JP5181977B2 - ガスバリア性積層フィルム - Google Patents

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本発明は、食品、日用品、医薬品などの包装分野、および電子機器関連部材などの分野において、特に高いガスバリア性が必要とされる場合に、好適に用いられる透明なガスバリア性積層フィルムに関するものである。
食品、日用品、医薬品などの包装に用いられる包装材料や電子機器関連部材などに用いられる包装材料は、収容物の変質を抑制して、その機能や性質を包装中においても保持できるようにするため、包装材料を透過する酸素、水蒸気など、収容物を変質させる気体による影響を防止する必要があり、これらの気体を遮断するガスバリア性を備えていることが求められている。
通常のガスバリア性を有する包装材料としては、比較的ガスバリア性に優れている塩化ビニリデン樹脂フィルムまたは塩化ビニリデン樹脂をコーティングしたフィルムなどがよく用いられてきたが、これらの包装材料は、高度なガスバリア性が要求される包装に用いることはできない。従って高度なガスバリア性が要求される場合には、アルミニウムなどの金属箔をガスバリア層として積層した包装材料を用いざるを得なかった。
アルミニウムなどの金属箔を積層した包装材料は、温度や湿度の影響が殆どなく、高度なガスバリア性を有している。しかし、こうした包装材料では、それを透視して収容物を確認することができない、使用後に不燃物として廃棄処理しなければならない、収容物の検査に金属探知器が使用できない、などの多くの欠点を有していた。
これらの欠点を克服した包装材料として、特許文献1には、透明なプラスチックフィルムからなる基材層に、透明な酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどの無機酸化物の蒸着薄膜層をガスバリア層とし、その上に適宜のガスバリア性被膜層とを積層してなる積層フィルムが開示されている。
また近年、次世代のFPDとして期待される電子ペーパー、有機ELなどの開発が進むなかで、これらFPDのフレキシブル化を達成するため、ガラス基板をプラスチックフィルムに置き換えたいという要求が高まっている。ガラス基板は環境由来の酸素や水蒸気による内部素子の劣化を抑制するため必要とされるガスバリア性が備わっている。しかし、上述した包装材料用のガスバリアフィルムはそのバリアレベルには達しておらず、プラスチックフィルムが適用され得る電子ペーパー、有機ELなどでは、食品包材用バリアフィルムの100倍から1万倍のガスバリア性が必要とも言われている。
このような高いガスバリア性を有するプラスチックフィルムを実現するために、電子ビーム蒸着や誘導加熱蒸着を用いた反応性蒸着法、スパッタリング法、プラズマ化学蒸着(CVD)法などのドライコーティング法により成膜された無機酸化物薄膜は、高いガスバリア性の発現が期待できるものとして検討されている。
しかしながら、上記ドライコーティング法を用いたとしても、高いガスバリア性を目指すために緻密な膜を得ようとすると、高温プロセスが必要であったり、緻密であるために膜中の応力が大きくなる傾向がある。そのため、プラスチックフィルムの使用可能な温度範囲では緻密な膜を得ることが困難であったり、プラスチックフィルムと無機酸化物薄膜との熱膨張係数の差が大きいため密着不良やクラックが発生したりする問題が生じ、高いガスバリア性の発現は容易ではない。
その中で、有機シラン化合物を用いたプラズマCVD法による酸化珪素薄膜は、高いガスバリア性を発現するバリア層として検討されており、食品包装分野では実用化されている。特許文献2には炭素濃度および、酸化珪素薄膜の組成を制御することで、密着性と透明性が改善するとの報告があるが、水蒸気バリア性は若干劣ると記載されており、高いガスバリア性を必要とする電子ペーパーやLCD、有機ELなどのFPD向けとしては、ガスバリア性が不十分である。
特開平7−164591号公報 特開平11−322981号公報
特許文献1に記載された積層フィルムは、印刷、ラミネート、製袋などの、包装材料としての通常の加工を施したときに、水蒸気透過度などのガスバリア性が劣化してしまうという欠点を有していた。そのため、本発明の目的は、食品、日用品、医薬品などの包装分野や電子機器関連部材などの分野において、包装材料としての通常の加工を施してもガスバリア性が劣化しない、特に高いガスバリア性が必要とされる場合に好適に用いることができる透明なガスバリア性積層フィルムを提供することにある。
特に本発明の目的は、上述した電子ペーパーやLCD、有機ELなどのFPD向けとして、ガスバリア性が不十分である問題を解決するものであり、水蒸気バリア性に優れた、透明なガスバリア性積層フィルムを提供することにある。
