JP5180317B2 - 泡立て用ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、大気圧よりも高圧な気体を液体に噴射する泡立て用ノズルに関し、より詳細には、そのノズルの先端部に設けられる噴出孔の改良に関する。
従来より、容器内に充填された液体に微細気泡を生じさせるために、その液体の上方から上述したような高圧気体を噴射する泡立て用ノズルが知られている。この種の泡立て用ノズルとして、例えば特許文献1に示されるようなエスプレッソマシンに具備されたミルク・スチーミング用のノズルが挙げられる。
一般的に、エスプレッソマシーンは、深煎りの微細に挽いたコーヒー豆をカップ型の金属フィルタに詰めて、1気圧(大気圧)より高い圧力(通常は約9気圧)をかけ、約90〜100℃の湯で20〜30秒の抽出時間で約1オンス(30ml)のコーヒーを加圧し、強制抽出するようになっている。また、このようなエスプレッソマシーンでは、上述したコーヒー抽出部の開閉弁の後方(または左右)にタンク内で生成された高圧な高温蒸気を噴出するスチーミング・ノズルが配設されている。エスプレッソ等のコーヒーに入れるミルクやビヴァレッジ類(飲料)などを加温する際には、これらの液体に対してスチーミング・ノズルから高温蒸気を噴射し、これにより、上記ミルクやビヴァレッジ類などを火を用いることなく温めている。
図1は、従来の泡立て用ノズルを示す側面図である。同図において、泡立て用ノズル(スチーミング・ノズル)100は、基端側(図1上側)で図示しない高圧蒸気発生装置に接続され、該高圧蒸気発生装置によって生成された高温高圧な蒸気は、ノズル100内に形成された流通路101を通って先端部に送られる。また、ノズル100の先端部には、ねじ螺合などによってチップ体102が取り付けられている。
図2は、上記従来の泡立て用ノズルのチップ体を示す底面図である。同図に示すように、チップ体102の底部には、同径である複数(ここでは4個)の噴出孔103が同心円上に等間隔で配設されている。このような複数の噴出孔103を備えたチップ体102の構造により、高圧蒸気発生装置から流通路101を介して送られた蒸気は、ノズル100の先端部から下方に向かって放射状に噴射される。そして、この噴出孔103から噴射された蒸気によって、ノズル100の先端部下方に配された容器内の液体(ミルクなど)が温められる。
このようなスチーミング・ノズルで泡立てられたミルクは、例えば、カプチーノやカフェラッテ等に使用されている。昨今、バリスタと呼ばれる職人によって、スチーミング・ノズルを用いてミルクを加温しながら泡立てる作業(スチーミング)が行われ、この作業により生成された泡立ったミルク(フォームド・ミルク)をエスプレッソ等のコーヒーの表面上に注ぎながらハートやロゼッタなどを基調とした模様を施すフォーム・アート(ラテ・アート、コーヒー・アートとも呼ばれる)の人気が高まっている。
特開2004−73442号公報
一般に、この種のスチーミング・ノズルでは、泡立て対象である液体(主にミルク)中でキャビテーションを発生させることにより、気泡を生成するようになっている。このキャビテーションは、速度の異なる気体を液体中で干渉させることにより、効果的に発生させることができる。
しかしながら、図1および図2に示した従来のスチーミング・ノズル100では、チップ体102の噴出孔103から噴射される蒸気が、下方に向かって放射状に広がる構造になっていたため、液体中で効果的にキャビテーションを発生させることができなかった。この結果、液体に生成される気泡の大きさが不均一になってしまい、例えばカプチーノやカフェラッテなどに要求される、きめ細かな上質の泡(フォームド・ミルク)を提供することができない、という問題があった。
図3は、上記従来の泡立て用ノズルを用いて、容器内のミルクに高圧な高温蒸気を噴射し、その際に生じた気泡の変化を示す画像であり、(a)は1分後、(b)は5分後、(c)は10分後の状態を示す。同図に示すように、従来の泡立て用ノズルを使用して生成されたミルクの泡は、大きさ気泡と小さい気泡とが混在している。このように気泡の大きさが異なると、引力および表面張力に大小関係が生じるため、時間の経過に伴なって小さい気泡が大きい気泡と干渉し、1つの気泡に結合してしまう傾向がある。すなわち、気泡の大きさが異なる場合には、このような気泡の結合が短時間で進行していくため、きめ細かな泡(フォームド・ミルク)を長時間維持することが困難である、という問題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高圧気体発生装置などによって生成された高圧気体を泡立て対象である液体に噴出することによって、熟練者でなくても、きめ細かく持続性のある上質な泡を容易に生成することができる泡立て用ノズルを提供することにある。
