JP2008197349A - 電気光学装置、処理回路、処理方法および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶への直流成分の印加を回避しつつ、応答速度を向上させる。
【解決手段】複数の画素を有する液晶表示パネル100と、画素の階調値を指定する画像データCdを、所定電位を基準とした正極性電圧または負極性電圧のデータ信号Vidに、垂直走査期間毎に交互に変換する画像データの処理回路と、データ信号Vidを液晶表示パネル100の画素に供給する駆動回路30とを有する。ここで、画像データの処理回路は、画像データCdが指定する階調値が所定範囲にあるか否かを判別する階調判別回路12を有し、所定範囲にあると判別された画像データCdの階調値を、当該階調値と同じ第1階調値と、第1階調値とは異なる第2階調値とに変換し、第1階調値に基づく正極性電圧、第1階調値に基づく負極性電圧、第2階調値に基づく正極性電圧、および、第2階調値に基づく負極性電圧を、所定の順番で垂直走査期間毎に切り替えてデータ信号Vidとして供給する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の画素を有する液晶表示パネル100と、画素の階調値を指定する画像データCdを、所定電位を基準とした正極性電圧または負極性電圧のデータ信号Vidに、垂直走査期間毎に交互に変換する画像データの処理回路と、データ信号Vidを液晶表示パネル100の画素に供給する駆動回路30とを有する。ここで、画像データの処理回路は、画像データCdが指定する階調値が所定範囲にあるか否かを判別する階調判別回路12を有し、所定範囲にあると判別された画像データCdの階調値を、当該階調値と同じ第1階調値と、第1階調値とは異なる第2階調値とに変換し、第1階調値に基づく正極性電圧、第1階調値に基づく負極性電圧、第2階調値に基づく正極性電圧、および、第2階調値に基づく負極性電圧を、所定の順番で垂直走査期間毎に切り替えてデータ信号Vidとして供給する。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置の、いわゆる焼き付きを回避しつつ、応答速度の向上を図った技術に関する。
従来から用いられていたTN(twisted nematic)モードの液晶パネルは、技術開発によってコントラストや階調特性については、ある程度改善されたが、視野角が狭いという本質的な欠点があった。このため、近年では、特に視野角特性を改善する目的で、MVA型液晶パネルが開発されつつある。ただし、このMVA型液晶パネルでは、黒表示からやや暗い中間調表示に切り替える場合の応答速度が、TNモード液晶パネルに比較して遅い、という問題が指摘されている。
そこで、このMVA型液晶パネルでは、黒表示からやや暗い中間調表示に切り替える場合に、当該中間調に対応する電圧よりも高めの電圧を印加し、その後、当該中間調に対応する電圧を印加することによって、応答速度の改善を図った技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第3744714号公報
そこで、このMVA型液晶パネルでは、黒表示からやや暗い中間調表示に切り替える場合に、当該中間調に対応する電圧よりも高めの電圧を印加し、その後、当該中間調に対応する電圧を印加することによって、応答速度の改善を図った技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、この技術では、黒表示からやや暗い中間調表示に切り替える場合の応答速度を向上させることについては期待できるが、液晶に直流成分が印加される可能性があった。なお、液晶に直流成分が印加されると、液晶が劣化して、過去に表示した静止画が残像となって現れる場合がある。この残像が、CRTの蛍光面で発生する焼き付きに似ていることから、液晶への直流成分の印加に起因する現象についても、これに倣って焼き付きと呼ぶことがある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、液晶への直流成分の印加を防止しつつ、応答速度の向上を図った技術を提供することにある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、液晶への直流成分の印加を防止しつつ、応答速度の向上を図った技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像データの処理回路にあっては、画素の階調値を指定する画像データを、所定電位を基準とした正極性電圧または負極性電圧のデータ信号に、垂直走査期間毎に交互に変換する画像データの処理回路であって、前記画像データが指定する階調値が所定範囲にあるか否かを判別する階調判別回路と、前記所定範囲にあると判別された画像データの階調値を、当該階調値と同じまたはこれに近隣する第1階調値と、前記第1階調値とは異なる第2階調値とに変換し、前記第1階調値に基づく正極性電圧、前記第1階調値に基づく負極性電圧、前記第2階調値に基づく正極性電圧、および、前記第2階調値に基づく負極性電圧を、所定の順番で垂直走査期間毎に切り替えて前記データ信号として供給する変換回路と、を具備することを特徴とする。本発明によれば、第1および第2階調値に基づく電圧への変換により応答速度を改善することができるとともに、第1および第2階調値のそれぞれについて正極性および負極性電圧に変換されるので、直流成分の印加を防止することも可能となる。
本発明において、前記変換回路は、2つ以上の要素のうち、垂直走査期間毎に適用すべき1つの要素を決定するマトリクス適用部と、前記所定範囲にある階調値に対し、前記2つ以上の要素にかかる階調値をそれぞれ記憶し、前記所定範囲にあると判別された画像データの階調値に対応し、かつ、前記マトリクス適用部で決定された要素にかかる階調値を出力するルックアップテーブルと、を有し、前記ルックアップテーブルにより出力された階調値を、垂直走査期間毎に正極性電圧および負極性電圧のデータ信号に交互に変換する構成としても良い。
また、この構成において、前記マトリクス適用部は、一の垂直走査期間から次の垂直走査期間にかけて、一の画素について適用する要素を別の要素に切り替える場合、当該一の画素に対して所定方向に隣接する画素について適用する要素を、前記別の要素に切り替えないようにすることが好ましい。
なお、本発明は、画像データの処理回路のみならず、処理方法としても、また、電気光学装置、さらには当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することが可能である。ここで、電気光学装置として概念する場合、画素は、データ信号が印加される画素電極と所定のコモン電圧が印加されたコモン電極とで液晶を挟持し、前記液晶が、誘電率異方性が負である構成が好ましい。
また、この構成において、前記マトリクス適用部は、一の垂直走査期間から次の垂直走査期間にかけて、一の画素について適用する要素を別の要素に切り替える場合、当該一の画素に対して所定方向に隣接する画素について適用する要素を、前記別の要素に切り替えないようにすることが好ましい。
なお、本発明は、画像データの処理回路のみならず、処理方法としても、また、電気光学装置、さらには当該電気光学装置を有する電子機器としても概念することが可能である。ここで、電気光学装置として概念する場合、画素は、データ信号が印加される画素電極と所定のコモン電圧が印加されたコモン電極とで液晶を挟持し、前記液晶が、誘電率異方性が負である構成が好ましい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。
