JP5171955B2 - 多値抵抗変化型メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性記憶装置及び情報記録方法に関する。
近年、記憶容量の増大と価格の低下により市場が急速に拡大しているNAND型フラッシュメモリは、微細化の限界及び最小線幅の縮小によるプロセスコストの増大という問題を抱えている。この問題を解決する新規な不揮発性メモリとして、抵抗変化型メモリの開発が進められている。
抵抗変化型メモリは、例えば、上下電極間に挟まれた金属酸化膜に電圧を印加することで、高抵抗状態と低抵抗状態とを可逆的にスイッチさせる不揮発性メモリである。
抵抗変化型メモリにおいて、抵抗値が高い状態から低い状態へ変化させる書き込みの際に、抵抗値が異なる複数のレベルに設定され、3値以上の情報を記憶する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、1つのリセット状態(高抵抗状態)から2つ以上のセット状態(低抵抗状態)に変化する途中に電流を調整して抵抗状態を制御する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このように、抵抗値が高い状態から低い状態へ変化させる書き込みの際に、抵抗状態を複数のレベルに設定する場合、書き込みの際の電流を制限するために、例えばトランジスタなどの能動素子を必要とし、構成が複雑となり、高密度の妨げになる。また、書き込みの際の電圧は一般にばらつきが大きく、制御が難しい。
特開2007−328857号公報 特開2006−135335号公報
本発明は、高密度化が容易で制御性が高い、多値記録が可能な抵抗変化型の不揮発性記憶装置及び情報記録方法を提供する。
本発明の一態様によれば、第1電圧の印加において第1抵抗を有する第1状態と、前記第1電圧よりも高い第2電圧の印加において前記第1抵抗よりも高い第2抵抗を有する第2状態と、前記第1電圧と前記第2電圧の間の第3電圧の印加において前記第1抵抗と前記第2抵抗の間の第3抵抗を有する第3状態と、を有する記憶層と、前記記憶層に、前記第1、第2及び第3電圧少なくともいずれかの電圧を印加して、前記記憶層に情報の記録を行う駆動部と、を備え、前記第1電圧から前記第3電圧を経て前記第2電圧への印加電圧の上昇において、前記記憶層の抵抗は不連続に変化することを特徴とする不揮発性記憶装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、第1電圧の印加において第1抵抗を有する第1状態と、前記第1電圧よりも高い第2電圧の印加において前記第1抵抗よりも高い第2抵抗を有する第2状態と、前記第1電圧と前記第2電圧の間の第3電圧の印加において前記第1抵抗と前記第2抵抗の間の第3抵抗を有する第3状態と、を有する記憶層に、前記第1、第2及び第3電圧少なくともいずれかの電圧を印加して、前記記憶層に情報の記録を行い、前記第1電圧から前記第3電圧を経て前記第2電圧への印加電圧の上昇において、前記記憶層の抵抗は不連続に変化することを特徴とする情報記録方法が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の特性を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の一部の構成を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の一部の構成を例示する模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的回路図である。 本発明の第1の実施形態に係る別の不揮発性記憶装置の構成を例示する模式図である。 本発明の第1の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 比較例の不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第2の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第3の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第4の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。 本発明の第3の実施形態に係る不揮発性記憶装置の動作を例示するフローチャート図である。
10、10a、10b、10c、12、13、20、20a、30 不揮発性記憶装置
105 基板
106 主面
110 第1配線
120 第2配線
130 セル
140 スイッチング素子部(整流素子部)
150 素子間分離絶縁層
200 記憶部
210 第1電極
220 記憶層
230 第2電極
310 ワード線ドライバ
320 ビット線ドライバ
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の特性を例示する模式図である。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の一部の構成を例示する模式図である。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の一部の構成を例示する模式図である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置の構成を例示する模式的回路図である。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る別の不揮発性記憶装置の構成を例示する模式図である。
本発明の第1の実施形態の不揮発性記憶装置10は、抵抗が変化する記憶層と、その記憶層に電圧を印加して記録を行う駆動部と、を備える。