本発明の上記目的は、大気圧より高い高圧気体を生成する気体発生装置に接続され、先端部から前記高圧気体を噴出することにより、その噴出方向に配された液体を攪拌しながら泡立てる泡立て用ノズルにおいて、前記先端部には、前記高圧気体を噴射するための少なくとも2種類の噴出孔が穿設され、前記噴出孔のうち少なくとも1種類の噴出孔が他の噴出孔から噴射される前記高圧気体の速度とは異なる速度で前記高圧気体を噴射するように、前記他の噴出孔とは異なる形状で形成され、かつ、前記噴出孔から噴射された異なる速度の前記高圧気体が噴出後に前記液体中で互いに干渉することにより、達成される。
また、上記目的は、前記噴出孔が前記先端部に脱着可能に取り付けられたチップ体の底面に穿設されていることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記少なくとも1つの噴出孔の孔断面が正円形状であり、かつ、前記他の噴出孔の孔断面が前記正円形状よりも孔断面積が大きい長円形状であることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とが、前記先端部の同一平面上に離間して穿設された別体の孔であることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とが、前記先端部の同一平面上に一体的に穿設された連結孔であることにより、効果的に達成される。
前記先端部の側面には、前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とが穿設された複数の加工面が形成されていることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記先端部の側面には、前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とが穿設された複数の加工面が周方向に沿って所定の間隔毎に形成され、かつ、前記加工面に穿設された噴出孔の噴射方向が、それぞれ他の加工面に穿設された噴出孔から噴射される前記高圧気体に干渉しないように設定されていることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記加工面に穿設された噴出孔の噴射方向が、それぞれの放射方向に対して周方向に所定の角度だけ傾斜するように設定されていることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記放射方向が、鉛直方向に対して30°〜60°の範囲で傾斜するように設定され、かつ、前記所定の角度が、30°〜50°の範囲であることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記加工面に穿設された噴出孔が、前記先端部の周方向に沿って120°間隔で形成されていることにより、効果的に達成される。
また、上記目的は、前記気体発生装置が大気圧より高い圧力を付与してコーヒーを抽出するとともに、前記高圧気体として高温蒸気を生成するコーヒー抽出装置であり、かつ、前記液体が前記高温蒸気により加温されながら泡立てられるミルクであることにより、効果的に達成される。
さらに、上記目的は、前記液体が前記高圧気体によって泡立てられる生クリームであることにより、効果的に達成される。
本発明に係る泡立て用ノズルによれば、高圧気体を異なる速度で噴出可能な少なくとも2種類の噴出孔が、該噴出孔から噴射された各高圧気体が泡立て対象である液体中で互いに干渉し得るように設けられているので、液体中でキャビテーションを効果的に発生させることができる。これにより、熟練者でなくても、きめ細かく持続性のある上質な泡を容易に生成することができる。
また、例えば、エスプレッソマシン等により発生された高温の水蒸気を高圧気体として用いてフォームド・ミルクを生成する場合には、ミルクの泡立ておよび加温に要する時間を短縮化することができるので、ミルクに混入する水分量を削減することができ、この結果、より良質なフォームド・ミルクを生成することができる。
従来の泡立て用ノズルを示す側面図である。 上記従来の泡立て用ノズルのチップ体を示す底面図である。 上記従来の泡立て用ノズルを用いて容器内のミルクに高圧な高温蒸気を噴射し、その際に生じた気泡の変化を示す画像であり、(a)は1分後、(b)は5分後、(c)は10分後の状態を示す。 本発明の実施形態に係る泡立て用ノズルを示す概略図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体を示す底面図(a)および断面図(b)である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルを用いて容器内のミルクに高圧な高温蒸気を噴射し、その際に生じた気泡の変化を示す画像であり、(a)は1分後、(b)は5分後、(c)は10分後の状態を示す。