この図に示されるように、電気光学装置1は、液晶表示パネル100や、この液晶表示パネル100にデータ信号を供給するための処理回路などから構成される。
液晶表示パネル100は、電圧無印加時に垂直配向した液晶分子を、電圧印加時に水平とさせるとともに、1画素の液晶分子の配向方向が複数に分割したMVA(multidomain Vertical alignment)モードの液晶パネルである。詳細には、この液晶表示パネル100は、誘電率異方性が負であるn型液晶と、垂直配向膜と、電圧印加時に1画素内で液晶分子が斜めになる方向が、複数となるように電極上に設けられた微小突起とを有する。MVAモードの液晶表示パネル100では、電圧無印加時において液晶分子のほとんどが基板表面に対して垂直に配向して透過率が最低の黒色表示状態となり、所定の電圧の印加時において、液晶分子のほとんどが水平に配向して透過率が最大の白色表示状態となる。ここで、MVAモードの液晶表示パネルにおいて、黒色表示状態からやや暗い中間色(灰色)表示状態に移行させる場合の応答速度が遅い。これは、MVA型液晶パネルでは垂直配向膜にラビング処理を行わず、1画素内において、黒色表示状態の電圧無印加時では液晶分子が種々の方向を向いているため、中間色を表示させるための低電圧を印加しても、液晶分子が所定の方向に配向するまでに時間を要するため、と考えられる。
このため、本実施形態では、黒色表示状態からやや暗い灰色表示状態に移行させる場合に、後述するようなFRC回路によって階調変換することにより、応答速度の向上を図りつつ、直流成分の印加を防ぐ構成としている。
この図に示されるように、電気光学装置1は、液晶表示パネル100や、この液晶表示パネル100にデータ信号を供給するための処理回路などから構成される。
液晶表示パネル100は、電圧無印加時に垂直配向した液晶分子を、電圧印加時に水平とさせるとともに、1画素の液晶分子の配向方向が複数に分割したMVA(multidomain Vertical alignment)モードの液晶パネルである。詳細には、この液晶表示パネル100は、誘電率異方性が負であるn型液晶と、垂直配向膜と、電圧印加時に1画素内で液晶分子が斜めになる方向が、複数となるように電極上に設けられた微小突起とを有する。MVAモードの液晶表示パネル100では、電圧無印加時において液晶分子のほとんどが基板表面に対して垂直に配向して透過率が最低の黒色表示状態となり、所定の電圧の印加時において、液晶分子のほとんどが水平に配向して透過率が最大の白色表示状態となる。ここで、MVAモードの液晶表示パネルにおいて、黒色表示状態からやや暗い中間色(灰色)表示状態に移行させる場合の応答速度が遅い。これは、MVA型液晶パネルでは垂直配向膜にラビング処理を行わず、1画素内において、黒色表示状態の電圧無印加時では液晶分子が種々の方向を向いているため、中間色を表示させるための低電圧を印加しても、液晶分子が所定の方向に配向するまでに時間を要するため、と考えられる。
このため、本実施形態では、黒色表示状態からやや暗い灰色表示状態に移行させる場合に、後述するようなFRC回路によって階調変換することにより、応答速度の向上を図りつつ、直流成分の印加を防ぐ構成としている。
説明の便宜上、液晶表示パネル100における画素の電気的な構成について説明する。液晶表示パネル100において、画素110は、図7(b)に示されるように、縦480行×横640列でマトリクス状に配列する。
図2は、この画素110の電気的な構成を示す図であり、i行及びこれと1行下で隣接する(i+1)行と、j列及びこれと1列右で隣接する(j+1)列との交差に対応する2×2の計4画素分の構成を示している。
なお、i、(i+1)は、画素110が配列する行を一般的に示す場合の記号であって、それぞれ1以上480以下の整数である。また、j、(j+1)は、画素110が配列する列を一般的に示す場合の記号であって、それぞれ1以上640以下の整数である。
図2は、この画素110の電気的な構成を示す図であり、i行及びこれと1行下で隣接する(i+1)行と、j列及びこれと1列右で隣接する(j+1)列との交差に対応する2×2の計4画素分の構成を示している。
なお、i、(i+1)は、画素110が配列する行を一般的に示す場合の記号であって、それぞれ1以上480以下の整数である。また、j、(j+1)は、画素110が配列する列を一般的に示す場合の記号であって、それぞれ1以上640以下の整数である。
図2に示されるように、各画素110は、nチャネル型の薄膜トランジスタ(thin film transistor:以下単に「TFT」と略称する)116と、液晶容量120と、を有する。各画素110については互いに同一構成なので、i行j列に位置するもので代表して説明すると、当該i行j列の画素110において、TFT116のゲート電極はi行目の走査線112に接続される一方、そのソース電極はj列目のデータ線114に接続され、そのドレイン電極は液晶容量120の一端たる画素電極118に接続されている。また、液晶容量120の他端は、すべての画素110にわたって共通のコモン電極108であり、時間的に一定の電圧Comが印加されている。
なお、この図では、4画素分の構成を示しているが、液晶表示パネル100の全体では、画素110が480行の走査線112と640列のデータ線114との各交差に対応して設けられることになる。
このような構成において、走査線112にHレベルの選択電圧を印加して、TFT116をオン(導通)させるとともに、画素電極118に、データ線114およびオン状態のTFT116を介して、階調(明るさ)に応じた電圧のデータ信号を印加すると、Hレベルとなった走査線112と当該データ信号が供給されたデータ線114との交差に対応する画素電極118にデータ信号が印加されるので、走査線がLレベルとなってTFT116がオフしても、液晶容量120には、その容量性によって、データ信号の電圧とコモン電極108の電圧Comとの差電圧が、保持されることになる。
このような構成において、走査線112にHレベルの選択電圧を印加して、TFT116をオン(導通)させるとともに、画素電極118に、データ線114およびオン状態のTFT116を介して、階調(明るさ)に応じた電圧のデータ信号を印加すると、Hレベルとなった走査線112と当該データ信号が供給されたデータ線114との交差に対応する画素電極118にデータ信号が印加されるので、走査線がLレベルとなってTFT116がオフしても、液晶容量120には、その容量性によって、データ信号の電圧とコモン電極108の電圧Comとの差電圧が、保持されることになる。
説明を図1に戻すと、駆動回路30は、液晶表示パネル100における走査線112およびデータ線をそれぞれ駆動するものである。駆動回路30の詳細については、本発明の特徴部分ではないので省略するが、概略すると、1、2、3、…、480行目の走査線112をこの順番で水平走査期間(H)毎に選択するとともに、ある一行の走査線112を選択したときに、当該選択走査線に位置する行であって1、2、3、…、640列の画素へのデータ信号を、1、2、3、…、640列目のデータ線114に供給するものである。
