JP5176691B2 - 電子機器及び液晶表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示部の回転角度に応じて走査線の走査方向が反転する液晶表示装置と、この液晶表示装置を搭載した電子機器に関する。
携帯電話端末装置や撮像装置などの各種電子機器は、電子機器本体に対して表示部、すなわちモニター部がヒンジなどの接続部で取り付けられて構成されている。
例えば、特許文献1に開示されている電子撮像装置では、撮像者を被写体として撮像できるように撮像部に対して本体部を半回転した場合、撮像で得られた画像を上下反転させて表示部に表示することで、正しい向きに画像が表示される。
特許文献2に開示されている情報記録再生装置では、情報記録再生装置本体とモニター部とを一体として使用して撮影者を対面撮像する場合、情報記録再生装置本体に対するモニター部の回動状態を検出し、その検出結果に応じて画像を上下反転処理して表示部に表示する。
特許文献3に開示されている携帯電話機では、筐体の正面側であって表示部と操作部との間にカメラ部が配設され、少なくとも筐体を上下反転させてカメラ部で撮像を行った場合に、撮像で得られた画像情報を画像処理部で上下反転させ、少なくとも筐体を上下反転させて表示する場合には、表示部で表示される表示情報を表示処理部で上下反転させている。
特許文献4に開示されている電子カメラ装置などの画像記録再生装置では、互いに直交する方向の二軸により回転する表示部と、上下左右4方向に対して互いに異なる複数の機能が割り当てられたキー操作部と、を有し、表示部の回転角度を検出するステップと、検出された回転角度に応じて操作部に割り当てられた複数の機能を変更するステップと、により常に表示部を中心とした操作体系を提供している。
これらの各種電子機器の表示部、すなわちモニター部には液晶表示装置が搭載されている。従来の液晶表示装置の一般的な構成について説明する。図7は、従来の一般的な液晶表示装置の構成を模式的に示す図であり、(A)は液晶表示装置の全体構成を、(B)は一つの画素部分の構成を示している。
液晶表示装置50は、液晶表示パネル51と走査線駆動回路52と信号線駆動回路53とLCDコントローラ54とを有する。
液晶表示パネル51は2枚の基板間に液晶が挟持されて構成される。一方の基板には表示領域に、行方向に延伸して配置された複数の走査線Giと、列方向に延伸して配置された複数の信号線Sjと、が備えられ、走査線Giと信号線Sjとの各交差部近傍に画素が設けられている。なお、添え字iは1からMまでの自然数であり、添え字jは1からNまでの自然数であり、Mは走査線の総本数であり、Nは信号線の総本数である。走査線Giと信号線Sjとの各交差部にスイッチング素子51ijとしてのTFT(Thin Film Transistor)が備えられている。スイッチング素子51ijの出力側には液晶51dを挟む一方の電極、すなわち画素電極51eが接続され、各画素電極51eに対向するように共通した対向電極51fが配置される。画素毎に、液晶51dで構成される液晶容量Clcに補助容量CCsが並列接続されている。補助容量CCsを構成する補助容量電極51gが、スイッチング素子51ijの出力端に接続されている。
LCDコントローラ54は、水平同期信号HD、垂直同期信号VD及びクロック信号に基づいて水平制御信号や垂直制御信号を生成し、垂直制御信号を走査線駆動回路52に出力し、水平制御信号を信号線駆動回路53に出力する。走査線駆動回路52は、LCDコントローラ54から入力される垂直制御信号に基づいて各走査線Giに走査信号を順次印加して選択状態とする。信号線駆動回路53は、LCDコントローラ54から入力される水平制御信号に基づいて、画素信号R,G,Bに対応する信号電圧を信号線Sjに出力する。
このように構成された液晶表示装置50では、走査線駆動回路52から各走査線Giに順次電圧が印加されるとTFT51i1〜51iNが順次ON状態となり、信号線駆動回路53が画素電位として信号電圧を印加する。すなわち、選択状態の走査線Giに接続されている画素電極51eに対し、信号線駆動回路53が信号線Sjに信号電圧を印加する。よって、各画素の透過率が変化し、液晶表示パネル51は画面全体で画像を表示する。
ところで、液晶表示装置では長時間にわたり液晶に直流電圧が印加されると、焼付けと呼ばれる残像現象を引き起こす。そのため、信号線Sから各画素へ入力する信号の電位の極性を、対向電極電位を基準として、周期的に反転させる。極性反転は1フレーム毎に行われ、1垂直周期毎に、すなわち走査線Giの全てを一回走査する期間毎に、液晶に加わる電界方向を逆にする。このようなフレーム反転駆動で液晶51dを駆動すると、画面上の位置が異なると輝度がアンバランスとなり、所謂輝度傾斜が生じる(例えば特許文献5)。特に、液晶表示プレートの画面に中間調を表示する場合、輝度傾斜の影響が顕著に現れる。