請求項1に記載の発明は、透明なプラスチックフィルムからなる基材層の少なくとも一方の面上に、酸化珪素からなるガスバリア層と、重合可能な2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートとプロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレートとエトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレートとの60/30/10(重量%)の混合物からなる被膜層と、を順次積層してなるガスバリア性積層フィルムにおいて、
前記ガスバリア層は、SiO 1.65 0.16 で表される酸化珪素からなり、かつ、厚さが200nm以上500nm以下であり、前記被膜層の厚さがμm以上μm以下であることを特徴とするガスバリア性積層フィルムである。
請求項に記載の発明は、前記ガスバリア層は、プラズマ化学蒸着(CVD)法により形成されたことを特徴とする請求項に記載のガスバリア性積層フィルムである。
請求項に記載の発明は、前記被膜層は、フラッシュ蒸着法を用いて形成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のガスバリア性積層フィルムである。
請求項に記載の発明は、前記重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物の硬化収縮率は、0.2%以上10%以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のガスバリア性積層フィルム
本発明によれば、食品、日用品、医薬品などの包装分野や、電子機器関連部材などの分野において、包装材料としての通常の加工を施してもガスバリア性が劣化せず、また包装材料を透視して収容物を確認することができ、また、FPD向けとして特に高いガスバリア性が必要とされる場合に好適に用いることができる透明なガスバリア性積層フィルムを提供することができる。さらにまた、本発明のガスバリア性積層フィルムは、被膜層を形成する際にフラッシュ蒸着法を用いた場合、透明蒸着装置内で基材層上にガスバリア層と被膜層とを連続して積層することにより効率的に作製できるので、生産コストを低減できる効果がある。
以下、本発明のガスバリア性積層フィルムを実施するための最良の形態を、図面に沿って説明する。図1は、本発明のガスバリア性積層フィルムの一例を示す概略断面図である。基材層1上に、SiOxCy(xは1.5以上2.0以下、yは0.1以上0.5以下)で表される酸化珪素からなり、厚さが50nm以上2000nm以下であるガスバリア層2と、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物を含み厚さが0.1μm以上10μm以下である被膜層3とが順次積層されている。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、基材層1は透明なプラスチックフィルムからなっている。透明なプラスチックフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステルフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルム、ポリエーテルスルフォン(PES)、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルム、ポリ乳酸などの生分解性プラスチックフィルム、などが用いられる。
これらの透明なプラスチックフィルムは、延伸、未延伸のどちらでもよいが、機械的強度や寸法安定性などが優れたものが好ましい。特に、耐熱性や寸法安定性などの面から、包装材料には二軸方向に延伸したポリエチレンテレフタレートが好ましく用いられており、さらに高度な耐熱性や寸法安定性が求められるLCDや有機ELなどのFPD向けにはポリエチレンナフタレートやポリエーテルスルフォン、ポリカーボネートなどが好ましく用いられている。また、透明なプラスチックフィルムは、帯電防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、滑剤等などの添加剤を含有してもよい。さらに、透明なプラスチックフィルムにおいて、他の層を積層する側の表面には、密着性をよくするために、コロナ処理、低温プラズマ処理、イオンボンバード処理、薬品処理、溶剤処理などを施してもよい。