画像データCdは、図示しない上位回路から、垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsおよびクロック信号Clkに同期して供給され、縦480行×横640列の画素110の階調をそれぞれ8ビットで指定するデジタルデータである。
この画像データCdは、上位回路から図7(a)に示されるように、垂直同期信号Vsで規定される垂直走査期間(F)にわたって、1行1列〜1行640列、2行1列〜2行640列、3行1列〜3行640列、…、480行1列〜480行640列という画素の順番で供給される。この際、水平同期信号Hsで規定される水平走査期間(H)において1行分の画像データCdが供給され、さらに、クロック信号Clkの1周期で1画素分の画像データCdが供給される。
なお、本実施形態において8ビットの画像データCdは、十進表記の「0」が最低階調の黒色を指定し、数値が増加するにつれて明るくなる階調を指定し、「255」が最高階調の白色を指定するものとする。上述したように本実施形態では、電圧無印加時に黒色となり、電圧印加時に白色となるから、階調値「0」の黒色とする場合には、液晶容量120の保持電圧をゼロ近傍とし、階調値「255」の白色とする場合には、液晶容量120の保持電圧を所定電圧とすれば良いことになる。
この画像データCdは、上位回路から図7(a)に示されるように、垂直同期信号Vsで規定される垂直走査期間(F)にわたって、1行1列〜1行640列、2行1列〜2行640列、3行1列〜3行640列、…、480行1列〜480行640列という画素の順番で供給される。この際、水平同期信号Hsで規定される水平走査期間(H)において1行分の画像データCdが供給され、さらに、クロック信号Clkの1周期で1画素分の画像データCdが供給される。
なお、本実施形態において8ビットの画像データCdは、十進表記の「0」が最低階調の黒色を指定し、数値が増加するにつれて明るくなる階調を指定し、「255」が最高階調の白色を指定するものとする。上述したように本実施形態では、電圧無印加時に黒色となり、電圧印加時に白色となるから、階調値「0」の黒色とする場合には、液晶容量120の保持電圧をゼロ近傍とし、階調値「255」の白色とする場合には、液晶容量120の保持電圧を所定電圧とすれば良いことになる。
階調判別回路12は、画像データCdが指定する階調が「0」〜「79」の範囲にあるか否かを判別するものであり、当該範囲になければLレベルとなり、当該範囲にあればHレベルとなる論理信号Selを出力する。
セレクタ14は、画像データCdを、信号SelがLレベルであれば出力端aに、信号SelがHレベルであれば出力端bに、それぞれ分配するものである。なお、便宜的に、セレクタ14の出力端a、bに分配された画像データをそれぞれCda、Cdbと表記している。
FRC回路20は、セレクタ14の出力端bに分配された画像データCdbが指定する階調値を変換して、画像データCdcとして出力するものであり、詳細については後述する。
セレクタ16は、信号SelがLレベルであれば入力端aを、信号SelがHレベルであれば入力端bを、それぞれ選択して、選択した入力端に供給された画像データを出力するものである。
したがって、セレクタ16からは、画像データCdが指定する階調が「0」〜「79」の範囲にない場合には、その画像データCd(Cda)そのものが出力される一方、画像データCdが指定する階調が「0」〜「79」の範囲にある場合には、その画像データCd(Cdb)の階調値がFRC回路20により変換された画像データCdcが出力されることになる。
セレクタ14は、画像データCdを、信号SelがLレベルであれば出力端aに、信号SelがHレベルであれば出力端bに、それぞれ分配するものである。なお、便宜的に、セレクタ14の出力端a、bに分配された画像データをそれぞれCda、Cdbと表記している。
FRC回路20は、セレクタ14の出力端bに分配された画像データCdbが指定する階調値を変換して、画像データCdcとして出力するものであり、詳細については後述する。
セレクタ16は、信号SelがLレベルであれば入力端aを、信号SelがHレベルであれば入力端bを、それぞれ選択して、選択した入力端に供給された画像データを出力するものである。
したがって、セレクタ16からは、画像データCdが指定する階調が「0」〜「79」の範囲にない場合には、その画像データCd(Cda)そのものが出力される一方、画像データCdが指定する階調が「0」〜「79」の範囲にある場合には、その画像データCd(Cdb)の階調値がFRC回路20により変換された画像データCdcが出力されることになる。
データ信号変換回路18は、セレクタ16から出力されたデジタルの画像データを、アナログのデータ信号Vidに変換するものである。詳細には、データ信号変換回路18は、セレクタ16から出力された画像データが指定する階調値に応じた電圧であって、極性指定信号Polで指定された極性の電圧のデータ信号Vidに変換する。
なお、極性指定信号Polは、液晶容量120に対する電圧の書込極性を指定する信号であり、例えばHレベルであれば正極性を、Lレベルであれば負極性を、それぞれ指定する。ここで、液晶容量の書込極性とは、画素電極118がコモン電極108よりも電圧が高位となる場合を正極性とし、画素電極118がコモン電極108よりも低位となる場合を負極性としている。
マトリクス状に配列する画素に対してどの極性で書き込むかについては、走査線毎、データ線毎、画素毎、面(フレーム)毎などの様々な態様があるが、いずれでも良い。ただし、液晶容量120に直流成分が印加されると、液晶が劣化するので、本実施形態では、同一画素について正極性書込と負極性書込とが垂直走査期間(F)毎に交互に切り替えられる。
なお、極性指定信号Polは、液晶容量120に対する電圧の書込極性を指定する信号であり、例えばHレベルであれば正極性を、Lレベルであれば負極性を、それぞれ指定する。ここで、液晶容量の書込極性とは、画素電極118がコモン電極108よりも電圧が高位となる場合を正極性とし、画素電極118がコモン電極108よりも低位となる場合を負極性としている。
マトリクス状に配列する画素に対してどの極性で書き込むかについては、走査線毎、データ線毎、画素毎、面(フレーム)毎などの様々な態様があるが、いずれでも良い。ただし、液晶容量120に直流成分が印加されると、液晶が劣化するので、本実施形態では、同一画素について正極性書込と負極性書込とが垂直走査期間(F)毎に交互に切り替えられる。
制御回路10は、垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsおよびクロック信号Clkに同期して液晶表示パネル100における走査線やデータ線の駆動を制御するための制御信号Cntを出力する。詳細には、制御回路10は、例えば上位回路からi行目の画像データCdが供給されるときに、液晶表示パネル100に対し、i行目の走査線が選択されるように、さらに、i行1列、i行2列、i行3列、…、i行640列の画素に対応した画像データに基づく電圧のデータ信号Vidが、それぞれ1列、2列、3列、…、640列目のデータ線114にサンプリングされるように制御信号Cntによって制御する。
また、制御回路10は、特に波形については図示しないが、上記極性指定信号Polを出力するほか、垂直同期信号Vsを3回カウントする毎に(すなわち、垂直走査期間の3倍期間毎にリセット信号ResVを出力し、水平同期信号Hsを3回カウントする毎に(すなわち、水平走査期間の3倍期間毎に)リセット信号ResHを出力し、クロック信号Clkを3回カウントする毎にリセット信号ResDを出力する。