図8は、図7(B)に示す一つの画素部分の構成を示す等価回路図である。スイッチング素子51ijにおいて、図示するように、画素電極51eと走査線Giとの間に寄生容量Cgdが形成され、画素電極51eと信号線Sjとの間に寄生容量Csdが形成される。
図9は液晶表示パネルを駆動するためのタイムチャートを模式的に示す図で、(A)は画面上部における画素電極の電位波形を示し、(B)は画面下部における画素電極の電位波形を示している。各図の横軸は時間であり、縦軸は電圧である。
いま、スキャン方向は画面上部から下部に向いているものとすると、走査線駆動回路52は走査線G1,G2,G3,・・・,GMの順に一定時間のパルス信号波形を生じる。よって、走査線Giの電位は、一定時間だけ低電位Vglから高電位Vghとなる。対向電極51fには一定の電圧Vcomが印加され、信号線Sjには、電圧Vcomよりも高い電圧と低い電圧Vとがフレーム毎に交互に印加されているとする。
液晶表示パネル51の各画素では、電圧V+で正極の書き込みと電圧Vで負極の書き込みとが繰り返し行われる。各画素における画素電極51eの電位は次のようになる。
信号線Sjに電圧Vcomより高い電圧が印加される間では、先ず寄生容量Csdの影響でΔV2だけ電位がシフトし、走査線Giの電位がVghの間に信号線Sjの電位まで電位が上昇し、その後走査線Giの電位がVglになると、寄生容量Cgdの影響でΔV1だけ電位が低下する。このように信号線Sjに電位Vcomより高い電圧が印加される間電圧V+で正極の書き込みがなされる。
一方、信号線Sjに電圧Vcomより低い電圧が印加される間では、先ず寄生容量Csdの影響でΔV2だけ電位がシフトし、走査線Giの電位がVghの間に信号線Sjの電位まで電位が下がり、その後走査線の電位がVglになると、寄生容量Cgdの影響でΔV2だけ電位が高くなる。このように信号線Sjに電位Vcomより低い電圧が印加される間、電圧Vで負極の書き込みがなされる。
画面上部の画素では、図9(A)に示すように、ΔV1だけシフトした電圧の状態が長いが、画面下部の画素では、図9(B)に示すように、ΔV1だけシフトした電圧の状態が短い。つまり、液晶に印加される実効電圧が寄生容量Csdの影響で低下する期間は、画面上部では期間T1であるのに対し、画面下部では期間T2となり、期間T1より期間T2の方が長い。画面下部の画素の方が液晶に電圧が印加され難い。よって、中間調を表示すると、例えば走査線スキャン開始側の画素が明るく、走査線スキャン終了側の画素が暗くなり、画面全体として輝度傾斜が生じる。
特開2000−196942号公報 特開2001−346082号公報 特開2006−197404号公報 特開2006−279307号公報 特開2007−298799号公報
以上のように液晶の駆動に関してフレーム反転駆動を採用すると、走査線スキャンの開始側から終了側に向けて輝度が少しずつ異なり、この方向に輝度傾斜が生じる。そして、電子機器本体に対してモニター部を上下逆にする毎に走査方向を切り換える場合、輝度傾斜の傾斜方向もその都度切り換わる為、輝度傾斜の存在をユーザ自身が目視で認識しやすくなってしまう。
図10は本発明が解決しようとする課題を説明するための説明図であり、走査方向が変わる前後の各状態における画面の輝度傾斜をグラデーションとグラフとで模式的に示している。なお、液晶セルに電圧を印加すると白くなるノーマリーブラックの場合を示している。
図10(A)に示すように、液晶表示パネルが或る画像を表示している状態(この状態を以下、「通常の表示状態」と呼ぶ。)では、走査線G1から走査線GMに向かって各走査線が順に選択される。この場合には、点Bの位置の画素の方が点Aの位置の画素に比べて液晶に印加される実効電圧が小さくなり、点Bの位置の画素は図示するように点Aの位置の画素よりも輝度が低くなる。図示を省略するが、ノーマリーホワイトの場合には点Bの位置の画素の方が点Aの位置の画素に比べて輝度が高くなる。
この通常の表示状態において、液晶表示パネルに外部から上下反転コマンドが入力されると、上下反転の表示状態となり、図10(B)に示すように、走査線GMから走査線G1に向かって各走査線が順に選択される。この場合には、点Aの位置の画素の方が点Bの位置の画素に比べて液晶に印加される実効電圧が小さくなり、点Aの位置の画素の方が点Bの位置の画素よりも輝度が低くなる。
この上下反転の表示状態において、再度液晶表示パネルに外部から上下反転コマンドが入力されると通常の表示状態にシフトし、図10(A)に示すように、点Bの位置の画素の方が点Aの位置の画素よりも再び輝度が低くなる。
このように、上下反転コマンドの入力毎に走査方向が反転すると、輝度傾斜の存在がユーザの目視で認識されやすくなり、表示品質を損なうことが問題となっていた。
