JP5174947B1 - 携帯式ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】強風が吹いても、火炎の横倒しを防止できる携帯式ガスコンロを提供すること。
【解決手段】上面側に火炎口を有するガスバーナー12が配設された本体部2を備える携帯式ガスコンロであって、本体部2は外風の吹き込みを抑えるために、外部空間Sとガスバーナー12とを隔てるようにした風防手段30を有している。そして、風防手段30は、ガスバーナー12の周囲に配置された内側風防手段32と、この内側風防手段32より外側に配置された外側風防手段31とを有している。そして、外側風防手段31は、外部空間Sと内側風防手段32とを隔てるようにした複数の衝立部42と、二次空気を取り込むための複数の空気導入部50とが交互に配置され、かつ、複数の空気導入部50の夫々に対向して、外風の侵入を阻む遮蔽部46が配置されており、遮蔽部46と衝立部42との間には空気導入部50と連通した空間51が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、風防手段を備えた携帯式ガスコンロに関するものである。
キャンプの時など、屋外で持ち運び可能な携帯式ガスコンロを使用する場合、外風によってガスバーナーの火炎が立ち消えてしまうことがある。このため、屋外でも使用できるように、風防手段を設けた携帯式ガスコンロがある(例えば、特開2003−307312)。
この従来の携帯式ガスコンロは、汁受け皿の上に、ガスバーナーを囲むように略円筒状の風防手段が設けられており、これにより外風がガスバーナーに強く当たることを防いで、火炎の立ち消えを防止している。そして、この風防手段には多数の小穴が設けられており、この小穴から2次空気を取り込んで、不完全燃焼も防止している。
特開2003−307312号公報
ところが、最近、海辺やビルの屋上、ベランダ等でも携帯式ガスコンロを使って鍋料理等の料理をする機会が増えており、このような場所ではかなり強い風が吹いている。また、震災時などにおいて、嫌でも屋外の強風の中で料理をしなければならない場合もある。
そこで、発明者が強風の中で従来の携帯式ガスコンロを使用して料理を試したところ、立ち消えこそ有効に防止されたが、お湯が沸かなかったり、また、お湯が沸いたとしても非常に時間がかかってしまった。
この点、強風時にお湯が沸かない等の事態は、風防手段の穴がいくら小さくても、穴から吹き込んできた強い風が、火炎を横倒しにしてしまうことが原因であると分かった。
本発明は、以上のことに鑑みてなされたもので、強風の中であっても、火炎の横倒しを有効に防止し、加熱性能を維持できる携帯式ガスコンロを提供することを目的とする。
上記課題は、本発明によれば、上面側に火炎口を有するガスバーナーが配設された本体部と、前記ガスバーナーにガスを供給するガス供給部と、を備える携帯式ガスコンロであって、前記本体部は、前記ガスバーナーへの外風の吹き込みを抑えるために、外部空間と前記ガスバーナーとを隔てるようにした風防手段を有し、前記風防手段は、前記ガスバーナーの周囲に配置された内側風防手段と、この内側風防手段より前記本体部の周縁部側に配置された外側風防手段とを有し、前記外側風防手段は、前記外部空間と前記内側風防手段とを隔てるようにした複数の衝立部と、二次空気を取り込むための複数の空気導入部とが、交互に配置され、かつ、前記複数の空気導入部の夫々に対向して、外風の進入を防ぐ遮蔽部が配置されており、前記遮蔽部と前記衝立部との間には前記空気導入部と連通した空間が設けられている携帯式ガスコンロにより解決される。
本発明の構成によれば、本体部は、ガスバーナーの周囲に配置され内側風防手段だけではなく、それより周縁部側に外側風防手段を有するため、強風が吹いたとしても、その強風のガスバーナーへの吹き込みを防止できる。
この点、このように複数の風防手段を設けることで、二次空気の取り込みが不足して不完全燃焼を起こす恐れがある。特に、外側風防手段で囲まれた領域と同等或いはそれ以上大きな底面積を有する鍋類を載置すると、燃焼用の二次空気を取り込むためのスペースがかなり制限されて、不完全燃焼の恐れが高まってしまう。
ところが、外側風防手段は、外部空間と内側風防手段とを隔てるようにした複数の衝立部と、二次空気を取り込むための複数の空気導入部とが、交互に配置されているため、この空気導入部から燃焼用の二次空気を取り込める。また、無風下であっても、二次空気の取り込みが容易である。
ここで、このように空気導入部を設けると、強風の場合、外風が勢いよく空気導入部を通り抜けて外側風防手段の内側に侵入し、結局、火炎を横倒しする可能性を上げてしまう。しかし、本発明では、複数の空気導入部の夫々に対向して、外風の侵入を阻む遮蔽部が配置されており、この遮蔽部と衝立部との間には空気導入部と連通した空間が設けられている。従って、外風は遮蔽部に衝突して、外側風防手段の内側に勢いよく進入することが有効に防止されると共に、遮蔽部と衝立部との間の空間から二次空気を取り込める。
