上記のようにして、受光面にフォトダイオードを有する画素がマトリクス状に並べられてなるCMOSイメージセンサを製造することができる。
上記の第2面におけるフォトダイオードの形成及びカラーフィルタの形成工程などは、第4実施形態に示すように第3アライメントマーク17などを用いて行うことができる。即ち、第1面S1のトランジスタ及び第2面S2のフォトダイオード及びカラーフィルタなどをイメージセンサの各画素に対応させて形成することができる。
このようなイメージセンサは、従来のイメージセンサと比較してフォトダイオードの面積を大きくすることができ、非常に高感度の性能を実現できる。このように、半導体基板10の一方の面と他方の面にことなる機能をもたせることで、高性能の半導体装置を実現できる。
<第5実施形態>
貼り合わせ基板のマーク配置として表面用と裏面用のマークを配置することは、アライメントマーク、重ね合わせ測定マーク、その他マーク(パターン)を双方配置することが必要となりスクライブライン領域のマーク占有面積が大きくなる問題が発生する。
必要なマーク(パターン)がスクライブラインに配置できない場合、スクライブライン幅を拡げてマーク(パターン)配置しなければならないためチップの理論収量が低下する。これによりチップコストが上昇する。
図20は、露光装置のアライメントマークの一例の平面図である。
図20のアライメントマークは、8μm幅/16μmピッチの対称な第1マークブロックMB1と4.4μm幅/8.8μmピッチの対称な第2マークブロックMB2を有する。第1マークブロックMB1と第2マークブロックMB2の間にセンターマークCMが形成された構成である。
マーク全体では、支持基板と半導体基板の貼り合わせ体を反転させる所定の軸に対して非対称となっている。
図20のアライメントマークは、可視光領域波長のレーザ光をアライメント光源で利用され、X軸とY軸にそれぞれ配置される。
図20の非対称アライメントマークは、反転したパターンとなった場合、露光装置がマークとして認識することはできない。ここでこのマーク全長は、436.6μmとなっている。
貼り合わせ後において貼り合わせ前の工程と重ね合わせなければならない工程が4工程あるとき、例えば1746.4μmのスクライブライン長を余分に配置しなければならない。
スクライブライン領域は、アライメントマークのみならず、重ね合わせ測定マーク、他工程のIPQCパターン及び1PC(First Pellet Check)回路も配置されている。このため、上述の貼り合わせ後に必要な長いアライメントマークを更に配置することが困難になる場合がある。
図21(a)は本実施形態に係るアライメントマークの平面図である。
上記のアライメントマークは、8μm幅/16μmピッチの対称な第1マークブロックMB1、4.4μm幅/8.8μmピッチの対称な第2マークブロックMB2、及び8μm幅/16μmピッチの対称な第3マークブロックMB3を有する。第1マークブロックMP1及び第3マークブロックMP3の間に第2マークブロックMP2が配置されている。
また、第1マークブロックMB1と第2マークブロックMB2の間に第1センターマークCM1が形成され、第2マークブロックMB2と第3マークブロックMB3の間に第2センターマークCM2が形成されている。
ここで貼り合わせ前の工程は、図21(a)に示すアライメントマークにおいて、第1センターマークCM1の座標を入力することで露光装置の動作が可能である。
次に貼り合わせにより、図21(a)のアライメントマークは、図21(b)のように反転する。
よって貼り合わせ工程以降の露光装置のアライメントマークは、図21(b)の示すアライメントマークにおいて、第2センターマークCM2の座標を入力することでアライメント動作可能である。
本実施形態に係るアライメントマークは、貼り合わせ基板における従来スクライブ領域のアライメントマーク占有長が、873.2μm(=436.6×2)から628.6μmへ削減できる。
本実施形態に係るアライメントマークは、従来の非対称アライメントマークに新規に第3マークブロックを追加することでマークブロックとしては対称化されている。
但し、第1センターマークCM1と第2センターマークCM2に相違があるので、反転したパターンであるか判別可能である。
また、アライメント測定においては、貼り合わせ前の未反転の状態では第1マークブロックMB1と第2マークブロックMB2により測定する。即ち、第1マークブロックMB1と第2マークブロックMB2が第1アライメントマークに相当する。
また、貼り合わせ後の反転した状態では第3マークブロックMB3と第2マークブロックMB2により測定する。即ち、第3マークブロックMB3と第2マークブロックMB2が第2アライメントマークに相当する。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
本実施形態は、第1〜第4実施形態に適用可能である。
<第6実施形態>
