JP5171378B2 - オフセット補正回路及びオフセット補正方法 - Google Patents

オフセット補正回路及びオフセット補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、集積回路の製造ばらつき等に起因するオフセット電圧を補正し得るオフセット補正回路に関する。
従来から、センサADコンバータなどの集積回路では、その回路の基準となる基準電圧を電源電圧と接地電圧との間の任意の比の値とすることがある。
しかしながら、センサの感度や分解能が向上すると、基準電圧のわずかな誤差がオフセット電圧となり、集積回路の出力に大きな影響を及ぼすことになる。例えば、GMRセンサ等のリニアセンサにおいてはオフセット電圧が生じると、分解能を維持しつつダイナミックレンジを保証できなくなることがある。
オフセット電圧は、抵抗素子の抵抗値のばらつきに起因するものである。本発明者らの検討によれば、集積回路の抵抗素子の抵抗値は1%程度のばらつきがある状態で製造される。
そこで、半導体による微小な集積回路では、レーザートリミングにより抵抗値を調整する場合がある(例えば特許文献1参照)。
特開平8−23129号公報
上述のレーザートリミングによる調整方法でもオフセット電圧の補正は可能である。
しかしながら、レーザートリミングを用いて抵抗値を調整すると、作業コストが多大となる。また、作業時間の分、集積回路の出荷までに要する時間が延びることになる。また、抵抗値自体を調整していることから、集積回路が経年変化した場合にオフセット電圧の発生を抑えることができない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、上記のような、集積回路の抵抗素子の1%程度の製造ばらつき等に起因するオフセット電圧を補正し得るオフセット補正回路を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するために以下の手段を講じる。
請求項1に対応する発明は、電源を第2スイッチ、第1抵抗、第2抵抗及び第4スイッチの順に接続して接地した第1電圧発生回路と、前記電源を第3スイッチ、前記第2抵抗、前記第1抵抗及び第1スイッチの順に接続して接地した第2電圧発生回路と、前記第1抵抗と前記第2抵抗との間の接続ノードと接続し、該接続ノードを介して前記電源から補正前電圧が入力される第1入力端子と、該補正前電圧に対する参照電圧が入力される第2入力端子とを有するコンパレータと、前記コンパレータの出力端子と接続し、前記参照電圧が前記補正前電圧より高いときは下方信号を出力し、前記参照電圧が前記補正前電圧より低いときは上方信号を出力する論理回路と、基準電圧値を含む範囲で数段階の参照電圧値が設定されており、前記論理回路から下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分低くした新たな参照電圧を出力し、前記論理回路から上方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分高くした新たな参照電圧を出力するDA変換器と、前記DA変換器と接続する第3抵抗と、前記第3抵抗と前記コンパレータの第2入力端子とを接続するか、該第3抵抗と前記接続ノードとを接続するかを切り換える第5スイッチと、前記論理回路の上方信号及び下方信号の出力回数を計数し、該出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、前記第1電圧発生回路と前記第2電圧発生回路の各スイッチを選択的に制御する制御回路とを備え、前記制御回路としては、キャリブレーション信号が入力されると、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオンにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオフにして、前記コンパレータの第1入力端子に補正前電圧を入力する手段と、前記キャリブレーション信号が入力されると、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記コンパレータの第2入力端子との接続にして、該第2入力端子に参照電圧を入力する手段と、前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数を計数する手段と、前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記接続ノードとの接続に切り換える手段と、前記切り換える手段による切り換え以降に、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオフにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオンにして、前記接続ノードから出力される電圧を基準電圧として出力する手段とを備え、前記DA変換器としては、前記論理回路から上方信号又は下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値の変化分の半分の値を、該前回の参照電圧値に加減して新たな参照電圧値として出力するオフセット補正回路である。