本発明の目的は、走査線の走査方向が反転しても輝度傾斜の存在が認識され難い電子機器及び液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電子機器本体に対する液晶表示パネルの回転角度に応じて該液晶表示パネルにおける走査線の走査方向が反転する電子機器であって、上記走査線の走査方向を反転させる際に液晶表示パネルに表示信号電圧として第1の閾値以下の電圧又は第2の閾値以上の電圧の一方を印加して、黒画像又は白画像の一方を画面全体に割込画像として表示する割込制御部を有し、液晶表示パネルがノーマリブラック型であるとき、第1の閾値は黒表示となる電圧に設定されて第2の閾値は白表示となる電圧に設定され、液晶表示パネルがノーマリホワイト型であるとき、第1の閾値は白表示となる電圧に設定されて第2の閾値は黒表示となる電圧に設定されることを特徴とするものである。
割込制御部は、更に、表示信号電圧として第1の閾値以下の電圧又は第2の閾値以上の電圧の他方を印加して所定のメッセージ画像を割込画像として表示する。
割込制御部は、電子機器本体に対する液晶表示パネルの回転角度が第1の角度範囲から第2の角度範囲に遷移したときに、所定の期間だけ割込画像を液晶表示パネルに表示する。
本発明の液晶表示装置は、電子機器本体に対する回転角度に応じて表示部における走査線の走査方向が反転するようになっていて、走査線の走査方向を反転させる際に表示部に表示信号電圧として第1の閾値以下の電圧又は第2の閾値以上の電圧の一方を印加して、黒画像又は白画像の一方を画面全体に割込画像として表示する割込制御部を有し、表示部は液晶表示パネルであり、該液晶表示パネルがノーマリブラック型であるとき、第1の閾値は黒表示となる電圧に設定されて第2の閾値は白表示となる電圧に設定され、液晶表示パネルがノーマリホワイト型であるとき、第1の閾値は白表示となる電圧に設定されて第2の閾値は黒表示となる電圧に設定されることを特徴とする。
割込制御部は、更に、表示部に表示信号電圧として第1の閾値以下の電圧又は第2の閾値以上の電圧の他方を印加して所定のメッセージ画像を割込画像として表示する。
割込制御部は、電子機器本体に対する表示部の回転角度が第1の角度範囲から第2の角度範囲に遷移したときに、所定の期間だけ割込画像を表示部に表示する。
本発明によれば、走査線の走査方向が反転しても輝度傾斜の存在を認識され難くすることができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
〔電子機器の概略〕
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器1の概略ブロック図である。本発明の実施形態に係る電子機器1は、液晶表示素子2Aを有するモニター部2と、各種用途に応じた機能を内蔵した電子機器本体部(以下「本体部」とする。)3と、モニター部2と本体部3とを相互に回転可能に接続する接続部4と、モニター部2と本体部3との相対的な角度を検出するためのセンサー5と、を備える。本体部3にはメモリが備えられ、液晶表示素子2Aに表示するデータが格納されている。センサー5は例えばモニター部2に当接し得るように本体部3にスイッチを設けてもよいし、モニター部2と本体部3とにそれぞれ角度センサーを設けても良い。
電子機器1の例としては、撮像装置、電子手帳、電話端末装置、テレビ装置などを挙げることができる。図2は、電子機器1の一例としての撮像装置を示し、(A)は撮影者がモニター部2を見る状態を、(B)はモニター部2が本体部3に対して回転している途中の状態を、(C)は被撮影者がモニター部2を見る状態を、それぞれ示す図である。撮像装置1では、モニター部2が本体部3に対して接続部4を介して揺動回転可能に取り付けられている。撮像装置の場合、本体部3には、上記メモリのほかファインダー、レンズ、撮像素子、メモリとこれらを制御するCPU(図示せず)が格納されている。図2に示す撮像装置では、ファインダー側とレンズ側とにそれぞれ人が対峙した状態で液晶表示素子2Aに表示される画面をモニター部2の回転で相互に見合うことができる。このことは撮像装置以外の各種電子機器1においても同様である。ここで、モニター部2を本体部3に対して回転すると、本体部3に対する液晶表示素子2Aの上下が逆転し、液晶表示素子2Aの走査線Giが上側から下側に向けて走査線G1,G2,・・,GMが配置された状態から、走査線Giが上側から下側に向けて走査線GM,・・,G2,G1が配置された状態となる。
〔第1の実施形態〕
〔電子機器の構成〕
図3は図1のブロック構成図の詳細を示し、(A)は液晶表示素子2Aを含む電子機器1の主要構成図、(B)は液晶表示素子2Aにおける各画素の構成図である。
電子機器1は、画像データに基づいて画像が表示される液晶表示素子2Aとしての液晶表示パネル11と、液晶表示パネル11の走査線Giを走査するための走査線駆動回路12と、液晶表示パネル11の信号線Sjに信号電圧を供給するための信号線駆動回路13と、走査線駆動回路12及び信号線駆動回路13を制御する制御部14と、を備える。