まず、図2〜図4を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置10の概略の構成を説明する。
図2(a)は、本実施形態に係る不揮発性記憶装置のセル領域の構成を例示している。同図に表したように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置10においては、例えば、基板105の主面106の上に、X軸方向に延在する帯状の第1配線110が設けられている。そして、基板105に平行な面内でX軸と直交するY軸方向に延在する帯状の第2配線120が、第1配線110に対向して設けられている。
基板105には、例えばシリコン基板を用いることができ、不揮発性記憶装置10を駆動する駆動回路(後述する駆動部)を設けることもできる。また、第1配線110、第2配線120には、例えば、タングステン、タングステンシリサイド、タングステンナイトライド等を用いることができる。
図2(b)は、X軸及びY軸と直交するZ軸方向からみた時の模式的平面図である。同図に表したように、不揮発性記憶装置10において、第1配線110と第2配線120とが対向し形成される領域に、情報が記録されるセル130が形成される。
なお、図2(a)、(b)においては、第1配線110と第2配線120とは、それぞれ4本ずつ設けられている例が示されているが、これには限らず、第1配線110と第2配線120の数は任意である。そして、例えば、第1配線110をビット配線(BL)とし、第2配線120をワード線(WL)とする。ただし、第1配線110をワード線(WL)、第2配線120をビット線(BL)としても良い。
図3(a)は、不揮発性記憶装置10の1つのセルを部分的に例示している。一方、図3(b)は、図2のA−A’線断面図であり、図3(c)は、図2のB−B’線断面図である。
図3(a)〜(c)に表したように、第1配線110と第2配線120との間に記憶部200が挟まれている。すなわち、不揮発性記憶装置10において、ビット配線とワード配線が三次元的に交差して形成される両者の間の部分(クロスポイント)に記憶部200が設けられている。そして、第1配線110に与える電位と第2配線120に与える電位の組み合わせによって、各記憶部200に印加される電圧が変化し、その時の記憶部200の特性によって、情報を記憶することができる。
そして、第1配線110と第2配線120とが対向する部分以外の領域には、素子間分離絶縁層150が設けられている。なお、図2及び図3(a)においては、素子間分離絶縁層150は省略されて描かれている。
記憶部200に印加される電圧の極性に方向性を持たせるために、例えば整流特性を有するスイッチング素子部140を設けることができる。スイッチング素子部140には、例えば、PINダイオードやMIM(Metal-Insulator-Metal)素子などを用いることができる。
図2〜図3に例示した具体例では、スイッチング素子部140が、第1配線110と記憶部200との間に設けられているが、スイッチング素子部140は、第2配線120と記憶部200の間に設けても良い。また、スイッチング素子部140は、第1配線110と第2配線120とが対向する領域以外の領域に設けても良い。
なお、第1配線110とスイッチング素子部140との間、スイッチング素子部140と記憶部200との間、記憶部200と第2配線120との間のそれぞれに、図示しないバリアメタル層を設けることもできる。バリアメタル層としては、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)等を用いることができる。
なお、1つの第1配線110と1つの第2配線120とが三次元的に交差して形成される両者間の領域に設けられた1つの記憶部200が1つの記憶要素であり、1つのセル130となる。すなわち、不揮発性記憶装置10においては、情報を記憶するセル130が複数設けられる。そして、このセル130が設けられる領域をセル領域という。
そして、図3に表したように、記憶部200は、第1電極210と、第2電極230と、第1電極210と第2電極230との間に設けられた記憶層220を有する。なお、第1電極210と第2電極230とは、第1配線110、第2配線120、スイッチング素子部140を構成する層、及び、各種のバリアメタル層のそれぞれと兼用されることが可能であり、また、省略可能である。
記憶層220には、印加電圧によって抵抗が異なる状態を発現する材料が用いられる。記憶層220については後述する。
図4は、本実施形態に係る不揮発性記憶装置の回路構成を例示している。なお、同図においては、ワード線とビット線とはそれぞれ3本ずつ描かれているが、ワード線とビット線の数は任意である。
図4に表したように、例えば、ワード線WLi−1、WL、WLi+1の一端は、選択スイッチとしてのMOSトランジスタRSWを経由して、デコーダ機能を有するワード線ドライバ310に接続され、ビット線BLj−1、BL、BLj+1の一端は、選択スイッチとしてのMOSトランジスタCSWを経由して、デコーダ及び読み出し機能を有するビット線ドライバ320に接続される。
MOSトランジスタRSWのゲートには、1本のワード線(ロウ)を選択するための選択信号Ri−1、R、Ri+1が入力され、MOSトランジスタCSWのゲートには、1本のビット線(カラム)を選択するための選択信号Ci−1、C、Ci+1が入力される。
記憶層220(記憶部200)は、ワード線WLi−1、WL、WLi+1と、ビット線BLj−1、BL、BLj+1と、の交差部に配置される。いわゆるクロスポイント型セルアレイ構造である。
既に説明したように、セル130には、記録/再生時における回り込み電流(sneak current)を防止するための整流素子部140を付加することができる。
既に図2によって説明したように、ワード線WLとビット線BLとの間には、記憶部200(記憶層220)及び整流素子部140が設けられる。