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第1変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第1変形例を示す底面図(a)および断面図(b)である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第2変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第2変形例を示す底面図(a)および断面図(b)である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第3変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第3変形例を示す底面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第3変形例を示す側面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第4変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第4変形例を示す底面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第4変形例を示す側面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第4変形例を示す側面図であって、図17の側面図とは異なる角度で示されている。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第5変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第5変形例を示す底面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第5変形例を示す側面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第5変形例を示す側面図であって、図21の側面図とは異なる角度で示されている。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第6変形例を示す斜視図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第6変形例を示す底面図である。 本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第6変形例を示す側面図である。
以下、図面を参照にしながら、本発明の実施形態について説明する。
図4は、本発明の実施形態に泡立て用ノズルを示す概略図である。同図において、本実施形態に係る泡立て用ノズル1の基端側(図4上側)には、大気圧よりも高圧な気体を発生させる高圧気体発生装置2に接続され、内部には高圧気体発生装置2から送出された高圧気体の流通路3が形成されている。また、泡立て用ノズル1の先端開口部には、ネジ螺合などによってチップ体4が脱着可能に取り付けられ、該チップ体4の底部には流通路3と連通する噴出孔5a,5bが穿設されている。そして、高圧気体発生装置2によって生成された高圧気体は、泡立て用ノズル1内に形成された流通路3を通って先端部に送られ、チップ体4の噴出孔5a,5bから容器6に充填された液体7に向かって噴射される。各噴出孔5a,5bの噴射角は、略同一方向(下方向)に設定されている。
なお、液体7が充填される容器6は、断面が円形状のものが好ましい。このような形状の容器6を用いることにより、容器6内の液体7には、噴出孔5a,5bから噴射された高圧気体によってスクリュー状の流れが生じ、高圧気体によって生成された微細な気泡が液体7の底部まで運ばれるとともに、この気泡が隅々まで拡散され、この結果、気泡を液体7の全体に滞在させることができる。
なお、本発明における高圧気体発生装置2および泡立て対象である液体7は、特に限定されるものではないが、ここでは、本発明の好ましい実施形態として、高圧気体発生装置2がコーヒー抽出装置(エスプレッソ・マシン)であり、かつ、液体7がカプチーノやカフェラッテなどに用いられるミルクである場合について説明する。
コーヒー抽出装置2は、大気圧より高い圧力(2〜9気圧)を付与してコーヒーを抽出するとともに、大気圧よりも高圧な高温蒸気を生成する手段を備え、上述した泡立て用ノズル1は、基端側でコーヒー抽出装置2の高温蒸気生成手段に連結されている。容器(ミルクピッチャー)6に充填されたミルク7を泡立ててフォームド・ミルクを生成する場合には、コーヒー抽出装置2に対して所定の入力操作を実行することによって、泡立て用ノズル1の噴出孔5a,5bから高圧な高温蒸気を噴射し、容器6内のミルク7を加温しながら泡立てる。
図5は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体を示す斜視図であり、図6は、そのチップ体を示す底面図(a)および断面図(b)である。図5に示すように、チップ体4の内部には、泡立て用ノズル1の先端部に取り付けられた際に流通路3と連通する円筒中空部8が形成され、該円筒中空部8の基端側には、泡立て用ノズル1の先端部に形成されたねじ溝と螺合する平行ねじ部9が設けられている。したがって、噴出孔5a,5bの形状タイプが異なる複数のチップ体4を準備することにより、泡立て対象や使用目的などに応じて、泡立て用ノズル1の先端部に取り付けるチップ体4を適宜変更することができる。これにより、例えばコーヒーメニューのバリエーションの増加などを低コストで容易に図ることができる。