これらの透明なプラスチックフィルムからなる基材層1の厚さは、特に制限を受けるものではないが、包装材料としての適性や他の層を積層する場合の加工適性などを考慮すると、実用的には3μm以上200μm以下の範囲、特に6μm以上30μm以下の範囲であることが好ましく、電子ペーパーや有機ELなどのFPD向けとしては、加工適正などを考慮すると、実用的には25μm以上200μm以下の範囲であることが好ましい。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、ガスバリア層2は、基材1上に形成され、酸化珪素からなる。また、ガスバリア層2は、SiOxCy(xは1.5以上2.0以下、yは0.1以上0.5以下)で表され、かつ、厚さが50nm以上2000nm以下である。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおける最も重要なポイントは、SiOxCyで表される酸化珪素からなるガスバリア層2のyを0.1以上0.5以下にすることである。
後述するように、被膜層3の役割の1つに、被膜層3形成時の硬化収縮による内部応力がガスバリア層2を引き締めることで発現するガスバリア性向上機能があるが、この硬化収縮による内部応力にガスバリア層2が耐え切れないとガスバリア層2の密着性が低下してしまう。そこで、酸化珪素からなるガスバリア層2に炭素成分を含有させ、ガスバリア層2をこの内部応力を緩和できるほど柔軟な膜質にしておくことが、被膜層3形成時の硬化収縮によりガスバリア層2の密着性を低下させない有効な手段となり、このように炭素含有により内部応力を緩和するためには、ガスバリア層2の組成比を示すSiOxCyにおいてyを0.1以上にすることが好ましい。
しかし、酸化珪素からなるガスバリア層は、炭素成分の増加に伴い透明性が低下するため、透明性が求められる、食品、日用品などの包装材料や、電子ペーパーや有機ELなどのFPD向けのプラスチック基材では上記ガスバリア層2の炭素成分を増やし過ぎないようにする必要があり、yを0.5以下にすることが好ましく、より高い透明性が求められる場合にはyを0.3以下にすることが好ましい。また、本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、yはガスバリア層2の層内で異なる値にしても問題なく、例えば、ガスバリア層2の深さ方向において、このyを大きくしたり、また反対に小さくしたりすることもできる。
また、SiOxCyで表されるガスバリア層の酸素成分に関しては、xを2に近づけることで一般的に透明性が向上する傾向があり、また、反対にxを2から小さくしていくことで、ガスバリア性が向上する傾向がある。
すなわち、xは2より大きくなり過ぎると透明性およびガスアリア性の両方に悪影響を及ぼすため、2.0以下であることが好ましく、より効率的に高い透明性と高いガスバリア性を両立して発現させるためには、1.9以下であることが好ましい。
また、xは1.5より小さいと透明性の低下が著しくなり、透明性が求められる、食品、日用品などの包装材料や、電子ペーパーや有機ELなどのFPD向けのプラスチック基材には不向きであるため、xは1.5以上であることが好ましく、より高い透明性が求められる場合にはxを1.6以上にすることが好ましい。
従って、酸素成分の組成比を示すxの実用的な範囲は1.5以上2.0以下となるが、このようなxの範囲のなかで、高い透明性および高いガスバリア性を両立して発現するためには、xが1.6以上1.9以下であることが望ましい。
また、本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、xはガスバリア層2の層内で異なる値にしても問題なく、例えば、ガスバリア層2の深さ方向において、このxを大きくしたり、また反対に小さくしたりすることもできる。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、SiOxCy(xは1.5以上2.0以下、yは0.1以上0.5以下)で表されるガスバリア層2の厚さは、50nm以上2000nm以下、より好ましくは100nm以上1000nm以下である。これは、膜厚が50nm未満であると、ガスバリア材としての機能を十分に果たすことができず、一方、膜厚が2000nmを越えると、ガスバリア層2にフレキシビリティを保持させることが難しく、折り曲げや引っ張りなどの外部応力が加わると、ガスバリア層2に亀裂を生じるおそれがあるためである。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、ガスバリア層2の形成方法は、特に限定されるものではないが、基材層1の表面に、酸化珪素からなるガスバリア層2を真空中において成膜して、高いガスバリア性を発現させ、かつ、後述するように、SiOxCyで表されるガスバリア層2のy値を0.1以上0.5以下にするためには、現時点ではプラズマ化学蒸着(CVD)法が好ましく、上記プラスチックフィルムからなる基材層の片面もしくは両面に成膜することができる。また、プラスチック基材の特徴を活かした巻取式による連続蒸着を行うことができ、巻取式の真空蒸着成膜装置を用いることが好ましい。また、プラズマ発生装置としては、直流(DC)プラズマ、低周波プラズマ、高周波プラズマ、パルス波プラズマ、3極構造プラズマ、マイクロ波プラズマなどの低温プラズマ発生装置が用いられる。