液晶表示パネル11は、2枚の基板間に液晶が挟持されて構成されている。一方の基板には表示領域に、行方向に延伸して配置された複数の走査線Giと、列方向に延伸して配置された複数の信号線Sjと、を備え、走査線Giと信号線Sjとの各交差部近傍に画素が設けられている。なお、添え字iは1からMまでの自然数であり、添え字jは1からNまでの自然数、Mは走査線の総本数、Nは信号線の総本数である。走査線Giと信号線Sjとの各交差部にはスイッチング素子11ijとしてのTFT(Thin Film Transistor)を備えている。スイッチング素子11ijは、走査線Giに接続される制御電極11aと、信号線Sjに接続される第1電極11bと、走査線Giが選択状態にある場合に第1電極11bと導通する第2電極11cと、から構成される。スイッチング素子11ijの出力側に液晶11dを挟む一方の電極、すなわち画素電極11eが接続されている。各画素電極11eに対向するように共通した対向電極11fが配置され、この対向電極11fと各画素電極11eとの間には液晶11dが充填されている。画素毎に、液晶11dで構成される液晶容量Clcに補助容量CCsが並列接続されている。補助容量CCsを構成する補助容量電極11gが、スイッチング素子11ijの出力端に接続されている。なお、対向電極11fは各画素における画素電極11e及び液晶11dとで液晶容量Clcを構成し、対向電極11fは補助容量電極11gとで補助容量CCsを画素毎に構成する。
制御部14は信号発生部14A、メモリ部14B、データ送出部14C、走査方向変更指令部14D及び割込制御部14Eを備える。
信号発生部14Aは、水平制御信号、垂直制御信号、クロック信号その他の各種信号を発生し、走査線駆動回路12に対し垂直制御信号、水平制御信号を出力し、信号線駆動回路13に対し垂直制御信号、水平制御信号及びクロック信号を出力する。
メモリ部14Bは、図示しない記録媒体や外部から入力されかつ液晶表示パネル11に表示されるデータを、一時的に格納する。
データ送出部14Cは、メモリ部14Bに一時的に格納されているデータを、垂直制御信号、水平制御信号及びクロック信号に同期するように、所定の順序で信号線駆動回路13に送出する。
走査方向変更指令部14Dは、走査線Giの走査方向の変更指令、所謂上下反転コマンドを走査線駆動回路12に出力する。すなわち、走査線Giを走査線G1,G2,G3,・・・,GMの順に選択する順方向指令、走査線Giを走査線GM,・・・,G3,G2,G1の順に選択する逆方向指令の何れかを例えばセンサー5から出力されたデータに応じて選択し走査線駆動回路12に出力する。
割込制御部14Eは、本体部3に対する液晶表示パネル11の回転角度が所定の角度を閾値としてある状態から別の状態に遷移すると所定の期間だけ割込画像を表示パネル11に表示する。本体部3に対する液晶表示パネル11の角度は、例えばセンサー5から出力されたデータに基づいて求め、その角度が所定の角度を閾値として第1の角度範囲から第2の角度範囲に遷移したときに、所定の期間だけ割込画像を液晶表示パネル11に表示する。割込制御部14Eの詳細は後述する。
走査線駆動回路12は、信号発生部14Aから出力される垂直制御信号に基づいて当該フレームでの走査線Giの走査を開始すると共に、制御部14から出力される水平制御信号に基づいて対応する走査線の走査信号を所定の期間だけローレベルの電圧からハイレベルの電圧に切り換える。すなわち、対応する走査線を所定の期間だけ選択状態にする。このとき、走査線駆動回路12は、走査方向変更指令部14Dから順方向指令が出力されているときは走査線G1,G2,・・・,GMの順に選択状態とし、逆方向指令が出力されているときは走査線GM,・・・,G3,G2,G1の順に選択状態とする。
信号線駆動回路13は、信号発生部14Aから出力される垂直制御信号、水平制御信号及びクロック信号に基づいて、液晶表示パネル11に設けられた各信号線Siに対し、データ送出部14Cから出力されてくる画像データに対応する表示信号電圧を、所定のタイミングで出力する。
次に、割込制御部14Eについて詳説する。
割込制御部14Eには判定部が内蔵されており、センサー5から出力されたデータに基づいて本体部3に対するモニター部2の状態遷移を判定する。例えば、図2に示すように本体部3に対してモニター部2が回転可能に取り付けられている電子機器1の場合、液晶表示パネル11が回転軸回りに0度から180度の状態になるまで回転するので、本体部3に対するモニター部2の回転状態に応じて、本体部3に対するモニター部2の角度範囲を第1の状態と第2の状態とに区分けする。すなわち、モニター部2の法線方向がx方向に向いている状態を角度ゼロとし、モニター部2の回転軸方向であるy軸方向に右ネジが進む方向(図2(B)の矢印の向き)をモニター部2の回転方向のプラスとすると、モニター部2の法線方向の向きが0度からα度の間であれば第1の角度範囲とし、モニター部2の法線方向の向きがα度から180度の間であれば第2の角度範囲とする。αは例えば90度又はその前後と定めることができる。走査線Giの配列を前述のように図3(A)ではモニター部2の上側から下側に向けて走査線G1,G2,・・,GMと配置されているとすると、第1の角度範囲では液晶表示パネル11の上側から下側に向けて走査線G1,G2,G3,・・・,GMの順で配置され、第2の角度範囲では逆に液晶表示パネル11の下側から上側に向けて走査線G1,G2,G3,・・・,GMの順で配置されることになる。この設定の下、割込制御部14Eは、センサー5から出力されたデータに基づいて液晶表示パネル11が第1の角度範囲から第2の角度範囲に遷移したか、逆に、第2の角度範囲から第1の角度範囲に遷移したかを判定する。