また、図6に示すように、チップ体4の底部(先端部)4aには、異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5a,5bが同一平面上にそれぞれ離間して別体に穿設され、各噴出孔5a,5bは、円筒中空部8の先端部と連通している。この2種類の噴出孔5a,5bのうち、一方の噴出孔5aの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5bの孔断面は一方の噴出孔5aの正円形状よりも孔断面積が大きい長円形状で形成されている。上述したように、この噴出孔5aと噴出孔5bの噴射角は略同一方向であり、かつ、噴出孔5aから噴射された高圧気体(高温蒸気)Gaと噴出孔5bから噴射された高圧気体Gbとが合流して干渉するように設定されている。これにより、この異なる速度で噴射された高温蒸気Ga,Gbの境界面(干渉面)において、高温蒸気Gbが速度の大きい高温蒸気Gaに引っ張られ、渦が生成される。そして、この渦によって形成された負圧によりキャビテーションが発生し、ミルク7中に多数の気泡が生成される。
図7は、本実施形態に係る泡立て用ノズルを用いて容器内のミルクに高圧な高温蒸気を噴射し、その際に生じた気泡の変化を示す画像であり、(a)は1分後、(b)は5分後、(c)は10分後の状態を示す。ここで、上述した図9の従来例と比較するために、泡立て用ノズル1に取り付けられるチップ体4の構造以外の各種条件は、図1の従来例と同一に設定されている。本実施形態の図7(a)と従来例の図3(a)とを比較すると、本実施形態に係る泡立て用ノズル1によって生成された気泡のほうが、従来の泡立て用ノズル100によって生成された気泡よりもきめが細かく、小さいことがわかる。また、図7(b),(c)に示される画像から、本実施形態に係る泡立て用ノズル1によって生成された気泡は、時間が経過してもある程度のきめの細かさを維持していることがわかる。
以上のように、本実施形態に係る泡立て用ノズル1では、噴出孔5a,5bから高圧気体(高温蒸気)Ga,Gbを略同一方向に噴射することにより、速度が異なる円滑な気体の流れを引き起こすことができ、かつ、この速度が異なる2つの気体の流れを対象液体(ミルク)7中で干渉させることにより、効果的にキャビテーションを発生させることができるので、きめの細かい多数の気泡を短時間で生成することができる。また、負圧の形成により沸点が下がるので、高温蒸気Ga,Gbによってミルク7を加温しながら泡立てる際には、高温蒸気Ga,Gbの噴出時間を短縮することができ、この結果、ミルク7に混入する水分量を抑制することができる。
また、本実施形態に係る泡立て用ノズル1では、一方の噴出孔5aの孔断面を正円形状とするとともに、他方の噴出孔5bの孔断面を長円形状とし、かつ、該長円形状の噴出孔5bの長手方向中央の上方に正円形状の噴出孔5bを配したことにより、正円形状の噴出孔5aから噴射された高圧気体Gaを長円形状の噴出孔5bから噴射された高圧気体Gbに対して確実に干渉させることができ、これにより、安定したキャビテーションの発生を実現することができる。
また、本実施形態に係る泡立て用ノズル1でミルク7を泡立ててフォームド・ミルクを生成する際には、エスプレッソ・マシンなどのコーヒー抽出装置に備えられているスチーミング・ノズルの先端部に上述したチップ体4を螺着するだけでよいので、製造コストを最小限に抑えることができる。
なお、本発明においては、各噴出孔5a,5bの孔断面積および形状は、これに限定されるものではないが、本実施形態に係るチップ体4では、噴出孔5bの孔断面積は、噴出孔5aの孔断面積に対して4〜6倍程度に設定されていることが好ましい。また、噴出孔5aの直径D1は、約1.0〜2.0mmに設定され、かつ、噴出孔5bの長手方向の長さL1は約3.0〜10mm(すなわち、噴出孔5bの長円形状の長手方向の長さL1は、噴出孔5aの正円形状の直径D1に対して、3〜5倍程度)に設定されていることが好ましい。