プラズマCVD法により積層される酸化珪素からなるガスバリア層2は、分子内に炭素を有するシラン化合物と酸素ガスを原料として成膜することができ、この原料に不活性ガスを加えて成膜することもできる。分子内に炭素を有するシラン化合物としては、テトラエトキシシラン(TEOS)、テトラメトキシシラン(TMOS)、テトラメチルシラン(TMS)、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)、テトラメチルジシロキサン、メチルトリメトキシシランなどの比較的低分子量のシラン化合物を選択し、これらシラン化合物の1つまたは、複数を選択しても良い。これらシラン化合物のうち、成膜圧力と蒸気圧、さらに、後述するように、SiOxCyで表されるガスバリア層2の表面部分のy値を0.1以上0.5以下にすることを考慮すると、TEOS、TMOS、TMS、HMDSO、テトラメチルシランなどが好ましい。
プラズマCVD法による成膜では、上記シラン化合物を気化させ酸素ガスと混合したものを電極間に導入し、低温プラズマ発生装置にて電力を印加してプラズマ化し、上記基材層1に積層することができる。また、プラズマCVD法では、酸化珪素からなるガスバリア層2の膜質を様々な方法で変えることが可能であり、ガスバリア層2の酸素成分や炭素成分の組成比を増減させることが比較的容易にでき、例えば、シラン化合物やガス種の変更、シラン化合物と酸素ガスの混合比や、印加電力の増減などがその有効な手法となる。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおける被膜層3は、ガスバリア層2上に形成されるものであり、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物とを含むものである。これにより、後述するように被膜層3がガスバリア性を向上する機能を発現する。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおける被膜層3の役割は、優れたガスバリア性を有するガスバリア層2に対して、印刷、ラミネート、製袋などの通常の加工を施した場合の保護機能、および折り曲げや引っ張りなどの外部応力が加わった場合の保護機能、さらには、被膜層3形成時の硬化収縮による内部応力によりガスバリア層を引き締めることで発現するガスバリア性向上機能である。
被膜層3の厚さは0.1μm以上10μm以下であることが好ましい。膜厚が0.1μm未満であると、均一な被膜層を形成することが難しく十分な保護機能が発揮できず、また、被膜層3形成時の硬化収縮による内部応力が僅かに生じるだけで、ガスバリア層を十分に引き締めることができないため、ガスバリア性向上機能もあまり期待できない。また、膜厚が10μmを超えると被膜層3形成時の電子線照射もしくはUV照射による硬化が困難になり、さらに硬化収縮による内部応力が過度に働き、ガスバリア層2の密着性が低下する可能性が高くなる。
また、被膜層3がガスバリア性向上機能を発揮し、かつ密着性も低下させないためには、被膜層3の厚さと酸化珪素からなるガスバリア層2の厚さとのバランスも考慮する必要がある。すなわち、上述したように、被膜層3の役割の1つに、被膜層3形成時の硬化収縮による内部応力によりガスバリア層を引き締めることでガスバリア性を向上させる機能があるが、上記内部応力は被膜層3の厚さが厚くなるほどガスバリア層2に大きく働き、また、上記内部応力に対するガスバリア層2の抵抗力は、ガスバリア層2の厚さが厚くなるほど小さくなり、例えば、同程度の内部応力がガスバリア層2に働いたとしても、ガスバリア層2の厚さが厚くなるに伴い、内部応力に耐え切れず、密着性は低下する傾向がある。
本発明の覆層3の形成方法は、ドライコーティングに限定するものではなく、ウェットコーティングであってもよいが、フラッシュ蒸着法により重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物を未硬化の被膜層としてガスバリア層2上に積層し、紫外線または電子線を照射して硬化し、真空蒸着装置内で真空中において、基材層1上に連続して、酸化珪素からなるガスバリア層2と被膜層3とを積層することができ、また、効率的で生産コストの低減が可能であるため、現時点では上記フラッシュ蒸着法を用いることが望ましい。
未硬化の被膜層は、真空蒸着装置内において、高温の蒸発源の中に挿入したノズルなどから、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物を滴下して気化させ(フラッシュ蒸着)、ガスバリア層2上に連続して積層することができる。