かくして、二次空気を取り込んで不完全燃焼を防止しつつ、外風の勢いを弱めて火炎の横倒しを防止できる。
また、好ましくは、前記遮蔽部は、前記空気導入部より外側に配置されており、前記連通した空間は、外風が異なる方向から入ってくるように形成されている、ことを特徴とする。
また、好ましくは、前記空気導入部の上と前記遮蔽部の上部とを繋ぐ上側板状部と、前記空気導入部の下と前記遮蔽部の下部とを繋ぐ下側板状部とを有することを特徴とする。
そうすると、上側板状部と下側板状部と遮蔽部の存在により、遮蔽部と衝立部との間の空気導入部と連通した空間は、遮蔽部の左右のみとなり、この左右それぞれから通過してきた風が正面衝突して、効率よく風の勢いを弱めることになる。
また、例えば鍋から粘り気のある汁等が吹き零れた場合であっても、上側板状部が庇の機能を果たし、吹き零れが空気導入部を埋めてしまう恐れを防止して、二次空気の取り入れを問題なく行うことができる。
また、好ましくは、前記内側風防手段は、前記ガスバーナーと前記外側風防手段とを隔てると共に厚み方向に貫通孔のない壁部と、前記本体部の上面に沿って配置された底板部とを有し、前記上面と前記底板部との間には、空気の通り路となる通路部を有し、その通路部は前記火炎口より低く配置されていることを特徴とする。
そうすると、外側風防手段の空気導入部等から取り込まれた二次空気は、その勢いが残っていたとしても、内側風防手段の貫通孔のない壁部に遮られるため、火炎を横倒しにする事態を防止できる。
そして、外側風防手段の内側に入ってきた二次空気は、本体部の上面と内側風防手段の底板部との間の通路部を通りながら整流されて、内側風防手段に囲まれた空間に進入することになる。ここで、この内側風防手段に囲まれた空間にはガスバーナーが配置されているが、通路部はガスバーナーの火炎口より低く配置されているため、通路部を通過した二次空気は、火炎口に衝突する恐れが低く、さらに、排気ガスの排気による空気の吸い込みにより上昇し(煙突効果)、これにより二次空気が適切に供給されるため、完全燃焼した火炎を得ることができる。
また、この通路部は本体部の上面に沿っているため、二次空気が通路部を通る際に、本体部の上面は冷却され、これにより機器の加熱を防止できる。
また、好ましくは、前記本体部は前記外側風防手段より内側に五徳を有し、前記外側風防手段の上縁が前記五徳の上縁より低く配置されており、前記外側風防手段の上縁には、前記五徳の上縁の内の最上端より高くなるようにした複数の突出部が設けられていることを特徴とする。
そうすると、外側風防手段の上縁が五徳の上縁より低く配置されているため、大きな鍋類を五徳に載置した場合であっても、その鍋類と外側風防手段の上縁との間にスペースができ、そのスペースから熱い排気ガスを逃がして、機器の加熱を防止できる。
さらに、外側風防手段の上縁には、五徳の最上端部より高くなるように、複数の突出部が設けられているため、五徳の上に置かれた鍋類が横滑りしたとしても、突出部がストッパーとなって、鍋類の転倒等を防止できる。
しかも、この突出部の上に鍋類を置くこともでき、その場合であっても、外側風防手段の上縁より上のスペースから排気ガスを逃がすことができる。
本発明は、上述のような構成を有することから、強風の中であっても、火炎の横倒しを有効に防止し、加熱性能を維持できる携帯式ガスコンロを提供することができる。
本発明の実施形態に係る携帯式ガスコンロの斜視図。 図1の携帯式ガスコンロの概略平面図であり、ガス供給部については、蓋体を取り外した場合の平面図、外側風防手段の部分については、水平方向に切断(図4のA−A線の位置で切断)した場合の概略断面図。 図1の携帯式ガスコンロを図2のB−B線の位置で切断した場合の概略縦断面図。 図4(a)は図1の携帯式ガスコンロの部分正面図(一点鎖線から三点鎖線は大きさの異なる鍋類を図示)、図4(b)は外側風防手段の突出部の斜視図。 図1の携帯式ガスコンロと従来の携帯式ガスコンロについて、湯沸し時間を測定したグラフ。 図1の携帯式ガスコンロと図1の外側風防手段を取り外した携帯式ガスコンロについて、湯沸し時間を測定したグラフ。 本発明の実施形態の変形例に係る携帯式ガスコンロの外側風防手段の部分斜視図。 図7の携帯式ガスコンロについて、外風が正対して吹いた場合と斜めから吹いた場合の湯沸し時間を比較したグラフ。 本発明の実施形態の他の変形例に係る外側風防手段であって、その変形例の特徴部分を示す図。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
また、各図面間において同じ符号が付けられたものは同じ構成である。また、特に言及のない限り、以下にいう「内側」とは水平方向についての内側、「外側」とは水平方向についての外側を意味する。