請求項に対応する発明は、請求項1に対応するオフセット補正回路に用いられるオフセット補正方法であって、キャリブレーション信号が入力されると、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオンにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオフにして、前記コンパレータの第1入力端子に補正前電圧を入力する補正前電圧入力ステップと、前記キャリブレーション信号が入力されると、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記コンパレータの第2入力端子との接続にして、該第2入力端子に参照電圧を入力する参照電圧入力ステップと、前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数を計数する計数ステップと、前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記接続ノードとの接続に切り換える切換ステップと、前記切換ステップによる切り換え以降に、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオフにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオンにして、前記接続ノードから出力される電圧を基準電圧として出力する基準電圧出力ステップとを備えたオフセット補正方法である。
<作用>
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより、以下の作用を有する。
請求項1に対応する作用は、電源を第2スイッチ、第1抵抗、第2抵抗、第4スイッチの順に接続して接地した第1電圧発生回路と、電源を第3スイッチ、第2抵抗、第1抵抗、第1スイッチの順に接続して接地した第2電圧発生回路と、第1抵抗と第2抵抗との間の接続ノードを介して電源から補正前電圧が入力される第1入力端子と、該補正前電圧に対する参照電圧が入力される第2入力端子とを有するコンパレータと、コンパレータの出力端子と接続し、参照電圧が補正前電圧より高いときは下方信号を出力し、参照電圧が補正前電圧より低いときは上方信号を出力する論理回路と、論理回路から下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分低くした新たな参照電圧を出力し、論理回路から上方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分高くした新たな参照電圧を出力するDA変換器と、DA変換器と接続する第3抵抗とコンパレータの第2入力端子とを接続するか、第3抵抗と接続ノードとを接続するかを切り換える第5スイッチと、論理回路の上方信号及び下方信号の出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、第1電圧発生回路と第2電圧発生回路の各スイッチを選択的に制御する制御回路とを備えたオフセット補正回路であるので、参照電圧を補正前電圧に近似させた後、第5スイッチの切り換え前後の電圧の平均値をとることにより、集積回路の製造ばらつき等に起因するオフセット電圧を補正することができる。
請求項1・2に対応する作用は、制御回路が、キャリブレーション信号が入力されると、第1スイッチ及び第3スイッチをオンにするとともに、第2スイッチ及び第4スイッチをオフにし、第5スイッチを第3抵抗とコンパレータの第2入力端子との接続にし、論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、第5スイッチを第3抵抗と接続ノードとの接続に切り換え、第1スイッチ及び第3スイッチをオフにするとともに、第2スイッチ及び第4スイッチをオンにして、接続ノードから出力される電圧を基準電圧として出力するので、接続ノードNからの基準電圧を一定にすることができる。
請求項に対応する作用は、DA変換器が、論理回路から上方信号又は下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値の変化分の半分の値を、前回の参照電圧値に加減して新たな参照電圧値として出力するので、参照電圧と補正前電圧とをDA変換器の分解能に対応する設定回数比較すれば、参照電圧を補正前電圧に近似させることができる。
本発明によれば、集積回路の製造ばらつき等に起因するオフセット電圧を補正することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
(オフセット補正回路の構成)
図1は本発明の第1の実施形態に係るオフセット補正回路10の構成を示す模式図である。