未硬化の被膜層に紫外線を照射して硬化させる場合には、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物に光重合開始剤を混合する。具体的な光重合開始剤としては、ベンゾインエーテル類、ベンゾフェノン類、キサントン類、アセトフェノン誘導体などを挙げることができる。これらの光重合開始剤を0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の割合で混合される。
未硬化の被膜層に電子線を照射して硬化させる場合には、被膜層の膜厚と、電子線のエネルギー条件、加工速度、除電とのバランスが重要になる。これは、過度の電子線エネルギーを供給すると、被膜層に帯電を引き起こし、その結果として、剥離放電によってガスバリア層2のガスバリア性が損なわれるおそれがあるためである。
本発明の被膜層3を形成する重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物の硬化収縮率は0.2%以上10%以下であることが好ましく、さらに好ましくは、5%以上10%以下である。
ここで硬化収縮率は、下記式により硬化前後の密度の変化(%)を計算することにより設定された値である。
硬化収縮率 = (硬化後の密度−硬化前の密度)/硬化後の密度×100
硬化収縮率が0.2%未満であると被膜層3形成時の硬化収縮による内部応力が僅かに生じるだけで、ガスバリア層2を十分に引き締めることができないため、上記ガスバリア性向上機能が期待できない。また、硬化収縮率が10%を超えると被膜層3形成時の硬化収縮による内部応力が過度に働き、ガスバリア層2の密着性が低下する可能性が高くなる。
本発明のガスバリア性積層フィルムにおいて、被膜層3の原材料である、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物は、モノアクリレート、ジアクリレートのうちの少なくとも1つを含有し、上記モノアクリレートとジアクリレートを合わせた含有率が50重量%以上であることが好ましい。すなわち、3官能以上のアクリロイル基を有するアクリレートを合わせた含有率が50重量%を超えると、被膜層3形成時の硬化収縮率を10%以下に抑えることが難しく、硬化収縮による内部応力が過度に働き、ガスバリア層2の密着性が低下する可能性が高くなるためである。但し、3官能以上のアクリロイル基を有するアクリレートは架橋度を向上させる効果があるため、強固な被膜層を形成する際には少量使用することが好ましく、例えばトリアクリレートを混合する場合であれば10重量%程度が望ましい。
これらのアクリレートとしては、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、アクリルアクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、シリコーンアクリレート、ポリアセタールアクリレート、ポリブタジエン系アクリレート、メラミンアクリレートなどの重合性が高いアクリル系のモノマーまたはオリゴマーを、適宜選定して用いることができる。
モノアクリレート、ジアクリレートおよびトリアクリレートには様々な種類があり、特に限定されないが、フラッシュ蒸着法を用いる際には、ガスバリア層2との密着性が良好であって、効率良く未硬化の被膜層が形成でき、さらに衛生性に優れたものを選択することが好ましい。
具体的には、モノアクリレートとしては、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、2−アクリロイロキシエチル−コハク酸、メトキシ−ポリエチレングリコールアクリレート、フェノキシ−ポリエチレングリコールアクリレートなどが挙げられる。ジアクリレートとしては、トリエチレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、プロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレートなどが挙げられる。トリアクリレートとしては、トリメチロールプロパントリアクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレートなどが挙げられる。これらの比率は、例えば、モノアクリレート/ジアクリレート/トリアクリレート=60/30/10(重量%)に設定することが望ましい。
フラッシュ蒸着法を用いる際には、重合可能なアクリル系のモノマーまたはこのモノマーとオリゴマーとの混合物の粘度は、200mPa・s/25℃以下、より好ましくは100mPa・s/25℃以下であることが望ましい。これは、真空蒸着装置内で、高温の蒸発源の中に挿入したノズルなどから、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物を滴下して、瞬間的に気化させて、ガスバリア層2の表面に未硬化の被膜層を連続して積層する際に、その粘度が高すぎると、高温の蒸発源の中に挿入したノズルなどから少量ずつ一定速度で滴下させることが困難になるためである。