また、割込制御部14Eは、液晶表示パネル11の本体部3に対する状態が別の状態に遷移すると、信号線駆動回路13へ出力する映像信号を切り換える。すなわち、所定の期間だけ割込画像を液晶表示パネル11に表示させ、その後、再びメモリ部14Bに格納されているデータに基づく画像を液晶表示パネル11に表示させる。
割込制御部14Eによる映像信号の切り換えについて説明する。
割込制御部14Eは、センサー5からの出力に基づいて第1の角度範囲から第2の角度範囲、又は、第2の角度範囲から第1の角度範囲に液晶表示パネル11が遷移したと判定すると、第1の閾値以下又は第2の閾値以上の電圧が全ての画素の液晶に印加されるように信号線駆動回路13に所定の期間だけ割込画像データを出力する。すなわち、所謂V−T曲線の傾斜が小さい領域の電圧が液晶に印加されるように割込画像データを出力する。
図4は割込制御部14Eによる映像信号の切り換えを説明するための図であり、液晶への印加電圧に対する各画素における光の透過率(V−T)特性を示している。図4(A)はノーマリーブラックモードの場合、すなわち液晶に電圧が印加されていないときに光を遮断し液晶に電圧が印加されているときに光を透過する表示モードの場合を示し、図4(B)はノーマリーホワイトの場合、すなわち液晶に電圧が印加されていないときに光が透過し液晶に電圧が印加されているときに光を遮断する表示モードの場合を示す。印加電圧−透過率(V−T)特性において、印加電圧が第1の閾値Vth1以下又は第2の閾値Vth2以上ではV−T特性の傾きdT/dVはゼロに近いが、印加電圧が一定の範囲、すなわち第1の閾値Vth1から第2の閾値Vth2までの間ではV−T特性の傾きdT/dVの値が急激に変化する。このため、傾きdT/dVの値が急激に変化する範囲でフレーム反転駆動すると輝度傾斜が大きく生じる。
そこで、本実施の形態では、ノーマリーブラックの場合では、例えば、液晶表示パネル11の画面全体が黒画像となるように、第1の閾値電圧Vth1を設定し、また例えば、画面全体が白画像となるように、第2の閾値電圧Vth2を設定しておく。そして、割込制御部14Eに各画素の液晶に対して第1の閾値電圧以下又は第2の閾値電圧以上が印加されるよう割込画像データを信号線駆動回路13に出力させる。これにより、液晶表示パネル11の画面全体に黒又は白の割込画像が表示される。
なお、ノーマリーホワイトの場合では、第1の閾値電圧Vth1を設定したときには画面全体に白画像の割込画像が表示され、第2の閾値電圧Vth2を設定したときには黒画像の割込画像が表示される。
そして、所定の期間だけ表示されるこの割込画像は、V−T特性の傾きdT/dVの変化が小さい範囲からなる画像であるため、輝度傾斜の発生が小さい。このため、走査線の走査方向を反転させる際に、このような割込画像を表示させることによって、輝度傾斜の傾斜方向の劇的変化及びその傾斜度合いの劇的変化の発生を和らげることができ、輝度傾斜の存在を認識され難くすることができる。
ここで、データ送出部14Cは、外部から入力されてメモリ部14Bに書き込まれる画像データについてメモリ部14Bからのデータの読み出し先アドレス及び読み出し方向のみを特定し、下位アドレスから上位アドレスに向けて読み出す場合と、逆に上位アドレスから下位アドレスに向けて読み出す場合とを択一的に選択する。この場合、データ送出部14Cから信号線駆動回路13に対して、信号線S1から信号線SNに向けて選択状態とするのか、逆に信号線SNから信号線S1に向けて選択状態にするかの制御信号を入力する。すると、信号線駆動回路13は、入力された制御信号に基づいて信号線Sjの駆動順序を制御して、映像信号に係る信号電圧を各信号線Sjに印加する。
データ送出部14Cがメモリ部14Bの読み出し先アドレス及び読み出し順序を特定することで、液晶表示パネル11の画面に上下反転及び/又は左右反転の画像を表示することができる。
〔電子機器の動作〕
第1の実施形態に係る電子機器1の動作について、電子機器1に挿入された記録媒体に記録されている画像データが電子機器1の再生機能でメモリ部14Bに格納されることにより当該画像データが再生表示される場面を想定して詳述する。図2(A)においてユーザAがモニター部2の画面側に向いて配置し、ユーザBがモニター部2の背面側に向いて配置しているとする。
電子機器1で再生を行う場合、モニター部2が図2(A)に示す通常の撮影状態、すなわち図5(A)に示すように液晶表示パネル11の上から下に向けて走査線G1,G2,・・・,GMが並んでいる。そして、液晶表示パネル11には図5(A)に示す画像(図では「L」の文字)が表示されるものとする。つまり、メモリ部14Bには、「L」の文字が表示される画像データが格納されるものとする。このとき、液晶表示パネル11はフレーム反転で駆動されているので、走査線Giのスキャン方向に沿って輝度傾斜が生じている。