さらに、図5(a)に表したように、本実施形態に係る別の不揮発性記憶装置12では、第1配線110、記憶部200及び第2配線120が2層積層されている。
また、図5(b)に表したように、本実施形態に係る別の不揮発性記憶装置13では、第1配線110、記憶部200及び第2配線120が3層積層されている。
このように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置において、記憶部200(記憶層220)の積層数は任意であり、記憶部200を多数積層することにより、記憶密度を向上させることができる。
以下では、説明を簡単にするために、記憶部200の積層数が1層である不揮発性記憶装置10として説明する。
図1は、本実施形態に係る不揮発性記憶装置10における記憶層220の特性を例示している。同図の横軸は、記憶層220に印加される電圧Vを示し、縦軸は記憶層220を流れる電流Iを示している。
図1に表したように、矢印Aによって示されている状態(高抵抗状態HRS)から、記憶層220に印加される電圧Vを上昇させると、電圧V04において、記憶層220の抵抗は急激に低下し、低抵抗状態LRSとなる。この状態にした後、印加電圧Vを減少させると、低抵抗状態LRSは維持される。
そして、記憶層220への印加電圧Vを再び0V(電圧V01)から上昇させた時、電圧V02より低い場合は低抵抗状態LRSを維持する。
そして、電圧V02において、低抵抗状態LRSよりも抵抗が高く、高抵抗状態HRSよりも抵抗が低い中間抵抗状態MRSに変化する。
そして、引き続き印加電圧Vを上昇させた時、印加電圧が電圧V03より低い場合は、その中間抵抗状態MRSを維持する。
そして、電圧V03において、中間抵抗状態MRSから高抵抗状態LRSに変化する。
このように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置10においては、低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに移行する過程において、記憶層210への印加電圧が、電圧V01〜電圧V02の範囲の電圧において低抵抗状態LRSを示し、電圧V02〜電圧V03の範囲の電圧において中間抵抗状態MRSを示し、電圧V03〜電圧V04の範囲の電圧において高抵抗状態HRSを示す。
すなわち、低抵抗状態LRS、中間抵抗状態MRS及び高抵抗状態HRSが、記憶層220への印加電圧が上昇するにつれ、この順番で現れる。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置10においては、駆動部となるワード線ドライバ310及びビット線ドライバ320が、この3つの状態を発現する記憶層220に所定の電圧を印加して、記憶層220に情報の記録を行う。そして、記録された情報の読み出しを行う。
ここで、図1に例示したように、電圧01〜電圧V02の間の値のある電圧を電圧V1(第1電圧)とし、電圧V02〜電圧V03の間の値のある電圧を電圧V2(第3電圧)とし、電圧V03〜電圧V04の間の値のある電圧をV3(第2電圧)とし、電圧V04よりも大きい値のある電圧を電圧V4(第4電圧)とする。
1つの着目している記憶層220に関して、情報を記録する(書き換える)際において、例えば、表1のように電圧を印加することができる。
Figure 0005171955
まず、現在の抵抗状態を読み出す。そして、読み出された現在の抵抗状態に基づいて以下のように印加電圧を変えて印加する。
すなわち、例えば、読み出された現在の状態が高抵抗状態HRSであり、書き換え後の状態が高抵抗状態HRSの時は、電圧V3を印加する。また、現在の状態が高抵抗状態HRSであり、書き換え後の状態が中間抵抗状態MRSの時は、低抵抗状態LRSを経由して中間抵抗状態MRSになるように、電圧V4を印加した後に電圧V3を印加する。そして、現在の状態が高抵抗状態HRSであり、書き換え後の状態が低抵抗状態LRSの時は、電圧V4を印加する。
また、例えば、現在の状態が中間抵抗状態MRSであり、書き換え後の状態が高抵抗状態HRSの時は、電圧V3を印加する。また、現在の状態が中間抵抗状態MRSであり、書き換え後の状態が中間抵抗状態MRSの時は、電圧V2を印加する。そして、現在の状態が中間抵抗状態MRSであり、書き換え後の状態が低抵抗状態LRSの時は、高抵抗状態HRSを経由して低抵抗状態LRSになるように、電圧V3を印加した後に電圧V4を印加する。
また、例えば、現在の状態が低抵抗状態LRSであり、書き換え後の状態が高抵抗状態HRSの時は、電圧V3を印加する。また、現在の状態が低抵抗状態LRSであり、書き換え後の状態が中間抵抗状態MRSの時は、電圧V2を印加する。そして、現在の状態が低抵抗状態LRSであり、書き換え後の状態が低抵抗状態LRSの時は、高抵抗状態HRSを経由して低抵抗状態LRSになるように、電圧V3を印加した後に電圧V4を印加する。
すなわち、前記駆動部は、記憶層220の抵抗状態を読み出し、読み出された抵抗状態に基づいて、電圧を変えて記憶層220に情報を記録する。
このようにして、3つの状態の相互を任意に書き換えることができる。
なお、上記は一例であり、この他の方法によって書き込みを行っても良い。
例えば、任意の状態から任意の状態のそれぞれに書き換える際に、常に一旦V4を印加し、その後所定の状態となる電圧を印加しても良い。
すなわち、駆動部は、記憶層220が高抵抗状態HRSから低抵抗状態LRSに変化する電圧(電圧V04)以上の電圧V4を記憶層220に印加した後、第3電圧(電圧V2)を記憶層220に印加することができる。
なお、読み出し(再生)の時には、低抵抗状態LRSから変化しない電圧である、電圧V1を印加して読み出すことができる。