次に、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第1変形例について、図8および図9を参照にしながら説明する。図8は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第1変形例を示す斜視図であり、図9は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第1変形例を示す底面図(a)および断面図(b)である。なお、これらの図において、上述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8および図9に示すように、第1変形例であるチップ体4Aの底部(先端部)4Aaには、異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5c,5dが同一平面上に一体的に穿設され、各噴出孔5c,5dは、円筒中空部8の先端部と連通している。この2種類の噴出孔5c,5dのうち、一方の噴出孔5c,5cの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5dの孔断面は一方の噴出孔5c,5cの間を連結するように穿設されている。すなわち、この噴出孔5c,5cと噴出孔5dは、チップ体4Aの底面4Aaで一体的に穿設された連結孔5Aになっている。また、この噴出孔5c,5cと噴出孔5dの噴射角は、上述したチップ体4の噴出孔5a,5bと同様に略同一方向であり、かつ、噴出孔5c,5cから噴射された高圧気体と噴出孔5dから噴射された高圧気体とが合流して干渉するように設定されている。
なお、この第1変形例に係るチップ体4Aでは、噴出孔5dの厚さT2が約0.5〜1.0mm、噴出孔5c,5cの直径D2が約1.0〜2.0mmに設定されていることが好ましい。すなわち、噴出孔5dの厚さT2は、少なくとも噴出孔5c,5cの直径D2よりも小さく設定されている必要がある。
以上のような構成からなるチップ体4Aを備えた泡立て用ノズル1によれば、上述した実施形態と同様の作用・効果を得られることはもとより、噴出速度が小さい噴出孔5dから噴射された高圧気体の流れの中でも、液体との損失により最も速度が小さくなっている流れの両側部に、噴出速度が大きい噴出孔5c,5cから噴射された高圧気体の流れが干渉するようになっているので、より効果的にキャビテーションを発生させることができる。
次に、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第2変形例について、図10および図11を参照にしながら説明する。図10は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第2変形例を示す斜視図であり、図11は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第2変形例を示す底面図(a)および断面図(b)である。なお、これらの図において、上述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図10および図11に示すように、第2変形例であるチップ体4Bの底部(先端部)4Baには、異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5e,5fが同一平面上に一体的に穿設され、各噴出孔5e,5fは、円筒中空部8の先端部と連通している。この2種類の噴出孔5e,5fのうち、一方の噴出孔5eの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5fは、一方の噴出孔5eを中心として左右方向に対称に延びる長円形状で穿設されている。すなわち、この噴出孔5eと噴出孔5fは、チップ体4Bの底面4Baで一体的に穿設された連結孔5Bになっている。また、この噴出孔5eと噴出孔5fの噴射角は、上述したチップ体4の噴出孔5a,5b,5c,5dと同様に略同一方向であり、かつ、噴出孔5eから噴射された高圧気体と噴出孔5fから噴射された高圧気体とが合流して干渉するように設定されている。
なお、この第2変形例に係るチップ体4Bでは、噴出孔5fの厚さT3が約0.5〜1.0mm、噴出孔5eの直径D3が約1.0〜2.0mmに設定されていることが好ましい。すなわち、噴出孔5fの厚さT3は、少なくとも噴出孔5eの直径D3よりも小さく設定されている必要がある。
以上のような構成からなるチップ体4Bを備えた泡立て用ノズル1によれば、上述した実施形態と同様の作用・効果を得られることはもとより、それぞれの噴出孔5e,5fから噴射された異なる流速の高圧気体を確実に干渉させることができるので、より確実に安定したキャビテーションの発生を実現させることができる。
次に、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第3変形例について、図12ないし図14を参照にしながら説明する。図12は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第3変形例を示す斜視図であり、図13および図14は、その第3変形例のチップ体を示す底面図および側面図である。なお、これらの図において、上述した実施形態や各変形例と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12ないし図14に示すように、第3変形例であるチップ体4Cの先端部には、その側面の一部を切り欠いて形成された1つの湾曲面4Cbが設けられ、該湾曲面4Cbには異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5e,5fが穿設されている。この2種類の噴出孔5e,5fは、一体的に穿設された連結孔5Cであり、それぞれ円筒中空部8の先端部と連通している。