いま、ユーザBにモニター部2の画面が見えるようユーザAが本体部3に対しモニター部2を第1の閾値としての90度を超えて回転(正転)させて例えば図2(C)に示す状態にする。すると、走査方向変更指令部14Dがセンサー5から出力されたデータに基づいて上下反転コマンドを走査線駆動回路12に出力する。走査線駆動回路12は上下反転コマンドを受けると走査線の走査方向を反転させることにより走査線GM,・・・,G3,G2,G1の順に走査線を選択する。一方、割込制御部14Eは、センサー5からのデータに基づいて、本体部3に対するモニター部2の回転角度が第1の状態から第2の状態に遷移したと判断し、液晶表示パネル11の各画素の液晶に第1の閾値以下の電圧が印加されるように又は第2の閾値以上の電圧が印加されるように、メモリ部14Bに格納されている画像データのデータ送出部14Cによる信号線駆動回路13への出力よりも優先させて、割込画像データを信号線駆動回路13に出力する。
これにより、液晶表示パネル11に表示される画像は、図5(A)に示すようなメモリ部14Bに格納されている画像データに基づく輝度傾斜の発生が大きい画像から、図5(B)に示すような割込画像データに基づく割込画像としての例えば黒画像に切り換わる。この黒画像表示では輝度傾斜の発生は小さくなる。
そして、割込制御部14Eは、例えば内蔵カウンタで計時することにより割込画像の表示を開始してから所定の期間が経過したことを検出すると、割込画像データの信号線駆動回路13への優先的な出力を停止する。これにより、信号線駆動回路13には再びメモリ部14Bに格納されている画像データがデータ送出部14Cにより入力される。このとき、データ送出部14Cは、図5(C)に示すように、液晶表示パネル11に表示される画像が上下反転するようにメモリ部14Bに格納されている画像データを信号線駆動回路13へ出力する。
すなわち、本実施形態では、ユーザBにモニター部2の画面が見えるようユーザAが本体部3に対しモニター部2を所定の角度を超えて回転させたときに、電子機器1が上述のように動作することによって、走査線の走査方向の切り換えに伴って発生する輝度傾斜の傾斜方向の劇的変化及びその傾斜度合いの劇的変化を和らげることができ、ユーザAやユーザBに対して、輝度傾斜の存在を認識され難くすることができ、結果として、液晶表示パネル11の表示品質を向上させることができる。
なお、本体部3に対してモニター部2を第2の閾値としての90度を超えて回転(逆転)し、再び図2(A)に示すようにモニター部2をユーザA側に向ける場合においても同様に、走査方向変更指令部14Dがセンサー5から出力されたデータに基づいて上下反転コマンドを走査線駆動回路12に出力する。走査線駆動回路12は上下反転コマンドを受けると走査線の走査方向を再び反転させることにより走査線G1,G2,G3,・・・,GMの順に走査線を選択する。一方、割込制御部14Eは、センサー5からのデータに基づいて、本体部3に対するモニター部2の回転角度が第2の状態から第1の状態に遷移した(復帰した)と判断し、液晶表示パネル11の各画素の液晶に第1の閾値以下の電圧が印加されるように又は第2の閾値以上の電圧が印加されるように、メモリ部14Bに格納されている画像データのデータ送出部14Cによる信号線駆動回路13への出力よりも優先させて、割込画像データを信号線駆動回路13に出力する。
これにより、液晶表示パネル11に表示される画像は、図5(C)に示すようなメモリ部14Bに格納されている画像データに基づく輝度傾斜の発生が大きい画像から、図5(D)に示すような割込画像データに基づく割込画像としての例えば黒画像に切り換わる。この黒画像表示では輝度傾斜の発生は小さくなる。
そして、割込制御部14Eは、例えば内蔵カウンタで計時することにより割込画像の表示を開始してから所定の期間が経過したことを検出すると、割込画像データの信号線駆動回路13への優先的な出力を停止する。これにより、信号線駆動回路13には再びメモリ部14Bに格納されている画像データがデータ送出部14Cにより入力される。このとき、データ送出部14Cは、図5(A)に示すように、液晶表示パネル11に表示される画像の上下反転が復帰するようにメモリ部14Bに格納されている画像データを信号線駆動回路13へ出力する。
ここで、第1の閾値と第2の閾値は、90度に限定されるものでなく、また、第1の閾値と第2の閾値とは必ずしも同一の角度に設定される必要はない。例えば、第1の閾値を90度未満になるような角度に設定し、第2の閾値を90度以上になる角度に設定してもよい。また、その逆となるように設定してもよい。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、液晶表示パネル11に割込画像として黒画像または白画像が表示される場合について説明したが、第2の実施形態では、割込画像として所定のメッセージからなるメッセージ画像を表示する場合について説明する。