本発明の実施形態に係る携帯式ガスコンロ(以下、「ガスコンロ」という)1は、持ち運び可能な大きさと重量を有し、キャンプ・震災時等の屋外において、その上に鍋や鉄板等の鍋類を載置して、調理に用いられる。
ガスコンロ1は、図1に示すように、本体部2と、この本体部2の片側横に隣接して接続されたガス供給部4とを備えている。
〔ガス供給部〕
ガス供給部4は、図1及び図2に示すように、ガスバーナー12にガスを供給するための部分であり、カートリッジ式のガスボンベ28を収容するボンベ収容室23を有している。ボンベ収容室23はスチールに耐熱塗装を施して形成され、ヒンジ25を中心に回動可能な蓋体22によりガスボンベ28を覆っている。なお、蓋体22には、内側に熱が篭らないように、複数の貫通孔21が形成されている。
ボンベ収容室23の内側にはボンベ接続部27があり、このボンベ接続部27にガスボンベ28が着脱可能となっている。ガスボンベ28から吐出された燃料ガスは、ボンベ接続部27内に設けられたガバナーに入って圧力調整されるようになっている。なお、ガスボンベ28が加熱されてその内部圧力が異常に上昇した時、安全機構が作動して外れるように、ボンベ接続部27とガスボンベ28との着脱手段26はマグネットとされている。また、このボンベ接続部27は操作摘み部24と接続され、ガスボンベ28から供給されるガス量が調整可能とされている。このようにしてガスボンベ28からボンベ接続部27を介して供給される燃料ガスは、ガス導管やガス・空気混合器(図示せず)を通って、空気と混合されながら、本体部2側のガスバーナー12に供給される。そして、操作摘み部24の回転によりイグナイタ38が押されてパルス電圧が発生し、そのパルス電圧によって電極39が放電することで、燃料ガスが点火する。
〔本体部〕
本体部2は、図1に示すように、全体が円柱状のガスバーナー12と、上面側に火炎口10を露出するようにしてガスバーナー12を収容する筐体6と、この筐体6に接続され、鍋類を載置するための五徳8と、ガスバーナー12への外風の吹き込みを抑えるための風防手段30とを有している。
〔筐体〕
筐体6は全体が略矩形状、平面視が略正方形とされ、底面に複数の脚部17が設けられている。この筐体6は、図3に示すように、上面6Aの中央部に円形の貫通孔14を有し、火炎口10が露出するようにして貫通孔14内にガスバーナー12を収容している。
そして、図1〜図3に示すように、貫通孔14の周囲は、上面6Aが平面視においてリング状に窪んだ凹所16となり、この凹所16が、煮こぼれ等を受けとめる汁受け皿にされると共に、燃焼用の二次空気を導くための通路の一部にされている(この点については、後で詳細に説明する)。
このリング状の凹所16は、図3に示すように、外周部16a及び内周部16bが傾斜面とされ、外周部16aと内周部16bとの間の中央領域16cは平坦面とされている。この中央領域16cの上には、所定の高さを有する複数の土台19が固定されており、この土台19に五徳の脚部8aが接続されている。本実施形態の土台19は錐台状であり、リング状の円周に沿って等間隔に4個設けられている。
また、筐体6は、側面6Bがスチールに耐熱塗装を施して形成されており、上面6Aは耐熱性に優れたホーローで形成されている。なお、ホーローは周知のものを利用でき、金属の表面にガラス質を主成分とする釉薬を塗って高温で焼きつけて形成できる。そして、側面6Bの上面6A側周縁は段部11を有し、この段部11に、上面6Aの折り曲げ加工された周縁部が係止されている。
〔五徳〕
五徳8は、図1に示すように、上面6Aの四隅からガスバーナー12に向かって延伸して形成され、4本の五徳8でガスバーナー12を囲んでいる。各五徳8は二本の脚部8a,8bを有し、外側の脚部8bは上面6Aの四隅に固定され、内側の脚部8aは図1及び図3に示すように、上述した土台19に固定されている。本実施形態の五徳8は上面6Aと同様にホーローから形成されている。このように、上面6A側の部材がホーローで形成されているのは、二重の風防手段30を設けたことで、通常のガスコンロに比べて加熱され易くなっているためである。
〔風防手段〕
風防手段30は、火炎への強風の吹き込みを抑えるためのもので、水平方向について外部空間Sとガスバーナー12とを二重に隔てるように、相対的に内側と外側に配設された内側風防手段32及び外側風防手段31を有している。
先ず、外側風防手段31について説明する。
図1の外側風防手段31はホーローで形成されており、平面視が略四角形状である枠体とされ、本体部2の周縁部に着脱可能に載置されている。
そして、外側風防手段31は、図1及び図2に示すように、複数の衝立部42と、複数の空気導入部50とが交互に配置されて形成されている。
衝立部42は、外部空間Sと内側風防手段32とを隔てるように起立して、主に、外風が強く内側に吹き込んでくることを防止するための手段であり、空気導入部50は、主に二次空気を取り込むための空間である。