なお、垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsおよびクロック信号Clkは、図7(a)に示されるように負論理のパルス信号である。このため、特に図示しないが、リセット信号ResV、ResH、ResDも負論理のパルス信号である。
また、制御回路10は、特に波形については図示しないが、上記極性指定信号Polを出力するほか、垂直同期信号Vsを3回カウントする毎に(すなわち、垂直走査期間の3倍期間毎にリセット信号ResVを出力し、水平同期信号Hsを3回カウントする毎に(すなわち、水平走査期間の3倍期間毎に)リセット信号ResHを出力し、クロック信号Clkを3回カウントする毎にリセット信号ResDを出力する。
なお、垂直同期信号Vs、水平同期信号Hsおよびクロック信号Clkは、図7(a)に示されるように負論理のパルス信号である。このため、特に図示しないが、リセット信号ResV、ResH、ResDも負論理のパルス信号である。
次に、FRC回路20について説明する。図3は、FRC回路20の構成を示すブロック図である。
この図において、カウンタ202は、垂直同期信号Vsの立ち下がりをカウントする2ビットの計数回路であり、そのカウント値Fadは、リセット信号ResVによりゼロにリセットされる。垂直走査信号Vsは、垂直走査期間(F)の開始時に立ち下がり、また、リセット信号ResVは、垂直走査期間の3倍期間毎に出力されるので、カウント値Fadは、垂直走査期間(F)毎に、「0」→「1」→「2」(→「0」)という順番で変化する。
カウンタ204は、水平同期信号Vsの立ち下がりをカウントする2ビットの計数回路であり、そのカウント値Yadは、垂直同期信号Vsの立ち下がり、または、リセット信号ResHの出力(立ち下がり)によりゼロにリセットされる。水平同期信号Hsは、水平走査期間(H)の開始時に立ち下がり、また、リセット信号ResHは、水平走査期間の3倍期間毎に出力されるので、カウント値Yadは、1、2、3、4、…、480行目の画像データCdが供給されると、「0」→「1」→「2」→「0」→、…、→「2」という順番で変化する。
カウンタ206は、クロック信号Clkの立ち下がりをカウントする2ビットの計数回路であり、そのカウント値Xadは、水平同期信号Vsの立ち下がり、または、リセット信号Re sDの出力によりゼロにリセットされる。クロック信号Clkは、1画素分の画像データCdの開始時に立ち下がり、また、リセット信号ResDは、クロック信号Clkの3周期毎に出力されるので、カウント値Xadは、1、2、3、4、…、639、640列目の画像データCdが供給されると、「0」→「1」→「2」→「0」→、…、→「0」→「1」という順番で変化する。
この図において、カウンタ202は、垂直同期信号Vsの立ち下がりをカウントする2ビットの計数回路であり、そのカウント値Fadは、リセット信号ResVによりゼロにリセットされる。垂直走査信号Vsは、垂直走査期間(F)の開始時に立ち下がり、また、リセット信号ResVは、垂直走査期間の3倍期間毎に出力されるので、カウント値Fadは、垂直走査期間(F)毎に、「0」→「1」→「2」(→「0」)という順番で変化する。
カウンタ204は、水平同期信号Vsの立ち下がりをカウントする2ビットの計数回路であり、そのカウント値Yadは、垂直同期信号Vsの立ち下がり、または、リセット信号ResHの出力(立ち下がり)によりゼロにリセットされる。水平同期信号Hsは、水平走査期間(H)の開始時に立ち下がり、また、リセット信号ResHは、水平走査期間の3倍期間毎に出力されるので、カウント値Yadは、1、2、3、4、…、480行目の画像データCdが供給されると、「0」→「1」→「2」→「0」→、…、→「2」という順番で変化する。
カウンタ206は、クロック信号Clkの立ち下がりをカウントする2ビットの計数回路であり、そのカウント値Xadは、水平同期信号Vsの立ち下がり、または、リセット信号Re sDの出力によりゼロにリセットされる。クロック信号Clkは、1画素分の画像データCdの開始時に立ち下がり、また、リセット信号ResDは、クロック信号Clkの3周期毎に出力されるので、カウント値Xadは、1、2、3、4、…、639、640列目の画像データCdが供給されると、「0」→「1」→「2」→「0」→、…、→「0」→「1」という順番で変化する。
ここで、i行j列の画素の画像データCd(Cdc)入力された場合、iを「3」で割った余りが「1」であれば、カウント値Yadは「0」となり、iを「3」で割った余りが「2」、「0」であれば、それぞれカウント値Yadは「1」、「2」となる。また、jを「3」で割った余りが「1」であれば、カウント値Xadは「0」となり、jを「3」で割った余りが「2」、「0」であれば、それぞれカウント値Xadは「1」、「2」となる。
すなわち、異なる垂直走査期間であっても、同一画素の画像データCdbが供給されたときのカウント値Yad、Xadは互いに同値となる。例えば4行5列の画素の画像データCd(Cdc)が入力されたとき、カウント値Yadは、4を「3」で割った余りが「1」であるから、「0」となり、カウント値Xadは、5を「3」で割った余りが「2」であるから、「1」となる。
すなわち、異なる垂直走査期間であっても、同一画素の画像データCdbが供給されたときのカウント値Yad、Xadは互いに同値となる。例えば4行5列の画素の画像データCd(Cdc)が入力されたとき、カウント値Yadは、4を「3」で割った余りが「1」であるから、「0」となり、カウント値Xadは、5を「3」で割った余りが「2」であるから、「1」となる。
マトリクス適用部210は、図4に示されるように、要素AまたはBを規定する3×3のマトリクスを3枚有し、これらの中から、カウント値Fad、YadおよびXadで規定される要素の適用を決定する。詳細には、マトリクス適用部210は、カウント値Fadに応じて「0」、「1」、「2」のいずれかの1枚のマトリクスを決定するとともに、決定したマトリクスのうち、カウント値Yadで規定される行とカウント値Xa dで規定される列とに配列する要素の適用を決定する。例えば、マトリクス適用部210は、カウント値Fad、Yad、Xadが、それぞれ「1」、「0」、「1」であれば、カウント値Fadが「1」のマトリクスのうち、丸印で示した0行1列の要素Bの適用を決定する。
ルックアップテーブル(LUT)220は、図5に示されるように、画像データCdbが規定する「0」から「79」までの入力階調値に対し、要素AおよびBのそれぞれに対応した出力階調値を記憶するテーブルであり、画像データCdbが指定する階調値を、マトリクス適用部210が決定した要素に対応する階調値に変換して、セレクタ224の入力端bに供給するものである。
例えば、LUT220は、画像データCdbが指定する階調値が「2」である場合に、要素Aの適用が決定されていれば、階調値「2」を出力し、要素Bの適用が決定されていれば、階調値「16」に変換して出力する。
ルックアップテーブル(LUT)220は、図5に示されるように、画像データCdbが規定する「0」から「79」までの入力階調値に対し、要素AおよびBのそれぞれに対応した出力階調値を記憶するテーブルであり、画像データCdbが指定する階調値を、マトリクス適用部210が決定した要素に対応する階調値に変換して、セレクタ224の入力端bに供給するものである。