本発明のガスバリア性積層フィルムは、食品、日用品、医薬品などの包装分野および電子機器関連部材などの分野において包装材料として用いられるため、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物は、そのPII(Primary Irritation Index)が2.0以下であることが望ましい。なお、PIIとは、化学品の皮膚障害の度合を示すものであって、値が小さいほど刺激性が低い。
本発明のガスバリア性積層フィルムは、基材層1上に、SiOxCy(xは1.5以上2.0以下、yは0.1以上0.5以下)で表される酸化珪素からなり、50nm以上2000nm以下の厚さのガスバリア層2と、重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物を含み、0.1μm以上10μm以下の厚さの被膜層3とを順次積層したものであればよく、さらに複雑な積層構造をとっていてもよい。たとえば、基材層1の両側の表面に、ガスバリア層2と被膜層3とをそれぞれ順次積層してもよい。また、ガスバリア層2と被膜層3との積層体の上にガスバリア層2と被膜層3との積層体を二重に積層してもよい。さらに、被膜層3の表面に印刷層を積層してもよい。この場合、従来から用いられている通常の印刷インキを用い、周知の印刷方式や塗布方式などによって、厚さ0.1〜2.0μmの印刷層を特に制約なく積層することができる。
本発明のガスバリア性積層フィルムを他のフィルムと積層して、食品、日用品、医薬品などの包装分野や電子機器関連部材などの分野において、包装材料として用いることもできる。たとえば、本発明のガスバリア性積層フィルムを最外層として使用し、その内面(被膜層3)側に、接着剤を介して中間フィルム層やヒートシール層などを積層した構成にしてもよい。また、本発明のガスバリア性積層フィルムを中間層として使用し、その外面(基材層1)側に接着剤を介して外側フィルム層などを積層し、その内面(被膜層3)側に接着剤を介してヒートシール層などを積層した構成にしてもよい。
上記の中間フィルム層または外側フィルム層としては透明なフィルム層が用いられる。こうした透明なフィルム層としては、たとえばポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系フィルム、ポリアミド系フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリアクリルニトリル系フィルム、ポリイミド系フィルムなどが挙げられる。
上記のヒートシール層としては、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸エステル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、およびこれらの金属架橋物、などの合成樹脂が用いられる。
中間フィルム層、外側フィルム層、ヒートシール層の厚さは、目的に応じて決められるが、一般的には15〜200μmの範囲である。上記の接着剤としては、1液硬化型または2液硬化型のポリウレタン系接着剤などが用いられる。接着剤を介してこれらの層を積層するには、ドライラミネート法などが用いることができる。また、ヒートシール層の他の積層方法として、ヒートシール層の合成樹脂を、熱溶融押出する方法(エクストルージョンラミ)を用いることもできる。
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
以下の実施例1、2においては、図1に示したように、基材層1上に、ガスバリア層2と被膜層3とを順次積層したガスバリア性積層フィルムを作製した。
<実施例1>
基材層1として厚さ100μmのポリエチレンナフタレート(PEN)フィルムを用意し、真空蒸着装置内に設置した。プラズマCVD法を用い、ヘキサメチルジシロキサン(HMDSO)/酸素=10/100sccmの混合ガスを電極間に導入し、電力を0.5kW印加してプラズマ化し、基材層1上にSiOxCy(x=1.65,y=0.16)で表される厚さ200nmのガスバリア層2を積層し、酸化珪素からなるガスバリア層2を形成した。続いて、フラッシュ蒸着法により、ガスバリア層2上に2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートとプロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレートとエトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレートとの60/30/10(重量%)の混合物(硬化収縮率:6.3%)からなる未硬化の被膜層を積層した後、電子線を照射して硬化させ、厚さ3μmの被膜層3を形成した。こうして実施例1のガスバリア性積層フィルムを作製した。