電子機器1で再生を行う場合、モニター部2が図2(A)に示す通常の撮影状態、すなわち図6(A)に示すように液晶表示パネル11の上から下に向けて走査線G1,G2,・・・,GMが並んでいる。そして、液晶表示パネル11には図6(A)に示す画像(図では「L」の文字)が表示されるものとする。つまり、メモリ部14Bには、「L」の文字が表示される画像データが格納されるものとする。このとき、液晶表示パネル11はフレーム反転で駆動されているので、走査線Giのスキャン方向に沿って輝度傾斜が生じている。
ユーザBにもモニター部2の画面が見えるようユーザAが本体部3に対してモニター部2を第1の閾値としての90度を超えて回転(正転)して図2(C)に示す状態にする。すると、走査方向変更指令部14Dがセンサー5から出力されたデータに基づいて上下反転コマンドを走査線駆動回路12に出力する。走査線駆動回路12は上下反転コマンドを受けると走査線の走査方向を反転させることにより走査線GM,・・・,G3,G2,G1の順に走査線を選択する。一方、割込制御部14Eは、センサー5からのデータに基づいて、本体部3に対するモニター部2の回転角度が第1の状態から第2の状態に遷移したと判断し、液晶表示パネル11に所定のメッセージが表示されるように、メモリ部14Bに格納されている画像データのデータ送出部14Cによる信号線駆動回路13への出力よりも優先させて、割込画像データを信号線駆動回路13に出力する。このとき、液晶表示パネル11に表示されるメッセージ画像は、液晶に印加される電圧が第1の閾値以下の電圧となる画素と、第2の閾値以上の電圧が印加される画素とによってメッセージが形成されることが好ましい。このようにすればメッセージ画像表示での輝度傾斜の発生を小さくすることができる。
これにより、液晶表示パネル11に表示される画像は、図6(A)に示すようなメモリ部14Bに格納されている画像データに基づく輝度傾斜の発生が大きい画像から、図6(B)に示すような割込画像データに基づく割込画像としてのメッセージ画像に切り換わる。
そして、割込制御部14Eは、例えば内蔵カウンタで計時することにより割込画像の表示を開始してから所定の期間が経過したことを検出すると、割込画像データの信号線駆動回路13への優先的な出力を停止する。これにより、信号線駆動回路13には再びメモリ部14Bに格納されている画像データがデータ送出部14Cにより入力される。このとき、データ送出部14Cは、図6(C)に示すように、液晶表示パネル11に表示される画像が上下反転するようにメモリ部14Bに格納されている画像データを信号線駆動回路13へ出力する。
すなわち、第2の実施形態では、ユーザBにモニター部2の画面が見えるようユーザAが本体部3に対しモニター部2を所定の角度を超えて回転させたときに、電子機器1が上述のように動作することによって、走査線の走査方向の切り換えに伴って発生する輝度傾斜の傾斜方向の劇的変化及びその傾斜度合いの劇的変化を和らげることができ、ユーザAやユーザBに対して、輝度傾斜の存在を認識され難くすることができ、結果として、液晶表示パネル11の表示品質を向上させることができる。さらに、図6(B)に示すように、「反転しました」などのメッセージを画面に表示すれば、表示される画像が反転することをユーザAに通知することができる。
なお、本体部3に対してモニター部2を第2の閾値としての90度を超えて回転(逆転)し、再び図2(A)に示すようにモニター部2をユーザA側に向ける場合においても同様に、走査方向変更指令部14Dがセンサー5から出力されたデータに基づいて上下反転コマンドを走査線駆動回路12に出力する。走査線駆動回路12は上下反転コマンドを受けると走査線の走査方向を再び反転させることにより走査線G1,G2,G3,・・・,GMの順に走査線を選択する。一方、割込制御部14Eは、センサー5からのデータに基づいて、本体部3に対するモニター部2の回転角度が第2の状態から第1の状態に遷移した(復帰した)と判断し、液晶表示パネル11に所定のメッセージが表示されるように、メモリ部14Bに格納されている画像データのデータ送出部14Cによる信号線駆動回路13への出力よりも優先させて、割込画像データを信号線駆動回路13に出力する。このときにおいても、液晶表示パネル11に表示されるメッセージ画像は、液晶に印加される電圧が第1の閾値以下の電圧となる画素と、第2の閾値以上の電圧が印加される画素とによってメッセージが形成されることが好ましい。このようにすればメッセージ画像表示での輝度傾斜の発生を小さくすることができる。
これにより、液晶表示パネル11に表示される画像は、図6(C)に示すようなメモリ部14Bに格納されている画像データに基づく輝度傾斜の発生が大きい画像から、図6(D)に示すような割込画像データに基づく割込画像としてのメッセージ画像に切り換わる。なお、図6(D)に示すメッセージ画像は、図6(B)に示すメッセージ画像を上下反転させた表示になるように設定しておくことが好ましい。