重ね合わせ精度測定マークは、例えば図22(a)のパターンであり、主尺60と副尺61からなる。例えば、前の工程で形成される主尺60に対して、後の工程で形成される副尺61の重なりなどを判別して重ね合わせ制度を判定する。
図22(a)のパターンは支持基板と半導体基板の貼り合わせ体を反転させる所定の軸に対して対称となっている。
図22(b)は重ね合わせ精度測定の精度をさらに高めたパターンであり、主尺60と副尺61からなる。
図22(a)のパターンと異なり、支持基板と半導体基板の貼り合わせ体を反転させる所定の軸に対して非対称となっている。例えば、反転した主尺60に対して未反転の副尺61が重ねられた場合、図22(c)に示すパターンとなり、重ね合わせ精度を測定することができない。
本実施形態においては、図23(a)に示すような事前に反転した主尺60と、図23(b)に示すような未反転の副尺61を用いる。
図23(a)に示すような事前に反転した主尺60が基板の貼り合わせによって反転したパターンとなったとき、未反転の副尺61が重ね合わせられると、図23(c)に示すパターンとなる。この場合、問題なく高い精度で測定可能である。
貼り合わせ工程前同士の重ね合わせ精度測定パターンの形成と、貼り合わせ前の工程と貼り合わせ後の工程の重ね合わせ精度測定パターンの形成の方法について説明する。
まず、図24(a)に示すように、貼り合わせ前のターゲットとなる工程において、第1アライメントマークとなる主尺62及び第2アライメントマークとなる主尺60を形成する。ここで、第1アライメントマークとなる主尺62は反転していないパターンであり、第2アライメントマークとなる主尺60は予め反転させたパターンである。
次に、図24(b)に示すように、貼り合わせ前のターゲットとなる工程において、第1アライメントマークとなる主尺62に対して、副尺63を形成する。
主尺62と副尺63からなるパターンから、貼り合わせ工程前同士の重ね合わせ精度を測定する。このように、貼り合わせ工程前同士の重ね合わせ精度測定パターンの形成は、反転させていないパターン同士でパターン形成すればよい。
ここで、基板の貼り合わせよって図24(b)に示すパターンが反転した結果、図24(c)に示すパターンとなる。第2アライメントマークとなる主尺60が反転した状態となる。
事前に反転した主尺60が基板の貼り合わせによって反転したパターンとなったとき、未反転の副尺61が重ね合わせられると、図24(d)に示すパターンとなる。この場合、問題なく高い精度で測定可能である。
事前に反転した主尺60が基板の貼り合わせによって反転して得られたパターンの主尺60と、未反転の副尺61からなるパターンから、貼り合わせ前の工程と貼り合わせ後の工程の重ね合わせ精度を測定する。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
本実施形態は、第1〜第4実施形態に適用可能である。
<第7実施形態>
IPQCに用いる工程表示のパターンテキストも、上記の各実施形態のアライメントマークと同様に、基板の貼り合わせによって反転する。ここでいうパターンテキストとは、単数または複数パターンから構成された一定の意味を持つ文字認識やパターン認識に用いられるものを指すものとする。
例えば、図25(a)に示す「P1L」というパターンテキストが上記のような基板の貼り合わせによってパターン反転すると、図25(b)に示す状態のテキストとなる。
貼り合わせ前は正常に視認できるが、貼り合わせ後には非常に視認しにくい表示となっている。
本実施形態において、例えば、ターゲット工程として第1実施形態のアライメントマーク形成する工程名をERM工程(Etching Reversal Markの略)とする。ここでこの工程を半導体基板上に「ERM」として表すことにする。
ここでERM工程は、貼り合わせ前の工程の素子分離工程「ISO」、貼り合わせ後の工程のパッド電極形成工程「MP」のターゲット工程になるとする。
ここで重ね合わせ測定マークの重ね合わせを表す表示として、「ISO→ERM」、「MP→ERM」のパターンテキストを形成する。
図26は、「ISO→ERM」及び「MP→ERM」が表示されたパターンテキストである。ここで、「ISO→ERM」は反転した状態となっている。
次に、上記の「ISO→ERM」及び「MP→ERM」が表示されたパターンテキストの形成方法について図27(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、図27(a)に示すように、ERM工程で貼り合わせ前の工程で利用するパターンテキストを正転と反転で配置する。このとき「ERM」の正転のパターンテキスト62aは、貼り合わせ前のISO工程で使用し、反転したパターンテキスト60aは、貼り合わせ後のMP工程で使用する。また、貼り合わせ後工程のパターンテキストの配置位置も入れ替えておく。
次に、図27(b)に示すように、ISO工程のパターンテキスト63aを正常配置のERMのパターンテスト62aの左位置に配置し、工程の合わせを示す矢印パターンも合わせて配置する。