上述した第2変形例と同様、この連結孔5Cを構成する2種類の噴出孔5e,5fのうち、一方の噴出孔5eの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5fは、一方の噴出孔5eを中心として左右方向に対称に延びる長円形状で穿設されている。また、この噴出孔5eと噴出孔5fの噴射角は略同一方向であり、かつ、噴出孔5eから噴射された高圧気体と噴出孔5fから噴射された高圧気体とが合流して干渉するように設定されている。
一方、チップ体4Cに対する連結孔5Cの噴射方向は、中心軸Oからの放射方向に対して周方向に所定の角度だけ傾斜するように設定されている。この所定の角度は、30°〜50°の範囲であることが好ましい。また、上記放射方向は、鉛直方向(チップ体4Cの中心軸方向)に対して30°〜60°の範囲で傾斜していることが好ましく、特に略45°に設定されていることが望ましい。
以上のような構成からなる第3変形例に係るチップ体4Cを備えた泡立て用ノズル1によれば、上述した実施形態および第1・第2変形例と同様の作用・効果を得られることはもとより、液体に対して理想的な攪拌を発生させることができる。すなわち、上述した実施形態や第1・第2変形例のチップ体4,4A,4Bを用いた泡立て用ノズル1では、容器7を傾けながら高圧気体を噴射することにより容器6内の液体7を攪拌する流れを発生させるが、このチップ体4Cを用いた泡立て用ノズル1では、容器6を傾けずに液体7を攪拌する流れを発生させることができる。したがって、熟練者でなくても容易に上質な泡を生成することが可能である。
次に、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第4変形例について、図15ないし図18を参照にしながら説明する。図15は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第4変形例を示す斜視図であり、図16は、その第4変形例のチップ体を示す底面図である。また、図17および図18は、その第4変形例に係るチップ体をそれぞれ異なる角度から見た側面図を示している。なお、これらの図において、上述した実施形態や各変形例と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第4変形例であるチップ体4Dの先端部には、図16に示すように、所定の傾斜角度で切削加工された3つの傾斜面4Dbが形成され、この各傾斜面4Dbには、異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5e,5fが穿設されている。この2種類の噴出孔5e,5fは、一体的に穿設された連結孔5Dであり、それぞれ円筒中空部8の先端部と連通している。
上述した第2変形例と同様、この連結孔5Dを構成する2種類の噴出孔5e,5fのうち、一方の噴出孔5eの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5fは、一方の噴出孔5eを中心として左右方向に対称に延びる長円形状で穿設されている。また、この噴出孔5eと噴出孔5fの噴射角は略同一方向であり、かつ、噴出孔5eから噴射された高圧気体と噴出孔5fから噴射された高圧気体とが合流して干渉するように設定されている。
一方、チップ体4Dに対する各連結孔5Dの噴射方向は、それぞれの中心軸Oからの放射方向に対して周方向に所定の角度だけ傾斜するように設定され、それぞれから噴射される高圧気体が互いに干渉しないようになっている。この所定の角度は、30°〜50°の範囲であることが好ましい。また、上記放射方向は、鉛直方向(チップ体4Dの中心軸方向)に対して30°〜60°の範囲で傾斜していることが好ましく、特に略45°に設定されていることが望ましい。
以上のような構成からなる第4変形例に係るチップ体4Dを備えた泡立て用ノズル1によれば、上述した実施形態および第1ないし第3変形例と同様の作用・効果を得られることはもとより、容器6内の液体7に対して攪拌作用を付与することができる複数の連結孔5Dが、チップ体4Dの先端部の円周方向に沿って所定の間隔に穿設されているので、容器6内の液体7を第3変形例のチップ体4Cよりも効果的に攪拌することができる。
次に、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第5変形例について、図19ないし図22を参照にしながら説明する。図19は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第5変形例を示す斜視図であり、図20は、その第5変形例のチップ体を示す底面図である。また、図21および図22は、その第5変形例に係るチップ体をそれぞれ異なる角度から見た側面図を示している。なお、これらの図において、上述した実施形態や各変形例と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第5変形例であるチップ体4Eの先端部には、図20に示すように、所定の傾斜角度で切削加工された3つの傾斜面4Ebが形成され、この各傾斜面4Ebには、異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5e,5fが穿設されている。この2種類の噴出孔5e,5fは、一体的に穿設された連結孔5Eであり、それぞれ円筒中空部8の先端部と連通している。