そして、割込制御部14Eは、例えば内蔵カウンタで計時することにより割込画像の表示を開始してから所定の期間が経過したことを検出すると、割込画像データの信号線駆動回路13への優先的な出力を停止する。これにより、信号線駆動回路13には再びメモリ部14Bに格納されている画像データがデータ送出部14Cにより入力される。このとき、データ送出部14Cは、図6(A)に示すように、液晶表示パネル11に表示される画像の上下反転が復帰するように、メモリ部14Bに格納されている画像データを信号線駆動回路13へ出力する。
なお、メッセージ画面は複数のメッセージデータを乱数で選択して表示するようにしてもよい。メッセージ画面への表示切り換えタイミング及びその後の表示画面の戻しタイミングは、本体部3に設定した基準面に対してモニター部2の方向及び向きの変化度に対応して、電子機器1におけるモニター部2の役割で決めることができる。
以上、幾つかの実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明の趣旨を変更しない範囲で任意に変更することもでき、これらも本発明の範囲に含まれる。
本発明の実施形態に係る電子機器の概略ブロック図である。 電子機器の一例としての撮像装置を示し、(A)は撮影者がモニター部を見る状態を、(B)はモニター部が本体部に対して回転している途中を示す状態を、(C)は被撮影者がモニター部を見る状態を、それぞれ示す図である。 図1のブロック構成図の詳細を示し、(A)は液晶表示素子を含む電子機器の主要構成図であり、(B)は液晶表示素子における各画素の構成図である。 図3における割込制御部による映像信号の切り換えを説明するための図であり、印加電圧に対する各画素の透過率(V−T)特性を示している。 第1の実施形態に係る表示画像を示す図である。 第2の実施形態に係る表示画像を示す図である。 従来の一般的な液晶表示装置の構成を模式的に示し、(A)は液晶表示装置の全体構成を、(B)は一つの画素部分の構成を、それぞれ示す図である。 図7(B)に示す一つの画素部分の構成の等価回路図である。 液晶表示パネルを駆動するためのタイムチャートを模式的に示す図であり、(A)は画面上部における画素電極の電位波形を示し、(B)は画面下部における画素電極の電位波形を示している。 本発明が解決しようとする課題を説明するための説明図である。
符号の説明
1:電子機器
2:モニター部
2A:液晶表示素子
3:本体部
4:接続部
5:センサー
11:液晶表示パネル
11ij:スイッチング素子
11a:制御電極
11b:第1電極
11c:第2電極
11d:液晶
11e:画素電極
11f:対向電極
11g:補助容量電極
12:走査線駆動回路
13:信号線駆動回路
14:制御部
14A:信号発生部
14B:メモリ部
14C:データ送出部
14D:走査方向変更指令部
14E:割込制御部
lc:液晶容量
Cs:補助容量
Gi:走査線
Sj:信号線

Claims (4)

  1. 電子機器本体に対する液晶表示パネルの回転角度に応じて該液晶表示パネルにおける走査線の走査方向が反転する電子機器であって、
    上記走査線の走査方向を反転させる際に、上記液晶表示パネルに表示信号電圧として第1の閾値以下の電圧又は第2の閾値以上の電圧の一方を印加して、黒画像又は白画像の一方を画面全体に割込画像として表示する割込制御部を有し、
    上記液晶表示パネルがノーマリブラック型であるとき、上記第1の閾値は黒表示となる電圧に設定されて上記第2の閾値は白表示となる電圧に設定され、上記液晶表示パネルがノーマリホワイト型であるとき、上記第1の閾値は白表示となる電圧に設定されて上記第2の閾値は黒表示となる電圧に設定される、電子機器。
  2. 前記割込制御部は、前記電子機器本体に対する前記液晶表示パネルの回転角度が第1の角度範囲から第2の角度範囲に遷移したときに、所定の期間だけ前記割込画像を前記液晶表示パネルに表示する、請求項に記載の電子機器。
  3. 電子機器本体に対する回転角度に応じて表示部における走査線の走査方向が反転する液晶表示装置であって、
    上記走査線の走査方向を反転させる際に、上記表示部に表示信号電圧として第1の閾値以下の電圧又は第2の閾値以上の電圧の一方を印加して、黒画像又は白画像の一方を画面全体に割込画像として表示する割込制御部を有し、
    上記表示部は液晶表示パネルであり、上記液晶表示パネルがノーマリブラック型であるとき、上記第1の閾値は黒表示となる電圧に設定されて上記第2の閾値は白表示となる電圧に設定され、上記液晶表示パネルがノーマリホワイト型であるとき、上記第1の閾値は白表示となる電圧に設定されて上記第2の閾値は黒表示となる電圧に設定される、液晶表示装置。
  4. 前記割込制御部は、前記電子機器本体に対する前記表示部の回転角度が第1の角度範囲から第2の角度範囲に遷移したときに所定の期間だけ前記割込画像を前記表示部に表示する、請求項に記載の液晶表示装置。
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