例えば、LUT220は、画像データCdbが指定する階調値が「2」である場合に、要素Aの適用が決定されていれば、階調値「2」を出力し、要素Bの適用が決定されていれば、階調値「16」に変換して出力する。
なお、レジスタ222は、画像データCdbが階調値を指定する画素について、応答速度の改善を許可するか否かを示すデータRegを記憶するものであり、当該データRegは、上記上位回路から供給される。
セレクタ224の入力端aには、画像データCdbが供給される。セレクタ224は、レジスタ222に記憶されたデータRegが応答速度の改善を許可しないものである場合に入力端aを選択し、レジスタ222に記憶されたデータRegが応答速度の改善を許可するものである場合に入力端bを選択して、画像データCdcとして出力するものである。
このため、FRC回路20では、レジスタ222に記憶されたデータRegが応答速度の改善を許可しないものである場合には画像データCdbがそのまま画像データCdcとして出力され、応答速度の改善を許可するものである場合には画像データCdbの階調値が、決定された要素AまたはBにかかる階調値に変換されて、画像データCdcとして出力されることになる。
セレクタ224の入力端aには、画像データCdbが供給される。セレクタ224は、レジスタ222に記憶されたデータRegが応答速度の改善を許可しないものである場合に入力端aを選択し、レジスタ222に記憶されたデータRegが応答速度の改善を許可するものである場合に入力端bを選択して、画像データCdcとして出力するものである。
このため、FRC回路20では、レジスタ222に記憶されたデータRegが応答速度の改善を許可しないものである場合には画像データCdbがそのまま画像データCdcとして出力され、応答速度の改善を許可するものである場合には画像データCdbの階調値が、決定された要素AまたはBにかかる階調値に変換されて、画像データCdcとして出力されることになる。
ここで、本実施形態に用いられる液晶表示パネル100の応答速度特性について説明する。図6は、室温(25℃)において、ある階調値(変化前の階調)から、異なる階調値(変化後の階調)に変化させたときの応答時間を測定した表であり、各項目において、○印は50ミリ秒以下であり、×印は100ミリ秒以上であることを示している。
この図から判るように、黒色表示状態の階調値「0」から、やや明るい表示状態である階調値「31」〜「79」に変化させる場合に、応答時間が長くなる(応答速度が低下する)。
ここで、着目すべきは、黒色表示状態に近い階調値「15」または「31」の表示状態から、他の階調値の表示状態に変化させる場合には応答速度の低下が発生しない、または、応答速度の低下が問題にならない、という点にある。なお、応答速度の低下が問題にならないとは、図6において、例えば階調値「31」の表示状態から階調値「47」の表示状態に変化させる場合に応答時間が長くなる、と認められるが、階調値「31」の表示状態と階調値「47」の表示状態との差は、256階調全体からみると、わずかな差であり、応答速度の低下があっても、それが実感される程度のものではない、という意味である。
この図から判るように、黒色表示状態の階調値「0」から、やや明るい表示状態である階調値「31」〜「79」に変化させる場合に、応答時間が長くなる(応答速度が低下する)。
ここで、着目すべきは、黒色表示状態に近い階調値「15」または「31」の表示状態から、他の階調値の表示状態に変化させる場合には応答速度の低下が発生しない、または、応答速度の低下が問題にならない、という点にある。なお、応答速度の低下が問題にならないとは、図6において、例えば階調値「31」の表示状態から階調値「47」の表示状態に変化させる場合に応答時間が長くなる、と認められるが、階調値「31」の表示状態と階調値「47」の表示状態との差は、256階調全体からみると、わずかな差であり、応答速度の低下があっても、それが実感される程度のものではない、という意味である。
また、垂直走査期間(F)は、通常60Hzの逆数である16.7ミリ秒である。階調値「0」の表示状態から階調値「15」の表示状態に変化させる場合の応答速度は、図6によれば、52ミリ秒である。ここで、画像データCdcで指定される階調値が垂直走査期間(フレーム)毎に「0」→「15」→「0」と変化する場合、最初のフレームから次のフレームにかけて、階調値「0」から「15」に変化させても、階調値「15」に相当する透過率となる前にさらに次のフレームに移行するので、再び階調値「0」に相当する表示状態に戻ることになる。
このため、階調値がフレーム毎に「0」→「15」→「0」と変化しても、液晶容量の透過率は、ほぼ階調値「0」に相当する黒色となり、階調値「15」への変化が、透過率に与える影響は少ない、と考えられる。
そこで、本実施形態では、階調値「0」の黒色表示については、階調値「0」(要素A)の表示と、階調値「15」に近い階調値「18」(要素B)の表示とを用いて表現することにしている。
このように階調値を変化させると、液晶容量に印加される電圧が振動するので、黒色表示状態にある画素に対して、明るい階調値への変化が指定されたときに応答速度の改善が期待できるからである。LUT220の変換内容自体(図5参照)は、このことを示しており、階調値「0」については、要素Aにかかる階調値「0」と、要素Bにかかる階調値「18」とで表現することを示している。
このため、階調値がフレーム毎に「0」→「15」→「0」と変化しても、液晶容量の透過率は、ほぼ階調値「0」に相当する黒色となり、階調値「15」への変化が、透過率に与える影響は少ない、と考えられる。
そこで、本実施形態では、階調値「0」の黒色表示については、階調値「0」(要素A)の表示と、階調値「15」に近い階調値「18」(要素B)の表示とを用いて表現することにしている。
このように階調値を変化させると、液晶容量に印加される電圧が振動するので、黒色表示状態にある画素に対して、明るい階調値への変化が指定されたときに応答速度の改善が期待できるからである。LUT220の変換内容自体(図5参照)は、このことを示しており、階調値「0」については、要素Aにかかる階調値「0」と、要素Bにかかる階調値「18」とで表現することを示している。
なお、階調値「0」の黒色表示を、階調値「15」ではなく、階調値「18」を用いて表現することにしている理由は、図6に示した代表的な測定結果ではなく、各階調値について測定した詳細な結果に基づくため、および、近隣する階調とのバランスを考慮したため、である。
また、図5において、入力階調値が「13」以上では、入力階調値と要素Aにかかる階調値が一致しなくなる。これは、入力階調値が大きくなると(明るくなると)、応答速度が改善し始めるので、当該入力階調値に基づく表示を、要素Aにかかる階調値に基づく表示と、要素Bにかかる階調値に基づく表示との平均的な明るさで表現するためである。
さらに、LUT220が、階調値「80」以上について要素A、Bを規定していない理由は、図6をみても判るように、変化前の階調値が「80」以上の表示状態であれば、応答速度の低下が発生しないためである。このため、本実施形態では、階調値が「80」以上であると判別された画像データCdについては、セレクタ14、16によってFRC回路20をバイパスさせ、階調値が「0」〜「79」にある画像データのみをLUT220の変換対象としているのである。