<実施例2>
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、SiOxCy(x=1.65,y=0.16)で表される酸化珪素からなるガスバリア層2の厚さを500nmとした。さらに、ガスバリア層2上の被膜層3の厚さを1μmとした。その他の条件は実施例1と同様であった。こうして実施例2のガスバリア性積層フィルムを作製した。
<比較例1>
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、基材層1上に、実施例1と同様にしてSiOxCy(x=1.65,y=0.16)で表される酸化珪素からなるガスバリア層2のみを積層し、被膜層3は積層しなかった。こうして比較例1のガスバリア性積層フィルムを作製した。
<比較例2>
実施例1のガスバリア性積層フィルムにおいて、SiOxCyで表される酸化珪素からなるガスバリア層2のxを1.70、yを0.05とした。その他の条件は実施例1と同様であった。こうして比較例2のガスバリア性積層フィルムを作製した。
以下、上記のようにして作製した実施例1、2および比較例1、2のそれぞれの単体フィルムのガスバリア性積層フィルムを単体フィルムという。
次に、実施例1、2および比較例2のそれぞれの単体フィルムの被膜層3の表面および比較例1の単体フィルムのガスバリア層2の表面に、5g/mのポリウレタン系接着剤を介して厚さ50μmのポリプロピレンのヒートシール層を積層した。以下、これらを積層フィルムという。
<比較評価>
1.水蒸気透過度
実施例1、2および比較例1、2の単体フィルムについて、モダンコントロール社製の水蒸気透過度計(MOCON PERMATRAN−W 3/31)により、40℃−90%RH雰囲気下での水蒸気透過度(g/m・24h)を測定した。
2.ラミネート強度
実施例1、2および比較例1、2の積層フィルムから15mm幅にスリットした試験片について、通常のテンシロン型万能試験機により、ラミネート強度(N/15mm)を測定した。
これらの測定結果を表1に示す。
Figure 0005181977
表1からわかるように、実施例1および実施例2のガスバリア性積層フィルム(単体フィルム)は、低い水蒸気透過度と、高いラミネート強度を兼ね備えている。特に、実施例2の水蒸気バリア性が高かった。
一方、SiOxCyで表されるガスバリア層2をy≧0.1としていない比較例2のガスバリア性積層フィルムは、実施例1および実施例2のガスバリア性積層フィルムと比較して、ガスバリア性はほぼ同等レベルであるが、積層フィルムのラミネート強度が著しく劣っていた。
また、被膜層が積層されていない比較例1のガスバリア性積層フィルムは、実施例1および実施例2のガスバリア性積層フィルムと比較して、水蒸気過度が高くガスバリア性に劣っていた。
本発明のガスバリア性積層フィルムは、食品、日用品、医薬品などの包装分野、電子機器関連部材などの分野、さらにはFPD向けのプラスチック基材として、特に高いガスバリア性が必要とされる場合に好適に用いられる。
本発明のガスバリア性積層フィルムの一例を示す概略断面図である。
符号の説明
1…基材層、2…ガスバリア層、3…被膜層。

Claims (4)

  1. 透明なプラスチックフィルムからなる基材層の少なくとも一方の面上に、酸化珪素からなるガスバリア層と、重合可能な2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートとプロポキシ化ネオペンチルグリコールジアクリレートとエトキシ化トリメチロールプロパントリアクリレートとの60/30/10(重量%)の混合物からなる被膜層と、を順次積層してなるガスバリア性積層フィルムにおいて、
    前記ガスバリア層は、SiO 1.65 0.16 で表される酸化珪素からなり、かつ、厚さが200nm以上500nm以下であり、前記被膜層の厚さがμm以上μm以下であることを特徴とするガスバリア性積層フィルム。
  2. 前記ガスバリア層は、プラズマ化学蒸着(CVD)法により形成されたことを特徴とする請求項に記載のガスバリア性積層フィルム。
  3. 前記被膜層は、フラッシュ蒸着法を用いて形成されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のガスバリア性積層フィルム。
  4. 前記重合可能なアクリル系のモノマーまたはモノマーとオリゴマーとの混合物の硬化収縮率は、0.2%以上10%以下であることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のガスバリア性積層フィルム。
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