このような情報の書き込み(記録)は、駆動部となるワード線ドライバ310及びビット線ドライバ320によって行われる。そして、本具体例の場合は、駆動部となるワード線ドライバ310及びビット線ドライバ320が、ワード線WLとビット線BLとを介して、この3つ以上の状態を発現する記憶層220に所定の電圧を印加して、記憶層220に情報の記録を行う。また、記録された情報の読み出しを行う。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置10においては、記憶層220には、例えば、異なる種類の金属元素と酸素とを含む化合物が用いられる。
例えば、記憶層220として、NiとTiとOとからなる化合物が用いられ、第1電極210と第2電極230とにPtが用いられる。ただし、本発明は、これに限らず、高抵抗状態HRSと低抵抗状態LRSとの間に、それらの間の抵抗である中間抵抗状態MRSがあれば良く、用いられる材料は任意である。
なお、本具体例では、記憶層220は、高抵抗状態HRSと低抵抗状態LRSと中間抵抗状態MRSの3つの状態を有し、1つの記憶層220当たり3値の状態を記録する。ただし、本発明はこれに限らず、4つ以上の状態を有することもできる。
すなわち、後述するように、中間抵抗状態MRSが、異なる抵抗を有する任意の数の中間抵抗状態(第1〜第N中間抵抗状態、Nは1以上の整数)を有しても良い。この時、表1に例示したように、それぞれの中間抵抗状態に対応するように、印加電圧を設定することで、相互の状態を任意に書き換えることができる。
さらに、後述するように、異なる抵抗を有する中間抵抗状態(第1〜第N中間抵抗状態、Nは1以上の整数)は、図1に例示したように、不連続に階段状に変化しても良く、また、後述するように、印加電圧の上昇に伴い連続的に漸増しても良い。
また、上記の電圧の印加はパルス状の電圧によって行われ、この時、パルスの電圧値(パルスの高さ)によって、上記のように各抵抗状態を制御する他、パルスの時間幅(電圧を印加する時間)によって各抵抗状態を制御することもできる。例えば、パルスのデューティ比を変えて各抵抗状態を制御することができる。また、パルス波形の形状を変えても良い。
これにより、本実施形態に係る不揮発性記憶装置10によれば、高密度化が容易で制御性が高い、多値記録が可能な抵抗変化型の不揮発性記憶装置が提供できる。
(第1の実施例)
第1の実施例に係る不揮発性記憶装置においては、記憶層220として、金属酸化物であるNiOにTiをドープした材料を用いた。具体的には、まず、下部電極(第1電極210)としてPtを成膜した後、Ar/O雰囲気の反応性スパッタによりTiとNiとを同時にスパッタし、N雰囲気、400℃で10分間のアニールを行った。なお、Tiのドープ量は4.16%とした。その後、その上に上部電極(第2電極230)としてPtを成膜した。そして、下部電極を接地電位とし、上部電極に正極性の電圧を印加し、ユニポーラ動作により、記憶層220の電流−電圧特性を評価した。その結果が、以下である。
図6は、本発明の第1の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
図6に表したように、第1の実施例に係る不揮発性記憶装置10aにおいては、低抵抗状態LRSから、高抵抗状態HRSに移行させる際に、2段階で抵抗が変化している。すなわち、印加電圧を0Vから上昇させた時、約1.0Vにおいて、中間抵抗状態MRSに変化し、その状態から印加電圧を上昇させると、約1.5Vにおいて、高抵抗状態HRSに変化する。
上記の印加電圧の上昇の際に、0V〜1Vの間の値の電圧V1を印加した場合に、印加電圧を0Vにすると、低抵抗状態LRSが維持される。
そして、印加電圧が1.0V〜1.5Vの値の電圧V2を印加し、中間抵抗状態MRSとした後に、印加電圧を電圧V2から下げると、その中間抵抗状態MRSが維持される。
そして、印加電圧が1.5V〜2.2Vの値の電圧V3を印加し、高抵抗状態HRSとした後に、印加電圧を電圧V3から下げると、その高抵抗状態HRSが維持される。
このようにして、3つの状態を制御性良く発現させることができる。
なお、高抵抗状態HRSに変化させた後、電圧を一旦0Vに下げ、その後印加電圧を上昇させると、約2.2Vにおいて低抵抗状態LRSに変化する。または、低抵抗状態LRSから、印加電圧を上昇させ、中間抵抗状態MRSを経て、高抵抗状態HRSに変化させた時も、約2.2Vにおいて、再び低抵抗状態LRSに移行する。
そして、このような特性を有する記憶層220を用いた不揮発性記憶装置10aにおいて、例えば表1に例示した電圧を印加することにより、任意の状態に移行させることができ、3値の情報の記録ができる。また、記録された情報の再生ができる。
なお、上記の記憶層220となる膜の形成において、例えば、下部電極を形成した後に、Tiの薄膜を成膜し、その後NiO膜を成膜し、その後アニールすることによって、TiをNiO膜中に拡散させて、TiとNiとOとを含む記憶層220を作成しても良い。さらに、例えば、下部電極となる膜として、PtとTiとを同時にスパッタし、その後、その上にNiO膜を成膜した後、アニールすることによって下部電極となる膜中のTiをNiO中に拡散させて、TiとNiとOとを含む記憶層220を形成しても良い。
(比較例)
図7は、比較例の不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
すなわち、図7(a)は、第1の比較例として、記憶層220としてNiOを用いた場合の電流−電圧特性である。図7(a)に表したように、第1の比較例においては、実質的に、高抵抗状態HRSと低抵抗状態LRSとの2つの状態のみを有する。この場合は、1つの記憶層220当たり、2値の情報を記録できるだけである。また、このような特性を有する記憶層220において、電流制限回路や電流制限素子を設けて、3値以上の状態を記録することもできるが、この場合、構成が複雑になり、素子面積が増大する。