これでISO工程がERM工程に重ね合わせを行うことが正常に観察できる。
次に、貼り合わせ工程の処理によってパターンテキストは、配置が反転し、図27(c)に示す状態となる。これにより、「ERM」の反転していたパターンテキスト60aは貼り合わせ工程後に正転すると共に位置も正常に観察できるようになる。
ここで、これまで正常に観察できた「ISO→ERM」のパターンテキスト群は、反転して観察され、文字認識が非常に困難になる。しかし、「ISO→ERM」のパターンテキスト群は、貼り合わせ後使用することが無いので問題無い。
次に、図27(d)に示すように、MP工程において「MP」のパターンテキスト61aを「ERM」の左側の位置に配置し、工程の合わせを示す矢印パターンも合わせて配置する。上述のようにパターンテキスト配置することでこれまでの製造ライン運用と変わりなく実行することができる。
図28は、図26と同様に「ISO→ERM」及び「MP→ERM」が表示されたパターンテキストである。ここで、「MP」と「ERM」の位置が図26の場合と反対になっている。これを除き、図26と同様である。
本実施形態の半導体装置の製造方法は、第1面の回路パターンに合わせて第2面にパターンを露光する場合、シリコンからなる半導体基板が800nmより厚くても、第2面側からのアライメントマークの検出光を精度高く検出できる。
ここで、アライメントマークがIPQCのパターンテキストを含む場合にも、基板の貼り合わせがある場合に予め反転したパターンテキストとすることで、視認しやすいテキストを形成することができる。
本実施形態は、第1〜第4実施形態に適用可能である。
本実施形態に係る半導体装置の製造方法によれば、以下の効果を享受できる。
(1)これまで述べた実施例を用いることで、800nmより厚い半導体層の第1面と第2面に加工可能となると共に高精度重ね合わせ測定マークが利用できることで重ね合わせ精度が向上し、高密度且つ高性能の半導体装置を製造することが可能となる。
(2)またスクライブライン上のマーク(パターン)占有領域の不用意な増加を低減でき、従来スクライブライン幅でのマーク(パターン)配置が可能となり、理論収量低下を防止できる。
更にラフアライメントエラーが防止でき、露光装置の従来半導体装置の製造の稼働率と維持できることで生産性低下を防止できる。これによって従来コストで貼り合わせ基板の製造が可能となった。
(3)更に半導体製造ラインにおいて従来の検査、IPQC運用で生産でき、作業効率の低下を防止できる。
本発明は上記の説明に限定されない。
例えば、実施形態においてはCMOSセンサとCCD素子のいずれにも適用できる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
10…半導体基板、10a…フォトダイオード、10b…拡散層、11…素子分離絶縁膜、12…第1アライメントマーク、13…第2アライメントマーク、13a…凹凸形状、14…Yマーク、15…機能層、16…遮光膜、17…第3アライメントマーク、17a…凹凸形状、17c…第3アライメントマークとなる膜、18B,18G,18R…カラーフィルタ、20…ゲート電極、21…絶縁膜、22…上層配線、30…接着層、40…支持基板、50…平坦化膜、51…オンチップレンズ、60,62…主尺、61,63…副尺、60a,61a,62a,63a…パターンテキスト、…Xマーク、YM…Yマーク、SL…スクライブライン、S1…第1面、S2…第2面、ST1〜ST19…ステップ、CP…半導体チップ、SC1,SC2…走査方向、W…ウェハ、MB1…第1マークブロック、MB2…第2マークブロック、MB3…第3マークブロック、CM…センターマーク、CM1…第1センターマーク、CM2…第2センターマーク

Claims (9)

  1. 半導体基板の第1面側から第1方向におけるアライメントサーチを行うために用いる第1アライメントマークと、前記半導体基板の前記第1面と対向する第2面側から前記第1方向におけるアライメントサーチを行うために用いる第2アライメントマークとを同時に形成する工程であって、前記半導体基板の前記第1面側から前記半導体基板に第1アライメントマーク用溝及び第2アライメントマーク用溝を同時に形成し、当該形成した溝のそれぞれに前記半導体基板と光学的に異なる材料埋め込んで前記第1アライメントマーク及び前記第2アライメントマークを同時に形成する工程と、
    前記第1アライメントマークを参照して位置合わせをして前記半導体基板の前記第1面に第1半導体素子を含む回路パターンを形成する工程と、
    前記半導体基板の前記第1面に支持基板を貼り合わせる工程と、
    前記支持基板と前記半導体基板との貼り合わせ体を第1軸を基準に表裏を反転させ、前記半導体基板の前記第2面側からアライメント光を照射したときに得られる反射光によって前記第2アライメントマークの位置を検出できる膜厚となるまで前記半導体基板の前記第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程と、