オフセット補正回路10は、第1電圧発生回路11・第2電圧発生回路12・コンパレータ13・論理回路14・DA変換器(DACとも表記する)15・ボルテージホロワ16・制御回路20を備えている。また、このオフセット補正回路10には、第1抵抗R1〜第3抵抗R3と、第1スイッチSW1〜第5スイッチSW5とが用いられている。
第1抵抗R1及び第2抵抗R2は電圧発生回路11・12に用いられるものであり、第3抵抗R3はDA変換器15と接続するものである。各抵抗R1〜R3の値は、R1=R2=2Rであり、R3=Rである。なお一般的には、各抵抗R1〜R3の値は、製造工程に起因して1%程度のばらつきが生じる。
第1スイッチSW1〜第4スイッチSW4は、電圧発生回路11・12に用いられるスイッチであり、制御回路20によりオン−オフ制御される。ここでは、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3の状態がオン−オフのとき、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4の状態がオフ−オンとなる。
第5スイッチSW5は、第3抵抗R3とコンパレータ13の第2入力端子13Bとを接続するか、第3抵抗R3と接続ノードNとを接続するかを切り換えるスイッチである。
第1電圧発生回路11は、電源5を第2スイッチSW2・第1抵抗R1・第2抵抗R2・第4スイッチSW4の順に接続して接地した回路である。
第2電圧発生回路12は、電源5を第3スイッチR3・第2抵抗R2・第1抵抗R1・第1スイッチSW1の順に接続して接地した回路である。
コンパレータ13は、2つの入力電圧の差電圧を増幅して出力する回路である。ここでは、コンパレータ13の第1入力端子13Aには、第1抵抗R1と第2抵抗R2との接続ノードNが接続され、第2入力端子13Bには第5スイッチSW5が接続される。そして、第1入力端子13Aには補正前電圧が入力され、第2入力端子13Bには参照電圧が入力される。コンパレータ13の出力端子は、論理回路14と接続しており、参照電圧が補正前電圧より高いときはプラスの電圧を出力し、参照電圧が補正前電圧より低いときはマイナスの電圧を出力する。なお、コンパレータ13の精度は、一般的な製造技術を用いて高精度にすることが可能である。
論理回路14は、コンパレータ13の出力端子と接続しており、コンパレータ13からのプラスの電圧が入力されたときは「下方信号」を出力し、コンパレータ13からマイナスの電圧が入力されたときは「上方信号」を出力する機能を有している。例えば、補正前電圧が1.53Vであるとき、参照電圧が1.5Vであれば上方信号が出力され、参照電圧が1.55Vであれば下方信号が出力される。
DA変換器15は、基準電圧値を含む範囲の参照電圧値が設定されており、論理回路14から下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分低くした新たな参照電圧を出力し、論理回路14から上方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分高くした新たな参照電圧を出力するものである。なお、DA変換器15は電源電圧から電力供給を受けている。
以下、DA変換器15の機能について例を挙げて説明する。
一般に、DA変換器15の分解能は8ビットやそれ以上の階調とされるが、ここでは説明が複雑になるのを避けるため、前提として、DA変換器15の分解能が2ビットであり、基準電圧値1.5Vに対して1.4V〜1.6Vの範囲が設定されているとする。DA変換器15の分解能が2ビットであるので、DA変換器15は2=4段階に設定される。すなわち、1.4V〜1.45V、1.45V〜1.5V、1.5V〜1.55V、1.55V〜1.6Vの4段階の範囲に対応して参照電圧値が設定されることになる。このような前提のもと、補正前電圧が1.53Vであり参照電圧の初期設定値が1.5Vであるとすると、図2(A)に示す状態となるので、論理回路14からDA変換器15へは上方信号が出力される。そのため、DA変換器15では、参照電圧を次の設定段階分高くした1.55Vにする。DA変換器15が参照電圧を次の設定段階分高くした場合には、補正前電圧と参照電圧との関係は図2(B)に示す状態となる。そのため、論理回路14からDA変換器15へは下方信号が出力される。図2(B)に示す状態では、参照電圧と補正前電圧とは2回比較されたことになるので、DA変換器15の分解能が2ビットの場合、ここで処理が終了される。そして、DA変換器15では、図2(C)に示すように、前回の参照電圧値1.55Vの変化分0.5Vの半分の値0.25Vを、前回の参照電圧値1.55から減らして、新たな参照電圧値1.525Vとして設定する。なお、DA変換器15では、前々回の参照電圧値を記憶しておく必要はない。