上述した第2変形例と同様、この連結孔5Eを構成する2種類の噴出孔5e,5fのうち、一方の噴出孔5eの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5fは、一方の噴出孔5eを中心として左右方向に対称に延びる長円形状で穿設されている。また、この噴出孔5eと噴出孔5fの噴射角は略同一方向であり、かつ、噴出孔5eから噴射された高圧気体と噴出孔5fから噴射された高圧気体とが合流して干渉するように設定されている。
一方、チップ体4Eに対する各連結孔5Eの噴射方向は、それぞれの中心軸Oからの放射方向に対して周方向に所定の角度だけ傾斜するように設定され、それぞれから噴射される高圧気体が互いに干渉しないようになっている。この所定の角度は、30°〜50°の範囲であることが好ましい。また、上記放射方向は、鉛直方向(チップ体4Eの中心軸方向)に対して30°〜60°の範囲で傾斜していることが好ましく、特に略45°に設定されていることが望ましい。
以上のような構成からなる第5変形例に係るチップ体4Eを備えた泡立て用ノズル1によれば、上述した実施形態および第1ないし第4変形例と同様の作用・効果を得ることができる。
次に、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第6変形例について、図23ないし図25を参照にしながら説明する。図23は、本実施形態に係る泡立て用ノズルのチップ体の第6変形例を示す斜視図であり、図24および図25は、その第6変形例のチップ体を示す底面図および側面図である。なお、これらの図において、上述した実施形態や各変形例と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
第6変形例であるチップ体4Fの先端部には、図24に示すように、その側面の一部を切り欠いて形成された3つの湾曲面4Fbが設けられ、該湾曲面4Fbには異なる孔断面形状を有する2種類の噴出孔5e,5fが穿設されている。この2種類の噴出孔5e,5fは、一体的に穿設された連結孔5Fであり、それぞれ円筒中空部8の先端部と連通している。
上述した第2変形例と同様、この連結孔5Fを構成する2種類の噴出孔5e,5fのうち、一方の噴出孔5eの孔断面は正円形状で形成されており、他方の噴出孔5fは、一方の噴出孔5eを中心として左右方向に対称に延びる長円形状で穿設されている。また、この噴出孔5eと噴出孔5fの噴射角は略同一方向であり、かつ、噴出孔5eから噴射された高圧気体と噴出孔5fから噴射された高圧気体とが合流して干渉するように設定されている。
一方、チップ体4Fに対する各連結孔5Fの噴射方向は、それぞれの中心軸Oからの放射方向に対して周方向に所定の角度だけ傾斜するように設定され、それぞれから噴射される高圧気体が互いに干渉しないようになっている。この所定の角度は、30°〜50°の範囲であることが好ましい。また、上記放射方向は、鉛直方向(チップ体4Fの中心軸方向)に対して30°〜60°の範囲で傾斜していることが好ましく、特に略45°に設定されていることが望ましい。
以上のような構成からなる第5変形例に係るチップ体4Fを備えた泡立て用ノズル1によれば、上述した実施形態および第1ないし第5変形例と同様の作用・効果を得ることができる。
なお、図12〜図25に示す各チップ体4C〜4Fでは、先端部の各湾曲面4Cb,4Fbおよび各傾斜面4Db,4Ebに上述した第2変形例の噴出孔5e,5fと同形状の連結孔5C〜5Fが穿設されているが、本発明はこれに限定されず、例えば実施形態の噴出孔5aおよび5b、あるいは第1変形例の噴出孔5cおよび5dが各湾曲面4Cb,4Fbおよび各傾斜面4Db,4Ebに穿設されていてもよい。
また、第4ないし第6変形例に係るチップ体4D〜4Fでは、加工コストおよび攪拌性能などを考慮して、先端部周方向に沿って120°間隔で3つの傾斜面4Db,4Ebまたは3つの湾曲面4Fbを配設し、この各面に連結孔5D〜5F(噴出孔5e,5f)穿設しているが、本発明はこれに限定されず、例えばこれらの配置をチップ体4D〜4Fの先端部周方向に沿って90°間隔で4つ、あるいは180°間隔で2つとしてもよい。
以上、本発明の実施形態およびその変形例について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、チップ体4の底面4aに穿設される噴出孔が3種類以上であってもよく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。