具体的には、全体が枠体である外側風防手段31の平板状部の厚み方向に複数の貫通孔を形成することで、該貫通孔を空気導入部50にすると共に、貫通孔ではない部分を衝立部42としている。このため、本実施形態の外側風防手段31では、空気導入部50の上下に平板状部31b,31cが存在し、この上下の平板状部31b,31cも外部空間Sと内側風防手段32とを隔てて、外風の吹き込みを防止する衝立部の機能を果たしている。
空気導入部50は、図の場合、四角形であるが、本発明はこれに限られない。好ましくは、空気導入部50は、図3に示すように、内側風防手段32の上端32cより下に配置されるのがよい。
なお、図1〜図3に示すように、空気導入部50は、ガス供給部4に隣接して対向する外側風防手段31の平板状部FLには設けられておらず、これにより、熱風が空気導入部50を通過してガス供給部4に当たることを防いでいる。
そして、複数の空気導入部50の夫々に対向して遮蔽部46が配置され、この遮蔽部46と衝立部42との間には空気導入部50と連通した空間(以下、「連通空間」という)51が設けられている。すなわち、連通空間51と空気導入部50とが繋がるように、空気導入部50と遮蔽部46との間には所定の間隔D1が設けられており、これにより、外風AR1は連通空間51を介して空気導入部50を通過し、燃焼用の二次空気として供給される。なお、図示された間隔D1は4mm程度とされている。
本実施形態の外側風防手段31は、上述した四角形状の枠体の高さ方向(図1のY方向)の中央領域を絞り加工で外側に押し出すことにより、衝立部42、空気導入部50、遮蔽部46、及び連通空間51を同時に形成するようになっている。
また、この絞り加工によって、図1の一点鎖線で囲った図に示すように、空気導入部50の上の平板状部31bと遮蔽部46の上部とを繋ぐ上側板状部53が形成されると共に、空気導入部50の下の平板状部31cと遮蔽部46の下部とを繋ぐ下側板状部55が形成されている。
そして、空気導入部50に正対して視認した際、遮蔽部46と上側板状部53と下側板状部55で、空気導入部50が隠されるようになっている。すなわち、図の場合、上側板状部53は外側に向うに従って下となる傾斜面とされ、下側板状部55は外側に向うに従って上となる傾斜面とされている。また、空気導入部50と上側板状部53から下側板状部55までとは同様の高さH1とされ、空気導入部50と遮蔽部46・上側板状部53・下側板状部55とは同様の幅W1とされている。
このように上側板状部53を設けることで、鍋類からの吹き零れが、空気導入部50と遮蔽部46との間の空間に詰まる恐れを防止でき、その意味で上側板状部53は庇部とも言える。また、上側板状部53と下側板状部55の双方を設けることで、一つの遮蔽部46の左右両側にのみ連通空間51,51が形成されることになる。この左右の連通空間51,51は互いに対向している。
以上のように、外側風防手段31は種々な構成を有するため、外風が外側風防手段31に正対して吹きつけると、図2及び図3に示すように、外風AR1と正対する面FFについては、外風AR1は、遮蔽部46、上側板状部53、及び下側板状部55に遮られて、空気導入部50に直接吹き込むことが防止される。なお、傾斜された上側板状部53及び下側板状部55に当たった外風AR1は、その上下の平板状部31b,31cにより内側への吹き込みが防止される。また、遮蔽部46の左右両側の連通空間51,51から吹き込んできた外風AR1,AR1は、外風同士が干渉し合って、風の勢いを弱めながら空気導入部50を通過することになる。
なお、図2の右側に示す外風CRのように、外風が外側風防手段31に対して斜めに吹きつけた場合であっても、外風CRの一部は遮蔽部46に遮られ、また、一部は衝立部42に衝突しながら内側に入ろうとし、さらに、間隔D1は然程大きくはないため、少なくとも大量の外風が直接、空気導入部50を通過することはない。このため、正対して外風AR1が吹きつけられた場合ほどではないにせよ、風の勢いを弱めながら、空気導入部50を通過することになる。
さらに、外風AR1が吹きつけると、図2に示すように、その一部AR2が略四角形状の枠体の面FFと略垂直な面SFに設けられた連通空間51から入り込み、複数の衝立部42と衝立部42より外側に配置された複数の遮蔽部46との間を連続して通過することになる。従って、面SFの内側空間が陰圧になって、内側の熱い空気HAは面SFの空気導入部50に向かって引っ張られ、外部空間Sに放出されることになる。すなわち、外側風防手段31が四角形状の枠体とされ、かつ、一つの遮蔽部46の左右両側に連通空間51,51が設けられることで、二重の風防手段30により生じ易い熱の篭りの問題も軽減できる(以下、「通風による冷却効果」という)。