なお、DA変換器15の設定範囲は、抵抗値のバラツキが1%の範囲で、安全率をもたせた範囲に調整される。また、DA変換器15の設定は4段階に限られるものではなく、設定を細かくすればするほど参照電圧を補正前電圧に近づけることが可能となる。一般的には、分解能8ビット(256段階)以上が用いられる。8ビットの場合、1ビット当たり0.5mVで256階調なので、参照電圧の設定範囲は基準電圧値1.5Vに対して約±65mVの範囲となる。ただし、DA変換器15の設定を細かくしすぎると、回路面積を大きくする必要が生じる。また、回路面積の増加に伴い価格が高くなる。
ボルテージホロワ16は、インピーダンスの変換あるいは調整するために用いられるものである。このボルテージホロワ16は、DA変換器15と第3抵抗R3との間に接続される。
制御回路20は、外部からの「キャリブレーション信号」の入力に応じて、論理回路14の上方信号及び下方信号の出力回数を計数し、その出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、第1電圧発生回路11と第2電圧発生回路12の各スイッチを選択的に制御する回路である。
制御回路20にはカウンタが組み込まれており、論理回路14の上方信号及び下方信号の出力回数を計数する機能を有している。また、制御回路20は、カウンタにより計数した出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、後述する手順により、各スイッチSW1〜SW5を制御する。なお、設定回数は、DA変換器15の参照電圧値のビット数と対応する。DA変換器が2ビットに設定されていれば、設定回数は2回となり、3ビットだと3回となる。
(オフセット補正方法)
次に本実施形態に係るオフセット補正回路10によるオフセット補正方法について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、以下の説明において、基準電圧値は1.5Vであり、DA変換器15は1.4V〜1.6Vの範囲で4段階の参照電圧値を出力するものとする。また、DA変換器15が4段階(=2)に設定されているので、設定回数は「2回」である。
始めに、オフセット補正の開始を指示する「キャリブレーション信号」が外部のICから制御回路20に入力される(ステップS1)。
制御回路20は、キャリブレーション信号の入力に応じて、図4に示すように、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオンにするとともに、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオフにする(ステップS2)。これにより、接続ノードNを介して、コンパレータ13の第1入力端子13Aに補正前電圧が入力される。
また、制御回路20は、キャリブレーション信号の入力に応じて、第5スイッチSW5を、第3抵抗R3とコンパレータ13の第2入力端子13Bとの接続状態にする(ステップS3)。これにより、第2入力端子13Bに参照電圧が入力される。なお、参照電圧は、DA変換器15から出力されている。
続いて、コンパレータ13において、補正前電圧と参照電圧とが比較される(ステップS4)。コンパレータ13は、参照電圧が補正前電圧より低いときは、マイナスの電圧を論理回路14へ出力する(ステップS4−Yes)。これを受けて、論理回路14ではDA変換器15に「上方信号」を出力する(ステップS5)。また、DA変換器15では、論理回路14から上方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分高くした新たな参照電圧を出力する(ステップS6)。
例えば、補正前電圧が1.53Vであり参照電圧の初期設定値が1.5Vであるとすると、論理回路14からDA変換器15へ上方信号が出力される。これにより、DA変換器15において、参照電圧が次のレベルである1.55Vに設定される。
論理回路14からDA変換器15に上方信号又は下方信号が出力された場合、その上方信号又は下方信号の出力回数iが制御回路20により計数される。そして、制御回路20により、出力回数iが予め設定された設定回数に達したか否かが判定される。出力回数iが設定回数に達していない場合、出力回数iがインクリメントされてステップS4に戻る(ステップS7−No,S8)。
先の例では、この段階において、参照電圧は1.55Vである。それゆえ、ステップS4に戻った場合、論理回路14からDA変換器15に下方信号が出力される(ステップS4−No,S9)。DA変換器15では、論理回路14から下方信号が入力されると、前回の参照電圧値を設定段階分低くした新たな参照電圧を出力する(ステップS10)。ここでは、前回の参照電圧値1.55Vの変化分0.5Vの半分の値0.25Vを、前回の参照電圧値1.55Vから減らして、新たな参照電圧値1.525Vとする。
ステップS7において、論理回路14からの上方信号又は下方信号の出力回数iが設定回数に達した場合、制御回路20が第5スイッチSW5を、第3抵抗R3と接続ノードNとの接続状態に切り換える(ステップS7−Yes,S11)。