一方、図7(b)に表したように、第2の比較例においては、印加電圧の上昇につれ高抵抗状態HRSから低抵抗状態LRSに変化する際に、中間抵抗状態MRSが存在している。この場合、高抵抗状態HRS、中間抵抗状態MRS及び低抵抗状態LRSの3つの状態を書き込み、記憶させることができるが、一般に、印加電圧の上昇につれ高抵抗状態HRSから低抵抗状態LRSに変化する電圧(一般にセット電圧と呼んでいる)はばらつきが大きく、制御が困難である。また、この場合も、特許文献1や特許文献2に関して説明したように、書き込みの際の電流を制限する回路や素子などを設けた場合は、構成が複雑となり、高密度化の妨げとなる。
これに対し、本実施形態に係る不揮発性記憶装置10においては、印加電圧の上昇につれ低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに変化する際に、中間抵抗状態MRSが存在する記憶層220を利用することで、高密度化が容易で制御性が高い、多値記録が可能な抵抗変化型の不揮発性記憶装置を提供できる。
(第2の実施例)
本発明の第2の実施例に係る不揮発性記憶装置10bにおいては、記憶層220としてZn−Mn−Oの三元系金属酸化膜を用いた。すなわち、下部電極となる膜としてTiNを成膜し、その後、記憶層220となる膜として、Zn−Mn−O膜をスパッタ法により成膜した。この時、本実施例において、組成比は、Zn:Mn:O=1:1.5:4とした。その後、上部電極として、Ptを成膜した。そして、下部電極を接地電位とし、上部電極に正極性の電圧を印加し、ユニポーラ動作により、記憶層220の電流−電圧特性を評価した。その結果が、以下である。
図8は、本発明の第2の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
図8に表したように、第2の実施例に係る不揮発性記憶装置10bにおいても、印加電圧の上昇につれて低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに移行する際に、中間抵抗状態MRSが存在している。
図6に例示した第1の実施例に係る不揮発性記憶装置10aの場合は、低抵抗状態LRSから中間抵抗状態MRSへの変化、及び、中間抵抗状態MRSから高抵抗状態HRSへの変化は不連続的で、段階的であったが、本実施例の場合においては、低抵抗状態LRSから中間抵抗状態MRSへの変化、及び、中間抵抗状態MRSから高抵抗状態HRSへの変化は比較的連続的であり、電圧の上昇に伴ってやや漸増している。
本実施例の場合には、例えば、電圧V1を0V〜0.3Vの値に設定し、電圧V2を0.68Vに設定し、電圧V3を1Vに設定し、電圧V4を1.6Vに設定し、例えば表1に例示した条件で駆動することによって、3値の情報を記録することができる。また、記録された情報を再生することができる。
このように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置において、電圧の上昇による低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSへの変化の途中に現れる、異なる抵抗を有する中間抵抗状態(第1〜第N中間抵抗状態、Nは1以上の整数)は、比較的連続的に変化しても良く、中間抵抗状態MRSのそれぞれが明確に分離して現れなくても良い。すなわち、印加電圧の変化に対する抵抗の変化率が異なる印加電圧の範囲があれば、その印加電圧の範囲のそれぞれを、低抵抗状態LRS、第1〜第N中間抵抗状態、及び、高抵抗状態HRSとすることができ、それぞれの状態の間の任意に書き換えることができる。
例えば、本実施例の場合、電圧の変化に対する抵抗の変化率の異なる範囲としては、0V〜0.56V(低抵抗状態LRS)、0.56V〜0.65V、0.65V〜0.69V(中間抵抗状態MRS)、0.69V〜0.75V、0.75V〜1.42V(高抵抗状態HRS)、1.4V以上(低抵抗状態LRS)とすることができる。
そして、0V〜0.56V(低抵抗状態LRS)の電圧V1、0.65V〜0.69V(中間抵抗状態MRS)の電圧V2、0.75V〜1.42V(高抵抗状態HRS)のV3、及び、1.4V以上(低抵抗状態LRS)の電圧V4を用いることで、例えば表1に例示した条件を用いて、3値の情報を任意に記録することができる。また、記録した情報を読み出すことができる。
なお、上記において、記録膜220の組成比をZn:Mn:O=1:1.5:4としたが、これに限らず、他の組成比でも良い。
(第3の実施例)
本発明の第3の実施例に係る不揮発性記憶装置10cとして、記憶層220にMnOxからなる膜を用いた。そして、下部電極及び上部電極にはPtを用いた。このような構成の記憶層220の電流−電圧特性を評価した。その結果が、以下である。
図9は、本発明の第3の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
図9に表したように、第3の実施例に係る不揮発性記憶装置10cにおいては、電圧の上昇につれて低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに移行する際に、2つの中間抵抗状態、すなわち、第1中間抵抗状態MRS1及び第2中間抵抗状態MRS2が存在している。
すなわち、印加電圧の上昇につれ、低抵抗状態LRS、第1中間抵抗状態MRS1、第2中間抵抗状態MRS2、及び、高抵抗状態HRSに変化している。このように、本実施例に係る不揮発性記憶装置10cは、4つの抵抗状態を有する。
この4つの抵抗状態を発現するそれぞれの印加電圧を用いて、例えば表1を拡張した条件で駆動することにより、4つの状態を任意に記録することができる。また、記録された情報を再生することができる。
このように、本実施例に係る不揮発性記憶装置10cによれば、4値記録が可能で、高密度化が容易で制御性が高い可能な抵抗変化型の不揮発性記憶装置を提供できる。
(第2の実施の形態)