また、本実施形態の場合、図4に示すように、外側風防手段31の上縁31a(突出部59,60を除く上縁)は五徳8の上縁8dより低く配置されており、これにより、いかなるサイズの鍋類を五徳8に載置した場合であっても、その鍋類と外側風防手段31の上縁31aとの間にスペースSPを確保できる。従って、図3に示すように、鍋類の底を伝わって流れてきた熱い排気ガスEXは、容易にスペースSPから排出されて、ガスコンロ1自体の加熱を防止できる。
そして、図4に示すように、外側風防手段31の上縁31aには、五徳8の上縁8dの内の最上端8cより高くなるように上側に突出した複数の突出部59,60が設けられている。突出部59,60は、主に、五徳8に載置された鍋類PA2・PA3の横滑りを防止するストッパーである。すなわち、本実施形態では、風防手段30を二重に設けて熱が篭り易くなったため、耐熱性を考慮して五徳8をホーローで形成した。しかし、ホーローは滑り易いという問題がある。そこで、滑り易いホーローを用いた場合であっても、鍋類の横滑りを防止するためのガスコンロ1を提供することを目的としている。
ガス供給部4に隣接した突出部60は、載置された鍋類PA2,PA3を係止して、少なくとも鍋類PA2,PA3の底部が本体部の上面6Aよりもガス供給部4側に移動しないようにしている。具体的には、突出部60は、ガス供給部4と対向する平板状部FL(図1参照)の上縁の両端に2箇所設けられており、その根元と中間部は上に向かって真っ直ぐ延伸している。また、大半の鍋類は、図4の一点鎖線で示される中程度の鍋類PA3、二点鎖線で示される大きめの鍋類PA2のように、開口部に向けて広がった側面形状を有しているため、その側面形状に対応した傾斜角θ2を先端部(五徳8の最上端8cより上側の部分)60aに有している。
これに対して、突出部59は、図1に示すように、外側風防手段31のガス供給部4に隣接しない2箇所の角部領域に配設されて、その角部に対応した幅方向中央59cが曲げ加工されており、さらに、図4に示すように、上側であって幅方向の中央部59aは、鍋類PA2の側面角部PA2−1の形状に対応して切り欠かれて、上側の幅方向の両端部59b,59bに比べて低い位置とされている(図の場合、中央部59aの高さは五徳8の最上端8cと同等である)。これにより、例えばチリトリとも呼ばれる鍋類(平面視が四角形状であって、底部は本体部2の上面6Aと同等或いはそれ以下の面積であり、かつ、開口部が上面6Aよりも大きくなるように傾斜した側面を有する鍋類)PA2の最も外側に張り出した側面角部PA2−1を、中央部59aから外側にはみ出させると共に、両端部59b,59bで鍋類PA2の側面PA2−2を係止している。
また、本体部の上面6Aよりも大きな底を有する鍋類PA1は、これら複数の突出部59,60の上に置くこともでき、その場合であっても、鍋類PA1の底と外側風防手段31の上縁31aとの間にスペースを形成して、そこから内側の熱い排気ガスを排出できる。このようにして、本実施形態の外側風防手段31と五徳8により、様々なサイズの鍋類に対応できる。
次に、内側風防手段32について説明する。
内側風防手段32は、図2の網掛けで示される部分であり、平面視において、ガスバーナー12の周囲に配置されて幅の広いリング状をなし、図1に示すように、全体がフライパンないし浅い洗面器のような形状をしている。すなわち、内側風防手段32は、ガスバーナー12と外側風防手段31とを隔てるように起立した壁部32bと、この壁部32bに連続して形成された底板部32aとを有し、底板部32aの中央領域に形成された貫通孔34からガスバーナー12の火炎口10を含む上部が露出するようになっている。
壁部32bは、ガスバーナー12を取り囲んだ壁であり、従来の風防手段のように厚み方向に貫通孔は存在せず、これにより、図3に示すように、外側風防手段31より内側であって、壁部32bより外側の空間(以下、「侵入空間」という)S1に入ってきた風が火炎を横倒しすることを防止している。なお、貫通孔のない内側風防手段32は内側に熱が篭り易いため、熱放散性に優れたホーローで形成されている。
具体的には、壁部32bは、侵入空間S1に入ってきた風が直接火炎に当たらないような高さH2を有し、図3の場合、少なくとも上端部32cが空気導入部50と同等以上に配置されている。なお、壁部32bの高さH2については、外側風防手段31の上縁31aと内側風防手段32の上端部32cとを直線で結んだ仮想線Mgが、ガスバーナー12の火炎口10より上を通るような高さとされるのが好ましい。さらに、例えば、図4の鍋類PA3のように鍋類の底面積が外側風防手段31で囲まれた面積よりも相当小さい場合、図3の一点鎖線の矢印OPのように外側風防手段31の上縁31aの上からスペースSPに外風が吹き込むこともあるが、その場合であっても、その吹き込んできた外風を遮るように壁部32bの高さH2を設定するのが好ましい。本実施形態の壁部32bの高さH2は30mm程度とされている。
また、壁部32bは、上側に向うに従って除々に外側に位置するように傾斜した傾斜角θを有し、しかも、上端部32cが外側に向かって折り返されるように曲げられている。これにより、侵入空間S1に入ってきた風を後述する通路部40に導き易くしている。