また、図5において、入力階調値が「13」以上では、入力階調値と要素Aにかかる階調値が一致しなくなる。これは、入力階調値が大きくなると(明るくなると)、応答速度が改善し始めるので、当該入力階調値に基づく表示を、要素Aにかかる階調値に基づく表示と、要素Bにかかる階調値に基づく表示との平均的な明るさで表現するためである。
さらに、LUT220が、階調値「80」以上について要素A、Bを規定していない理由は、図6をみても判るように、変化前の階調値が「80」以上の表示状態であれば、応答速度の低下が発生しないためである。このため、本実施形態では、階調値が「80」以上であると判別された画像データCdについては、セレクタ14、16によってFRC回路20をバイパスさせ、階調値が「0」〜「79」にある画像データのみをLUT220の変換対象としているのである。
次に、本実施形態のように、同一画素について書込極性を垂直走査期間毎に反転させる構成において、入力階調値「0」〜「79」の表示を要素Aにかかる表示と要素Bにかかる表示とで表現する際に注意すべきことは、同一画素についての階調値が比較的長期間にわたって固定化されたとき、要素Aにかかる階調値の表示状態が正極性または負極性のいずれか一方極性の電圧印加によってなされ、要素Bにかかる階調値の表示状態が正極性または負極性のいずれか他方極性の電圧印加によってなされてしまうと、要素A、Bにかかる階調値は互いに異なるので、液晶容量120に直流成分が印加されてしまう、という点にある。
この点を回避するため、本実施形態では、マトリクス適用部210によって、適用する要素A、Bの双方について、正極性と負極性とに変換されるようにしている。
すなわち、同じ画素について適用される要素は、例えば4行5列の画素についてみれば、上述したようにカウント値Yadが「0」であり、カウント値Xadが「1」であるので、図4に示した3枚のマトリクスのうち、いずれも0行1列の要素が適用される。このため、フレーム毎に適用される要素は「A」→「B」→「A」という順番となる。3フレーム経過すると、リセット信号Res Vが出力されるので、6フレームでみたときに、当該4行5列の画素については適用される要素は「A」→「B」→「A」→「A」→「B」→「A」という順番となり、以下この繰り返しとなる。
同一画素の書込極性については、垂直走査期間毎に反転するので、例えば最初の書込極性を正極性としたとき、「A」(正極性)→「B」(負極性)→「A」(正極性)→「A」(負極性)→「B」(正極性)→「A」(負極性)となる。このため、本実施形態では、6フレームを単位としてみたとき、液晶容量120に直流成分が印加されることが回避される。
すなわち、同じ画素について適用される要素は、例えば4行5列の画素についてみれば、上述したようにカウント値Yadが「0」であり、カウント値Xadが「1」であるので、図4に示した3枚のマトリクスのうち、いずれも0行1列の要素が適用される。このため、フレーム毎に適用される要素は「A」→「B」→「A」という順番となる。3フレーム経過すると、リセット信号Res Vが出力されるので、6フレームでみたときに、当該4行5列の画素については適用される要素は「A」→「B」→「A」→「A」→「B」→「A」という順番となり、以下この繰り返しとなる。
同一画素の書込極性については、垂直走査期間毎に反転するので、例えば最初の書込極性を正極性としたとき、「A」(正極性)→「B」(負極性)→「A」(正極性)→「A」(負極性)→「B」(正極性)→「A」(負極性)となる。このため、本実施形態では、6フレームを単位としてみたとき、液晶容量120に直流成分が印加されることが回避される。
図8は、この直流印加の回避を説明するための図であり、マトリクス適用部210において、4行5列の要素が適用される画素の画素電極118の電圧変化を、当該画素に対応する走査線電圧(ゲート電圧)との関係において示す図である。
走査線電圧がHレベルに相当する電圧Vddとなったときに、データ信号の電圧が画素電極118に印加されると、当該データ信号の電圧とコモン電極108の電圧Comとの差電圧は、走査線電圧がLレベルに相当する接地電位Gndになった後であっても、液晶容量120に保持される。このため、液晶容量120の保持電圧は、電圧Comを基準として6フレームを周期の単位としてみたとき、ゼロとなり、液晶容量120への直流成分の印加が回避される。
この図において、電圧+aは、要素「A」が適用された場合の正極性電圧であり、電圧−aは、要素「A」が適用された場合の負極性電圧であり、電圧+bは、要素「B」が適用された場合の正極性電圧であり、電圧−bは、要素「B」が適用された場合の負極性電圧であって、実際には、当該要素を適用して変換した階調値に相当する電圧である。
また、本実施形態において、入力階調値が「0」またはその近傍値である場合、要素「A」にかかる階調値は、要素「B」にかかる階調値よりも小さく(図5参照)、また、階調値が大きくなるにつれて液晶容量に印加すべき電圧(画素電極118とコモン電極108との差電圧)が大きくなる関係にあるから、電圧+a、−a、+b、−b、については、
+b>+a>Com>−a>−b
という関係である。
なお、ここでは、マトリクス適用部210において、0行1列の要素が適用された場合を示しているが、他の要素についても、起点となるフレームが異なるだけであるので、省略する。
走査線電圧がHレベルに相当する電圧Vddとなったときに、データ信号の電圧が画素電極118に印加されると、当該データ信号の電圧とコモン電極108の電圧Comとの差電圧は、走査線電圧がLレベルに相当する接地電位Gndになった後であっても、液晶容量120に保持される。このため、液晶容量120の保持電圧は、電圧Comを基準として6フレームを周期の単位としてみたとき、ゼロとなり、液晶容量120への直流成分の印加が回避される。
この図において、電圧+aは、要素「A」が適用された場合の正極性電圧であり、電圧−aは、要素「A」が適用された場合の負極性電圧であり、電圧+bは、要素「B」が適用された場合の正極性電圧であり、電圧−bは、要素「B」が適用された場合の負極性電圧であって、実際には、当該要素を適用して変換した階調値に相当する電圧である。
また、本実施形態において、入力階調値が「0」またはその近傍値である場合、要素「A」にかかる階調値は、要素「B」にかかる階調値よりも小さく(図5参照)、また、階調値が大きくなるにつれて液晶容量に印加すべき電圧(画素電極118とコモン電極108との差電圧)が大きくなる関係にあるから、電圧+a、−a、+b、−b、については、
+b>+a>Com>−a>−b
という関係である。
なお、ここでは、マトリクス適用部210において、0行1列の要素が適用された場合を示しているが、他の要素についても、起点となるフレームが異なるだけであるので、省略する。
このように本実施形態によれば、液晶容量への直流成分の印加を回避しつつ、黒色表示状態からやや暗い中間色表示状態に移行させる場合の応答速度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態において、図4に示されるように、上下左右に隣接する画素同士では、フレームが移行したときに同一要素に変化しないように、マトリクス適用部210のマトリクスが規定されている。このため、隣接画素同士で同一階調値が指定されても、同じフレームで同じ階調で変化することが防止されるので、フリッカーの発生が抑制される。
