JP5175464B2 - 金属ホウ化物微粉末の製造方法 - Google Patents

金属ホウ化物微粉末の製造方法 Download PDF

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本発明は、透明性を有し、かつ導電性及び熱線遮蔽性に優れる薄膜あるいは成形体を形成できる、金属ホウ化物微粉末の製造方法に関する。
従来から導電性材料は、太陽電池や液晶ディスプレイ等の透明電極、エレクトロルミネツセンスディスプレイやタッチパネル等の透明導電膜、あるいは車両用窓ガラスや建築用ガラス等の透明熱線遮蔽膜の形成用材料として広く用いられている。透明導電膜及び透明熱線遮蔽膜の形成技術としては、一般にスパッタリング法、真空蒸着法、CVD法等が挙げられるが、これらの手段では成膜装置が高価であり、歩留まりも悪く生産性が低いなど問題点も多かった。近年の微粒子製造技術の発展に伴い、これらの技術に代わって、微粉末を用いてこれを塗布することにより成膜、あるいは有機樹脂中に分散させ成形体とする方法が開発され、この塗布法あるいは樹脂中分散法に適した材料としてアンチモン含有酸化スズ(ATO)微粉末あるいはスズ含有酸化インジウム(ITO)微粉末が知られている。しかしながら、ATOは導電性能的に電極材料としては使用し得ず帯電防止用途に留まり、かつ熱線遮蔽材としても近赤外域での遮蔽能が不十分であり、ITOに関してはATOと比較すれば導電機能、熱線遮蔽機能とも優れるものの、熱線遮蔽機能的にはより可視光に近い波長域での遮蔽能については課題を残しており、さらに原料となるインジウムの枯渇問題を抱えている。そのような状況に鑑み本発明者らは、ATOあるいはITOに対し機能及びコストの両面で優位性を持つ材料として金属ホウ化物に注目、鋭意検討の結果、本発明の製造方法に至ったものである。
金属ホウ化物微粒子の製造方法ということでは、例えば特許文献1に予め調製した金属ホウ化物粉末を不活性雰囲気下でアーク熱源を用いて超微粒子化する方法、また、特許文献2には金属水酸化物及び/または水和物、あるいはそれを熱処理して得られる金属酸化物に、ホウ素化合物及び炭素を混合した後、真空または不活性雰囲気下において1,500℃未満で熱処理する製造方法が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載される方法は、原料である金属ホウ化物を両電極として斜向配置し、両電極間にアークを発生させ、このアーク熱により原料から金属ホウ化物蒸気を発生させて超微粒子を得るものであってその操作が非常に煩雑であり、かつ収率の点からコスト面で不利な製造方法である。また、特許文献2に記載される方法では、前駆体となる金属水酸化物及び/または水和物、あるいはそれを熱処理して得られる金属酸化物の粒子径が最終生成物である金属ホウ化物の粒子径に反映されるため、前駆体調製時の中和反応における条件を適正化する必要があり、かつ最終熱処理温度は粒子の粗大化を防ぐために1,500℃未満としているなど、製造条件的にその適正範囲が限定されており安定生産については課題を有するものである。
特開平2−59418号公報 特開2005−1918号公報
本発明の課題は、上記した問題点を解消し、透明性を有し、かつ導電性及び熱線遮蔽性に優れる薄膜あるいは成形体を形成できる金属ホウ化物微粉末を安定的に製造できる方法を提供することにある。
本発明は以下の発明に係る。
1.希土類金属、IVa族遷移金属、Va族遷移金属及びVIa族遷移金属の中から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物に、酸化ホウ素及び炭素を加え、該炭素は金属酸化物及び酸化ホウ素に由来する酸素の総和に対し原子比1.3以上の割合で加え、不活性ガス雰囲気下で焼成する第1の熱処理工程と、第1の熱処理工程での温度Tより低い温度Tにて残存する炭素を酸化分解する第2の熱処理工程、さらにT未満でTを越える温度域にて不活性ガス雰囲気下で焼成する第3の熱処理工程からなる金属ホウ化物微粉末の製造方法。
2.金属酸化物がその前駆体である金属水酸化物を熱処理して得られるものである上記1に記載の金属ホウ化物微粉末の製造方法。
3.酸化ホウ素の代わりにホウ酸を用いる上記1に記載の金属ホウ化物微粉末の製造方法。
本発明によれば、簡単な操作、高収率、及び安定した製造条件で金属ホウ化物微粉末を製造することができる。