底板部32aは、図3に示すように、複数の土台19の上に載置されると共に、本体部2の上面6Aに沿って配置され(図の場合、底板部32aと上面6Aとは略平行)、これにより、上面6Aと底板部32aとの間に所定の間隔H3をつくり、これが燃焼用の空気(二次空気)AR1の通り路となる通路部40とされている。具体的には、侵入空間S1に入ってきた空気AR1は、燃焼による排気ガスEXによりガスバーナー12側に吸い込まれて(煙突効果)通路部40を通り、本体部内の下側から上面6Aの貫通孔14を通過して上昇する空気AR3と合流して、ガスバーナー12に隣接する外側で上昇することになる。従って、火炎は横倒しになることもなく、無風状態と同様に立ち上がった火炎形状を得ることができる
この通路部40の半径方向(図3のX方向)の長さL1は、侵入空間S1に入ってきた空気の流れが乱れたとしても、概ね整流できる長さを有するのが好ましく、図3の長さL1は34mm程度とされている。また、通路部40の上下間隔(底板部32aと上面6Aとの間隔)H3は、狭過ぎるとガスバーナー12側に供給される二次空気の量が低減し、広過ぎると上述した整流効果が低くなるため、ほどよい間隔が好ましく、図3の間隔H3は5mm程度とされている。
また、底板部32aの内周側周縁部32dが窪み部16の傾斜面16bに対応して傾斜することで、通路部40の内側周縁部40aはガスバーナー12に向うに従って上側となるように傾斜し、これにより、通路部40を通過し終えた空気AR1を上昇し易くして、火炎の横倒しをより効果的に防止している。
さらに、通路部40の内側周縁部40aはガスバーナー12の火炎口10より下に配置され、これにより、通路部40を通過し終えた空気AR1が火炎口10に当たることを防いで、火炎の横倒しを防止している。
なお、内側風防手段32を載置するための土台19は、五徳を固定する手段でもあり、このため、図1に示すように、内側風防手段32には五徳8の脚部8aを挿通するための貫通孔37が形成されている。そして、五徳8は壁部32bの上端部32cを跨いで四隅に固定され、これにより、内側風防手段32は本体部2に固定されている。
本実施形態は以上のように構成され、風防手段30は内側と外側の二重に配置されているため、強風による火炎の横倒しを効果的に防止できる。さらに、空気導入部50や通路部40を設けることで二次空気を適正に確保しつつ、空気導入部50に対向する遮蔽部46により、空気導入部50を通過する風の勢いを弱めている。さらに、通路部40を本体部2の上面6Aに沿わせて、風が通る際に冷却効果を発揮させたり、連続する複数の空気導入部50と複数の遮蔽部46との間に風AR2を通り抜けさせて、通風による冷却効果を発揮させたりして、本体部2の加熱を防止している。
図5及び図6は以上の本実施形態の効果を明らかにしている。
すなわち、図5は本実施形態と従来のガスコンロの双方について、湯沸し時間を測定したグラフであり、A1が本実施形態のガスコンロの測定結果、A2が従来のガスコンロの測定結果である。なお、従来のガスコンロが本実施形態のガスコンロと相違するのは、外側風防手段がなく、かつ、内側風防手段は底板部がなく、複数の貫通孔を有するパンチングメタルとなっている点である。また、コンロにかける鍋には1.5リットルの水を入れ、風速毎秒3m、平均室温約28度の環境下で実験を行った。
その結果、測定結果A1では16分の早さで約100度に達したのに対して、測定結果A2では30分を経過しても100度に達しなかった。そして、測定結果A1は測定結果A2に比べて温度上昇率が約2.4倍であり、このことから、本実施形態のガスコンロは単に風防手段を二重にしただけではない効果があることも分かった。
図6は本実施形態のガスコンロと、本実施形態の外側風防手段を取り外した(即ち、本実施形態の風防手段のみの)ガスコンロについて、湯沸し時間を測定したグラフである。なお、コンロにかける鍋には1.5リットルの水を入れ、風速毎秒3m、平均室温約27度の環境下で実験を行った。
具体的には、C1及びC2は、鍋底面積が外側風防手段で囲った面積と同程度の大きめの鍋を用いた測定結果であり、C1が本実施形態のガスコンロの測定結果、C2が外側風防手段を取り外したガスコンロの測定結果である。
これより、測定結果C1と測定結果C2との比較より、本実施形態のガスコンロの温度上昇率が良好であることが分かる。なお、目視においても、外側風防手段を取り外したガスコンロでは火炎が飛んでいたが、本実施形態のガスコンロでは火炎は安定していた。
図7は、本発明の上述した実施形態の変形例に係るガスコンロ100であって、全体が四角形状の枠体である外側風防手段62の部分斜視図である。
本変形例に係るガスコンロ100が図1のガスコンロ1と異なるのは、外側風防手段62の構成のみであって、他の構成は同じである。