    前記第2アライメントマークを参照して前記半導体基板の前記第1面に形成された前記回路パターンに位置合わせして前記半導体基板の前記第2面に機能層を形成する工程と
    を有し、
    前記第1、第2アライメントマークを同時に形成する工程において、前記第1、第2アライメントマークは下記のように形成されている、すなわち、
    前記第1、第2アライメントマークは、前記第1軸と平行な第2軸上に並べて配置され、
    前記第1、第2アライメントマークのそれぞれは、前記第2軸と平行な方向にそれぞれ所定の数だけ複数のマークを直線上に並べて配置した直線状のパターンを、前記第2軸と直交する方向に所定の間隔で隔てた複数の平行なパターンを有しており、
    前記所定の間隔は、前記第1、第2アライメントマークのそれぞれの複数の平行なパターンが、前記第2軸に対して非対称であり、かつ、前記第2軸と直交する方向の位置に関して、前記第1、第2アライメントマークが前記第2軸に対して互いに反転させた関係となるように設定されており、
    前記第2アライメントマークのマーク長さは、前記支持基板と前記半導体基板の貼り合わせ時の位置ずれに対応した大きさを有する、
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記第1半導体素子または前記機能層の少なくとも一部を前記半導体基板の内部に形成する、
    請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程において、前記第2アライメントマークの最も前記半導体基板の前記第2面に近い部分が前記半導体基板の前記第2面側に露出するまで前記半導体基板を薄膜化する、
    請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程の後、前記半導体基板の前記第2面に前記機能層を形成する工程の前に、前記半導体基板の前記第2面側に露出した前記第2アライメントマークの一部を除去して前記第2アライメントマークのパターンに相当する凹凸形状を前記半導体基板の前記第2面に形成する工程をさらに有する、
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程において、前記第2アライメントマークの最も前記半導体基板の前記第2面に近い部分の深さが前記第2面から800nm以下となるまで前記半導体基板を薄膜化する、
    請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程の後、前記半導体基板の前記第2面に前記機能層を形成する工程の前に、前記第2アライメントマークを参照して位置合わせして前記半導体基板の前記第2面に第3アライメントマークを形成する工程をさらに有し、
    前記半導体基板の第2面に機能層を形成する工程において、前記第3アライメントマークにより位置合わせすることで前記第2アライメントマークに位置合わせして、第2半導体素子を形成する、
    請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程において、前記半導体基板の厚さが800nm以上に、前記半導体基板を薄膜化する、
    請求項1から6の何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1、第2アライメントマークを同時に形成する工程における前記第2アライメントマークを形成するとき、
    重ね合わせ精度測定用の主尺パターンの反転パターンを形成し、前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化する工程の後に、前記主尺パターンの反転パターンが反転してなる主尺パターンに対して副尺パターンを形成
    前記主尺パターンと前記副尺パターンから前記半導体基板を薄膜化する工程以降における重ね合わせ精度を測定す
    求項1からの何れか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1、第2アライメントマークを同時に形成する工程において前記第2アライメントマークを形成するとき、
    工程認識用の第1パターンテキストの反転パターンを形成し、前記半導体基板の第2面側から前記半導体基板を薄膜化した後に、
    前記第1パターンテキストの反転パターンが反転して前記第2面側から見たときに正字となる第1パターンテキストに対し第2パターンテキストを形成する、
    請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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