本発明で出発原料となる金属酸化物に用いる金属としては、希土類金属、IVa族遷移金属、Va族遷移金属及びVIa族遷移金属の中から選ばれる金属元素から任意に選ぶことができ、例えば希土類金属としてはSc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho等が、IVa族遷移金属としてはTi、Zr、Hf等が、Va族遷移金属としてはV、Nb、Ta等、VIa族遷移金属としてはCr、Mo、W等が挙げられる。また本発明では上記金属酸化物として、その前駆体である金属水酸化物を熱処理して得られるものを用いることもできる。
これらの金属の水酸化物及び酸化物は、市販されるものであっても良いし、夫々の硝酸塩、硫酸塩、塩化物などの水溶性化合物を水に溶解し、アルカリ溶液と反応させることによって得られる水酸化物、あるいはその水酸化物をさらに熱処理することによって得られる酸化物であっても良い。
本発明では、ホウ素化合物として酸化ホウ素を用いるがホウ酸であっても良い。何故なら、後で記述するようにホウ化反応が起きる第1の熱処理工程は少なくとも1,000℃を超える高温域での処理であり、ホウ素化合物としてホウ酸を用いたとしても当該ホウ酸はホウ化反応の前には分解され酸化ホウ素となるからである。この時加える酸化ホウ素は金属元素に対し得ようとする金属ホウ化物組成の化学量論量相当とするが、反応性向上のため若干過剰に加えても良く、通常1.02〜1.05当量程度とするのが好ましい。
本発明においては還元剤として炭素を使用するがその添加量が重要であり、金属酸化物及び酸化ホウ素に由来する酸素の総和に対し原子比1.3以上加える。例えば金属としてLaを用いLaBを合成する場合にはその反応式は以下のようになり、1モルのLaBを得ようとすれば必要とする炭素の理論量は10.5モルであるが、本発明ではその1.3倍以上、即ち13.65モル以上加えることとなる。
0.5La+3B+10.5C→LaB+10.5CO
炭素を原子比1.3以上加えることにより可視光波長域にて所望とする透明性を発揮し得る微粒サイズの金属ホウ化物を生成することができる。過剰の炭素を加えることによる微粒化達成の理由は明確ではないが、ホウ化反応は1,000℃を超える高温域での処理であり、必然的に粒成長による粒子の粗大化が促進されるが還元に寄与しない過剰の炭素が生成した金属ホウ化物の粒子間に入り込み、粒成長の緩衝剤として作用することも一因と考えられる。従って、還元剤として添加する炭素量が原子比1.3未満では粒成長による粒子の粗大化が著しく所望とする粒子サイズを得ることができない。また、原子比は1.3以上であれば特に上限を求めないが、コスト及びホウ化後の過剰分の除去を勘案すれば3.0以下が好ましく、更には1.5以上2.5以下が好ましい。炭素源としてはランプブラック、チャンネルブラック、ファーネスブラック等のカーボンブラックの他、ピッチコークスや単糖あるいは多糖類を燃焼させ生成した炭素なども用いることができる。
本発明では金属酸化物に、酸化ホウ素及び還元剤としての炭素を金属酸化物及び酸化ホウ素に由来する酸素の総和に対し原子比1.3以上加えた後、3段階の熱処理工程を経る。即ち、不活性ガス雰囲気下で焼成する第1の熱処理工程と、第1の熱処理工程での温度Tより低い温度Tにて残存する炭素を酸化分解する第2の熱処理工程、さらにT未満でTを越える温度域にて不活性ガス雰囲気下で焼成する第3の熱処理工程であり、この3段階の熱処理工程を経ることにより微粒かつ未反応成分を含まない金属ホウ化物を得ることができる。
不活性ガス雰囲気下で焼成する第1の熱処理工程は金属水酸化物及び/または金属酸化物をホウ化する反応工程であり、不活性ガスとしては希ガス、窒素等を挙げることができるが、窒素は金属水酸化物または金属酸化物、あるいはホウ素と反応し窒化物を生成する可能性があることから希ガスが好ましい。この時の熱処理温度Tは1,000℃以上1,600℃以下であり、1,000℃未満ではホウ化反応が不十分で未ホウ化物としての金属水酸化物及び/または金属酸化物あるいは中間生成物として金属のホウ酸塩が残存することになり、また、1,600℃を超える温度域では過剰に加えた炭素による粒成長の抑制効果が損なわれ粗大粒子の発生を招くと共に、高温熱処理設備が必要となりランニングコストも含めコスト面で不利となる。処理時間は特に限定するものではないが、1〜6時間が好ましい。