図10は、本発明の第2の実施形態に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
すなわち、同図は、本実施形態に係る不揮発性記憶装置20における記憶層220の特性を例示しており、横軸は、記憶層220に印加される電圧Vを示し、縦軸は記憶層220を流れる電流Iを示している。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置20の構成は、第1の実施形態に係る不揮発性記憶装置10と同様とすることができるので説明を省略する。
図10に表したように、本実施形態に係る不揮発性記憶装置20における記憶層220においては、印加電圧の上昇に伴い、低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに移行する過程において、記憶層210における印加電圧が、電圧V01〜電圧V02の範囲の電圧において低抵抗状態LRSを示し、電圧V03〜電圧V04の範囲の電圧において高抵抗状態HRSを示す。そして、電圧V02〜電圧V03の範囲の電圧においては、低抵抗状態LRSと高抵抗状態HRSとの間の抵抗状態である中間抵抗状態MRSを示す。ただし、本実施形態に係る不揮発性記憶装置20においては、中間抵抗状態MRSは、不連続的に階段状に変化するのではなく、実質的に連続的に変化している。
すなわち、印加電圧の上昇に伴い、抵抗は漸増している。本具体例では、中間抵抗状態MRSにおける抵抗は、線形に変化する例を模式的に表しているが、中間抵抗状態MRSにおける抵抗の変化は任意である。
このような特性を有する記憶層220を有する不揮発性記憶装置20においては、電圧V02〜電圧V03の範囲の電圧を任意の区分に分け、その区分を中間抵抗状態MRSとすることができる。そして、その区分に相当する電圧を印加することによって、第1の実施形態で説明したのと同様の方法によって、高抵抗状態HRSと低抵抗状態LRSと中間抵抗状態MRSを含む3値の記録を行うことができる。また、記録された情報を再生することができる。
さらに、電圧V02〜電圧V03の範囲の複数の区分に分け、複数の区分のそれぞれを複数の中間抵抗状態(第1〜第N中間抵抗状態)に対応させた場合は、それぞれの中間抵抗状態に相当する電圧を印加することによって、第1の実施形態で説明したのと同様の方法によって、高抵抗状態HRSと低抵抗状態LRSと複数の中間抵抗状態を含む多値の記録を行うことができる。また、記録された情報を再生することができる。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置20においても、高密度化が容易で制御性が高い、多値記録が可能な抵抗変化型の不揮発性記憶装置を提供できる。
(第4の実施例)
本発明の第4の実施例に係る不揮発性記憶装置20aでは、記憶層220としてHfOxを用いた。すなわち、下部電極となる膜としてPtを成膜し、その後、記憶層220となる膜として、HfOx膜をスパッタ法により成膜し、その後、上部電極として、Ptを成膜した。そして、下部電極を接地電位とし、上部電極に正極性の電圧を印加し、ユニポーラ動作により、記憶層220の電流−電圧特性を評価した。その結果が、以下である。
図11は、本発明の第4の実施例に係る不揮発性記憶装置の特性を例示するグラフ図である。
図11に表したように、第4の実施例に係る不揮発性記憶装置20aにおいては、印加電圧の上昇につれて低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに移行する際に、中間抵抗状態MRSが存在しているが、その中間抵抗状態MRSは、実質的に連続的に変化している。すなわち、印加電圧の上昇に伴い、漸増している。
そして、この場合、電圧の変化に対する抵抗の変化率の異なる範囲としては、0V〜0.65V(低抵抗状態LRS)、0.75V〜0.8V(中間抵抗状態MRS)、1.2V〜1.5V(高抵抗状態HRS)、1.6V以上(低抵抗状態LRS)とすることができる。
そして、例えば、電圧V1を0.3Vとし、電圧V2を0.78Vとし、電圧V3を1.3Vとし、電圧V4を1.7Vと設定し、例えば、表1に例示した条件で、記憶層220に電圧を印加することで、高抵抗状態HRS、中間抵抗状態MRS及び低抵抗状態LRSの任意の状態を記録し、また再生することができる。
なお、上記において、中間抵抗状態MRSを1つとしたが、複数の中間抵抗状態MRSを設定しても良い。
(第3の実施の形態)
図12は、本発明の第3の実施形態に係る不揮発性記憶装置30の動作を例示するフローチャート図である。
本発明の第3の実施の実施形態に係る不揮発性記憶装置30においては、中間抵抗状態MRSを書き込む際の動作に特徴を有する。
すなわち、図12に表したように、中間抵抗状態MRSを書き込む際に、まず印加電圧Vxを、例えば、図1に例示した電圧V02と電圧V03の範囲の値の電圧V2に設定する(ステップS110)。電圧V02と電圧V03は、電圧の上昇に伴い、低抵抗状態LRSから高抵抗状態HRSに変化する過程で、それぞれ、低抵抗状態LRSを示す最大の電圧と、高抵抗状態HRSを示す最小の電圧に相当する。
そして、電圧V3を印加しその後、電圧V4を印加した後、上記のVxを印加する(ステップS120、第1工程)。
そして、Vxで書き込まれた状態を、検査のために、読み出し(再生)する(ステップS130、第2工程)。
その結果、もし、書き込まれた状態が中間抵抗状態MRSである時は終了する(ステップS140)。
そして、書き込まれた状態が高抵抗状態HRSである時は、印加電圧Vxを最初に印加電圧から所定の電圧αだけ減少した値とする(ステップS150)。
そして、ステップS120に戻り、電圧αだけ減少された印加電圧Vxを用いて、電圧V3を印加し、電圧V4を印加した後、上記のVxを印加する。そしてこれを繰り返す。