また、本実施形態において、図4に示されるように、上下左右に隣接する画素同士では、フレームが移行したときに同一要素に変化しないように、マトリクス適用部210のマトリクスが規定されている。このため、隣接画素同士で同一階調値が指定されても、同じフレームで同じ階調で変化することが防止されるので、フリッカーの発生が抑制される。
上述した実施形態では、3フレーム毎に適用される要素として、「A」を2回、「B」を1回としたが、2回の「A」を、1回の「A」と別の「C」とに分離しても良い。詳細には、マトリクス適用部210が適用する3×3のマトリクスを、例えば図9に示されるように要素A、BおよびCとし、LUT220による変換内容を、「0」から「79」までの入力階調値に対し、要素A、BおよびCのそれぞれに対応する出力階調値を記憶する内容としても良い。なお、この変換は、要素Aにかかる階調値と要素Cにかかる階調値との平均が、要素Bにかかる階調値となるような内容である。
このようなマトリクスにおいて、同じ画素について適用される要素は、例えば4行5列の画素についてみれば(マトリクスでは0行1列)、フレームの順で「C」→「B」→「A」という順番となる。このため、6フレームでみたときに、当該4行5列の画素については適用される要素は「C」→「B」→「A」→「C」→「B」→「A」という順番となり、以下この繰り返しとなる。同一画素の書込極性については、垂直走査期間毎に反転するので、例えば最初の書込極性を正極性としたとき、「C」(正極性)→「B」(負極性)→「A」(正極性)→「C」(負極性)→「B」(正極性)→「A」(負極性)となるので、同様に、液晶容量120の保持電圧は、電圧Comを基準として6フレームを周期の単位としてみたとき、ゼロとなり、液晶容量120への直流成分の印加が回避される。
このようなマトリクスにおいて、同じ画素について適用される要素は、例えば4行5列の画素についてみれば(マトリクスでは0行1列)、フレームの順で「C」→「B」→「A」という順番となる。このため、6フレームでみたときに、当該4行5列の画素については適用される要素は「C」→「B」→「A」→「C」→「B」→「A」という順番となり、以下この繰り返しとなる。同一画素の書込極性については、垂直走査期間毎に反転するので、例えば最初の書込極性を正極性としたとき、「C」(正極性)→「B」(負極性)→「A」(正極性)→「C」(負極性)→「B」(正極性)→「A」(負極性)となるので、同様に、液晶容量120の保持電圧は、電圧Comを基準として6フレームを周期の単位としてみたとき、ゼロとなり、液晶容量120への直流成分の印加が回避される。
図11は、この直流印加の回避を説明するための図であり、液晶容量120の電圧実効値が、6フレームを周期の単位としてみたとき、正極性と負極性とで等しくなることが判る。
なお、この図において、電圧+cは、要素「C」が適用された場合の正極性電圧であり、電圧−cは、要素「C」が適用された場合の負極性電圧である。また、図10の例において、入力階調値が「0」またはその近傍値である場合、
要素「A」にかかる階調値>要素「C」にかかる階調値>要素「B」にかかる階調値
という関係にあるので、電圧+a、−a、+b、−b、+c、−cについては、
+a>+c>+b>Com>−b>−c>−a
という関係である。
なお、ここでは、マトリクス適用部210において、0行1列の要素が適用された場合を示しているが、他の要素についても、起点となるフレームが異なるだけであるので、省略する。
なお、この図において、電圧+cは、要素「C」が適用された場合の正極性電圧であり、電圧−cは、要素「C」が適用された場合の負極性電圧である。また、図10の例において、入力階調値が「0」またはその近傍値である場合、
要素「A」にかかる階調値>要素「C」にかかる階調値>要素「B」にかかる階調値
という関係にあるので、電圧+a、−a、+b、−b、+c、−cについては、
+a>+c>+b>Com>−b>−c>−a
という関係である。
なお、ここでは、マトリクス適用部210において、0行1列の要素が適用された場合を示しているが、他の要素についても、起点となるフレームが異なるだけであるので、省略する。
また、図4および図9のいずれにおいても、3枚の3×3のマトリクスを用いて、適用する要素を決定するとともに、6フレームの単位として液晶容量120への直流成分の印加を回避したが、マトリクス適用部210が、図12に示されるような2×2のマトリクスの4枚を用いて、4フレームを単位とするとともに、同じ要素が2フレームにわたって連続して適用されるようにしても良い。書込極性を垂直走査期間毎に反転させているので、同じ要素が2フレームにわたって連続させると、当該要素については正極性と負極性とに変換されることになる。なお、この例においては、例えばLUT220については、図5に示した変換内容を用いることができる。
このようなマトリクスにおいて、同じ画素について適用される要素は、例えば6行4列の画素(マトリクスでは1行1列)についてみれば、フレームの順で「A」→「A」→「B」→「B」という順番となるので、例えば最初の書込極性を正極性としたとき、「A」(正極性)→「A」(負極性)→「B」(正極性)→「B」(負極性)となり、4フレームを単位としてみると、液晶容量120に直流成分が印加されることはない。
ただし、この例では、前半2フレームで要素「a」にかかる階調値の表示状態となり、後半2フレームで要素「b」にかかる階調値の表示状態となるので、フリッカーとして視認されやすくなる。
このようなマトリクスにおいて、同じ画素について適用される要素は、例えば6行4列の画素(マトリクスでは1行1列)についてみれば、フレームの順で「A」→「A」→「B」→「B」という順番となるので、例えば最初の書込極性を正極性としたとき、「A」(正極性)→「A」(負極性)→「B」(正極性)→「B」(負極性)となり、4フレームを単位としてみると、液晶容量120に直流成分が印加されることはない。
ただし、この例では、前半2フレームで要素「a」にかかる階調値の表示状態となり、後半2フレームで要素「b」にかかる階調値の表示状態となるので、フリッカーとして視認されやすくなる。
なお、上述した説明においてLUT220は、「0」から「79」までの入力階調値のそれぞれに対して、出力階調値を記憶していたが、例えば、1つ飛びに記憶するような構成でも良い。
また、画像データCdは8ビットであるが、LUT220は、「0」から「79」までの入力階調値のそれぞれに対して出力階調値を記憶すれば良いので、8ビットである必要はなく、下位の6ビット分だけ記憶する構成で足りる。
また、画像データCdは8ビットであるが、LUT220は、「0」から「79」までの入力階調値のそれぞれに対して出力階調値を記憶すれば良いので、8ビットである必要はなく、下位の6ビット分だけ記憶する構成で足りる。
上述した説明では、書込極性の基準をコモン電極108の電圧Comとしているが、これは、画素110におけるTFT116が理想的なスイッチとして機能する場合であり、実際には、TFT116のゲート・ドレイン電極間の寄生容量に起因して、オンからオフに状態変化するときにドレイン電極(画素電極118)の電位が低下する現象(プッシュダウン、突き抜け、フィールドスルーなどと呼ばれる)が発生する。液晶の劣化を防止するため、液晶容量120については交流駆動としなければならないが、コモン電極108への印加電圧Comを書込極性の基準として交流駆動すると、プッシュダウンのために、負極性書込による液晶容量120の電圧実効値が、正極性書込による実効値よりも若干大きくなってしまう(TFT116がnチャネルの場合)。このため、実際には、書込極性の基準を、コモン電極108の電圧Comとは別とし、詳細には、書込極性の基準電圧を、プッシュダウンの影響が相殺されるように、コモン電極の電圧よりも高位側にオフセットして設定するようにしても良い。