この第1の熱処理工程で最終生成物としての金属ホウ化物の粒度は決定され、また、その粒度は熱処理温度Tに応じ変化するが、膜とした場合の透明性を勘案すれば1次粒子径として20〜100nmとなるよう調整することが好ましいが、特に20〜40nmの微粉末のものが有用である。なお、出発原料となる金属水酸化物及び/または金属酸化物の粒度は最終生成物となる金属ホウ化物の粒度にほとんど反映しない故、出発原料に対する自由度が極めて高く、安定した製造条件で金属ホウ化物微粉末を製造することができる。
これに続く第2の熱処理工程は、第1の熱処理工程での温度Tより低い温度Tにて残存する炭素を酸化分解するための工程となる。温度Tは400℃以上900℃以下が好ましく、400℃未満では残存する炭素の酸化分解が十分になされず、900℃を超える温度では生成した金属ホウ化物が酸化されてしまう。処理時間は特に限定するものではないが、1〜6時間が好ましい。また、処理時の雰囲気は大気下で良いが、積極的に酸素を導入しても構わない。
さらに本発明では第3の熱処理工程として第2の熱処理工程での温度Tと第1の熱処理工程での温度Tの間の温度域にて不活性ガス雰囲気下での焼成を実施する。当該処理により第2の熱処理工程で部分的に酸化されたもの(例えば金属としてLaを用いた場合にはLaBO)及び残存する未ホウ化物(例えば金属としてLaを用いた場合にはLa3)を同様に未だ残存する酸化ホウ素及び炭素との反応により完全にホウ化させることができる。不活性ガスとしては希ガス及び窒素を挙げることができるが、窒素は生成物と反応し窒化物を生成する可能性があることから希ガスが好ましい。また、処理時間は特に限定するものではないが、1〜6時間が好ましい。
本発明で得られる金属ホウ化物としては、例えばScB、YB、LaB、CeB、PrB、NdB、TiB、ZrB、VB、NbB、WBなどを例示することができる。
本発明では目的の金属ホウ化物を高純度で得ることができる。例えば、目的物の純度は96.0重量%以上、特に98.0重量%以上にすることができる。
以上のような条件により、透明性を有し、かつ導電性及び熱線遮蔽性に優れる薄膜あるいは成形体を形成できる金属ホウ化物微粉末を安定的に得ることができる。
以下に本発明の実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1
La(NO6HO109.6gを水に溶解させたものに7%アンモニア水200gを20分かけて添加し沈殿を生成させた後、さらに20分間熟成した。この間、液温は室温を維持していた。得られた沈殿物を洗浄した後150℃にて乾燥したものは図1の電子顕微鏡写真が示すように針状結晶及び柱状結晶の混合物であり、X線回折パターンからはLa(OH)と同定された。次いでこの乾燥物にB54.5g及びカーボンブラック49.0g(La及びBに由来する酸素原子量×1.5相当)を加えボールミルにて混合した後、Arガス雰囲気にて1,400℃で3時間熱処理した。その後、500℃にて2時間大気焼成した後、さらにArガス雰囲気にて1,200℃で2時間熱処理した。得られた処理物は図2の電子顕微鏡写真が示すように30〜50nmの微粒子であり、図3に示すX線回折パターンからはLaBと同定された。
実施例2
La(NO6HO109.6gを水に溶解させたものに2.8%アンモニア水500gを3時間かけて添加し沈殿を生成させた後、さらに30分間熟成した。この間、液温は5℃を維持するようにした。得られた沈殿物を洗浄し、150℃にて乾燥した後500℃にて大気焼成したものは図4の電子顕微鏡写真が示すように針状結晶及び柱状結晶の混合物であり、X線回折パターンからはLaと同定された。次いでこの焼成物にB55.5g及びカーボンブラック83.1g(La及びBに由来する酸素原子量×2.5相当)を加えボールミルにて混合した後、Arガス雰囲気にて1,450℃で3時間熱処理した。その後、600℃にて3時間大気焼成した後、さらにArガス雰囲気にて1,100℃で2時間熱処理した。得られた処理物は図5の電子顕微鏡写真が示すように20〜40nmの微粒子であり、X線回折パターンからは実施例1と同様にLaBと同定された。
実施例3
キシダ化学製La(試薬1級)41.2gにホウ酸(HBO)96.7g及びカーボンブラック42.5g(La及びBに由来する酸素原子量×1.3相当)を加えボールミルにて混合した後、実施例1と同様な3段階の熱処理を実施した。最終的に得られた処理物は20〜50nmの微粒子であり、X線回折パターンからはLaBと同定された。
実施例4