一方、ステップS140において、書き込まれた状態が低抵抗状態LRSである時は、印加電圧Vxを最初に印加電圧から所定の電圧βだけ増大した値とする(ステップS160)。
そして、ステップS120に戻り、電圧βだけ増大された印加電圧Vxを用いて、電圧V3を印加し、電圧V4を印加した後、上記のVxを印加する。そしてこれを繰り返す。
このようにして、中間抵抗状態MRSを確実に記録することができる。上記のステップS150とステップS140とが、1回の検査(ベリファイ)である。
なお、上記の電圧αと電圧βとは任意に定めることができ、また上記のステップS120〜ステップS160の繰り返しの中で、繰り返しの回数などに基づいて変化させても良い。例えば、電圧βは電圧αよりも小さく設定することができ、例えば、電圧βは電圧αの1/2に設定することができる。
なお、上記の動作は、中間抵抗状態MRSが1つである場合だけでなく、中間抵抗状態が複数ある場合にも用いることができる。その時は、ステップS130で読み出した抵抗の状態をステップS140において判断する際に、第1〜第N中間抵抗状態の値と比較して、判断される。
本実施形態に係る不揮発性記憶装置30によれば、これにより、3値以上の任意の多値を精度良く記録できる、高密度化が容易で制御性が高い抵抗変化型の不揮発性記憶装置を提供できる。
また、上記において、ステップS120〜ステップS160(少なくともステップS120とステップS130)の繰り返しの回数が所定の回数を超えた場合には、記憶層220が高抵抗状態HRSから低抵抗状態LRSに変化する電圧(V04)以上の電圧(電圧V4)を記憶層200に印加した後に、再度上記のステップS120とステップS130を行うことができる。
すなわち、記憶層220が、書き込もうとする中間抵抗状態MRSではないものの、それに近い抵抗状態となっている場合、その状態から変化し難くなっており、上記のステップS120〜ステップS160を繰り返しても、書き込もうとする中間抵抗状態MRSに移行しない場合があり得る。この時、低抵抗状態LRSに一旦移行させ、そこから再びステップS120〜ステップS160を実行することで、書き込もうとする中間抵抗状態MRSを発現させやすくすることができる。
この時、2回目以降のステップS120〜ステップS160の繰り返しにおいては、前に実施したステップS120〜ステップS160の際の電圧αと電圧βの少なくともいずれかと異なる値を、それぞれ電圧αと電圧βに用いることで、より効率的に、書き込もうとする中間抵抗状態MRSを発現させることができる。
なお、本実施形態に係る不揮発性記憶装置30に用いられる記憶層220としては、第1及び第2の実施形態で説明した全ての特性の記憶層220を用いることができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る情報記録方法においては、第1電圧の印加において第1抵抗を有する第1状態(低抵抗状態LR)と、前記第1電圧よりも高い第2電圧の印加において前記第1抵抗よりも高い第2抵抗を有する第2状態(高抵抗状態HRS)と、前記第1電圧と前記第2電圧の間の第3電圧の印加において前記第1抵抗と前記第2抵抗の間の第3抵抗を有する第3状態(中間抵抗状態MRS)と、を有する記憶層220に、前記第1、第2及び第3電圧少なくともいずれかの電圧を印加して、前記記憶層220に情報の記録を行う。
本実施形態に係る情報記録方法によって、高密度化が容易で制御性が高い、多値記録が可能な抵抗変化型の情報記録方法が提供できる。
そして、記憶層220の抵抗状態を読み出し、前記読み出された抵抗状態に基づいて、電圧を変えて前記記憶層220に情報を記録することができる。
また、記憶層220が高抵抗状態HRSから低抵抗状態LRSに変化する電圧(電圧V04)以上の電圧(電圧V4)を記憶層220に印加した後、前記第3電圧を記憶層220に印加することができる。すなわち、表1に例示した条件の電圧を記憶層220に印加することができる。
また、図12に例示したように、記憶層220に、前記第1電圧よりも大きく前記第2電圧よりも小さいVxの値の電圧を印加する第1工程を行い、その後、記憶層220の抵抗の状態を読み出す第2工程を行い、読み出された抵抗が高抵抗状態HRSであった場合は、前記Vxよりも小さい値を新たなVxとし、読み出された抵抗が低抵抗状態LRSであった場合は、前記Vxよりも大きい値を新たなVxとし、前記第1工程及び前記第2工程を繰り返して行い、中間抵抗状態MRSを書き込むことができる。
この時、前記第1工程と前記第2工程の繰り返しの回数が所定の回数を超えた場合は、記憶層200が高抵抗状態HRSから低抵抗状態LRSに変化する電圧(電圧V04)以上の電圧(電圧V4)を記憶層220に印加した後に、前記第1工程と前記第2工程を実施することができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、不揮発性記憶装置及び情報記録方法を構成する各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述した不揮発性記憶装置及び情報記録方法を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての不揮発性記憶装置及び情報記録方法も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明によれば、高密度化が容易で制御性が高い、多値記録が可能な抵抗変化型の不揮発性記憶装置及び情報記録方法が提供される。

Claims (15)

  1. 第1電圧の印加において第1抵抗を有する第1状態と、
    前記第1電圧よりも高い第2電圧の印加において前記第1抵抗よりも高い第2抵抗を有する第2状態と、
    前記第1電圧と前記第2電圧の間の第3電圧の印加において前記第1抵抗と前記第2抵抗の間の第3抵抗を有する第3状態と、
    を有する記憶層と、