また、上述した説明では、ある1行の走査線112に対応する走査線電圧がHレベルとなったときに、当該走査線に位置する1列〜480列の画素に対応するデータ信号Vidを順番に供給する、いわゆる点順次駆動としたが、データ信号を時間軸にn(nは2以上の整数)倍に伸長するとともに、n本の画像信号線に供給する、いわゆる相展開(シリアル−パラレル変換ともいう)駆動を併用した構成としても良いし(特開平2000−112437号公報参照)、すべてのデータ線114に対しデータ信号を一括して供給する、いわゆる線順次駆動としても良い。
また、R(赤)、G(緑)、B(青)の3画素で1ドットを構成して、カラー表示を行うとしても良いし、さらに、別の1色(例えばシアン(C))を追加し、これらの4色の画素で1ドットを構成して、色再現性を向上させる構成としても良い。
また、R(赤)、G(緑)、B(青)の3画素で1ドットを構成して、カラー表示を行うとしても良いし、さらに、別の1色(例えばシアン(C))を追加し、これらの4色の画素で1ドットを構成して、色再現性を向上させる構成としても良い。
次に、上述した実施形態に係る電気光学装置1を表示装置に適用した電子機器について説明する。図14は、実施形態に係る電気光学装置1を用いた携帯電話1200の構成を示す図である。
この図に示されるように、携帯電話1200は、複数の操作ボタン1202のほか、受話口1204、送話口1206とともに、上述した電気光学装置1を備えるものである。なお、電気光学装置1のうち、液晶表示パネル100に相当する部分以外の構成要素については外観としては現れない。
なお、電気光学装置1が適用される電子機器としては、図14に示される携帯電話の他にも、デジタルスチルカメラや、フォトストレージ、ノートパソコン、液晶テレビ、ビューファインダ型(または、モニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示装置として、上述した電気光学装置1が適用可能であることは言うまでもない。
この図に示されるように、携帯電話1200は、複数の操作ボタン1202のほか、受話口1204、送話口1206とともに、上述した電気光学装置1を備えるものである。なお、電気光学装置1のうち、液晶表示パネル100に相当する部分以外の構成要素については外観としては現れない。
なお、電気光学装置1が適用される電子機器としては、図14に示される携帯電話の他にも、デジタルスチルカメラや、フォトストレージ、ノートパソコン、液晶テレビ、ビューファインダ型(または、モニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示装置として、上述した電気光学装置1が適用可能であることは言うまでもない。
1…電気光学装置、12…階調判別回路、18…データ信号変換回路、20…FRC回路、100…液晶表示パネル、108…コモン電極、110…画素、112…走査線、114…データ線、116…TFT、118…画素電極、120…液晶容量、210…マトリクス適用部、220…ルックアップテーブル、1200…携帯電話
Claims (7)
- 画素の階調値を指定する画像データを、所定電位を基準とした正極性電圧または負極性電圧のデータ信号に、垂直走査期間毎に交互に変換する画像データの処理回路であって、
前記画像データが指定する階調値が所定範囲にあるか否かを判別する階調判別回路と、
前記所定範囲にあると判別された画像データの階調値を、当該階調値と同じまたはこれに近隣する第1階調値と、前記第1階調値とは異なる第2階調値と、に変換し、
前記第1階調値に基づく正極性電圧、前記第1階調値に基づく負極性電圧、前記第2階調値に基づく正極性電圧、および、前記第2階調値に基づく負極性電圧を、所定の順番で垂直走査期間毎に切り替えて、前記データ信号として供給する変換回路と、
を具備することを特徴とする画像データの処理回路。 - 前記変換回路は、
2つ以上の要素のうち、垂直走査期間毎に適用すべき1つの要素を決定するマトリクス適用部と、
前記所定範囲にある階調値に対し、前記2つ以上の要素にかかる階調値をそれぞれ記憶ずるとともに、前記所定範囲にあると判別された画像データの階調値に対応し、かつ、前記マトリクス適用部で決定された要素にかかる階調値を出力するルックアップテーブルと、
を有し、
前記ルックアップテーブルにより出力された階調値を、垂直走査期間毎に正極性電圧および負極性電圧のデータ信号に交互に変換する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像データの処理回路。 - 前記マトリクス適用部は、
一の垂直走査期間から次の垂直走査期間にかけて、一の画素について適用する要素を別の要素に切り替える場合、
当該一の画素に対して所定方向に隣接する画素について適用する要素を、前記別の要素に切り替えない
ことを特徴とする請求項2に記載の画像データの処理回路。 - 画素の階調値を指定する画像データを、所定電位を基準とした正極性電圧または負極性電圧のデータ信号に、垂直走査期間毎に交互に変換する画像データの処理方法であって、
前記画像データが指定する階調値が所定範囲にあるか否かを判別し、
前記所定範囲にあると判別された画像データの階調値を、当該階調値と同じまたはこれに近隣する第1階調値と、前記第1階調値とは異なる第2階調値と、に変換し、
前記第1階調値に基づく正極性電圧、前記第1階調値に基づく負極性電圧、前記第2階調値に基づく正極性電圧、および、前記第2階調値に基づく負極性電圧を、所定の順番で垂直走査期間毎に切り替えて前記データ信号として供給する
ことを特徴とする画像データの処理方法。 - 複数の画素を有する表示パネルと、
前記画素の階調値を指定する画像データを、所定電位を基準とした正極性電圧または負極性電圧のデータ信号に、垂直走査期間毎に交互に変換する画像データの処理回路と、
前記データ信号を前記表示パネルの画素に供給する駆動回路と、
を具備し、
画像データの処理回路は、
前記画像データが指定する階調値が所定範囲にあるか否かを判別する階調判別回路と、
前記所定範囲にあると判別された画像データの階調値を、当該階調値と同じまたはこれに近隣する第1階調値と、前記第1階調値とは異なる第2階調値と、に変換し、
前記第1階調値に基づく正極性電圧、前記第1階調値に基づく負極性電圧、前記第2階調値に基づく正極性電圧、および、前記第2階調値に基づく負極性電圧を、所定の順番で垂直走査期間毎に切り替えて前記データ信号として供給する変換回路と、
を具備することを特徴とする電気光学装置。 - 前記画素は、
前記データ信号が印加される画素電極と所定のコモン電圧が印加されたコモン電極とで液晶を挟持し、
前記液晶が、誘電率異方性が負である
ことを特徴とする請求項5に記載の電気光学装置。 - 請求項5または6に記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。
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