それから、制御回路20が、第5スイッチSW5の接続状態の切り換え以降に、第1スイッチSW1及び第3スイッチSW3をオフにするとともに、第2スイッチSW2及び第4スイッチSW4をオンにする(ステップS12)。これにより、オフセット補正回路10は、図5に示すような状態となる。また、オフセット補正回路10の接続ノードNから出力される電圧は、第1電圧発生回路11と第2電圧発生回路12との平均値となるので、後述するようにオフセットが補正されていることになる。
この後、オフセット補正回路10の接続ノードNから出力される電圧が「基準電圧」として利用される(ステップS13)。
(オフセット回路の作用効果)
以上説明したように、本実施形態に係るオフセット補正回路10では、第1スイッチSW1・第3スイッチSW3をオンにし、第2スイッチSW2・第4スイッチSW4をオフにして、補正前電圧とDA変換器15の参照電圧とを近似させ、その後、第1スイッチSW1・第3スイッチSW3をオフにし、第2スイッチSW2・第4スイッチSW4をオンにすることにより、接続ノードNからの基準電圧を一定にすることができる。要するに、前の電圧値を覚えておいて、電源5の接続を切り換え、切り換え前後の電圧の平均値をとることにより、集積回路の製造ばらつき等に起因するオフセット電圧を補正している。
補足すると、第1スイッチSW1・第3スイッチSW3がオフであり、第2スイッチSW2・第4スイッチSW4がオンであるときは、オフセット補正回路10は図6(A)の状態となる。ここで、R2・R1に製造ばらつきがある場合、接続ノードNからの出力電圧はVDD/2+ΔVとなる。一方、第1スイッチSW1・第3スイッチSW3がオンであり、第2スイッチSW2・第4スイッチSW4がオフであるとき、オフセット補正回路10は図6(B)の状態となる。このとき、出力電圧はVDD/2−ΔVとなる。それゆえ、補正前電圧とDA変換器15の参照電圧とを近似させてから、スイッチを切り換えると、図6(C)と等価の回路が構成される。ここで、R1=R2=2R,R3=Rとすると、R1,R2の合成インピーダンスとR3とは等しいので、接続ノードNからの出力電圧は、図6(A)の出力電圧と図6(B)の出力電圧との平均値となりVDD/2となる。具体的には、図6(A)の状態のときに1.53Vの電圧が出力されると、図6(B)の状態では1.47Vの電圧が出力される。ゆえに、図6(C)の状態では1.5Vの電圧が出力され、オフセットが補正された基準電圧が出力されることになる。
なお、本実施形態に係るオフセット補正回路10では、DA変換器15が、論理回路14から上方信号又は下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値の変化分の半分の値を、前回の参照電圧値に加減して新たな参照電圧値として出力するので、参照電圧と補正前電圧とをDA変換器15の分解能に対応する設定回数比較すれば、参照電圧を補正前電圧に近似させることができる。
また、本実施形態に係るオフセット補正回路10では、電源電圧の絶対値からオフセット電圧を補正しているわけではない。それゆえ、各抵抗R1・R2が経年変化した場合でも、オフセット電圧を補正することができる。また、電圧の絶対値を計測する回路が不要であるので、回路規模を格段に小さくできる。
また、本実施形態に係るオフセット補正回路10では、オフセットの補正に要する時間がDA変換器15の動作時間のみで済むため非常に短い。それゆえ、オフセット補正回路10を各種センサに組み込んだ場合、測定する対象物に対して十分に早い時間でオフセット電圧を補正できる。
また、本実施形態に係るオフセット補正回路10を各種センサに組み込めば、オフセット電圧の出力が不感帯を超えないようにすることができる。それゆえ、ダイナミックレンジを維持しつつ分解能の高いセンサ等を提供することができる。
<その他>
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るオフセット補正回路10の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るDA変換器15の機能を説明するための図である。 同実施形態に係るオフセット補正方法を説明するためのフローチャートである。 同実施形態に係るオフセット補正回路の補正前の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るオフセット補正回路の補正後の構成を示す模式図である。 同実施形態に係るオフセット補正回路の作用効果を説明するための図である。
符号の説明
5・・・電源、10・・・オフセット補正回路、11・・・電圧発生回路、12・・・電圧発生回路、13・・・コンパレータ、14・・・論理回路、15・・・DA変換器、16・・・ボルテージホロワ、20・・・制御回路、R1・・・第1抵抗、R2・・・第2抵抗、R3・・・第3抵抗、SW1・・・第1スイッチ、SW2・・・第2スイッチ、SW3・・・第3スイッチ、SW4・・・第4スイッチ、SW5・・・第5スイッチ。