    前記記憶層に、前記第1、第2及び第3電圧少なくともいずれかの電圧を印加して、前記記憶層に情報の記録を行う駆動部と、
    を備え
    前記第1電圧から前記第3電圧を経て前記第2電圧への印加電圧の上昇において、前記記憶層の抵抗は不連続に変化することを特徴とする不揮発性記憶装置。
  2. 前記駆動部は、前記記憶層の抵抗状態を読み出し、前記読み出された抵抗状態に基づいて、電圧を変えて前記記憶層に情報を記録することを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  3. 前記駆動部は、前記記憶層が前記第2状態から前記第1状態に変化する電圧以上の電圧を前記記憶層に印加した後、前記第3電圧を前記記憶層に印加することを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  4. 前記駆動部は、
    前記記憶層に、前記第1電圧よりも高く前記第2電圧よりも低いVxの値の電圧を印加する第1工程を行い、
    その後、前記記憶層の抵抗の状態を読み出す第2工程を行い、
    前記第2工程で読み出された抵抗が前記第2状態であった場合は、前記Vxよりも低い値を新たなVxとし、
    前記第2工程で読み出された抵抗が前記第1状態であった場合は、前記Vxよりも高い値を新たなVxとし、
    前記第1工程及び前記第2工程を繰り返して行い、前記第3状態を書き込むことを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  5. 前記第2工程で読み出された抵抗が前記第2状態であった場合における前記新たなVxと前記第1工程におけるVxとの差の絶対値は、
    前記第2工程で読み出された抵抗が前記第1状態であった場合における前記新たなVxと前記第1工程におけるVxとの差の絶対値よりも大きいことを特徴とする請求項記載の不揮発性記憶装置。
  6. 前記駆動部は、前記第1工程及び前記第2工程の繰り返しの回数が所定の回数を超えた場合は、前記記憶層が前記第2状態から前記第1状態に変化する電圧以上の電圧を前記記憶層に印加した後に、前記第1工程及び前記第2工程を実施することを特徴とする請求項記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記駆動部は、パルスの電圧、時間幅、波形及びデューティ比の少なくともいずれかを変えて、前記記憶層に電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  8. 前記記憶層を挟むようにして設けられたワード線及びビット線をさらに備え、
    前記駆動部は、前記ワード線及び前記ビット線を介して、前記記憶層に前記第1、第2及び第3電圧の少なくともいずれかの電圧を印加することを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  9. 前記記憶層は、異なる種類の金属元素と酸素とを含む化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の不揮発性記憶装置。
  10. 第1電圧の印加において第1抵抗を有する第1状態と、
    前記第1電圧よりも高い第2電圧の印加において前記第1抵抗よりも高い第2抵抗を有する第2状態と、
    前記第1電圧と前記第2電圧の間の第3電圧の印加において前記第1抵抗と前記第2抵抗の間の第3抵抗を有する第3状態と、
    を有する記憶層に、前記第1、第2及び第3電圧少なくともいずれかの電圧を印加して、前記記憶層に情報の記録を行い、
    前記第1電圧から前記第3電圧を経て前記第2電圧への印加電圧の上昇において、前記記憶層の抵抗は不連続に変化することを特徴とする情報記録方法。
  11. 前記記憶層の抵抗状態を読み出し、前記読み出された抵抗状態に基づいて、電圧を変えて前記記憶層に情報を記録することを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
  12. 前記記憶層が前記第2状態から前記第1状態に変化する電圧以上の電圧を前記記憶層に印加した後、前記第3電圧を前記記憶層に印加することを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
  13. 前記記憶層に、前記第1電圧よりも高く前記第2電圧よりも低いVxの値の電圧を印加する第1工程を行い、
    その後、前記記憶層の抵抗の状態を読み出す第2工程を行い、
    前記第2工程で読み出された抵抗が前記第2状態であった場合は、前記Vxよりも低い値を新たなVxとし、
    前記第2工程で読み出された抵抗が前記第1状態であった場合は、前記Vxよりも高い値を新たなVxとし、
    前記第1工程及び前記第2工程を繰り返して行い、前記第3状態を書き込むことを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
  14. 前記第2工程で読み出された抵抗が前記第2状態であった場合における前記新たなVxと前記第1工程における前記Vxとの差の絶対値は、
    前記第2工程で読み出された抵抗が前記第1状態であった場合における前記新たなVxと前記第2工程における前記Vxとの差の絶対値よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
  15. 前記第1工程及び前記第2工程の繰り返しの回数が所定の回数を超えた場合は、前記記憶層が前記第2状態から前記第1状態に変化する電圧以上の電圧を前記記憶層に印加した後に、前記第1工程及び前記第2工程を実施することを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
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