金属化合物としてY(NO6HOを96.9g用いた他は実施例1と同様な処理を実施した。最終的に得られた処理物は30〜50nmの微粒子であり、X線回折パターンからはYBと同定された。
実施例5
金属化合物としてScCl・6HOを65.6g用いた他は実施例1と同様な処理を実施した。最終的に得られた処理物は40〜70nmの微粒子であり、X線回折パターンからはScBと同定された。
実施例6
金属化合物としてキシダ化学製Nd(試薬1級)を42.6g用いた他は実施例3と同様な処理を実施した。最終的に得られた処理物は20〜40nmの微粒子であり、X線回折パターンからはNdBと同定された。
実施例7
20%濃度のTiCl水溶液240gに7%アンモニア水250gを20分かけて添加し沈殿を生成させた後、さらに20分間熟成した。この間、液温は室温を維持させた。得られた沈殿物を洗浄し150℃にて乾燥して、Ti(OH)を得た。これにB18.0g及びカーボンブラック23.0g(TiO及びBに由来する酸素原子量×1.5相当)を加えボールミルにて混合した。その後は実施例1と同様な3段階の熱処理を実施した。最終的に得られた処理物は、60〜100nmの微粒子であり、X線回折パターンからはTiBと同定された。
実施例8
NbCl68.4gを1Lの5%HCl水溶液に溶解させたものに7%アンモニア水650gを20分かけて添加し沈殿を生成させた後、さらに20分間熟成した。この間、液温は室温を維持していた。得られた沈殿物を洗浄した後150℃にて乾燥し、これにB18.1g及びカーボンブラック25.5g(Nb及びBに由来する酸素原子量×1.5相当)を加えボールミルにて混合した。その後は実施例1と同様な3段階の熱処理を実施した。最終的に得られた処理物は、70〜100nmの微粒子であり、X線回折パターンからはNbBと同定された。
実施例9
キシダ化学製WO(試薬1級)58.7gにB9.2g及びカーボンブラック18.1g(WO及びBに由来する酸素原子量×1.3相当)を加えボールミルにて混合した後、実施例1と同様な3段階の熱処理を実施した。最終的に得られた処理物は50〜70nmの微粒子であり、X線回折パターンからはWBと同定された。
比較例1
使用するカーボンブラック量を39.2g(La及びBに由来する酸素原子量×1.2相当)とする以外は実施例1と同様に実験を実施した。最終的に得られた処理物はX線回折パターンから実施例1と同様にLaBと同定されたが、図6の電子顕微鏡写真が示すように200nmを越える粒子であった。
比較例2
第3の熱処理工程を除く以外は実施例1と同様に実験を実施した。最終的に得られた処理物は粒度的には実施例1と同様な粒子が得られたが、図7のX線回折パターンが示すようにLaB以外に約10重量%のLaBOを含むものであった。
以上の各実施例及び比較例において得られた生成物の物性を表1にまとめて示す。
Figure 0005175464
実施例1のLa(NO6HOとアンモニア水による生成物を、150℃にて乾燥したものの電子顕微鏡写真。 実施例1によって得られた、最終生成物の電子顕微鏡写真。 実施例1によって得られた、最終生成物のX線回折パターン。 実施例2のLa(NO6HOとアンモニア水による生成物を、150℃にて乾燥した後500℃にて大気焼成したものの電子顕微鏡写真。 実施例2によって得られた、最終生成物の電子顕微鏡写真。 比較例1によって得られた、最終生成物の電子顕微鏡写真。 比較例2によって得られた、最終生成物のX線回折パターン。

Claims (3)

  1. 希土類金属、IVa族遷移金属、Va族遷移金属及びVIa族遷移金属の中から選ばれる少なくとも1種の金属の酸化物に、酸化ホウ素及び炭素を加え、該炭素は金属酸化物及び酸化ホウ素に由来する酸素の総和に対し原子比1.3以上の割合で加え、不活性ガス雰囲気下、1000℃以上1600℃以下で焼成する第1の熱処理工程と、第1の熱処理工程での温度Tより低い温度Tにて残存する炭素を酸化分解する第2の熱処理工程、さらにT未満でTを越え且つ1000℃を越える温度域にて不活性ガス雰囲気下で焼成する第3の熱処理工程からなる金属ホウ化物微粉末の製造方法。
  2. 上記金属酸化物がその前駆体である金属水酸化物を熱処理して得られるものである請求項1記載の金属ホウ化物微粉末の製造方法。
  3. 上記酸化ホウ素の代わりにホウ酸を用いる請求項1記載の金属ホウ化物微粉末の製造方法。
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