Claims (2)

  1. 電源を第2スイッチ、第1抵抗、第2抵抗及び第4スイッチの順に接続して接地した第1電圧発生回路と、
    前記電源を第3スイッチ、前記第2抵抗、前記第1抵抗及び第1スイッチの順に接続して接地した第2電圧発生回路と、
    前記第1抵抗と前記第2抵抗との間の接続ノードと接続し、該接続ノードを介して前記電源から補正前電圧が入力される第1入力端子と、該補正前電圧に対する参照電圧が入力される第2入力端子とを有するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力端子と接続し、前記参照電圧が前記補正前電圧より高いときは下方信号を出力し、前記参照電圧が前記補正前電圧より低いときは上方信号を出力する論理回路と、
    基準電圧値を含む範囲で数段階の参照電圧値が設定されており、前記論理回路から下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分低くした新たな参照電圧を出力し、前記論理回路から上方信号が入力された場合、前回の参照電圧値を設定段階分高くした新たな参照電圧を出力するDA変換器と、
    前記DA変換器と接続する第3抵抗と、
    前記第3抵抗と前記コンパレータの第2入力端子とを接続するか、該第3抵抗と前記接続ノードとを接続するかを切り換える第5スイッチと、
    前記論理回路の上方信号及び下方信号の出力回数を計数し、該出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、前記第1電圧発生回路と前記第2電圧発生回路の各スイッチを選択的に制御する制御回路と
    を備え
    前記制御回路は、
    キャリブレーション信号が入力されると、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオンにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオフにして、前記コンパレータの第1入力端子に補正前電圧を入力する手段と、
    前記キャリブレーション信号が入力されると、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記コンパレータの第2入力端子との接続にして、該第2入力端子に参照電圧を入力する手段と、
    前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数を計数する手段と、
    前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記接続ノードとの接続に切り換える手段と、
    前記切り換える手段による切り換え以降に、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオフにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオンにして、前記接続ノードから出力される電圧を基準電圧として出力する手段と
    を備え、
    前記DA変換器は、
    前記論理回路から上方信号又は下方信号が入力された場合、前回の参照電圧値の変化分の半分の値を、該前回の参照電圧値に加減して新たな参照電圧値として出力する
    ことを特徴とするオフセット補正回路。
  2. 請求項1に記載のオフセット補正回路に用いられるオフセット補正方法であって、
    キャリブレーション信号が入力されると、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオンにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオフにして、前記コンパレータの第1入力端子に補正前電圧を入力する補正前電圧入力ステップと、
    前記キャリブレーション信号が入力されると、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記コンパレータの第2入力端子との接続にして、該第2入力端子に参照電圧を入力する参照電圧入力ステップと、
    前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数を計数する計数ステップと、
    前記論理回路からの上方信号又は下方信号の出力回数が予め設定された設定回数に達した場合、前記第5スイッチを前記第3抵抗と前記接続ノードとの接続に切り換える切換ステップと、
    前記切換ステップによる切り換え以降に、前記第1スイッチ及び前記第3スイッチをオフにするとともに、前記第2スイッチ及び前記第4スイッチをオンにして、前記接続ノードから出力される電圧を基準電圧として出力する基準電圧出力ステップと
    を備えたことを特徴とするオフセット補正方法。
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