また、上述した実施形態では、泡立て用ノズル1の先端部に脱着可能に取り付けられたチップ体4に各噴出孔を穿設したが、これに限定されず、例えば、チップ体4が泡立て用ノズル1に一体化されている構造、すなわち閉口になっている泡立て用ノズル1の先端部に噴出孔が直接穿設されている構造でもよい。
また、本発明は、泡立て対象の液体として生クリームなどを乳化させる場合にも適用可能である。この場合、高圧気体発生装置2によって常温よりも冷やされた高圧気体(高圧空気)を発生させ、該低温高圧気体を泡立て用ノズル1から対象液体である乳成分が40%以上の生クリーム原料に噴射することにより、質の良い乳化を短時間で実現することができる。
1・・・泡立て用ノズル
2・・・高圧気体発生装置(コーヒー抽出装置)
3・・・流通路
4,4A〜4F・・・チップ体
4a,4Aa〜4Fa・・・底部
4Cb,4Fb・・・湾曲面
4Db,4Eb・・・傾斜面
5a〜5f・・・噴出孔
5A〜5F・・・連結孔
6・・・容器(ミルクピッチャー)
7・・・液体(ミルク)
8・・・円筒中空部
9・・・平行ねじ部
Ga,Gb・・・高圧気体(高温蒸気)

Claims (12)

  1. 大気圧より高い高圧気体を生成する気体発生装置に接続され、先端部から前記高圧気体を噴出することにより、その噴出方向に配された液体を攪拌しながら泡立てる泡立て用ノズルであって、
    前記先端部には、前記高圧気体を噴射するための少なくとも2種類の噴出孔が穿設され、
    前記噴出孔のうち少なくとも1種類の噴出孔は、他の噴出孔から噴射される前記高圧気体の速度とは異なる速度で前記高圧気体を噴射するように、前記他の噴出孔とは異なる形状で形成され、かつ、
    前記噴出孔から噴射された異なる速度の前記高圧気体は、噴出後に前記液体中で互いに干渉することを特徴とする泡立て用ノズル。
  2. 前記噴出孔は、前記先端部に脱着可能に取り付けられたチップ体の底面に穿設されている請求項1に記載の泡立て用ノズル。
  3. 前記少なくとも1つの噴出孔の孔断面は、正円形状であり、かつ、
    前記他の噴出孔の孔断面は、前記正円形状よりも孔断面積が大きい長円形状である請求項1または2に記載の泡立て用ノズル。
  4. 前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とは、前記先端部の同一平面上に離間して穿設された別体の孔である請求項1ないし3のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
  5. 前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とは、前記先端部の同一平面上に一体的に穿設された連結孔である請求項1ないし3のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
  6. 前記先端部の側面には、前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とが穿設された複数の加工面が形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
  7. 前記先端部の側面には、前記少なくとも1種類の噴出孔と前記他の噴出孔とが穿設された複数の加工面が周方向に沿って所定の間隔毎に形成され、かつ、
    前記加工面に穿設された噴出孔の噴射方向は、それぞれ他の加工面に穿設された噴出孔から噴射される前記高圧気体に干渉しないように設定されている請求項1ないし3のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
  8. 前記加工面に穿設された噴出孔の噴射方向は、それぞれの放射方向に対して周方向に所定の角度だけ傾斜するように設定されている請求項6または7に記載の泡立て用ノズル。
  9. 前記放射方向は、鉛直方向に対して30°〜60°の範囲で傾斜するように設定され、かつ、前記所定の角度は、30°〜50°の範囲である請求項8に記載の泡立て用ノズル。
  10. 前記加工面に穿設された噴出孔は、前記先端部の周方向に沿って120°間隔で形成されている請求項7ないし9のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
  11. 前記気体発生装置は、大気圧より高い圧力を付与してコーヒーを抽出するとともに、前記高圧気体として高温蒸気を生成するコーヒー抽出装置であり、かつ、
    前記液体は、前記高温蒸気により加温されながら泡立てられるミルクである請求項1ないし10のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
  12. 前記液体は、前記高圧気体によって泡立てられる生クリームである請求項1ないし10のいずれかに記載の泡立て用ノズル。
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