すなわち、図7の外側風防手段62は、図1の外側風防手段31と同様、外部空間Sと内側風防手段(図示せず)とを隔てるようにした複数の衝立部64と、二次空気を取り込むための複数の空気導入部66とが、交互に配置されている。また、複数の空気導入部66の夫々に対向して、外風の進入を防ぐ遮蔽部68が配置されており、遮蔽部68と衝立部64との間には空気導入部66と連通した連通空間69が設けられている。
具体的には、外側風防手段62は、平面視が四角形状の枠部47の内側上部に、複数の衝立部64を所定の間隔W3をあけて接合すると共に、枠部47の外側上部に、前記間隔W3により成る複数の空気導入部66の夫々に対向するように、複数の遮蔽部68を接合することで形成されている。なお、通風による冷却効果を発揮させるため、枠部47の四隅に遮蔽部68を接合しないのが好ましい。
このため、外側風防手段62に正対して吹いた外風AR4は、遮蔽部68や枠部47に遮られて、空気導入部66に直接吹き込むことが防止される。また、遮蔽部68の左右両側の連通空間69,69から吹き込んできた外風AR4は、その外風同士が干渉し合って、風の勢いを弱めながら空気導入部66を通過することになる。さらに、外側風防手段62は全体が四角形状の枠体とされ、かつ、一つの遮蔽部68の左右両側に連通空間69,69が設けられることで、一点鎖線で示される外風AR5が複数の遮蔽部68と複数の衝立部64との間を連続して通り抜けて、通風による冷却効果を発揮する。
なお、図1に示す上側板状部53と同じものは存在しないが、枠部47が上側板状部53と同様の機能を発揮し、空気導入部66や連通空間69等に吹き零れが侵入することを防止している。
このようにして、本変形例のガスコンロ100では、図1の下側板状部55や突出部59,60が存在しないだけで、図1のガスコンロ1と同様の機能を得ることができる。
図8は、図7のガスコンロ100について、外風AR4が外側風防手段62に正対して吹いた場合と、外風AR6が斜めから吹いた場合の湯沸し時間を比較したグラフであり、E1は外風AR4が吹いた場合の測定結果、E2は外風AR6が吹いた場合の測定結果である。なお、コンロにかける鍋には1.5リットルの水を入れ、風速毎秒3m、平均室温約21度の環境下で実験を行った。
この結果から、外風が外側風防手段62に斜めから吹いた場合E2は、正対して吹いた場合E1に比べて、温度上昇率が多少落ちたものの、双方とも差し障りのない温度上昇であることが分かった。
ところで、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではない。
例えば、図3の実施形態の土台19は、五徳と内側風防手段32の双方を固定するが、内側風防手段32を固定するためだけの土台を別途設けてもよい。
また、外側風防手段31は、本体部の周縁部に必ず配置される必要はなく、使用される鍋類の大きさを考慮して配置すればよく、この際、使用される鍋底の周縁に対応した位置に配置するのが好ましい。
また、本実施形態では好ましい形態として遮蔽部46を空気導入部50より外側に配置したが、本発明はこれに限られず、遮蔽部46を空気導入部50より内側に配置してもよい。
さらに、外側風防手段の他の変形例であって、その特徴部分を示した図9に示される外側風防手段であってもよい。なお、この図において図1〜図4のガスコンロ1と同一の符号を付した箇所は同様の構成である。
すなわち、図9(a)は第2の変形例に係る外側風防手段80であり、図3の空気導入部50周辺に対応した個所を図示している。この外側風防手段80は、遮蔽部46−1、上側板状部53−1、下側板状部55−1の構成のみが図3の外側風防手段31と相違している。具体的には、遮蔽部46−1、上側板状部53−1、下側板状部55−1の夫々が同じ曲率で湾曲して、一体となった断面が半円形状とされている。このような場合であっても、湾曲した遮蔽部46−1は空気導入部50と対向して配置されることから、図1の外側風防手段と同様の作用効果を発揮する。
また、図9(b)は第3の変形例に係る外側風防手段81であり、図1の一点鎖線で囲った部分に対応している。この外側風防手段81は、遮蔽部46−2、上側板状部53−2、下側板状部の構成のみが図1の外側風防手段31と相違している。具体的には、遮蔽部46−2は空気導入部50と同じ面積を有して対向しており、上側板状部53−2はこの遮蔽部46−2と直交する方向に延びて、遮蔽部46−2の上部と空気導入部50の上との間に掛け渡されている。
この外側風防手段81では、図1に示す下側板状部55は存在せず、このため、遮蔽部46−2と衝立部42との間の空気導入部50と連通した連通空間51−1は、遮蔽部46−2の左右両側だけでなく下側にも形成されている。
このような外側風防手段81であっても、外風は異なる方向から吹き込むため、三方の連通空間51−1から進入した外風同士を互いに干渉し合わせて、その勢いを弱めることができる。
また、図9(c)は第4の変形例に係る外側風防手段82であり、その角部分のみの斜視図である。この外側風防手段82は2枚の四角形状の枠体78,79により形成されており、枠体78と枠体79とは相対的に内側と外側に、図1の間隔D1と同じ間隔をあけながら配置されている。そして、内側の枠体78には複数の貫通孔65が、外側の枠体79には複数の貫通孔67が、それぞれ形成されており、複数の貫通孔65と複数の貫通孔67とは互いに対向しないように配置されている。
これにより、枠体78については、貫通孔65が図1の空気導入部50と同様の機能を果たし、この貫通孔65同士の間が図1の衝立部42と同様の機能を果たす衝立部42−1となる。また、枠体79については、貫通孔67同士の間が図1の遮蔽部46と同様の機能を果たす遮蔽部46−3となり、この遮蔽部46−3の左右両側の貫通孔67が図1の連通空間51と同様の機能を果たすことになる。
また、図9(d)は第5の変形例に係る外側風防手段83であり、その角部分のみの斜視図である。この外側風防手段83は、遮蔽部46−4、上側板状部53−3、下側板状部55−3、連通空間51−2の構成のみが図1の外側風防手段31と相違している。具体的には、遮蔽部46−4、上側板状部53−3、及び下側板状部55−3は、その中央縦断面が図9(a)と同様であり、夫々が湾曲して、一体となった断面は半円形状とされている。そして、連通空間51−2は、遮蔽部46−4の左右両側ではなく、片側にのみ設けられ、このため、外風は一つの空気導入部50に対して一方向からのみ吹き込まれるようになっている。
このような構成を有する外側風防手段83であっても、正対して当たってきた外風は遮蔽部46−4に当たって、空気導入部50に直接入り込むことがなくなる。但し、図1の外側風防手段31のように、左右から入ってきた外風同士を干渉させて、風の勢いを弱めるという効果は期待し難く、図1の外風風防手段31を有するガスコンロ1の方が、効果的に火炎の横倒しを防止できる。
1・・・携帯式ガスコンロ、2・・・本体部、4・・・ガス供給部、12・・・ガスバーナー、30・・・風防手段、31・・・外側風防手段、32・・・内側風防手段、32a・・・底板部、32b・・・壁部、40・・・通路部、42・・・衝立部、50・・・空気導入部、46・・・遮蔽部、51・・・連通した空間(連通空間)、53・・・上側板状部、55・・・下側板状部

Claims (5)

  1. 上面側に火炎口を有するガスバーナーが配設された本体部と、前記ガスバーナーにガスを供給するガス供給部と、を備える携帯式ガスコンロであって、
    前記本体部は、前記ガスバーナーへの外風の吹き込みを抑えるために、外部空間と前記ガスバーナーとを隔てるようにした風防手段を有し、
    前記風防手段は、前記ガスバーナーの周囲に配置された内側風防手段と、この内側風防手段より前記本体部の周縁部側に配置された外側風防手段とを有し、
    前記外側風防手段は、前記外部空間と前記内側風防手段とを隔てるようにした複数の衝立部と、二次空気を取り込むための複数の空気導入部とが、交互に配置され、
    かつ、
    前記複数の空気導入部の夫々に対向して、外風の進入を防ぐ遮蔽部が配置されており、前記遮蔽部と前記衝立部との間には前記空気導入部と連通した空間が設けられている
    ことを特徴とする携帯式ガスコンロ。
  2. 前記遮蔽部は、前記空気導入部より外側に配置されており、前記連通した空間は、外風が異なる方向から入ってくるように形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯式ガスコンロ。
  3. 前記空気導入部の上と前記遮蔽部の上部とを繋ぐ上側板状部と、前記空気導入部の下と前記遮蔽部の下部とを繋ぐ下側板状部とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の携帯式ガスコンロ。
  4. 前記内側風防手段は、前記ガスバーナーと前記外側風防手段とを隔てると共に厚み方向に貫通孔のない壁部と、前記本体部の上面に沿って配置された底板部とを有し、
    前記上面と前記底板部との間には、空気の通り路となる通路部を有し、その通路部は前記火炎口より低く配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯式ガスコンロ。
  5. 前記本体部は前記外側風防手段より内側に五徳を有し、前記外側風防手段の上縁が前記五徳の上縁より低く配置されており、
    前記外側風防手段の上縁には、前記五徳の上縁の内の最上端より高くなるようにした複数の突出部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の携帯式ガスコンロ。
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